秋のピエロ
男声合唱組曲「月光とピエロ」より
詞 堀口大學 曲 清水脩
指揮 伊藤鑑
演奏 Mu Project
ムウジック!
2022年6月4日(土)豊洲シビックセンターホール
【ムウジック! プログラムノートより】
世界初の合唱組曲である男声合唱組曲「月光とピエロ」の第2曲『秋のピエロ』は昭和23年第1回全日本合唱コンクールの課題曲でもあり、数十年に渡り歌われてきた名曲である。
フランスの詩人ギヨーム・アポリネールと、ドイツの男爵夫人となったフランスの画家マリー・ローランサンの不運により破局となった悲しき恋がモデルであると言われている。
生きていくことは思った以上に辛く、人前でおどけて見せていても、ひとり夜道を歩く時には自然と涙がこぼれることもある。美しい月を目の前に、実らぬ恋そして世の中の不条理に顔を濡らすピエロ。
日本的な音階により、道化を演じる様や溢れ出てしまう嘆き、そして秋の月夜の美しさを表現した一曲である。
文・伊藤鑑