☆彡
☆彡 天乃悠(あまのゆう)の「朗読アート」へようこそ ☆彡
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆彡
☆タイムテーブル
00:00:00 『オープニング』
00:02:33 78『聴耳頭巾』
00:23:36 79『黒鯛大明神』
00:26:16 80『山の神と子供』
00:45:40 81『三人兄弟の出世』
00:54:14 82『槍を持った星』
00:59:49 83『海の水はなぜからい』
01:11:34 全編再生
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆彡
☆彡 天乃悠(ゆう)の「朗読アート」へようこそ ☆彡
はじめまして、天乃悠(あまのゆう)と申します。
ご視聴いただきありがとうございます♡
睡眠導入や癒しの時間を過ごしていただくために
心をこめた朗読動画をアップしてまいります。
少しでも心穏やかな時間を過ごしていただくためのお手伝いが
できたらという想いではじめました。
どうぞよろしくお願いします。
☆BGMありの動画
聴くだけで、心が和み、安らぎ
脳波がα波になって眠気を誘うような
432kHzのBGMも加えております。童話・むかし話・詩集など
*他のピッチもあり
☆BGMなしの動画
文学作品等、本編はBGMなしで挑戦中”
物語の世界に浸っていただけますように☆彡
読み聞かせ
疲れた日
心が荒れた時
眠れない夜
是非、聴いてみてください。
出典:角川文庫
オープニングギター:ハコ
朗読:天乃悠(ゆう)
効果音(自然):https://www.d-elf.com/
*全ての朗読原稿を少しでも聴きやすいように、伝わりやすいように、或いは、現代では適切でない言語や表現など、作品によってはリライトをしている箇所もございます。そのため、必ずしも原文に忠実でない場合もございますが、何卒ご理解くださいませ。
☆彡〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
他の作品もございます!是非下記URLをクリックしてご視聴ください!
☆柳田國男の日本の昔話①
☆柳田國男の日本の昔話②
☆柳田國男の日本の昔話③
☆柳田國男の日本の昔話④
☆柳田國男の日本の昔話⑤
☆柳田國男の日本の昔話⑥
☆柳田國男の日本の昔話⑦
☆柳田國男の日本の昔話⑧
☆日本昔話①
☆日本昔話②
☆古事記物語①
#朗読
#読み聞かせ
#朗読女性
#睡眠導入
#眠れる話
#女性の声
#大人も眠れる
#ASMR
#昔話
#日本昔話
#日本の昔話
#柳田國男
#オーディオブック
朗読アートの天野ゆですご視聴いただき ありがとうござい ますこのチャンネルは睡眠用の朗読 チャンネル です昔話や童話文学作品などもアップして おりますよかったらお休みになりながらや お耳に時間がある時などゆっくり聞いてみ てください すぐに本編をお聞きになりたい方この オープニングが長いので飛ばしたいという 方概要欄のタイムテーブルそれぞれの作品 名の横にある数字をタップしてどうぞお 好きなところからお聞き ください今日のお話は柳邦男さんの日本の 昔話全106話よりシリーズでお届けして おります今日はその 978話から83話の前6話今日は1話 ずつが少し長いものがありますのでえ6本 全6話を朗読いたしますえこちらも乞食 同様え終わりがだんだん見えてきました あと1回か2回でえ全106話を読むこと ができると思いますこちらもお付き合い いただいている方本当にありがとうござい ます106話のお話の大部分は切話で いずれも日本全国北から南全ての地域の 隅々においてご先祖様から言い伝えられ 聞き伝えられそうした苦によって残されて きたお話たち ですこの小さな物語の数々106話をお 楽しみ くださいお休みになる前によかったら チャンネル登録やいいねボタンコメントや 通知設定などしていただければえとても 嬉しい ですそれでは ゆっくりおやすみなさい 78聞き耳 づきこれも 昔欧州の方のある在所にまた1人貧乏な 良い事事がありまし た内神の稲荷様にいつも生魚でもあげたい と思ったけれどもそれも貧乏で思うように はならぬの である日親しに参ってこう言いまし た内神様 もし内神様 もし俺はとっても貧乏で生魚もあげること ができません からどうぞこの俺を食って くださいどうぞお願いでござり ますと言って拝みまし た内神様 はじじやじじや何もそんなに心配をする ことはいら ぬ俺もお の難儀していることはよく知って いるそれでは1つ運を授けてやん べそれこの宝付きをやるからかぶって [音楽] みろこれを被ると鳥でも獣でも何でも言う ことがすぐ分かる からと言って古めかしい赤金を1つその 事事に授けまし たそうでガンス かこれは はやどうもありがとう ガンスと喜んで早速その汚い赤ずきを懐に 入れて出てきまし たそうしてゆらりゆらりと街道を歩いて いきますと道端に大きな木がありまし たその木の下に休んでいまし たらいつの間にかついトロトロと眠ってい ました そうすると浜の方から1話のカラスが飛ん できて疲れてその木の枝に休みまし たすると また国中の方からも1話のカラスが飛んで きて同じ木の上に止まりまし たじじはこれを見て 稲様にもらった聞き耳巾を試してみるなら 今 だと思ってそっと出してかぶります とにわかに頭の上で話の声がし始めまし た浜から来たカラス がいやあしばらくであ た俺は今まで浜の方にいたが浜もこの頃量 がなくって不ケーキで困るから飛んでき たお前はまたどっちから来 たと言う と俺は荒みの方からやってきたがいやあ はどこに行っても同じ だ時に 何か世の中に不思議なことはないか ねと聞きますと浜のカラス は別に珍しいことでもない が浜のある村の長者丼では土蔵をてから もう56年にもなる が土蔵の入り口の屋根を吹く時にどうして はい上がったものか1匹の蛇が上がってい てちょうど板の下で釘を打ち付けられ て今に動けないで半死繁生になっている 関心なことには目が食い物を運んで養い 続けている が本当にお互いに苦労をして いるその思いが積もり積もっ て長者丼の娘の体に触って長いをしている あれは今のうちに土蔵の屋根の板を離して 蛇を助けてやらぬ と蛇も死ぬし娘も死んで しまう俺も幸あの屋根に飛んでいって泣い てやったけれど も人間というものは情けないもので で少しもそれを悟ら ないと言いまし た相手のカラス も本当に人間はそういうことになると まるで何も分からぬもの だと言い合っ てそんだらば またこの次に出会うべ なと西と東とにカラスたちは別れて飛んで いったそう ですじじはこれは良いことを聞い た早くその長者丼に行って娘を助けまた蛇 の命も助けてやりたいが 何にも支度がなくてこれでは出かけられ ないと町裏をうろうろと歩いていますうち に壊れた木鉢が落ちていたからそれを拾っ て髪を張って頭に かぶり浜の長者丼の門前に行っ てはけはけと 大きな声で呼ばて通りまし た長者の家では娘の長いを直すのに何が 良かろうかと心配していた時だ からおいおい 門前を触れて通る発見や早くうさ上がって はけ置いて くれと言いました じ様 はうちに入って何はけを置きます べと言う と実はこの家の娘が長の病気で今日か明日 かという容態だからなんとすれば良くなる かその八卦を置いてみて くれと言い それでは病んでござる娘子のとろに通して くれと言って娘の枕元に行って座っ て二重りほたるクズの歯ははえば20 りという事を何度もも繰り返して から前にカラスからちょうど聞いておいた 話を詳しくして聞かせまし たそうすると長者丼で はいかにも八卦様の言う 通り56年前に土蔵を立てたことが あるそれではそんなこともあった かと近所の大工を呼んできて早速土蔵の 屋根板を離させてみます と 果たして1匹の蛇が体が白くなってもう 半分腐りかけて釘に打ち付けられていまし た ああこれのことだ と大事にざに入れて屋根から 下ろし流し前に置いて物をやっ てしばらく解放して丈夫にしてから離して やりまし たそうすると薄紙を剥ぐように娘の病気も 1日1日と良くなって引かずの立つうちに すっかり治ってしまいまし た長者丼では大喜びでお礼金は300 両じじは立ちまち大金持ちになりまし たそうしてうに帰って急に内神様のお宮を 立て直し今までないような立派なお祭りを しまし たもちろん 生魚も度々買ってきて備えまし たそれから聞き耳じじは今度はいい着物を 着てまた旅に出まし たそうしていつかの大木の下で休んでいる とま また西東からカラスが飛んできてその木の 枝に休んで世間話を始めまし た1話のカラス が1つ街にばかりいてはつまら ぬと言う ともう1話のカラス が本にそうだ が俺の今までいた町ににはこういうことが ある町の長者丼では旦那が大病で今日か明 かという命だ がそれは56年前に離れ座敷を立てた 時昔からあった庭の楠の木を切り倒して その切り株がちょうど離れの軒下になって 甘だれに打たれて いるそれでも根が死にきらないものだから 性のある限りは目が出て育ちたいと聖痕を 尽くすのだが目が出れば仮り目が出れば 刈り取られて死ぬには死なれずそんならと 言って生きるには生きられ ずその思いが旦那にかかって病気になって いるそれにまた山々の友達の木がマオの ように見舞いに来るがこれもまた大変な こと だあれはいかさばいかすべし またどうせからすきなら根からよく掘って しまえばよいに困ったもの だと話しまし たじじはカラスの話を聞いて早速その町に 出かけまし た はけ はけ頼むからうちのの病がどうすれば治る ものか見て くれと言うので長者丼の家へ呼び込まれ まし たここには56年前に立てた離れ座敷が あるはずだ から今晩は俺をその座敷に止めてくれ あや八卦殿はどうしてその離れのあること を知っている かと家のものがびっっくりし ますそれも吐けで当てたがまず今夜は俺を そこに置いて くれろ明日は旦那の病気のの元を 洗いざらい当ててみせる から俺が言うまでは誰も入ってくる なと言ってその晩は1人で起きて様子を見 ていまし たそうすると真夜中頃になる とがさりがさりと近寄ってくるものの足音 がし てくの きよ安梅はどう だと言い ますそれに返事をするのはなんだか土の底 からでも出るようなかかな声 で ああそう言ってくれるのは六甲牛山のナの 木 か遠いところを毎度難儀をかけてすま ない俺はこの 通り一刻も早く死にたいのだ がそれさえ思うように行かないので苦しん でいる と言う と何そんなに力を落とすものでは ないと慰めて帰っていき ますまた一時立つ と今度は シュシュという音がして来るものがある 楠の キド安倍はどうか