トルコ150年の夢、海の底のトンネルを日本の技術がかなえました。

トルコ150年の夢、海の底のトンネルを日本の技術がかなえました。



トルコ・イスタンブールのボスポラス海峡。アジアとヨーロッパを海の底でつなぐ「トルコ150年の夢」を、日本の沈埋トンネル技術はどうやってかなえたのか。

アジアとヨーロッパを、海の底でつなぐ。
トルコ150年の夢を、日本の技術がかなえました。
トルコ最大の都市、イスタンブール。
街は、ボスポラス海峡で2つに分かれています。
海峡を渡る手段は、フェリーと橋だけでした。
海の底にトンネルを通す構想は、1860年の絵にも残っています。

選ばれたのは、沈埋トンネルです。
陸で造ったコンクリートの箱を、海の底に沈めてつなぐ方法です。
箱は全部で11個、長いものは135mもあります。
でも、ここは深すぎました。
最も深い所で水深60m、それまでの記録の約1.5倍です。
しかも海峡の流れは、上と下で向きが逆なんです。
箱を沈めるには、流れの穏やかな時間が36時間続く必要がありました。

では、流れが止まる時を待てばいい。
明石海峡なら、潮が止まる時間を前もって計算できます。
でもボスポラス海峡の流れは、風と気圧で変わります。
10時間ほどで、流れが急に変わることもありました。

そこで日本の技術者は、海そのものを予報することにしました。
気象データと現地の観測から、36時間先までの流れを予測するんです。
そして狙ったタイミングで、箱を一つずつ沈めていきました。
つなぎ目に求められた精度は、わずか1〜2cm。
2009年9月、11個すべての箱がつながりました。
2013年10月、海峡の下を走る鉄道が開通します。
150年の夢は、いまアジアとヨーロッパを毎日つないでいます。

📌 数字の出典
・笹川平和財団 Ocean Newsletter 第327号「厳しい海洋環境に挑んだボスポラス海峡横断鉄道トンネル」
https://www.spf.org/opri/newsletter/327_2.html
・JICA広報誌「J-World」2011年12月号
https://www.jica.go.jp/publication/j-world/1112/pdf/06.pdf
・土木学会 技術賞「世界最大水深・急潮流下の沈埋トンネル技術」
https://ftp.jsce.or.jp/prize/tech/files/2010_3.shtml

※地図以外の映像はAIによる再現イメージです。実際の施設・人物とは異なる場合があります。
地図:NASA Blue Marble / Contains modified Copernicus Sentinel data 2020–2022

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3 comments
  1. ところが、トンネルを通る電車がヒュンダイ・ロテム製なんだよね。やつらは「韓国技術がつなぐボスポラス」とか言って、まるでトンネルまで韓国企業が作ったように宣伝している。

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