https://www.videonews.com/
マル激トーク・オン・ディマンド 第1155回(2023年5月27日)
ゲスト:東中竜一郎氏(名古屋大学大学院情報学研究科教授)
司会:神保哲生 宮台真司
誰でも使えるAIが登場した。ChatGPTというAIだ。これを2022年11月にアメリカのオープンAI社がネット上に無料で公開したことで、一般の市民がAIの急速な発達を身をもって実感することになった。
しかし、ChatGPTはAIの「すごさ」と「やばさ」の両方をわれわれに体感させてくれる。
マル激では2014年から3度、AIを様々な角度から取り上げてきたが、当時から、AIが特定の職業を奪うのではないかとか、教育の妨げになるのではないかといった懸念が指摘されてきた。しかし、その段階ではいずれもどこか遠い未来の話のような感覚があったことは否めなかった。しかし、ChatGPTが吐き出してくる、ごく自然でしっかり論理立てされている文章を見れば、その懸念がいよいよ現実のものになってきたと感じる人は多いだろう。
しかし、何はともあれ、まずはChatGPTを正当に評価する必要がある。これが生成する文章だけを見て、AI技術が突如として大幅に進歩したと考えるのはちょっと早計かもしれない。
ChatGPTというのは、オープンAI社が開発した「大規模言語モデル(LLM)」だ。インターネット上の文章を学習し、間違った出力をする場合は正しい回答を再び学習させることによって精度を上げている。このようなきれいな文章を生成するためには、単にネット上の文章を学習させるだけではだめで、入力文と応答文の実例を覚えさせる「ファインチューニング」や、人間の望むような回答を出力させる「アラインメント」といった作業が必要になる。そしてそのかなりの部分は人間の手で行われていると、名古屋大学大学院情報学研究科教授で対話型AIが専門の東中竜一郎氏は説明する。
専門家にとっては大規模言語モデル自体は数年前から登場しており、ChatGPTの技術は必ずしも真新しいものには見えないそうだ。強いて言うならば、何年もかけて大規模な学習データを蓄積させた点は目を見張るものがあるといったところか。しかし、ChatGPTが世界的に広く、しかも無料で公開されたことで、世界中で多くの人がAIが便利なツールになり得ることを実感してしまった。と同時に、AIの脅威や問題点も指摘されるようになり、AIは政治的なアジェンダとして広島サミットのデジタル大臣会合や教育大臣会合でも議題に上っている。
一方、世界では各地でChatGPTの使用を制限する動きがみられる。イタリアでは個人情報漏洩の恐れがあるとして、2023年3月末に先進国で始めて国内でのChatGPT一時使用禁止に踏み切った。現在は使用禁止が解除されているが、アメリカやオーストラリアでも一部の州の公立学校で、ChatGPTの使用が禁止されている。ただし、学校で使用を禁止する動きの背景には、授業の課題をChatGPTに書かせる生徒が続出することを懸念したものが大半のようだ。
また、生成AIと従来の著作権の概念をどう整合させるかという問題も深刻だ。アメリカでは5月2日から、ハリウッドの脚本家約1万1,500人が所属する団体WGA(Writers Guild of America=全米脚本家組合)がストライキを続けているが、組合側の要求の中には、AIで脚本を書くことやAIに自分たちの作品を学習させることを禁止せよというものが含まれている。
われわれ人間も日々たくさんの話を聞いたり本を読んだりして学習して文章力や表現力を付けていくが、人間が学習することとAIに学習させることの何が違うのかはAI論争の中でも中心的な議題になる。東中教授は現段階ではAIには創作意図があるとはいえない点が人間とは異なると指摘する。AIが吐き出す文章は、外部から与えられた「こういうものが好まれているらしい」という統計情報に基づいたものなので、創作意図は人間側が与えたプロンプトに依存しているという。しかし、われわれ人間が文章を書くときも、「こういうものが好まれているらしい」という判断基準を少なからず考慮に入れているのも事実だろう。
ChatGPTは何が画期的なのか、生成AIの技術はどこまで来ているのか、その技術が一般市民の手の届くところまで降りてきた今、あらたにどんな懸念が出てきているのか、その懸念は妥当なのかなどについて、名古屋大学大学院情報学研究科教授の東中竜一郎氏とジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した。
