ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』効果で支援続々!引退競走馬の老朽厩舎を救え!「ネコパンチ」らが暮らす北海道の養老牧場、クラファンで目標額を大幅達成

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』効果で支援続々!引退競走馬の老朽厩舎を救え!「ネコパンチ」らが暮らす北海道の養老牧場、クラファンで目標額を大幅達成



TBS系列で放送中の日曜劇場ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』。競馬の世界を舞台に、夢を追い続けた熱き大人たちの壮絶な物語です。

ドラマの舞台となっている北海道内の馬産地では、もうひとつの物語が動き出していました。引退した競走馬を守るためのプロジェクトです。

数々の名馬を生み出してきた日高地方の新冠町。

競走馬の生産が盛んな一方で、引退した競走馬もこの地で余生を送っています。

しかし…。

木下純一郎ディレクター
「築40年の厩舎(きゅうしゃ)です。こちらは完全に屋根がありません」

老朽化で、今にも崩れ落ちそうなボロボロの厩舎。

新しい厩舎を建てようにも、1頭の餌代だけで月に5万円ほどかかるため、費用を捻出するのは厳しい状況です。

そこでインターネットを通じて資金を募ったところ…。

男性「微力ながら支援させていただきます」
女性「現在放送中のドラマを観て、馬に興味を持ちました」
男性「引退競走馬たちの未来に幸あれ!」

ドラマ効果も手伝ってか、窮地の牧場に全国から続々と救いの手が!

ノーザンレイク 佐々木祥恵さん
「うれしい悲鳴。厩舎を建てるのが目標だった」

引退馬に幸せな余生を!新厩舎建設プロジェクトをもうひとホリします。

北海道日高地方の新冠町にある養老牧場「ノーザンレイク」です。

競馬ファンにはお馴染みの元競走馬「ネコパンチ」など、現在は引退した競走馬6頭が暮らしています。

牧場でサラブレット以上に存在感を見せているのが、看板猫の「メト」です。

馬と猫の仲睦まじい姿がSNSで話題となり、写真集やグッズまで販売される人気ぶりです。

ノーザンレイク 佐々木祥恵さん
「突然現れてそれからずっと(牧場に)いる」

開業したのは5年前。JRAの厩務員だった川越さんと、競馬ライターとして活躍する佐々木さんが引退馬の余生を少しでも幸せにしたいと、築40年以上の厩舎を修復しながら運営してきました。

しかし、老朽化がさらに進み、馬が生活する部屋=馬房の7割以上が雨漏りや天井や壁の崩落などによって使えない状態になっています。

ノーザンレイク 佐々木祥恵さん
「『ネコパンチ』の馬房、今ちょっと雨漏りしてる。かわいそうに端によけている」

引退馬を世話する養老牧場の主な収入源は、馬主(うまぬし)からの預託料です。

馬の飼育や施設の維持には膨大な費用がかかり、新厩舎の建設となると、さらに多額の費用が必要になります。

そこでグッズ販売などをサポートしていた商工会の職員で、観光協会の仕事も兼務する阪井 美衣奈さんがクラウドファンディングを提案しました。

新冠町商工会・にいかっぷ観光協会 阪井 美衣奈 さん
「衝撃的ではありました。『助けないと』となってしまうぐらいの荒れようですよね」

チラシやSNSでの呼びかけもあり、開始わずか4時間で、最初の目標金額、1500万円に到達。10日の時点で、支援金は6800万円を超えました。

ノーザンレイク 川越靖幸さん
「(クラファン)驚きましたね。驚きです。短時間でわっと。こんなに応援されているかと思うと恐縮しちゃう」

新しい厩舎は、夏場でも馬が快適に過ごせるよう、天井を高くして熱がこもらないようにするなど馬の体調管理を第一に考えた施設を計画しています。

ノーザンレイク 佐々木祥恵さん
「これから私達も年をとっていく一方なので、これから新しい人がこういう牧場やりたいっていう人に(クラウドファンディングなど)いろんな選択肢があってもいいと思う。その中の(成功事例の)一つにでもなればいい」 

世永聖奈キャスター:引退馬が安心して暮らせる厩舎になりそうですね。

堀内大輝キャスター:この新厩舎ですが、仮にクラウドファンディングで資金が集まらなかったとしても、建てなければいけない状況だったため、すでに工事が始まっていて、2026年の春頃に完成する予定だということです。

コメンテーター 鈴井貴之さん:多くの方たちの善意によって、こういう形で新しい厩舎ができるのはよかったですが、馬の一生を考えて30年以上あるわけですから、馬主さんが競走馬の時代だけでなく、それを終えた後も含めてしっかりと考えて、本来はサポートしてもらいたい。こういうクラウドファンディングで、助けられるのは結果的にはいいことだが、それ以前の問題を明確にしてほしいと思います。

堀内大輝キャスター:日本では毎年約7000頭が競走馬として生産されていて、2024年は7000頭弱が引退しています。引退した競走馬がその後どうなるのか…。               

引退した競走馬はセカンドキャリアとして、繁殖馬になったり、乗馬クラブに引き取られたりするケースがあります。

また養老牧場などで余生を過ごす馬もいます。

その一方で肥育・殺処分される馬も少なくありません。これをどれだけ少なくできるかが大事になってきます。

引退馬の受け入れ先は不足していて、すべての馬が生涯を全うできるわけではありません。

世永聖奈キャスター:馬の世界もセカンドキャリアは難しいようです。

コメンテーター 鶴岡慎也さん:野球選手やOBで馬主になっている人もたくさんいるが、競走馬はすごい活躍して日の目を見る馬もいれば、勝てずにそのまま引退してく馬もいて、でも、どの馬も幸せな余生を過ごしてほしいなと思います。殺処分になる馬が1頭でも少なくなる環境を作っていってほしいと思います。

堀内大輝キャスター:一部の牧場だけでなく、数千頭いる馬たちみんなに幸せな余生が送れる環境が広がってくれればいいと切に思います。

今回、ドラマのロケ地となったことで、いま北海道内の馬産地が注目されていますが、新冠町では今後の観光や移住促進に期待しています。

堀内大輝キャスター:人を呼び込むために何が重要なのか?

北海道大学 観光学高等研究センターの小泉大輔准教授によりますと、
作品のロケ地を観光資源として活用する「ロケツーリズム」を成功させるためには…
●観光客が追体験できる情報や、受け入れ体制を地域側が主体的に整備することが重要。
●その際は、新冠町だけではなく、広域での連携が必要 だということです。

世永聖奈キャスター:ドラマを通じて、今後も馬産地の魅力が広がってほしいと思います。

1 comment
  1. ノーザンレイクはメトキャッツの影響で馬好き以外に猫好きにも人気と知名度がある牧場だからな。メトキャッツとヴェルサイユにいるほっけ&コアラが注目を集めて以降牧場猫も注目集めるの増えてる。(他にもアロースタッドのおにぎり&ホームズや富菜牧場のミケ氏もかつてテレビや雑誌の取材に入ったから有名になってる。(富菜牧場に関してはクーヴェルチュール親分がいる牧場として有名。))

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