外国人観光客が次々に訪れる大阪のフシギ・スポットが繁華街の横丁にあります。そこにあったのは全身コケだらけの石像が3体。そのコケの量が半端ではありません。なぜこんなことに?
さらに秋田では、夕方の「10分間」を狙って観光客が続々集まるフシギ・スポットがあります。お目当ては岩が“火を吹く”奇跡の瞬間!ということですが、一体何が起きるのでしょう。果たしてその瞬間は見られるのか!?
また、まるで巨大なブロッコリーが駅を突き破って生えているようなフシギな光景を大阪で発見!これは一体どういうこと?
■コケだらけの石像
まず最初のフシギは?
久保田直子アナウンサー
「今回は大阪にやってきました。この大阪の中心街に今回のフシギがあるということで、これから探しに行きます」
大阪・道頓堀のえびす橋から、飲食店が並ぶ商店街を進み、右に曲がって路地の先。
テニスコートの半分ほどしかないスペースに大勢の外国人観光客の姿がありました。そのお目当ては?
アメリカから来た人
「とてもかわいい。水がすてき」
ルクセンブルクから来た人
「すごくきれい」
鎮座していたのは、コケだらけの3体の石像のようです。一体、なぜこんなことに?追跡すると、この場所ならではの偶然が重なった奇跡の光景でした。
昭和を代表する歌謡曲「月の法善寺横町」の舞台になった法善寺。2体の童子像と不動明王が祭られていますが、なぜコケだらけになったままなのでしょうか?
アメリカから来た人
「やっぱり水のせいでしょ」
フランスから来た人
「水をかけるのでだんだんコケが(増える)」
■意外なワケは?
お参りの作法にワケがありました。柄杓の水を2体の童子像に優しくかけ、正面に向かって勢いよく水をかけています。1時間に30人以上が水をかけていました。
久保田アナ
「滴るぐらい水がたっぷりかけられてます」
繁華街にあるこのお寺は24時間参拝可能。夜でも人が途切れることがありません。その結果、不動明王近くの湿度を計ると…。
久保田アナ
「湿度が52%です。だけど、ここ涼しいですよね」
寺の外と比べると境内の方が湿度は高いのですが、気温は1.3℃低くなっています。水分が蒸発する際の気化熱で下がっているようです。実はこの気温もコケに影響すると専門家は言います。
大阪自然史センター 道盛正樹さん
「コケは西日の暑い所を基本的に嫌う」
久保田アナ
「建物が建っている」
道盛さん
「西日が当たらない」
周囲の建物が、偶然西日を遮って気化熱とともにコケが好む温度を保っているといいます。さらに、参拝者がかける水にも秘密がありました。
道盛さん
「井戸水を汲み上げると、天然のミネラルをずいぶん含んでいる。それがコケにとってはいい栄養になっている」
西日が当たらない立地と、ミネラルを含んだ井戸水を大量にかけることが、コケだらけのミラクルを生み出していました。
■コケを剥がさなかったワケ
気になるのは素顔です。
ルクセンブルクから来た人
「人間のような顔をしているのかなぁ」
戦後、1度もコケが剥がされることはなく、素顔は謎につつまれていました。しかし5年前、童子像のコケが参拝者によって剥がされる騒動が起きます。
そのお顔は、口を真一文字に閉じた厳しい表情。そして、右側の像は穏やかな表情をしていました。
あえて、これまでコケを剥がさなかったのにはワケがありました。
法善寺 副住職 神田眞英さん
「今までたくさんの人がお参りに来てくださって、(コケに覆われた)大切なお姿だと思っていますので、そのままのお姿にしてほしいですね」
■岩が火を吹く!?
