【解説】「103万円の壁」引き上げ、自公国が合意 その背景と今後の課題

【解説】「103万円の壁」引き上げ、自公国が合意  その背景と今後の課題



自民・公明の与党と国民民主党の政調会長が20日も会談を行い、政府がまとめる新たな経済対策に「103万円の壁」の引き上げを盛り込むことで合意しました。日本テレビ政治部の佐藤正樹記者が解説します。

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https://news.ntv.co.jp/category/politics/62bdb02858be4307b2c5b6c95fdc81de

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鈴江奈々キャスター
「議論が始まってから約2週間。『103万円の壁』の引き上げが正式に決まりました。その背景には何があったのでしょうか?」

政治部 佐藤正樹記者
「ポイントは、20日に3党で交わした合意文書にあると思います。文書には、3党で『補正予算について年内の早期成立を期する』という文字が書かれています。どういうことかと言うと、政府与党は、物価高対策などのための『補正予算』を臨時国会に提出し、年内に成立させたい考えです。これが石破政権にとって当面の最大の課題でもあります」

佐藤正樹記者
「ところが衆議院では過半数を持っていないため、国民民主党に協力してもらう必要があり、『103万円の壁』の引き上げなどの要求をのむことで、補正予算案への『賛成』を取り付けたという形です」

鈴江キャスター
「これで正式に『103万円の壁』の引き上げが決まったということですが、今後の焦点は何に移ってくるのでしょうか?」

佐藤記者
「焦点は3つです。まず『103万円をどこまで引き上げるか』。そもそも『103万円の壁』というのは、超えてしまうと所得税が課され、学生などの場合は親の特定扶養控除から外れる“年収の壁”のことです」

「国民民主党は、これを178万円まで引き上げることを求めていますが、引き上げ幅を大きくすると『高所得者の方が減税の恩恵を受けやすくなる』との指摘もあるほか、ある自民党幹部が『178万円はあおりすぎ。もう少し落ち着いて議論すべき』と話すなど、どこまで引き上げるかが注目されます」

佐藤記者
「2つめは『いつからスタートさせるか』です。国民民主党は早ければ『来年度から』と主張していますが、準備期間や各所への影響を考慮して『再来年度から』のスタートとなる場合もあるほか、政府内からは『一気に引き上げるのではなく、段階的に行うべき』との意見も出ていて、スタートの時期も注目となっています」

桐谷美玲キャスター
「『103万円の壁』を引き上げると、手取りがアップする人もたくさんいる反面、税収は減る試算もあります。この財源の議論は、どうなっていますか?」

佐藤記者
「関係者によると、政府は、仮に国民民主党が主張する178万円まで基礎控除などを引き上げた場合、国と地方であわせて7兆6000億円ほどの税収が減ると試算しています。この減収分について、国民民主党の古川税調会長は『国民の手取りが増えれば経済が活性化するため、一定の減収分を補えるのではないか』と話しています」

「しかし、ある財務省関係者は『このままでは、社会保障費や地方への交付金、防衛費などから予算を削るしかないのでは』と懸念を示しているほか、複数の県知事たちが地方の税収が減ることに反対の声をあげるなど、一筋縄ではいかない様相です」

「結論は年末までに出る見通しですが、手取りアップだけでなく、行政の事業やサービスの質の低下が起きないよう、バランスを考えた慎重な議論が必要になります」
(2024年11月20日放送「news every.」より)

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22 comments
  1. テレビのキャスターとか評論家とかは103万のままでよくないですか?
    お前らもうだりーわ

  2. 財源をどうするかってのは可笑しいんじゃないですか。これまで国民から遠回しで徴収してた金でしょう。

  3. 財務省のいう「財源のために社会保障費を削る」というのは悪質な恫喝である。国債を発行すればいいだけだ。国債は日銀がおカネを発行して買えば、政府の借金は増えない(おカネが増えるだけ)。財務省に騙されるな。

  4. 自治体にはかなりの影響があるだけに個人収入が単に増えることは糠喜び出来ない
    ましてや国民民主は弊害はあろうが
    それらは与党で考えてくださいでは あまりにも無責任であろう

  5. 103万の壁突破の先何が来ると思う、消費税増税やろ、政治家なんて財務省の飼い犬やろ、特に自民党

  6. そんな国民思いの政策だけだと思うなよ、何十年騙されて続けて来たんや

  7. 消費税廃止にはならないのか?
    れいわ新撰組が与党にならないとあかんかな?😅

  8. そもそも税収なんか毎年増えまくってんじゃねえか。あと国の借金云々って言ってる奴もどこからいくら借りてるとかも分かってねえだろ。

  9. 社会保険の壁になってしまうしいつまで扶養に甘えてんの?2026で扶養制度は終わりますよ。2年後に後悔するのはあなたたちですよ?

  10. 所得税の壁、社会保険料の壁は300万円以上にすべき。若者と主婦の手取りを増やす。少子化対策になる。今のままでは、日本人はゼロになる。
    法人税増税、累進課税増税すれば良い。特別会計は300兆円ある。
    コロナ対策100兆円、海外バラマキ30兆円も使った。増税してない。
    消費税廃止、ガソリン税廃止すべき。

  11. なんとなく思ったのですが、178万円まで引き上げるとなぜ高収入の方が恩恵を受けるやすくなるのですか?

  12. 103万って所得税がかかるのは104万になっても超えた 1万 にかかるだけで負担は大したことない、

    それよりも扶養控除がなくなるので、親の給料が下がるのが大きくて働けない。

    さらに106万を超えると社会保険の支払いが発生して15万盗られるのも厳しい!

    雇用側も折半の負担が発生するので106万を超えて働いてもらうと経営が苦しくなる!!

    現実問題として働こうとしても働けない。

    世の中に、い~~っぱい壁を作って、一般人には理解できない。複雑にしている。(官僚のインチキ!)

    103万の壁撤廃よりも消費減税!、社会保険料減免!!、教育費無償化!!!

    可処分所得を増やす対策の方が回りくどくない。単純で、効果も、でっかい。

    冷静になって考えてみると主婦だって空いた時間を有効に使って家事を充実できる。

  13. 財務省の記者クラブが、マスコミ各社全てを財務省が出す結論にするのが問題

    国民主権ではなく、実質的財務省主権は異常

  14. アルバイト向けの政策だったからね103万だけど社会人の人たちにとっても一定の効果があるということ

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