【プロフィール】
東中 竜一郎(ひがしなか りゅういちろう)
名古屋大学大学院情報学研究科教授
1976年大阪府生まれ。99年慶應義塾大学環境情報学部卒業。2008年同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(学術)。01年日本電信電話株式会社(NTT)入社。20年より現職。NTT人間情報研究所客員上席特別研究員、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授を兼務。人工知能学会理事。著書に『AIの雑談力』、『おうちで学べる人工知能のきほん』など。
宮台 真司 (みやだい しんじ)
東京都立大学教授/社会学者
1959年宮城県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は社会システム論。(博士論文は『権力の予期理論』。)著書に『日本の難点』、『14歳からの社会学』、『正義から享楽へ-映画は近代の幻を暴く-』、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』、共著に『民主主義が一度もなかった国・日本』など。
神保 哲生 (じんぼう てつお)
ジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表 ・編集主幹
1961年東京都生まれ。87年コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。クリスチャン・サイエンス・モニター、AP通信など米国報道機関の記者を経て99年ニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を開局し代表に就任。著書に『地雷リポート』、『ツバル 地球温暖化に沈む国』、『PC遠隔操作事件』、訳書に『食の終焉』、『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』など。
【ビデオニュース・ドットコムについて】
ビデオニュース・ドットコムは真に公共的な報道のためには広告に依存しない経営基盤が不可欠との考えから、会員の皆様よりいただく視聴料(月額500円+消費税)によって運営されているニュース専門インターネット放送局です。(www.videonews.com)
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
#マル激 #ChatGPT #東中竜一郎 氏 #神保哲生 #宮台真司 #AI #人工知能
世の中の問題解決がまるで出来ないポンコツ人間ばっか育つようになっちゃうのかなぁ?
グローバルサウスの理念は「人道によって世界を平和にする。」事だと思う、これは明らかに反中国共産党で反悪の枢軸国際金融資本家ネオコン(ロックフェラー民主党とロスチャイルドイギリス政府)だ、AI時代の人類の理念に昇華されて行くと思う。
正直あんまり凄い技術だと思えないし面白くもない
なんかこう言っちゃいけない風潮出来てますね
本来人間がやれば出来る事なのだから人間がやるべきだと思う。でないと人類は退化するような気がします。
なかなか面白い技術ですね。確実に業務効率できる使い方があるのでまず使うことが大事。頑なに遠ざけていると、使える人との間に生産性で差がつく可能性があるので要注意。専門知識に基づいて論理的に答えを導くような業務は置き換え可能との印象。
どんどんくだり坂しかない楽な社会に
なってるからみんな生きずらいだろうな、
「勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ….大事なのは、カルチベートされること」と言った太宰治の言葉を思い出しますね
小学校の時の担任が「人間は忘れるから生きていけるのだ」ということの意味が2~30年後になってはじめて理解できた。これが発酵するという意味なのでしょう。調べて済むというのはテンポラリー≒刹那的。それでは人間が人間である意味はないと思われる
宮台真司カット…w
そんな話は今じゃなくていい
きちんとした調べ物は図書館ですることという意識を社会に広げると共に、出版社が「確かな知」を提供することも大事だと思います。