なと声をかけます とまた楠の木が以前のような声 でそういうお前 ははや山の松だ か俺はとても助からぬが こうお前たちに舞を見舞いに来てもらって は申し訳が ないと言い ますああそうだ かなんでもないことだから心配する な今夜はつい御用の方へ遊びに行く通り筋 だ からこうやってお前にも会えた がこれが東と北とでは会うことも 難しいそんなら春にもなってみたらまた 本福するだろう から力を落とさずに自説を待つが 良いとで松もまたさっきのように音をさせ て帰っていきまし たじじは聞き耳巾をかぶっていてすっかり この話を聞いてしまっ て朝になると病人の枕元に案内してもらっ ていつもの通りのクの葉は二重理の呪文を 唱えて から昨晩の樹木の問答を詳しくして聞かせ まし たこれは軒下の楠の木だけの難儀では ない諸々ホボの鉱山の木までがこのために 偉い苦労をしているのだ から早くその根株を掘って しまえと教えまし たそうして根を掘って庭の木の神様に祭っ たら旦那様の病気もまた薄を剥ぐように ひしに良くなっ た長者のうちのものは皆大喜びでそのお礼 がまた300 両それをもらってうちに帰ってきてからは じじはもう欲を出さないで八卦を やめ自分も普通の長者になって暮らした そうであり ますおしまい 79黒ダ大 明人 昔土佐の国のある山奥の村へ浜から1人の 魚和キドが魚を売りに入って行きました 寂しい山道で道の脇の林の中に誰かが罠を かけておいてそれに山取りが1話かかって おるのを見まし た魚売りはこれを見て欲しいと思いました がただ取っていくのは良くないことである し そこにちょうど人がいないので代わりに 自分のかの黒鯛さび挟んでおいて黙って その山取りを取って帰ってきまし たその後から村の人が来てみ て山に黒台のいるのがすでに不思議である のに それが山取りの罠にかかるというのはたご ではよも あまいなんでもこれは天の神のお示しで あろうと一度表示をしてすぐに小さな社を 立ててその300の黒を祝い込めて黒代三 源と唱えて祭りまし たその評判が伝わりますとホボからお参り に来るものがあって社は大変に繁盛しまし た後に魚売りがまたやってきて山鳥を持っ ていった話をするまでには もう繁盛のお宮になっていたそうであり ますお [音楽] しまい 80山の神と 子供 昔母と幼い息子がいまし た母が毎日山で焚きを取って細細と暮らし を立てていまし たその子が11か12になった時に母に 向かっ て今まではお母さんに散々苦労をかけまし たが今度は私が変わって働きに行きます から今日はうちにいて くださいと言ってそれからは毎日山へ行く ようになりまし た母は喜んで息子のために毎朝お弁当の 用意をしまし たある 日子供がいつものように木の枝に弁当を 結びつけておいてその木に登ってカレダを 取っている とそこへ白髪のおじいさんがやってきて木 の上の子供の方を ミーミー枝から弁当を外して食べ始めまし た子供は をたくさん持って降りてき ておじい さん僕のお母さんの作ったお弁当は おいしい でしょうと話しかけまし たするとおじいさん は ありがとう年を取るとひもじて なと言いまし 子供は家に帰るとすぐにその話をする と母 はそれはいいことをし たそれじゃあ明日は2つ作ってあげるから 1つはお前がお 上がりと言って翌朝は2つの を持たせてくれまし た子供はそれを持って山に行きいつもの ように働いているとまた昨日のおじいさん が来て弁当を食べまし た子供は木を降りてき ておじいさん今日はお母さんが2つ作って くれた から足りなければもう1つあげ ましょうと言うとおじいさんは2つとも 食べてしまいまし た3日目には弁当を1つだけ持っていき まし た母がよそへ行くので子供は早く帰らば ならないからおじいさんの分だけ持って いったのでし たするとおじいさんが出てき てちょっとお 待ちお前に言って聞かせたいことが あると木に登ろうとする子供を呼び止め ました 実 は私は神様なんだ よこれから言って聞かせることをよく聞い てその通りにし なさいお前はこれから天宿というとこの 立派なお寺へお参りに行ってきな そして行く時に誰かがお前に頼み事をする はずだ からその頼みも聞いてあげると いいと言ったかと思うとそのおじいさんは 立ちまち大きな歌詞の木になってしまい ました 子供は母にその話をする と母も喜んで賛成してくれたの で天宿へ出発することになりましたが途中 の食べ物を持っていくにも持ち合わせが ありませ んそこで近所の長者の家へ行って米と味噌 とを借りることにしまし た長者は何に使うのかと尋ねるので実は 天宿のお寺にお参りに行くのだと話します とそれは良い都合 だそれなら私の方にも頼みたいことがある 実は私の娘が3年前から病気になって なかなか良くなら ずまだブラブラしている がどうぞ娘の体が丈夫になるようにお祈り してきてもらい たいと言うの です子供は はい承知しまし たと答えて米と味噌を借りて天宿の旅に 出発しまし た途中で日が暮れてある立派な家に宿を 借りましたがその家の主人 があなたはどこへ行きなさる と尋ねますの で実はこういうわけで天宿へ行くところ ですと子供は話しまし たする とそれはちょうど いい実はこの家では3段鼻という花を咲か せてその花を売って暮らしていたのだ が近頃元木と2番木との2本が枯れて今で は3番木だけしか花が咲かないで困ってい ますどうかして元木と2番木に花が咲く ようにあなたが天宿のお寺に行かれる ついでにお祈りしてきてくれません かと言うの です子供はこれも承知しまし たその明る 朝お弁当をこえてもらって出かけようと する と宿の主人がこれから先へ行くには大きな 川を渡らねばならんと言い ます言ってみるとなるほど 大きな川で橋もかかっていませ んさあ困った ぞどうしたらいいかと途方にくれている と川の向こう岸を目や鼻の見分けもつか ないくらい顔が晴れた見にくい女が歩いて い ますおーい おーいこの川はどうすれば渡れるか ねと子供が大声で呼びかける とその女は不思議にもすーっと川を渡って 子供のいる騎士に来まし た そして一体どこどこへ行くのかというので 訳を話す と自分は陸に1000年海に1000年川 に1千年生きてきたもので実は人間では ない天に登ろうと思っている がどうしたら上がれるかもわからずこの 通り 目も鼻も晴れていつまでもこの地上で うろうろして いるどうしたら焦点できるか天宿へ行って 神様に伺ってきてくださらぬ かと言い ます子供ははいと言って約束をする とそれではと子供を頭に乗せたかと思うと すーっと川を渡って立ちまち向こう岸に 着きまし た見るとはるか彼方に立派なお寺が見え ます子供は喜びさんでお寺へ行くとそこに はこの間山であったおじいさんがおりまし たお前は何日でここへ来た かと聞くの で夕べ一晩止まっただけ ですと言う と途中で何か頼まれはしなかったか ねと聞き ます子供はまず近所の長者の娘の話をする とおじいさんは ああそんなこと かそれは長者の家の雇い人や近所の男と いう男は全部集めて娘に逆月をささせるの だ 娘が逆月を差し出した相手の男に家の財産 をやることにすれば娘の病気はすぐ 治ると言いまし た次に3段の花の話をする とそれは 昔その家の先祖が木の根元に金の壺を埋め ておいたの を子孫がいつまでも知らずにいるの でそれを掘り出させるつもりで花をからし たの だ掘り出したら1つはお前が もらい1つはその家に置くということに すれば 1番木2番木はすぐ 生き返るその他には頼まれなかった かと言い ますそこで子供はあの見にくい女の話を する とおじいさんはその女にあったらこう言い なさい お前がいつまでも欲深く持っている忍者の 玉を1つ人間にくれさえすれ ばいつでも天に登れるの だと言ってやり なさいそれだけかね頼まれたこと はと聞くので子供ははい それだけ ですと言う とおじいさんはまた歌の大木になって しまいまし たそこで子供は道を引っ越して大川の辺へ 戻る と霊の見にくい女が待っていて結果を聞き ますので子供はまずを渡してもらってその 後で話してやろうと言いまし た女はさのように子供を頭に乗せてつーっ と川を人当たりに渡りまし たそこで子供 がお前さんは玉を2つ持っている だろういつまでも欲張って持っていないで 1つは私に くださいそうすればいつでも天へ登れ ますと言うと女がそれではと言って子供の 手に1つの玉を渡したと思う と遠くの方から恐ろしい大きな音が聞こえ てきてその付近は立ちまち霧がかかって しまいまし た子供は恐ろしくなってどんどん走って 逃げ出しまし たやっと遠くまで逃げたので振り返って みる と霧が晴れて水の柱が空高く登ってい ます女はその水に乗って空へ登って行った のでし た子供は女からもらった玉を懐に入れて だんだん歩いて3段の花の家に来まし た主人に天宿で聞いた通り話す と主人は早速木のを掘りまし た 果たして黄金の壺が出たのでその1つを 子供にやりますと枯れていた元木と2番木 が目を吹いてきまし た子供はその黄金の壺をもらって喜んで 帰ってきました そして今度は隣の長者の家 です天宿のおじいさんの言った通り長者に 話す と早速家の雇人でも近所のものでも男と いう男は全部家に呼び集め て娘に逆月をささせてみました けれども娘は一向に誰にも酒好きをさそう としませ ん残ったのは天宿から帰ってきた前の家の 子供 ですお前だって男 だ逆月を受けてみて くれと言われて娘の前に行きますと 娘はすぐ逆月を取って差し出しまし たすると子供の方では一向に受け取ろうと しませ ん長者 はこれは神様のお干し飯だから受け取って くれと頼みますの で子供はついに酒好きを受けまし たすると娘の病気も立ちまち良くなって 立って舞を舞いまし た子供は母と一緒に長者の家に入って娘の 向こになりいつまでも幸せに暮らしたとと いうこと ですお [音楽] しまい 813人兄弟の 出世 昔ある夫婦の間に3人の息子がおりました ある日兄弟が一緒に旗GUに行きましたの で後から父親が行ってみると昼までは一生 懸命に頭もあげないくらいにせ出して畑を 耕していまし たさあお昼にしようと言って昼飯を済ます と1人は便所に行って青を小さな弓で打っ て遊んで いるそれから3人が日の暮れるまでやれ羽 をいたいや俺は頭をいたなどと言って遊ん で家に帰ってきまし たそれを見た父親 はそんな怠け者はうちに置けない出て 行けと怒りますので3人は仕方なく家を出 まし ただんだん歩いていくと道が三筋に別れて いるところへ出まし たそこで兄弟は相談し て兄さん は上の 道中の兄さんは中の道弟は下の道を行く ことにし て何年目の何月何日にここで会うことに しようと約束をして別れまし