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俺には娘が1人 いる名前は 優香俺は35歳の時に職場で知り合った 同年の花江と結婚し た彼女はバイでしかも子持ちだった花江は 病気で旦那をなくしてい た当時の娘はまだ6歳だった ゆかこの人が新しいお父さん よよろしくなゆか ちゃん はい下を向きながら俺と目を合わせること もなく小さい声で彼女は返事をし た優香は実の父親をとても慕っていた らしい1人娘だったこともあって出来合い していたと聞い ただからはは再婚してからも俺に懐いて くれなかっ た一緒に遊んでみようと声をかけても うまくいか ないゆかお父さんが絵本を読んであげるよ うんうんそう言って走って部屋に入って しまう休みの日には優香を連れて旅行に 行ったり遊園地に出かけたりもしたが やっぱり俺とは話をしてくれない 突然みず知らずの男が目の前にやってきて これから君のお父さんだと言ったところで すぐに馴染めないのは仕方がないこと だでも分かってはいるものの仲良くなれ ないことに悲しい気持ちにも なる花江はあの子もいつかあなたに心を 開いてくれる日が来るわよと言ってくれた が 優香はいつになっても俺をお父さんとは 呼んでくれなかっ たそれでも俺は優香のことを父親として 愛そうと決心をして結婚したの だ信じていればきっと俺の気持ちも伝わる と思ってい た優香はとても勉強熱心な子で特に興味が あることにはとことん突き詰めていくよう な頑張りやなところがあった 趣味は演劇で優香の希望で10歳の時から とある劇団に入団していて稽古に励んでい た小学校で見たミュージカルに感銘を受け 自分も舞台に立ってみたいと思った らしい親馬かもしれない が優香の演技は素人の俺でも分かるくらい 上手だっ た俺は優香が出演すると聞けばは毎回花江 と一緒に芝居を見に行っ た激の後は優香を精一杯褒めてあげ3人で 美味しいものを食べに行っ たゆか今日も素晴らしい演技だったな いやあもうあのシーンで感動して泣い ちゃった よ うん俺がいくら褒めても優香はいつも そっけな返事をするだけだった 大抵はうんかそっかしか言わなかったが別 に気にしないことにしてい たゆっくり時間をかけて心を開いてくれれ ば いいそう思いながらもう何年も経ってい たしかしゆかは中学生になっても俺を未だ にお父さんとは呼んでくれなかった [音楽] ちょうどこの頃から花江の様子がおかしく なっ た最初にそれに気がついたのはマンション のお隣さんのミノさんの奥さんと偶然 エレベーターで一緒になったことが きっかけだっ たおはようございます今日はお仕事です かそうなのようちはねタみたいに裕福じゃ ないから最近奥さんいつも綺麗な格好して でお昼出ていくものねお昼から合成な ランチでも食べに行ってるん でしょういやあどうか なその日の夜そんな話があったことを彼女 に話すとバが悪そうな顔をしてい たその日から花江は俺を避けるようになっ ていっ た残業だとかなんだとか言いながら帰宅 時間も遅くいつも 注意を促しても聞く耳を持たない彼女を見 て変わってしまったなと思っ た優香はそんな母親を横目に芝居の稽古に 励んでい た優香が15歳を迎えた時花江に突然離婚 を考えたいと言われ たどうやら会社に気になる人がいる らしい彼女が俺に気持ちがないのはとなく 気づいていたそんな状態で一緒にいるのは 辛いだけだいやそんな身てなことを言うや と生活を共にするのはこちらから願い下げ だ俺はわかったと言ってご丁寧にもすでに 用意された離婚届けにサインをし たそれから答えは1つしかないと分かって いたがゆにお父さんとお母さんどっちに ついて行くと聞いてみると優香は躊躇する ことなくお母さんと答え たそうして花江と優香は家を出ていき しばらく立ってから花江が再婚したことを 聞かされ たよき夫にも父親にもなれず俺の人生は何 だったんだろうと考えても仕方がないが頭 の中をぐるぐる 回るそんな毎日を過ごしてい たしかし1年も経つと傷は不思議と言えて いき思いの他立ち直りつつある自分に少し 複雑な気持ちだっ た時間が解決してくれるとはまさにこの ことだろうと思っ たそれからあっという間に10年が経ち その間花江と連絡をこともなければ優香と も疎遠になってい た俺はその後は女性と深く付き合うことも なく1人気楽に暮らしてい た結婚もせず独身でいるのもなかなかいい もんだそんな痩せ我慢のようなことを思い ながら過ごしていたそんな毎日を送ってい たある日のこと残業を終えて自宅に帰り いつものようにをしながらテレビを見てい たするとある劇団の舞台が放送されてい た芝居か昔はよく見に行ってた なそれを見ながらふと優香のことを 思い出し たあいつは元気でやっているのか なそんなことを考えながらぼーっとテレビ を見ているとその物語の出演者の中に優香 らしき女性が映ってい た俺は思わず目を見張った えゆう かするともうその芝居は終わり流れる エンドロールを目で追っ たすると出演者の名前の中に立花優香と いう名前があっ た立花という苗字はきっと花江の再婚相手 の苗字 だ少し複雑な気持ちだっ たテレビに映る優香はすっかり美人になっ ていた夢に向かって頑張ってる娘の姿を見 て嬉しい気持ちに なるそれから久しぶりに見た優香のことが 気になっ て1度は俺の娘になった彼女の名前を インターネットで検索してみ たすると優香は動画配信サイトでしている ことも分かっ た優香は劇団で忙しい日々を送っているの だと思うが毎日動画を更新してい たこの子は昔から頑張り屋さんだったなと ふと昔を 思い出すそれから俺は優香の動画を毎日 欠かさず見るようになっ た動画は優香の日常を取ったものであっ たり雑談だったり ファンは正直そこまで多くなかったが コメントを見てみると毎日書き込みをして いる熱心なファンもいるようだっ た少し心配になってしまう自分の気持ちに 驚くもう親でも何でもないのになんで こんなに心配してん だろうそんな自分に笑ってしまっ たこうして毎日動画を見続けるようになっ てから しばらく立った 頃優香が伝えたいことと題した動画を投稿 してい たなんだかいつもと違う なそう思ってその動画を再生してみると 優香のいつもの元気いっぱいな笑顔では なく神妙な顔をして写ってい た開校1番 に私には後悔していることがあります という発言から始まっ たそして続けて真剣なまなざしで彼女は 語り始め た6歳の時にお母さんが再婚しまし たその時に新しいお父さんができてその人 は私をとっても愛してくれまし ただけどその時の私は亡くなった実の父親 のことが忘れられなくて素直になれません でし た1度もお父さんって呼ぶことができませ んでし た私のために頑張ってくれていたのに ありがとうて言えませんでし たその人からすれば私は最低な娘だったと 思い ます芝居をする私をあんなに応援してくれ ていたの に俺はその動画を見 ながらそんなこと ないと言いながら泣いてい た画面の中の娘の顔を見つめると涙が 止まらなくなっ た思わずコメント欄にきっとお父さんは君 が活躍している姿を見て喜んでると思う と書き込んでしまっ たこの動画を見てから俺は娘に会いたいと いう気持ちがどんどん大きくなっていっ た1ヶ月後に優香が所属する劇団が都内の コンサートホールで舞台をやることが 分かっ た優香の顔が 見れるそう思っ た俺は今までほとんど使っていなかった有 をを使うことにして優香の演劇のチケット を取った そしてカレンダーのその日に大きく丸印を つけ た舞台の日が近づくにつれてなんだか緊張 して しまう別に俺が舞台に出演するわけでも ないの にそして舞台の開幕 日俺は早めに家を出て会場へと向かっ た観客はあまりかっ た優香に見つかってしまうと恥ずかしいの で俺は端っこの席を選ん だあれから10年も経って いる俺の顔なんて分からない だろうそう思いながらも気がつかれたら どうしようなんて思ってしまうもん だドキドキしながら開演を 待つこんなに緊張するのは久しぶりだっ た幕が開きついに始まっ た優香はヒロイン役ではなかったがセリフ はそこそこ多い役だった優香の演技は親馬 だが全出演者の中で1番うまいんじゃない かと思っ た頑張っている娘の姿を見て感動する シーンでもないのに涙が流れて しまう目を赤くして見ていると一瞬だけと 目があったような気がしたが気のせい だろうそして舞台も終わり夕宛てに花束 だけ置いて帰ろうとしていた振り返って みると優香の姿がそこにあっ た俺は緊張してしまいしばらく言葉が出て こなかっ た数秒ほど経ってからおお久しぶりだな 素晴らしい舞台だった よそう言うと優香は来てくれたん だ ありがとうと笑みを浮かべたいやあなんだ そのたまたまお前のいる劇団が講演するっ て分かって な俺は緊張してしまいうまく説明もでき なかっ たお互い笑顔を浮かべたままが出てこ ないすると遠くから同じ劇団院らしき人物 が優香を呼んで娘は今行きますと大きな声 で答えたそして優香 はもし時間があれば少し話したい なちょっと待っててもらってもいいかなと 聞いてきた俺はもちろんと答え たそして20分ほど経った頃優香は荷物を 持ってやってき た手には俺が送った花束があった優香は 嬉しそうにそれを持ってい たそして俺たちは近くの喫茶店に入ること にし たしばらくたいもない話をしお互い慣れ 始めてきた頃優香はあのさと下を向いて 話し始め た少し悲しそうな表情の優香に俺は心配に なりどうしたと聞いてみると優香は花江と 俺が離婚してからのことをぽつりぽつりと 打ち明けてくれ たどうやら優香は新しい父親とはうまく いっていないようだった花もその男と再婚 子供を出産してから生まれた息子に夢中で 優香のことを見なくなった らしい優香は高校卒業と同時に家を出て 