今回は「させていただく」シリーズの第3回です。「”させていただく”は謙譲語のお手軽セット」「動詞に含まれる距離感を調節するバランサー」「敬語を正しく使えない人にも優しくしよう」など、「させていただく」が嫌われながらも使われ続けている理由について話しました。
【目次】
0:00 めちゃくちゃな「させていただく」の現状
1:55 「させていただく」のあらすじと究極の問い
4:07 「着る」の謙譲語は?
9:31 「させていただく」は謙譲語のお手軽セット
15:38 敬語を正しく使えない人にも優しくしよう
21:58 「させていただく」と動詞の距離感
35:28 「させていただく」と公転とコロナ政策
39:18 敬意漸減した他の敬語
44:13 怪物扱いされた救世主「させていただく」
【参考文献のリンク】
○「させていただく」の使い方
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今回台本の監修をしてくださった椎名美智先生の著作。「させていただく三部作」のうち最も一般向けで、読むならまずここから。今回の台本のうち、最も参考にした本
○「させていただく」の語用論
→https://amzn.to/3nMN05K
「させていただく三部作」の最も最初の著作。研究書なので、まずは上の『~使い方』から読むべし。
○「させていただく」大研究
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「させていただく三部作」の最新作。椎名先生だけでなく、多くの先生が論考を寄せたオムニバス。「させていただく」に興味があったら次に手に取ってほしい本。
○ユリイカ 2022年8月号 特集=現代語の世界 ―若者言葉から語用論まで―
→https://amzn.to/3LSSoMT
椎名美智先生や、椎名先生と多く共著論文を書いている滝浦真人先生などが寄稿。このほか、青山学院大学の近藤泰弘先生の敬語に関する論考も面白い。
○日本の敬語論
→https://amzn.to/42LoMaO
上の滝浦先生の著作。日本の敬語にまつわる論争を整理し、見取り図を示す力作。たぶんいつかこの本の話もしたいとは思ってます。
○新・敬語論
→https://amzn.to/3W7rG81
『「させていただく」大研究』にも寄稿があった、社会言語学者の井上史雄先生の一般向け書籍。
○はじめての語用論
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語用論について勉強したければ、こちらもオススメ。
○敬語
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〇武装錬金
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〇ONE PIECE
→https://amzn.to/3Cx3x1k
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今回台本の監修をしてくださった椎名美智先生の著作。「させていただく三部作」のうち最も一般向けで、読むならまずここから。今回の台本のうち、最も参考にした本
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椎名美智先生や、椎名先生と多く共著論文を書いている滝浦真人先生などが寄稿。このほか、青山学院大学の近藤泰弘先生の敬語に関する論考も面白い。
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上の滝浦先生の著作。日本の敬語にまつわる論争を整理し、見取り図を示す力作。たぶんいつかこの本の話もしたいとは思ってます。
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『「させていただく」大研究』にも寄稿があった、社会言語学者の井上史雄先生の一般向け書籍。
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語用論について勉強したければ、こちらもオススメ。
○敬語
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「させていただく」、あるいは変形の「やらせていただく」は押し付けがましい気がするな…と避けていた派です。
「致します」の敬意の漸減は確かにな…と思いました。
勤務先のコールセンターでは「ご連絡を差し上げさして頂きます」「手続きをやらさせて頂きます」という用例を観測して頭を抱えていましたが、多少は許容…いや、やっぱダメかな…
私は返事や返信には「御」は使いません。使うことで幼児語のようになるからです。
「させていただく」は本来なら敬語、丁寧語化しにくいものに使うはずが、乱用しているから嫌がられる、と言う認識でよろしいでしょうか?
目上の人の前で準備不足の露呈=失礼だから着るの丁寧語ができない(失礼な内容を出す事が二重に失礼)のでは?
「お返事頂ける」「ご返信頂ける」は違和感ないけど「お返事遅れて」「ご返信遅れて」は違和感ある。
でも、「ご案内いたします」も「案内いたします」も違和感ないな…
申し訳ない盤面で自分から出すものに、接頭辞というか丁寧な表現をつけるのに違和感があるのかも??
るろうに剣心と武装錬金、母音がほとんど同じだ!!どうでもいいことに気付いた結果、その後の内容が頭に入らなくなりました。
るろうに剣心と武装錬金、母音がほとんど同じだ!!とどうでもいいことに気付いた結果、その後の内容が頭に入らなくなりました。
堀本さんの「見させていただく」と「拝見する」の話ですが、「拝見する」だと資料のイメージが強く、作品を観た時の感動が薄れて伝わりそうだと思い、「見させていただく」を使いたくなります。教科書的には「見る」と「観る」の謙譲語は「拝見する」となっているようですが、実際は区別されているように感じます。
「〜させていただく」は相手に許可をもらったり相手が不利益を大目に見てくれる状況でつかいますよね。
この点に関してはほぼ全員同意するところだと思います。
でも、謙譲語を欠く動詞につけることで、意識的に日本語の敬語の体系を完成させる目的で使うわけではありませんよね?