た上の道を歩いていった兄は大勢の大工が 家を立てているところで 黙って皆の働くのを見ていまし たすると1人の大工 がお前は大工の弟子にならない かと言いますので兄はその場で大工の仕事 をすることになりまし た次の兄の道にはたくさんの人が集まって 弓の稽古をしているところがありましたの でその仲間になって弓の師匠に出入りをし まし た末の弟の行ったところには盗みの稽古を しているところがあっ てやはりそこで盗みを習うことに なりこうして兄弟 それぞれに技を励んでおりまし たそのうちに何年目かの約束の日が来まし た3人とも暇をもらって元の道のとろに兄 が最初に次には中の兄最後に弟が帰ってき ました 兄殿は何の仕事をしてきた か俺は大工の仕事 だ次男殿の は俺は弓を習ってき た ああそれではお互いに飯が食える なところで3な殿は と兄たちが聞きますが何かもそもそ言う だけで一向にはっきりしませ ん盗みの修行でもしてきたん だろうそれでは飯が食えん なと言うと弟 は兄さんたちは巾着を持っているか と聞き ます2人が持っていると言うが早いか 素早く兄たちの巾着をすりとってしまい まし たすりとっておい てそれでは出してみ なさいと言いました が兄たちがどこを探しても見つかるはずは ありませ んそこで弟が2つの巾着を出して見せる と兄2人 もお前もこれなら飯が 食えると言って3人揃って家に戻ってき まし たその 頃殿様の1人娘が鬼に取られてどうしても 取り戻すことができませ ん取り返してくれるものがあれば望み通り の褒美をやるというお触れが出まし たこれを見て3人の兄弟 はさあ今こそ俺たちのお働きどころ だ3人が協力すればきっと戻して見せると 鬼のとへ出かけて行きまし た鬼はその時娘さんに頭の白みを取らせて 昼寝をしていまし た大工さん人形を 作れよと弟が言いますと兄はすぐ娘さん そっくりの人形をこえまし た末の弟がそれを素早く娘さんと取り替え て大急ぎで船に乗って沖へ逃げ出しまし た鬼が目を覚ましてみるとそばにいるのは 木の人形でしたので怒って噛みついて しまいました そして沖を見ると船の頬がチラチラと走っ ていくのが見え ます鬼はそれとばかり内鍵を投げて船に 引っかけて引っ張りますと船はどんどんと 陸の方へ連れ戻され ますそしてもう鬼の手の届くくらいまで来 てしまた時 にそれチナ殿の今だ弓を 入れ次男が体中の力を絞って鬼の首に矢を いんで殺してしまいまし た3人は無事に娘さんを殿様に返して たくさんの褒美をもらい 楽な一生を暮らしたということであり ますお しまい 82槍を持った 星 昔長者の家に7人の息子がありまし たその近所の貧しい家には1人の子供が あってこれらの子供たちは揃って寺小屋へ 行っておりまし たある日寺小屋の先生が川へ行って船を 走らせるから船を持ってこいと言いました 長者の子供は金持ちですから大工に頼んで 船をこえましたが貧しい家の子はそんな ことはできませ ん1人で泣いているとそこへ修行者が 通りかかってその訳を聞きまし たそれでは板切れと粘土を持ってこいと いうので言う通りにしますと板切れで船を 作り粘土でかじ取りの人形を作ってくれ まし たけれども貧しい子供は心の中 でこんなことではとても長者の子供たちに は勝てそうもないと思って悲しんでおり まし た 翌日その船を持って寺小屋に行く と長者の子供たちはバカにして笑ってい ました がいよいよ川へ浮かべてみることになる と修行者の作ってくれたこの船は不思議な ことには粘土の人形がおかじを取って見て いる間に動き出しまし た木編と粘土でできているのだからきっと 沈んでしまうと思っていた子供は長者の この船より早く走っていくので大喜びをし まし たこうして貧しい家の子に負けたので長者 の子供たちは悔しくてなりませ ん何かで仕返しをしようと思っていると ある日先生が鳥を1話ずつ描いたセスを 持ってこいと言いまし た長者の息子はすぐセス屋から立派なセス を買って絵かきを呼んで鶏の絵を欠かせ まし た貧しい子は家に帰ったが何ともしよが ありませ ん考え込んでいるとそこへ先日の修行者が 通りかかって破れたセスを作ろって鶏の絵 を描いてくれまし た翌日そのセスを持って行くと寺小屋で その庭鶏が泣きまし た先生はそれを聞いて大変に 驚きもう一度泣けば宝だと言います とゆうか言わないうちにこけここと泣き まし たそこで今度も長者の息子の負けとなり まし た2度とも貧しい家の子供に負けたので 長者の息子たちはとうとう腹を立てて槍を 持って追いかけました が寺小屋の先生たちが間に立ってそれを 止めまし たそうしてそのまま が星になってしまったそう です今この地方佐島で七星星と言っている のは長者の 子寝ぼというのは貧しい家の息子 ですそうしてその星の間にあるのが寺小屋 の先生の星であり 七世の1番先頭の星が槍を持っているのは この時からだそう ですお [音楽] しまい 83海の水は [音楽] 辛い昔の昔の 大昔あるところに兄と弟とが住んでおり まし た兄は金持ちで弟は 貧乏年の暮れになっても明日の正月の支度 もできないので兄の家へ米を一生借りに 行きましたがひどいことを言って貸して くれませんでし た仕方がないから家へ帰って来ようとし ますと山道で1人の真っ白な髭のじ様が芝 を買っているのに出会いまし たどこへお前は行くの かと尋ねますから 今晩は年越しだけれどもお年神様にあげる 米もないので当てもなくただこうして歩い ているばかり だと申しまし たそれは定めし困ることで あろうそれではこれをやろう と言って小さな麦まじを出してくれまし たこのまじを持ってあそこの森の神様のお 道へ行って みろお道の後ろには穴があってそこに大勢 のがいてき とお前のまじを欲しがる だろう金でもなく他のものでも なく石の引きとならば取り替えてやろうと 言ってその薄をもらっていくが [音楽] いいと教えてくれましたえ た森の小道まで行ってみる となるほど穴があって多くのが出たり 入ったりしてガヤガヤと騒いでい ます何をしているのかと思う とたった1本のかに取り付いて倒れたり 転んだりしているのでありました どれ俺が持っていってやる べと言って指につまんで運んでやりまし たそうすると穴の口 で人殺し 人殺し とかなくような声がするので驚いて気を つけてみると が1人下駄の歯の間に挟まっていまし たの で急いで丁寧につまんで出してやりまし たなんたら力の強い大きな人だと言って 見上げた表紙に弟の手に持っている麦まじ を見つけました それを是非私たちに譲ってくれとたくさん の黄金を持ってきて前に積みました がかねて白髪のじ様に聞いています から石の引きとならば取り替えてもいいと 言ってとうとうそのうをもらってしまい ました これ はの中でも2つとない宝物なのだ がまじの代わりにお前に やる右へ回すと欲しいものが何でも 出る左へ回すと出なく なると教えくれまし たそれを大事に抱えて家に帰ってみると 女房が待ちくたびれていまし た年越しのバだというのにどこを歩いてい た米は借りてきた かとやかましく聞きますの でまあなんでもいいから早くござを しけと言って女房にござを敷かせてその上 に小うを 置き米でろ米でろと言って右へ回すと米が ぞくぞくと1とも2とも出てきました この次 はさけが 出ろと言うと大きな塩引きが2本も3本も ひょこひょこと出 たそれから順々に入用のものを皆引き出し てその晩はなんともかとも言いよのない めでたいお年取りをしてまし たあくれば正月元日の朝 で俺はこんなににわか長者になったのだ から今までのように人のかやの仮住居など をしているのは面白く ないまず新しい家を建てよう と言って引き薄を回して立派な家と後件に 3元の土蔵を出しまし たそれから長屋だの馬屋だの馬屋についで おく馬を7匹も出してあ はそれ持ちでろ酒でろと言っ てあたり近所や親類演者を残らず呼んで 祝い事をする支度をしまし た村の人たちはびっくりして呼ばれてきて 今までないようなご馳走になりまし た昨日一章の米を貸さなかった兄も呼ばれ てきまし たどうしてまた晩のうちにこんな長者に なったものであろう かと不思議で不思議でたまらないので驚き ながらもそちこち気をつけております とやがて客人が帰って行く時にお土産の歌 でも持たせてやろうと思ってそっと影に 入って弟が霊の石牛を回し てかしでろかし でろと言っておるのをすき身をし て ははあ今分かっ たあのうだなと感づいてしまいまし たそれからその晩客が皆帰って弟夫婦が よく寝てしまった時刻を見計らっ て兄はそっと入ってきて影の部屋から石の 引きを盗み出しまし たそうしてそのついでに傍にあった持田の 貸だのもとって浜に出てみると幸いに小舟 がある これにその宝の薄を乗せて綱を解いて沖の 方へ 漕ぎ出しどこかの島へ渡って1人で長者に なろうとしまし たしかしその船の中には餅や菓のような 甘いものは積んで出ました が合にと塩気のものが何もありませ んそれでは何よりも先に塩を出そうと やたらにうを回し て塩 出ろ塩 でろと言います とさあ出たは出たわ立ちまちのうちに船に いっぱいの塩が出た もうこのくらいで止めたいとは思いました が左へ回して止めることを知らぬものです からいつまでもいつまでも塩ばかりが出て き てとうとうその塩の重さで船も兄も盗んで きた石の小うもとどに海に で今に誰1人として左に回すものがない ため に海の底でその薄が塩をばかり出して回っ ており ますそれであの通り海の水は塩辛いのだと いうことであります お しまい 78聞き耳 [音楽] 好これも 昔欧州の方のある在処にまた1人貧乏な 良い事事がありました 内神の稲荷様にいつも生魚でもあげたいと 思ったけれどもそれも貧乏で思うようには ならぬのである日親しに参ってこう言い まし た内神様 もし内神様もし 俺はとっても貧乏で生魚もあげることが できません からどうぞこの俺を食って くださいどうぞお願いでござり ますと言って拝みまし た内神様 はじじやじじや何もそんなに心をすること はいら ぬ俺もお前の難儀していることはよく知っ て いるそれでは1つ運を授けてやん べそれこの宝ずきをやるからかぶって [音楽] みろこれを被ると鳥でも獣でも何でも言う ことがすぐわかる からと言って古めかしい赤ずきを1つその 事事に授けまし たそうでガンス かこれは はやどうもありがとうが と喜んで早速その汚い赤ずきを懐に入れて 出てきまし たそうしてゆらりゆらりと街道を歩いて いきますと道端に大きな木がありまし たその木の下に休んでいましたら いつの間にかついトロトロと眠っていまし たそうすると浜の方から1話のカラスが 飛んできて疲れてその木の枝に休みまし たすると