以来家族とは会っておらずほぼ絶縁情態と のことだっ た俺は胸が苦しくなり涙がこぼれてしまっ たそう か1人で辛かったな優は昔から頑張りだだ から なすると優香は言っ たきっとバが当たったんだろう ねあなたに数年間育ててもらったのに ありがとうの一言も言わなかった からと涙組みながらつぶやいたその言葉を 聞いてまた胸が苦しくなってしまっ たそんなことないぞ俺はが活躍してる姿を 見て本当に嬉しかったよそれだけで十分 だ気がつけば動画のコメントと同じ言葉を 送ってい たするとゆかは少し驚いたように俺の顔を 見てすぐに笑顔に変わっ た俺は今でも優香のこと本当の娘だと思っ てる よ血が繋がってなくてもそんなの関係 ないもし何か困ったことがあればいつでも 頼ってきなさい全力で力になるから な我れながらかっこつけたことを言って しまったなと口にしてから少し恥ずかしく なってしまっ たするとゆかは満面の笑みで嬉しそうにし ていた そして ありがとう さんと答えてくれ たそれからというもの俺は欠かさずに優香 の舞台を見に行くようになっ たしばらく立って優香 から結婚を考えてる彼がいるのと婚約者を 紹介され た初めまして どうも優香の父 です彼は同じ劇団の先輩とのことで なかなかの高成年 だいつも頑張っている優香の姿を見て好き になったと言ってい たその言葉を聞いて優香のことを分かって くれる男だとそう思っ たそれから俺たちは3人でよく飲みに行く ようになり俺は急に子供が2人もできた ような気分になっ た風の噂では花ははまた他に男を作り今の 旦那と揉めてトラブルになっているそうだ 自業自得だと思っ た私の中ではねもうお父さんは1人だ よそう言って俺の好物の煮物がたくさん 詰まったタッパーを手渡して くれる優香が俺の顔を覗き込んでにっこり 笑っ たこれから俺は 優香の父親として娘のそばで娘の幸せを 温かくずっと見守ってやりたいと思って いる俺は飯田ゆうた現在は地方のとある 田舎町に住み解析料理屋の調理スタッフと して勤務して いる調理スタッフと言っても業務全般の他 に人手が足りない時はホールスタフとして の仕事もこなしている高校を卒業後18歳 で就職したのですでに金属10年目の ベテランスタッフの1人だそこそこ古株の ため料理長からは都合よく色々な雑用を 任されるそんな役回りと言えるうちの解析 料理屋はお客様の希望通りに宴会と法事用 の会場を貸し出したり解析料理を提供する 他に手作り弁当の宅配サービスも行って いる小さな田舎町では有名な料理屋で 馴染みのお客様も多く忘年会や新年会と いえばうちの解析料理が欠かせないと支持 してくれる顧客も多かっただが肝心の俺 自身は格別この店に思い入れはなく解析 料理屋を選んで就職したのは料理が一番 自分に向いていただけという単純な理由 だけだったゆうたはい料理屋の店長は 付き合いの長い俺を今では家族のように 思ってくれている らしく苗字ではなく優太と名前で呼ばれて いる 厨房に入ると料理長は煮物をコバに手際 よく盛りつけながら行っ たお前考えてくれたか何をですかいずれは お前を補佐にしてえと思ってんだよ副料理 長として働く気はねえのかあ えっと料理長の提案に即答はできなかった 確かにに以前ゆくゆくは店を引き継ぐ人材 を育てたいと発言していた料理長だが俺は その時も無言を押し通していた料理長は 今年で63歳まだまだ現役だが若手の教育 にせを出したいと口癖のように語っていた すみませんそこまではまだ考えてなくて店 を継ぐ責任ある立場は自分にはまだ難しい と思っていまして料理長には18歳の頃 から目をかけてもらったし厳しい時もある けれど店に置いてくれたことには深く感謝 しているうちの解析料理屋は40年間の 長きにわって人々に親しまれている歴史 ある人気点だだからこそ看板を背負う重さ は十々理しているつもりだそうかお前は センスもあるし料理の腕も悪くねえ言われ た仕事はきっちりこなすし何せ10年間嫌 な顔1つせずよく働いてくれた俺はお前に 期待してるんだぞありがとうございますな のにどうしてお前はこも良くがねえん だろう な長い付き合いだっての に俺は未だに優太の本心がわからねえ時が あるぜそんな隠していることなんてあり ません よ俺が苦笑いでごまかすと料理長は ふと眉をしかめた後3丁目の高木さんに 弁当を3つ配達してくれとこちらに指示を 出し引き継ぎの話は中断になったのだった 配達用のオートバにまたがり田舎の田園を 走り抜ける俺の本心が分からないと料理長 は言ったがそれも仕方のないこと だそもそも俺自身が1番自分の心を見失っ ているし他人に自分を知ってほしいと思わ なかった10年前に全てを失い逃げるよう にこの町に移り住んできたあの頃から ずっと4歳の頃俺は母親と2人暮らしだっ た生活していたのはいわゆる母子料で母が 仲として勤務する旅館が社員用に用意した 施設のうちの1つだった母は常に忙しく 働いていた早朝7時には出社し客室の廃線 を済ませ接客を終えるのは夜の8時半過ぎ だっ たその後も旅館内の雑事をこなしており 帰宅するのは大抵夜の9時を回ってい たそのため息子の面倒を見る時間がある わけもなく母子料内にある保育所に俺を 預けて出社してい た幼少期から小学校に上がる前までの記憶 はほとんどが保育女根の思い出ばかりで俺 は母親との記憶があまりなかったそれでも 施設内では同じ年頃の子供と親切な保育 さんが相手をしてくれるのでそれほど孤独 を感じずに住んでいたお母さんお母さん あのね今日は ね太お母さんは忙しいの欲しがっていた 絵本とプラモデルを買ってきてあげたから おしく待ってなさいねうん分かった何時に 帰って くる遅くなると思うからご飯はテーブルの 上に用意しておくわね布団は和室に敷いて あるからいつも通り先に寝ていなさい俺が 小学校3年生に真した頃仲の仕事が休みで も母は外出が多くなった平日だろうと休日 だろうと俺は相かを 持ち歩き家と小学校を往復する生活を送っ ていた母は息子に関心がない人で愛されて いないことは子供心に理解していたがそれ でもいつかは普通の家族のように遊園地や 水族館に出かけたり仲良く食事できる日が 来ると信じ続けていたどれだけそっけな 態度を取られても学校では常に成績上位を キープして母に褒めてもらうべく優等生と して振る舞ってい たしかし淡い期待がもろくも打ち砕かれた の は中学校年生に真した春のことだったいい だの母ちゃんていろんな男と遊んでるって 本当か えうちの母ちゃんが言ってたぞ飯田さんは 男が悪いって旅館の客にも手を出してるし ろな女じゃないってさ同じ母子料に住む 同級生が唐突にこんな話を吹っかけてきた の だ何を言われているのかその時は深く理解 できていなかったが母さんを悪く言うなと 反論したことは覚えているしかしいくら俺 が否定したところで事実は覆りはしなかっ たある日の晩のことだった外出から帰って きた母が見知の男を部屋に連れてきた ゆうたこの人は森本さん あんたが言うたか俺はお母さんの友達だ これから時々遊びに来るからよろしくな 初めまして ゆうたですとまっている息子を無視し2人 は中むつまに肩を寄せ合って晩酌した 居心地が悪くて早々に実質にこもったが その晩その男は泥酔し部屋に泊まって行っ たそれ以来森本は度々訪問するようになり 俺は部屋に引きこもって嵐が過ぎ去るのを 待つしかない日々を送った森本という男は 母の遊び相手の1人だったそれ以来母から 友達と紹介される男の人数が2人3人と 増えていき同たちがお前の母ちゃんは遊び 人と罵る理由を認めざるを得なくなった それでも母親は俺のたった1人の家族だ からと母を庇いたい気持ちはわずかに残っ ていた仲の仕事だけは継続していた母は 移植中の不自由なく俺を育ててくれたし 遊び道具や娯楽品勉強に必要な品物は何で も買い与えてくれた今にして思えばそれが あの人なりの精一杯の愛情表現だったのか もしれないいつか平穏な暮らしが訪れると 信じながら生活を続けて半年が経過した頃 学校の道徳の授業で自分のルーツについて 家族と話しましょうという課題が出て しまった母は平日は仲の仕事で家にはおら ず休日は男を連れてくるか外出するかの どちらかだ家族の話なんてできる状態に なかっ た重苦しい気持ちで課題のプリントを 持ち帰り相かで部屋を開けると当然仕事中 の母はおらず代わりに森本とは別の 新しい男が今で眠っていた誰だよこのおっ さん酒の匂いがむわっと室内に充満して いるビール感と焼酎の瓶が畳の上に 散らばっている灰皿にはタバコの吸殻が山 のように溜まっている くそ思わず帰りながら男を避けてに 押入れや戸棚を漁り母子手帳を探すことに し た学校の課題では赤ん坊の頃の体重と身長 を記入する欄があり生まれた時の記憶を 調べる必要があった戸棚の3段目を開ける と赤い巾着が見つかり中にはメモ帳と古い 書類が詰め込まれていたあった関連の書類 や申請書などの間に母手帳と記された察し が挟まっているこれで母に直接昔の話を 聞き出さなくても課題を終わらせることが できるほっと胸を撫で下ろしつつページを めくってみた えだが星手帳の中身を確認した俺は衝撃の 事実を当たりにしてし どういうことだよなんで母親の名前が違う んだよ俺は飯田優太母の名前は幸恵だなの に保護者ラと妊婦の名前の欄に記述されて いた名前は幸恵ではなくさえと記入されて いたさえって誰 だ驚きのあり硬直して母手帳がから 滑り落ちていくその時だったお前は捨て られた子供なんだ よ幸恵の本当のガキじゃないんだとさ え突然扉が開いて泥酔していたあの男が 侵入してき たそんなお前さえいなきゃ雪と席を入れる んだけどな俺はガキが嫌いなんだ 男はしっくりをしながら自分勝手に まくし立てた後また今へ戻っていった俺は しばらくその場に呆然と佇むことしかでき なかった確かにずっと昔からおかしいとは 思っていたことが