水害から守る東京“巨大地下トンネル”あるけれど…ゲリラ豪雨のときはお風呂・皿洗い・洗濯「1~2時間控えるだけで効果」 私たちの命を守るために|TBS NEWS DIG

水害から守る東京“巨大地下トンネル”あるけれど…ゲリラ豪雨のときはお風呂・皿洗い・洗濯「1~2時間控えるだけで効果」 私たちの命を守るために|TBS NEWS DIG



みなさんは、東京の地下に、ある巨大空間が存在することを知っていますか?実は、私たちの暮らしを守るとても重要な役割を果たしています。現場を取材してきました。

■私たちの暮らしを守る 東京の巨大地下空間

東京をぐるりと結ぶ大動脈・環状七号線。その巨大な施設はこの真下にありました。

日比麻音子キャスター
「一気に地下に潜ってますね」

降りてきたのは地下43メートル。狭い入口を抜けた先には…

日比キャスター
「えっ、ここ東京ですよね」

巨大なトンネルが私の目の前に。さらに奥へと進むと…

日比キャスター
「こんなの見たことがない。この先に吸い込まれていきそうですね」

高さは12.5メートル。思わず息をのむほどの大きさ。

日比キャスター
「声もかなり反響するんです。声が、反響しています…」

■頻発する都心の水害に備え… 東京の巨大地下トンネル

どこまでも、どこまでも続く地下トンネル。長さは4.5キロ。いったい何のための巨大空間なのでしょうか?

東京都第三建設事務所 向山公人 工事第二課長
「台風、集中豪雨、大雨が降ったときに川の増水が起こります。川の水が増えた分を、この調節池の中に取り込むことで川の水位を下げて、安全を確保していく」

神田川・環状七号線、地下調節池。大雨などで増水した河川から水を一時的に引き込み、洪水を防ぐための施設。私が訪れたこの巨大トンネルには最大54万トンの水を貯めることが出来るといいます。

次に向かったのは、都内に28か所ある調節池のひとつ、白子川地下調節池。練馬区にあるこの施設、最大21万トンの水を貯めることが可能。実は、大雨による大規模な河川の氾濫や浸水被害から私たちの暮らしを守っていたといいます。そこには、その痕跡が今も…

日比キャスター
「上を見ると線のようになっていて、アレはあそこまで水がたまったということですか?」

東京都第四建設事務所 照井安則 工事第二課長
「あそこの一番上にあるラインが実際に水がたまった跡になります」

日比キャスター
「いつの雨になるんでしょうか?」

東京都第四建設事務所 照井安則 工事第二課長
「今年の6月2日の台風2号のとき、貯留量として約21万立方メートル、ほぼほぼ満杯になった状況でした」

■増加する東京の集中豪雨 異常気象対策 待ったなし

今年6月の台風2号。関東では1時間に40ミリを超える局地的な集中豪雨が発生しました。この時、白子川地下調節池はほぼ満杯となりながら、河川の氾濫をなんとか防いだといいます。

しかし近年、1時間に80ミリを超える集中豪雨の発生回数は増加傾向に。首都東京で大規模な洪水が起こると、甚大な被害となる恐れも。地球温暖化が進む今、異常気象への対策は待った無しです。

日比キャスター
「ほんとに、100ミリって今までありえない数字だったのが、頻繁にみる数字になってしまいましたよね」

東京都第三建設事務所 向山公人 工事第二課長
「我々、河川管理者としては非常に危機感を覚えるとともに、(水害対策の)施設を充実させていくというのが大事」

実は今、東京都では新たな水害対策が進められているといいます。

■街を守る 地下の巨大施設とは

日比キャスター:
信じられないくらい大きな施設でした。

出水麻衣キャスター:
声がものすごく反響していましたね、大きな声出したくなる気持ちがわかりました。こういったものが私達の生活を守ってくれているんですね。

渡部峻キャスター:
ロマンがありますね、あの空間ちょっとわくわくするような。でも、恥ずかしながら存じ上げなかった、この空間がある事、自分たちの足元にこういう備えがあるという事を。努力を感じましたね。

日比キャスター:
このトンネルなんですが、繋げるという一大プロジェクトが今も進められているんです。
5つの河川をまたがっていて、川の氾濫などを防ぐ国内最大級の施設なんですが、現在、この黄色い部分、繋げる工事が進められています。

実際にこれが繋がると、全長は13.1㎞、貯められる水の量は143万立方メートル。
連結することで、例えば一時的に集中的な豪雨があっても、他の川のところに分散することができる。こういった効果が期待できるわけですね。

143万立方メートルというのは東京ドーム1.2個分、25mプールだと4800杯分ぐらい。長さは、東京タワーを繋げると39個分ということです。

ではなぜこういった施設を作ることになったのか、データをご覧いただきましょう。

この1時間の雨量100ミリ以上というのが、1976年から85年のデータと、2013年から22年のデータを比べてみますと、約2倍になっているんですね。
50ミリ以上の雨だとしても2000年代では328回ということで、多くの雨が降る数・量ともに増えているわけなんです。

東京都の分析によれば、気候変動の影響で、この雨の降る量はさらに増えるとみています。
局地的な豪雨=1時間に100ミリと言われていて、これは記録的短時間大雨情報を出す基準にもなっているわけですが、こういった豪雨への対応が…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231029-6118227)

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20 comments
  1. ポンプ使うと維持管理が大変。
    合理的なトンネル開通をして、汚職目的にしないでください。

  2. どっかの国が
    スポンジ都市とか作ってたな….
    台風直撃には役立たずだったみたいだがw

  3. 有料道路の地下延伸よりも防災目的の貯水池や放水路を優先整備して欲しいですね。

  4. こうやって調節池の位置を見ると武蔵野台地の上だけど、こういう場所の川は一回水が溜まると逃げ場所がないから溢れやすいんだよな。
    だからこうやって調節池が必要になってくるわけか。

  5. 10年以上埋設物の種類によっては20年以上かかる施工だから、早めの対策が必要ですね。
    九州にももっと造ってあげてほしい。

  6. やっと東京も都市型豪雨対策地下貯水施設。
    神戸は水害酷かったからバブル時代に六甲山地下に貯水大坑道プール造ってたからね。
    まだ、巨大だから建設中なのかぁ‥

  7. ゲリラ豪雨・大雨のときは風呂・皿洗い・洗濯などを控えるようSNSやテレビで呼びかけたらいいのではないかなと思います。

  8. しかも岩渕水門を閉じれば、隅田川流域の海抜0地帯を守れる。
    でも、岩渕水門を閉めると埼玉側に溢れる。
    たぶん、意図的に埼玉側に溢れるようになってるっぽいんよな。
    ハギビスの時は埼玉側、かなり溢れたよね。

  9. 東京タワーを寝かせた長さなんてイメージ無いんだから比較対象として適切じゃないよ
    「山手線の〇〇〜〇〇間に匹敵」とかさ

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