【感動☆厳選5本総集編】長年事務職だった俺が営業課へ異動し部長の商談に同行する。すると取引先の2代目社長が俺に「あなた何者ですか?」部長「先代社長とは大違いだw見る目がないw」→すると驚きの展開に朗読

【感動☆厳選5本総集編】長年事務職だった俺が営業課へ異動し部長の商談に同行する。すると取引先の2代目社長が俺に「あなた何者ですか?」部長「先代社長とは大違いだw見る目がないw」→すると驚きの展開に朗読



〜本日の総集編〜

①【感動する話】長年事務職だった俺が営業課へ異動し部長の商談に同行する。すると取引先の2代目社長が俺に「あなた何者ですか?」部長「先代社長とは大違いだw見る目がないw」→すると驚きの展開に【泣ける話朗読
(2024/2/15公開)

②【感動する話】中学卒業と共に渡米した俺。数年後、帰国した俺は中学生時代に俺を見下していた同級生とオフィスで再会するも突然コーヒーをぶっかけてきた。「ここは中卒が来る場所じゃないぞw」俺「クビねお前w」
(2023/12/10公開)

③【感動する話】出世とは縁が無かった俺が定年で最後の出勤日。普段から俺を見下し続けていた年下部長「お前が出世できなかったのはな…w」俺「え…」→すると見知らぬ紳士と現れた社長に年下部長が震え出し…【朗読
(2023/12/9公開)

④【感動する話】高卒で入社して15年間、田舎の地方支社で窓際社員の俺。本社から視察に来た年下美人上司に資料を渡すと「え?これあなたが作ったの?」→その後、全社員は驚愕し…【いい話・泣ける話・朗読】
(2023/12/7公開)

⑤【感動する話】会社の後輩にハメられクビになった俺。後日、憧れの美人上司が俺の住むアポートに来て「今からウチに来てw」「は?」→とんでもないことを言われ同棲した結果【いい話・泣ける話・朗読・有料級】
(2023/12/4公開)

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※登場する人物は仮名です。実在する人物とは一切関係ありません。
※ストーリーの流用や再編集したものなどを含め、無断転載は固く禁じております。
※このストーリーはフィクションです。

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田中さん開けないんです かアルミの扉を前にして動かない俺の後ろ から小さな声が投げられた息を吹きかける ば飛んでいってしまいそうなほどに 弱々しいその声はつい2ヶ月前までは大学 生だった吉田さんのものだ俺は扉のを握り ながらさんを 振り返る1ヶ月半前に新卒入社してきた 吉田さんは世話しない様子で扉と俺に交互 に視線を向けてい た俺と吉田さんが属する管理部は毎月2回 各部署へ経費申請の最速に回る1度目は 月末業務に追われる前の20日頃だ遅れ ないように忠告をする2度目はめを過ぎて も申請していない社員をリストアップし 個別に依頼をしていくのだ吉田さんが強く 握ったリストの束にはシができて いる営業部 怖いあまりにも吉田さんの視線があちこち 動き回っているから思わず聞いてしまった すると吉田さんはいえ怖いわけではともも 小さかった声をさらに小さくして しまう賑やかだなと思っただけ ですとうとう俯いた吉田さんに俺は何の 根拠もない大丈夫という一言を放っ た同じ会社の人間なんだよ同じ目標を持っ て動いているんだから協力し合えないわけ ない よ吉田さんを見ないで俺はサムズアップを 送るシノさんが 田中さんはいつか誰かに騙されてしまい そうなくらい純粋なんだって言っていまし たけどなんか分かったような気がし ます後ろから吉田さんの笑い声が聞こえて きた肩の力は抜けた らしい事務的な会話ばかりが飛び交う管理 部とは違い営業部はいつだって賑やかだ 世間話も営業スキルを磨く練習だと言って いたのは営業部長の松倉さん だ失礼し ますノックをすればアルミ扉特有の軽い音 がした俺は扉を開けて車内で1番広い フロア全体に響くほどの声を出した営業部 メンバーの視線が俺に 集まるもうそんな時期かとかやばい忘れて たと言った色とりどりの声がフロアの中で さていくその中でも一際大きく咲いたのは マクラ部長の汚な管理部の一声だった大学 時代はラグビー部のエースだったらしい 松倉部長は当時の体型を維持しているの だろう頼もしくも威圧的にも見える松倉 部長を前にして吉田さんが俺の後ろに 隠れるように体を縮めたのが分かった吉田 さんの気持ちは分かるは入して10年 ずっと管理部にいる普段接する機会が

少ないせいか松倉部長になれるまで3年は 必要だった今では表も裏もない発言をする 松倉部長に体育会計特有の長所を感じる ようになっ た根気強さだとか直属の後輩への異常生で の親心とか今だって松倉部長はフロアにう とする俺たちの前にまるで壁のように立ち はかっている可愛い部下たちが注意され ないように守っているつもりなの だろう世話しないゲシに毎日ご苦労だな ジムなんて誰でもできる仕事だろもっと 営業部に気を使ってもらえないもんか ねその音圧で紅にいたぐらいなら 吹き飛ばせてしまいそうなほどのマクラ 部長のの笑い声がフロアに響き 渡るそう思われるなら俺たちが来なくて いいように営業部のご指導よろしくお願い します ね俺は吉田さんの手から取り上げたリスト を松クラブ町へ渡すそして一礼してから 営業部のフロアを後にした営業部のフロア は5階にあるエレベーターが管理部の席が ある2階に下がるまで俺も吉田さんも一言 も発することはなかっ たあんな言い方嫌です ねエレベーターの扉が開いたところで吉田 さんが呟いた俺は開くボタンを押し続けて くれている吉田さんに釈をしてから通路へ 出て右へ曲がる管理部の席に近い入口は左 だエレベーターから降りて左手にあるのは 自動販売と小さな休憩 スペース何飲みたい吉田さんに問えば 小さな声ですみませんと返さ れるコーヒーは 飲める苦くなければじゃあカフェオレか 暑いくらいの缶を吉田さんに渡しすぐそば にあるソファーに腰かけた吉田さんも座る ように視線で促しても吉田さんはこともし ない何が嫌だった の缶のプルをあげれば安っぽいコーヒーの 香りがした乾いていた喉を潤している間に 吉田さんは何度視線を左右へ動かしていた だろうかそして吉田さんの瞳が一点に 定まる決心したように大きく息を吸って から顔をあげ た 最初は営業部に配属される予定だったん です知っていますかああうん知ってるよ ここ3年ほど新卒採用は俺が見てた からじゃあ私を管理部配属に変更して くださったのって田中さんだったんですか 俺はカを煽りながら頷く目を見開いている 吉田さんの顔がどんどんと赤くなっていく それは営業部じゃ私がやっていけないって 思ったからです

かというよりはタイミングかな管理部に空 があってそこに管理部に向いてそうな子が 来るとなれば配属を考え直すのは正当な 業務だと思うけど営業部が良かった の吉田さんのエントリーシートをなんとか 思い出す確か希と書かれていたはずだ面接 で話してみれば本人の自己分析通り事務 業務が向いているだろうと判断しただから こそ俺は松倉部長と吉田さんを取り合った のだ俺たちが在籍しているここ持月建設は 全国各地に視点がある各視点には事務社員 はいないパートとして雇っている事務員が いて俺たち管理部に書類を送っても 本で処理をする管理部にいる限り視点への 転勤はないしかし営業部に配属されれば 転勤の可能性は高い松倉部長は若い人材を 営業部に配属させたがる家庭を持っている かどうかは転勤を打する上で重要な判断 材料になる例年新卒採用はとりあえず営業 部に配属される営業は者を知る上で最も 適した部署だからだそれは俺も分かって いるでも今回は俺も譲れなかった年々事業 を拡大していく持月建設の管理部は増員を しないまま10年が経過していた10年 同じ席に座っている俺がまだ1番の若手な のだとはいえルーティン業務で給与の低い 管理部を希望する人はは少ない半ば諦めて いたところに吉田さんのエントリーシート を見つけたいつもの流の通り吉田さんの 希望なんて気にされることなく営業部に 取られてしまいそうになった去年の夏は 松倉部長と毎晩ミーティングルームで顔を 付き合わせていたそして松倉部長は管理部 にしては根性のあるやだと俺に賛の拍手を 送りつつ吉田さんのエントリーシートから 手を引いたのだそれが吉田さんにとっても いいことだと思っていた事務職10年俺の 勘が鈍っていたのかと吉田さんを見上げた タイミングで吉田さんがあのと話を続け た私本当に人と話すことが苦手なんですだ から管理部配属になったと通知をもらって 安心してしまったんです安心したらダメな の吉田さんが曖昧に頷い た管理部に選んでいただいて本当に 嬉しかったんです本当なら営業部に配属に なっていたかと思うと夜も眠れないくらい 不安になるし今だってあんなひどいこと 言われてすごい嫌なのに言い返せないです しそれはそうだよ 入して1か月半で松倉部長に言い返せる人 なんていないってでももし営業部に移動に なったら今の私のままではやめるしかない のでだったら最初から営業部で鍛えて いただいた方が良かったのかもしれない て吉田さんの声は語尾に向かうにつれて

小さくなる最後に私この会社でやって いける気がしませんとけたした俺は 立ち上がり吉田さんの肩に手を置い た営業部に行ったらフォローはできない けど管理部にいる限りは俺とか小野さん だって助けてあげることはできるからそれ にすぐには無理かもしれないけど管理部と 他の部署の風通しが良くなるように整備し てるところだから吉田さんが管理部の業務 になれる頃にはきをって仕事ができている よ吉田さんの涙に溜まっていた涙が引いて いくもうぬるくなってしまっているだろう カフェオレを強く握り吉田さんは笑顔で 頷い た営業部です か管理部の島先端にある管理部長の七瀬 さんが座る両袖デスクの隣で俺は喉を 鳴らした七瀬部長はな動きで眼鏡をあげて 断れなくてごめんねと柔らかそうな眉毛を 下げ た10年管理部にいた俺を営業部が欲し がるなんて思えないんです が松倉さんはね田中君がお気に入り みたいうーんと唸りながら七瀬部長がうれ た野さんはせっかく吉田さんが入してくれ たのにと赤た唇を大にらせている持月建設 の営業部は昔ながらの風習が消えていない と聞く効率家よりも根性と足が必要とされ ているらしいだからこそみんな経費申請を する暇もないのかもしれない業務に圧迫さ れていた日々から解放される兆しが見えて いたはずだったまさか今更管理部から外さ れると思わなかっ 本当にごめん ね俺よりも悲しそうに顔を歪める七瀬部長 に俺は返す言葉が見つけられ ない田中 さん弱々しく俺を呼ぶ声の方へ顔を向けれ ば七瀬部長に 負けじ魂じゃないと思う よ小野さんの隣で鈴木さんが事務的な声で みんなの視線を 集める田中君が営業部に行くことによって 管理部と営業部の風通しが良くなれば人員 補充よりもプラスの効果になるのではない です か鈴木さんの言葉に七瀬部長小のさ吉田 さんの表情が明るくなって いく田中君は営業部に渡す数字資料を作る ことも多かったからね松倉部長にもする ことなく話しかけられるし管理部から移動 するなら田中君が最適 でしょうパソコンのディスプレイから視線 を外すことなく鈴木さんが言う鈴木さんの 言葉に救われたのは部長や吉田さんだけ

