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いまや「Ladies and gentlemen, ~」と式典でアナウンスする事が、問題視される時代になっていることをご存じですか?
ディズニーランドでも、このアナウンスは、順次「Hello, everyone.」などに変更されています。そして、英語圏の地域では代名詞の theyを単数形で使うことが増えています。
3年前、私は43歳のときに、夫・2人の子ども達と共にアメリカの大学に留学し、長年の夢だった海外プチ移住を決行しました。
子どもたちが多様性に触れ、自分自身を受け入れて幸せになって欲しいと思ったからです。
その大学で開かれる様々なワークショップでは、司会者と登壇者は必ず自己紹介の際に、
「My pronouns are they, them. 」
と、自分が使って欲しい代名詞(pronoun=プロナウン)を紹介していました。
今、自分自身を女性でもない男性でもないと認識している人々が、sheでもheでもない代名詞として、theyを使うのが、普通のことになっています。
学校や職場の名札には、名前とともにこの代名詞が記載されています。
つまり、名前と同じくらい大切なこととされているのです。
私も、とあるワークショップで登壇する機会に、見よう見まねで、
「My name is Kyoko. My pronouns are she and her.」
と自己紹介しました。
これは、今までの自分の固定概念を自分が覆すような忘れられない経験になりました。
日本ではまだ、女性として生まれた人と、男性として生まれた人がカップルになることが普通だと思っている人が多いかもしれません。
しかし、実はこれはパートナーシップのあり方のひとつに過ぎないのです。
ひとことで性別と言っても、その内情は複雑です。
生まれ持った生物学的な性別、心の性別、見た目(服装など)の性別、恋愛対象としての性別など、様々な種類があります。
このようなことを踏まえ、英語では、自分のジェンダーをどのように認めて欲しいか、そしてどんな代名詞を使って欲しいかを、自己紹介の段階で表明をすることが当たり前になってきています。
そして、周囲の人は、表明している人の希望通りに代名詞を使うことがマナーとされています。
現に、日本ではあまり知られていませんが、LinkedInやZoom、英語版InstagramやFacebookといったSNSにも自ら選択する代名詞の入力欄があります。
代名詞の他にも、waitressや businessman といった性別を表す単語は英語から消えつつあります。
当然、母親・父親・妻・夫などの概念に当てはまらない人々も数多く存在し、標準的に使われる英単語自体が、変化しています。
私がアメリカから帰国したその年、東京オリンピックの閉会式では、
「Ladies and gentlemen, ~」
と、昔ながらのアナウンスが流れました。
そのとき、日本で教えられ、使われている英語が、自分の学生時代とほとんど変わっていないことに、危機感を覚えました。
もちろん、「ダイバーシティ」や「インクルーシブ」といった言葉や、それらを意識した傾向は、見られます。
しかし、「ジェンダーニュートラル」、つまり、性別を表さない中性的なことばを使うべきであるという考えはまだまだ、浸透していく余地があると感じています。
この講演では、英語を世界共通語として使うグローバルで活躍する人にぜひ知っておいていただきたい、世界の傾向をお伝えします。
また、家族全員で海外プチ移住をした、我が家の経験もお話しできればと思います。
興味を持って頂いた方はぜひ、ご参加頂けると嬉しいです!
これらのことについてお話します:
・無意識の偏見によって、悪気なく誰かを傷つけているかもしれない話
・世界共通語としての英語とは?
・英語で「プロナウン(代名詞)」を表明する理由
・グローバル人材が「ジェンダーニュートラルな英語」を使うべき理由と、その具体例
こんな人におすすめです:
・ジェンダーニュートラルな英語で相手を傷つけないコミュニケーションがとれるようになりたい方
・自分自身の無意識のバイアス(偏見)を見直したい方
・多様性を認め、皆が気持ちよく働ける職場の雰囲気を築きたい方
・40代からの海外留学に興味がある方
・家族で海外移住に興味がある方
奥村きょうこ様について:
株式会社セイル代表取締役。杉野服飾大学・英語非常勤講師。
サンフランシスコ州立大学大学院英語教授法修士、中学高等学校教員免許(英語・フランス語)、全国通訳案内士(英語)。熊本市出身、くまもん大好き。
1999年、共立女子大学文芸学部フランス文学コース卒業後、渡米し、サンフランシスコ州立大学大学院にて、母語が英語でない人のための英語教法を学ぶ。修士課程修了後、サンフランシスコ市立大学でESL講師として1学期間採用される。2003年、帰国。故郷の熊本にて、私立高校で2年間英語教員として勤務。その後上京し、15年間IT企業や海運関係の企業に勤める。
2018年、副業として英語コーチングサービスの提供を開始。
2019年、会社を退職。小学生のこども二人と夫を帯同し、ワシントン大学に留学。シアトルにて1年半を過ごす。夫は当時の勤め先の配偶者同行休職制度を男性社員として初めて利用した。
2021年、帰国。
2022年7月に株式会社セイルを設立し『ジェンダー×ニュートラル×ランゲージ×ワークショップ』を企画運営。英語習得コーチング提供も継続中。
出版:
Forward Mode: English for Fashion Students (共著・小田恭子, 2022年10月南雲堂)
ノンバイナリーの選択としての三人称単数形のtheyについて(共著・小田恭子, 2021年12月杉野服飾大学・杉野服飾短期大学部紀要)
『ジェンダー×ニュートラル×ランゲージ×ワークショップ』:https://www.genderneutl.com/
株式会社セイル:https://www.sailengco.com/
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