続いて向かったのは…。
久保田アナ
「泣く子はいねえが~。なまはげで有名な秋田県男鹿市に来ました」
海岸沿いにフシギがあるといいます。
男鹿市にある潮瀬崎。そこで発見したのは、海に向かってカメラを構える人々。その先にあったのは、波の侵食によって生まれた通称「ゴジラ岩」です。
岩手県から 観光客(30代)
「ゴジラと対面」
「夕日の時に来たかったんですけど」
「火を吹いてるみたいな」
ゴジラが火を吹く!?それは、限られた時間と場所でしか見られない奇跡の光景でした。
“ゴジラ岩”名づけ親
平野宅悦さん(71)
「1996年に男鹿半島の観光ガイドをやっていたんですが、ゴジラに似てるなって」
30年前にゴジラ岩を発見し命名した平野さん。火を吹く瞬間の撮影に成功していました。
夕日が開いた口に収まり、今にも火を吹きそうです。この一枚を撮るのに5年かかったと言います。
「(Q.ベストタイミングって…)短いですよ」
「(Q.どれぐらい?)10分くらい」
■天の川を遠くに…
シャッターチャンスは日没間近のわずか10分間。しかも夕日が口に収まるアングルは、限られた場所になるといいます。
久保田アナ
「日没に向けて人が集まってきています」
ベストポジションを探して人々の動きが慌ただしくなります。
久保田アナ
「下から撮った方が良いかも」
夕日が口に収まっていません。
平野さん
「頭の形が変わる」
久保田アナ
「ゴジラの首の長さとか?」
平野さんの写真と比べると、角が生えているように見え、アゴの下にくびれがありません。日没が近づき、いよいよ10分間のシャッターチャンスです。果たして、その瞬間を捉えられるのか?
久保田アナ
「太陽のオレンジ色が強くなって、後光が差す感じ」
火は吹いていませんが、幻想的なゴジラ岩を撮影できました。そして、日が落ちると、ゴジラ岩は別の姿を見せると言います。
平野さん
「空に星が出てくる」
マジックアワーの美しい空をバックに…天の川を遠くに眺めるゴジラ岩。
「ここにいると、時間の経過とともに自分なりの写真が表現ができるようになる」
久保田アナ
「これが私のベストショットです!」
「ゴジラにインタビュー」
■駅の“巨大野菜”!?
続いてのフシギは?
駅から飛び出す巨大なブロッコリー?ホームから見ると、床を突き抜け、屋根の外へ木が飛び出しています。まるで“巨大なブロッコリー”のような木。なぜこんなことに?追跡しました。
木が生えていたのは、京阪電車「萱島(かやしま)駅」の3番線と4番線の間。複数の幹が飛び出しています。
地元住民
「(Q.初めて見た時どう思いました?)『え?木がある』みたいな」
わざわざこの木を見にきたという人もいました。
地元住民
「神々しいというか、神秘的なパワーを(感じる)」
なぜこんなことになっているのか?ホームの下に降りてみると、萱島神社と書いてあります。
駅の高架下にあったのは江戸時代創建と伝わる萱島神社。木はこの神社のご神木だったんです。気になるのは、駅が先か、木が先か?神社を管理する古箕さんに話を聞きました。
萱島神社 代表役員
古箕豊さん
「枝にブランコのロープをつけて、我々子どもが遊んでた。これが700年前から立ってる」
現在、駅が建つこの場所。約70年前の写真を見ると、今と同じ場所にご神木が写っています。当時、駅はそのすぐ横にありました。1910年開業の萱島駅。ホームは地上にありましたが…。
京阪電車 広報
田崎誠一さん
「高度経済成長期に高架の複々線工事があり、その際クスノキ(ご神木)を伐採する予定だった」
1970年代、輸送力を増やすためご神木を切って駅を拡張する計画が持ち上がります。しかし…。
参拝者
「触る(切る)といろいろ祟(たた)りじゃないけどもあるみたいなので」
参拝者
「(ここに)寄らないと気が済まないというか。木はやっぱり大事に、私も木が好きなんで」
住民の強い要望から京阪電車は、ご神木を残すことを決断。木を避けて駅を造る事ができなかったため、今の形になったといいます。
古箕さん
「やはり先人が残してくれた遺産ですから。この姿を残して我々の子ども、孫に伝えたい」
700年前から人々の暮らしを見続けてきたご神木は、今後も街を見守り続けます。
(2026年5月15日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
どろろの白面不動、こんなところにあったんか!
拘りの一枚ですね
火星かカナダの無人島のような風景。
岩が火を吹く…?
追記:ゴジラにしか見えん