じゃない俺の肩も軽くなった俺は七瀬部長 に頭を下げる管理部とか営業部とか武将 単位でじゃなくて会社が良くなるように 頑張ってきます遠くから青春だねと俺を ちゃかす小野さんの声が 聞こえる俺が営業部に行くからには経費 申請の最速なんてこさせません よ甘意気だなそんなうまく行くわけない じゃん俺も七瀬部長も吉田さんも理全員が 笑ったこの穏やかな空気を感じることも しばらくなくなるのかと思えば鼻の奥が つんと痛んだ気がし た当然のことだけれど社会人になってから 管理部一筋だった俺が営業部の即戦力に なれるわけがなかっ た今日で営業部に移動してきて1ヶ月に なるこの1ヶ月の間俺がしたことといえば すでに使われていた営業資料の修正と部署 の成績をまとめただけだ顧客名も特徴も 知っていた俺が知らないのはそういった 知識を生かす方法だった作成している営業 資料の自分の名前の隣に丸を書き込む時に 胸の辺りが重くなる気がし た営業部にとって数字が全てなのだという ことをしっかりと理解した1か月だっ た失礼し ます俺の席は営業部の出入口に1番近い 位置にある聞き覚えのある声がしたと思え ば扉の前で吉田さんが立ったまま固まって しまっていたああそっかそんな時期だ俺は デスクカレンダーを見て慌てて立ち上がる 吉田さんは経費申請の最速に来たのだ俺が 営業部に来たからにはなんて大見切って おいて経費申請のスケジュールを忘れて しまっていたごめん今すぐみんなに行って 回るから 田中吉田さんにかけよろとした俺の動きを 松倉部長の声が 止めるお前は今営業部だろう管理部の仕事 を手伝っている暇なんてあるの か俺はさっきまで自分が見ていたパソコン のディスプレイに視線を向けるそこには 今月の営業成績が並んでいた俺の名前の隣 に並ぶゼロを見れば松倉部長に返す言葉 なんてなくなって しまうほら それ松倉部長が分厚い手のひらを吉田さん に 向ける何を言われているのか理解でき なかったのだろう吉田さんが首をかげると リストだよいつも田中が俺に渡していた だろうがと笑っ たただ指導を待つだけじゃ社会人は務まら んぞ先輩の行動を見て学ぶんだはいすみ ませんそんな当たり前のことを言われんね

も気づいてほしいけどなよかったよ君を 営業部に取ってなく て吉田さんの瞳に涙が待っていく俺は松倉 部長の腕を引いてそれ以上言うと部長の 立場が悪くなってしまいますよとちゃかし た声になるように意識したすぐに松倉部長 の顔が滅ぶ いや最近の若い門とのコミュニケーション は難しい な豪快な笑い声を響かせながら松倉部長は デスクに戻っていく未だ立ち尽くしたまま のさんに俺は早く戻りなというだけで精 一杯だっ た吉田さんの姿が扉の向こうに消えたのを 確認してから俺は大きく息を吐いた膝の上 で拳を作るディスプレイに並んだ数字を 睨んだこのままじゃ管理部と営業部の間に ある壁はなくならない首を振り立ち上がっ た窓から差し込む太陽の光を浴びている 松倉部長の元へ 駆け寄る 部長部長が太い眉を上下に動かして俺を 見つめ た俺に営業を教えて ください全国トップクラスのホテル グループである高島ホテルの本社は都心 から外れた緑の多い場所にあった高島 ホテルが運営しているのはビジネスホテル やカプセルホテルなどの誰もが気軽に 泊まれるものではない結婚記念日や成人祝 などの特別な日に奮発して止まるような 高級感を売りにしている本社の建物から 放たれるオーラと威圧感に俺は思わず一歩 後ずさってしまっ たすごいよなこの素晴らしい建物を作った のが我が望月建設なんだ ぞ松倉部長は胸を張って高島ホテル本社を 見上げたここの社長が先月で完全引退した んだよ1台でここまで高島ホテルを大きく したんですよねおよく知ってるなと言って やりたいけどなうちの営業ではそれくらい の前準備は当たり前にしておいてもらわ ないと 困る持月建1番のであるホテルの本社を前 にしているからか松倉部長の笑い声は 控えめだ俺の肩に分厚い手を置いて行くか と低い声で囁いた松倉部長の瞳は鋭く目の 前のおかな建物を睨んでいた高島ホテルが 運営している宿泊施設は全国で8か所ある そのうちの4箇所を持月建設が事や管理を 任されている他の4箇所は仙台社長の 気まぐれで競合企業が担当した持月建設と しては今後の施設の建設すでに運営されて いる施設の管理も全て受注したいそのため には社長の座が受け継がれたタイミングで

の挨拶が必須だった受付で決めを済ませ 応接室へ向かう間で松倉部長は2代目社長 は娘だと俺に耳打ちしてきたもちろん俺は この情報をすでに仕入れていた仙台社長の 1人娘である高島恵さんが高島ホテルの2 代目社長 だ失礼いたし ます重そうな両開き扉を受付社員が開けて くれる遠くまでごくださりありがとう ござい ます扉の向こうで待っていたはかな大雪室 が似合う女性だっ た社長の高島です父からお話はお伺いして おりました本日はよろしくお願い申し上げ ます手本のようなおを見せてくれた恵さん は長い黒髪を耳にかけるよく見れば家畜な 瞳をしているが物越柔らかな口調と仕草の 中に紛れて全く気にならなかった 持建設営業部の松倉です同じく営業部の 田中 です部長に続き恵さんへ名刺を渡す恵さん は名刺を受け取るような簡単な動作でさえ 優雅だったまるで歴史ある舞台の一幕を見 ているような不思議な感覚を覚えてしまう ほど にただのご挨拶ではつまらないかと思い ますので 5分ほど何の形にもならなさそうな歓談を してから恵さんは松倉部長の顔をじっと 見つめそう言った恵さんが座るソファーと 松倉部長と俺が座っているソファーの間に はガラスのローテーブルがある恵さんは そこに資料の束を一殺ゆっくりと置い たこのテーブルを選んでくださったのもき さんとお聞きしましたねえ仙台社長が テーブルを変えたいとおっしゃっていたの で私 が松倉部長がずいと体を前に 傾ける恵さんは松倉部長が前傾した分体を 後ろに反らせたとても素敵だと思います 車内にも会社のイメージにもあっています しセンスを感じまし た表情1つ変えることなく恵さんを前に 一瞬だけ松倉部長の眉間にシが酔った いやあ若い方にセンスを褒めていただく ことなんてそうそうないですからね嬉しい ですよありがたく頂戴し ます松倉部長は頭を下げたけれど普段より も若干頭の位置が高いひやっと俺の背中に 何かが走った悪い予感というやつ だとんでもない社会に関しても建物に関し ても私は何も分かっていないも同然です ですからお2人のお知恵とお力をいただき たいの ですちえです

かさっきまで縁起らしく柔らいでいた松倉 部長の表情が真剣なものへ変わった松倉 部長の営業スイッチがオンになったの だろう恵さんの細い指が資料の表紙を めくっ たこちらの資料見ていただけます か恵さんが提示してきたのはホテルの売上 表だった準利益はもちろん乗っていない それどころかソリも書かれていない施設 ごとの特徴の下に個室や回数ごとの売上表 が続いて いる色々な視点で売上を分析しているん ですね 俺は数字を目で追いながら呟いていた無 意識だった個室ごとに記載された売上は 月別に分けられている冬や秋は高階層が 人気なのに対し春と夏は高階層の利用が 少ない低階層はどの季節も人気がなかっ たどの施設も満室になったことがないん ですねそうですねそういう売り方をいない ので低回層に2人部屋が多いのはなぜです かそこで俺はやっと俺を見ている2人の 視線に気がついたすごいですね 彼恵さんが見開いた目をまくら部長に 向ける部長は面白くなさそうに顔を歪めて まだまだ営業部に移動してきたばかりで何 も分かっていませんがと額を反かちで 脱ぐ営業部に来たばかりで資料も見てすぐ に意見を述べることができる数字を見る力 は大きな武器です ねそれでこの資料から何 を座り直した松クラ部町は早口で恵さんに 問う少し恵さんの動きと表情が止まった 落ち着かせていた口元で子を描きゆっくり と開いて いく部長に向いていた恵さんの体が俺の方 に 向く次の施設の建設について です恵さんの目が挑発的に釣り上げられた 突然飛び出してきた相談のチャンスに松倉 部長が繁価値を 握りしめる次の施設の計画が進んでいるん ですかええですが土地選びに難行してい まして土地ですか俺の問いに恵さんが浅く 頷いた高島ホテルは東京にある第一ホテル から始まりました関東関西九州に施設は ありますが北への進出はなせていません 向こうにはすでに地域に寝付いている施設 が数多くあることから計画が何度も中止さ れていましたが私が社長についたからには 成功させ たい北北海道ですか明確な土地は濁してい たけれど恵さんが提示してくれた資料を 見れば簡単に推測でき た九州の施設もありますが中部と関西地方

に建物が集中していますよね富山と群馬 長野関西でも兵庫と死が剛地帯が 多い俺が資料からから顔をあげると恵さん が肩をすめて 微笑む父は雪式が好きでした引退してこれ から毎年北海道の雪祭りに行くんだと 張り切ってい ます資料を片付けながら恵さんはデモと 表情に影を作っ たやはりいい土地はすでに埋まってしまっ ています盤を意識していない競合企業もい ますが高島ホテルはそうはきませ ん仙台もきっと同じことをおっしゃると 思いますですが勢いも大事ではない でしょうか仙台から会社を引き継いだ タイミングでの新ホテル建設の発表それが しかも今まで進出したことのなかった地域 となれば話題性は抜群ですよこういうのは スピード感も大事です から花荒く語る松クラブの営業トクに今度 は恵さんの眉間にしが よる他の協力企業様も同じことを おっしゃっていましたそれで大して調べも していない途中を進められまし た今日初めて恵さんの表情が動いた気がし たここまではどこか貼り付けたような 決まりきったような経営者の顔をしていた けれど今眉を下げたさんの顔には感情が 宿っている俺は乾いた喉を鳴らしてから口 を開い た建替えはどうです か松倉部長恵さんの視線がゆっくりと俺に 向け られる話題作りとして建替えをしてはどう でしょうかその間に土地を探して計画を 進めれば続け様に顧客を喜ばせるニュース を発表できるのではないでしょうかどこの 施設も建替えが必要になるほどの老朽化は 進んでいないと認識しています が恵さんの伸びていた姿勢が曲がる前傾 姿勢になって俺の話の続きを待っていた 建替えする理由は老朽化だけではありませ ん恵さんが橋に追いやっていた資料を俺は 引き寄せるどの施設も客数は落ちていませ ん でも売上は徐々にですが下がっている施設 を利用する客層が変化してきているのでは ないでしょうかですが1番安価な低階層は 人気がありませんよ家族だと泊まれない からです資料には10年前からの数字しか ありませんがそこでは高齢者の方が多かっ たのに対し最近はファミリーでのご利用も 増えていますよねそれなのに大部は公海層 にしか ないそれでは小さいお子様と一緒に泊まる

ことができない下の階に足音が響いて しまいますそのため中海層にお客様が 集まってしまうと私は予測しまし たつい勢いで話し始めてしまった意見も 述べていくにつれて我に帰ってきた俺の声 は語尾に向かいながら小さくなっていく ちらりとさんの様子を伺えばさっきよりも 大きく目を見開いて俺を見つめてい たそれでどう 考える突然投げられた低い声に俺は思わず 体を跳ねさせてしまった松倉部長は真剣に 俺を見つめていた えっと各会は無理でも低階層中階層高階層 のどこにでも2人部屋4人部屋大部屋を 作ることができればお客様の選択肢は 広がるのかな と俺は法を書きながら答える恵さんは呆然 としながらあなた何者ですかと呟い た大雪室を出る際に恵さんは次回の相談 から田中さんに主導していただくことは 可能でしょうか彼の意見をもっとお聞きし たいですと松倉部長に聞いていた高島 ホテルと持月建設の取引が始まったのは 25年前入社したてだった松倉部長が仙台 社長の元へ何度も通い受注を勝ち取った それ以降高島ホテルの営業担当は松倉部長 1人だったなんとなく居心地の悪い帰りの タクシーの中で松倉部長は仙台社長とは大 だ彼女は見る目がないと笑っていたもう 高島ホテル本社から遠く離れたというのに 松倉部長の笑い声には力がなかっ た田中今日は部長と一緒じゃないの か記者した営業部のメンバーから口々に声 をかけられる俺は今日何度目かわからない 資料が出来上がっていなくてという言い訳 を口にした営業は数字を取ってくるのが 仕事だぞシェリ作ってくれるのは助かる けどそれじゃ売上は出ないんだからな地方 転勤になっても知らない ぞ俺の背後を通りすぎながら管理部に帰り 先かと笑い声を投げられ たいっそ転勤したい よ俺は呟いてから小さく首を振るそして 出入り口にかけられたホワイトボードに 視線をを流した松倉部長は朝礼が終わって すぐに外出した記者は17時と書かれて いる松倉部長と高島ホテルの相談に行って から1週間松倉部長は俺を相談に誘うこと はなくなったいや俺が声をかけづらい 雰囲気を出しているのかもしれない帰りの タクシーで珍しく無駄な話ばかりをする 松倉部長の方は引きつって あんな表情をしている部長の隣にいるのは 辛かっ た田中外線1番あ