あるこちらに全く関心を示さない母親は 父親の話や昔の話は一切しようしなかった お父さんてどんな人と尋ねた途端に鬼の ような行走に 変わり次に同じ質問をしたら家から 追い出すわよと叱りつけられたのを覚えて いるだから子供心に2度と母親を怒らせ ないようにしようと決めていたのだ自分の 追いたちを知ってしまったその日から俺の 人生は破滅していく中学2年の頃には不良 グループに入って毎日授業をさり夜の町を 出歩くようになったヤンキーの仲間入りだ 母親とは喧嘩が絶えずこの頃になると母に 抱く感情は嫌悪感のみになっていた今まで 実の母のことをくにされていた事実などが 重なって同じ部屋で生活するだけで苦痛を 感じていた母は仕事以外の日は部屋に男を 連れ込むので俺は外発を繰り返したそんな 日々が 続きいよいよ限界が近づいた頃ついに決定 的な時が起きた大変だカジだ203号室が 燃えてるぞなんだよこれなんで俺の部屋が 燃えてんだよ遊び仲間と別れた深夜母子料 の部屋に帰宅した時だっ た涼の前に人だかりができており救急者と 消防隊が駆けつけていた後に説明を受けた がネタ箱が原因で家事になった らしい母が連れ込んだあの男が全ての凶 だった俺と母は不在だったので被害は なかったが室内にいた男は火災による火傷 で病院に運ばれたなんで俺ばっかりこんな 目に会わなきゃならないんだよ関係のない 最悪な人間のせいでさ血の繋がらない母と 赤の他人の男たちに巻き込まれ周囲からは 広目で見下されてきた俺は何もしていない のにただ当たり前の普通の生活がしたかっ ただけなのにその瞬間自分の胸の中に長年 くすぶっていた感情が爆発するのを感じた それ以降母親の精神状態が悪化し仲の仕事 さえまともに勤まらなくなる と母子の関係はいよいよ修復不能になって いっ たこれ以上は母親の元で生活できないと 判断した母子料のスタッフさんが自動 相談所に相談したことをきっかけに俺は 高校卒業まで生活をサポートしてくれる 自動擁護施設に入所することが決まった 施設の生活に最初はじめたもの自分より ずっと年下の小さな子供たちが様々な事情 で施設内にいることを知り複雑な心境を 抱くとともに自分の境遇を呪うばかりでは いられないと少しずつ立ち直ることができ た食事の善や調理に興味を持つようになっ たのは施設に入ってからだった育ての母親 がほとんど家事をしなかったので多少は 自炊経験があり料理は嫌いではなかった 栄養師さんと調理員さんには廃線の手際の 良さをよく褒められていた施設での暮らし は実家の母子料よりはよほど快適だったが それでも時折りどうしようもなく虚しさを 感じた家族って何だろうな自分と似たよう な立場で親元を離れた子供と接すると見え きらない感覚を 覚える心の片隅には常にぽっかりと埋まら ない空白が空いているかのようだった上辺 では施設の職員さんや同質のメンバーと 平穏な日常を送っていたがはいつでも孤独 だった高校卒業後解析料理へのスタッフに 採用されたのをきっかけに1人暮らしを することにしたそれ以来10年間ずっと あの料理屋で働き続けるだけの単調な生活 を送っているバイクを夕暮れの中走らせて 配達しているとふと昔の記憶が のはあの赤色の空が母子料が焼けた光景に ダブって見えるせいだろう3丁目の高木 さんの家は曲がり角を右折だ急いで終わら せようカーブに差しかかったその瞬間だっ た あ 危ないポンと視界に丸いボールが転がって きたと思った途端子供が曲がり角からよい よく飛び出してきた避けることに気を取ら れて電柱に激突してしまうバイクは横転し 打ち所が悪かった俺は最悪なことにその まま意識を失ってしまった次に気がついた 時は病院のベッドの上にいた目を覚ました かまさかお前がバイクで事故に会うとは 心配で店の連中まで集まってきちまったよ 飯田君大丈夫かいよかったな大したこと なくて子供は無事だから安心してくれよ 料理 長皆 さん幸いにも俺の怪我は打木と骨折で済ん だが全地3週間と診断されたすみません でした店に迷惑をかけてしまって 何言ってやがる就職してから10年間優太 はよく働いてくれたそりゃ店の連中もよく 分かってるぜでも感知するまで仕事でき なくなるし気にしなくていいたまには休ん で治療に専念しなお前の分の仕事は他の 連中がなんとかするさ料理長はにかっと 笑い元気づけてくれた入院の手続きや対応 まで済ませてくれたらしく本当に頭が 上がらないこのカはしっかり働いてお返し させて ください仮だと水臭いこと言うんじゃねえ えお前は家族じゃねえか俺1人で店を営む わけじゃねえんだぞスタッフはみんな俺の 身みたいなだ優太もその一員だろうが 家族 身内目を丸くして料理長の顔を見つめると そばにいた店の同僚たちもうんうんとうい ている俺には父親がいないけどもし親父が いたのなら料理長のように優しい言葉を かけてくれただろうか兄弟はいないけれど もしいたのなら同僚たちのように俺を心配 してくれただろうかありがとうございます すみません謝るんじゃねえ困った時はお 互い様だ身内がピンチの時は支え合うのが 家族じゃねえか血の繋がらない母と利別し て以来平穏な家族団欒なんて望むべくは ないと思いながら生きてきた優太さんがい ないと厨房に活気がなくなります よ困ったことがあったら行ってくれよ ゆうた同僚たちが口々に励ましてくれる 入院してみてやっと周囲が与えてくれる 愛情に気づくことができ た料理長 から店を支えて くれ副料理長になってくれ と言われた時もやれた心の俺はその行為を 素直に受け止めることができなかったでも 今ならあの言葉に秘められた愛情が理解 できるような気がする家族の絆とは はっきりした目に見える形だけが全てでは ないんだそれじゃまた見舞に来るからな しっかり情しろ よ料理長うん去り際に料理長を 呼び止め俺は胃を消していった退院したら これまで以上に店のために頑張ります副 料理長の件前向きに考えさせて くださいそう宣言した時はみともなく体が 震えてしまった振り返った料理長は 穏やかに微笑んで頼んだぜ ゆうたと力強く答えてくれ たその表情を見た時俺は初めてこれまでの 境遇に感謝したい気持ちになった今までの 人生があったからこうして新しい家族と 巡り合うことができたのだ から 今日早く家出るからそれじゃ行ってき ます気をつけてねりんちゃんお土産楽しみ にしているからね はーいたくさん買ってくる よ今日は街に待った修学旅行の日昨日の夜 から楽しみでなかなか寝つけなかっ た観光はリカちゃんたちとお昼は彩か ちゃんたちと一緒に朝からワクワクした 気持ちで足早に駅に向かった今日も電車 混んでる なあ駅のホームを見ながら急いで階段を 降りたその時階段の横で座り込んでいる 体調が悪そうな女性がいた私はその女性の 背中にそっと手を置いて声をかけたあの 大丈夫です かはい大丈夫です彼女は俯いていた顔を私 の方に向けながら答えたどう見ても顔色が 悪いふとその女性が抱えていたバッグを 見るとピンク色のイラストが書いてある キーホルダーに目が止まったお腹に 赤ちゃんがいますと書いてあるえこれ マタニティマーク大変妊婦さん だその日は10月にも関わら 気温が高く虫厚い日だった私は気が同点し ながら救急車を呼びましょうかと言っ たすみません病院が近いのでタクシーを 呼びますありがとうございます大丈夫 ですそう話す彼女の顔は真っ青で今にも 倒れそうだった私が呼びますから椅子に 座っていて ください私は持っていた携帯電話で急いで タクシーを呼んだ彼女はすみませんと 小さい声で呟いたままずっと下を向いて その場にしゃがみ込んでいたそれから タクシーはすぐに到着してふらついている 彼女を支えながら車に乗せた倒れないかな 心配になったので病院まで着きそうことに した彼女はタクシーの中でバッグから携帯 電話を取り出して遅い声で旦那さんに電話 をかけていた病院にはすぐについて受付を 終えてしばらくして彼女は診察室に呼ばれ たその後旦那さんも到着して私はほっと肩 を撫で下ろしたすみませんみず知らずの方 にお世話になってしまって本当に ありがとうございまし た彼女の旦那さんはふぶかと頭を下げてい た私は旦那さんと連絡先を交換してその場 を後にした はあ朝からびっくりしたなあやだ今日修学 旅行だったすっかり気が童貞してたどう しようそれから急いで集合場所に向かった のでバスの出発時間にはなんとかギリギリ 間に合ったははあこんなに走ったの久し ぶりだありんこっちこっちもうどうしたか と思って昨日眠れなくて寝坊でもしたのか なって さ友人たちはかなり心配をしたようだった その時集合している生徒たちの戦闘から顔 を真っ赤にしてカカに怒った顔の担任教師 が私の元に走ってきて大きな声で 怒鳴りつけたあなたねなら連絡をしないと だめじゃないの高校生にもなってそんな 基本的なこともできないなんて頭おかしい んじゃないのもう置いていこうと思ってい たところだったのよすすみません具合の 悪いニプさんがいて病院に連れて行って そこまで言うと山根が言葉を遮ったあなた が遅れた理由なんてどうでもいいのよ連絡 もせずに遅れたことが問題でしょって言っ てるの本に分からない子ねちょっと成績が いいからって調子に乗りすぎなのよ担任の 山根は私に対してとても意地悪だ自分で 言うのもなんだけど勉強も優秀な方だし 授業態度も悪くないでもなぜか自分だけが 目をつけられているのだ特にひどいなと 思っているのは英語のテストのこと山根は 英語の教師でテストの時は用紙の半分が 自由回答形式になっている質問に対して 自分なりの答えを英語で記載するのだが その部分は必ず例点で帰ってくる特に奇抜 な回答を書いているわけでもなく英語での 文章も間違っていない先生に何が悪くて点 なのかを聞いても回答内容がおかしいと 言われるだけだったもう山根のいない学校 に行きたいよ私は散々怒られた後に気を 