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🎦目次
00:00 オープニング
00:04 おもしろいと言う事について
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🎦成田先生の著書
『22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』
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え経済学者でリエル大学長教授の成田優介 ですどんなことやってる人間なのかと言わ れるとま考え直してみると別に大して 面白くもないなっていうことにちょっと 気づきましてあの結構マニア向けのニチな ことばっかりやってるのであの人に話して 面白いと思っていただけるようなことが何 もないなってことに気づいたんですよねで なのでちょっと自分自身のやってることを 紹介するのではなく面白いという言葉に ついてちょっと考えてみたことをお話して みたいんですねで面白いとは何かっていう ことなんですよでちょっと考えてみると その世の中の物事にはあざっくり言って次 の2つのことがあるんじゃないかと思うん ですまとてつもなく単純化して言えば一方 にすごく新規性があって新しくて フレッシュでユニークででそれゆにまだ ニッチの間にしか広まっていないような ものというのが一方に左側にありますねで もう一方にもうすでにあ触れていてすごく ぼよでだけれどもどうやってそれを使っ たり理解したらいいかがよく分かっている のでマスに浸透しているようなものという のが右側にあるわけですよく考えてみると この右側のも左側もどちらも面白いという ものとはちょっとずれると思うんですよね で右側にあるようなもうみんなが知って いるようなありふれたもの見慣れたものは まもちろん面白いとは呼ばれないですよね だけれども左側にあるようなすごく新しく てユニークなものというのも面白いという のとはちょっと違うと思うんですなぜかと 言うと今どこかの誰かがすごく新しい技術 を開発したりすごく新しいアイデアとか パフォーマンスをやったりしたとしたなら ばまそれは新しすぎるのでどう理解して いいかも分からないので面白いと感じる こともできないと思うんですねそう考えて みると面白いというのは一体何かと考える とこの2つの間にある絶妙な領域つまり 新しすぎずもありふれすぎてもいない ちょうど中間あたりの何とも言えない領域 のことそれを面白いと言うんではないかと 思うんですなのでこの人が面白い人という ことになるんだと思うんですよねでそう 考えてみると面白い賞という名前はあの とてもよく考えられているなと思うんです どういうことかと言うと面白いと聞くと 一見褒め言葉だと思いますがま実は 褒め言葉ではないと思うんですね面白いと いうのは中途半端であるということだと 思うんですつまりアートとか科学とか あるいは技術そういった観点から見ると もう面白いと言われる段階になってしまっ
たらそれは十分に新しくないということに なると思いますで逆にビジネスとか政策と か世の中を変えるみたいな観点で言うと 面白いと言われているうちはまだ何の影響 力もないものということになると思うん ですねそういう意味でま面白いと人に言っ ていただけるということはあお前はどっち つかずの中途半端な存在なんだぞとま知っ た激励していただけててるという感じなの かなと思いますまその意味で面白いという のは何か目指すべき目的では全くなくて ですねどちらかと言うと乗り越えなくては いけないニチの壁ニッチの お谷そしてある種のキャズムのようなもの まそういうものなんじゃないかなという気 がしてきたですでこう考えていくと世の中 を動かしていく上で重要なのはこの2つの 島というのをどう繋ぐかということが重要 だと思うんですねまつまり左側にあるよう なとても新しくてこれまでになかった価値 を作り出してくれるかもしれないけれども まだ広まっていないものまそして右側に あるような十分広まってしまったがもう3 番戦時になってしまっているものまこの間 のギャップを埋めるとでこの面白い壁と いうのをどう超えるかていうことが重要だ と思うんですねでそう考えていくと世の中 にはざっくりいってこの2つの島を 結びつけるための方法として2つの仕組み を作り出してきたという感じがするんです それがいわゆる資本主義と呼ばれている ものと民主主義と呼ばれているものでは ないかと思うんですねで日本やその他の いわゆる多くの先進国と言われてる国はま この2つの仕組みをうまく組み合わせる ことで世の中を動かしてきたと思いますま つまりえ経済を動かすためには資本主義 っぽい仕組を使ってで一方で政治を動かす ためには民主主義っぽい仕組みを使うそう いう2枚事ですでもよくよく考えてみると この表による民主義とそれからお金による 資本主義っていうのはますごく相性の悪い 全く違ったタイプの仕組みだと思うんです ねで一方で左側の資本主義っていうのを 考えてみると基本的に何か新しいアイデア を持っていたりすごく頭が良かったり あるいはすごく人を動かしたりするのが うまいような異常地的な能力を持った人が 主導していくものだとそして彼らがそれに よって作り出すた富というのを私的財産権 みたいなものによってこう囲い込んでです ねで周りの人たちを排除するとそそしてて そこに資本市場の福利の仕組みを 掛け合わせて止めるものがますます飛んで いくような仕組みであると言えると思うん
