人気の総集編は一話ずつでもご覧いただけます。
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【第1話】
夫と結婚して義母と義実家暮らしで嫌味を言われる日々。ある日 資産家の義父が他界 突然義姉から渡された封筒に…
【第2話】
離婚した私は、貧乏な父子家庭育ち中卒でスーパーのパートで働き同級生に見下されながらもキャリアを築いていたが全て無くした ある日元夫が前妻の子を連れてきて…
【第3話】
社長令嬢と付き合うことになった俺は脱サラして喫茶店を始めたばかりの借金持ち→結婚の決意ができなかった。最後のデートの日 彼女から驚きの言葉が…
【第4話】
就職面接に落ち続ける私、田舎のスーパーで働くことになった。襖の中で発見したあるもののおかげで3年後の私の姿に驚き
【第5話】
離婚した元妻に、余命宣告を元義母が受けたと別れた夫から連絡があった ある日病室で偶然見つけたDVDを見ると…
【第6話】
夫に離婚届を渡された妻。家を出て行って義実家に帰った夫と別居し離れて暮らすことに→2年後 本屋で見つけた驚愕の…
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#感動する話
#朗読
#感動デイズ
私は夫と娘の3人で疑実家の敷地内に脱 離れで暮らして いる岐阜はこの辺りでも有名な資産家で 大きな会社をいくつも経営しているその 主演から次々と事業を立ち上げては成功さ せてきたそう だ持っている会社などの諸々を合わせたら 相当の額の資産だ 普通の家庭で普通に育った私からすると 世界が違いすぎてよく理解ができないが それもまた普通のこと だろう夫とは私のパート先の会社で出会っ た勤めていた会社が義父の経営する会社の 1つで夫はそこで役員として務めてい た忘年会が開催された時にたまたま近くの 席に座って偶然2人とも山登りが趣味なの と出身の大学が同じことが分かり話が 盛り上がっ たその日をきっかけに度々食事に誘われる ようになりいつしか付き合うことになっ たその後1年の交際期間を得て結婚が 決まったみ俺と結婚してほしい でも私なんて一般家庭であなたとなんて 釣り合わない わそんなことは気にすることじゃないさお 互いが愛し合っていればそれで十分 だろう はいその頃の夫は優しくてとてもいい人 だっ た結婚してからは彼の疑実家の敷地内に家 を立て暮らすことになった 義実家にはギフと義母とその娘である夫の 姉も一緒に住んでい た私は義母から好れておらずちい闇を言わ れてい た一般家庭出身の私が気に入らないのだと 思う結婚の挨拶に訪れた時もあれこれ実家 の両親の出身校や勤め先を聞いてきて私が 答える度にを潜めてい た義母は大企業の社長令嬢だそうでめっか のお嬢様だっ た水字や洗濯掃除はもちろんのこと落ちた ゴミ1つ拾わ ない家のことを支えていたのは家政府さん たちで全ての過剰になってい たそれだけではらずに私にも義母は あれこれと試乗をしてき たしょっちゅう家に来ては私がちゃんと 掃除をしているのかチェックして 帰るこの家は立てたばかりで新しいんだ からちゃんと綺麗にしてくれないと困る のそう言って家の隅々まで見て 回る安い賃料で貸してもらっているから私 も何も言えなかっ た人に対してはあれこれ言うが党の本人は
何もせずに優雅にお茶のお稽古を楽しみ ながらのんびりと毎日を過ごしてい たそんな義母のことを夫に話しても何が あっても規模の見方しかしなかっ た私が理不尽なことで嫌味を言われたり 怒られたりしても母さんが機嫌を損ね たってことはお前が何か悪いことをしたん だろうそういうのが夫の口癖だった 夫は義父が持つ会社の1つで働いているが 1日中これといった仕事もせずにテスクに 座っているだけだ そう仕事は忙しくはないはずなのに家庭の ことは何もし ない家事も育児も一切手伝うことはなかっ た何か1つでも頼もうとすると嫌そうな顔 で仕事で疲れてるから無理という そしてソファーに横になってテレビばかり 見ているの だ義父はそんな夫の父親ながら面倒みの 良い人だった人柄もよく立場や身分も気に せず誰とでも策に話すようなそんな人だっ た私に対しても選るところが全く ない3歳になる娘も義父にはとても懐いて いるいつも元気な義父は60歳を過ぎても 仕事も現役でバリバリとこなしてい て毎朝早く起きて欠かさずラジオ体操をし てから出勤して いるそんな初々とした義父を見ていると こちらも元気な気持ちになって くるそんなある日のこと もしもしお姉さんどうかしましたか え病院に運ばれたすすぐ行き ます義父が倒れたと連絡があっ たその時に強く頭を打ってしまい内出血が 起きているそう だ麻痺が残りますのでお仕事の方は難しく なるか と医師が話すのを聞いた義の姉は悔しそう な悲しそうな何とも言えない表情をしてい た義母は開校1番私の顔を見ていっ た介護はお願いしますよあなたが一番時間 が取りやすいでしょ改めて介護師を頼む なんてそんなことする必要はないですから ねその発言に習うように夫が口を 開く俺も仕事で忙しいからなかなか間が 取れないし頼む な2人のそのセリフに私は真底驚いて言葉 も出なかっ たそれって長年連れ添った相手や育ての親 への態度な の私だって子育てがあるし仕事もしている の にそんなことはお構いなしだっ たそうして私の介護生活が始まっ た義の姉は義父の会社を任されて忙しくし
ていたがそれでも少しの時間を見つけては 義父のところに顔を出してい [音楽] た時間がある時は手伝ってくれたり時には 私を気遣って差し入れを持ってきてくれ たりし たはいこれをはぎいつも父のお世話をして くれてありがとうね疲れたら遠慮言ってね 無理はしないようにはいありがとうござい ます優しく声をかけてくれるお姉さんの ことは好きだっ たしばらくしても義父の容態は落ち着かず 体は一行に言うことを聞かないようだっ た私は仕事と娘の世話の合間に毎日顔を 出していて義父の支えになるようにと できる限りのことをした義父の世話をする ことは全く嫌ではなかったし今までお世話 になっていたのは私の方なのでその恩返し と思って頑張ってい た実の親でもないのにいつもすまない ね申し訳なさそうに義父が言ういいんです よ私が一番時間も取りやすいですしこの 病院から会社も近いですし私はそう言って 義父に笑顔を向け た夫は 時々親父最近はどうなんて聞いては来るが 実際に病院に足を運んでくることはなかっ た本当に気になるなら自分から来たらいい のに信じられない義母の顔は病院では1 週間に1度見るか見ないか程度であは私が 伝える話を聞いているだけだった [音楽] 私は義父のことに無関心な義母と夫に 苛立ちを覚えながら介護と家事と育児に 忙しく追われてい たそれから数ヶ月が経ったある日のこと私 とお姉さんは義父に呼び出され たちょっとそこに座ってくれるかいそう 言われ私たちはベッドの横にあった ソファーに腰を下ろし たすると義父はゆっくりと私の顔を見て 話し始め たあなたは実の父親でもない私のことを 文句も言わずに本当によく世話をしてくれ た嫌なこともあっただろうにそんなことは 顔に出さずいつも私を気にかけてくれて 本当に ありがとう妻や息子はほぼ知らん顔でお 恥ずかしい限りだ よそれも私に責任が ある私があの2人を甘やかしてきたせいだ というのは十々承知 だ今更反省しても遅いのだろう が義父は俯きながら 話すそれから
ね君は息子と離婚した方が いいいや離婚すべきだ孫が小さいうちに ここを出た方がいい な義父は真面目な顔で私の顔を見ると お姉さんに向かって言っ た俺が死んだらいつもの弁護士に連絡しろ 葬式はしなくて いい話は通してあるから なわかっ た本当に今までありがと とこんなにいい娘たちに囲まれるなんて私 は幸せ者だ よ寄付はそう言って甲殻を緩めにっこりと 穏やかに微笑ん だ何もかもを受け入れたようなその表情を 見た私はなんだか落ち着かなかっ たお父さんまだまだ元気でいてくださいね うちの子がお遊戯会はおじいちゃんにも見 て欲しいって張り切ってました からそう言うとフは優しく笑ってゆっくり と頷い たそんな会話をしてから1週間後のこと だっ た突然義父は眠るようにこの世を去った 葬式はしなくてもいいという遺言に従い 行わなかっ た仮装が終わるのを待つ間私とお姉さんは 涙が止まらずずっと泣いてい た娘も祖父が亡くなったことをなんとなく 分かっていたようだっ た私たちは静かに義父の死をいんだが一方 で義母も父もしらっととしておりその様子 に驚くばかり だこの2人本当に信じられ ないその後私は義父の言いつけ通り行動し た弁護士に連絡をすると翌日に向かうとの 返事だっ たそれまでの間義父の私物には指1本触れ ないで欲しいと言われ た義母にそのことを伝えるとあらそうと 面白くなさそうな顔をしてい た次の日弁護士は私たちを部屋に集めの から一通の封筒を取り出し た中に入っていたのは義父が残した有言書 だっ たここには遺産の内容と分け方が書かれて い ます弁護士の言葉を義母は前のめりになっ て聞いて いる弁護士は咳払いを1つすると遺言書を 読み始め たそれによると義父は持っていた会社の ほとんどを売却し 疑実家の土地も売りに出したなので私たち が住み続けることはできない義母には生活
