ジャーナリストの伊藤詩織さんが監督を務めたドキュメンタリー映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」(Black Box Diaries)に関連し、2025年10月26日までに自身のホームページで謝罪文を公表しました。この映画は、伊藤さんの性被害事件(2015年に山口敬之元東京放送会長を相手とした訴訟)をテーマに、刑事・民事手続きの過程を記録した作品で、2025年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされるなど注目を集めています。
謝罪の経緯と内容
問題の概要: 謝罪文によると、映画内で使用された一部の証言映像(加害者らを目撃したとされるタクシー運転手のインタビュー映像)が、本人の同意なしに撮影・使用されていたことが発覚。映画化の準備段階で、伊藤さんは運転手に電話で連絡を試みたものの、半年以上つながらなかったため、そのまま映像を挿入したと説明しています。
謝罪の文言: 「判断は間違いであり、心よりおわび申し上げます」と述べ、修正版の映像使用を運転手から許可されたことを明記。ホームページ上で全文を公開しています。
背景: この問題は2025年2月頃から指摘されており、弁護団が記者会見で映像の無断使用や削除を求めていました。当時、伊藤さんは「承諾が抜け落ちてしまった方々に心よりおわびします」との声明を発表し、個人が特定されないよう差し替えなどの対応を表明していました。今回の謝罪は、そのフォローアップとして位置づけられます。