セラピストが読む文学小説です。
睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。
《あらすじ》
『私』は、友達と山に行った際、
姉が男といるところを見かける。
姉と男が採集していた花の中には、
一年草という妖艶な風貌をしたものがあった。それを見た『私』は、姉と男のことを義兄に言ってしまいたくなった。
姉には戦争で腕を無くし、さらには肺結核の夫があった。
働けない夫の面倒をみていた姉であったが、『私』は姉に嫌悪の感情を抱いていた。それには、『私』と義兄との、ある経緯が絡んでいたのであった。
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・本を読みたいけれど忙しくて時間が無い、小説を朗読して欲しい、癒されたい、疲れが溜まって質の良い睡眠が取れない、色々な悩みを抱えている皆さんに、心理セラピスト、ラジオパーソナリティが声をお届けします。
青空文庫を中心に読んでまいります。ご存知の作品を改めて朗読で聴いてみることは勿論、読んだことのない文学作品にもこの機会に是非出会ってください。
《My プロフィール》
ikuko Tune(イクコ チューン)
心理カウンセラー、セラピスト
シンガーソングライター
ラジオパーソナリティ
音楽セラピーやアロマセラピー、動物セラピーなど様々なセラピーがある中で、心理カウンセリングに並行して、ボイスセラピーで相談者の悩みに寄り添う。
担当する問題や悩みは幅広く、仕事、恋愛、結婚、健康、その他政治経済に至る生活で巻き起こる物事に対して納得のいく回答を得意としている。
癒しの声を持つセラピストとして
日本〜世界に数千人の固定のカウンセリング相談者を持つ。
〜出演番組〜
ラジオ
MRO北陸放送、ラジオ沖縄
「ikuko Tuneの心の調律」のパーソナリティを担当(2016年4月〜2019年3月)
ラジオ日本
「ikuko Tuneのほっこり研究所」のパーソナリティを担当(2019年4月〜2019年12月)
YouTube『セラピストikuko Tuneの朗読の小部屋』配信
[音楽] ようこそおいでくださいましたどうぞご ゆっくりしていってください [音楽] ね草 洋子1年 [音楽] 草それが見覚えなるスカーフであったから 私には大勢の人の中でたやすく彼女を発見 することができたの だ強烈な赤と鮮やかな緑それに黄色や愛や 黒とにかく目立つ色を全て取り混ぜて プリントされた花模様の白布字だから滅多 に誰も持ってはいない 髪の毛はほとんど覆われていたスカーフは きつく顎の辺りに結ばれている らしい風に緩が ない白いブラウスに空色のシャークスキン らしいズボを履いて いる肩に 道私は彼女を観察し続け たそばに軽のハンティングをかぶった眼鏡 の男が立って いる時々23個と話をかわしては背伸びし て前方を見たり何か小型の本のようなもの を取り出してページを食ったりして いる彼女も男も濃い色付きの眼鏡をかけて いる六甲差へ登る人たちは行列を作って ケーブルを待ってい た私と23人の友達は今バスから降りて 強烈の尻尾についたの だベルが鳴りケーブルが降りてき た行列は前方へ移動し たこの分じゃ3代目 かしら私たちはその混雑に山の魅力を減少 され たこれじゃ山の上も街中と変わらない わ山の空気はこれだけの人たちが登っても 大して新鮮みがなくなるわけじゃないわ まあまあ期待し ましょう私にとって山よりも道を下げた1 組の男女の方にあるの だ2代目のケーブルで彼女たちは私たち より一足先に六甲さへ登っ たあの男は一体誰 だろう他に連れがないことは確かだ しぎっしり詰まったケーブルで私たちが 山頂に着いた時にはもうかなり太陽は真上 であっ たさして涼しいとも感じられない女学生が 産婦合唱で歩いて行く後私たちは無言で ついていっ た緑のゴルフ場が見えたり松のしげる谷が 足元に繰り広げられたりしても私は無感動 であっ