費と住むためのアパートを用意し たお姉さんと夫には現金を渡すことそして 会社は信頼できる社員とお姉さんに託す それから家政府さんにも気をするそう だ残ったお金は療護施設や事前団体に寄付 するどういうことよここの土地ももらわ なきゃ暮らしていけないじゃない義母は 弁護士に掴みかかる勢いで声をあげ たお金も住む場所ももらってそれで十分 生活できるだろうそう思うのだが弁護士は 義母の見幕にたじろぐこともなく淡々と話 を進め そして別けですがご長男様にはこちらを そう言って弁護は夫の目の前に何か紙を 出したそれは私の名前が書かれた離婚届け だっ た夫が呆然と私を見たなんで俺たちが離婚 しなきゃいけないん だ夫は立ち上がり私に近づいて問いかけて きた 俺たちうまくやっていただろうお前なんで こんなものにサインしているん だ何も気がついていない夫に私は深い ため息をつい た今まで家事も子育ても介護も私だけに 押し付けてきたでしょそれだけで離婚 なんておかしい だろうそれ だけそのセリフにうんざりとして続け た私がお母さんに嫌がらせされたって言っ てもあなたずっと助けてくれなかったじゃ ないろに話を聞きもしないで私が悪いから 仕方ないって言うしそれにお父さんが大変 な思いをしているのにあなた何も気にして いなかっ たそんな人と私は家族をやっていけ ない今までの思いが爆発していた 大好きなお母さんと一緒に暮らせばいいの よ私は震えて膝から崩れ落ちている夫の手 にボールペンを握らせ た一方義母は火政府も雇えないじゃない 生活できないなどと相変わらず騒いでいた その様子を見てお姉さんが なめる身のたにあった生活をしたらいいの よ パートでもしてみたらお父さんから任され た会社で雇うわよいやよ学校卒業してすぐ お見合いで結婚したの今更働けるわけない おいおいと泣きながら話す義母にお姉さん が 言い放つお母さん昔からそうだよ ね出来もしないって最初から決めつけて人 に任せるずっと甘やかしもらえたんだろう けどこれからは私は絶対に助けないから ねあなた私を置いていくつもりそんなわけ
ないわよね大好きなお母さんと一緒がい いって言ってたわよ ねやめてよそんなこと言ったことも覚えて いないわお姉さんは義母の手を払い落とし 立ち上がっ た好な息子がいるんだから私の手助けは いらない でしょ規模はもううれて顔すら見えない ほどだっ た魂が抜けたようにゆっくり立ち上がり 自分の部屋へと消えていっ たすると夫も机の上にあった離婚届けに 黙ってサインをしてその場を去ってしまっ たなんだか血のつが家族がこんなで悲しく なるよそう言ってお姉さんはため息をつく と私に白い封を手渡し た何ですかこれ封筒の中を見ると鍵が2つ 入ってい たあのねこれ銀行とマンションの鍵なの え聞くところによると私や娘が暮らすのに 困らないだけのお金が金庫にあり住むため の家まで用意してくれたそう だお父さんから世話をしてくれたことへの お礼だっ てお姉さんはそう言ってにっこり笑っ た私はただ大切な人を大切にしたそれだけ だったのにこんなことになるとは全く想像 もしていなかっ たそうして私はそのお金を使って引っ越し を済ませ新しいスタートを切っ た離婚も成立していたので晴れて自由の身 になっ たお姉さんは義父から任された会社で仕事 をこなす日々で元夫はその部下として働い て いる長いこと窓際にいたせいか仕事の出来 がひどいのでお姉さんがと言っていたそれ から義母はアパートから出ることもなく 毎日泣いて過ごしているそう だ私は娘に振り回される毎日を送っている が可愛い娘の笑顔を見ると何でも許せて しまう母と子2人の生活だけれど義実家に いた時よりずっと幸せだ今の幸せは義父が 私たちに残してくれた宝物だ 私はその気持ちを噛みしめながら娘と一緒 に新しい人生を歩んでいこうと 思うこのままの生活が続くなら一緒に 暮らしていくのは無理 だかつて旦那だったひしに別れを告げられ た原因は私のせいだ仕事人間なった私は 働くことが生きがいだっった 私は今とあるスーパーの本部で マネージャーとして働いている子供の頃 から病気がちだった父と2人っきりの生活 はいつもお金がなくギリギリの中で
やりくりをしてい た私は中学を卒業してすぐに地元の スーパーでレジ打ちのパートをして働いた 同級生からはお母さんのいない家庭の子が 中卒でレジ打ちなんてかわいそうと言って 見下してくる意地悪な子もいたが同じ中 学校のクラスメイトだったひしは高校の 帰りに毎日のようにお弁当やおかを買いに 来ては帰り際に一言頑張れよと声をかけて くれ たそれから私はずっとスーパーで働き続け ながら大人になってと付き合い結婚し た仕事ではレジ打ちからいつしか売場主任 になり今はマネージャーとして本部の商品 部で働いて いるサービス業なので営業時間も長く土日 や連休は 忙しいもちろん定休日は ないだから丁寧に家事をすることはでき なかったし彼が休みの日私はいつも仕事 だったクリスマスも大晦も正月も一緒に 過ごしたことは ないもちろん子作りも後回しになって いるひろしもそれを理解してくれている そう思っていたでもそれは私の勝手な 思い過ごしだった彼のことはもちろん愛し ていただからこそ別れを切り出された時は 涙が止まらなかった けれど当時の私には仕事を辞めるという 考えはなかったし生活スタイルを変える こともできなかったのだひろしと離婚して からは新しいアパートを借りて1人暮らし をしながら彼のことを思い出さないように 仕事に没頭する毎日だっ た離婚してから2年後友人から彼が再婚し たことを聞かされた 複雑な気持ちだったが幸せになってほしい と願ったその後も私はキャリアを積んで 会社でも重要な役回りを任されるように なっ たやりがいもあり周りの期待に答えたいと ますます仕事にのめり込む 毎日日に日に疲れは増していっ たそしてある日突然プツンと糸が切れる ような感覚に陥り会社に行きたくなくなっ てしまった気持ちが落ち込み理由もなく なぜか涙が止まら ない仕事に行かなきゃという気持ちはある のに足が動か ないさすがにおかしいと思い病院で診察を 受けることにし た無理をしすぎなんじゃないですかまずは ゆっくり給養をして くださいはい わかりまし
た病院からは診断書をもらいしばらく会社 を休むことになったそれからは起き上がる こともくになり気力も出ず寝てばかりの 毎日で1月2月と時間だけが過ぎて いく仕事に復帰したい気持ちが焦りに 変わりますます体調が悪くなって いくもうだめだ 私は長年勤めた会社を退職することにした 自分の中の数年分の努力が一気になくなる ことに不安を感じ たでも不思議と会社に退職を伝えた後は すっと心が軽くなっ たそれからしばらくして休養のため実家に 帰ることにし た夫に見放され仕事も失った私のことを父 はとても心配をしてい た実家に帰ってからは短時間のパートをし ながら少しずつ社会復帰を試みたそんな 毎日を送っていたある日パート先の薬局で レジを打っていると ゆりえと声をかけられた え聞き覚えのあるその声にふと顔を見上げ てみるとがい た別れてから数年は経っているが彼は そんな月日など感じさせることもなく昔と 変わらない優しい瞳で私を見ていた久し ぶりだねこんな姿見られちゃってなんか 恥ずかしい な慌ててそういう私にひしが答えたいや 本当だよな似てるなとは思っていたけど まさかまた会えるとは思っていなかったよ 彼は目を丸くして驚いた顔をしてい た久々に再開した私たちはパートが終わる のを待ってもらい近くのカフェでお茶をし た最初はお互い緊張していたこともあって 彼はここのコーヒーは美味しいなとか ゆりえは甘いものに目がなかったよな なんてたいもない話をしていたしばらく 立って一緒の空気になれ始めた頃ひしが 問いかけてき たところでさどうしてこんなところで働い ている の私は仕事のしすぎで体調を崩してしまい 塞ぎ込んでしまっていたこと生活を一変し たいと思い実家に戻ってきたことを伝えた それは大変だったなゆりえは頑張り屋だ から なそしてひしも私と離婚してからのことを 話してくれ た彼は会社に新しく入社してきた派遣社員 の女性と再婚していた らしいしかしその女性とも半年前に離婚 することになっ た原因は彼女の浮気だった らしいその離婚をきっかけに実家近くの