取り直してバスに乗っ た学旅行の初日はあっという間に過ぎてお 寺を巡ったり美味しい不料理を食べたり 友達との楽しい時間を過ごしたホテルで 夕食を食べた後部屋でゴロゴロしながらお しりをしているとバックの中から小さな音 がしたりん携帯電話が鳴ってないあ本当だ なんだろう携帯電話を出して急いで電話を 取った聞こえてきたのは慌てている母の声 りんちゃんお母さんちょっと待って今部屋 出るから私は廊下に出て話を聞いたおばあ ちゃんがね倒れたの [音楽] ええ私は驚きのあり廊下中に響き渡る くらいの大声を出してしまった外で倒れて いるところを近所の人が助けてくれたのお 医者さんの話だと心臓に血管が見つかって 手術する必要があるみたいなの母は震えた 声で続けたお母さんもお父さんも出張に出 ていてすぐには帰れないのよ修学旅行中に 申し訳ないけどりんちゃんが1番近いから 明日の朝一で帰れるように先生に相談して くれない かしら母は泣きながら話していたうん わかった聞いてみるまた電話する ね私はの血の気が引く気分だったおばあ ちゃんが死んじゃったらどうしようりん これ食べなさいいっぱい食べていつも元気 にねそう言っては美味しい手料理を食べ させてくれるおばあちゃん小さい頃には 折り紙をしたり動物園に行ったりたくさん 一緒に遊んでもらったやだどうしようどう しよう電話を切ってからもそわそわして 落ち着かず廊下を行ったり来たりと うろうろしていたその時私の目の前に赤い 髪をした女子が立っていた大声で叫ぶなよ うるさいなああゆうちゃん彼女は校内でも 有名なヤンキー女子だったゆうちゃんは 小学生の頃に姉妹校から編入してきた物事 をはっきり言う性格の彼女はしばらくする とクラスのいじめっこに目をつけられ 嫌がらせをされるようになったある日見 かねた私はいじめっこに牛乳をかけてやっ た母親が呼ばれたりしてちょっと問題には なったけどそれからはゆうちゃんもいじめ に会うことはなくなったそのことを きっかけに仲良くなり当時は毎日のように 2人で遊んでいた彼女は帰国市女で私も 両親の仕事の関係で生まれてからしばらく は外国で過ごしていたそんなこともあって とてもが合う友人だったでも中学生になっ て彼女は夜遊びをするようになりだんだん と行の悪さも目立ってきたそして私たちは すっかり遊ばなくなってしまった私は 落ち着かない気持ちと焦りで泣きながら ゆうちゃんにおばあちゃんのことを話した なんだよそれ修学旅行どころじゃない じゃんちょっと待ってな彼女は少し何かを 考えてから携帯でであちこちに電話をして いたしばらくすると私の腕を掴んでいった 帰る支度してグズグズしてないで早く私は 何がなんだか分からずに帰るための準備を すると彼女は生ぜたちには私から話すと 一言だけ残して部屋から出ていった しばらくするとゆうちゃんに呼ばれて ホテルのフロントに向かったそこには体の 良い怖表の男性が立っていたき急に 呼び出して悪かったねこの子がりん悪い けどさ車で子宮連れてっていやあゆの頼み ならさ断れないからその兄貴と呼ばれた 男性はしゃあないなと言って私の荷物を 持って車の中に運んでくれた私があけに 取られているとゆうちゃんが言ったりん 兄貴は私のいだから安心しておばあちゃん のとこにすぐに行ってあげて彼女は はっきりとした口調で私に話したその後 先生たちにはゆうちゃんのいこも説明をし てくれて私は急いで病院に向かうことに なった車の中で聞いた話では幼い頃に親を なくした兄貴がゆうちゃんのとろに 引き取られて随分とお世話になったとの ことだったあいつには頭が上がんねえんだ よ一通り話した後に彼は言ったすみません 急に私は繁華値で涙を拭って彼の方を向い て頭を下げた俺結婚して奥さんの実家に 住んでいるんだけどここからそう遠くない ところでさ運転も昔から好きでねだから気 にすんなよ兄貴は見た目とは反対にとても 優しい男性だったありがとうございます そして病院に到着して石から容態の説明を 受けた明日には手術をすると医師が言って いたおばあちゃん大丈夫だからもう少し 頑張って ね病院のベッドでおわるおばあちゃんの手 を握って私は夜通し祈り続けた神様どうか おばあちゃんが助かりますように翌日 しばらくしてお母さんとお父さんが出張先 から到着したりんちゃんありがとね修学旅 ご中に済まなかった なお母さん手術もすぐに終わるから ねおばあちゃんは私たち3人を見て安心し たようにゆっくりと目を積っ たそれから手術が終わるまではあっという 間だった手術は成功しておばあちゃんは 一面を取り止めた私は翌日ゆうちゃんに 報告とお礼の電話をかけた昨日は本当に ありがとうおばあちゃん手術成功したんだ よゆうちゃんと兄貴さんには感謝している よ私がそこまで話すと彼女が驚くことを 言ったいやこちらこそりんにはお礼を言わ ないとえ私はその言葉の意味が分からず口 をポカンと開けてしまっ た中学旅行の日の朝妊婦を病院に連れて 行ったよねあれ私の姉んだよ ええよせのことに驚いて呆然としてしまっ たゆうちゃんの お姉さん彼女に年の離れたお姉さんがいる のは知っていたりんが姉ちゃんに会ったの は小学生の頃分からなくて当然だよあの夜 車出せるやつ探すために姉さんにも誰か 知り合いがいないか連絡したんだそれで朝 倒れたこと聞いたんだよ女子校生に助けて もらったって名前聞いてりんだったから びっくりしてさそうだあの時病院で女性の 旦那さんと名前と連絡先を交換したりんの おばあちゃんのことでこっちも頭いっぱい だったからさ礼言うのが遅くなったねあの 朝は姉ちゃんひどい貧血だったらしくて 本当に助かったって感謝してたそういった 彼女は小学生の頃と同じように私の名前に ちゃんをつけて呟いたありがとうりん ちゃんそしてさらに驚きの話は続いた実は 姉ちゃんの旦那さん教育委員会関連の会社 で働いていてりんさ山根から嫌がらせされ ているよねリンの机からさテストの答案が 落ちていたことがあって見ちゃったんだよ レ点のところの回答あれ全部合ってるよね 自分も英語分かる山根あいつおかしいよ 姉ちゃんの旦那にさ相談してみた方がいい と 思う私は採点がおかしい答案用紙のことを いつか好調に言いつけてやろうと思って まとめて机に入れていたゆうちゃんはそれ を見たようだった彼女はそこについては 褒められるものではないでも英語について は帰国市場だけあってとても優秀だった 彼女が見ても最に問題があるのだそうだよ ねやっぱりおかしいよね私はゆうちゃんが 言うように相談をすることにした山根の 横暴な態度や意図的に謝った採点のこと 全てを話しゆうちゃんのお姉さんの旦那 さんは険しい顔で聞いていたその後山根は 校長から呼び出され次の日から学校に来 なくなった体調を崩してしばらく休養を すると代りの先生から説明があった後から 聞いた話では英語の成績が目立ってよかっ た私のことを山根が妬んで嫌がらせをして いたとクラスの中でもっぱらの噂だった そうだそれから私とゆうちゃんはこの 出来事をきっかけにまた頻繁に話をする ようになっていったグッモーニング はいりその後数年が経ち私は地元で英語 教室を 私ともう1人の先生はゆうちゃん だTheyareミキーあのねお気に入り の本なのみきちゃん答え早いね姉ちゃんに も報告しておくね修学旅行の日駅で倒れ そうになっていたゆうちゃんのお姉さんの 子供も生徒として教室に通って いるThey are昔は改造が得意だった なゆうちゃんの昔の遊び仲間も英語を1 から勉強したいと子供たちと一緒に学んで いる私たち2人幼馴染み同士で新たな スタートだ縁はどこで結ばれるかわから ないけどこうして今があるのも素敵なご縁 の 巡り合わせこの先もどんな出会いが待って いるか未来が楽しみ だ 幼い頃から勉強ばかりしてき たそのおかげもあって成績は良かっ たクラスメートたちが話題にしていた ゲームや漫画も気になりはしていたけど そんなものより参考書が欲しいと言った方 が両親は喜ん だそれに塾や予行に行きたいと言えば両親 はすぐにお金を出してくれ [音楽] こんな言い方をすると特別勉強熱心な親の ように聞こえるかもしれないがたまたま 自分が興味を持ったのが勉強で親が褒めて くれるのを頑張る理由にしていただけ だ今思えばきっと両親は他のことにでも 自分が興味を持ったものになら同じように できる範囲で協力をしてくれただろうと 思う俺は結果が出ることや両親が喜んで くれることがとても嬉しくて勉強を頑張っ ていた学校での休み時間もほとんど勉強に 当てていたし部活や委員会なんかには所属 することなく学生時代をひたすら勉学に ついやし たおかげで俺には彼女は愚か友達もいない 人間関係を犠牲にして勉強に打ち込んでき た結果 だそうして勉強した会あって現役で巷では エリート大学と言われている有名私立大学 に入学することができ た裕介おめでとうよく頑張ったわ ね大学合格を両親は純粋に喜んでくれた 入学した後はもちろん勉強は必要だが友人 が1人もいない環境で4年間を過ごすのは 難しいように思え たまずは人間関係を何とかしないといけ ないあの突然ですが友達になってもらえ ませんかうわ急に 何同じ授業を取っている人たちに話しかけ てみたけれどいきなり近寄ったせいか驚か せてしまっ た別に悪気があるわけじゃ ない同じ授業を取っているし仲良くして ほしいと伝えたが引きつった笑顔をして 離れていってしまっ [音楽] たなんなんだ あいついきなり友達になってって気持ち 悪いんだけど陰キャってやつ さぎはわざと聞こえるように言われその 言葉にショックを受け た服もダサいしあんなのでよく話しかけて きた なちょっと聞こえ るってそう言って彼らにクスクス笑われ た服装なんて今まで1度も気にしたことが なかったが改めて自分の服装を見直して みると白のポロシャツは所々きばんでいて