また国中の方からも1話のカラスが飛んで きて同じ木の上に止まりまし たじじはこれを見 て稲様にもらった聞き耳巾を試してみる なら今 だと思ってそっと出してかぶります とにわかに頭の上で話の声がし始めまし た浜から来たカラス がいやあしばらく出会っ た俺は今まで浜の方にいたが浜もこの頃量 がなくって不景気で困るから飛んでき たお前はまたどっちから来 たと言う と俺は 荒みの方からやってきたが いやあ不ケーキはどこに行っても同じ だ時に 何か世の中に不思議なことはないか ねと聞きますと浜のカラス は別に珍しいことでもないが 浜のある村の長者丼では土蔵を立ててから もう56年にもなる が土蔵の入り口の屋根を吹く時にどうして はい上がったものか1匹の蛇が上がってい てちょうど板の下で釘を打ち付けられて今 に動けないで半死繁生になって いる関心なことには目が食い物を運んで 養い続けている が本当にお互いに苦労をして いるその思いが積もり積もっ て長者丼の娘の体に触って長いをして いるあれは今のうちに土蔵の屋根の板を 離して蛇を助けてやらぬ と蛇も死ぬし娘も死んで しまう俺も再々あの屋根に飛んでいって 泣いてやったけれど も人間というものは情けないもの で少しもそれを悟ら ないと言いまし た相手のカラス も本当に人間はそういうことになると まるで何もわからぬものだ と言い合っ てそんだらばまたこの次に出会うべ なと西と東とにカラスたちは分かれて飛ん でいったそう ですじじ はこれは良いことを聞い た早くその長者丼に行って娘を助けまた蛇 の命も助けてやりたい が何にもしたがなくてこれでは出かけられ ないと町裏をうろうろと歩いていますうち に壊れた木鉢が落ちていたからそれを拾っ て髪を張って頭に かぶり浜の長者丼の門前に行っ てはけはけと大きな声で呼ばて通りまし た長者の家では娘の長いを直すのに何が 良かろうかと心配していた時だ からおいおい 門前を触れて通る発見 や早くさ上がって吐け置いて くれと言いまし たじ様 はうちに入って何発見を置きます べと言う と実はこの家の娘が長の病気で今日か明日 かという容態だからなんとすれば良くなる か その八卦を置いてみて くれと言いまし たそれでは病んでござる娘子のところに 通して くれと言って娘の枕元に行って座っ て二重ほたるクの歯はえ 20という事を何度も繰り返して から前にカラスからちょうど聞いておいた 話を詳しくして聞かせまし たそうすると長者丼で はいかにも八家様の言う 通り56年前に土蔵を立てことが あるそれではそんなこともあった かと近所の大工を呼んできて早速土蔵の 屋根板を話させてみます と 果たして1匹の蛇が体が白くなってもう 半分腐りかけて釘に打ち付けられています ああこれのこと だと大事にざに入れて屋根から 下ろし流し前に置いて物をやっ てしばらく解放して丈夫にしてから話して やりまし たそうすると薄を剥ぐように娘のの病気も 1日1日と良くなって引かずの立つうちに すっかり治ってしまいまし た長者丼では大喜びでお礼金は300 両じじは立ちまち大金持ちになりまし たそうしてうに帰って急に神様のお宮を 立て直し今までないような立派なお祭りを しまし たもちろん 生魚も度々買ってきて備えまし たそれから聞き耳じじは今度はいい着物を 着てまた旅に出ました していつかの大木の下で休んでいるとまた 西東からカラスが飛んできてその木の枝に 休んで世間話を始めまし た1話のカラス が1つ町にばかりいてはつまら ぬと言う ともう1話のカラスが 本にそうだ が俺の今までいた町にはこういうことが ある町の長者丼では旦那が大病で強化あか という命だ がそれは56年前に離れ座敷を立てた 時昔からあった庭の楠の木を切り倒して その切り株がちょうど離れの軒下になって 甘だれに打たれて いるそれでも根が死にきらないものだから 性のある限りは目が出て育ちたいと性根を 尽くすのだが目が出れば仮り目が出 取られて死ぬには死なれずそんならばと 言って生きるには生きられ ずその思いが旦那にかかって病気になって いるそれにまた山々の友達の木がマオの ように見舞いに来るがこれもまた大変な ことだ あれはいかさば生かす べしまたどうせからすきなら根からよく 掘ってしまえばよいに困ったもの だと話しまし たじじはカラスの話を聞いて早速その町に 出かけました け はけ頼むからうちの旦那の病がどうすれば 治るものか見て くれというので長者丼の家へ呼び込まれ まし たここには56年前に立てた離れ座敷が あるはずだから 今晩は俺をその座敷に止めて くれ あやはけ殿はどうしてその離れのあること を知っている かと家のものがびっくりし ますそれも吐けで当てたがまず今夜は俺を そこに置いて くれろ明日は旦那の病気の元を洗いざらい 当ててみせる から俺が言うまでは誰も入ってくる なと言ってその晩は1人で起きて様子を見 ていまし たそうすると真夜中頃になる とがさりがさりと近寄ってくるものの足音 がし てくの 器用安梅はどう だと言い ますそれに返事をするのはなんだか土の底 からでも出るようなかかな声で ああそう言ってくれるの は六甲牛山のナの木 か遠いところを毎度難儀をかけてすま ない俺はこの 通り一刻も早く死にたいのだ がそれさえ思うように行かないので苦しん で いると言う と何そんなに力を落とすものでは ないと慰めて帰っていき ますまた一時立つ と今度はシュシュ という音がして来るものが ある楠の きどん安売はどうか なと声をかけます とまた楠のきが以前のような声 でそういうお前 ははや山の松だか 俺はとても助からぬ がこうお前たちに舞を見舞いに来てもらっ ては申し訳が ないと言い ますああそうだ かなんでもないことだから心配するな 今夜はつい御要さの方へ遊びに行く通り筋 だ からこうやってお前にも会えた がこれが東と北とでは会うことも 難しいそんなら春にもなってみたらまた 本福するだろう から力を落とさずにに設を待つが よいと言って松もまたさっきのように音を させて帰っていきまし たじじは聞き耳巾をかぶっていてすっかり この話を聞いてしまっ て朝になると病人の枕元に案内てもらって いつもの通りのクズの葉二里の呪文を唱え て から昨晩の呪目の問答を詳しくして聞かせ まし たこれは軒下の楠のきだけの難儀では ない諸々ホボの鉱山の木までがこのために 偉い苦労をしているのだから早くその根株 を掘って しまえと教えまし たそうして根を掘って庭の木の神様に祭っ たら旦那様の病気もまた薄を剥ぐよう にまになっ た長者のうちのものは皆大喜びでそのお礼 がまた300 両それをもらってうちに帰ってきてからは じじはもう欲を出さないで八卦を やめ自分も普通の長者になって暮らした そうであります お [音楽] しまい 79黒ダ大 明人 昔土佐の国のある山奥の村へ浜から1人の 魚和キドが魚を売りに入って行きまし た寂しい山道で道の脇の林の中に誰かが罠 をかけておいてそれに山取りが1話かかっ ておるのを見まし た魚売りはこれを見て欲しいと思いました がただ取っていくのは良くないことである しそこにちょうど人がいないので代わりに 自分のかの黒鯛おさび挟んでおいて黙って その山取りを取って帰ってきまし たその後から村の人が来てみて 山に黒台のいるのがすでに不思議であるの にそれが山取りの罠にかかるというのは たごではよも あまい何でもこれは天の神の示しであろう と一度表示をしてすぐに小さな社を立てて その300の黒鯛を祝い込め て黒ダ三種本源と唱えて祭りまし たその評判が伝わりますとホボからお参り に来るものがあって社は大変に繁盛しまし た後に魚売りがまたやって来て山鳥を持っ ていった話をするまでに はもう繁盛のお宮になっていたそうであり ますお [音楽] しまい 80山の神と子供 昔母と幼い息子がいまし た母が毎日山で焚を取って細細と暮らしを 立てていまし たその子が11か12になった時に母に 向かっ て今まではお母さんに散々苦労をかけまし たが今度は私が変わって働きに行きます から今日はうちにいて くださいと言ってそれからは毎日山へ行く ようになりまし た母は喜んで息子のために毎朝お弁当の意 をしまし たある 日子供がいつものように木の枝に弁当を 結びつけておいてその木に登ってカレダを 取っている とそこへ白髪のおじいさんがやってきて木 の上の子供の方を ミミ枝から弁当を外して食べ始めまし た子供はカレーダをたくさん持って降りて き ておじい さん僕のお母さんの作ったお弁当は おいしい でしょうと話しかけまし たするとおじいさん は ありがとう年を取るとひもじて なと言いまし た子供は家に帰るとすぐにその話をする と母 はそれはいいことをし たそれじゃあ明日は2つ作ってあげるから 1つはお前がお上がり と言って翌朝は2つの弁当を持たせてくれ まし た子供はそれを持って山に行きいつもの ように働いているとまた昨日のおじいさん が来て弁当を食べまし た子供は木を降りてき ておじいさん今日はお母さんが2つ作って くれたから足りなければもう1つあげ ましょうと言うとおじいさんは2つとも 食べてしまいまし た3日目には弁当を1つだけ持っていき ました 母がよそへ行くので子供は早く帰らねば ならないからおじいさんの分だけ持って いったのでし たするとおじいさんが出てき てちょっとお 待ちお前に言って聞かせたいことが あると木に登ろうとする子供を呼び止め まし た実 は私は神様なんだ よこれから言って聞かせることをよく聞い てその通りにし なさいお前はこれから天宿というところの 立派なお寺へお参りに行ってき なさい そして行く時 に誰かがお前に頼み事をするはずだ からその頼みも聞いてあげると いいと言ったかと思うとそのおじいさんは ち大きな歌の木になってしまいまし た子供は母にその話をする と母も喜んで賛成してくれたので天宿へ 出発することになりましたが途中の食べ物 を持っていくにも持ち合わせがありません そこで近所の長者の家へ行って米と味噌と を借りることにしまし た長者は何何に使うのかと尋ねるので実は 天宿のお寺にお参りに行くのだと話します とそれは良い都合 だそれなら私の方にも頼みたいことが ある実は私の娘が3年前から病気になって なかなか良くなら ずまだブラブラしている がどうぞ娘の体が丈夫になるようにお祈り してきてもらい たいというの です子供 ははい承知しまし たと答えて米とみそを借りて天宿の旅に 出発しまし た途中で日が暮れてある立派な家に宿を 借りましたがその家の主人が があなたはどこへ行き なさると尋ねますの で実はこういうわけで天宿へ行くところ ですと子供は話しまし たする とそれはちょうど