視点に移動の希望を出して錬金が決まった そう だ全てを話しおえたひしはいやあお互い 色々あったけどさこうやってまた再開でき たのも何かの縁なのかも なと少し恥ずかしそうに笑っ たその笑顔に思わず私は頬をあめてしまっ たそれから私たちは頻繁に会うようになっ た 休みの日は飲みに行ったり一緒に近所を 散歩したりもし たひろしと再開して私はかなり元気になっ たと 思う今までは外に出かけたいという気持ち すら湧かなかったのに今は外出して楽しい と感じることが できる私は再びひに心引かれていっ た彼も同じ だろう再開してから半年が経った頃俺と もう一度やり直してほしいやっぱり君の ことが好きなんだて思って さひしに再び告白されて私たちは交際する ことになっ たもちろん結婚は考えていなかっ た私は彼を過去に傷つけてきたし彼も今や 罰のだお互い自分にもう自信がないという のが本音だったと 思うそして私たちは同棲生活を送ることに なっ たそれからは毎日が楽しく順調で私の体調 もすっかり良くなってい たそんな日々を送っていたある日ひしが 突然家に痩せ細った女の子を連れてきた こんにちは です小声で挨拶をするその少女はなんと 前菜との子供だそうだ年齢はまだ5歳ひし に娘がいることは聞いていたでもいきなり 連れて来られたので正直私もびっくりして しまっ たごめんな急にあいつ実家にリナを預けて そのまま行方をくらましたらしくて ひとまず家に連れてきたんだいきなり ごめん彼は申し訳なさそうに俯いてい た私は大丈夫よそれよりリナちゃん私は ゆりえですよろしくね彼の手を握っている リナちゃんに声をかけるがリナちゃんは目 を合わせてくれなかっ たきっと母親に置き去りにされて状況が 理解できないのかも 悲しそうに俯いているリナちゃんを見て私 まで涙が出そうになっ たしばらくの間ここに一緒に住まわせて やってくれないか な申し訳なさそうに聞いてくる彼に もちろんよなんだか娘ができたみたいで
嬉しいなよろしくねりなちゃんそう言うと ちゃんはのにれてしまった初対面だし無理 もないわね少しずつ彼女と距離を縮めて いければいいなと思ってい たそれから私はパート先に事情を説明し しばらく休みをもらってリナちゃんと一緒 に入れる時間を作っ た最初はなかなか心を開いてくれないリナ ちゃんだった がお人形で一緒に遊んだり2人でお風呂に 入ったりしているうちに次第に私に笑顔を 見せてくれるようになっ たそんなある日のことリナちゃんが大好き なオムライスを作ってあげる とゆりえおばさんの オムライスいつもあったかくてすごく おいしいママはいつも冷たいご飯しか出し てくれなかった からそう言って悲しそうな顔を する彼女の話ぶりからしてリナちゃんは実 の母親にないがしろにされていたの だろう私は許せなかったこんなに可愛い リナちゃんを悲しませる なんてこのことはひしにも話してい たあいつリナのことはきちんと育てるって 約束したのに許せ ないと怒りを荒にし た離婚当初はは毎週彼女に合わせてもらっ ていたけれど幼稚園に入院して1ヶ月に1 回と頻度が減っていってしまい最近はもう 数ヶ月に1度しか合わせてくれなかった そう だ会う回数が減っていくのと同時にリナ ちゃんがあまり話さなくなってしまいひし はずっと心配だったそう だ私は子供を産み育てた経験はないし ちゃんとは初対面で顔見知りというわけで もない心に傷も追っているだろうし精神的 にも参ってしまっているであろう彼女を 愛していきたいと思っ たそれにしてもひしの前妻はひどい人だと 思う私は彼女に対して嫌悪感を日に日に 募らせ たそれからひはどうにかしてリナちゃんの 真剣を取り戻そうと各方面に 働きかけもちろん私も協力した前菜には何 度も電話しても一向につながらなかっ たそんな前菜が突然私たちの家にやってき たのだからものすごく驚い た背が高く顔は美人だが化粧が濃く服装も 派手な私とは正反対のタイプの彼女は玄関 で声をあげてい たリナを返してちょうだいあの子がいない と困るのよ困るってどういうことだよ 置き去りにして男のところに行ったんじゃ
なかったのかふざけるなよそう言って彼は 怒りをぶつけた彼とは別れたの1人で 寂しいからやっぱりリナと暮らしたいの よなんて自分かてでとんでもないことど 言うのかとその言葉に私は怒りが爆発し たあなた子供を何だと思ってるんですか あまりにも身てすぎますよと叫んでしまっ た私たちが激しい高論を繰り広げていると 背後からリナちゃんがやってきた ママリナ迎えに来たわよさあ いらっしゃいと前がが言う と私のママは こっちこれからはゆりえママと一緒に 暮らす のそう言い放ち私の手をぎゅっと握った何 よ血が繋がったママの方がいいに決まっ てるでしょこっち いらっしゃいリィナちゃんの手が小刻みに 震えているのが分かっ たこの子は私が育てます大切なのは血の 繋がりより心の繋がりですリナちゃんが ぎゅっと私の手を握りしめ た娘に見放された彼女は顔を真っ赤にし 可愛くない子と一言残してドアを開け そそくさと走り去っていっ た母親がいなくなった後リナちゃんは少し 悲しそうな顔をしたがすぐに笑顔に 戻りママって呼んでもいいかなと私の目を 見て言ってくれ たその言葉に思わず涙が溢れそうに なる隣にいたひろしも優しい笑顔でこちら を見てい たそれからはスムーズにことが進みひしは リナちゃんの真剣を取り戻すことに成功し て私たち3人はのんびりと平和に暮らす ようになっ た後で聞いた話だがひしの前菜は借金取り に追われ相談しに行った両親にも感動され 逃げるように姿を消したそうだそれから 半年ほどが経った時その日はひしの誕生日 だった私とリナちゃんでご馳走を作って彼 の帰りを待ってい たひしは会社を定時に上がって急いで帰っ てきてくれ た私たちはさやかな誕生日パーティーをし たおいしいご飯を食べながらりなちゃんは 急に口を開いたパパいつになったらゆりえ ママが私の本当のママになる のリナちゃんの言葉に私もひろしも思わず 顔を真っ赤にしてしまっ た本音を言えば私ははすぐにでもひしの妻 になりたかったそして愛らしいリナちゃん の本当のお母さんにもするとリナちゃんは ゆりえママはパパのこと好きと聞いてきた うんもちろん大好きよそう言うと今度は
ひろしにパパはゆりえママのこと好きなん でしょと聞いたひしは顔を真っ赤にしても もちろんだよと答えたリナちゃんはうん 分かった両思いだねじゃあ2人は夫婦に なれるねとにっこり笑って嬉しそうに言っ たするとひし はそうだ なと私の目を見ていっ たの言葉に私はドキっとしてしまったする とひしが突然 立ち上がり私の方を向いて改まって話し 始めたゆりえさんまた俺の妻になって くださいそして可愛いリナのお母さんに なってやって ほしいはい喜んでこちらこそよろしくお 願いし ますちゃんが私たちにパチパチと拍手をし てくれ たそれから間もなくして私たちは婚姻届け を提出しに行き正式に家族になっ た1度別れてしまった私たちだけどリナの おかげでまた一緒になれたこれからは家族 3人で毎日笑顔で楽しく暮らしていこうと 思う 俺は昔から男のくせに甘いものに目が なかったパフェやパンケーキのような喫茶 店に置いてあるデザートが大好きで子供の 頃に家が喫茶店を経営していたこともあっ て昔から毎日のようによく食べてい た残念ながらもう実家のお店は閉店して しまったけど将来は甘いものがたくさん あって男が1人でも堂々とスイーツを 食べれるそんな喫茶店を開くことがずっと 夢だっ た俺は小さな印刷会社で会社員をしながら 夢に向かって奮闘していた毎日営業周りの 合間を見ては喫茶店を巡ったり休日は経営 を学ぶための学校に通いながら喫茶店の 開業準備に愛しんでいた40歳を過ぎて 独身で平社員といくら同僚に見下されても 夢があるから気にならないし恋愛や結婚も 眼中になかったそうして長年勤めていた 会社をやめてコツコツ貯めたお金と銀行 からも借り入れをしてついに俺は喫茶店を 開業した店は外装や内装にもこだわって 苦労を貴重に落ち着いた雰囲気のお店を 作り上げたやっとオープンにこぎつけた な店内を改めて眺めると自分の店ながら かなり立派だなんだかんだでお金も結構 かかってしまっ た駅近くで理想の居抜き物件をたまたま 見つけて 即決便利な場所だったので家賃もそこそこ かかりスタッフを雇うお金などで出費が 重んでい