いつも履いている血のパンはボロボロに なってい た大して彼らは綺麗で清潔感が ある流行りはよくわからないけどセンスも よく思え た他人から見ると俺は気持ち悪い人間なの かこのことがきっかけで人に のが怖くなってしまっ た変に話しかけてもしまた笑われたらどう しようそう思うと怯えて しまうせめて服装だけでも笑われないもの にしようとしたがどんな服を着ればいいの か全く検討もつか ない今まで学校で過ごすのはずっと制服 だったからこんなことで笑なんて考えても 見なかっ た流行りの服を着ればいいのだろう かでも何が流行っているのかわからないし 俺なんかが来てもまた笑われるかもしれ ないそう思うと服装を変えるのも怖かっ た急に人の目が怖くなり次第に大学に行く のが苦痛になってい たの君有名私立大学なんてすごいわねご 両親の遺伝 かしら裕介が自分で頑張ったからよ私たち 親の影響なんて何もないの よ母が褒められるたびにそう答えているの を見ると大学に通うのが怖いなんて言え なかっ たなんとしてでも4年で卒業したい両親は 有名大学に受かったことを全て俺の頑張り だと言ってくれて いるしかしここまで頑張れたのは両親が 褒めてくれたり期待してくれたから だそれに両親は高卒で共働きをしていて うちは別に裕福な家庭ではないのにお金も 時間も惜しみなく俺のために使ってくれ たこの大学に入学できたのは両親のおかげ だと 思うだからこそ大学を途中で辞めたりして 両親をがっかりさせたくなかっ たその後も勉強は楽しいが相変わらず友達 はでき ない学校に通うと日々ストレスが溜まって い たそんな苦しい気持ちを趣味であるCG 政策にぶつけてい た1人でパソコンに向かい時間は幸せ だネット上に作品を公開すれば知らない人 からたくさん反応が返って くる大学の授業の後家庭教師のバイトを 少しだけして残りの時間はほとんどCG 制作につぎ込ん だそれともう1つの楽しみは深夜に制作が 落ち着くと近所のコンビニに行き持帰りの アイスクリームを買うこと だそうして友達ができないまま就活を 迎えると有名私立の大学ブランドのおかげ か大手の食品会社に就職でき た就活がうまくいったのは コミュニケーション能力がない俺にとって 信じられないことだったが後から聞いた話 だが新学校である母校の高校が採用担当者 と同じだったということがどうも決め手に なった らしいこんなことで決まっていいのかと 思ったが喜んでいる両親を見ると 引き下がれなくなっ た就職してみてとても驚いたことが あるそれは自分の仕事のできなさ具合 だ先輩たちと比べるのは愚か同期の中でも ダトで 仕事の覚えも進みも 悪い決定的に大きなミスはないにしても 小さなミスを何度も繰り返してしまってい た入社して最初の5 年間上司だった山根部長はとても寛大な人 で入社以来俺の失敗を何度でも優しく注意 してくれ た柴田君ホチキスはこう止めるんだ それにこの書類は折れてるからもう1枚 新しく用意しよう かすみませ [音楽] ん同僚たちは白い目で見たが部長だけは 優しかっ たそのおかげか誰からも激しく注意される こともなかっ たしかし6年目に入った時山根部長が体調 を崩し突然謝するになっ た今までありがとう突然辞めることになっ て申し訳ないが公人の川村君がきっと可愛 がってくれる から最後まで優しい山根部長はみんなにお しまれながら代謝をしていっ たそして公人の川村部長がどんな人かと言 とおい柴田またそんなミスをしたの か山根部長とは正反対でいつも大きな声を 出して起こる嫌味な人だっ た有名私立大学を出てるからってこんなん じゃ何の役にも立たねえ なもちろんミスを重ねるのが悪いのだが 注意した後に必ずこのセリフを言うの だその度に苦しくな自分を攻め たそして失敗をなくすために色々な努力を し たしかし同じようなミスがどうしても なくなら ないそんな中で目の不調を感じ眼下に行っ てみる ともまに問題が出ていてそのせいで少し 見えにくくなっているようです ね目の病気が発覚してレーザー治療を受け たすると驚くことにミスをすることが なくなっ [音楽] た今までは他の人とは少し違う見え方だっ たので生活の中で不便が出ていたのかも しれません ね医者の言葉通り見え方が変わったおかげ で仕事がスムーズにできるようになったの だだが川村部長の出席はなくなら ないセンスもないお前なんか結婚もでき ない ぞそれどころかより一層理不尽な 言いがかりをつけられるようになって しまっ た一体なんで怒られているんだ何も悪い ところがないのに怒鳴られる なんてこの先もずっと怒られ続けるん だろう か これがずっとずっと一生続くんだろう かこの会社で自分がしたいことすら分から なくなっていてこの先の未来を考えるたび に怖くなっ たそんな状況で唯一の楽しみといえば ずっと昔からやっていた大金後や休日に 打ち込むCG制作 だ色合いが素敵です応援してい ます作品をSNSにアップするとそんな コメントが寄せられ たそうかこれを仕事にできたらいいの [音楽] かそんな考えが一瞬よぎったがまさか自分 なんかがプロのCGデザイナーになれる はずは ないでももしそうなれたらどれだけ幸せ だろう そんな思いが浮かんでからはつい暇がある とそのことばかりを考えてしまうように なってい ただけどこの年になって今更新たな仕事 なんて送ってもらうコメントに期待なんか してはいけ ないそんなことは分かって いるでも深夜や休日のCG制作は変わらず 続け た今日もいつものように制作が終わって コンビニへアイスを買いに行っ た11月に入ると外の風はもう冷たいが 寒い中で食べるアイスもまた おいしいいらっしゃい ませよく見かける美人の若い店員さんは俺 なんかにまでちゃんと挨拶して くれる迷わずアイスコーナーへ行き持ちの ニコ入りアイスを1パック手に 取るそして今日新発売のブロッコリーの 浅漬けと小瓶の麦焼酎も一緒にかごに入れ たこのコンビニはおつまみの種類が豊富だ からいつも助かって いる学生の頃に買うのはアイスだけだった が社会人になってからは作に1人で晩酌を するという楽しみも覚え た麦焼酎を小瓶で買うのは一応健康のため に自生しているから だかごレジへ持っていくと美人な女性店員 は笑顔で会計をして くれる気がつけば数年前からこうして顔を 合わせているが定型分以外の会話をした ことは ない ありがとうございまし た ありがとうドアを開けると北風が吹いて いる店内に風が入ったら大変だと急いで ドアを閉めそして自宅に戻り再びCG制作 を するCG制作は幸せな時間だがその分日中 の仕事とのギャップがひどかった そんなある日の ことたくこんなパっとしない提案を持って きやがっ て相変わらずな川村部長のその態度に心の 中の叫びが大きく なるああもう嫌だ仕事なんてやめてやる 毎日理不尽なことで怒鳴るような人がい ないなら転職先はどこでもいいだからもう 今の仕事をやめてしまい たいそう思っていた矢先母からとあるお 願いをされ たねえ裕介お見合いしてくれない え 見合い突然の話に驚くと母はゆっくり説明 をし [音楽] たお相手は私のの恩師の娘さんなんだけど ね1度だけでいいから娘さんと裕介を 合わせたいんですってもし話が合わなかっ たらもちろん断ってもいい からろに友達も彼女もいないまま28年も 過ごしてきたのにいきなりお見合いなんて できるはずが ないそもそもこんな俺のどこに惚れて くれるかもしれない要素があるんだろうか 見た目は相変わらず だダサいと言われて笑われる可能性は十分 に ある大企業に勤めているという点を気に 入ってくれてるのだとしたらやめるつもり なんだからそれだって無駄 だ両親にはまだ相談していないけど転職 するつもりだと言えばこのお見合いは なくなるかもしれ [音楽] ないこんなんてまだ考えられない ようまい言い訳が思いつかずなんとなく はぐらかすとし た裕介お願いよ顔を合わせるだけでいい から相手は私の恩師だし ねいつもなら無理をしない母が珍しく引か なかっ たまあ相手の人が何を気に入ったのかは 知らないが実際に会ってみればきっともう 2度目はない だろう母もそれでいいと言っているの だ分かったよ1回会うだけ ならこうして仕方なくお見合いをすること にし たそして 当日ああなた は目の前にいたのは見慣れた女性だっ たコンビニの店員さんですよ ね確認をするために恐る恐る聞くと女性は ニと微笑み頷い た彼女はみゆさんと言って27歳だそう だ古くから母と親しい度の田中さん夫婦 はなんだお知り合いなんだったら話が 早いそう言って喜ん だ気まずいまま一緒に食事をしながら田中 さんの奥さんは俺の紹介を始め [音楽] た裕介君は大学はエリート大学を卒業して いてねあの大手食品会社に務めているん です よ自慢げに言われて胃がモヤモヤと する川村部長の怒鳴り声が頭の中で響いて い たそれでみゆさんは ね奥さんがみゆさんの説明を始めようとし た 時すみません帰り ます どうしても気分が悪くなり席を立っ たちょちょっと裕介 君裕介待ち なさい呼び止められる声が聞こえたがその まま部屋を出て長い廊下を進ん だあの場にいたら窒息してしまいそう だ急に倒れたりなんかしたらに迷惑を かける1度家に帰って落ち着いてから後で みんなに謝ろうと思っていると後ろから 足音が聞こえてき た裕介 さん振り返るとみゆさんがい た話の途中で退席するなんて非常識だと 怒りに来たのだろう かそう思っているとみゆさんは悲しそうな 顔になっ たお見合いの相手が私でがっかりされまし たか えむしろがっかりしたのはみゆさんの方 だろう驚いて言葉に詰まっているとさらに 言葉を続け た帰って欲しくない ですまだみゆさんは自分のことを誤解して いる 私はあなたが期待するような人間じゃない です から直に打ち明けたがみゆさんは首を振っ た私はあなたがコンビニに来るたずっと気 になっていまし たみゆさんの言葉に耳を疑っ たいつもレジでお礼を言ってくれますよね 私が操作ミスで手こずっても絶対に怒ら ないしそれに扉も風が入らないようにって そっと閉めてくれて いる別にそれくらい当たり前ですよ いいえそういうことを普通にしてくれる 優しい人は裕介さんくらい [音楽] ですみゆさんに言われて自分が取っていた その行動を思い出した 私は会話をかわさなくてもあなたの優しさ に惚れたんですだから帰って欲しくないん [音楽] です彼女の言葉は本当かもしれないと思っ たそれから俺たちは度抜きで2人きりで 話し た私は帰国市女なんです海外で過ごしてい た時間が長かったので日常でできるだけ 日本文化に触れようとコンビニで アルバイトしているん です日本の生活は数年経った今でも まだまだ知らないこともあり [音楽] ますみゆさんの言葉に対し俺も正直に今の 会社を辞めることとできればCG政策の 仕事をしたいことを話し た私海外にいたこともあって正直に言うと ご出身の大学のこととか裕介さんの会社の こととか他の日本人ほどすごさを理解して いないというかそこの価値をあまり重要に は思っていないんですなので私は裕介さん がどんな仕事についても頑張ってることは 全部応援し ますみゆさんとする会話は他の誰よりもし 自然と弾んでい たそして俺たちは友人期間を経て交際に 発展し た今まで経験したことがないことばかりで 難しいと思ったこともあったがみゆさんは いつも寄り添ってくれたしみゆさんと一緒 にいるとどんなことでも楽しめ たずっとコンプレックスだった服装に関し ても一緒に髪型や服を選んでくれて気が つくと周りの人に褒められるようにもなっ た柴田さんどうしたんですか最近別人 みたい会社でもそんな風に声をかけられる くらいだっ たそして年度末仕事の切りがいいので いよいよ会社を辞める決断をした 転職先はまだ決まっていなかったがSNS にそのことを書き込むとCG製作会社から 声がかかりあっさりと就職が決まっ た何でも前から俺の作品を気に入って もらえていた らしいそしてなんとそのタイミングでみゆ さんから逆プロポーズされ た俺でいいのかな 何言ってんの裕介さんがいいの よ退職の 日高がcg作るくらいで給料もらえていい な遊びみたいな仕事ができるんだ楽しそう でよかった なあ最後まで川村部長はこの調子で嫌味を 言うはい楽しいですよ部長もやってみたら どうですかそんなにいい仕事だって分かっ てるのにどうしてやらないん ですなんだと ふん技術がなければできるはずがないの だ川村部長は何も言い返せないようでなん だか最後にすっきりした気持ちになっ たその後転職先の会社ではのびのびとした 環境で実力を発揮することができ プライベートは子供も生まれた今ではみゆ と3人で幸せに暮らして いる両親も孫の顔を見れて幸せそう だあの時好きなことに打ち込んでいて よかっ たこれからも幸せな未来を描いていくこと ができるとそう思って いるお待たせしましたこちら特製 ハンバーグ定職です待ってましたここの ハンバーグ食べるとさ元気になるんだよね ありがとうござい ます私は1年前に今の旦那と結婚した彼は 喫茶店兼レストランを母親と経営していて 私ははそこでウェイトレスとして働いて いる旦那は元々洋食の料理人で先代の シェフだったお父さんが亡くなってからは 代わりに腕を振って大切なお店とお客さん を引き継いで頑張ってきたお店が回転した 時からの看板娘は旦那の母だ私はアット ホームなこのお店が大好きだったお店では 卵入りのハンバーグが好評で肉厚の中心部 にフォークを入れると口の中に広がる肉汁 ととろりとした卵が溢れ出す食べた瞬間に 幸せになれると近所でも有名な看板 メニューだ私はお客さんが笑顔で美味し そうに食べている様子を見るのが幸せだっ たそんなある日閉店間際のことだっ た今日も忙しかったね本当だなありがたい ことだよ毎日毎日お客様には感謝だね そんな会話を3人でしていた時お店のドア が空いて小学生くらいの女の子を連れた 若い母親が入ってき たいらっしゃいませ2名様です かはいまだお食事できますか母親は 弱々しい声で言った大丈夫ですよこちらの お席に どうぞ私はその親子席に案内してぎょっと した2人の服は薄汚れた様子で所々破れて いる髪の毛もボサボサだった母親は私に釈 をした後少女と一緒に席に座っ た少女は寂しそうなどこか暗い表情をして いて母親にねえいいのとしきりに尋ねてい た何かあって逃げてきたのか明らかに わけありだろうと感じた私は気になって 2人をチラチラと観察してい たすみません注文よろしいでしょうか えっとその子の母親が迷っていると娘が 小さな声で言ったハンバーグが食べたい 母親もそれを聞いて私の方を見てメニュー に乗っていた特性ハンバーグを指差して ハンバーグをくださいと言っ た私は思わず親子の言葉に笑顔になって 話したあらいいチョイスねここの ハンバーグはねシェフが腕に寄りをかけて 飛び切りおいしく作ってるのよそう少女に 言うと嬉しそうに頷いて母親の方を見た 母親は切なそうに眉を下げて何も言わず 私たちを見て微笑んでい たお母様は何を私が笑顔で問いかけると 母親は申し訳なさそうにすみませんそれ だけでお願いしますとだけ言った自分の分 は頼まないのお金が足りないのだろう かかしこまりました当店は特性ハンバーグ をご注文いただいたお客様にサラダバーを 無料で提供しています よろしければご利用 くださいサラダバをお母さんが食べてくれ たらいいと私はそう思った少女はやった お菜と言ってはばとお皿を手に取り母親は 少女が欲しいと言った野菜をお皿に どんどん持っていくその様子を見ていた 旦那の母が腕組みをしながら私に耳打ちを してき たあの人たち見るからにボロボロだけどお 金払えるのかしらまさか食い逃げする つもりなんじゃそんなことはしませんよ 私たちが見ているのを分かっている でしょうしそれにさっき注文を受けた時は 母親は自分の分は頼まずに子供の分だけを 注文していたんですあのサラダバも子供が 食べたいものだけ盛りつけてますし 食い逃げなんてするような人に見えません よ そうねしかし母親の方今にも倒れそうよね あそうだわいいこと思いついた わ私は何のことか分からないまま 出来上がったハンバーグを旦那から 受け取り少女の元に運んだ旦那の計いで 特性ハンバーグのてっぺんにはお子様 ランチについているような可愛い小さな 国旗がついていた少女の母親は変わら水を 飲む以外盛りつけたサラダも口にする様子 はなかったただ美味しそうに食べている 少女のことを穏やかな笑顔で見つめている だけだっ たすると厨房にいた旦那の母が大きな ハンバーグを運んできて少女の母親の前に 置いたえ私1つしか注文していませんけど 少女の母親は料理を見て驚いたように目を を丸くしていたこのハンバーグ今日は作り すぎてしまってもしよかったら召し上がっ ていただけないでしょうかセットのコーン スープもついてい たご注文は以上になりますねこちら伝票 置いておき ます追加料金は持ってないので結構 です旦那の母は笑顔で彼女をまっすぐ見て いっ たカ料金はいりませんよどうぞうちの料理 を堪能していって くださいその言葉に少女の母親は然として いたその時ちょうどハンバーグを割った 少女が うわあ卵が入っ てると感動の声をあげた母親は私たちの方 を再び見て小さな声で言ったすみません ありがとうございますそしてボロボロと 泣き始めた私が繁華地を手渡すとすみませ んと言いながら涙を吹いてい たそして美味しそうに食べている少女を見 た後私たちの方を向いてゆっくり微笑み ながらいただきますと言っ たあっという間に母親も少女も料理を 平らげて殻になったお皿の前で少女は笑顔 だったすっごく美味しかったハンバーグ 大好き本当にありがとうございました少女 の母親が深く頭を下げ たああやってさ心から料理を喜んでくれる お客さんはこれからも大切にしていきたい ねはい旦那の母が呟いたその言葉に私は 勢いよく返事をした それから10数年ほど経って月日は すっかり環境を変えたお店の周囲には飲食 店の数が増えて私たちの喫茶店はその影響 を大きく受け た年々経営が厳しくなり赤字が続いていた 元気だった旦那の母は経営が苦しくなると 同時に認知症の症状が出始めて今は病院に 通院している私と旦那は2人で貯めていた 貯金を切り崩しながらなんとかお店を開け ているそんな状況だっ た今日もお客さん全然来ないね ああ先月回転した居酒屋もランチを始めた から な旦那は大量に仕込んだサラダを横目で見 ながらはあとため息をつい た私たちは窓に移る店の前を足早に通過 する人人たちをずっと見ていたその時お店 のドアが開いて1人の女子高生が入ってき たまだランチありますかありますよこちら のお席にどうぞ女子高生はお店の中を ゆっくり見渡しながら席に着いたそして 注文したランチのハンバーグを口に運ぶと 急にがっかりとした様子で食べる手を止め てしまっ たおいしくなかったかな私は心配になった がその後は美味しそうに食べていたので あまり気には止めないでいたそれから数日 後にその女の子が再びお店に現れ たそしてカウンターの前に立っていた私の ところに小走に駆け寄ってきて真剣な まなざしで言ったあのこのお店でお手伝い をさせてください え私は驚いて声をあげた後に彼女に伝えた うちはね今アルバイトは募集していないの よだからせっかくだけどごめんなさいね家 が近かったのだろうか他にも飲食店は たくさんあるなぜうちなのか不思議に思っ ていたら女の子が話し始めた私小さい時に このお店に母と来たことがあるんです当時 は母と父が毎日のように喧嘩をして お金もろに入れてくれない父でその日も父 と母が論になって母と私で家を飛び出し ちゃったんですそれで私お腹がすごく空い