00:00 イントロダクション
02:57 あの歌を憶えている
監督 / ミシェル・フランコ 出演 / ジェシカ・チャステイン、ピーター・サースガード、メリット・ウェヴァー、ブルック・ティンバー、エルシー・フィッシャー、ジェシカ・ハーパーほか
15:18 ブルータリスト
監督 / ブラディ・コーベット 出演 / エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディほか
28:22 ノー・アザー・ランド 故郷は他にない
監督 / バーセル・アドラー、ユヴァル・アブラハーム、ハムダーン・バラール、ラヘル・ショール
37:53 奇麗な、悪
監督 / 奥山和由 出演 / 瀧内公美ほか
ここ2週間でアノーラ、ブルータリスト、ノーアザーランド観てきましたがそれぞれの魅力がある作品で比較できないですね。個人的にはアノーラが好きですが、多くの人が今観るべき作品と言われたらノーアザーランド一択です。本作こそ分断が迫られるこの時代に必要な重要な作品だと思います。
今週はアカデミー賞で盛り上がりそうですが、アカデミーの良心を発信できるか注目です!
イスラエル建国の思想的基盤であるシオニズムはもともとは16世紀に生まれたキリスト教プロテスタントのカルト的イデオロギーで、それを19世紀にヨーロッパやロシアで迫害されていたユダヤ人が近代国家主義(ナショナリズム)と融合させました。第一次世界大戦後パレスチナの地をイギリスが植民地化することに乗じて、ユダヤ人、とりわけ東欧ロシア系のユダヤ人が入植し始めました。ですので、イスラエルは典型的なヨーロッパ的植民地支配なのです。20世紀後半からの欧米と中東との対立の激化、とりわけ2001年9月11日以来欧米は自分たちの権力体制にとって都合の悪い勢力に“テロリスト”のレッテルを貼ってきましたが、その流れで2023年10月23日の攻撃も非難しています。つまり、“テロリズム”にまつわる言説は、多分に欧米ご都合主義の“ナラティブ”の色合いが強いのです。ちなみに、アメリカ人哲学者ジュディス・バトラー(ユダヤ系)は10月23日の攻撃を「テロリズム」とは呼ばずに、不当な支配に抗する「武装抗争(armed resistance)」と呼んでいます。
ノーアザーランド、オスカー取りましたね! そこまで激賞されるならばぜひ見てこようと思います!