たそしていざ喫茶店を開業してみると思い の他お客が入ら ない近くにファミリーレストランができた のが原因だっ たまさかあのビルの中に飲食店ができる なんて盲点だっ たそれからは毎月赤字が続きあっという間 に廃業寸前の窮地に立たされただが せっかく開いた喫茶店をすぐに潰すことは できないいつか巻き返すと思い借入れを 続けてしまっ た気がつけば毎月の返済が追いつかなく なってい たどうにもならないほどその金額は 膨れ上がっていて俺は借金の返済のことで 頭がいっぱいになってい たお金を借りる宛てを探すしか ない店のオープンを喜んでいる年置いた 両親には迷惑をかけることはでき ない頼れる兄弟や親戚もいなかっ たこうなったら信頼を失うかもしれない けれど知人や友人に当たってみるしかない かまず数人の社長をやっている友人に相談 してみたがお金は貸せないとみんな答えは 同じだった金持ちだからと言って貸して くれるわではないということがわかっ ただが同年代の友人で普通に会社員を務め ているような人に頼めるような額でも ない考えた末前の職場で親しくしていた 上司に頼んでみることにし た上司と言ってもその会社の社長 だ小さな印刷会社だったので社長自ら営業 をしてい た社長県営業部長といったところ だ営業部に所属していた俺は社長とは家が 近かったこともあって毎晩のように飲みに 行って親しくしてい た株をやっていてうまくいっているとよく 自慢していたしお金には余裕がありそう だっ た会社は小さくても潤ってい た聞くだけ聞いてみる か急に呼び出された社長は驚いてい たサラリーマン時代よく一緒に飲みに来て いた居酒屋で久しぶりに会っ たお前元気にしてるのかちょうど来月 あたりに店を見に行こうと思っていた ところだったんだよどうだうまくいってる かそれが実はうまくいってなく て俺が答えると そう かまあ難しいよなとお通しの枝豆を食べ ながら社長が言っ たしばらく会社の話や昔話などをした後に 恐る恐る切り出し
た あの実は今店がうまくいかなくなったせい で借金を抱えてしまいまし てもしできれば少しお金を貸していただけ ないでしょうかそう伝えて頭を下げ た社長はびっくりした顔で俺を見てい たみか君が 借金信じられないね一体いくらあるんだ い俺が金額を言うと社長はさらに驚いてい たそしてしばらく考えた後に害のことを口 にし たうんそうだなあ相談に乗ってもいいぞ 場合によってはそのお金を全額貸してやっ てもいい え俺は驚い たそんなあっさり貸してくれると言われる なんて思ってもいなかっ たその代わりと言ってはなんだが条件が あるな何でしょうそこで俺が耳にしたのは 衝撃的な一言だった俺の娘と結婚してくれ ないか え何かの冗談かと耳を疑っ た社長の娘さんがどんな人かもわからない しそもそも娘さんに対しても失礼 だろう俺は定長に断ったのだが社長は何度 もお願いをしてきた 社長の娘さんはもう40歳も中頃だが男性 が苦手なようで恋愛も結婚もする気配が ないそう だなんとかしていい人を紹介してやりたい とずっと思っていたんだよ結婚も早くして ほしいし な君のことは仕事を一緒にしていたから 真面目な人柄をよく分かっている娘を安心 して任せられるよどうだ ねしかしそれはさすがに躊躇してしまっ たいくら小さな会社と言っても社長令嬢だ そもそも相手にだって選ぶ権利がある脱さ に失敗した男と結婚するのは嫌 だろういくら男性が苦手だと言っても他に いいやがいくらでも いるそういう間もなくとにかく するからまずは1回あって娘はひりで 初対面だとなかなかうまく話せなくてね 性格の優しくて本当にいい子なんだよだ からその後は3ヶ月ほど時間もらえないか ね何何回か会ってみないと分からない だろうその間は喫茶店の経営が持ち直す ように知り合いのコンサルにも頼んで できる限りのサポートも すると言ってくれた しかしそんなに強く結婚を進める理由が 何かあるのだろう かそこまで言われて断ることもできず社長 の話をそのまま受け入れることにし
たそれから数日後写真も見ることもなく 慌しく当日を迎えた俺は少しだけどんな人 なんだろうとドキドキしていたそうして 待ち合わせのホテルの亭で社長の娘さんと 初対面し た長く伸ばした前髪から覗くその顔を見て 俺は息を飲ん だ彼女の右側の方には爪で引っ掻いたよう な長い傷跡があったの だ初めまして みか翔吾 です は初めまして ごと裕子 です話し言葉も たどたどしく社長が言っていた通りあまり 男性には慣れていない様子だっ た彼女と一緒にいながらも借金のことが頭 に ちらつくどうすればいいもの か全く話に身が入らないまま食事を終えた 約束だからまずは3ヶ月間会ってみる かそれから何回か俺は裕子さんとデートを した食事や映画に行ったりした喫茶店に 一緒に入った時はああでもないこうでも ないと熱弁が止まらなくなる俺の話を裕子 さんは微笑みながら聞いてくれ た裕子さんは少しずつ喋るようになって くれて 俺たちはだいぶ打ち解けてきてい た その間喫茶店も社長が紹介してくれた経営 コンサルの人に色々アドバイスをもらい 少しずつ立て直しながら逆足に変化が見 られてこれならやっていけるかもしれない と希望を見い出し始めていたそうして裕子 さんと初めて会った日からもうすぐ3ヶ月 がとうとてい たその日は水族館に行った後喫茶店でお茶 を飲んでい たあのイルカおこでしたね確かに俺より頭 いいよ きっと俺たちは目を合わせて笑っ たすると裕子さんが寂しそうに言っ たもうすぐ3 ヶ月今日が最後のデートですね裕子さんは 俯いていた俺も少し寂しかっ たその時裕子さんが胃を消したように俺の 目をまっすぐ見ていっ た借金が終わりなんですよ ね父がもし結婚が決まったらお渡しすると 言っていまし た社長から話を聞いていたようだでも そんなに結婚なんてこんな私と嫌ですよ ね彼女が傷がある方を手で押さえていった
俺は返答に困ってい た無理に結婚なんてしなくてもいいです から ねそれで 私貯金があるのでそのお金お貸しできます え俺は驚い 裕子さんは何を言い出したのだろう かそんな俺みたいな出会ったばかりで大金 を貸したって裕子さんに何の利益もない じゃないです かそう言うと裕子さんは意味しな表情で 微笑ん だ父には今回の結婚の話はなかったことで と伝えておきます ね俺はなんだか申し訳ない気持ちで いっぱいだっ たしかし結婚すると決意もできず何も 答えることができなかっ たすると裕子さんが語り出し たあの 私実は昔お会いしたことがあっ て私のこと覚えていませんか え全くどこであったのか身に覚えはなかっ た俺が目を見開いて驚いているとその様子 を見て彼女がクスクスと笑っ た小学校の時に猫を一緒に探したのを覚え ていません か あその一言で俺はある出来事を思い出して い たあの時の子が裕子さんが営んでいた喫茶 店の休業日の日に俺は大好きなパフェをお 店で1人密やかに作って食べてい たするとドアをノックする音が聞こえて 振り向くと小学生低学年くらいの少女が チラシを抱えて店の前に立ってい たすみません今日はお店は休みなんです よそう言うとその少女は手に持った髪を 差し出していったこのチラシを壁に貼って もらえません か女の子から手渡されたチラシに は猫を探しています見つけたら連絡 くださいと書いてあり白い綺麗な猫の写真 が貼ってあっ たどうしたの猫がいなくなっちゃった のそう聞くと少女は突然涙を流して話し 始めたうんうちで飼っているみーちゃん お父さんが買ってきてくれた猫ちゃんなの 大切なお友達なんだけどどこかに行っ ちゃっ た少女は悲しそうに泣いて いる動物病院に連れて行った帰りに水を あげようとキャリーバッグを開けたら外に 出てしまい車を避けて走り去っまま戻って こなくなったそう
だ俺は泣く少女をお店の椅子に座らせて生 クリームをたくさん乗せたパフェを作り 女の子の前に出し た兄ちゃんきっと帰ってくるよまずはこれ 食べて元気出し てふ ありがとう甘くて おいしいその後ミーちゃんは近所の人が 見つけてくれて相当怖い思いをしたのか私 が抱きかえようとした時にびっくりして 引っかかれてしまったん です父はずっと自分が買ってきた猫のせい で娘に傷ができたって未だに気にしている んです よそうだったの かだからきっとあんなに心配して結婚を 促そうとしていたん だ裕子さんはしばらくしてみーちゃんが 見つかったことを報告しに喫茶店に行くと お店が閉店していたそう だ実はその時俺の父が急病で倒れ店の営業 ができなくなりそのまま店を閉めることに なってしまっ たそれから30年以上の月日が 流れ今回俺と付き合うことになり 喫茶店の話を聞いて昔のことを思い出した そう だそうだったん だありがとう俺なんかのことずっと覚えて てくれて少し恥ずかしくなりながらもそう 言っ たあの時のパフェのお礼ですそう言って 裕子さんは俺に可愛いラッピングの袋を 渡してくれた えありがとう 裕子さんも頬を少しあめて恥ずかしそうに していた私パン作りが大好きなのパン屋を 開きたいって思ったこともあってだから 喫茶店が夢だったみか君の気持ちなんと なく分かるんだよねみか君みたいに自分の 好きなことに挑戦してる人ってかっこいい と思う そんなことを言われて俺はとても嬉しかっ たそういう彼女の表情はなんだかとっても キラキラしていて眩しかっ たそして帰り際 は今まで本当に ありがとうみか君の夢応援したいから私が お金貸ね無理に結婚しなくていいから それじゃあさようなら そう言って裕子さんは目に涙をべながら 無理やり作ったような笑顔で去っていっ た俺はそのまま裕子さんと別れ た家に帰って裕子さんがくれたパンを かじるするとほんのり甘い味が口に広がり
とっても美味しかった そして同時に涙が溢れてき た俺は自分でも信じられなかったが裕子 さんを好きになってい たこのままお別れなんて嫌 だそう思った俺は裕子さんに電話をし たどうしたの電話口で裕子さんが驚いてい た裕子 さん俺と婚してくれません か電話の向こうで止まっている気配が感じ られ たそして次の 瞬間私なんかでいいのと聞いてきた もちろん 俺裕子さんのことが好きなん だそう伝えた裕子さんは何度もありがとう と言って 数日後社長が俺に借金の話なんだけどね めでたく結婚が決まったから約束通りみか 君の口座に振り込もうと思ったんだそれを ね裕子に話したら私が振り込むって言い 始めて聞かなくてね私が一生かけて支えて いくなんて言うんだよだからもう優香に 任せることにしたよ 俺はそれを聞いて申し訳ない気持ちになり ながらもなんて素敵な女性と結婚すること になったんだろうと泣きそうになったそう して借金は裕子さんのおかげで無事関西 でき た喫茶店は社長が仕事ができるコンサルを 紹介してくれたおかげで売上が少しずつ 伸び始めてだいぶ調子が良くなってきた 裕子さんも一緒に働いてよく手伝ってくれ ていた人見知りなのに無理をして接客も 笑顔で頑張ってくれてい た半年後俺たちは無事に席を入れて結婚し たそして今は新居に住み幸せな生活を送っ て いる今日は2人で喫茶店の新メニューを 考えて いる今度の新メニューは甘いカスタード クリームが入ったパンは どういい ね裕子は俺を地獄から救い出してくれた 女神のような存在だそして社長は俺に こんな素敵な女神を紹介してくれた神様 だ一生かけて俺は裕子と社長に恩返しをし ていきたいそう思って いる申し訳ございませんが今月限りで会社 を辞めさせていただき ます今日会社の上司に次表を提出し た突然のことだったので上司は目を まんまるにしてとても驚いていた会社を 辞めるのはもう何度目だろうか大学を出て 初めて働いたのは中小企業の事務職だっ
たやりたいこともなく軽い気持ちで適当に 見つけた仕事だった最初はパソコンでの データ入力も取引業者への請求書の発行も 1つ1つの業務が新鮮でOLってこんな 感じと思いながら毎日楽しく会社に行って いたでもだんだんと期限に追われる事務 処理と膨大な入力作業についていけなく なってしまったそしてしてからたった3 ヶ月で限界が来た長時間座りっぱなしの 仕事は向き不向きがあると思う私はそう 自分に言い聞かせて次はずっと動き回る スーパーの宅配ドライバーをやってみたで も外に出ていろんな家庭に日用品や食料品 を届ける仕事は毎回同じルートをぐるぐる と車で回っているだけで半続けたら飽きて しまってまたやめてしまったそうだ人と 話す仕事が向いているのかもそう思って次 は不動産の営業職に着いたお客さんとの 会話は楽しかったがきつノルマに耐えられ ずにまた3ヶ月と持たなかったそんなこと をここ数年はずっと繰り返していた私の 続けることが苦手な性格は昔からだ 大学では次々とサークルを変えていったし 1人暮らしを始めた時にはお金の管理は 家計簿からよねと思いながら可愛い表示の 家計簿を買って毎日使ったお金を記録して いたでもしばらくするとレシートが溜まっ ていき記入が追いつかずにだんだん特訓に なっていったああすごいレシートの山 1ヶ月分たまっちゃった うーんなんだか面倒だなそもそもかけボ ってあんまり意味ないかもうん やめよ最初はやる気があるのだがすぐに やめて しまう私は熱っからの空性なのだ はあこんなに仕事やめてたら履歴書1枚 じゃ足りなくなっちゃうよね手を止め ため息をついた履歴書には入社と代謝の 経歴がずらっと並んでいたこの経歴じゃ なかなか書類先行も通過しないよ ねそしていつしか転職活動をしても不採用 通知ばかりで前に進むことができなくなっ たアルバイトでさえも採用面接で ことごとく落とされる面接でのりパターン はこうだあなた転職回数が多いわねうちの 会社にアルバイトで入ってもすぐにやめて しまうってことはないですか主な退職の 理由は何ですかあはい採用していただけれ ば今回は本気で仕事に取り組むつもりです その後面接官は苦い顔をする当たり前だ 質問にちゃんと答えてないのだから でもすぐに辞めてしまうかどうかを聞かれ てもその会社で働いてみないことには わからないそれに今までの退職の理由が秋 っぽい性格だからなんて面接で言えるわけ
がないだから毎回その質問を向けられると うまく答えることができなかっ たそして結果は不 採用もうなんで仕事続けられのか な自分のことながらうんざりするし心底嫌 になる私の目から涙が自然とこぼれ落ちた その時バッグの中でスマホが鳴っ たまたお母さんからだこの前も話した ばっかりなのに私はしぶしぶバッグから スマホを取り出したもしもしあんたその後 どうなのほらまた仕事やめたいってこの前 言っていたでしょ ああうんあそこやめたのやっぱり上ドレス は向いていないみたいで ええまたやめたの家賃や食費は大丈夫なの うんでも次のアルバイトすぐ決まらないと だんだん厳しくなってきてるもういい加減 にこっちに帰ってきなさいよよそうだね私 は田舎に帰るのは嫌だったなんだか負け犬 のような気がして母に帰って来いと言われ ても帰りたくないとずっと思っていたでも その日はさすがにもう疲れてしまっ て私来月実家に帰ると返上し たそうして実家に帰った私は新たなでび 転職活動を始めたでも気持ちが新たになっ ても生活する場所が変わっても履歴書の 内容が変わるわけではなくやはり転職回数 が多いことがネックとなって採用まで こぎつけることはできない状況が続いた 結局どこに行っても自分はダメな人間なん だとどんどん気持ちが落ち込んで いく私は自分の部屋にこもる日が多くなっ ていっ たある日そんな私を見て母が仕事の話を 持ってき たおばさんが働いているスーパーでね パートさんが急病で倒れて辞めることに なったらしくて人手が足りないみたいなの あんた面接だけでも受けてみ たらうんそうだねどうせあの歴を見せたら ふよだろうでも母もこんな状態の私を見て 心配な気持ちも 分かる私はとりあえず面接だけでも受けて みることにしたじゃあお母さん今日これ から面接だから行ってくる ね母は頑張ってねと言って私の背中をポン と叩いた はーい乗り気になれず小さい声で返事をし てスーパーに向かったどうせまたいつもの パターンだそう思って望んだ面接は実際は 思いかけないものだっ たあらあなた随分たくさんお仕事されて いるのねこんなにいろんな経験があるって 素晴らしいわうちはね小さいお店だけど 忙しいからまずはお試しの気持ちでやって
くれればいい から店長は私の履歴書を前向きに捉えて さらに仕事も会わなければやめてもいいと 言った面接でそう言われたのは初めてだっ たのでとても驚いたそうして私はその スーパーで働くことが決まりレジを担当 することになったそのお店のレジは センサーをかすタイプではなく商店街の 小さなお店で使っているような金額を直接 打ち込むレジだった今時珍しいな少し面倒 かもそんな風に思いながらスーパーでの アルバイトが始まっ たしばらくは久しぶりの仕事だったことも あり販売している商品を覚えたり一生懸命 に仕事に取り組ん だでも繰り返しのレジの入力にまたいつも のように飽きてしまいいかまやめたいと 考えるようになっていた店長も面接でお試 しって言ってくれたしお母さんの手前が あるからあともう少しだけ続けてそれから やめよう私はそう思ってい たそんなある日の休日引っ越しをしてきて から片付けが途中だった部屋を整理してい たその時ふと襖の奥にあった箱に目が 止まった何だったかなあの箱その箱に何が 入っているか思い出せず気になったので 開けて中を確認することにしたすると中 から1冊の手帳が出てきた ああ 懐かしいそれは高校生の頃に書いていた 手帳だったページをめくりながら懐かしい 日々の思い出に浸っているとある日を境い に手帳の予定が練習の文字ばかりになって いた練習練習って 毎日これ何だっ けそしてページをめくるとそこにはこう 書いてあった今年の 目標パソコンでブラインドタッチができる ようになる ことパソコンのキーボードを早く打てる ようになって将来仕事に役立て たいそうだ思い出したある日テレビを見て いてニュースか何かの番組の中でパソコン のキーボードを全く見ずに高速で タイピングしている女性が特集されていた 手元を見ずに画面だけを見ながら スピーディに文字を打ち込むその姿が私に はとても美しく映ったうわあすごい キャリアウーマンって 感じ私はそんな憧れの気持ちから タイピングの練習を始めた学校から帰ると 毎晩遅くまで練習を続けたそして徐々に キーボードを打つスピードは速さを増して いき高校3年間毎日指を動かし続けた結果 タイピングの大会に出場して入賞するほど
