米地銀が経営破綻… 背景には金融不安による「富裕層の預金引き出し」専門家が“日本への影響分析”【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

米地銀が経営破綻… 背景には金融不安による「富裕層の預金引き出し」専門家が“日本への影響分析”【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG



アメリカの地方銀行が経営破綻。全米で14番目に大きな銀行で、史上2番目の規模の破綻となりました。その背景や日本への影響についてみていきます。

■“不安の連鎖”が招いた経営破綻

日比麻音子キャスター:
アメリカでは銀行破綻が続いています。改めて詳しく見ていきます。

5月1日、全米で14位の資産規模(2022年末時点)だったファースト・リパブリック銀行が経営破綻となりました。これは2008年のリーマンショックに次ぐ最大の規模、史上2番目の経営破綻といわれています。

大手のJPモルガン・チェースが買収し、預金や資産などは守られるため、現時点では大きな混乱や心配はないということです。ではそもそも、なぜファースト・リパブリック銀行は破綻となったのでしょうか。簡単に経緯を見ていきます。

振り返りますと3月、別の銀行であるシリコンバレー銀行が経営破綻しました。ここから連鎖する形で、ファースト・リパブリック銀行にお金を預けている人たちが「自分の預金は大丈夫だろうか」と不安を募らせた結果、預金の引き出しが相次ぎ、経営が悪化してしまったというわけです。

さらに、ファースト・リパブリック銀行の特徴も大きく関係しています。ここは富裕層の顧客、つまりたくさんのお金を預けている方が多い銀行なのです。

預金に関しては、銀行が破綻した場合には25万ドル(日本円で約3400万円)まで保護するという制度があります。ファースト・リパブリック銀行は、この保護してくれる金額以上のお金を預けている人が多く、こういった富裕層の顧客が預金を引き出したため、経営悪化・破綻までいってしまいました。

さて、アメリカではどのように受け止められているのでしょうか?

ホラン千秋キャスター:
この経営破綻は皆さんの不安が招いたものだと思うのですが、「あのリーマン・ブラザーズと同じだ」と言う人と「あのときとは全然状況が違う」と言う人と分かれています。厚切りジェイソンさんはどう見ていらっしゃいますか?

厚切りジェイソンさん:
僕はリーマンショックとは結構違うと思います。というのも、リーマンショック直後に新しい規制がいろいろ設けられました。金融機関が扱っている資産の総額によって、どれほど厳しく規制されるのかが決まっており、破綻している金融機関は、一番厳しいレベルの規制には当てはまらないところばかりだったのです。

ホランキャスター:
大規模な銀行であれば大丈夫、守られるという規定になっているのでしょうか?

厚切りジェイソンさん:
僕も含め、そういう意見を持っている人は多いです。結果として、地方銀行より小さめな金融機関にお金を預けている多くの人は、それを引き出して安定した大きい銀行に行こうと一気に思うようになりました。そのことも、こうした経営悪化を加速させている原因の一つになっています。

■日本経済に影響が出るかは金利の動向次第?

日比キャスター:
SNSなどもありますから、この“不安の拡散”がより加速してしまうという特徴もあると思いますが、こういうことが続きますと、やはり日本への影響が心配になります。思い出すのが2008年のリーマンショックです。

当時の経済財政大臣である与謝野馨氏は「ハチが刺した程度の影響」などと言って、あまり危惧していませんでした。しかし結果としては株価の下落や中小企業の倒産が相次ぎ、派遣切りが社会問題化するなど、大きな動きとなりました。

では、今回の件はどうなのか。経済アナリストの森永康平さんに伺ってみたところ、

経済アナリスト 森永康平さん:
「リーマンショックの時は影響がどこまで広がるか予想ができない状況だった」
「今回の状況に関しては、破綻の原因が明らかに分かっていて、対応もできているので、日本への影響は今のところない」

と指摘されています。

ホランキャスター:
今のところ影響はないということですけれども、どのような状況になったら日本も注意したほうがいいですか?

厚切りジェイソンさん:
今回の一番大きい原因は、アメリカが金利ゼロに近いところから、急に4~5%に近いところまで引き上げたことなんですよね。

日本はまだ、ものすごく低い金利のままです。ただ、もし日本もこれから金利を急に上げたら、同じようなことを経験する金融機関が現れる可能性もなくはないでしょう。とはいえ、アメリカの地方銀行の破綻が直接日本に何か危険性を及ぼすことはないと見ています。

ホランキャスター:
なるほど。アメリカと同じようなことをすると日本でもそういう状況になり得るけれども、今のところ急激に金利が上がっていくという状況ではないので、大丈夫だろうと。

厚切りジェイソンさん:
そうですね、日本はまだ一度も金利を上げていませんからね。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-insiders.html

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.html

48 comments
  1. 逆いえば日本も金利を上げたら「終わる」ってことだね

  2. 今回潰れた銀行と同じことしてる日本の銀行も金利上がったらやばいよね。
    まあ、そういう銀行があってもこれから対策するだろうから、日本は大丈夫でしょう
    それよりもSNSで一気に広がるのがやばい