いい実はこの家では三段鼻という花を咲か せてその花を売って暮らしていたのだ が近頃元木と二番木との2本が枯れて今で は3番木だけしか花が咲かないで困ってい ますどうかして元木と2番木に花が咲く ようにあなたが天宿のお寺に行かれる ついでにお祈りしてきてくれません かというの です子供はこれも承知しまし たその明る 朝お弁当をこえてもらって出かけようと する と宿の主人がこれから先へ行くには大きな 川を渡らねばならんと言い ます行ってみるとなるほど 大きな川で橋もかかっていませ んさあ困った ぞどうしたらいいかと途方にくれている と川の向こう岸を目や鼻の見分もつかない くらい顔が晴れた見にくい女がが歩いてい ます おい おいこの川はどうすれば渡れるか ねと子供が大声で呼びかける とその女は不思議にもすーっと川を渡って 子供のいる騎士に来ました そして一体どこへ行くのかというので訳を 話す と自分は陸2000年海に1千年川に千年 生きてきたもので実は人間では ない天に登ろうと思っているが どうしたら上がれるかもわからずこの 通り目も鼻も晴れていつまでもこの地上で うろうろして いるどうしたら焦点できるか天字へ行って 神様に伺ってきてくださらぬ かと言い ます子供は はいと言って約束をする とそれではと子供を頭に乗せたかと思うと つーっと川を渡って立ちまち向こう岸に 着きまし た見るとはるか彼方に立派なお寺が見え ます子供は喜びでお寺へ行くとそこには この間山であったおじいさんがおりまし たお前は何日でここへ来た かと聞くの で夕べ一晩止まっただけ ですと言う と途中で何か頼まれはなかったか ねと聞き ます子供はまず近所の長者の娘の話をする とおじいさんは ああそんなこと かそれは長者の家の雇い人や近所の男と いう男は全部集めて 娘に逆月をささせるの だ娘が逆月を差し出した相手の男に家の 財産をやることにすれば娘の病気はすぐ 治ると言いまし た次に3段の花の話をすると それは 昔その家の先祖が木の根元に金の壺を埋め ておいたの を子孫がいつまでも知らずにいるの でそれを掘り出させるつもりで花をからし たの だ掘り出したら1つはお前がもらい 1つはその家に置くということにすれ ば1番木2番木はすぐ 生き返るその他には頼まれなかった かと言い ますそこで子供はあの見にくい女の話を する とおじいさんはその女にあったらこう言い なさいお前がいつまでも欲深く持っている 忍者の玉を1つ人間にくれさえすれ ばいつでも天に登れるの だと言ってやり なさいそれだけかね頼まれたこと はと聞くので子供ははいそれだけ ですと言う とおじいさんはまた歌詞の大木になって しまいまし たそこで子供は道を引っ越して大川の辺へ 戻る と霊の見にくい女が待っていて結果を聞き ますので子供はまず皮を渡してもらって その後で話してやろうと言いまし た女は咲のように子供を頭に乗せてつーっ と川を人当たりに渡りまし たそこで子供 がお前さんは玉を持っている だろういつまでも欲張って持っていないで 1つは私に くださいそうすればいつでも天へ登れ ますと言うと女がそれではと言って子供の 手に1つの玉を渡したと思う と遠くの方から恐ろしい大きな音が聞こえ てきてその付近は立ちまち霧がかかって しまいまし た子供は恐ろしくなってどんどん走って 逃げ出しまし たやっと遠くまで逃げたので振り返って みる と霧が晴れて水の柱が空高く登ってい ます女はその水に乗って空へ登って行った のでし た子供は女からもらった玉を懐に入れて だんだん歩いて3段の花の家に来まし た主人に天宿で聞いた通り話す と主人は早速木の根元を掘りまし た 果たして黄金の壺が出たのでその1つを 子供にやりますと枯れていた元木と二番木 が目を吹いてきまし た子供はその黄金の壺をもらって喜んで 帰ってきまし たそして今度は隣の長者の家 です天宿のおじいさんの言った通り長者に 話す と早速家の雇い人でも近所のものでも男と いう男は全部家に呼び集め 娘に逆をささせてみまし たけれども娘は一向に誰にもさきをさそう としませ ん残ったのは天宿から帰ってきた前の家の 子供 ですお前だって男 だ坂を受け見てくれと言われて娘の前に 行きます と娘はすぐ逆月を取って差し出しまし たすると子供の方では一向に受け取ろうと しませ ん長者 はこれは神様のお干し飯だから受け取って くれ と頼みますの で子供はついに酒好きを受けまし たすると娘の病気も立ちまち良くなって 立って舞を舞いまし た子供は母と一緒に長者の家に入って娘の 向こになりいつまでも幸せに暮らしたと いうこと ですお [音楽] しまい 813人兄弟の 出世昔 ある夫婦の間に3人の息子がおりまし たある日兄弟が一緒に旗に行きましたので 後から父親が行ってみると昼までは一生 懸命に頭も上げないくらいにせ出して畑を 耕していまし たさあお昼にしようと言って昼飯を済ます と1人は便所に行って青を小さな弓で打っ て遊んで いるそれから3人が日の暮れるまでやれ羽 をいたいや俺は頭をいたなどと言って遊ん で家に帰ってきました それを見た父親 はそんな怠け者はうちに置けない出て 行けと怒りますので3人は仕方なく家を出 まし ただんだん歩いていくと道が三筋に別れて いるところへ出ました そこで兄弟は相談し て兄さんは上の 道中の兄さんは中の道弟は下の道を行く ことにし て何年目の何月何日にここで会うことに しようと約束をして別れまし た上の道を歩いていった兄には大勢の大工 が家を立てているところで黙って皆の働く のを見ていまし たすると1人の大工 がお前は大工の弟子にならない かと言いますので兄はその場で大工の仕事 をすることになりました 次の兄の道にはたくさんの人が集まって弓 の稽古をしているところがありましたので その仲間になって弓の師匠に出入りをし まし た末の弟の行ったところには盗みの稽古を しているところがあっ てやはりそこで 盗みを習うことに なりこうして兄弟3人それぞれに技を励ん でおりまし たそのうちに何年目かの約束の日が来まし た3人とも暇をもらって元の道のとに兄が 最初に次には中の 最後に弟が帰ってきまし た兄殿は何の仕事をしてきた か俺は大工の仕事 だジナン殿 は俺は弓を習ってき た ああそれではお互いに飯が食える ところで3な殿の はと兄たちが聞きますが何かもそもそ言う だけで一向にはっきりしませ ん盗みの修行でもしてきたん だろうそれでは飯が食えん なと言うと弟は 兄さんたちは巾着を持っている かと聞き ます2人が持っているというが早いか 素早く兄たちの巾着をすりとってしまい まし たすりとっておい てそれでは出してみ なさいと言いましたが 兄たちがどこを探しても見つかるはずは ありませ んそこで弟が2つの巾着を出して見せる と兄2人 もお前もこれなら飯が 食えると言って3人揃って家に戻ってき ました その 頃殿様の1人娘が鬼に取られてどうしても 取り戻すことができませ ん取り返してくれるものがあれば望み通り の褒美をやるというおフれが出まし たこれを見て3人の兄弟 はさあ今こそ俺たちのお働き だ3人が協力すればきっと取り戻して 見せると鬼のとへ出かけて行きまし た鬼はその時娘さんに頭の白みを取らせて 昼寝をしていまし た大工さん人形を 作れよと弟が言いますと兄はすぐ娘さん そっくりの人形をこえまし た末の弟がそれを素早く娘さんと取り替え て大急ぎで船に乗って沖へ逃げ出しまし た鬼が目を覚ましてみるとそばにいるのは 木のに人形でしたので怒って噛みついて しまいまし たそして沖を見ると船の頬がチラチラと 走っていくのが見え ます鬼はそれとばかり内鍵を投げて船に 引っかけて引っ張りますと船はどんどんと 陸の方へ連れ戻されます そしてもう鬼の手の届くくらいまで来て しまった時 にそれちなん殿の今だ弓を 入れ男が体中の力を絞って鬼の首に矢を いんで殺してしまいまし た3人は無事に娘さんを殿様に返して たくさんの褒美を もらい楽な一生を暮らしたということで あり ますお しまい 82槍を持った星 昔長者の家に7人の息子がありまし たその近所の貧しい家には1人の子供が あってこれらの子供たちは揃って寺小屋へ 行っておりまし たある日寺小屋の先生が川へ行って船を 走らせるから船を持ってこいと言いまし た長者の子供は金持ちですから大工に頼ん で船をこらえましたが貧しい家の子は そんなことはできませ ん1人で泣いているとそこへ修行者が 通りかかってその訳を聞きました それでは板切れと粘土を持ってこいという ので言う通りにしますと板切れで船を 作り粘土でかじ取りの人形を作ってくれ まし たけれども貧しい子供は心の中 でこんなことではとても長者の子供たちに は勝てそうもないと思って悲しんでおり まし た 翌日その船を持って寺小屋に行く と長者の子供たちは馬鹿にして笑ってい ました がいよいよ川へ浮かべてみることになる と修行者の作ってくれたこの船は不思議 ことには粘土の人形がおかじを取って見て いる間に動き出しまし た木編と粘度でできているのだからきっと 沈んでしまうと思っていた子供は長者の この船より早く走っていくので大喜びをし ました して貧しい家の子に負けたので長者の子供 たちは悔しくてなりませ ん何かで仕返しをしようと思っていると ある日先生が鳥を1話ずつ描いたセスを 持ってこいと言いまし た長者の息子はすぐセス屋から立派なセス を買って絵描きを呼んで鶏の絵を描かせ まし た貧しい子は家に帰ったが何とも使用が ありませ ん考え込んでいるとそこへ先日の修行者が 通りかかって破れたセスを作ろって鶏の絵 を描いてくれまし た翌日そのセンスを持っていくと寺小屋で その庭鶏が泣きまし た先生はそれを聞いて大変に 驚きもう1度泣けば宝だと言います とゆうか言わないうちにこけここと泣き まし たそこで今度も長者の息子の負けとなり まし た2度とも貧しい家の子供に負けたので 長者の息子たちはとうとう腹を立てて槍を 持って追いかけました が寺小屋の先生たちが間に立ってそれを 止めまし たそうしてそのまま皆が星になってしまっ たそう です今この地方佐島で七星と言っているの は長者の 子寝ぼというのは貧しい家の息子 ですそうしてその星の間にあるのが寺小屋 の先生のやえ星であり ます七世の1番戦闘の星が槍を持っている のはこの時からだそう ですおしまい 83海の水はなぜ [音楽] 辛い昔の昔の 大昔あるところに兄と弟とが住んでおり まし た兄は金持ちで弟は 貧乏年の暮れになっても明日の正月のも できないので兄の家へ米を一生借りに行き ましたがひどいことを言って貸してくれ ませんでし た仕方がないから家へ帰ってこようとし ますと山道で1人の真っ白な髭のじ様が芝 