【教訓】沖に流された我が子2人を助けようと海に入った39歳父親が死亡 監視員なき海岸での水難事故 専門家が訴える「ライフジャケット着用」の徹底

【教訓】沖に流された我が子2人を助けようと海に入った39歳父親が死亡 監視員なき海岸での水難事故 専門家が訴える「ライフジャケット着用」の徹底



北海道豊浦町の海岸で14日、沖に流された我が子2人を助けようと海に入った39歳の父親が死亡する水難事故がありました。夏休みも終盤ですが、水辺のレジャーにはいま一度注意が必要です。

14日午後2時ごろ、豊浦町礼文華のキャンプ場には規制線が張られ、警察官の姿がありました。

北海道江別市から海水浴に来ていた4人家族のうち、10代前半の兄と弟が泳いでいて沖に流されたのです。

■沖に流された子ども2人を助けようと海へ…父親が溺れ死亡

我が子2人を助けようと、39歳の父親が海に入りましたが溺れました。その後、父親は近くにいた人に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。息子2人は自力で岸に上がり、けがはありませんでした。

警察によりますと、親子3人は当時、ライフジャケットを着用していなかったということです。水難事故に詳しい専門家は…。

北海道海難防止・水難救済センター 久保田八十夫専務理事
「ライフジャケットは浮力があるので必ず浮いていられる。その浮力があるうちは24時間・365日一生浮いていられるので、海辺に近づいてレジャーをするときはライフジャケットを必ず着用してほしい」

■専門家「ライフジャケット着用を」…監視員のいない海岸の危険性

ライフジャケットには反射板や、存在を知らせる笛などがついているものもあり、迅速な救助に役立つといいます。

また、現場は海水浴場ではなく、監視員やライフセーバーはいませんでした。専門家は、海水浴場でない場所で遊泳することの危険性を強く指摘します。

北海道海難防止・水難救済センター 久保田八十夫専務理事
「(海水浴場でないところは)急深や急流、離岸流の発生、水質の問題や危険生物が出るような問題がある。救助体制もないため、救助に時間がかかるし発見もされにくい」

水辺でのレジャーを楽しむ機会が多い夏、改めて安全に楽しむための備えをしっかりと行うことが求められています。

■水難事故を防ぐための4つの備え…専門家が呼びかける安全対策

世永聖奈キャスター:
取材した北海道海難防止・水難救済センターの久保田八十夫専務理事に水難事故を防ぐための方法を伺いました。

(1)ライフジャケットの着用の徹底し、ファスナーをしっかり締める、ひもなどを緩みの無いようしっかりと締める

(2)行き先の天候チェックし、雨や強風の時はなるべく海に近づかない

(3)スローロープを準備し、救助者に向けて海に投げ入れる。このロープを伝って岸に上がることが可能

(4)履き慣れた靴を着用して遊泳し、保温効果&足のけが防止につながる。靴の重みが増すが、ライフジャケットを着ることで浮く

堀啓知キャスター:
海水浴を悲しい思い出にしないためにも、事前の準備、実際の現場でもいつも以上に慎重に行動するようにしてください。