ジャガイモ豊作なのになぜ?“米国産”生鮮輸入解禁の動きの裏にトランプ政権の影…「最長30年生きる病害虫」リスクと農家の危機感【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

ジャガイモ豊作なのになぜ?“米国産”生鮮輸入解禁の動きの裏にトランプ政権の影…「最長30年生きる病害虫」リスクと農家の危機感【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG



今年のジャガイモは、パーフェクト!産地も消費者も喜びに沸く一方で、いま、国内の生産者が危機感を募らせているのは、アメリカ産「生ジャガイモ」の輸入解禁に向けた動き。国産が好調な中、協議が進められている背景とは?

■なぜ?豊作のジャガイモ“米国産輸入”議論

山形純菜キャスター:
今国会で争点の一つとなっている「アメリカ産の生のジャガイモの輸入解禁」について見ていきます。

すでにポテトチップスなどに使用されている加工用のジャガイモは輸入されていますが、今まで禁止とされていたスーパーなどで販売されている生鮮用のジャガイモの輸入解禁をめぐって協議が進められています。

実際に輸入解禁されると、どのようなリスクがあるのでしょうか。

日本のジャガイモの2025年度の自給率は62%(概算)で、2026年も豊作だということです。加工用のジャガイモは輸入で賄っていますが、なぜ今回このような議論になったのでしょうか。

2020年、第1次トランプ政権の際、一般流通用としてジャガイモの輸入解禁が要請されました。さらに、2025年の関税交渉の中でも輸入拡大を求め、農産物の一つとしてジャガイモを名指ししました。

■“価格競争”と“病害虫リスク”に直面か 専門家が危惧

アメリカ政治に詳しい上智大学・前嶋和弘教授によると、「農業が盛んな州は共和党支持者が多い。トランプ大統領のアピール材料になっている」ということで、日米間で協議が進められているといいます。

ただ、ジャガイモ生産の実態に詳しい北海道大学・小林国之准教授によると、アメリカ産の生ジャガイモが輸入解禁になると、「日本では農家が価格競争と病害虫リスクに直面することになる」と危惧していました。

前嶋教授は、アメリカの中間選挙の影響はないと見ているということです。

池澤摩耶さん:
やはりリスクがかなりあると思います。しかし、そのリスクの裏にリターンがあると思うため、もし本当に輸入解禁を進めるのであれば、リターンをしっかり見せてもらわないと誰1人納得できないと考えます。

井上貴博キャスター:
アメリカとの関係性は重要だと思いますし、政権の方針としてトランプ政権とパイプを持っておく戦略も重要だと思います。

ですが、トランプ政権が永遠に続くわけではないため、NOと言うべきところはしっかり言わないと、高市総理が述べている「国益を守る」という言葉の反対に行ってしまう可能性があると考えます。

リターンの有無についてはよくわかりませんが、リターンがあったとしてもジャガイモ農家が大打撃を受けてしまう点をどう考えていくのでしょうか。

池澤摩耶さん:
現状、ジャガイモの輸入が必要かというと、62%という高い自給率があるわけですから、なぜここに踏み切る必要があるのかを明確にし、リターンも見せなければ納得する人はいないと思います。

■最長30年生きる病害虫とは? 過去には北海道で発生も

山形キャスター:
日本の生産者が1番懸念しているのが病害虫です。11月現在、21種類の病害虫をリスク管理措置の協議対象としていますが、中でも警戒されているのが「ジャガイモシストセンチュウ」や「ジャガイモシロシストセンチュウ」です。

これらの虫はジャガイモの根に寄生し、生育不良を引き起こして枯死させるため、収穫量が大幅に減少してしまうおそれがあります。

専門家の小林准教授は、「この虫が寄生をすると収穫量が最大8割減もありえる」と指摘しています。また、ジャガイモだけではなく、トマトやナスなどにも寄生するリスクがあるようです。

病害虫がついているものを摂取しても人体への影響はないということですが、乾燥や寒さに強い「シスト」という殻の中で最長30年も卵が生き延びるため、1度発生してしまうと根絶が難しいといい、生産者の方も頭を悩ませる事態になります。

実際、2015年に北海道・網走市でシロシストセンチュウが初めて確認されました。どこから持ち込まれたかは不明で、他の地域に広がらないよう封鎖措置が行われましたが、11年経った2026年もいまだに使えない畑もあるそうです。

一方、JAきたみらいによると、北海道では2028年までに病害虫に強い「ゆめいころ」という品種に全て置き換える動きが出ています。この「ゆめいころ」という品種は、味や価格、生育方法は既存の品種(男爵など)と変わらないそうです。

被害を最小限に抑えられる品種に切り替えていこうという生産者の方の努力が垣間見えます。

出水麻衣キャスター:
新たな種芋に切り替えていくコストもかかりますし、今までと栽培方法が変わるとなると、農家にとっても負担だと思います。また、日本がずっと大事に改良してきた古来の品種がなくなったり、危機に晒されたりするというのは寂しい気がしますね。