はい先輩が手をあげて俺を呼ぶ受を 持ち上げて俺の指が1の数字を押そうとし たところで高島ホテルの2代目からと着信 源が通知されたお電話変わりました営業部 田中です先日はありがとうございました 申し訳ありません急にお電話してしまい いえ えっと松倉は不在ですが私でよろしい でしょうか田中さんと話がしたかったので メールでも良かったのですがお2人の関係 を悪くさせたいわけではないの で思わず言葉を失った俺に受の向こうから 柔らかそうな笑い声が聞こえてきた 田中さんからお聞きしたご意見大変参考に させていただきましたしかし買ごとの部屋 を入れ替えるとなると大規模な工事が必要 となりますし休を余儀なくされてしまい ますどの施設も先まで予約が入ってしまっ ていますので現実的ではないと結論付け させていただきまし た丁寧な声で申し訳ありませんという恵 さんの表情はにイメージできる釣り上がっ た目尻を無理に下げさせて真剣な表情を 作り上げているのだろう分かりやすい謝罪 の顔だいえそんな私もとっさに出して しまったお話でしたのでむしろ私の拙い話 にわざわざお電話をいただき申し訳ないと いう かいえお電話をしたのは別 ですさっきまで声を出していたというのに 恵さんの声は途端に強く張った田中さんの 数字を読むお力はどこで培われたのかをお 聞きしたいのです俺いえ私のですかあんな 瞬時に他者の資料から数字の動きを把握さ れていましたね競合でもない別業師の資料 から顧客の流れをイメージして憶測でも 問題点を洗い出す荒削りでもとても営業に 慣れていない方だとは思えませんでした 望月建設さんには経営部という部署がある のでしょう か恵さんはどんどんと早口になっていく八 早になれない評価をされた俺の口元は意識 しても緩んで しまう私は管理部で事務職をしていました 事務職を経理部ですか理りも担当してい ましたけど弊社は経理人事処務の業務を1 つの部署で担っていますので経理専門では ありませんそこで営業資料を作成してい ましたので目が超えたのかもしれませ ん恵さんは小さな声でなるほどと言った そして数秒の沈黙を作ってからこれは提案 ですと声をたしたきっと受木の向こうの恵 さんの背筋も伸びた だろう私の友人になっていただけません か予想外の提案に俺が返す言葉を探して

いる間に恵さんは話を進めて しまうこれをbtubの会話にしてしまう にはもったいないと感じていますどちらに しろ企業秘密レベルの情報を他者に漏らす ことはできませんでもお互いが普段どの ように知識やスキルを得ているのか共有し ませんかちょうど同年代ですし有意義な 会話ができると予想してい ますそれは別に相談の場でも構わないので は恵さんの目的や思惑が分からない俺の声 も自然と潜められてしまうすると恵さんが 咳払いをして話をせいてしまい申し訳あり ませんと声を抑えたこれはホテル経営者 高島恵としての意見ではないんです一社員 としてあなたの成長と才能を応援したいと 思いまし た成長と 才能最初から営業部にいてそのお力が培っ たかは分かりません現に弊社の営業者は 長い間会社に貢献してくれていますが あなたと同じくらい数字が読める人間は そう多く 俯瞰的に会社の数字を見る力それは営業マ に必要なものなのに慢性的に人が足りてい ない部署ですからねなかなかその 落とし込みができないのが現状 です恵さんは声を落として急なご移動で 大変不安だったかと思いますでもどうか あなたに頑張ってほしいとそう告げてくれ た今度は俺が咳払いをしたまで丸めていた 背中は自然と伸びていく誰かからの声援と いうのはこんなにも力を持っているものな のかと驚いた瞳に溜まってきた涙をこぼさ ないように上を向い た私からも提案をしてよろしいでしょう か俺が営業部に移動になったのは夏の 始まりだった風は冷たくなっているし空気 は乾燥してきたが近づいているのを 感じる黒いコートを片手で持った部長が 帰ったぞとフロアに響く声を出したそして 俺の席に封筒を 置く契約取れた ぞ鼻の頭を赤くした松倉部長が置いた封筒 には高島ホテルと印字されている封筒から 出した契約書を確認するよすればホテルは 今後の建設や回収すでに運営されている 施設の管理をづき建設に一任するとそう 書かれてい たおめでとうござい ます俺は契約所を封筒に入れ立ち上がる 松倉部長に一礼すれば頭上からこれはお前 の数字だとしゃがれた声が降ってき たそんな俺は結局最初の挨拶に同行した だけで恵さんから聞いたなんだお前俺を 主任担当にしたままにしてくれと依頼した

らしいなぎり松倉部長の大きな瞳が俺を 見つめる持月建設1番の乗客だぞ何を考え ている俺たちから簡単に意見ができると 思っているのかしかも担当もお前にして くれと言ってきたというのにそれで俺の メツでも守ったつもり か営業部全員の視線が俺と部長に向けられ ているのを感じたどこかから部長の プライドへし折ってんじゃんとそう聞こえ た恵さんが気に入っていたのは田中だこれ はお前の数字だし次回の相談から俺は 外れる小さくため息をついた松倉部長の顔 はあの日タクシーで見たような無理やりな 笑を作っていた俺は大きく息を吸って 出せる限りの大声で営業を教えてください と叫ん だ俺は部長から学びたいことが山のように ありますだから部長が担当から外されては 困るんですでも営業の絵も知らないような 今の俺がついても邪魔にしかならないだ から高島ホテルの相談から外させてもらっ たん ですさっきまでさやかれていたいくつかの 声が止むいつもは賑やかな営業部のフロア に沈黙が充満し た俺は管理部一筋でしたいつも締め切りも ルールも守らない田所に行りを感じてい ました営業部への移動を受け入れたのも 管理部と田所の風通しをよくしたかった からですでも部長の相談に同行して恵さん から話を聞いて思い通りに業務を進められ ないのは管理部だけじゃなかったのだと 気づきました営業部の方が抱える プレッシャーや業務を理解できていなかっ た狭い世界で生きていたのは俺の方だっ たういた俺の顔が松倉部長の両手に挟ま れるそのまま顔を上げさせられ た意見を言う時はしっかりと相手の目を見 て だ俺は滲んできた目元をスーツの袖で脱ぐ そして松倉部長をしっかりと見据えたまま 息を吸っ た皆さんに管理部のことも知ってほしいで も俺も営業のことを知りたい夢物語だって 言われてもいい全員で会社をよくしていき たいん です言い切り俺は肩で息をするすると沈黙 の中に拍手の音が咲いて いく誤解していて悪かった な部長の分厚い手のひが俺の頭の上で23 回跳ねたさっきまでばっていた部長の顔に はいつもの豪快で豊かな笑顔が広がってい 田中資料 くれ俺は自分のカの中を確かめるその中 から北海道の地図を渡した部長の相談に

同行するのはこれで何度目だろうかもう 数えきれないほど営業マとしての部長を見 てきたホワイトボードの行き先の欄に高島 ホテル本社と書いたボードマーカーを置く と部長がそうだと口の横に手を添え た今日が経費申請の締め日だみんな忘れず にするように俺が戻ってきたらチェック するから な部長の声がフロアに響く営業部メンバー の反応はそれぞれ違うけれど部長の声かけ のおかげか営業部全体の意識が変わったの か吉田さんが営業部に顔を出すことは なくなったエレベーターホールで松倉部長 と並んで電光掲示板を 見上げるいよいよですね呟いた俺を一別し た部長がそうだなと渋い声で返して くれるジムが誰にでもできる仕事だなんて 言って悪かったお前が営業部を理解しよう としてくれたことに感謝して いる思いがけない一言に俺がが目を丸くし ているうちにエレベーターの扉が開いてい たよし行く ぞ先にエレベーターに乗り込んだ部長の 背中は強くて広い俺は深く頷いた後で部長 の後に続い た ああここは中卒が来る場所じゃないぞ小い 清掃員が堂々とうろうろするな 大都心のオフィスの ラウンジ少し派手めのスーツを着こなし嫌 みっぽい薄笑いを浮かべな癖つけてきた男 は中学時代の同級生石山直だった タブレットを片手に持ちながらもう一方の 手にはテイクアウトの コーヒー見るからにこのオフィスで働く そこそこ役職のある社員だとわかる人を 見下す態度やいちいちつっかかってくる ところはあの頃と全く変わってい ない話を聞いてたんならさっさと壁際の すみこに身を 潜める何の権限があってそんなこと言っ てるんだい石山は軽減な顔を俺に向けたか と思ったら急にドヤ顔でとんでもないこと をしてきた俺はここの証券会社の課長な わけだからここの風呂は一体は俺の領事で もあるせいんだろうがゴキブりだろうが俺 には出入りを許可する権限があるんだ よ石山がそう言うやいなや司会は一瞬何か に遮られたバシ あほら早く掃除しろよ バイト石山は片手に持っていたコーヒーを 俺にぶっかけたのだ 首ねお前はゴキブが何言ってん の中学時代の俺は石山にとっては確かに ゴキブのような存在だったあの頃は

ただただ奴の好き勝手に言われるがままさ れるがままだったからしかし今は違う俺が ここに至るまで 過去あの頃の俺には想像もできない出来事 が目し人生を変えていったそんな俺の過去 を少し振り返って みよう俺は父親の記憶というのがうっすら としか残っていない俺が5歳の時に遠くに 行ってしまったと母から聞いていた遠くに 行ってしまったという言い方で父が多した のだと悟ったただ腑に落ちないのは父の 葬儀の記憶が何もないことだ精神的に ショックを受けすぎて記憶でも失ったの だろうか思い出そうとするには5歳という 年齢は若すぎ た父がいた頃の思い出といえばクリスマス になるとたくさんの親戚が家に来て プレゼントシャワーだと言って俺が抱え きれないほどのプレゼントをくれたこと テーブルには甘いカラフルなお菓子が並び には大きな鳥の焼きが置いてあった小学校 に上がったばかりの頃ふとあのカラフルな お菓子を思い出し同じものを探したことが あったがどのお店に行ってみても見当たら なかっ た何でも流通する世の中になった頃それが 外国のお菓子だったということを知っ た俺にとって父の思い出は何かをした 思い出というより周りにあったものばかり がノりに焼きついてどんな人だったのかは 全く覚えていない母は写真すら飾らないの で父の記憶は限りなくゼロになってしまっ た俺は小学校に上がる前に遠くへ引っ越し をしたらしいおそらく父がいなくなって からのことでそれが原因だったかは分から ない飛行機に乗ったことは覚えているが 細かいことは覚えていない母に訪ねてみて も忘れちゃったわと言われるだけだった小 学校に上がった俺は嫌というほど母子家庭 であることを思い知らされた産官に来る 父親運動会に夫婦で観覧に来る家庭同級生 たちの父の日の絵家族の絵 作分みんなが持っているのに うちだけが持っていない 存在学校で何か行事があるたびに俺には 父親がいないのだと実感するのだっ た嫌みを言うやもいたお前んち母子家庭な んだって と星家庭ね意味分かってる気にせず堂々と 対応すると連中は必ず見下した返しを するってことだろと我が家は母子家庭でも 貧乏というわけではなかった裕福とは 程遠い生活だったが生活に困ったことが ないからだ母は正社員で働いていたので 給料はそこそこもらっていたようだそれで