た彼女たちに出会いものだとそればかり 考えつけてい た今頃深い山奥で熊田に足を奪い取られ ながら2人は何を囁いているの だろう道SIRの中に実はまだ1つの植物 も入っていないのかもしれ ないさっきケブルを待つ間思い切って背後 からお姉様と 呼びかけたらよかった が姉はタイダに違い ない私は苦しを漏らし た馬鹿げたことだもの姉がある男と山へ来 ているったってそれが何の証拠に なる夫を愛していないという裏付けには 決してなりやし ないおよそどこへ行っても人の姿が視野の 中に入らないことは ない全く山に失望してしまったのは私の 友達であっ たいい加減に山を降りましょうよ冷房装置 のある喫茶店で世間話をする方がよほど 涼しい わ軽い昼食を小陰で済ませた時友達は もはや山に剣を抱いていたけれど私はまだ 必要に姉と男を追求していたから歩くのは やめにして夜まで寝そべっていることを 提案し た多分6時頃のケーブルで彼女らは山を 降りること だろう兄は一体今日の姉の予定を知ってい たのだろう か郊外の住宅街の一宮小さな溶岩の ベランダで兄は足に布をかせてアジアの 歴史を紐解いでいるに違い ない姉の行動を兄に告げ口するほど私は人 が悪くはないいな告げたいけれど勇気が ないのかもしれ ぬピケボをかせて私はそばのおしりに耳を かさず姉夫婦の生活の断片を思い起こし たりし た人前に出るのが奥でねいつの間にか殻を かぶってその中で小さくじっとしている 習慣がついてしまっ た世の中がこう目し変わると僕は照れて しまう毎日が新しく紹介される人に会う みたい な育児なしです僕 は兄は言葉少なに今の心境を語ってい た戦争で足を1本失ったこと人の嫌う敗 結核であることそれが彼の性格を辺境にさ せてい たあんなじゃなかったのにね私がピアノを 教えることができるもんで余計消極的に なってるのよ私の外車で生活しているん ですから
[拍手] ね姉は私の母親にそう告げていたけれど私 に対しては一言の不平も言わなかっ たりさん私にせたんでくれたのよ柔らかい ソックスもあの人は私だけが頼りなのよだ から私も一生懸命よ私たち 幸せ夫の前で私に会う姉は務めて夫に 愛そうがよく優しいまなざしで夫を眺めて いたの だ兄がフグと結かを背負い込んだことに 内心喜んだのは私1人であったろそれは兄 に対して喜んだのではなく姉に対して ひどくいい君であったのだ 私は突然まばゆい光を浴び たこもれびは荒々しい影路を作ったそして 次の瞬間つっている目が痛むほど真っ暗に なっ た日光が移動して岩影は涼しくなっ た私は兄を精一杯朝昇した息気になっ たあなたの最愛の人は他の男と山へ行った んですよ森の中で珍しい花を見つけるの です よ偶然見つけるのです よ嬉しい発見なんです よあなたの最愛の人は男と共に完成を あげるんですよ日常の生活にほんの一時 だってなかった完成をそしてを遊ぶんです よ男と手を組んでいるに違いありません よもっともっと接近し合って荒々しい呼吸 でスコップを黒い地の中に差し込んで寝所 に花を取ろうとした時唇が触れ合います よ森の中の生きている花は新鮮ですから ね人の心も新鮮になります よ私は期待してい た帰りのケーブルの駅で姉たちを発見し たいものだ と半分発見できるものと信じてもい たコンクリートのドームの中は朝のように また人が込み合ってい た朝のような明るい声や表情はなく人は 疲れてい た五代もケーブルを待っ た7時を回っ た私の目は敏章に流れていく人を追っ た姉たちは見当たら ないまさか泊まりはしない だろうもっと遅く帰るのかしらそれとも 兄に今日の出来事を隠すため夕方になる頃 早々に山を下ったの かしら私はなんとしても姉の前に現れ たかっ たいよいよもう2分もすれば私たちの乗る ケーブルが上がってくるの だ私たちの後ろには数人の人しかいなかっ た
改札口が開いた私は駅前の道をもう一度 確かめてみ た来 た来たの だその時駆け足 でスカーフは首にずれ落ちてい た乱れた髪を片手で押さえながら姉は 生き生きとした顔してい たそばの男は道ratherを2つ下げて いたが少しも疲れを見せてはいなかっ た お姉様 お姉様私 よ私は大声で叫び手を降っ た姉は立ち止まっ たの男は嫌な顔をし た私はにっこりと笑って姉たちを真 たりっちゃん随分禁止したのよ日に明けた わりさんにお土産たくさん取ったわ素敵な のがある のケーブルの中で姉は道SIRを開け た 山岡さんはねとても詳しいの植物の話 面白くて よ植物の話と姉が言った時私はふと上学校 の食物の時間を思い起こし たおしべめしべの話がくすぐったく聞こえ た時のこと を山岡という男は植物の説明を風に姉に 物語ったので [音楽] あろう妹さんですかよく似てらっしゃい ますね今度山へ音もさせていただき ましょう山岡は薄い唇を歪めて笑っ た道板の中には山ゆりや雪の下などが黒い 土と共に放り込まれてい た ベランダにね並べようと思ってりさんは 動けないんだからじっと観察することが きっと楽しいと思うの よ私は2つの道ratherを興味なく 覗いたと片隅に光子の花を見つけ た1つの家に4つ5つ咲いているその花は 唇のような形で下がは3つに避けていて 白い2つの反転が不気味にしかし鮮やかに ついて いる奇妙な形という形容よりも欲情的な形 に違いなかっ た膨らんだ上唇は短く下唇を覆うように 曲がっていて唇の間から激しい吐息が漏れ てくるような 生めかしい女の姿を表していたの [音楽] だなんという 花私は指先でその花の先に触れてみ
