『怪物』レビュー この映画を「感動」で片付けてはいけない

『怪物』レビュー この映画を「感動」で片付けてはいけない



2023/6/2公開『怪物』のレビュー動画です。

この映画に対して「感動」「泣ける」「希望」といった感想が多いような気がして、モヤモヤしていたので自分の感想を動画にしました。
僕たち大人がもっと真剣に考えないと、あの子たちはいつになっても現実で幸せになれません。
「1人1人が正しくあろうとすることが、社会を正しくする。」(常守朱)
私の好きな言葉です。

0:00 導入
0:32 ネタバレなし感想
1:45 ネタバレあり感想
3:01 クィアとネタバレについて
4:20 ラストについて
5:46 まとめ

予告編:https://www.youtube.com/watch?v=S3XB1sFhQiA

●引用画像
“Kaibutsu (2023) – Photo Gallery” . Internet Movie Database . 2023 . https://www.imdb.com/title/tt23736044/mediaindex , (参照 2023-06-10)

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#怪物 #レビュー #映画

8 comments
  1. 新しい見方を教えていただきありがとうございます。今日初めて観てものすごいショックを受けたのでまた観に行きたいと思います。

  2. この映画を観た私の感想は「感動」「泣ける」「希望」ではなく、「当惑」でした。そうなったのは、主にクィア要素とラスト・シーンによるものです。
    あのラスト・シーンは、観客に委ねるという点では同じでも、(多分)常に「現実」を提示して終わった今までの是枝監督作品には無い「幻想」だったため、どう解釈すれば良いのか戸惑いました。期待して公開初日に観に行きそれから一週間以上経ちましたが、そこがまだ消化できないままです。
    そういうところがありますが、母親視点を初めに持って来て 以後観客の感情を揺さぶり続ける構成といい、エンタメとしての強度を持ちながらもしっかり考えさせるところなど、本当に素晴らしい作品ですね。

  3. 『肉体は死んだが魂は解放されて昇華した』と捉えました。
    2人が体いっぱいに喜び合い、駆け抜けていく…一瞬にも永遠にも感じられます。バッドエンドでもハッピーエンドでもなく。
    冒頭からの色々な台詞や景色、小道具がラストに繋がっていき、子供たちに悲しい嘘をつかせる【怪物】は、『親』なのか、『社会』なのか、本人たちの『意思』なのか?と考えます。
    2人は(特に湊は)自分の気持ちを言語化するのが難しい年頃、湊の目にたくさんの言葉にならない感情が宿っていて、その視線の先や空間に教授のピアノが響き胸が痛くなります。
    また、後に2人の城となる廃電車までの道中、依里に引っ張り上げられていた湊が終盤で依里を引っ張り上げる、依里を救いたい一心で行動する 等、湊の心と体の成長も描かれていました。小説も読んでみます。

  4. 自分にも無意識の加害性があるのではないか?は本当にそう思いました。映画の中でも限られた描写やセリフだけで放火の犯人や誰が怪物なのかを勝手に決めつけて見てしまっており、自分自身も怪物であり、同時に誰の心の中にも存在するこの感情こそが怪物なのかなと思いました。

  5. 湊にとっての怪物は自分自身でした。湊がありのままの自分を受け入れた、生まれかわらなくて良いのだと思えるようになったあのラストは希望にあふれた美しいシーンでした。仮に、電車の中から救出された湊の見た夢だったとしても、それからの彼は自分を否定することなく生きていけるでしょうね。同じクィアパルムを取った「Girl/ガール」のラストも希望に満ちたラストでしたね。

  6. 幸せになってないとも言い切れなくない?二人の愛し合うシーンを子役では表現が難しいためあのラストのイメージにしたのでは?

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