ていてこの喫茶店のショーケースの中に 美味しそうな料理がたくさんあるのを見て このお店に入りたいって母にお願いしたん です ああの時の子なのね大きくなったわね 私はその時の出来事をすぐに思い出した母 はあの後美味しい食事と優しい人たちに 助けられたって本当に感謝していました私 は涙ぐむその子にハガを渡したその子の話 ではその後は母親と父親は別れて引っ越し をしたり慌ただしい日々を送っていたよう だった高校生になって通うことになった塾 がこの町にあり偶然お店の前を通ったそう だここでバイトをさせてください私にあの 時の恩返しをさせて ください女子高生は勢いよく何度もお願い をしてきたその時奥の厨房で話を聞いてい た旦那が言った分かった今お客さんも減っ ていて厳しい状況だけど手伝ってくれると ありがたいなはい少女は嬉しそうに笑顔で 返事をしたその日から少女は連日お店に 訪れて料理を綺麗にレイアウトしては携帯 電話で写真を撮ったそしてアプリを使って メニューの紹介をしていった小さな携帯の 中でたくさんの人たちが交流をしている 彼女はその中でお店の宣伝をしてくれてい たそんな日がしばらく続いたある日朝早く にお店のドアが開きそこにはとした姿勢で 立っている女性がいたその女性は私を見る と一目さんに駆け寄ってきて戸惑っている 私に向かっていっ たあのお久しぶりです覚えでらっしゃら ないかもしれないですが娘がお世話になっ ています礼のご挨拶が遅れてしまったまま 時間だけが過ぎてしまいまし た私は驚いてポカンとして再び彼女を見た あの女子高生の 母親記憶にあるその時の女性と目の前の 彼女は全く別人だったあの時は本当に ありがとうございましたハンバーグをご 馳走になって皆さんに優しくしていただい てまだ私は頑張れるそんな気持ちになった んですあの子を育てることができたのも あの時この店に来たからだと思っています そう言って頭を下げる彼女の表情は 晴れやかで落ち着いてい た私は慌てていったこちらこそお嬢さんに は大変お世話になっていますお店の宣伝を 一生懸命にしてくれていてとても助かって います彼女は笑顔で良かったですと言った そして持っていた紙袋から何かを取り出し ながらよかったらこれ使っいただけない でしょうかそう言って机の上に束ねた書類 を置いたそれは膨大な量のレポート用紙 だった私あの後飲食店に務めたんですこの お店で皆さんの優しさに触れて前向きな 気持ちと勇気をもらいました自分もそんな 接客や美味しい料理が作れるようになり たいと思ったんですパートで働き始めて から10数年経って今はメニューの開発 まで任されるようになりまし た机の上に置かれた書類にはたくさんの 養殖メニューやデザートのレシピの他にも 世界のコーヒー豆の情報まで詳細に書いて あった私こちらのお店のこと娘から聞いて このお店に会うようなメニューを考えてき ましたもしよろしければ目を通すだけでも そう話している間も旦那はネッシーに資料 を読んでい たすみませんこんなに丁寧になんて言って いいのかずっと資金繰りに追われてしまっ ていて肝心なメニューがおろかになってい まし た旦那は目に涙を浮かべて彼女に言った いえこちらこそお礼がだいぶ遅れてしまい もしも何か力になれることがあればと思い ましてそう言って彼女は私たちの方を見て 微笑ん だそれから旦那と私は女子高生の母親から の提案を元に連日新しいメニューの研究を して女子高生はお店の宣伝にいしんだそう しているうちに徐々に新しいお客さんもお 店に訪れるようになり昔の常連さんも再び お店に来てくれるようになった久しぶりに ために来たけどずい分メニューも増えたね でもさ1番好きなのはやっぱりこれだよね 常連だったお客さんがハンバーグを頬張り ながら話している内容に私たちは耳を傾け ていたお肉の中に卵がなくなった時は 悲しかったなあやっぱりこのとろっと溢れ 立つ卵がいいんだよ なあその話を聞いた女子高生が私と旦那に 向かっていった実は 私も久しぶりにこのお店に来た時に ハンバーグに卵が入ってなくて少し がっかりしたんですでも料理のことも 分かっていないのに言えなくて私たちは目 を見合わせて思わず俯いてしまっ た経営が厳しくなってからコスト削減の ために卵を入れるのをやめていた彼女の 母親からのメニューの提案書にはお客さん から人気があった入りハンバーグについて バリエーションを増やした新メニューの 提案が複数あった私と旦那はお客さんに 寄り添っていなかったことに反省する 気持ちしかなかったそれからは度々お客 さんからアンケートをもらい意見を参考に してメニューの改善を繰り返したそうして 人気のメニューがどんどん増えていった 女子校生が友達にリサーチを兼ねて考案し た写真映するデザートが目当てのお客さん も増えた そしていつの間にか赤字続きだった喫茶店 はネットニュースに掲載される人気のお店 となった随分お店が繁盛しているね おやアルバイトの女の子もいい笑顔の接客 だ ね今日は久しぶりに義母を連れてお店に 立ち寄ったその時義母が美味しそうに ランチを食べているお客さんをじっと見 ながら私たちに向かっていった これからもさ心から料理を喜んでくれるお 客さんを大切にしたい ね認知症になった義母の記憶は曖昧だでも 不思議と口癖だけは今も昔も変わら ない私たち3人はその言葉に頷いて目を 合わせて微笑ん だ私に好きな人がいるのだから別れて くれるレストランで2人で食事をした後 a子は気まずそうにそう言った今日は妙に 会話がぎこちなから不思議に思っていたの だがそういうことだったの か彼女の名前は木村 a子同じ会社の受付場で彼女が入社してき た3年前に一目惚れをして必死に口説き 落として付き合うことになっ たやがて彼女も俺のことを好きだと言って くれてその後約3年間愛を育み3ヶ月前に プロポーズをしてOKをもらえ た3ヶ月後に結婚式を控え式の準備をして いるところだっ たもう招待上も印刷が終わり発送する直前 だったの に 好きな人って一体誰なんだ俺が知ってる やつ かそれは今は言え ないいくら問い詰めてもa子は相手を教え てくれなかっ た俺のどこが行けなかったんだ悪いところ があるなら直すからみのりが悪いんじゃ ないの私があの人をみのりよりも好きに なっちゃっただけなのだからあなたとは どうしても結婚はできない わ話を聞いてみると彼女は俺と付き合い ながら2ヶ月もの間その相手と二股をかけ ていたそう だ相手も俺という婚約者がいることを知り ながらa子と付き合っていた らしいa子も相手も初めはただの友人だっ たのだがそのうち本気になってしまったの だとと いう式場のキャンセル量は全額私が払う からどうか婚約を解消させて くださいそこまで言われてしまったら頷か ざるを得なかっ たこうして彼女に裏切られ婚約を解消し 別れることになっ たもうお互いの両親にも挨拶していたので 彼女の両親がうちの実家にやってきてうち の両親にも何度も頭を下げ謝罪していっ たa子に別れを告げられたその日から まるで暗闇のどん底に突き落とされた みたいに暗く沈んだ気持ちで日々を過ごし てい た何もやる気が起き ないでも何もしないで家にいると気が おかしくなりそうで無理やり会社に行 自主的に残業をして帰りは1人で飲みに 行って前後不になるまで酔っ払い家に帰っ た1人暮らしをしていたアパートはえこの 思い出で溢れて いるそんな思い出の詰まった部屋には なるべく痛くなくてただ眠りに帰るだけの 生活をしていたら次第に痩せ細っていっ たさ なんだか顔色が良くないな目の下に熊も あるし大調でも悪いの か同僚の大島が声をかけてきた彼とは同気 入者で営業成績ではトップを競い合う良き ライバルだっ た同期の仲間でよく飲みに行っていたし 仕事の相談をし合う中だっ た ああなんでもないよただの寝不足 だそうかあんまり無理するな よ大島は肩をポンと叩いて去っていっ た不調に気づいて心配して声をかけて くれるなんて相変わらずいいやだなと思っ たところが彼への好感度はひっくり返さ れることにななっ たある朝出勤すると大島が部署の同僚たち に囲まれてい た聞いたぞ大島受付場の木村栄子と婚約し たんだっ ておめでとうあんな美人と結婚できる なんて羨ましい な同僚たちの声を聞いて自分の耳を疑っ た大島がa子と 婚約じゃあa子が好きになったやつって 大島のことだったの かショックで目まいがして足元が 揺らぐその時大島と目があっ た彼は勝ち誇ったような笑を浮かべて こちらを見て いるその顔を見て頭の中で何かがぷつりと 切れた音がし たそのまま大島に走りより彼の胸ぐらを 掴ん だ彼の顔をめがけて拳を振り上げたがそれ は同僚に掴まれて止められてしまっ た女性社員が悲鳴をあげ周囲がざわめき [音楽] 始める相何やってるんだ やめろ僚が2人がかりではじめにしてきて 大島から 引き離すその時は頭に血が登っていて同僚 にも腹が立ったがそのおかげでカ一発暴行 事件を起こさずに住ん だだがたえ会社を首になってでもあいつを 一発殴っておきたかったと今でも少し 思うあいつはがと婚約していることを知り ながらa子に手を出しやがったん だそれなのになんでもない顔をして心配し ているふりなんかして許せ ないその事件の次の日会社を休ん だa子の顔も大島の顔も見るのが嫌だっ ただが何日も休んでいるわけにはいかない ので仕方なく1日休んだ翌日は重い足を 引きずって出勤し たすると上司の吉田課長が声をかけてき た佐ちょっといい かはい何でしょう か吉田課長はそう言うと会議室に呼び出し 驚くことを話し 始める 実はうちの家から1人カナダのトロントに 不妊させるという話が出ているんだが相 お前言ってみないか え私がカナダにです かああそうだ言いにくいんだがあんなこと があった後じゃお前も会社にいづらい だろう海外不にはいい経験になるし帰って