に上達した私はその手帳を見て本当になけ なくなってしまっ たあの時は毎日練習を続けることができた のになんで今こうなっちゃったのか なでもできたってことはやればできるって ことスーパーの 仕事もう少しだけ踏ん張って頑張って みようか なそう思い直して翌日スーパーに向かっ たそして明暗を思いついたブラインド タッチの経験をレジに生かしたらどう だろう かこのボタンがこの指でうんできそう手元 を見なくても金額が打てるように キーボードの位置を完全に指に覚えさせた そしてしばらくして私はものすごい スピードでレジが打てるようになったする と目の前の景色が変わった手元を見なくて 良くなった分店内のお客さんのことが視野 に映るようになったあのおばあさんはいつ も安売りのものを中心に買っているあの おじさんは毎回りんごを買っていくあの 男の子は毎日お昼ご飯を買いに来て いる今まで見えなかったところに気づく ようになったの だある日いつも安いものしか買わないおば さんが5000円もする立派なタをレジに 持ってきた私はびっくりして今日はお 祝い事ですかとそのおばあさんに言った 今日はね孫がピアノのコンクールで優勝し てねそのお祝いなんだ よおばあさんは嬉しそうに言ったそうでし たかおめでとうございます 手元を見る必要がなくなった私はいつしか お店の常連さんとレジを打ちながら自然と 会話するようになってい たある時は毎日同じりんごを買っていく おじさんがりんごを買っていなかっ た今日はフルーツは買わなくていいんです かいつも買っているりんごがねないんだよ あ今日は特売で売り場が変わっていて 入り口の正面にありますよおやそうかい 教えてもらえて助かった よまたある時は毎日お昼に訪れる少年が 買い物かごにご飯だけを入れてねえねえ お姉ちゃん唐揚げがないんだよと寂しそう な顔をし た今ちょうどあげている時間だあと数分で 出来たてが棚に並ぶから 本当じゃあ待ってる男の子は嬉しそうに 笑っていったそんなある日今日も忙しいと 思いながらレジ打ちをしていると店内放送 が響いた本日は大変込み合いまして大変 申し訳ございませんどうぞ空いているレジ にお回りください重ねて申し上げます
どうぞ空いているレジの方へお しばらくして店長が来て私のレジの後方に 並ぶお客さんに直接声をかけて店内放送と 同じことを伝えていた他のレジは空いて いるのに私のレジだけが長い列になってい たのだその時おばあさんが口を開いたこの レジのお姉さんにね挨拶するのが私の日課 なのだからんでもこの列がいいの よ私もね同じじゃあの子の笑顔が元気が出 て の後ろのおじいさんが言ったちょっとした 会話を楽しみにお店を訪れてくるお客さん が私のレジに並んでくれていたのだ こんにちはこの間ねあなたがおすめして くれた北海道のチーズおいしかったわ ありがとうございます今日は同じメーカー のヨーグルトも入会してますよあらじゃあ 買おうかしら売り場まねご案内しますね このスーパーで働き始めてもう3年が経つ 私はレジの担当から店内の案内係りになっ た毎日お客さんと話せる時間もだいぶ増え た今ではすっかりお客さんの顔とと好みを 覚えて商品の案内までできるようになった 立ちっぱなしで覚えることも多くて大変だ けど毎日お客さんの笑顔を見ると明日も 頑張ろうと思える私はずっとずっとここで 働きたいと思って いる俺たち 別れよ結婚して2年目のことだっ た私は旦那の春彦から別れを切り出され た理由はただの すれ違い今思うと本当に2人とも考えが 若かったと反省の念に駆ら れる当時の春彦は仕事が忙しく出張ばかり で私はいつも寂しい思いをしてい たまた今週末から出張なの買い物行く約束 してたの に今次のプロジェクトの準備で忙しいんだ よそうわかっ た夫に強く当たってしまうことも多くなっ てき たそれから私たちの中は険悪になっていき 一緒の部屋にいても会話をすることが なくなってい たそんな私たちのことを義母がとても心配 していたのをよく覚えて いる こんにちはあお母さん早かったですね今日 も暇だったから来ちゃったわ洗濯まだ でしょお天気もいいし私がやるわ ねそれからうちの庭でたくさんの柚が実っ たから柚ジャムを作ったのよあなたたち 2人とも好物でしょ 肉じゃがも持ってきたわ よお母さんいつもありがとうござい
ますところで春彦 は今日も仕事みたいで あら先週も出張だった でしょうたまには休みの日に嫁高校して くれなきゃ困るわよ ね義母は一緒に住んではいなかったが実 毎日仕事をしている私のことを気にかけて 家事を手伝うために頻繁に家に来てくれて い た私が風でも引こうものならすぐに飛んで きてくれてあなたはゆっくり寝てなさい 家事は長年主婦をやってる私に任せれば いい からそう言って家のことを全てやってくれ た実の母親のように私によくしてくれてい てそんな優しくて頼りがいのある義母の ことが大好きだっ たそのこともあって春彦と別れることに なったら義母も悲しむと思いどうにかして 2人の中を修復し なきゃいつもそう思っていたしかし忙しい 春彦のことを責める自分を止めることが できなかった その日も彼は出張から深夜に帰ってきた 連日仕事で帰りが遅く週末にかけて出張が あるのでもう1ヶ月以上会話もろにしてい なかっ たお 帰りあのさ話がある の恐る恐る話しかける と今帰ってきたばかりで疲れてるんだよ 明日にしてくれ よ露骨にやそうな顔をされ た明日になればまた話す時間もなく会社に 出勤 でしょだから今伝えるけどあのね私子供の ことも考えたいの春彦はどう思ってるのか なもう同級生にはみんな子供がいる会社の 同僚も次々に出産をしていた私も早く子供 が欲しかっただからずっと気になっていた ことを彼に問いかけたすると治彦は怒った ように表情をこらせていった悪いけど今は 無理 だろその前にまずは貯金だってしなきゃ いけない だろうその辺りは理解して よでも私もどんどん年を取るし出産は できるだけ早い方がいいと思う のそんな自分のことばっかり言うな よその言葉に私は思わ ず私のこと大事にしてくれないんだったら もう 別れると言ってしまっ た春彦は悲しい表情を見せた わかったじゃあ君が別れたいならいいよ
別れよそう言われてしまっ た私が切り出した以上引き下がることは できなくなり結婚して2年目の私たちは あっけなく別れてしまっ た離婚してからというもの私は男性とお 付き合いすることもあったがどうしても 春彦のことが忘れられずに長続きはし なかっ た私には春彦が1番だったと改めて 気づかされ たでももう別れてしまった今どんなに後悔 しても遅かっ たそれから3年の月日が経過し私はもう 40手前で未だにバイ独身のままだ さすがにこのまま独身でというのもどうか なと思っていたがなかなか前に進むことが できないでいたそんなある日のこと休みの 日に家で1人寂しく食事をしていると突然 携帯電話が鳴っ た誰だろうと思い電話の画面を見てドキッ としたは春彦からだ 別れてからこの3年間1度も電話はなかっ たのに何事かと思い急いで電話を取っ た夏江俺 分かるいきなり電話してごめんな元気にし てる かうん昔と変わらない春彦の声が 懐かしかっ た思わず涙が出そうになるが必死に耐えた そして春彦が驚くことを私に伝えてき たあの さ母さんがあと嫁半年なんだ え私は言葉が出なくなってしまっ た義母は治彦と別れた直後私を心配し連絡 をしてくれることも度々あったしばらくし て連絡はとえてしまったが散々お世話に なった彼女には今も感謝の気持ちが 募るあんなに元気だったのに病気になって しまったなんてしかも余名宣告だ なんて私も思わず涙が溢れてしまっ た春彦は星子家庭で1人っこなので彼に とって家族は母親だけ だ相当動揺しているのか電話口で春彦は 泣いてい たそして涙声で言った母さんがどうしても 夏江に会いたいっ て時間作ってくれない か私は少し考えてわかったと答えた それから数日後私は春彦から教えてもらっ た病院へ足を運ん だ病室には春彦とだいぶ痩せてしまった元 義母がい たお久しぶりです泰子 さん本当に久しぶりね夏江さんあえて 嬉しい
わにっこり笑うその笑顔を見てほっと心が 温まっ た来てくれてありがとう な寂さを交えた笑を向ける春彦は疲れも あるの だろう想像以上にぐったりとして た夏江さんこっちにいらっしゃい久々に 楽しくお話でもし ましょう数年前と変わらない口調で話す 安子さんを見ると あとわずかな命だなんてとても思えなかっ た私ははいと言って涙を抑えながらベッド にかけよっ たそれから私たち3人はたもない話をし た春彦の職場での話や病院での面白い看護 師さんの 話私は久々に楽しい時間を過ごすことが た安子さんは最後にまた来てちょうだいね とにっこり笑っていっ た私が帰った後は彦はわざわざ電話でお礼 を言ってくれた今日は ありがとう母さん夏絵に会えて喜んでた よ病院に来るの大変だったら無理しなくて もいいから なよ大変じゃないし時間ならたっぷりある からそう答え たそれから私は定期的に仕事帰りに病院に 通って安子さんの話相手になっ た毎回家に戻ってその日話したことを 思い出すと同時に別れの時間が近づいて くることを感じ涙が勝手に溢れてきて しまう安子さんの態は良くなることはなく 彼女は日覆うごとに痩せ細っていっ たある日安子さん が3人で旅行に行きたい わと窓の外を見ながら呟い た病室には春彦もいて私たちはを見合わせ たそうですね思い切って行っちゃい ましょう かすると春彦も賛同したいいねのんびり3 人で景色の綺麗なところでも行くか私たち の言葉に満面の笑を 浮かべじゃあ決まりね旅行なんて何年ぶり かしら楽しみだわ と元気よく答えていたその後私と春彦で 病院に外出許可をもらった担当の医師は 最後に楽しい思い出を作ってきてください と言ってくれ た泰子さんの体調も考えて旅行先は病院 から近い場所を選び山にある旅館で楽しく 過ごせるようにを立てることにした料理の メニューから次の日に車椅子で無理なく 観光できる場所も安子さんに喜んで もらえるように春彦と一緒に旅行のプラン を考え