ですで一方で民主主義の仕組みってのは 全く逆だと思うんですねえどちらかという と異常地道というよりは中央地道と言った 方が正しくてま世の中にいる人であれば どんなにバカな人でもどんなに貧しい人で もちゃんと一票を配ってえ包み込んで いこうとそしてえバカも履行も億万長者も 一文なしも同じ社会の中で共存してみんな の知恵を組み合わせて大体平均的に間違い のない方向に進んでいこうとまそういう 平均値とか中央値によって動かされる 仕組みというのが民主主義だと思うんです ねでこういう全く水と油のように違う2つ の仕組みというのを組み合わせてえ資本 主義だけに任せてしまっていると生きすぎ てしまうま格差の問題とかを民主主義の 仕組を使うことでどうにかあバランスを 取っていこうという形で世の中はが動いて きたと言えるんではないかと思うんですね しかしながらまこの2つの仕組みというの を比べてみるとま今この資本主義と民主 主義のバランスがすごく大きく崩れている ように見えますま一方で資本主義というの を見てみると世界中の中央銀行がお金を すりまくってますよねま歴史上類を見ない ようなレベルでえお金をどんどんすり まくってでそれによってお金がどんどんと 余っているとまどこに使っていいんだか 分からないなお金が余るとでそれによって 存在してるのか存在してないのか何とも 言えないような仮想通貨みたいなものとか あるいは未来に向けて未来のに生み出さ れるかもしれない価値に対する権利みたい なあ想像と現実の合間みたいなところに あるものにどんどん価値がついていってる とでそれによって資本主義はある種の黄金 時代を迎えていると言えると思うんですね でNFTを使って稼いでるアーティストが いるみたいな話もそれの一部だと思います で一方でその裏側にあるはずの民主主義と いうのを見るとそれが完全に故障して痙攣 しているように見えるというのが現状では ないかと思っていますで僕の認識ではこの 2つのバランスを取っていたはずの仕組み の片方が壊れてもう一方の車輪が暴走して いるというのが現状ではないかなと思い ますでじゃあどういう意味で民主主義が 痙攣しているのかということを考えるため にちょっと1個ファクトというかデータを 見てますえここではですね右側に世界中に あるいろんな国というのがどれぐらい民主 主義的な政治制度を取っているかというの を図った指数を取っていますで縦軸の方に ですね2021年2020年かの1年間に え人口100万人あたりでえコロナで
亡くなった方がどれぐらいいたかという 人口あたりのコロナ死者数死者率を取って ますそうするとその2つの間の関係っての はこんな感じになるんですね一言で言って 民主主義的な国でほどコロナで人が なくなりまくっているということですで 実際アメリカとかフランスとかブラジル みたいな民主主義の代表格みたいな国を見 てみるとコロナで最も苦しんでる国だって いうことはニュースを見ていたりすると 分かりますよねで一方でえ中国を見てみる と初期の数ヶ月だけえ先に他の国より 苦しんでその後はほぼ完全にコロナ制圧に 成功したということが少なくともま初期に 関して信じられていたと思いますでさらに 面白いのは中国だけではなくて東南アジア とか中東とかアフリカにその他たくさん あるですねえとても民主主義と呼べない ようなあ貴族が支配してるような国とか あるいは軍事政権みたいなものが支配し てる国こういうのもコロナの封じ込めに 完全に成功しているということなですで 一言で言って民主主義的な国ほどコロナで 人がなくなりまくっているでさらに面白い のはですねえ人の命だけではなくて経済を 見てもですね同じようなことが言えると いうことなんですえ全く同じデータで縦軸 を今度は2020年の1年間にどれぐらい 経済が成長したかというGDP成長率を 取っていますそうすると今度は民主主義と の関係が真逆になって右下がりになるん ですねつまり民主主義的な国ほどコロナの 最中に経済成長はできなくなってしまって いるということですで日本はコロナ死者数 で見ると他の国より検討してる国だって ことはよく知られてますよねでもあまり 知られていないが重要な事実は経済成長率 で見ると日本も他の欧米諸国と同じぐらい に苦しんでいて2020年に関しては -5%ぐらいGDP成長とで2021年に 関しても同じようなレベルのマイナス成長 が続いているんじゃないかと考えられてい てえ多分2021年に関しては先進国の中 でも特に経済がダメージを受けてる国と いう感じになるんじゃないかと思うんです で一言で言って民主主義的な国ほどコロナ の最中にえ人の命の意味で見ても経済の 意味で見ても苦しみまくってるとで実際え よく分からない世論に押されたりして何を やってるんだか分からなくなってる民主 主義国というのはたくさんありますよねで 昔立川男子という人が酒が人間をダメに するんじゃないと酒というのは人間が元々 ダメな存在だということを教えてくれるん だと言っていましたがまこれと同じような