きてからは昇もしやすくなるから悪くない だと思う ぞどうだ考えてみてくれない か会社内では俺がa子と付き合っていた ことを知っていた人も多かっ たそのためa子と大島の婚約が知れ渡った ことと昨日大島を殴りかかっquiにより a子に振られたという噂も広まっているの だろう吉田課長はそのことを全て把握して 会社にいづらいだろうと気を使ってこんな 提案をしてくれたのかもしれないそれは とてもありがたいことだっ た行きます是非私に行かせて ください笑にもすがる思いで即答してい たこれ以上あの2人が目に入るところにい たくないし他の社員たちがあれこれ噂して いるのも嫌だっ たそれならば 誰も知らない場所に行って新規一転した方 が早く 立ち直れるとにかく早く彼女のことを忘れ たい一心でカナダへの不妊を引き受け たそれからわずか2週間後カナダの トロントへ旅立っ た英語は得意な方だったがそれでも ネイティブの発音が聞き取りづらかったり こちらの発音が通じなかったりと医師の 疎通に苦労し ただが次第に現地の仕事仲間とも仲良く なり休日にはカナダの観光名所をあちこち 案内してもらっ た連休には遠出して旅行に出かけると カナダの雄大な自然が傷ついた心を癒して くれる新しい生活は大変なことも多かった が仲間にも恵まれて嫌なことを思い出して いる余裕もなく次第にa子のことを考え ないようになっていっ たそれでも休日に出かけている時綺麗な 景色を見たりすると英子と行くはずだった 新婚旅行のことを考えたり付き合っていた 頃に2人で行った温泉旅行のことを 思い出す今頃a子はあの大島と結婚の準備 をしているのだろうかと思うと胸が ムカムカとし たそんなある日取引先のジェームズが言っ たみのちょっといいか知り合いに日本人の 女性がいるんだが会ってみない かジェームズは優しい人でふとした時に俺 が浮かない顔をしているのを見て何かあっ たのかと気になってくれていたらしい 数日前に打ち合わせで顔を合わせた時もし よかったら話を聞くよと言ってくれ たそこでカナダに来る直前にあったことを 話すと彼は自分のことのように腹を立てて くれ たそしてそれだけではなくこうして新たな 出会いも用意してくれたよう だ今度うちで開くホームパーティーに彼女 も来るから君も来るといい よそうなんですか是非会ってみたい ですそんなわけで次の 土曜日ジェームズの家で開かれるホーム パーティーにお邪魔し たジェームズの家は日本の一般的な 一戸建て住宅とは比べ物にならないくらい 広かっ た庭に大きなプールがあったり家の中に 本物の暖炉があって なんだかすごいなと文化の違いに驚いてい た火政府さんに案内されて広いリビングへ 通されるとすでに人がたくさんいて料理が テーブルの上にたくさん並んで [音楽] いるやあみのよく来てくれた ねジェームズは笑顔で出迎えてくれ たそして1人の女性をさして言う みの彼女が話していた日本人女性のエレナ だよエレナちょっとこっちに来てくれ紹介 するよ私の会社の取引先で知り合った友人 のみのだ彼も君と同じ日本人なんだ よ紹介されたエレナという女性はまだ若く 瞳と髪の色は茶色く肌は真っ白で異の血が じっているように見え た初めまして村上エルナと申し ます彼女は流暢な日本語でそう言って右手 を差し出し た初めまして 相みのです仕事のために日本から来まし た彼女と握手をかわしながらそう言うと 彼女は目を見開きはっしたような表情にな 佐さんあなたもしかして山本小学校出身 じゃありません か驚いたことに彼女は俺の出身校を 言い当てたえそうですけどどうして知っ てるんです か私小学校2年の時にあなたと同じクラス だったのよ覚えて ないそう言われて 遠い昔の記憶をたどって みる思い出してみれば確かに小学校2年の 時茶色い髪に茶色い瞳をしたカナダ人と 日本人のハーフの女の子がクラスにい たでも確かその子は山岳期の初めに転校し てしまった がああ覚えてる懐かしいなこんなところで 会えるなんて驚いた よ私もびっっくりしたわ本当に久しぶり ね村上さんは今はここに住んでいるの いいえ住まいは東京よ母の実家がこの近く にあって祖父母が住んでいるので夏休みを 利用して遊びに来ているところな のそうなんだいつまでこっちにいる の明後日の飛行機で東京に帰るわ相君 は自分は駐在だから3年はこっちにいる 予定だ よ村上さんとの会話はとても盛り上がった パーティーで話すだけでは物足りず俺たち は連絡先を交換し翌日2人で会う約束をし たそして翌日の 日曜日車で村上さんの祖父母の家に彼女を 迎えに 行くそしてマーケットで彼女の日本へのお 土産選びに 付き合いその後はCNタワーの展望台から トロントの街並を見下ろし た夜になりレストランで夕食を食べながら 話していると不に彼女が真剣な表情で言っ た佐君私日本に帰る前にあなたに言って おきたいことがある のえ 何小学生の時私のこの見た目のせいで クラスの子たちからからかわれてたじゃ ないあの時かってくれてありがとうすごく 嬉しかっ たそう言われてみればそうだっ た彼女は小学校2年生当時日本人離れした 外見のせいでクラスメイトから しょっちゅうからかわれていてそんな時 彼女はいつも悲しそうな顔をして俯いて いるだけだっ たそれを見ていて彼女をかわいそうに思い やめろよそんなこと言うの良くない よそう言って彼女をかったのだっ たクラスの中でペアを組まなきゃいけない 時彼女が1人になっていたらペアを組んで あげたりもし た彼女に言われるまでそんなことすっかり 忘れていた けれど私相君のこと好きだったのよあなた だけがいつも優しくしてくれたじゃ ないでも勇気がなくて伝えられないまま親 の仕事の都合で引っ越さなきゃいけなく なって偶然だけど再開できて嬉しかっ たそれであの これも何かの縁だと思うのもしよかったら また会ってほしい の彼女のその言葉を聞いてとても嬉しかっ た昨日のパーティーで再開してから色々 会話をしていくうちに彼女にとても魅力を 感じていたから だ彼女はとても明るくて前向きで仕事に やりがいを感じて頑張っているようだし 趣味も幅広く好奇心王制でいろんなことに 興味を持っているようだっ ただから彼女と話していると今まで知ら なかったことを知れてとても楽しかっ たそれに彼女は決して他人の考えを否定せ ずに理解しようと務めてさらに自分の意見 もはっきりと 言えるだがその言い方もきつくなく相手に きちんと気を使える素敵な女性だっ たこの人とずっと一緒にいたらきっと毎日 が楽しいんだろうなと想像することは容易 だっ たそれに彼女の笑顔とキラキラ輝く瞳は とても美しく心が引きつけられ た ありがとうでももし付き合ったら3年間は 遠距離恋愛になってしまうけどそれでも よければ是非付き合って ほしい改めて自分から告白して俺たちは 付き合うことになっ たそして彼女は予定通り日本へ帰国して それからは毎日メッセージアプリで メッセージを送り合っ た朝はいつも彼女からのモーニングコール で起こしてもらってそれから少しの間 ビデオ通話をし た時差があるのでこっちが朝の時間は日本 では夜 だ俺たちは液晶画面でお互いの顔を見 ながら仕事のことや日常生活であった 出来事などいろんなことを語り合っ たそして年末年始には日本に帰り夏休みに は彼女がトロントへ遊びに来 た日本とカナダという距離はあったがお 互いに協力し合い付き合いは順調で彼女と 一緒に過ごすうちに心に追っていた傷は すっかり癒えてその傷があったことすら 忘れているくらいだっ たみつのり最近はすっかり顔色も良くなっ た ねそうですかねありがとうござい ます心配してくれていたジェームズもそう 言ってくれてい たそんな中日本にいる同僚から連絡を受け 大島と英子が離婚したことを知っ [音楽] たなんと大島が他の女性と浮気している ことが発覚したのだと いう結局a子は自分が俺にした仕打ちと 同じことを大島にされたということだ これが委員が応報というやつなん だろうあの時のことを謝りたいとかもう 一度やり直せないかというメッセージが a子から何度か来ていたがもちろん返答は しなかっ たやがてカナダに不妊してから3年が経ち 日本から新しい駐在院がやってきて日本に 帰れることに なる帰国の日はエレナが空港に迎えに来て くれ彼女の運転する車で自宅に帰りその まま週末は彼女と2人で過ごし たそして翌日お土産を持って会社へ出勤 すると同僚から大島が会社を首になったと 知らされ た大島が浮気していた女性は実は結婚詐欺 師で彼女にに騙され多額の金をねだられた 大島は会社の金を横領したのだと いうだがそれがバレて朝会解雇されたのだ そう だ女性は金を持って逃げ音信不通になった らしいしかしひどいやつ だやはり悪いことをすると自分に帰って くるんだ なそんなことになないように自分を信じて くれる人を裏切ったりしないように真摯に 誠実に生きていこうと 思うそれから半年後エレナと結婚式をあげ [音楽] たおめでとう相いい人に出会えて本当に 良かった な吉田課長ありがとうございます振り返っ てみればあの時吉田課長がトロント行を 提案してくれたからエレナに出会えたん です本当にありがとうございまし た いいやあの時のことは俺が提案したことだ が元はといえば不妊できる実力が君にあっ たからこそだ不真面目だったり実力のない 社員だったらどんな状況だろうと声をかけ たりはしなかっ たこれは君自身で掴んだ幸せだ よ式には上司の吉田課長やカナダからは ジェームズが奥さんと一緒に来てくれて たくさんの人に祝福してもらえ たa子に振られた時はこの世の終わりかと 思ったほどひどく落ち込み悲しんだが結果 的には別れてよかっ たおかげでエレナと再開できたのだ から今はとても幸せ だ この幸せがこのまま続くようまた真面目に 生きていこうと思って [音楽] いる