「誰が引いたかも知らない線を、
気づけばずっと踏まないように歩いていた。」
誰かが決めた正しさ。
誰かが作った仕組み。
気づけばその中で、
自分で選んだつもりになっていた。
「白線の外側」は、
ルールや正しさ、自分自身への迷いと葛藤を描いた曲です。
■Spotify
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■AppleMusic
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【歌詞】
笑ってたはずの白い線を
今日も律儀に踏まないように歩く
誰が引いたかも知らないくせに
はみ出す靴だけ やけに気にしてる
向こう側なんて大したことないって
言えたらきっと楽なのにな
この柵を蹴って そのまま走って
名前もない場所まで行けたなら
また同じ角で曲がって
また同じ顔して頷いた
「まあ、こんなもんか」って言葉だけ
ずいぶん上手になった
ポケットの奥で丸めた紙は
捨てる理由ばかり増えていく
広げもしないで諦めたふり
それって誰を騙してるんだろう
ちゃんとしていたい
嫌われたくない
転んだところを見られたくない
なのに窓の外を走る影には
いちいち胸がうるさい
「ここじゃない」って言うくせに
ドアノブから手を離すのはいつも私だ
鍵なんて掛かってないこと
たぶん ずっと知ってた
笑い飛ばせよ こんな白線
踏んだくらいで何が変わるんだ
正しい方へ 正しい方へ
曲がるたび 私が薄くなる
誰の丸に収まれば
この胸は静かになるんだろう
破りたいのは紙じゃない
蹴りたいのは壁じゃない
向こうへ行けないこの足を
今日くらい 嫌いになってやれ
街には矢印が多すぎて
迷うことすら許されないみたいだ
赤なら止まれ
青なら進め
列があれば最後尾へ
よくできてる
本当によくできてる
疑うことを忘れるほどに
同じ形の窓が並んで
同じ時間に灯りが消える
あの部屋のひとつひとつで
みんな違う音が鳴ってるくせに
どうして外へ出た途端
同じ歩幅で歩くんだろう
「仕方ない」で閉じた箱を
誰かのせいにして積み上げた
気付けばその一番上で
私が蓋を押さえてた
怖いよ
そりゃ怖いよ
落ちたら痛いし
笑われたら眠れないし
戻る場所までなくなったらって
考えたら 足なんて動かない
だから今日もここにいる
飛びたいなんて言いながら
地面ばっかり確かめてる
笑えるよな
笑えないな
……でも
まだ捨ててはない
うるさいな この世界は
呼んでもないのに答えを置いていく
こっちが普通
そっちは間違い
親切そうな顔で線を引く
誰が決めたか知らないなら
私が守る理由もないだろ
雨に濡れて滲んだ地図なら
もう読めなくたって構わない
行き止まりで泣いた跡も
遠回りで削れた靴も
全部抱えたままじゃなきゃ
私の跡にはならないんだ
ずっと世界が大きすぎて
私はその中の点だと思ってた
決められた場所に置かれて
決められた名前で呼ばれて
それが私なんだと思ってた
そうじゃなくてさ
線の外に世界があるんじゃない
ここから一歩ずれた場所を
私が世界にしていくんだ
誰かの道で
誰かを追い越して
誰かより遠くへ行ったって
その先に立っているのは
きっとまだ 誰かの物語だ
だからこそ
下手くそな線でいい
途中で消したっていい
昨日と違う形になったっていい
震えた手で引いた一本を
今日の私が選べばいい
転んだら
その高さから空を見よう
泣いたら
乾くまでそこにいよう
それでも胸の奥で
まだ小さく鳴っているものだけは
誰にも渡すな
笑ってやるよ あの白線を
あんなに怖がってた私ごと
正しいかなんて もう知らない
間違いだって まだ決まってない
鍵はずっとこの手にあった
扉なんて最初からなかった
一歩目なんて呼べないくらい
小さく靴をずらすだけでいい
誰かが書いた続きじゃなく
誰かが付けた丸でもなく
ぐしゃぐしゃのまま残った余白に
私の跡を増やしていく
世界から飛び出すんじゃない
この世界の中に
私を始めるんだ
明日もたぶん怖いままだ
また白線の前で
立ち止まるかもしれない
それでも
今度はちゃんと
自分の靴を見る
どっちへ行くかは
そのあと決める
自分なりに少し調整してみました
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