も慎重な母は今後の備えにと口癖のように 節約した服はいつもボロボロに穴が開い たり破れるか中が七になるほどサイズ アウトするかそこまでにならないと慎重し てくれなかった忙しくて買いに行けなかっ たのもある がそういう事情でボロ服ばかり来ていた俺 が周りから貧乏だと言われるのも仕方が ない母の険悪ぶりは相当だったので俺たち が住んでいたのはまさにボロアパートじて お風呂つきの部屋だったが隙間がひどく冬 の はまるで 屋外古い式だったせいかシャワーの水が 温かくなるのに時間を用した母はコスパが 悪いと言って早々に家の風呂を見限り戦闘 がいにシフトお湯になるまでの水道台と ガス台が戦闘台より高くつくとリロ生前と 語る母さらに近所の戦闘には回数券があり 2回分無料で利用できるのも いいお風呂掃除しなくて済むしねと言い 戦闘の出費は合理的だと判断し た週に1度だけ牛乳を買ってくれたそれが とても嬉しかった俺のことを大事に思って くれていると感じられた からそういえば食べるものだけは十分に 与えてくれていた気がする溢れるほどの 料理が並ぶ食卓で毎日腹いっぱいご飯を 食べていた給食費の滞納も1度もないし 支払い関係での遅れもないランドセルも 買ってもらえたし修学旅行にも行けた生活 は貧しい方に寄っていたけど自分は恵まれ ていると感じられた度々からかってくる 同級生はいた がこいつは母ちゃんと戦闘言ってるんだぜ いに風呂ないのかよど貧乏じゃん俺はどう でもいい戯れ言は無視を決め込むそうする とますます貧乏のレッテルがついたそれで も構わなかった母との生活は楽しかった から小学生時代を貧乏と言われて過ごし 中学でもそれを継承することに小学校の時 は一部がからかってくるだけで特に実害も なく過ごせていたのだが中学に入るとそれ がガラっと変わってしまっ たあいつのせい で石山直俺をゴキブ扱いする嫌なやつ石山 とは中学入学から3年間同じクラスで奴と の因縁は入学初日から始まった教室の席順 は出席番号順に並んでおり石山が3番俺が 4番の順石山は席についていても落ち着き がなく椅子を斜めに揺らしながら座り俺の 机に肘を置くその体勢で遠くの席の自分の 友達と大声で会話を 繰り広げるお前さ小学校の時のあだ名また 使っ

ていやそれは ちょっとなる ちゃん石山が叫ぶと周りのクラスメート たちはクスクス笑い始め言われた子を俯い たなるちゃんは小6の時にカにお人形を 入れてきまし た聞かれてもいないのにあだ名の由来を 語りだす目立ちたがりやお人形の名前は メルちゃんでこいつの名前はなるきだから なるちゃん ねクラス中がなるほどというような態度で 今度はは声に出して笑い出すああれは妹が 勝手に俺のカに入れて気づかないで学校に 来ちゃったからはい わか後からならなんとでも言い ます気まずそにしているナルキを見て俺は 苛立ちが頂点に達し た俺の席に肘を置くのやめてくれるあとさ 嫌がってるよね友達 入学早々石山やクラスの雰囲気に俺が感じ たのは不そのもはお前誰どしから来た うん石山は俺の学welをまじまじと見て さっきまで怒っていたのに急にうら わる学どこで買ったの古く念でもしたのか な新品に身よに母が立てたものの確かに俺 の学は下がり母の職場の人の息子さんの 制服をいただきボタンを新品に付け替えた だけ体操儀で過ごすことが多い息子さん だったようで制服の状態はとても良くほぼ 新品同様だった古臭いと言われた要因は おそらく記事だろう今年から制服記事が 変わったのだだ前年度まではウール 100%だったのが今年から選択可能な 記事に変更になった新旧どちらを着ても 学校としては問題ないが見た目や艶感が 少し違って見えて しまうウール100で品質は君のよりいい ものだよ上質なものは長持ちするからね 確かにお下がりを着てるけど馬鹿にされる 覚えはない な石山はマウントを取られたと勘違いし彼 のプライドを傷つけた俺を適しこれが各室 の始まりとなったのだった石山は俺の貧乏 要素を見つけては攻撃してくるようになる その頃母は残業で夜遅くまで働いていたの で中学時代の弁当はいつも勾配のパンだっ た石山はそんなことにも目をつけて からかってくるあと貧乏君は今日もパン ですか割引シールついてないけど買金あっ た な俺はひたすら無視を決め込み石山は俺の 席の机の足を蹴っていく石山はクラスでは ボス的存在で周りは皆彼に追従した小学校 の時は多少からかわれる程度だったのが 中学になると毎日貧乏と言われ見下された

なあ貧乏貧乏って4文字使うのも面倒だ からお前今から号き な名前ではなく俺を貧乏と呼んでいた 石山くだらなすぎて無視をして放っておい たのだがごきの意味分かる 人そうごき 正解クラス10が新しくつけられた俺のに 笑い声をあげた中にはやめなようと止める ものもいたがうるさいと言われ黙って しまうこんなことに付き合っていられない ので言われるがまま放っておいたその 繰り返しの3年間だったが中3の夏急に 降りかかってきた 不幸ずっと働き盛りだった母が突然倒れた 幸い命に関わるほど重症化はしていないが 一生の病を抱えることになってしまった 母カが原因だったのだろう母は糖尿病に なってしまっ た1ヶ月入院しての治療生活を経て隊員後 は病気と付き合いながらの 人生食事前後で血糖地を調べ食前に インスリン注射を打つ日々急な低血糖に 備えて武道刀のタブレットを持ち歩く日々 母はコンサルタント会社の営業として あちこち飛び回りながら仕事をしていたが そういう働き方ができなくなり総務部へ 移動し事務職へ変わっ た加減を忘れてたわねでも大丈夫お給料は 十分稼いだから事務職の給料でも生活は何 も変わらないから ね母は病で俺を安心させようと元気に 振る舞ったしかし事務職すらできない事態 と なるアメリカの大手投資銀行が経営破綻し 世界的金融危機が訪れたのだ母の務める コンサルタント会社は外し系でその煽りを もに受けてしまい大規模なリストラを余儀 なくされ母は状況を読んでら退職願いを 出し た自主退職だと退職金を倍笑え るっていうか今までの蓄えもあるから 大丈夫 退院して復帰しようという時期に起きた 不興の波母はいつもの強い笑顔で俺が逆に 励まされてしまっ た俺はこの時痛感した今までどれだけ母 からが元気をもらってきたか父がいなく なって女で1つで働きながら俺を育てるの はものすごい苦労だったと 思うそれでも母は岩根を吐いたことなど なく契約すら合理性を追求し楽しんでいる ようだった恵まれていると感じられる くらいお腹いっぱいご飯を食べさせてくれ た母がいつも元気だったのでそれが普通な のだと思い込んでい

たこんな状況でも笑いながら俺を励ます母 を見て気づいてしまったんだ母は常に大路 を立たれた状態だったのだと頑張るしか道 がなかったの だ今までの自分の甘さを知った俺は決意を 固める次は俺が母の役割と交代しようと 季節は紅葉が街路樹を 彩り頬が冷たく刺す風は秋の終わりを 告げる冬が近づこうとしていたつまり高校 受験が目前に迫っているという こと俺は高校には進学せず働くつもりだ 学校のことは何にも心配いらないよ学保険 にも入ってるし貯金もあるしそのために ケチケチやってたんだから弘樹の心配する ことなんてない よ俺の決意を察ししたかのように母は進学 を進めてきた母さんはこれからは通院生活 になるだろう今度は俺が働くから治療に 専念し て高校へは行かない意志を示すと母は怖い 顔をしてきた母さんの話聞いてたお金はあ るって言ったでしょう大学まで卒業して おけばその後いくらでも稼げるんだから そうなったら恩返しでも何でもして ちょうだい治療に千年も何もたまに検査し て食前に駐車するだけだし外で働けない ほど重症じゃないの母さんの糖尿 は母さんにすごまれたがそんなことで 引き下がる俺ではない 俺が働きたいんだよ学校なんて嫌なやしか いないいっさ何あんた学校で嫌なことでも ある のそうじゃなくて幼稚なやが多いから独学 した方がましって ことふ石山どことを思い出してしまったが あいつのことは全く関係ないどうせ高校も 違うところを受けるだろうし中学卒業と共 に顔を見ることもなく だろ母が変なりをしてきたので一旦話を 中断した俺は母に内緒で学校の担任の先生 と就職の方向で話を進めた先生も色々と 就職先などのアドバイスをくれたものの原 俺もお前のお母さんと同じ意見だ成績が いいから希望の学校に行けるだろう今すぐ 生活の支えというのでなければ将来学費を お母さんに返せばいいその方が親高校って こともあるんだ よ先生も固くに進学を進めるのだった宿代 を浮かせるために勉強を頑張り結果いい 成績を納めることができたのは嬉しいだが それが進路の足かせになると はなんとかして就職できないかを考えた ただ学校の推薦だったり仲介がないと中卒 で就職先を見つけるのは大変だ一家を 支えるだけの収入を得なければ意味がない

し先生の支援なしではいい就職先と縁を 結ぶことは 難しいそんな悩みと着々と迫る高校入手を 前に焦りを感じていた冬休み直前の12月 も 半ばと山を完全に決別させる出来事が起き た担任の先生が俺の進路の話を無謀日にも 廊下で話してしまったことがほったんだ 原いい話が ある先生は片手に高校のパンフレットを 持って廊下で俺を見つけるなり駆け寄って き たシリ子なんだが独自の小学金制度があっ てなお前の成績なら全額免除も狙える だろう家からも近いから自転車を使えば 交通費もさほどかからないで済む推薦入手 だが推薦上は校長がすでに乗りきたどうだ 失言してみない かここまでしてくれる先生に感謝で胸が いっぱいになったただお金のことも心配で はあるが俺はもう独り立ちをしたいと固く に思っている誰かのほかで安全に暮らすの ではなく自分の力で生きていこうと決意し たんだ早く1人前になって母さんを支え たいん だ思い上がりだったと今では思う先生 ありがたいお話ですが俺高校には進学し ません おらそんなこと言うなそこに会話を聞いて いた石山が急にできた先生こいつん貧乏だ から高校なんて行けませんよ小原は小学金 でも行けるから金の心配はないそれにお前 が口出すことじゃないぞ 石山今回に限っては石山が話の邪魔をして きたことが高都合だったその場をそくさと 去ろうとしたちょうどその時 ドン大きな音がしたと思ったら石山が近く のロッカーのドアを激しく叩いた伊山何 考えてるんだ 原お前のそういうところが気に入らねえん だよまだ話途中だろうがよ何しかとして 去ってんだ よ俺には石山が急に月光した理由が全く わからなかった石山は止に入る先生を 振り払い俺の胸ぐらを掴み すごむお前の母ちゃんリストラされたって な仕事のできない病人なんてお荷物だもん なせいぜいお前がおこしろよなんなら今 すぐ学校辞めて働いたらどう だ俺自身のことを悪く言われるのは構わ ないだが母を侮辱するようなこと はびと足りとも許さ ない 石山 お前

選べよ俺は石山の腕をわしづかみにして爪 を立て俺の胸ぐらを持ち上げていた奴の手 を剥がしたその瞬間に先生が間に入り喧嘩 両売で俺たちは各々注意を受けたお互いに 睨み合いながら先生に言われるがまま教室 に戻った遠くの席から睨む視線を感じたが 構うことなく奴を視界から消したそれ以降 なぜかあいつは絡んでこなくなり代わりに 俺の存在をないものとして扱っ た小原この問題を解いて くれ先生が授業中に俺をさすと先生俺が 答えますとなぜか割り込んできたり俺の 名前が呼ばれるたびに規制を発したり俺に 話しかけてくるクラスメートには壁に話 すんなと言って 引き離す相変わらず幼稚なことばかりする ので俺も奴のことは考えないことにした こうして俺たちの関係は決定的に亀裂が 入ったのだっ た冬休みに入り嫌な奴の顔も見ないで住み 俺の心はかなり穏やかになったしかし悩み が解決したわけではなく新学期には高校へ 出をしなくてはなら ない私は働けるし働くのが好きだから あんたは学校に行きなさいもう少ししたら 母さんも就職先を探す から母は俺の意を一周した俺は働きたいん だよ学校なんて言っても意味ないから さあんたが人生を判断するには馬鹿すぎる 今は無駄だと思っても後になってわかる から学校に行っておけばよかったってに なって後悔しても遅いんだ よ後悔する要素なんて俺には1つもない 堂々巡りの会話にも疲れてきた頃晴天の 霹靂のような出来事が 起こる新学機投稿することはなかった結果 高校受験もしなかった俺は中学卒業を待た ずしてこの町を離れることになってしまっ たのだ 新年が開けて正月参画日も過ぎた頃珍しく 家に客人が来たいや迎えに行ったというの が正しいか客人が来るというので母に言わ れるがまま迎えに行くための支度をした 防寒議をまり遠い場所だからというので 水筒と小腹が空いた時のためのお菓子も 良いかなり長い時間電車にられりいたのは 国際空港だっ た待ち合わせをして迎え入れたのはすらっ と背の高い母と同い年くらいの男性男性は なぜか優しそうな顔で俺を見つめ急に 抱きしめてきたちょっとまだ話してないん だ から母は妙に動揺している話してないって 何 だろう再婚したいてことなのだろう