めちゃ続きが見たくなりました。
ニコニコ動画に同時にアップ希望します。長らく有料会員ですが、ビデオニュースドットコムはプレイヤーとしては移動中に聴くのに適していないので…。😢
野蛮人の筋肉頭で斧とこん棒振り回す、弱肉強食、優生思想者の集団だから
進歩などしたくないって
もう答えは出てるけど
一応、議論するとすれば
なんで日本は国産のCHATGPTを作れなかったのか、そして作れないのか
そっちの方が問題でしょ。
😅宮台先生人生についてのお話し納得させられました、❤🎉😊
香港民主運動の応援として、海外に亡命した真なる香港人議会に呼応すべく、本チャンネルは二次創作作品「Frogheat」(原曲:アンソン・ローの「Megahit」)を制作しました。いいねと拡散をどうかお願いします✨
GPTの回答の整合性はあまり問題じゃないんですよねぇ。言うことを理解する自然言語処理技術とどっかのデータを拝借してなんとなく正しいだろうという回答を構築する仕組みがキモなところです。学習モデルが整うか、業態専用のモデルが各々構築されれば誤回答も少なくなっていくと思います。
AIはかなり極北というかメインから外れた存在でしたよね。かくのごとく記述したものをかくの如く正確に実行するが電算機でしたから
でも並列化の発達と仕組みの需要があったせいでまさかの一軍入り、世の中わかりませんね。stable diffusionなんかで思うのは、ここまで身近に感じるのはゲームとマイニングで発達したGPUと処理システムの再利用が大きいかもしれません。道具は揃ってたんだとおもいます。
これをどう利用するかと、利用した先にあったであろう個人情報の秘匿性みたいなのが今後の問題かとお思います。
GPTに関しては仕組み上やむを得ないのですが規制フィルタをかいくぐる手段がすでに発見されてイタチごっこです。中には説得的な要素で回避する手段もあるんで専門知識を持たずとも悪用できたりします。
もしこれが行政データにアクセスできて利用できようものならそこから引っこ抜かれる可能性もあるので、一考したほうがいいかもしれません。
AIが「人間」のシンタックス(文章だけでなく、あらゆる意味で)を破壊するかというところに注目していたが、むしろ、古臭い「人間」の温存と再生産の方向に行きそうな感じがするな。
人間の概念を超えたことを、人間はこれまでにやってきている。人間の概念を超えるのを特異点というなら、人間自体がすでに特異点を生きている。
むしろ、AIの保守性において、人間の実験性、前衛性を確認することになるだろう。
ニューロネットワークを模したものとくらいしか認識してないけど、大規模化によって何が起きるのか未知数だと思います。例えば、一般人が知りえない情報にアクセスできたり、みんなが好きな世論(集合体を偽装)を構築できたりする。それが人間が対処できる時間をはるかに短縮して実行出来るのは怖いですよ。
要は古典コンピューターで走らせてる以上は限界があるよねって話であって…、じゃあ量子コンピューターを使ったら?っていうステージに入ったら全然違うスケールの話になってくると思うけど…
そこまで余裕ぶっこいてられる話でもないと思うけどな。OPEN AIだって、本年中にAGIぶっこむぞって「予告」までしてるんだし…。
前に宮台氏が言ってた事だと記憶しているが(記憶違いならすいません)AIが人間に近づく事よりもAI以下の人間が大量発生していることが問題だという意味が自分がChatgpt使ってみてなるほどと思った。確かに知識が誤ったトンチンカンな回答もあるが、人間だって誤解なんて日常茶飯事。加えてChatgptは明確に良い事(差別反対や偉業など)は良いと言うし、明確に悪い事(暴力、戦争やナチスドイツ、大日本帝国など)は悪いと言う。それ以外は多面的で抑制的な温情回答が基本であり、これならばマシーンかそれ以下の差別な人間以上に重宝されても自然である。その未来が来るなら過去に書かれたAIディストピア小説など物笑いの種にしかならなくなるだろう。その上で高度で寛容な知性の持ち主が人間として真に触れ合いたいと尊敬される世の中が来るかも知れない。
ChatGPTが投げかけるAI新時代の諸課題とその先に見えるもの
それをchatGPTに問うて
回答を得ましょう
その為の人工知能でしょう
人間の進化論を基礎ベースにしている。チャットGPT
😂
文化系の人ばかりであれだけど、あれを使うとどんなコードも作成できますね。