山形キャスター:
小林准教授は「病害虫は管理すれば良いものではなく、“入れないことが鉄則”」で、「病害虫が混入しない流通体制を日本側が監督する必要があるが、100%リスクを取り除くことは現実的では…
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37 comments
  1. 日本を守りたい。 アメリカ産遺伝子組み換えじゃがいも🥔なんか要らない🙂‍↔️

  2. 高市「トランプさんのためにジャガイモ入れたいねん!それを芋臭い日本の農家がごちゃごちゃ、ごちゃごちゃ…邪魔せんといてっ!」

  3. ジャガイモシストセンチュウだね。
    ナス科植物に影響があるだけでなく、連作障害対策でそれらと輪作する作物にも影響します。

  4. ポテチ高すぎるのでお願いします。 🥔   ① メキシコで2022年5月から全国向け輸出が始まって3年以上経過している。シロシストセンチュウによる壊滅的な被害という報道は出ていない。 ② フィリピンでも2013-2014年に解禁されて10年以上経っている。 ③ 韓国でも近年輸入が拡大しているが、大問題という報道はなし。  ただしこれらはセンチュウ危険地域を除外した輸入によるものです。ですがこれだけ言われてるのに前例を参考にしないとは考えにくいとも言えます。

  5. どうしても輸入しないとダメなら、アメリカで破棄して下さい。お金だけ貢ぐ様お願いします。

  6. リターンとかそういう問題じゃないだろ。リスクはいらないんだよ。農業守れよ

  7. 今の日本政府は食の安全を守るどころか、自動車産業の優遇の代わりに食を相手国に差し出す「いけにえ」として扱い、
    先進国の中で最悪の食料自給率となってしまった。

    世界の何処かで核戦争が始まったら2年後、日本の人口の6割が餓死する想定である。
    そのくらい、ヤバい状況。

    そして官僚は潤った自動車業界などの産業界へ天下りしていく。
    これをずっと続けている。

  8. じゃがいもと同じナス科の野菜がやられる。
    トマト、ナス、ピーマン、唐辛子なども。

  9. 日本は食料、種、肥料、餌などを海外に依存する度合いが大きすぎて、いざというときに国民の命を守れないという現実が見えていない。

    どこかで核戦争が起これば食料輸出国は自国の食料確保のために輸出量を制限する。
    日本は円安が進んでいるが、食料を高い値段で買えなくなってきている。
    また、中国に買い負けている状態で、世界食糧危機が発生すれば日本に食料は入ってこなくなる。

    食料自給率が低い日本でこれが起こると、餓死者が出る。
    世界で始めに餓死者が出るのは、東京、大阪、名古屋などの大都市圏だろう。

    東京の食料自給率は0.5%もない。

    「食料はお金さえ出せば手に入る」ものだったが、変わってきている。

  10. アメリカは「食料は武器より安い武器」と位置づけ、自国の食料をできるだけ安く輸出し、日本をはじめとする世界に売りつけ、その地域の農業を潰していく。

    そして何かことがおこったり、アメリカの言うことをきかせたい時、値段を釣り上げられる可能性もある。

    目先の金額で判断すると、後々自分の首を絞める事になるぞ。

  11. 日本が輸入してるアメリカ産牛肉も他国では健康被害の懸念から輸入も含め全面禁止となってたりする成長促進剤投与※の牛だったりしますし、アメリカの言いなりで輸入決定する未来が見えます
    ※通常の2〜3倍の速度で成長する薬、アメリカ国内でもわざわざこの肉には成長促進剤は使われていませんとラベルを貼って販売してたりする

  12. ドナルドの前で変顔してた高市を見れば何を約束させられてもおかしくないよなぁ。

  13. 輸入じゃがはフライドポテトやハッシュ等に変えればいいんだよ。冷凍だろうがマックやモスだろうがパン屋とか,,安くならんかな。国内じゃがを一般家庭向けにすればいいんだよ。足りなくなったら補充する様な感じでいいんだよ。

  14. 食料をアメリカに依存させるためにやってるよね。あっちのジャガイモなんて遺伝子組み換えだよ。食べちゃダメだよ

  15. これは簡単に解決できる。日本に対する食料制裁の導入を促せば、日本は食料輸出国にさえなり得る。ロシアの事例がその最たる例だ。

  16. トランプと高市総理の不正だよ間違い無く!😤 トランプを追及して高市と一緒に辞職させるチャンスだよ!!😡

  17. そんなリスクがあるのにアメリカはなんの対応もしていないのが問題でしょ‪ʅ(  ・᷄֊・᷅ )ʃ‬輸入する意味がわからんし買わないよ

  18. 食(農家)を守らない政治家は、いらない兵糧攻めにされたら、日本🇯🇵は終わる。日本の物が食べたい

  19. シスト線虫は、かなり深刻な問題になるわね。
    シストに包まれている分、現代の科学では駆虫が全くできないわね。
    分かりやすく例えれば、民間療法的な意味合いで、どうにかじゃがいも本来の免疫力を底上げしてあげるしか対策方がないわね。

  20. アメリカ産ジャガイモ解禁したら、高市早苗はウンコだぞ、まあ、野党が内閣不信任決議案を出すだろうな。まあ、トランプは中間選挙負けたから、おしまいだろうよ

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