か別にそういうことなら反対しないの に男性は俺から離れると今度は急に頭を 下げてすまなかったと謝ってくる展開に 全くついていけないまま母の顔を見て説明 を 置こうお父さんよ え声が出なかっ たしばらくアとした後誰のと聞いてしまう ほど混乱した俺だからあなたのお父さんあ 再婚したいって話かな俺は少し冷静になり 話の内容を察し た大原弘樹です母がお世話になっており ます男性に自己紹介をし深深と頭を下げる と母は眉間にしを寄せ怒って いるそれを見て男性は大笑いしながら自己 紹介をしてきた小原大治です妻がお世話に なっており ます男性の名前に俺は率しそうになった どういう ことこの人は小心正明のあなたのお父さん 再婚でもなんでもなくお父さんな の母はどうしてそんな解釈になるのと閣下 しながら説明した母さんも言葉が少ない から昔から変わってない な大らかに笑いながら僕の父という人は共 に我が家へ向かった電車の中では特に何の 説明もなく俺も家で話を聞くつもりで黙っ ていた父は亡くなったのではなくいなく なってしまっていたのか父が生きていて くれたのは心の底から嬉しかっただがその 反面父が自ら姿を消したという事実に 少なからず傷つき複雑な思いが湧い た父は母と俺を一時は捨てたのだとどうし ても考えて しまう浮かない顔でキロにつき自宅に到着 して父が家に 入る数時間開けただけなのにフルアパート の部屋はこえるように寒くもすぐには聞か ない上着のままこたに入る俺と父母さんは 台所でお湯を沸かして いる弘樹が5歳の時父さんの会社は大 ピンチでねとんでもない借金を抱えたんだ 父さんは社長だったから当時そのことで とても大変で ね父はゆっくりと当時の話を始めた仕事が とはいえ気は晴れない大変だからって俺 たちの前から消える なんて15歳の俺には大人の事情を理解し て現実を受け入れるのは難しかっ た父さんは母さんと弘樹を守ったの よ台所から母さんがフォローを入れてきた 俺の浮かない顔に気がついたかのよう にさんは責任を劣るために1人でたくさん の借金を背負ったのよそんな父さんと一緒 に暮らしていたら私たちまで借金に追われ

た生活に なる父さんの会社は有名な会社でもあった からマスコミなんかも家に押し寄せてきて たしとても母さんや弘樹が安心して 暮らせるような状況じゃなかったの よそうだったん だ母の言葉でやっと少し気持ちが落ち着い た母さんも仕事は持っていたから日本の 系列会社に転勤できたんだ日本はアメリカ より治安がいいから星家庭でも安心だと 思って ね 日本そういえば今日父はアメリカから来 たって言ってた な弘樹は5歳までアメリカに住んでいたの よ父さんはアメリカで会社経営をしていた の そうか俺の記憶には忙しかった父はおらず 代わりに華やかな海外の暮らしがあった あのクリスマスのたくさんのプレゼントも 珍しいお菓子もアメリカ生活の記憶だった の か父がいなくなった経緯は理解できた そして今俺たち親子の前に戻ってきたのは 俺と母をアメリカに呼び戻すため父はこの 10年で会社を立て直し参加の会社を 合同会社にして統合そのことによって サービスの幅が広がりリスク分散もできた ので安定した経営になった会社規模が 大きくなったことによって常に人でも 欲しいという 状況気が早いんだが弘樹俺の仕事の手伝い をしてみない か急な話に驚いた俺のを知ってそんなこと を簡単に言うのか10年間もほったらかし にして都合のいい時だけ必要だ なんて俺はまた気持ちが沈ん だ父さん 母さんからずっと弘樹のことは聞いていた 実は何度か帰国したこともあったんだよ 弘樹の運動会や発表会も実は遠くで見てい たんだこれからは 母さんと2人でお前を育てたいと思って いる まさか父さんが俺のことを定期的に見に来 ていたなんて俺はこれまでの話の中で一番 驚い たそれにアメリカは日本と違って弘樹次第 では飛び級もできるんだし早く働きたいん だったら早く卒業すればいいだけの 話この日たった1日で人生が180度 変わってしまっ た秘密裏に母が着々と渡米準備をしていた ため冬休みが終わるのと同時に俺は渡米し た中学に席は置いていたので3月に俺は

中学卒業を無事に果たす先生がアメリカ まで卒業少々をメッセージ付きで送って くれ た一緒に卒業識を迎えられず寂しいが小原 のこれからの活躍を応援し てる先生と最後に顔を合わせたのは学校に 自分の荷物を取りに行った冬休み 嬉しそうに俺を送り出してくれ少し涙ぐん でもい たいい先生と出会えたと 思うもう1つ気がかりだった嫌なやとも 2度と顔を合わせなくて済むと思うと節生 した気持ちになりこの先の未来が善とよよ に感じ たそれからの人生は大忙して目が回るよう だった渡米してからはもうスピードで勉強 することになった英語に限らず社会学経営 学数学ありとあらゆる勉強を詰め込んだ アメリカのハイスクール大学大学院と進み 早く働くところかMBAまで取らされた しかし実際のところは正社員としての デビューが遅れただけ俺はハイスクール 時代からアルバイトを始め様々な触手を 経験した父の会社とは全く関係なく ドラッグストアやファストフード新聞配達 大学生の時は企業のインターンとして金融 関係人材系テレビ局なども経験した 大学院生になるとMBA取得のためやっと 勉強に専念し最短で合格卒業後晴れて父の 会社に入社かと思いきや就職先は父の会社 の清掃員の バイト雇用主は父の会社ではなく清掃院 派遣の会社だまずは内側をよく見ておく ことだ会社の本質というのは環境に なそれにこの先お前が役職好きになったと しても決して偉くなってはいけない初心を 焼きつけるためにも1年間心を込めて清掃 し なさいそう言って父は俺を1年間清掃員と して働かせたあれから10数年過ぎた今で も清掃員時代のことは頭に焼きついて離れ ない内の至るとこをに掃除をしていると 会社の全貌が面白いくらいに見えてくる 清掃員を空気だと思ってか無防備に立ち話 する社員たち一見くだらないように思う 世間話にとんでもない社内の滅びを 見つけることも清掃員を邪険にする部署は チームワークも成績も悪かったり生員の 出る幕がないほど清潔な部署は社を牽引 する実績を出していたり俺が清掃中に 見聞きしたことは全て父に報告し父は迅速 に対応したそれでいくつかのリスクを潰す こともでき車内環境と比例して社全体の 成績も底上げされたそういうこともあって 俺は今でも定期的に社の清掃をする

オフィスにいては見えないものが見えるし 初心に戻ることができるのもいい新卒で 清掃員のアルバイトを経て2年目に ようやく父の会社に入社他の学生と同じ ように就職試験を受け幾度となく行われる 面接にパスし採用されたあっというまに 月日が立ち俺も30歳半ばになる今年 ついに俺は日本の死者にA店20年ぶりの 日本 だ日本死者に不妊して数ヶ月引き継ぎや 諸々の俺の仕事も人段落した清掃の仕事を するにはちょうどいい頃相かな俺は清掃員 の服に着替え日本死者のビル清掃を始めた ちょうどラウンジの清掃に入った時こちら をじっと睨む 視線タイトなスーツをパリッと着こなし 多少派手なデザインではあるが片手に タブレットを持って堂々と立つ姿はそれ なりの役職のものだろうと一目で分かる もう片にはテイクアウトのコーヒー そして一瞬で思い出せるほど見覚えのある 顔あの高満ちな顔は忘れもし ないおいおいここは中卒が来る場所じゃ ないぞ小汚い清掃員が堂々とうろうろする な よ中学時代の影をそのまま残しなくせつけ てきたのは石山直だった人を見下す態度や いちいちつっかかってくるところはあの頃 と全く変わってい ない話を聞いてたんならさっさと姿消せよ ゴキブがうろついていい場所じゃないんだ よ何の権限があってそんなことを言ってる んだ い清掃員の格好をした俺に強気に出られる とは石山も予想していなかった だろう奴は無きになって俺にマウントを 取って くる俺はここの証券会社の課長なわけだ からこの風呂は一体は俺の領域でもある せいんだろうがゴキブだろうが俺には 出入りを許可する権限があるんだよそう 言うやいなよ石山は片手に持っていた コーヒーをかけてきたパシャ あつおら早く掃除しろよ バイト俺は間髪入れず石山に事例を出す首 ねお前はゴキブは何言ってん の新卒1年目に清掃員のバトをしたのは今 この時のためだったのではないだろうか そう思ってしまいそうなほど手っ取り早く 石山はボローを出したアメリカ本社でも 清掃員を見下す社員は長く会社にはい なかったさすがにコーヒーをぶっかける ようなブレもはいなかった が君自分の勤めてる会社の名前言える馬鹿 にしてんのか俺は課長だぞ会し系でも屈し

の証券会社クラクを原証券の あ原そうカカ表記なので日本人の名前だと 気づかれにくいのだが社名にある小原は俺 の苗字である小原の読みだ元々は小原 コンサルティングの社名でアメリカで父方 の祖父が立ち上げた会社だった日経 アメリカ人の祖父はアメリカで生まれ育ち 祖父の実家の会計事務所を初めは受け継い でいた手事業展開したソフは会計会社を 参加にしコンサルティング会社を設立父は 祖父のコンサルティング会社の系列の 証券会社を引き継いだしかしその数年後に 祖父が病気で 救世父は証券会社を当面は副社長に任せ コンサル会社の方を受け継ぐことになった 当時祖父の会社は全て株式会社で株主にお 伺いを立てながら経営をした相手企業が急 成長する時代にコンサルの需要が高まって いたことも確かだそこに目をつけた株主 たちの主張で父の会社は大量の人在採用を 行ったのだ人を増やしIT企業を ターゲットにして契約件数も増やしていく 一時はそれでかなりの黒10を出したが数 年後にはそれが仇となる事態が 起きるIT産業の正常が飽和してくると 次第に株価も暴落し業界自体がしに コンサル契約していた会社の約半数が解約 人材幼女から大規模なリストラを 決行父の会社は退職金支払いのために多額 の借金を背負いリストラによる社員からの 訴訟も起きその費用が上乗せされ対応にも 追われたそれが父の大ピンチで あるその後父は何とかして会社を立て直し 株式会社を合同会社に 変更株主にとわれることがなくなり自社 決済ができることで経営は円滑か参加に あった証券会社会計事務所は全て コンサルティング会社に包したその家庭で 経営がうまくいっていた証券会社の副社長 のクラーク氏を共同経営者に 抜擢父は社名をクラーク小原に変え新たな 事業展開をどんどん進めていったそして今 や外資系屈しのコンサル会社となっ たここの証券会社を統括しているのは クラーク小原コンサルティングだよ 俺は今年から就任した日本死者社長だ定期 的に車内の清掃をするのがポリシュでね 丁寧に掃除してみるとこうやって海が出て くるもんなんだ よ石山の顔がみるみると歪んでいく反論 しよにも言葉が出ない様子だ憎まれ口で 終わらせておけばよかったのに熱い コーヒーをかけるなんて俺が火傷や怪我を 追っていたら刑事訴訟できる案件だからね そういう人材を社に置いては置けない朝会