ことが今は民主主義についても言えるんで はないかとまつまりえサロンに動かされて 何が起きてるのかよく分からないところで パニックを起こしてしまうような政治体制 を取ってる国というのがある意味民主主義 が映し鏡になって苦しんでいるというのが 現状に見えるわけですでこの話をすると これはコロナ年というすごく特殊な時期 だけに成立してる話なんじゃないかと言わ れると思うんですがま実はそうでもないと いうことも分かるんですねで今度は縦軸に コロナ前までの2001年から2019年 までの平均GDP成長率というのを取って みて それが民主式とどんな関係にあるかを見 てるですでそうするとまた先ほどと全く 同じようなパターンが出てくるんですね 一言で言ってコロナ前もコロナ中も同じ ように民主主義的な国ほど平均GDP成長 率が落ちているということですつまりえ 2001年以降の21世紀に入ってからは 一貫して民主主義国というのが何かうまく 機能していないように見えるという現状が 分かるで実はこれはかなかなり新しい21 世紀固有の現象だということが分かってき ましたえここでは全く同じ民主主義とから 経済成長の関係というのを1980年代 から2010年代までの10年ごとに 区切って見てみたものになりますそうする と1980年代とかですねえ90年代と いうのは民主主義と経済成長の間に ほとんど関係がなかったんですねでそれが 2000年代に入った頃から急に変化して こういう右下がりの関係を描くようになっ たとつまり民主主義国ほど経済成長率が 滞ってしまうという現象がなぜか2000 年頃から起き始めているということになり ますでじゃあ何が起きているんだろうかと いうことを考えてみるといくつか面白い イベントが思いつくんですねでそれは 例えばこの民主主義国の停滞というのが 始まった2000年前後というのを見て みるとですね何が起きた時代かというと今 でいうITプラットフォーマーたちの第1 世代というのが世の中に現れてきた時代な んですねGoogleの創設というのが 1998年とか99年ぐらいですそして その後とても大きな事件が起きましたそれ は一見地味に見える中国のWTO加盟と いう事件ですでこれによって中国が国際 貿易市場に参入してきましたでこの20 年間で日本の製造業というのはかつてに 比べると完全に失墜したと思われてますよ ねえ日本の製造業の失墜の1番大きな原因 だと考えられているのが中国のWTO加盟
ですでこの中国のWTO加盟はアメリカの 製造業も破壊したと考えられていてそれが 2016年のトランプ大統領誕生の原因に なっていると考える人さえいるぐらいです でそしてその後今でいうIT プラットフォームの第2世代がバーっと出 てきてまYouTubeとか Twitterとかインスタみたいなもの が2005年前後に現れてきてソーシャル メディア前世時代が始まるとでただそれが 世界を支配する前に一旦リーマンショック が起きますで実はリーマンショックの時と いうのが民主主義国の経済的な パフォーマンスというのがま最も 飛躍的に落ちた都ということが知られてい てえリーマンショックとかコロナ引き みたいな有事においてもそれ以外の都に おいても民主義国というのが一貫してえ 経済が滞っているということになりますで そして2011年から12年ぐらいにかけ てあのアラブの春っていうやつが起きて ですねえインターネットを使った国際民主 化運動みたいなものが起きて即座に見事に 頓挫してむしろ逆流して元々先制的な国が ますます軍事政権化するということが起き たりしますでおなじみのトランプ大統領の 誕生というのがあって今のコロナ危機に まで流れ込むという形でえこのIT産業と かあるいはソーシャルメディア産業みたい なものが立ち上がってそれによって人々の こう情報とかコミュニケーションの流れと いうのが大きく変化するのと同時にですね この民主主義の崩壊みたいなものが起き 始めているということになりますでそんな ことを考えてみるとま1つ面白い問題と いうのがあここから出てくるのかなそれは まこれまで僕たちはですねえ強者が照射 するサタ資本主義みたいなものとそれでも それから誰でも参加できる常客民主主義 みたいなものを組み合わせてその輪の両輪 で社会を動かしてきたとましかしその2つ の間のバランスが崩れてしまっているわけ ですでだとすると僕たちが今21世紀に 問われているのはこんな問題なのかなと いう気がしますまそれはこの弱者救済と いうような目的と強者の放置というような 目的を兼ね備えたですね全く新しいえなん とか主義というような社会構想は作れるの かという問題ですでこの問題に答えること というのがこの面白いという問題をま 考える上で僕の頭の後ろにいつもある問題 かなという風に考えてるところですえお 聞きいただいてありがとうございまし [音楽] た
さすがです。正に中庸。真を中ててる。素晴らしい指摘 と提言です。