を買っているのに出会いまし たとどこへお前は行くの かと尋ねます から今晩は年越しだけれどもお年神様に あげる米もないの で当てもなくただこうして歩いている ばかり だと申しまし たそれは定めし困ることで あろうそれではこれを やろうと言って小さな麦まじを出してくれ まし たこのまじを持ってあそこの森の神様の 小道へ行って みろお道の後ろには穴があって そこに大勢のがいてきっとお前のまじ を欲しがる だろう金でもなく他のものでも なく石の引きとならば取り替えてやろうと 言ってその薄をもらっていくが [音楽] いいと 教えてくれまし た教えられた森の小まで行ってみる となるほど穴があって多くのが出たり 入ったりしてガヤガヤと騒いでい ます何をしているのかと思う とたった1本のかやに取り付いて 倒れたり転んだりしているのでありまし たどれ俺が持っていってやる べと言って指につまんで運んでやりまし たそうすると穴の口 で人殺し 人殺し とかなような声がするので驚いて気をつけ てみる とが1人下駄の歯の間に挟まってい ましたの で急いで丁寧につまんで出してやりまし たなんたら力の強い大きな人だと言って 見上げた表紙に弟の手に持っている麦まじ を見つけまし たそれを是非私たちに譲ってくれと たくさんの黄金を持ってきて前に積みまし た が兼ねて白髪のじ様に聞いています から石の引きとならば取り替えてもいいと 言って とうとうその薄をもらってしまいまし たこれ はの中でも2つとない宝物なのだ がまじの代わりにお前に やる右へ回すと欲しいものが何でも出る へ回すと出なく なると教えてくれまし たそれを大事に抱えて家に帰ってみると 女房が待ちくたびれていまし た年越しの番だというのにどこを歩いてい た米は借りてきた かと やかましく聞きますの でまあ何でもいいから早くござを しけと言って女房にござを敷かせてその上 に小うを 置きコメでろコメでろと言って右へ回すと 米がぞくぞくと1とも2とも出てきまし たこの次 は鮭が 出ろと言うと大きな塩引きが2本も3本も ひょこひょこと出 たそれから順々に入用のものを皆引き出し てその晩は何ともかとも言いよのない めでたいお年取りをして寝まし たあくれば正月元日の朝 で俺はこんなににわか長者になったのだ から今までのように人のかやの借住居など をしているのは面白く ないまず 新しい家を建てよう と言って引きを回して立派な家と5件に3 元の土蔵を出しまし たそれから長屋だの馬屋だの馬屋についで おく馬を7匹も出してあ はそれ持ちでろ酒でろと言っ てあたり近所や親類演者を残らず呼んで 祝い事をする支度をしまし た村の人たちはびっくりして呼ばれてきて 今までないようなご馳走になりまし た昨日一章の米を貸さなかった兄も呼ばれ てきまし たどうしてまた一晩のうちにこんな長者に なったものであろう かと不思議で不思議でたまらないので驚き ながらもそちこち気をつけております とやがて客人が帰って行く時にお土産の歌 でも持たせてやろうと思って そっと影に入って弟が霊の石牛を回し てかしでろかし でろと言っておるのをすき身をし て ははあ今わかっ たあのうだなと感づいてしまいました それからその晩客が皆帰って弟夫婦がよく 寝てしまった時刻を見計らっ て兄はそっと入ってきて影の部屋から石の 引きを盗み出しまし たそうしてそのついでに傍にあった持田の 貸のも取って浜に出てみると幸いに小舟が あるこれにその宝の薄を乗せて砂を解いて 沖の方へ 漕ぎ出しどこかの島へ渡って1人で長者に なろうとしまし たしかしその船の中には餅やの 甘いものは積んで出ました が合にと塩気のものが何もありませ んそれでは何よりも先に塩を出そうと やたらにうを回し て塩 でろ塩 でろと言います とさあ出たは出たわ立ちまちのうちに船に いっぱいの塩が出 たもうこのくらいで止めたいとは思いまし た が左へ回して止めることを知らぬものです からいつまでもいつまでも塩ばかりが出て き てとうとうその塩の重さで船も兄も盗んで きた石の小うもとどに海に沈んで今に誰 1人として左に回すものがないため に海の底でその薄が塩をばかり出して回っ ており ますそれであの通り海の水は塩辛いのだと いうことであり ますお しまい 78聞き耳 づきこれも 昔欧州の方のある在所に また1人貧乏な良い事事がありまし た内神の稲様にいつも生魚でもあげたいと 思ったけれどもそれも貧乏で思うようには ならぬの である日親しに参ってこう言いまし た神様 もし無神様 もし俺はとっても貧乏で生魚もあげること ができません からどうぞこの俺を食って くださいどうぞお願いでござり ますと言って拝みまし た内神様は やじじや何もそんなに心配をすることは いら ぬ俺もお前の難儀していることはよく知っ て いるそれでは1つ運を授けてやん べそれこの宝をやるから て みろこれを被ると鳥でも獣でも何でも言う ことがすぐわかる からと言って古めかしい赤ずきを1つその 事事に授けまし たそうでガンス かここれは はやどうもありがとう ガンスと喜んで早速その汚い赤ずきを懐に 入れて出てきまし たそうしてゆらりゆらりと街道を歩いて いきますと道端に大きな木がありました その木の下に休んでいまし たらいつの間にかついトロトロと眠ってい まし たそうすると浜の方から1話のカラスが 飛んできて疲れてその木の枝に休みまし たすると また国中の方からも1話のカラスが飛んで きて同じ木の上に止まりまし たじじはこれを見 て稲荷様にもらった聞き耳頭巾を試して みるなら今 だと思ってそっと出してかぶります とにわかに頭の上で話のがし始めまし た浜から来たカラス がいやあしばらく出会っ た俺は今まで浜の方にいたが浜もこの頃量 がなくって不ケーキで困るから飛んでき たお前はまたどっちから来た と言う と俺は荒みの方からやってきたが いやあ不ケーキはどこに行っても同じ だ時に 何か世の中に不思議なことはないか ねと聞きますと浜のカラスは 別に珍しいことでもない が浜のある村の長者丼では土蔵を立てて からもう56年にもなる が土蔵の入り口の屋根を吹く時にどうして はい上がったものか一匹の蛇が上がってい てちょうど の下で釘を打ち付けられて今に動けないで 半死反症になって いる関心なことには目が食い物を運んで 養い続けている が本当にお互いに苦労をして いるその思いが 積もり積もっ て長者丼の娘の体に触って長づらいをして いるあれは今のうちに土蔵の屋根の板を 離して蛇を助けてやらぬ と蛇も死ぬし娘も死んで しまう俺もさ一切あの屋根に飛んでいって 泣いてやったけれど も人間というものは情けないもの で少しもそれを悟ら ないと言いまし た相手のカラス も本当に人間はそういうことになると まるで何もわからぬもの だと言い合っ てそんだらばまたこの次に出会うべ なと西と東とにカラスたちは別れて飛んで いったそう ですじじはこれは良いことを聞いた 早くその長者丼に行って娘を助けまた蛇の 命も助けてやりたい が何にも支度がなくてこれでは出かけられ ないと町裏をうろうろと歩いていますうち に壊れた木鉢が落ちていたからそれを拾っ て髪をて頭に かぶり浜の長者丼の門前に行っ てはけはけと大きな声で呼ばて通りまし た長者の家では娘の長いを直すのに何が よかろうかと心配していた時だ からおいおいも を触れて通るはけ や早くさがって吐け置いて くれと言いまし たじ様 はうちに入って何発見を置きます べと言う と実はこの家の娘が長の病気で今日かかと いう容だからなんとすれば良くなるかその 八卦を置いてみて くれと言いまし たそれではやんでござる娘子のところに 通して くれと言って娘の枕元に行って座って 20里ほたるクズの歯ははえば20 里という都事を何度も繰り返して から前にカラスからちょうど聞いておいた 話を詳しくして聞かせまし たそうすると長者丼で はいかにも八卦様の言う 通り56年前に土蔵を立てたことが あるそれではそんなこともあった かと近所の大工を呼んできて早速土蔵の 屋根板を話させてみます と 果たして1匹の蛇が体が白くなってもう 半分腐りかけて釘に打ち付けられていまし た ああこれのこと だと大事にざに入れて屋根から 下ろし流し前に置いて物をやっ てしばらく解放して丈夫にしてから離して やりました そうすると薄紙を剥ぐように娘の病気も1 日1日と良くなって引かずの立つうちに すっかり治ってしまいまし た長者丼では大喜びでお礼金は300 両じじは立ちまち大金持ちになりました そうしてうに帰って急に内神様のお宮を 立て直し今までないような立派なお祭りを しまし たもちろん 生魚も度々買ってきて備えまし たそれから聞き耳じじは今度はいいを着て また旅に出まし たそうしていつかの大木の下で休んでいる とまた西東からカラスが飛んできてその木 の枝に休んで世間話を始めまし た1話のカラス が1つ町にばかりいてはつまらぬ と言う ともう1話のカラス が本にそうだ が俺の今までいた町にはこういうことが ある町の長者丼では旦那が大病で今日か 明日かという命だ がそれは56年前に離れ座敷を た昔からあった庭の楠の木を切り倒して その切り株がちょうど離れの軒下になって 雨だれに打たれて いるそれでも根が死にきらないものだから 性のある限りは目が出 て育ちたいと聖痕をのだが目が出れば仮り 目が出れば刈り取られて死ぬにはしなれず そんならばと言って生きるには生きられ ずその思いが旦那にかかって病気になって いるそれにまた山々の友達の木がマオの ように見舞いに来るが これもまた大変なこと だあれはいかさば生かす べしまたどうせからすきなら根からよく 掘ってしまえばよいに困ったもの だと話しまし たじじはカラスの話を聞いて早速その町に 出かけまし た はけ はけ頼むからうちの旦那の病がどうすれば 治るものか見て くれというので長者丼の家へ呼び込まれ まし たここには56年前に立てた離れ座敷が あるはずだ から今晩は俺をその座敷に止めて くれ あや八卦殿はどうしてその離れのあること を知っている かと家のものがびっくりし ますそれも八卦で当てたがまず今夜は俺を そこに置いて くれろ明日は旦那の病気の元を洗いざらい 当ててみせる から俺が言うまでは誰も入ってくる なと言ってその晩は1人で起きて様子を見 ていまし たそうすると真夜中頃になる とがさりがさりと近寄ってくるものの足音 がし てくの 器用安梅はどう だと言い ますそれに返事をするのはなんだか土の底 からでも出るようなかかな声 で ああそう言ってくれるの は六甲牛山のナの木 か遠いところを毎度難儀をかけてすま ない俺はこの 通り一刻もも早く死にたいのだ がそれさえ思うように行かないので苦しん で いると言う と何そんなに力を落とすものでは ないと慰めて帰っていき ますまた一時立つと 今度はシュシュという音がして来るものが ある楠の きどん安倍はどうか なと声をかけます とまた楠のきが以前のような声 でそういうお前は はや山の松だ か俺はとても助からぬ がこうお前たちに舞を見舞いに来てもらっ ては申し訳が ないと言い ますああそうだか なんでもないことだから心配する な今夜はつい御要さの方へ遊びに行く通り 筋だ からこうやってお前にも会えた がこれが東と北とでは会うことも 難しいそんなら春にもなってみたらまたは 服するだろう から力を落とさずに自説を待つが 良いと言って松もまたさっきのように音さ せて帰っていきまし たじじは聞き耳巾をかぶっていてすっかり この話を聞いてしまって 朝になると病人の枕元に案内してもらって いつもの通りのクズの葉20りの呪文を 唱えて から昨晩の樹木の問答を詳しくして聞かせ まし たこれは軒下の楠のきだけの難儀ではない 諸々ホボの鉱山の木までがこのために偉い 苦労をしているのだから早くその根株を 掘って しまえと教えまし たそうして根を掘って庭の木の神様に祭っ たら旦那様の病気もまた薄紙をはぐように ひまに良くなっ た長者のうちのものは皆大喜びでそのお礼 がまた300 料それをもらってうちに帰ってきてからは じじはもう欲を出さないで八卦を やめ自分も 普通の長者になって暮らしたそうであり ますお [音楽] しまい 79黒ダ大 明人 昔土佐の国の ある山奥の村へ浜から1人の魚和金道が魚 を売りに入って行きまし た寂しい山道で道の脇の林の中に誰かが罠 をかけておいてそれに山取りが1話かかっ ておるのを見ました 魚売りはこれを見て欲しいと思いましたが ただ取っていくのは良くないことである しそこにちょうど人がいないので代わりに 自分のかの黒鯛おさび挟んでおいて黙って その山取りを取って帰ってきました その後から村の人が来てみて山に黒台の いるのがすでに不思議であるの にそれが山取りの罠にかかるというのは たごでは世も あまい何でもこれは天の神のお示しで あろうと一度表示をして すぐに小さな社を立ててその300の黒鯛 を祝い込めて黒ダ三種権原と唱えて祭り まし たその評判が伝わりますとホボからお参り に来るものがあって社は大変に繁盛しまし た 後に魚売りがまたやってきて山取りを持っ ていった話をするまでに はもう繁盛のお宮になっていたそうであり ますおしまい 80山の神と 子供 昔母と幼い息子がいまし た母が毎日山で焚きを取って細々と暮らし を立てていまし たその子が11か12になった時にに 向かっ て今まではお母さんに散々苦労を書けまし たが今度は私が変わって働きに行きます から今日はうちにいて くださいと言ってそれからは毎日山へ行く ようになりまし た母は混んで息子のために毎朝お弁当の 用意をしまし たある 日子供がいつものように木の枝に弁当を 結びつけておいてその木に登ってカレダを 取っている とそこへ白髪のおじいさんがやってきて木 の上の子供の方を ミーミー枝から弁当を外して食べ始めまし た子供はカレー田をたくさん持って降りて き ておじい さん僕のお母さんの作ったお弁当は おいしい でしょうと話しかけまし たするとおじいさんは ありがとう年を取るとひもじて なあと言いまし た子供は家に帰るとすぐにその話をする と母 はそれはいいことをし たそれじゃあ明日は2 作ってあげるから1つはお前がお 上がりと言って翌朝は2つの弁当を持たせ てくれまし た子供はそれを持って山に行きいつもの ように働いているとまた昨日のおじいさん が来て弁当を食べました 子供は木を降りてき ておじいさん今日はお母さんが2つ作って くれたから足りなければもう1つああげ ましょうと言うとおじいさんは2つとも 食べてしまいまし た3日目にはは弁当を1つだけ持っていき まし た母がよそへ行くので子供は早く帰らねば ならないからおじいさんの分だけ持って いったのでし たするとおじいさんが出てき てちょっとお 待ちお前に行ってきさせたいことが あると木に登ろうとする子供を呼び止め まし た実 は私は神様なんだ よこれから言って聞かせることをよく聞い てその通りにしなさい お前はこれから天宿というところの立派な お寺へお参りに行ってき なさい そして行く時に誰かがお前に頼み事をする はずだ からその頼みも聞いてあげるといい と言ったかと思うとそのおじいさんは立ち まち大きな歌の気になってしまいまし た子供は母にその話をする と母も喜んで賛成してくれたの で天宿へ出発することになりましたが途中 の食べ物を持っていくにも持ち合わせが ありませ んそこで近所の長者の家へ行って米と味噌 とを借りることにしまし た長者は何何に使うのかと尋ねるので実は 天宿のお寺にお参りに行くのだと話します と それは良い都合 だそれなら私の方にも頼みたいことが ある実は私の娘が3年前から病気になって なかなか良くなら ずまだブラブラしている がどうぞ娘の体が丈夫になるようにお祈り してきてもらい たいというの です子供 ははい承知しまし たと答えて米とみそを借りて天宿の旅に 出発しまし た途中で日が暮れてある立派な家に宿を 借りましたがその家の主人 があなたはどこへ行き なさると尋ねますの で実はこういうわけで天宿へ行くところ ですと子供は話しまし たする とそれはちょうど いい実はこの家では3段鼻という花を咲か せてその花を売って暮らしていたのだ が近頃元木と2番木との2本が枯れて今で は3番木だけしか花が咲かないで困ってい ますどうかして元木と2番木に花が咲く ように あなたが天宿のお寺に行かれるついでにお 祈りしてきてくれません かというの です子供はこれも承知しまし たその明る 朝お弁当をこえてもらって出かけようと する と宿の主人がこれから先へ行くには大きな 川を渡らねばならんと言い ます行ってみるとなるほど 大きな川で橋もかかっていませ んさあ困った ぞどうしたらいいかと途方にくれている と川の向こう岸を目や鼻の見分けもつか ないくらい顔が晴れた見にくい女が歩いて い ます おい おーいこの川はどうすれば渡れるか ねと子供が大声で呼びかける とその女は不思議にもすーっと川を渡って 子供のいる騎士に来まし た そして一体どこへ行くのかというので訳を 話す と自分は陸に1千年海に1千年川に千年 生きてきたもので実は人間ではない 天に登ろうと思っているがどうしたら 上がれるかもわからずこの 通り目も鼻も晴れていつまでもこの地上で うろうろして いるどうしたら焦点できるか天宿へ行って 神様に伺ってきてくださらぬか と言い ます子供ははいと言って約束をする とそれではと子供を頭に乗せたかと思うと すーっと川を渡って立ちまち向こう岸に 着きまし た見るとはるか彼方に立派なお寺が見え ます子供は喜びいんでお寺へ行くとそこに はこの間山であったおじいさんがおりまし たお前は何日でここへ来た かと聞くの で夕べ一晩止まっただけ ですと言うと 途中で何か頼まれはしなかったか ねと聞き ます子供はまず近所の長者の娘の話をする とおじいさんは ああそんなこと かそれは長者の家の雇い人や 近所の男という男は全部集めて娘に逆月を ささせるの だ娘が逆月を差し出した相手の男に家の 財産をやることにすれば娘の病気はすぐ 治ると言いました 次に3段の花の話をする とそれは 昔その家の先祖が木の根元に金の壺を埋め ておいたの を子孫がいつまでも知らずにいるの でそれを掘り出させるつもりで花をからし たのだ 掘り出したら1つはお前が もらい1つはその家に置くということに すれ ば1番木2番木はすぐ 生き返るその他には頼まれなかった かと言い ますそこで子供はあのに 女の話をする とおじいさんはその女に会ったらこう言い なさいお前がいつまでも欲深く持っている 忍者の玉を1つ人間にくれさえすれ ばいつでも天に登れるの だと言ってやりなさい それだけかね頼まれたこと はと聞くので子供ははいそれだけ ですと言う とおじいさんはまた歌詞の大木になって しまいまし たそこで子供は道を引っ越して大川の辺も と霊の見にくい女が待っていて結果を聞き ますので子供はまず皮を渡してもらって その後で話してやろうと言いまし た女はさきのように子供を頭に乗せて つーっと川を人当たりに渡りまし たここで子供 がお前さんは玉を2つ持っている だろういつまでも欲張って持っていないで 1つは私に くださいそうすればいつでも天へ登れ ますと言うと女がそれではと言って子供の 手に1つの玉をを渡したと思うと遠くの方 から恐ろしい大きな音が聞こえてきてその 付近は立ちまち霧がかかってしまいまし た子供は恐ろしくなってどんどん走って 逃げ出しまし たやっと遠くまで逃げたので振り返って みる と霧が晴れて水の柱が空高く登ってい ます女はその水に乗って空へ登って行った のでし た子供は女からもらった玉を懐に入れて だんだん歩いて3段の花の家に来ました 主人に天軸で聞いた通り話す と主人は早速木の根元を掘りまし た 果たして黄金の壺が出たのでその1つを 子供にやりますと枯れていた元木と2番木 が目を吹いてきました 子供はその黄金の壺をもらって喜んで帰っ てきまし たそして今度は隣の長者の家 です天宿のおじいさんの言った通り長者に 話す と早速家の雇い人でも近所のものでも 男という男は全部家に呼び集め て娘に逆月をささせてみまし たけれども娘は一向に誰にも逆月をさそう としませ ん残ったのは天宿から帰ってきた前の家の 子供です お前だって男 だ逆月を受けてみて くれと言われて娘の前に行きます と娘はすぐ逆月を取って差し出しまし たすると子供の方では一向に受け取ろうと しませ ん長者 はこれは 神様のお干し飯だから受け取って くれと頼みますので子供はついに酒好きを 受けまし たすると娘の病気も立ちまち良くなって 立って舞を舞いまし た子供は と一緒に長者の家に入って娘の向こになり いつまでも幸せに暮らしたということ ですお [音楽] しまい81 兄弟の 出世 昔ある夫婦の間に3人の息子がおりまし たある日兄弟が一緒に旗打ちに行きました ので後から父親が行ってみると昼までは 一生懸命に頭も上げないくらいにせ出して を耕していまし たさあお昼にしようと言って昼飯を済ます と1人は便所に行って青を小さな弓で打っ て遊んで いるそれから3人が日の暮れるまでやれ羽 をいたいや俺は頭をいたなどと言って遊ん で家に帰ってきまし たそれを見た父親 はそんな怠け者はうちに置けない出て ゆけと怒りますので3人は仕方なく家を出 まし