  3. やっぱり日本はあの時金利を上げなかったのは結果的に正解だったんだな、流石は黒田元総裁

  4. 日本だったら営業を一時的ストップするだろうね。取り付けは計画的に行われる。

  5. 金利差の話最初にすりゃあすぐ終わる話なのに地上波・・・

  6. 日本がヤバいとか言ってるけど、アメリカもボロボロだよな…

  7. モラルハザードが起きるから銀行への締め付けが当局から起きますかね、、与信が低い会社への融資はだいぶ減りますから、対策は早く取られる気がします。日本は逆、インフレになっても金融緩和を正常化していないので、青い銀行でさえ貸付条件も緩和しているだろうし、地銀、リース業でさえ資産サイドに米国金利が上がれば蒸発しそうな代物を時価会計せずに含めている。事実日銀の外債もいくつか米国銀行債保有してたよね。。もう少し裏取りしてね!

  8. 一寸先は闇やね~。結果論になるが日本は助かった。ネットが普及した今、統制が取れないね。不安を煽れば小さいとこなら簡単に傾いちゃうよ。

  9. カンサス銀行とカンサスバンク銀行と証券の払い出しがあったら行くべき ピボット君。

  10. 想定外を想定内としなければならないのが相場。
    噂程度で潰れるのが銀行の本質。
    地銀株の持ち越しやレバレッジは控えるべきやろな。

  11. 規制や審査ってBIS規制を基準にした事でしょ?銀行資産として最良とされている米国債が破綻の要因になっているのだから意味なしやな。

  12. あほらしすぎる。リーマンショックも、サブプラム問題も、原因が人間の欲望なんだよな。

  13. アメリカ民主党の応援団銀行じゃ無いの?
    だから助けたんでしょ❤

  14. アメリカがくしゃみすりゃ~、日本は風邪引くんだよ^^日本に影響が無いとは言えない。米国株が下がれば当然日本株にも大きな影響を与える。マネーはつながっているんだよ。そのくらい分かるだろ^^

  15. クレディスイスもここも富裕層狙い。アメリカ国債の方が利回り良いもんな。反応早い奴から抜けていってたが、四半期報告で想定外で抜けててみんな焦ったんやな。

  16. インフレが進まないと金利は上げれない。
    借金をしてるとインフレには有利。
    金利が上がると、銀行は債券を多く持ってる場合、破綻する可能性がある、既に外国債大量に保有していると現時点で危うい。

  17. 裏付けのない融資が負債を無から生み出した結果。
    要するに、顧客が預金した現金ではない、コンピュータの数字を融資してきたからですね。
    そして面白い事に、長い間このような金融の秩序を乱してきた主犯格の組織が買収した事。
    要するに、社会を転落させ散らかしてきた張本人たちが後始末をさせられている。
    こんな事は、人類史上初めてではないだろうか。

  18. 全国民で例えばみずほの預金一斉に下ろしたら潰れるのかな?とかのび太君みたいな事考えちゃう

  19. 預金を引き出したって事は結局紙幣が一番大切で必要なのかなと思ってしまう。デジタルだなんだ言ってても。

  20. いや、そこはホワイジャパニーズピーポーやろ!
    厚切り、俺は大好きやぞ!頭良いし、おもろいからな!

  21. いや、モーゲージ債とかいう比率が多かったんやろ
    不安て笑

  22. 黒田 前日銀総裁の金融政策が正解だったね 正しさが証明されたよ ありがとうございました

  23. とはいえ金利上げないとインフレに歯止めが効かないから、折り込み済みとまでいかなくとも仕方ないことなのかな。

  24. 初めに, 神が 天と 地を 創造した。>聖書創世記1章1節//<神は, 實に,そのひとり 子(イエス·キリスト)をお 與えになったほどに, 世を 愛された。 それは 御子を 信じる 者が ひとりとして 滅びることなく, 永遠のいのちを 持つためである。>聖書ヨハネの福音書三章十六節//「主 イエス を 信じなさい。 そうすれば,あなたもあなたの 家族も 救われます。 」聖書の使徒の働き16章31節

  25. 厚切りジェイソンは、アメリカのネオコンの日本における工作員と考えた方がいいと思う。
    森永の言う事、当たった事ある? ww

  26. ジェイソンさんは単に詳しいから解説してるのか
    それとも自身の商売になんらかの影響があるような立場の人なのか
    果たして

  27. バイデン効果だろうね。今後も色々とありそうでしょう。リベラルヤバいデン

  28. まあ保守層にしろ、今後もずっとバイデン効果は語り継がれるだろうからね。どこまでバイデン効果があるのだろうか?

  29. アメリカはもういつになるかはわからないけど、実質デフォルト路線に入ったんだと思う

  30. アメリカは、軍事が巨大な無駄な公共事業と化して、在庫整理戦争や、派兵外交でのみかじめ料でも赤字を埋められてない。そのツケは、属国の思いやり予算やインフレで苦しむ自国民だろう。

  31. 大丈夫といってるうちにまたリーマンショックみたいになったら、ほんと日本人って学習しないなぁっっていわれそう。w

コメントを残す