解雇だよいつの間にか俺たちの周りには 人だかりができていた俺は秘書に連れられ てその場を去った背後から悔しそうな石山 の声が響くこんな形で石山と再開しまたし ても決別するとは思ってもなかったそれも これもこの年になっても全く成長しないや に問題があるのだがしかし今度こそ2度と 会うことはないだろうあいつもいい加減 懲りたはずだそう思って石山直人という 人間を忘れようとした頃彼は退職する前に 死者長室の俺を尋ねてきた言っておくが俺 はお前みたいなコはない実力でクラーク 小原に入社したんだ高校受験だってお前 みたいに先生にエコひきされてなかった から俺は自力でお前が行くはずだった私立 高校に受かったんだその後も必死で大学に 受かって就職も決めた課長職になるのだっ て血のにじむような努力の結果だったそれ をお前はたがコーヒー1杯で無にしてくれ たんだよとんでもない言いがかり だコーヒー1杯で人生を棒に振ったんだろ 自分自身の手 で俺が呆れて言い返したのでまた怒りを ぶつけてくるだろうと思ったが石山は 珍しく穏やかだっったまそれもそうだな 後悔はしてない俺はお前の顔も見たくない からな首になって生生したくらいだだが1 つだけお前に責任を取らせたい俺を解雇に した責任を などこまでも傲慢なやつだがこの時すでに 石山に道場の気持ちが芽生えていた単に 意地悪い嫌なやとして見てなかったが彼が 昔からそんなに努力していたとは元々避け ていたので石山が中学時代に普段どうして いたかなんて気にも止めなかった影ながら 一生懸命勉強していたのならあの時廊下で 先生と進路の話をした時あんなに石山が 起こったのは今になってやっと理解できた 石山の志望校に俺が安々と合格を約束され あさえ興味ない態度まで取ったのだから よほど彼の自尊心を傷つけたの だろう年の思いが積もり積もってこんな人 になってからも俺に絡んだの か何でも言ってみろできることなら する仕事を斡旋してくれ俺は目が天になっ た解雇してきた雇用主に仕事を頼むなんて いやなかなか根性のあるやつだただだから と言ってこの男の人格を完全に信頼する ことはでき ないちなみにこないだをかけてこなくても いずれ君はこういう運命になっただろう それは君の人柄の問題だ我が者は信頼関係 を最も大切にしているちょっと気に入ら ないからと言って人を見下すような発言や 言動をしてしまうそんな人を信じて頼りに

はでき ない石山の気持ちを聞いて少しは道場した が会社はボランティアでやっているわけ じゃない関係を穏かに築できない人を会社 に置いておくわけにはいか ないそうだいやわかった斡旋しよう君に ぴったりのとびっきりの仕事 だ1ヶ月後会社のラウンジに見慣れた顔が もう2度と顔を合わすことはないだろうと 思っていたのに思いの他付き合いが長く なってしまったなお疲れ様ですご苦労様上 の風呂はすごく綺麗だったよ俺はあそこ まで窓ガラスを綺麗に吹けないな今度こを 教えてくれ よ石山は清掃員としてこのビルで仕事して いる俺が斡旋したのは清掃会社の仕事だ 清掃の仕事を通して石山も何か学んで くれるといいそうすれば努力家の彼のこと だ自力で最終職先も見つけることだろう父 からテレビ電話が なる日本死者でのこと聞いたよ弘樹の同級 生なんだってその流れで清掃員を進める なんてさすが弘樹だ掃除は仕事の本質だ から なそろそろ本社の時期社長のポストも なんて気の早い話をして くるまだ日本者に来たばかりだ から確かに父もかなりおいては来ている母 も白髪が増えたまだまだ2人とも元気では いるがいずれ俺はアメリカに戻ることに なる だろう父さんも母さんもまだまだ若い つもりで元気でいてよ ねふと窓の外を見ると白い雪が待ってい た父が急に現れた15歳の冬を思い出した あの日を木にカラっと変わった 人生母の代わりに働こうと思ったあの 頃結局母の病気の治療や暮らしを支えたの は俺ではなく父だった母に恩返しはでき なかったけれどその分母が俺にしてくれた ように今度は俺が父と母に元気を与えけた と思って いるヒラ社員で定年退職かよみともねえの お前が出世できなかったのは な出世とは縁がなかった俺の定年退職日 当日いつも俺を見下していた年下部長の 波月がいつものように朝昇するこの時俺が 出世できなかったのは 全て波月の仕業だったと知ったえなんで そんなこと を愕然とする俺の元に見知らぬ紳士と社長 が現れたさっきまで俺を見下していた波 WHOの表情がいぺ周りの同僚たちも驚い た様子で騒いでいる社長が連れてきた紳士 は一体誰なの

か俺の名前は京塚 正義来月には定年退職を控えている俺は 高校卒業後から定年まで不動産会社での 仕事を務め上げた今でこそ大卒者が増えて いるが俺が若い頃は大卒者が少なかった 高卒でも就職できる会社が多かったし入社 早々難しい業務を任されることもあったも だ社会人経験が一切ないにも関わらずお客 様への対応を任され悪戦苦闘少々のブレイ を働いてしまったこともあったがお客様は 笑顔で許してくれた君はまだ若いんだから 気にしなくていいよこれから仕事ができる ようになっていけばいい さお客様の言葉に救われながら 一生懸命仕事を覚えたものだ俺が30歳を 過ぎた頃からだろうかうちの会社に入って くる新人は皆短大や大学を出ているもの ばかりになったその中でも一際目立ってい た新入社員がいた彼の名前は口 慎介一流大学の大学院を卒業し博士家庭を 得ていた 彼の入社当時周りの同僚たちが様々な憶測 を口にしていたものだ大学院の拍手家庭を 卒業したのならもっと給料がいい会社に 就職できただろういやいくら工学歴でも 27歳で大学院を卒業したんだろうそれ まで学生として遊んでたわけだだったら逆 に就職しにくいんじゃない か同僚たから影で何を言われても彼は全く 気にしていない様子だった俺はそんな彼の 教育担当を任されたのだがほとんど教える ことはなかったえもう頼んでおいた仕事を 終わったのいつも本当に早いねいやこれ くらいできて当然ですよ退屈なので先輩の 仕事代わりにやっておきましょうか俺が 仕事を教えなくても他の社員と同じくらい 的確に仕事ができるそんな彼は仕事の ペースがゆっくりな俺に少し呆れていた 様子だった工学歴で仕事の容量が良く 目立ったミスを起こしたこともないそんな 彼は30代で課長に40代で部長にとあっ という間に部長にまで昇格彼が部長に昇格 してからだったか その少し前くらいだった か俺は波月からヒシイじじと呼ばれ毎日 見下されるようになった48歳で平社員と かお前この会社で何年働いてんだよ俺 なんて32歳で課長に昇格したんだぞ やっぱり高卒入社だと昇格できないんだな 口と顔を合わせるに俺は笑われたり見下さ れたり周りの同僚もいい気がしなかったの だろう口に俺の悪口を言わないよう直接 注意してくれた人もいただが口はそのこと がよほど気に入らなかったのだと 思うヒシ員じじを庇うなんて変だと思っ

たらお前も高卒入社だったんだな大した 学歴がない上仕事も遅いお前も近い将来 ヒシ員じじになるってわけか口は俺をかっ てくれた同僚のことまでけなすようになっ た俺はふと口が入社したばかりの頃を 思い出す握手家庭を納めている人はこれ までうちの会社にいなかった物珍しさも あって同僚たちは影に隠れってあれこれ 言っていたその腹もあって俺や他の同僚に きつく当たっているのだろうそう考え口の ことは特に気にしないようにしていたヒシ 員じじは引っ込んでろお前が対応したら 我が者の恥になる口はそう言いながら来客 対応を他の同僚に担当させるそして俺には コピーやお茶組み掃除などの雑用ばかり 言いつける仕事らしいことといえば時折り 資料作成を任される程度だ京塚さん名前を 呼ばれて振り向くと入社1年目の若手社員 が駆け寄ってき た昔の契約書を調べていたんですけど数年 前に書式が変わったらしくてああ記入項目 が増えたもんな分からないところはどこだ 若手社員に仕事を教えていると口が俺を鼻 で 笑う同年代の社員たちはみんな役職につい てるのに平社員じじいだけは雑用のプロだ もんな書類管理やその他雑用のことなら何 でもこのじじに聞けばいいさ若手社員は 困ったように苦するありがとうございます さんはやっぱり詳しいですねあの口さんが 言ってたことは気にしないでくださいね あの人は誰にでもあんな感じですからああ 大丈夫気にしてないよ他に分からないこと があれば何でも聞いてくれていいからな ありがとうございます助かりましたまた 分からないことがあったら質問させて もらいますね俺は元気よく仕事に戻る社員 を笑顔で見送った口の言うことなんて気に するつもりはないなんだかんだ彼とはもう 30年以上の付き合いになるのだから俺が 口の教育担当になったのは32歳の時 そして口が27歳の時だ口は俺のことを ヒシ員じじと呼んでいるが5歳しか変わら ない 口も今年で60歳になるいつまでも反抗期 の学生のような態度を取るのはやめて もらいたいものだそれにしても波月が部長 になってから俺の仕事が極端に減っている これまでは資料作成の仕事があったが今は 雑用ばかり顧客対応なんてもう何年もして いない最近では会議にすら呼ばれない なくなり部署内で孤立している毎朝トイレ 掃除から始まりコピー取りにお茶くみにと 雑用ばかりのため給料も以前より減って しまった転職しようかと考えたことはこれ

まで数えきれないほどあるだがいつの日 だったかあるお客様から観葉植物を頂いた パキラという小さな木のような観葉植物 車内で世話をしているうちにそれを見た他 のお客様からも観葉植物をいただくように なった時には花や身のなるものまで気づけ ば車内は小さな植物園のような状態に俺を 含め他の社員も自宅に持ち帰ったり希望 するお客様に無償で譲ったりもしただが それでも内にはまだたくさんの植物がある 俺が世話をしなければ他に誰もする人はい ないだろうみんな目の前の業務に追われて いるのだからそう思うとなかなかこの仕事 がやめられない給料は以前より減ったが 生活に困るような額ではないつまにこの話 をした時にはこう言われたあなたが本気で やめたいと思う時が来たら無理せずに やめるべきよでも続けられるなら続けたら いいと思う俺の意思で転職を決めればいい そう心に決めたものの辞めるタイミングを 逃し続けて早くも丁年に掃除や植物の世話 だけで給料がもらえるなんてただの給料 泥棒だお前さっさと退職して農家にでも なったらどうだ口にはこんな文句を散々 言われ続けてきたが定年退職になる数日前 娘の美玲からメッセージが届いた30日の 昼過ぎに帰るね家族で退職祝いするんだ から飲み会とか入れちゃだめだよ分かった その日は開けておくよ俺は微笑みながら 返事をするミレは数年前に実家を出たが今 でもこうして連絡を取り合っているミレが 俺のためにと退職祝いをしてくれるのが 嬉しくてたまらなかったまさかミレは俺が 社内の雑用がかりをやっているとは知る よしもないだろう正直出世と全く縁のない ことがコンプレックスだった収入が減った ことで妻や娘に迷惑をかけてしまっている こんなに情けない父親なのに退職祝までし てくれるなんてと感動した特に引き継ぐ 業務もなければいつも通りただ雑用を こなすそれでもあっという間に退職の日が やってきた長年働いた会社やお世話になっ た人たちと別れを告げるのかと思うと辛く なるこれまで気にしないようしていた口の 言葉にも悔しさを感じたわずかだが俺が 随分前に担当していたお客様もいたため 挨拶回りをしいつもより早く迎えたと 感じる大近 時間長い間お疲れ様でした俺との別れを 惜しみ花束を渡してくれる同僚を見ると涙 が出そうになるありがとうでも俺はみんな の役に立てるようなことができなかったし そんなことないですよ縁の下の力持ちとし て僕たちの業務をサポートしてくれていた じゃないですか若手社員の言葉をかき消す