た2人で一緒にあれこれと迷いながら決め ていく時間は恋人時代を思い出さ せる観光雑誌を眺めながらここにしようか どうしようかと一懸命に考えている彼の 横顔を見 て私はまだこの人のことが好きなんだなと 改めて実感させられ たそして旅行 当日私たちは旅行先で綺麗な景色を見て 写真も3人でたくさん撮っ た夕食は口に優しい特別に作ってもらった メニューで安子さんも食事を楽しむことが できたようだっ たそれから眠る前に部屋のすぐ横にある 露天風呂で私は泰子さんの体を流し た今日は本当に ありがとうとってもいい思い出ができた わあのね春彦のことだけどあの子のこと 嫌いじゃなかったらこれからもよろしくね あの子強そうに見えて結構虫だ からあなたと離婚した後もね落ち込ん じゃって大変だったの よそんなんだったら離婚なんてしなければ よかったじゃないって何度も言ったんだ けどその後も好きな人もできないんですっ て夏江さんはどうかしらね なんて答えていいか分からずに黙って しまった私はやっぱり春彦のことが好き だこれからも支えたいとは思って いる彼はまだ私のことを思ってくれている のだろうかそんなことがぐるぐると私の頭 を駆け巡っ たそうして旅行を終えて子さん はせせな時間を ありがとうと言って再び入院生活に戻って いっ た泰子さんの喜んでいる姿を見ることが できて本当に良かっ た私と治彦は顔を見合わせて笑っ たそれからしばらくして急に秋の風が 強まった日春彦から連絡があり容態が急変 して急遽手術をすることになったと伝え られた えそんな急に手術ってすぐに行くね待って て私は病院に駆けつけた手術は長時間に 及ぶと医師に言われそれから場合によって は覚悟もするようにと話もあっ た私たちは泰子さんのいない病室で 無事を祈りながら手術が終わるのを待って い た私も春彦も不安で涙が止まらなかっ たその時病室の棚の上にある封筒に目が 止まっ た私は気になってその封筒を手にし たこれ宛名は私宛てのものと春彦宛ての2
通 あるまた手紙の下には2人へと書かれた1 枚のDVDが置いてあっ た手紙を開いてみると私当ての手紙には 感謝の気持ちや最後の旅行での思い出話が 綴られており最後 にあなたは私にとって最高のお嫁さんでし た本当の娘のように思っていたの よどうかこれから幸せに生きてくださいね 私はずっとあなたのことを見守ってい ますと書かれてい た私の方を次から次に涙が流れ落ちていっ た隣にいた春彦も手紙を読んだ後しばらく 泣いていた 私たちは残されたDVDを病院のテレビで 見てみることにし たどうやらそのDVDは私たちがいない間 に看護師さんに協力してもらって録画した らしい画面には病院内での安子さんが 映し出されて いるこの映像を見てくれている時 はとても残念だけど私はもうあなたたちの そばにはきっといません [音楽] ねこれは私からの最後のメッセージです 聞いて くださいこれから2人は幸せにならなきゃ だめです よ私はあなたたちのことは何でもお見通し ですお互い素直になりなさい ね2人がうまくいくことを心から願ってい ます私は2人のそばでお話しすることは もうできない けれどずっと見守ってますから寂しがら ないように ね今まで本当に ありがとうそこで画像は終わってい た私たちは涙が止まらず涙が枯れてしまう くらいずっと泣いてしまっ た泰子さんは自分が亡くなった後に私たち にメッセージを残すため手紙もビデオも 用意していたん だ泰子さんの優しさにただ涙を流すこと しかできなかった それから長い手術の時間を経て安子さんの 命に別状はなかっ た夏江次の休みはさこの前行きたいって 言ってたレストランに行ってみよう かうんそうだ ね私は今春彦と一緒に生活を共にして いる子さんの手術が成功したその日の夜 春彦から突然の告白があっ た俺やっぱり夏江のことが好き だ君が嫌じゃなかったらこれからも俺と 会って
ほしいもちろん私は頷いたそれから私たち は失った時間を取り戻すように初めて デートした公園に行ってみたり私たちが 出会った町に足を運んでみたり2人の時間 を過ごし たそして私たちは正式に交際をしてその1 年 後俺と結婚して ほしいはい春彦に2度目のプロポーズを 受け た母さんにも報告しないとな一緒に母さん に会いに 行こう泰子さんはその後手術を繰り返し病 の末危険な状況を超えて一面を取り止め たお母さんのおかげで私たちまたやり直せ たねすると春彦は俺ずっと夏江のことが 忘れられなくて母さんにボロボロ泣き ながら相談してたから な照れながらいう彼の方が赤く染まっ たその言葉に私も少し恥ずかしくなって しまっ たそれから私たちは再び婚姻届けを提出し 晴れて夫婦になっ た規模のおかげで私たちはこうしてまた やり直せることができた感謝してもしきれ ないそして私は今念願だっった春彦の子供 を見もっている泰子さんはこれから孫の顔 を見ることが励みになっていると言ってい た私も生まれた子供を安子さんに見て もらうことを今からとても楽しみにして [音楽] いる私はプロの小説家を目指して日々勉強 に励んで いる太とは大学時代にサークルで知り合っ た小説顔を目指す学生が集まったその サークルで彼は知り合った時から俺は絶対 に小説家になるんだと熱心に夢を語ってい たそう話す彼の目はいつもキラキラと輝い てい たある日サークルの飲み会でたまたま彼の 隣に座った私は酔っ払って饒舌になった彼 の話に耳を傾けてい たいや小説ってさいいよ な俺ね小さい頃に父親が亡くなって妹がさ 毎日毎日泣くんだよなそれでいろんな物語 を読んでやったらさ泣き止んで楽しそうに 笑うんだよその姿見たらさ小説ってすごい ななって思って俺も小説を書けるように なってみんなを笑顔にできたらいいなって 思ったん だ彼はそう言って恥ずかしそうに微笑んで い た思わず私は横からすごくその気持ち わかるよと言うとそうだろそう だろうと私を見る輝く瞳にドキッとし
た その日をきっかけに私たちは親しくなっ た学校の授業の合には小説な話で 盛り上がったりいつしか一緒にコンクール に作品を出したりお互いの夢を応援し合う 中になっていっ た賞を取ることはできなかったけど楽しく 小説を書いてい た私たちは大学を卒業してからもその夢を 諦めることはなかっ た卒業後は就職をせずにフリーターをし ながら小説を書き続けてい た私は一生懸命な彼に惹かれて付き合い たいと思っていたが彼も同じ気持ちだった ようで私たちは交際することになっ たそうしてあっという間に8年の月日が 経ち私たちは30歳になってい たその間小説家としては全く売れる兆しは なく幾度となくコンテストにも挑戦したが 賞を取ることはできなかっ た出版社に現行を持ち込んだ数は測り知れ ないが厳しい言葉を向けられるばかりだっ たそんな日々の 中私はその生活に不安を感じ始めてい たもういい年 だ 周りの友達はみんな結婚をして子育てもし ている2人目3人目を出産した話も耳に するようになっ た私だって子供が 欲しい結婚もしたかったでも両親は結婚に は賛成していなかっ た理由はコータが定食につかず不安定な 生活をしていたから だ小説家になりたいのは分かるけど生活 するにはお金が必要でしょこたさん アルバイトじゃ難しいわよ ね子供だってできたら今の生活じゃ無理 だろう心配する親の気持ちも分かるでも彼 の夢を追いかけたい気持ちは私も同じだけ に痛いほど分かって いるでも今は正直自分の夢より彼の夢を 応援したいと思う気持ちが強くなってき [音楽] たそうだ私が就職して生活費を稼げばいい んだ就職すれば育児休暇もある生活だって 安定 する私はその日から小説家の夢を諦めて 就職活動を始め た しかしとの経験しかない私のことを雇って くれる会社はなかなか見つからなかっ た仕事をしている地人の会社で求人を募集 していないか連絡をして聞きまっていた すると大学時代の同じサークルだった先輩