「させていただく」の素直な用法が、たまたま敬語体系の現状を便利なかたちに補強できるため、元の用法を無視した新たな敬語表現が現れた、と。
でも上司に対して「着させていただきます」は上司に不利益をもたらしていてそれを大目に見てもらっているので「〜させていただく」で正しいです。
「拝見いたします」でいいのに「見させていただきます」をあえて使う用法に対して、多くの人が許容できない状況に反論できていないと感じます。
現代社会で要請されたニーズに合っているのは事実だと思いますが、
元の用法を失っていないので、新たな敬語用法を嫌う意見に対しては反論になっていないと感じます。
お返事、ご返事のところは、
ご用意いたします、ご準備いたします
を例に考えたらやはり自分の動作でも相手のためにすることなら良いような気がしてます
提案して差し上げますは「提案する』っていう自分の動詞を差し上げる、提案差し上げるは自分とは関係ないモノとしての提案を差し上げるから恩着せがましくないよね
寝るとか着るとかは、相手から勧められた場合なら、
ありがとうございます。では、お言葉に甘えて…とかで誤魔化すか
あとは、そのようにいたします。とか?
〇〇するようにいたします。ってどういう位置付けになるんでしょうね
寒いからコート着なよ
→お心遣いありがとうございます。
それでは着るようにいたします。
なんかすぐ着るんじゃなくて後で着る感じに聞こえるなぁ
謙譲語は基本的に「生まれてすみません」の精神なので、表現が用意されてないのは結局「私にそんなことをする権利はそもそもない」ということなのかなと思ってます
お(ご)返事は美化語でええと思う。お茶、ご飯と同じかな。
「〜してさしあげる」と「〜さしあげる」の敬意の差は、「〜してあげる」と「〜をあげる」の違いにあると思います。「〜をあげる」は、単に物を渡す動作を表すのに対して、「〜してさしあげる」は、メインの意味「〜する」に「てめえに〜してやってんだぜ」的な意味を持つ「あげる」がついているので、敬意が損なわれているんじゃないでしょうか。
ビジネスメールでの「お返事」の感覚は堀元さんに近いなぁ。嫌悪感はないけど「かわいらしさ」を感じます。新卒など若手の方ならあんまり気にならないですが、それなりのベテランの方から来たら違和感ありそう。
「~いたします」に敬意漸減はまったく感じてなかったので、気をつけなければ。自分にとって最も敬意を表したい方でも「ご案内いたします」「ご説明いたします」使うし、違和感ない、、。
いつかごスパチャたらりむらせていただきたいと愚考する次第でありますが、250円を「やっす!」と言われてしまったのでしっかりメタモンが発動してしまったのでもう無理かもしれない。
足らり務るっていう微妙にありそうでない言葉を瞬時につくれる堀本さん…尊敬させて足らり務ります!
41:10
ごスパチャたらりむりますwwww
ご返信お返事はめちゃくちゃ違和感を抱き続けてる
「お返事」のヤギが食べちゃう感、めっちゃわかる
衛門なので、寝申し上げるのところでビクッとしちゃった
死ぬの謙譲語
み‐まか・る【身▽罷る】 の解説
[動ラ五(四)]《身が現世から罷 (まか) る意》死ぬ。特に、中古では、自己側の者の死の謙譲語。「安らかに―・る」
「いもうとの―・りにける時よみける」〈古今・哀傷・詞書〉
デジタル大辞林より
「死させていただきます。」
は、数ヶ月後また会おう!(祟るぞ)
のフラグですか?
敬語のミス云々は腹立つ立たないよりも、ボキャ貧だなあ とか 頭回らんなあ みたいに思われそうなのが怖いんだよな
ご返信やご案内、最終的に相手の手元に届くから丁寧に言ってる(美化語?)ように思いました。
中止はあくまで相手ではなく自分(イベント運営とか)が主体なので、ご中止は言わない、とか?
ちょい足しする調味料の例として出るのがバターで、北海道出身らしさを感じる
最近は一周回って「~仕る」の使い勝手が良いんじゃないかと思ってる
「させていただきます」を連発する人に私が嫌悪感を覚えるのは、「こんな頭の悪い話し方をする人と会話をしなければならない自分」に幻滅するからです。
大変気になっていた「させていただく」。痒い所に手が届くようなシリーズを、どうもありがとうございました。最近「ありません」を「ないです」という人が多いのも気になるので、是非こちらの問題も取り上げていただきたく存じ上げます。
返事 と 返信 の差異感 興味深いですね! もうすでにどなたか書かれておられるかもですが、、
私の感覚だと、返事は、Q&Aの単純返答の意が強く 重心がまだ相手からの発信文に寄りかかってるので ご返事 お返事が違和感なく、返信は、相手の発信文がきっかけとはいえ、すでに 内容に独立性が強いので、お返信 が、自分を高めるテイ に受け取られがちなのでは? と思います。
お・ごは相手の所作に付けるけど自身の所作には付けない派ですねえ
さくっとサムネみて、あ、コレ観たやつやって、思ったけど、違った シリーズ続いてたのか。 え? 5回まで、このタイトルで行くのは、さすが。
関係あるかわからんけど、個人的に、OOございますか?って聞き方はマジ違和感しかない
敬意は漸減しにくいだろうけど、使役の謙譲表現(〇〇をお願いする、的なニュアンス)に誤用される未来があるのではないかと愚考しました。
「ごスパチャ」って聞くとなぜか「誤チェストにごわす」ってセリフが思い浮かんでしょうがないのよ。