ように波月が高笑いする本当だよなお前何 もしてないくせにこんな盛大に退職祝いさ れてんだ誰もおかしいと思わないのかよ その場にいた全員が彼の言葉で静まり返っ た何もみんなが退職を惜しんでいる時に そんなことを言わなくてもそう言わん ばかりの険しい表情で同僚たちは口を 見つめる口は周りのことなど構わずに言葉 を 続ける給料泥棒のヒシ員じじがいなくなる と思うと心がすっきりするわうちの部署も 明日から明るくなるだろう な嫌味を言われると思っていた がまさか本当に言われるとは安然として しまう口は俺に近づいてきて誰にも聞こえ ないような小さな声でこう言っ たヒシイで定年退職かよみともねえのお前 が出世できなかったのはなうなんでそんな ことをこの時俺が出世できなかったのは 全て波月の仕業だったと知った口は高卒の 俺に仕事を教えられるのがよほど悔しかっ たらしい自分は高学歴なのになぜ低学歴の 俺に仕事を教わらないといけないのか幾度 となく上司に不満を伝えたが状況が変わる ことはない部長に進した口は部長の権限を 乱用した俺に対して入った顧客からの クレーム俺に嫌がらせを受けたという同僚 からの内部告発実際には存在していない 内容の資料を作り社長に提出したというの だ社長って本当に優しいよなお前を首にせ ず雑用がかりにするだけでも食品は もらえるのかなもしかしたら出ないかも な口は俺の耳元でそうさき不敵な笑を 浮かべる俺が愕然としていると急に同僚 たちが次々と口を開いたえもしかしてあの 人ってえ本人かただ似てるだけじゃないの か振り向くと見知らぬ紳士を連れた社長が 俺たちの部署に姿を見せていたさっきまで 俺を見下していた波WHOの表情が一変 周りの同僚たちも驚いた様子で騒いでいる 社長が連れてきた紳士は一体誰なのか みんなは知っているようだが俺は全く知ら ない社長お疲れ様です口は社長に挨拶をし たが社長は俺の方を見て塚さん長い間お 疲れ様でしたと挨拶をするありがとう ございます俺は社長に怒られるのではと 思い恐怖と緊張で声が小さくなってしまっ た社長に何を言われるのかとそわそわして いると社長の隣にいた紳士が俺に声をかけ てきた京塚正義さんですか初めまして 田辺敦彦と申します株式会社amの代表 取締り役社長をしております名刺を 差し出されて慌てて受け取ったものの一体 何の会社なのかわからないそもそももう 定年退職する俺にこの方がどのような要件

で訪ねてきたのだろうかあれこれ考えて いると同僚たちの声が聞こえてきたすごい amの社長本人と会える なんてサインもらえるのかなだめだろう そんなことしたらうちの社長に怒られるぞ どうやらすごく有名な社長さんのようだが 俺だけ知らないとはどういうことだか 不思議な顔をする俺に田辺社長がにこり 笑ってこう言った娘さんから定年退職とお 聞きしました年退職は是非我が社で動画 クリエイターとしてご活躍いただけません か俺が返事をする前に口が口を挟んだ動画 クリエイターどういうことですかこんな じじにできるわけない でしょう社長やお客様の前では唯一丁寧な 波guysだが言葉遣いが乱暴になって しまっている じじ失礼ですがあなたも塚さんとさほどご 年齢が離れていないように見受けられます が田辺社長の言葉に口は何も反論できず あの動画クリエイターとはどういうお仕事 なのですか俺が恐る恐る尋ねると田辺社長 は不思議そうな顔を するえ娘さんから何もお聞きになってい ないのですかはい何もじゃあサプライズと いうことでしょう詳しいご説明をさせて いただきますので是非こちらにそう言われ 俺は会議室へと場所を移した動画 クリエイターとはYouTube動画を 配信している人のことを言うらしい普段 テレビしか見ない俺にとってはこの時が 初耳だった俺の解釈では田辺社長はテレビ 局の社長のような人物なのだろうと思った 是非京塚さんの家庭菜園や観葉植物の育て 方を動画で説明できればと考えておりまし てそう話す田辺社長の話では娘は以前から 自身のライフスタイルを動画投稿していた そうだ化粧の仕方や小物の収納方法料理 などそして俺が家庭や観葉植物の手入れを している様子も投稿していたというそう いえばみすが動画YouTubeにアップ していいとか言っていたのを思い出すそれ は俺の動画が全国の人に配信されるという 意味だったのかと初めて知っ たミスはてっきり応援をしているとばかり 思っていたがそうではなかったようだ野菜 や植物の管理方法が丁寧かつ簡単でもっと 詳しく知りたいという視聴者が急増ただ ペットボトルや牛乳パックお菓子の袋など を再利用していただけなのだがその生活の 知恵や道具の収納方法にも興味を持った人 が大勢いる らしいまさか雑用がかりで定年退職した俺 にこんなにも需要があったとは感激と驚き が混ざったような気持ちになった俺は丁年

退職後娘と一緒に動画作成の仕事をする ことになった俺以外にも恒例で YouTube動画の配信をしている人は 多くいるガーデニングや刺繍ゲームなど 自身の生活の様子をいろんな人に知って もらう退職てから世間が一気に広くなった 気がし た俺が丁年退職した日田社長はうちの会社 に物件の相談に来ていたようだこの近くで 動画制作を行う予定があるためそれに 使える空テナントや空屋がないか俺への オファーもあり田辺社長が時々にうちの 会社に足を運んだのだと聞いた退職後俺は 元同僚たちに呼ばれ居酒屋で退職祝を開い てもらったそこに生口の姿はない元同僚 から聞いた話では波月は会社を首になった らしい口が社長に報告した俺へのクレーム や告発の数初めこそは本当だと思われてい たようだが内容に小さな矛盾が見つかった という会社の上層部は報告書の審議を 確かめるためとりあえず俺を首にせず雑用 がかりとして配置しかし口からは他にも 報告があったそうだミスが多い資料を俺が 作ったという報告が入ったが俺はその時 雑用をしていたそれに加え会社のパソコン に有害なウイルスが入ことがあった個人 情報の外部留出の可能性もあり上層部は 調査でバタバタこれら全て口の俺や会社へ の嫌がらせだと判明した時俺は丁年退職を 迎えた口の巧妙かつ悪質な嫌がらせが発覚 した今会社の管理体制も見直されたそうだ 社長からは謝罪とに退職金を多めに支払う と約束されただが俺は全く損をしたとは 思っていない毎日縁の下の力持ちとして 社員や植物の成長を 見守り退職後は娘と一緒に新しいことを 始めこれまで地道に頑張ってきた分これ からはいろんなことを経験したいと思って いる 俺の名前は三宅慶次郎33歳高卒で今の 会社に入社し15年間田舎の地方死者で 働く際社員だ俺が中学生の時に父が高い それから中卒で働こうとしたが母がお願い だから高校は卒業してと泣きながら俺に 行ってき たは母を楽にしたいという気持ちで中卒で 働くと言ったのだったが母の気持ちを知り 高校までありがたく通わせてもらうことに し た大学にはとても進学できる経済状況では なかったことと小学金で大学に行ったら4 年も仕事をする年数が遅くなると思ったの で高卒で働かせてくれと母に懇願した 母は大卒が基本になっているこの時代に 高卒だと人生で色々と苦労するかもしれ

ない けどと言いながら俺の気持ちを組んでくれ た高校の時には親戚が経営している会社で バイトをしていた他にもバイトは色々あっ たが親戚が行為で俺を雇ってくれたのだ俺 は高校を卒業したら就職するつもりだと その親戚に話をしていたのでその親戚は俺 に社会人のマナーなどをあれこれ教えて くれた時には厳しかったが社会に出たら そんなもんだということでそれも ありがたく教授していた俺は今田舎の地方 死者にいるそこで社内向けの広報士を作っ たり文書たりする仕事をしているのだ いわゆる窓際の部署になるここに配属され たらまず出世はできないそれどころか リストラの危機になった際にはまず真っ先 にこの部署から首になる社員が決まると いう話の部署だった俺の周りにはどこかの 部署で問題を起こした人だったり業績が 悪い人だったり遅がす人だったりいわゆる 問題児ばかりだ俺は別にそういうことを 起こしたわけではないただある上司に目を つけられただけなの だ俺の一切下の大卒の社員に松田愛子さん という大卒の社員がいた俺がまだ本社にい た頃同じ部署で働いていたのだその頃は俺 もまだ24歳彼女は23歳だった松田愛子 さんはとても可愛らしい女性だったその ため車内でも人気のある女性だっ たそして俺の2つ年上に下田ケトという人 がいた彼は王大学という都内でも有名な 大学を卒業しているエリートだ松田愛子 さんも大大卒なので先輩後輩の関係でも あった 松田さんが1年の時に下田さんが4年だっ たらしく1度付き合っていたことがある らしい下田さんはそのことを自慢していた しかし別の大大卒の人の話によれば下田 さんのかなり猛烈なアピールを松田さんが 断ることができずに1週間付き合って松田 さんが振ったのだという俺はそんな話を へえと聞き流していた大卒は高卒組には あまり関心がないどうしても下に見ている ような雰囲気があったのだ俺もそのことを 自覚していたので最初から大卒組には一戦 を引くようにしていたしかし俺は新卒の 松田さんの指導係りになってしまったのだ 俺は年齢は松田さんの1つ上だが社会人歴 は彼女よりも5年先輩だちょうど良かった のだろう俺は人から面倒みがいいと言わ れるどうしても相手の立場を考えすぎて しまう傾向があるのだ実際に父が多いした 時も母のことを考えすぎて中卒で働くと 申し出てしまったのだ自分のことは置いて おいて相手のことを考える癖が

ある松田さんははそんな俺のことを気に 入ったようだったそして丸椅子を持って俺 の後ろをずっとついて回った指導がかりの 後ろを新人がついて回るのはよくあること だだから俺も特に特別なことだとは思って いなかったしかしある時俺は下田さんに 呼び出され たおい三宅お前調子に乗ってんじゃねえぞ 俺は最初何のことか分からなかっただから 正直に聞い た心当たりがないのですが何のこと でしょう かするとその態度が彼にとって勘に触った らしい彼は顔を真っ赤にしていっ たお前が愛子をつけ回しているのは俺も 知っている ぞ愛子誰のことだろうか そう思って1人いたと 思い出すそういえば松田さんの下の名前は あこだっ た松田さんのことですかそうだよお前教育 がかりだという立場を利用して彼女のこと をずっと自分の秘書みたいに近くに置いて いるそうじゃないか え何のことだ俺は目が点になった彼女が俺 について回っているなら わかる俺が彼女を追い回しているだとどこ をどう見たらそうなるんだろうそれに俺 たちは99%仕事の話しかしていない残り の1%だっってお腹空いたとか明日の天気 はとかそういう話だ100%仕事のこと しか話さないのはコミュニケーションとし て違和感しかないだろういって真面目な 関係 だ私たちは仕事のお話しかしていないです よ嘘つくなお前は彼女の指導がかりだと いう立場を利用している直見乱用でお前を 人時に訴えるから ないいですよおそらく松田さんと俺に ヒアリングが入ると思いますけど彼女が俺 の身の潔白を証明してくれると思いますの で俺は言った本当にそうだと思うそうして 数日後に本当に神字からのヒアリングが あった俺も彼女も普通に答えた彼女は なんかおかしいですね新人全員に ヒアリングしているんでしょう かなんて首をかげていた俺は心当たりが あったがどうだろうねと一緒に首をかげて いたしばらくして神字から俺に直接内線が かかってき たみ君君が松田さんにヒアリングの時は俺 に不利になるようなことを答えるなと隠れ て指示していたという情報がリークされて いるんだよ え寝耳に水だ俺が松田さんにそんなことを