たまこ な山岡が言っ たねりっちゃん珍しいでしょこれを取る時 大変だったのよ私も山岡さんも見れてたの よあんまり変わってるでしょささや何かの つが足に引っかかって土にはいろんな木の 根がはびこってる でしょう姉はしりにその時の花を売ること の苦労を物語っ たままこな変な花ね変な 名前これを見る兄を道場したくなっ たフグの兄はこの花を見て慰められるか どうかそれほどまこの姿に私は刺激されて い た珍しい花ですよ珍しい ね山岡はまた口を歪めて笑っ たりっちゃん三風家のベランダ賑になる から見に いらっしゃい姉と山岡とに別れた私は ひどくがっかりしてい た私に出会った2人が大して驚きもせず 馴れ馴れしく喋ることを平気でやってみせ ご丁寧にママコを採取した時の話までやっ たことに腹だしもあったの だ山岡は兄とも知り合いらしかった 数ヶ月過ぎた私は姉の家を訪ねなかった しかしマナナのことだけが妙に頭に こびりついていたからあの花のその後を見 たいと思って年の暮れの挨拶方々郊外の姉 の家を訪問したベルを鳴らすとしばらく 立ってからガタンガタンという貴族の 重々しい音がして 兄が玄関に現れ た鍵を回しドアを開ける兄は私の1人の 訪問がひどく嫌そうなそぶりであっ たピアノの置いてある部屋に兄は読書をし ていたらしく分厚い歴史の本が3冊広げた ままサイドテーブルに乗ってい たりさんこの頃体はどうな の 姉のいないところでは私は兄をりさんと 呼んでい たありがと相変わらずさ姉ちゃんはでねこ 誰も癒せんからサービスできない よ私は台所へ立ってサモワールを持ち出し ガスストーブの上にかけ た無理しちゃいけない わ私はは書物に目をやっ たすることがないからね本を読むかたまに まずい石でも作るだけ さ兄は珍しく口数が多かっ た 夏姉ちゃんに山で会ったの よそうだってねなんだかごちゃごちゃと 取ってきてた
よ山岡さんってりさんのお 友達いやでさピアノを習いにくる男だ より さん私は鋭いつぶやきを漏らしてしまっ た君平和がいいんだよ平和がね誰かが黙っ てりゃいいのさでなけりゃ平和なんてで この世に生まれはし ない歴史に書いてあるの嘘平和は革命が 必要なの よ私は立ち上がってベランダのガラス戸を 開け たレガ畳の上に木のベンチがあり蜂が並ん でいた私はママコを探し た片隅に枯れた茎と歯がとぐ巻いてい たまま こな木札が刺してあっ た兄の字らしかった薄くほとんど読め なかっ たりさんママこなはだめ ね あああれ1年草 さ私はガラスをぴっちり閉めるとと兄の すぐ近くの椅子に座り直し た君結婚しろ よ誰と誰としとおっしゃる の私はきつい目で兄を見つめ たただそう思うの さまこが枯れるんですものねりさんが お姉様と婚したはず よ何のことだそれ は老嬢の日神よ何もママこなとりさんたち が関係あるわけじゃないわただりさんが お姉様を好きなことが確かだと思っただけ よあの花が枯れたのよだからねあの身 にくい花 があれは1年草さ 兄はまた静かに言っ た私は鼻が枯れていたことを一体喜んだの が悲しんだのかわからない わサモワールが音を立ててい たコーヒーに なさる兄は頷いたそして本を読み始め た私はコーヒージワをを兄のそばへ運び そのままつったってい た兄あああどう も兄は茶碗を受け取って膝の上に乗せた私 はまたそれを兄の膝からサイドテーブルに 移し たりさんあなたなぜ目をつぶっているの お姉様があんな男と山へたりすることを 認めてるりさん私腹立たしいの よ兄は真にシを寄せ たご自分にもっと自信を持ちになっていい はず よフグだから病気だからってそう大人しく
しているのはかって卑怯だわ世間から登場 されることにあんじ てる バカ 兄は唇をふわせ た嫉妬じゃないわよお姉様にさっさと奪わ れたりさんなんかに私 は私は兄の方が好調していくのを冷酷に 見つめてい た今になって静かな心をかき乱しにくる君 はなんて すごい私は黙っていた兄は本のページを 震える手でパラパラ食っていた私は帰る 支度を始め た兄は知らぬ顔をしてい た1年そうね私たちの恋 も私は言葉に出さないでい た赤い血を吐く兄と枯れたウバをそのまま にしておく姉と私は精一杯侮ってみたく なっ た駅までの道は小が吹き続けてい た昭和27 年7月25日 お相手はイクコチューンでし [音楽] [音楽] た
本日もお聴きくださいまして、ありがとうございます😊