から話があっ た私の友人がインターネット上で小説を 投稿するサイトの運を始めたのよ人手が 足りないみたいでさ よかったら紹介するけど本当ですか助かり ますありがとうござい ますそうして面接を受けた私はずっと自分 が小説を書いていたことを話すと面接をし た担当者から気に入られてめでたく採用と なっ た私は長年のアルバイト生活から晴れて 会社員になれたの だなれない社は大変だったが好きな小説に 関わって仕事ができる環境は幸せだっ た紹介してくれた先輩には感謝して いるそしてしばらく働くと収入も安定し 貯金も溜まってきた彼よりも収入の多い私 が生活を支えていることには不満はなかっ た彼がいつか成功すると信じていたし 何よりのそばにいることが幸せだっ たそれだけ私は本気でこたのことが好き だっ たゴータは相変わらずコンビニで アルバイトをしながら小説を書く 毎日でも小説はなかなか売れ ないゴータの稼ぎが少ないことは別に気に していなかっ たただこたとの子供が欲しかっ ただから私はプロポーズをすることを決め てい た俗に言う逆プロポーズだ両親にそのこと を話すと呆れた声で勝手にしなさいと言わ れてしまっ たその日は彼の好きなビーフストロガノフ を作って食事の後花束と一緒にお揃いで 買った指輪を出してドキドキする気持ちを 抑えながら彼に伝え たあのね結婚して欲しいの え彼は驚いたように目を大きく見開いてい た今の俺には養ってやれるだけの経済力が ない から俯きながら答える彼に私は言っ た大丈夫よ私が働いてゴータが夢を叶える のを支えるから ねそう言うと彼は涙をポロポロと流して ごめんな俺頑張るから ありがとうと言ってくれたそれから彼は アルバイトの回数を減らして執筆活動に性 を出してい た私は社員として毎日働きながら家事も こなし彼を支えてい た太はそんな私の様子を見てはごめんなと 申し訳なさそうにするのでその度にあなた の夢は私の夢応援してますと言って微笑ん だしかしその後も状況は変わらず小説化と
して認められない日々が続い ただんだんと彼は部屋にこもりがちになり あまり食事も取らなくなっ たふと気になって太が外出している時に 部屋を覗きに行くと床には散乱した髪が ばらまかれてい たその紙を拾ってみると小説のダメだしが 書き込まれて いるおそらく出版者へ持ち込んだ時に担当 者が書いたもの だろう他にはビリビリに破れている原稿も 落ちてい た大丈夫かな彼の状況が心配に なるそんなある日のことこたが珍しく 酔っ払って帰ってき たどうしたのよ今日は出版社に行ったん じゃなかったの ああ行ってきたさいつものようにボロクソ に言われてきた俺は才能ないんだ そう言って部屋に入ってしまっ たその後も出版社に行くと言っては度々お 酒を飲んで帰ってくることが多くなり 私たちは顔を合わせると喧嘩をするように なっていっ たまた部屋にお酒の瓶が何本も転がってい たわよ毎日毎日そんなに飲んでばかりで私 はあなたがお酒を買うために働いいるん じゃないの よ俺だって一生懸命やってるよでも全然 認められ ない私もこたも互いの状況に正直疲れてい た彼を励ます言葉も出ないまま私はつい 勢いで言ってしまっ た私だってもういい年よ子供のことも考え たいのにこんな状況じゃ無理じゃない あなたのために働いて支えてきたつもりだ けど私もうこれ以上は無理 よこたに最低な言葉をぶつけてしまっ た彼は下を向いて涙目になり ながら ごめんと一言だけ呟い た翌日朝起きると今のテーブルの上には コタの名前が書いてある離婚届けが置いて あった 部屋に太はい ないあらかじめ出ていくことを決めていた のか荷物がまとまって いるもうなんなの よ私は疲れてしまって怒りも悲しみも湧い てこなかっ たそれにその時の私には何かを考える余裕 もなかっ たその日から太は家に帰って た彼の実家に連絡すると家にはいることが 分かって少し安心したが私たちは当分の間
別居することになった はあため息が出て涙が止まらなかっ たこたと別れてから私はすぐにアパートを 引っ越した思い出が詰まってるあのの部屋 で暮らすのが辛かったそれから私は何かに 取り憑かれたかのように仕事に打ち込ん だ仕事をしていると辛さを紛らわすことが できる同僚や友人は私を気遣ってのみに 誘ってくれたりすることでなんとか気持ち も紛れ たこうして私の心の穴は少しずつ埋まって いくような気がした 太とは連絡がとえたままあっという間に2 年の月日だけが流れてい たそんなある日のことだった近くの本屋に 寄ってみると店に入った正面の棚に幸せと いうタイトルの本が山積になってい た何気なく手に取り表紙を見た私は驚愕し たなんと著者の名前がが太と同性同盟だっ た私は思わず本を手に取りそのままレジへ 向かった家に帰って早速その本を開いて 著作の詳細を見てみる とやっぱりそう だこたと一致した試しにインターネットで も名前を検索してみるとどうやらゴートは コンクールで入賞して出版社で本を出して いることが分かっ た こた夢が叶ってよかった ね思わず涙が流れ た幸せと書かれたその本は日記のような 内容になっていてそれはまるで孝太の人生 を記したようだっ た本の最後には僕の1番大切な人はは ずっとずっと僕のことを応援してくれてい ました今があるのは彼女のおかげです一緒 に過ごせて幸せでしたと記されてい たその文章に私の流線は崩壊したかのよう に何時間も涙が止まらなかっ た太の本を見つけてからというもの私の頭 は彼のことでいっぱいになってしまってい た太の作家用のSNSアカウントも見つけ て毎日見るのが日課になって いるお酒はもう飲んでいないんだよかっ た食事もちゃんと食べてジムにも通って いるんだ ね健康的な生活を送っているんだ ねこたよかっ たそれを見て心底安心し た私の存在を知ってもらおうと私は 思い切ってこたのアカウントをフォローし てみ たするとすぐにスマホの通知音が鳴り驚い て見てみるとなんとこたが私をフォローし てくれたのだ嬉しくてたまらなかっ
たそんなある日のこと太がの小さな書店で サイ会をすることが分かっ た彼の顔が見たいその時の私の頭は再び 光太で染まってい た淡い期待を抱いて私は書店へと向かう ことにし たそこには少し髪が伸びて眼鏡をかけた こたの姿があっ たこの日を楽しみにしていた私だったが いざ彼を目の前にすると声をかける勇気が 出なかっ たもしかしたら彼は私のことを恨んでいる かもしれ ないそんな思いが胸をかめ私は彼の元に 行けなかっ たしかしここまで来たのに帰るなんて もったいないそう思った私は勇気を出して 彼の元に向かった する と吉川先生先生のファンなんですずっと 応援してまし たと若い女の子がこたに話しかけていた こたは昔から応援してくれてるなんて 嬉しいよと優しい笑顔で 答えるその言葉に私は胸が痛くなった私は 彼を最後まで応援することができなかっ たこんな私は彼に会う資格なんかないのか もしれ ないやっぱりこたの顔だけ見てその場を 去ろうとした 瞬間背後から懐かしい声が聞こえ た アイリ振り返るとこたが立ってい た久しぶりだ なそういで太は私に優しい笑を浮かべ たお久しぶりですと小さな声で答えた 後こたすごい頑張ってる ね夢が叶ってよかったねと必死に涙を こらえていったするとこだはまあなずっと 連絡しようと思思ってて ごめんと一瞬悲しそうな表情を見せ答え たこのままだと泣いてしまうそう思った私 は忙しそうだし帰るねと必死に笑顔を作っ ていったすると歩き出そうとする私の腕を 光太が引っ張っ た終わったら少し話せないかな 私は考える間も なくはいと答えてい たそれから1時間ほど経ってからサイ会は 終わり私たちは近くのカフェでお茶をする ことになっ た ごめん俺絶対に本を出してアリを迎えに行 くって決めていたんだでもいざ夢が叶っ たらあってどう話せばいいかわかんなく
なっちゃっ て連絡遅れて ごめんそう言ってふぶかと頭を下げ たずっと待ってたんだよ夢が叶って本当に 良かっ たなぜか私は涙が止まらなくなってい たすると太は優しく私の頭を撫でていった アイリが嫌じゃなかったらまたこうやって 話せないか なとまっすぐな目で言われ たその言葉に私はアンドと嬉しさでさらに 涙が溢れて くる太 はアイりってそんなに泣き虫だったっけと 意そうに言った後私の顔を懐かしそうに見 てき たそうして私はずっと伝えたかったことを 彼に話し たあの時は本当にごめん なさいこたのこと大事だったのにちゃんと 夢を応援してあげたかったの に私って最低だよ ねするとこたはありは何も悪くないよ 俺はずっと支えてもらっていて感謝しか ないん だ今こうして入れるのはありのおかげだよ ありがとうそう言ってまた深く頭を下げ たそれから私たちは失った時間を取り戻す かのように2人で過ごし たそうして数ヶ月が経ちなんと私のお腹に は新しい命が宿って いる私は2つの夢を叶えることができた今 人生で1番の幸せを感じて いるこれからはこの幸せを手放すことの ないよう一生彼を大事にしていきたいと 思って いる
第2話の理奈ちゃん賢いですね
こう言う話は創作ものだとはわかっていながら感動する内容物が多いですね
聴く度に感動と自分を振り帰る気付きを与えて頂いております。
いつも有り難うございます。
何でも全て感謝することに始まることですよね
私もいつも幸せな生活が出来ている事に感謝の毎日です
有り難いことです