ただんだん歩いていくと道が三筋に別れて いるところへ出まし たそこで兄弟は相談し て兄さんは上の 道中の兄さんは中の道弟は下の道を行く ことにし て何年目の何月何日にここで会うことに しようと約束をして別れまし た上の道を歩いていった兄は大勢の大工が 家を立てているところで黙って皆の働くの を見ていまし たすると1人の大工 がお前は大工の弟子にならない かと言いますので兄ははその場で大工の 仕事をすることになりまし た次の兄の道にはたくさんの人が集まって 弓の稽古をしているところがありましたの でその仲間になって弓の師匠に弟入りをし まし た末の弟の行ったところには盗みの稽古を しているところがあっ てやはりそこで盗みを習うことに なりこうして兄弟3人それぞれに技を励ん でおりまし たそのうちに何年目かの約束の日が来まし た3人とも暇をもらって元の道のとろに 兄が最初に次には中の兄最後に弟が帰って きまし た兄殿は何の仕事をしてきた か俺は大工の仕事 だ次男殿の は俺は弓を習ってきた ああそれではお互いに飯が食える なところで3な殿の はと兄たちが聞きますが何かもそもそいう だけで一向にはっきりしませ ん盗みの修行でもしてきたん だろうそれでは飯が なと言うと弟 は兄さんたちは巾着を持っている かと聞き ます2人が持っているというが早いか 素早く兄たちの巾着をすりとってしまい まし たすりとっておい てそれででは出してみ なさいと言いました が兄たちがどこを探しても見つかるはずは ありませ んそこで弟が2つの巾着を出して見せる と兄2人 もお前もこれなら飯が 食えると言って3人 家に戻ってきまし たその 頃殿様の1人娘が鬼に取られてどうしても 取り戻すことができませ ん取り返してくれるものがあれば望み通り の褒美をやるというお触れが出まし たこれを見て3人の兄弟は さあ今こそ俺たちのお働きどこ だ3人が協力すればきっと取り戻して 見せると鬼のとへ出かけていきまし た鬼はその時娘さんに頭の白みを取らせて 昼寝をしていました 大工さん人形を 作れよと弟が言いますと兄はすぐ娘さん そっくりの人形をこらえまし た末の弟がそれを素早く娘さんと取り替え て大急ぎで船に乗って沖へ逃げ出しまし た鬼目を覚ましてみるとそばにいるのは木 の人形でしたので怒ってかみつしてしまい まし たそして沖を見ると船の頬がチラチラと 走っていくのが見え ます鬼はそれとばかり内鍵を投げて船に 引っかけて引っ張りますと船はどんどんと 陸の方へ連れ戻され ますそしてもう鬼の手の届くくらいまで来 てしまった時 にそれチナどの今だ弓を 入れ次男が体中の力を絞って鬼の首に矢を いんで殺してしまいました 3人は無事に娘さんを殿様に返して たくさんの褒美を もらい楽な一生を暮らしたということで あり ますおしまい 82槍を持った 星 昔長者の家に7人の息子がありまし たその近所の貧しい家には1人の子供が あってこれらの子供たちは揃って寺小屋へ 行っておりまし たある日 寺小屋の先生が川へ行って船を走らせる から船を持ってこいと言いまし た長者の子供は金持ちですから大工に頼ん で船をこえましたが貧しい家の子はそんな ことはできませ ん1人で泣いているとそこへ修者が 通りかかってその訳を聞きまし たそれでは板切れと粘土を持ってこいと いうので言う通りにしますと板切れで船を 作り粘土でかじ取りの人形を作ってくれ まし たけれども貧しい子供は心の中 でこんなことではとても長者の子供たちに は勝てそうもないと思って悲しんでおり まし た 翌日その船を持って寺小屋に行く と長者の子供たちは馬鹿にして笑ってい ました がいよいよ川へ浮かべてみることになると 修行者の作ってくれたこの船は不思議な ことには粘土の人形がおかじを取って見て いる間に動き出しまし た木編と粘度でできているのだからきっと 沈んでしまうと思っていた子供は長者の この船より早く走っていくので喜びをし まし たこうして貧しい家の子に負けたので長者 の子供たちは悔しくてなりませ ん何かで仕返しをしようと思っていると ある日先生が鳥を話ずつ描いたセスを持っ てこいと言いました 長者の息子はすぐセス屋から立派なセンス を買って絵描きを呼んで鶏の絵を描かせ まし た貧しい子は家に帰ったが何ともしよが ありませ ん考え込んでいるとそこへ先日の修行者が 通りかかって破れたセスを作ろって鶏の絵 を描いてくれまし た翌日そのセスを持っていくと寺小屋で その庭鶏が泣きまし た先生はそれを聞いて大変に 驚きもう一度泣けば宝だと言いますと ゆうか言わないうちにコケここと泣きまし たそこで今度も長者の息子の負けとなり まし た2度とも貧しい家の子供に負けたので 長者の息子たちはとうとう腹を立てて槍を 持って追いかけましたが 寺小屋の先生たちが間に立ってそれを止め まし たそうしてそのまま皆が星になってしまっ たそう です今この地方佐島で七星星と言っている のは長者の 子寝というのは貧しい家の息子 ですそうしてその星の間にあるのが寺小屋 の先生のやえ星であり ます七世の1番先頭の星が槍を持っている のはこの時からだそう ですおしまい 83海の水はなぜ [音楽] 辛い昔の昔の 大昔あるところに兄と弟とが住んでおり まし た兄は金持ちで弟は貧乏 年のくれになっても明日の正月の支度も できないので兄の家へ米を一生借りに行き ましたがひどいことを言って貸してくれ ませんでし た仕方がないから家へ帰ってこようとし ますと山道で1人の真っ白な髭のじ様が芝 を買いるのに出会いまし たどこへお前は行くの かと尋ねます から今晩は年越しだけれどもお年神様に あげる米もないので当てもなくただこうし て歩いているばかり だと申しました それは定めし困ることで あろうそれではこれを やろうと言って小さな麦まじを出してくれ まし たこのまじを持ってあそこの森の神様のお へ行ってみろ 小道の後ろには穴があってそこに大勢の がいてきっとお前のまじを欲しがる だろう金でもなく他のものでも なく石の引きとならば取り替えてやろうと 言ってそのをもらっていくが [音楽] いいと教えてくれまし た教えられた森の小道まで行ってみる となるほど穴があって多くのが出たり 入ったりしてガヤガヤと騒いでい ます何をしているのかと思う たった1本のかに取りついて倒れたり転ん だりしているのでありまし たどれ俺が持っていってやる べと言って指につまんで運んでやりまし たそうすると穴の口 で人殺し 人殺し とかのなくような声がするので驚いて気を つけてみる とが1人下駄の歯の間に挟まってい ましたの で急いで丁寧につまんで出してやりまし たなんたら力の強い大きなとだと言って 見上げた表紙に弟の手に持っている麦まじ を見つけまし たそれを是非私たちに譲ってくれと たくさんの黄金を持ってきて前に積みまし た が兼ねて白髪のじ様に聞いていますから 石の引きとならば取り替えてもいいと言っ てとうとうその薄をもらってしまいまし たこれ はの中でも2つとない宝物なのだ がまじの代わりにお前に やる右へ回すと欲しいものが何でも 出る左へ回すと出なく なると教えてくれまし たそれを大事に抱えて家に帰ってみると 女房が待ちくたびれていまし た年越しの番だというのにどこを歩いて 米は借りてきた かとやかましく聞きますの でまあ何でもいいから早くござを しけと言って女房にござを敷かせてその上 に小うを 置きコメでろコメでろと言って右へ回すと 米がぞくぞくと1とも2とも出てきまし たこの次 はさけが 出ろというと大きな塩引きが2本も3本も ひょこひょこと出 たそれから順々に入り用のものをを皆 引き出してその晩は何ともかとも言いよの ないめでたいお年取りをして寝まし たあくれば正月元日の朝 で俺はこんなににわか長者になったのだ から今までのように人のかの仮住居などを しているのは面白く ないまず新しい家を建てよう と言って引きinstを回して立派な家と 後件23元の土蔵を出しまし たそれから長屋の馬屋の馬屋についでおく 馬を7匹も出して あ はそれ持ち出ろ酒でろと言っ てあたり近所や親類演者を残らず呼んで 祝い事をする支度をしまし た村の人たちはびっくりして呼ばれてきて 今までないようなご馳走になりました 昨日一生の米を貸さなかった兄も呼ばれて きまし たどうしてまた一晩のうちにこんな長者に なったものであろう かと不思議で不思議でたまらないので驚き ながらもそちこち気をつけております とやがて客人が帰っていく時にお土産の歌 でも持たせてやろうと思ってそっと影に 入って弟が霊の石牛を回し てかしでろかし でろと言っておるのをすき身をし て はは今分かっ たあのうだな と感づいてしまいまし たそれからその晩客が皆帰って弟夫婦が よく寝てしまった時刻を見計らっ て兄はそっと入ってきて影の部屋から石の 引きを盗み出しまし たそうしてそのついでに 傍にあった持だの貸だのも取って浜に出て みると幸いに小舟が あるこれにその宝の薄を乗せて砂を解いて 沖の方へ 漕ぎ出しどこかの島へ渡って1人で長者に なろうとしまし たしかし その船の中には餅や菓のような甘いものは 積んで出ました が愛にと塩気のものが何もありませ んそれでは何よりも先に塩を出そうと やたらに薄を回し て塩でろ塩 でろと言います とさあ出たは出たわ立ちまちのうちに船に いっぱいの塩が出 たもうこのくらいで止めたいとは思いまし た が左へ回して止めることを知らぬものです からいつまでもいつまでも塩ばかりが出て き てととその塩の重さで船も兄も盗んできた 石の小うもとどに海に沈んで今に誰1人と して左に回すものがないため に海の底でその薄が塩ばかり出して回って おり ますそれで あの通り海の水は塩辛いのだということで あり ますおしまい
大和の心
その昔日本昔話しと言う番組がありまして。
貴方の声を聞いていると
子供の頃当時のことを思い出します😊
いつも有難う御座います🙏
高齢の母と認知の叔母の面倒を見ながら、フルタイルで仕事している67才なので、なかなかコメント出来ないけど、いつも癒されてますよ❤
ありがとうございます🙇
気持ちが落ち着く優しいお声、朗読です☺️お話も楽しいです。いつの間にか寝ていますが😅
長いシリーズ物を、朗読の質を下げずにキチンとなさっていることに感嘆しかありません。他の朗読の方は避けてしまいがちな古事記物語や柳田國男さんの昔話を、
丁寧にやり抜いていらっしゃるのですね。本当に素晴らしい❣️過剰な演出やBGMに頼ることなく、朗読の質で勝負をしているのだとお察しします。だからこそ、類い稀なお声の素晴らしさが際立ちます。まだまだ伸びしろがあるのだと感じます。これからも貴女の朗読を楽しみにしております。