言うわけがない 何かの間違いではないでしょうか情報提供 があったんだよ誰ですかそんなことを言っ たのはそんなこと事実無根です情報提供も は明かせないようだから神字から君の ところにはしばらく監視がつくから君の 上司にも監視するように伝えているから ねはい 俺は電話を切る何も悪いことはしていない んだから今まで通りにすればいいんだそう 思うが何とも釈然としない思いだった監視 されていると思えばなんだか居心地が悪い それだけでないうちの上司にもそういう目 で見られることになると思うと何とも言え ない気持ちだっ たずっと会社のために働いてきたのに 悔しいが無実を証明する手段が俺には 思いつかないそして数日後また神字架から 内線がかかってき た三宅 君君を松田さんの教育係りから外すから ねはい俺は驚いた急 すぎるどうして でしょう君の上司から君がさんを立場を 利用して従わせているという情報提供が あったんだよ え俺の上司部長か課長かそれとも1人だけ 心当りがあっ た近主人です か近主人とは下田健の飲み友達だった同期 らしく最も早く主になった下田の次に主任 になったエリートだ彼は下田と仲がいい もしかしたら裏で繋がっているのかもしれ ない誰とは言えないがだから直接君の上司 からも通達があると思うからそのつもりで ねはいそれ と今後このようなことがあったらこちも それなりの処分を下すからねよろしく ね わかりまし た隣で松田さんが不思議そうな顔をして いるまさか俺が神字から松田さんへの直見 乱用で出席を受けているということは想像 できないだろう俺は頭が真っ白になった そうしていると課長から声が かかる自から聞いていると思うが君を松田 さんの指導係りから外すから以後同じよう なことがあったら私も構いきれないよ え隣にいた松田さんが驚いた顔をする松田 さんこれまで目が行き届かずに申し訳 なかっ た何のこと でしょう松田さんこっちおいで 今日から俺が指導するからさえ え混乱する松田さんの手を引く近見主人

その様子を見てああやはり嘘のリークをし たのは下田さんと近め死人だなと俺は思っ た俺はそのまま松田さんとの一切の会話を 禁じられ次の月には他の家に移動になった それから数ヶ月 松田さんに修業後非常会談に来るように 呼び出された俺は行かなかった残業を続け て20時頃に俺は行為室へ戻った18時の 就業から2時間くらい立っているまさか 松田さんはそこにいないだろうと思ってい たのだ が 松田 さん彼女はそこにいたのだ寒い中彼女の耳 もほっぺたも指先も真っ赤だった俺の声に 彼女が振り返るそして嬉しそうに言った 三宅 先輩俺は思わず彼女の元へ駆け出した自分 用に買った缶コーヒーを 手渡すこれあったかいから握って て松田さんは俺が手渡した缶を両手で握っ て笑う 来てくれてよかっ た彼女は何も悪くないのだそう思うと俺は 胸が痛くなった彼女はわけも分からず俺と の会話を禁じられその理由を知りたくて俺 を呼び出したのだ俺もこれ以上彼女に迷惑 をかけたくないしこれ以上言われのない罪 で何か言われたくないので彼女との誘いに 行かない判断しただけだ俺が約束の時間に 現れなければ彼女も諦めて帰るだろうと 思っていたでも彼女は俺をずっと待ってい た ごめんごめん ね俺は何度も謝りながら唇を噛みしめた なんで俺たちがこんな思いをしなければ ならないのだろう何も悪くないの に松田 さん誰かに見られたらまずいからそのまま 別れて 帰ろうなんでですか私たちなんでそんな ことになっているんです かわから ないけれど誰かがその時だっ たそこで何をして いる人事の職員が俺と彼女を見つけて声を あげた声が聞こえるから来てみれば非常 会談で何をしているん だ お前神字の食品は俺を見たお前ブラック リストの土じゃない か俺はブラックリストに入っているのか 終わっ た正直俺は何も考えられなかっ た人時の職員が騒いだので近くのフロア

から残業をしていた他の人事家の職員も 駆けつけたそこからは相馬党のようだった 俺が松田さんに非常会談で何かしようとし ていたような話になったのだ俺はその件を 理由に翌週から田舎の地方死者に移動に なったのだ松田さんは俺が移動するまで数 週間休暇を与えられたので俺と会うことも なかった 松田さんの個人的な連絡先はもちろん知ら ない彼女も俺の連絡先は知らないどうする こともできないままに俺たちは離れ離れに なったそうしてそれから9年俺はずっと 田舎の地方死者で間際社員として働いて いる地方死者に転勤になった当初はこんな 理不尽な会社にい続けるものかやめてやる だなんて思っていたが高卒の俺が今以上の 条件の会社に入るなんてそれこそ不可能に 近い実家の母にも仕送りをずっとしている のでそれを途絶えさせるわけにもいかず俺 は仕方なく心を無にして今の会社で働き 続けているそれから気づけば9年の月費が 流れていたのだ今の田舎の部署は変な ギスギスやノルマ長時間の残業などとは 無縁でとても平和だった穏やかで 温かいマイペースだしみんなゆったりとし ているそんな職場だった俺の配属されて いる田舎の地方視点の社員たちを最初は俺 も噂の通り問題時ばかりなのだと思ってい た仕事もできない人ばかりなのだろうとで も仕事をしているとあれと思うことが多く なってくるこの部署の人たちは特段仕事が できなかったり行が悪かったりするような 人ではないのだ不思議に思って俺はそれと なく聞いてみたりし たするとほとんどがぬぎを着せられて移動 になった人たちだということが分かった 上司や同僚などに罠にかけられたりして 悪いレを貼られた結果この部署に飛ばされ たのだ俺は元々コツコツした作業は得意 だったので社内向けの広報士を作成したり 文章を整理したりする作業は得意だった マイペイスにコツコツと仕事を続けていた しかし高卒の感触へと追いやられたしかも 女癖の悪いという濡れを着せられた状態の 俺のことをいいと思ってくれような女性は おらず俺はずっと恋人もいないまま田舎で 頑張り続けてい た30歳前は昔の同級生の結婚ラッシュも あり俺も焦っていたしかし30過ぎた頃 からもう独身でもいいやという気持ちに なってきた無理やり結婚するものでもない しそんな俺の元に文書整理家の課長が声を かけてきた 三宅君今日もお疲れ様だね今週の金曜日ね 本社のエリート課長が来るんだよ会長の

親戚の人で車内切ってのエリートさん らしいんだよねだからさ君にその課長さん に渡すようの資料を作って欲しいんだいい かいえ金曜日にですか実質あと2日じゃ ないですか 今は火曜日の午後今日の仕事を片付けて それからとなると水曜日と木曜日の実質2 日しかないそれで大丈夫だろうかそうなん だよねしかしね本部からこの連絡が来たの はさっきなんだよ全く完食部署だからと 思って嫌がらせだよねでもここですごい 資料を作って連中にギンと言わせてやろう じゃない か分かりましたでは今日から残業させて いただいてもよろしいでしょうか ああそれはダメなんだよねうちに咲く残業 費がないらしいんだよこれは給与がかり から言われていることでねうちのような 窓際部署には残業なんて必要ないだろうと いう理由らしいんだが ね課長はのんびりと調で俺にそんなことを 言って頑張ってねだなんて帰って言って しまった俺はその日その日の仕事を仕事 時間でやってしまい今言われた資料の作成 を時間外にしてしまおうと思っていた しかし時間外は禁じられたどうしろとと 思っている時だっ た今の話聞いていたよ今ある仕事俺が 代わりにやるから三宅君は金曜日の視察用 の資料作りに集中していいからこっちの 仕事は俺がやるよ任せてえでも悪いですよ 俺が恐縮していると先輩がニコっと笑顔で 俺の背中を叩いてくれた大丈夫だってその 分三宅君は殺で納得してもらえるような 資料を作るっていう仕事があるんだから こっちのことは任せてよ周囲の優しさに 後押しされながら俺は必死で資料を作った 限られた時間を風に使い自分の中では最高 だと思えるような資料を作ったのだそして 木曜日の終業前に俺は課長にその資料を 提出し た すごいこんな短い期間でこんな資料 を小坂課長は資料に目を通して感動した ような声をあげたそして俺にニコっと笑う ありがと三宅 君いえ周囲の皆さんの手助けや協力が なければできませんでした皆さんのおかげ ですそんな謙遜しないの事実ですよこの 資料で大丈夫だろうか俺は不安だった課長 も同僚や先輩も関心してくれているしかし 俺はずっと本社にいなかった人間だこんな 資料本社では低レベルだと言われるかも しれないこの死者にいる人間はみんな ずっと本社の切磋琢磨するようなピリピリ

したハイレベルな空気から遠ざかっている 人間ばかりだだから自分たちの合格ライン が著しく下がっているのではないかと不安 になる俺はとにかく不安だったしかしこれ 以上のものはできないこれでダメだったら もうどうにもならないそう開き直って俺は 翌日を待ったしかしこの資料がまさか あんなことになるなんて俺は全く予想して いなかった金曜日になった本社から例の エリート課長が来た名前 さんというなんと俺の1歳年下だ大卒で俺 の1つ年下たといえば俺の胸にちりっと 痛みが 生まれる松田さんの同期なのだろう彼女は とても美しい人だった松田さんは 可愛らしいという感じだったが高山課長は リとしていて涼しい顔をした美人だった 知性が全てに出ているそんな高山課長に俺 は資料を渡すのだそして同行してきたのが 下田ケト今は課長補佐になっているらしい 下田課長補佐は俺を見るとにやっと 勝ち誇った顔をし た資料はできているのか な役職上は小坂課長の方がのはずなのに なぜか下田は小坂課長に対して上から目線 だった小坂課長もそれを受け入れている さあ三宅 君緊張した表情の小坂課長が俺に言う俺は はいと小さく言い高山課長に資料を手渡し た高山課長はふわっと少し口元を緩めて ありがとうと言ったそしてその場で資料を 確認する中身をじっと無言で読み込み しばらくして高山課長は硬い表情で小坂 課長の方を向いた小坂課長この資料を作っ たのは名前を呼ばれた小坂課長がビクッと わるのが分かるははいこのこちらの三宅君 です えこれあなたが作ったのはいそうです俺は 頷く高山課長は不思議そうな顔をして俺と 資料を見比べて いる高山課長おめし失礼しましたこんな 底辺社員のことは忘れて次に行き ましょう下田が俺に別的な視を向ける そして笑った高山課長はどこかふわふわし たような表情で次の部署に行ってしまう 小さな視点なのでその後も通常の業務をし ていたらあちこちで高山課長と下田とは 遭遇したその度に高山課長から向けられる 視線は不思議なものだったそして最終的に 高山課長は俺たちのいる部署に落ち着き そこにある会議室となっている一室に座っ ている俺は黙々と仕事をしていたのだが ある時小坂課長から声がかかった三宅君 高山課長がお呼びだよそう呼ばれて俺は 会議室へと向かうそこには高山課長と1つ

席を開けた場所に座る下田がい た三宅 です俺は頭を下げるすると座ってと高山 課長の向い側に座るように言わ れるあなたなぜこんな地方にいるの役職は 平社員です信じられ ない高山課長はありえないという表情をし た俺はその反応に 驚くこんな素晴らしい資料見たことない わお言葉を返すようですが高山課長こんな 程度の資料でしたらうちの会社に作れる ものは5万といます よ下田がはははと笑いながら 言う下田さんあなた本当にこの資料読んだ のははいえ えっともちろん です下田の目が泳ぐだったらわかるででょ この資料の引用もがそれとも知らないとで もえ えっとこの資料の引用もって最近出た科学 士よねしかも出たばかりのイギリスのもの もちろん日本語役なんかまだ出ていない わ英語の文章ですか少し英語ができるもの でしたらその くらい何を言ってるの論文ばかりの内容に しかも科学士よ科学士専門用語のオン パレードよこれは英語を深く理解してい ないと解読できるものではないわあなた 一体何者な の俺は困ってしまった何者と言われても俺 が困っていると高山課長はさらに 付け加える科学だけではないわこの部分 これは国際弁護士レベルよ法律の知識と 英語の知識が両方ないと無理 よ国際弁護士の資格を取得しています俺は 正直に答えた高山課長の顔が見られない 美人の白身の顔はすごい迫力なのだなんだ とその言葉を受けて下田が大声をあげる俺 は仕方なく言葉を続けたこの部署に配属さ れてから私は余日の時間がたっぷりある ことに気づきましただ から大学に通おうと思ったのですそれで こちらには地方で随一の国際職豊かな大学 がありますB大ですそこの法学部は国際 弁護士の試験に唯一対応しているのですよ ねそこで勉強しまし たフルタイムで社会人しながら大学に通っ て国際弁護士の資格を取ったという の高山課長は頭を抱えて首を左右に振った 本当にすごい知識量だわこの科学の知識は どこ でいろんな過去の事案を見ていたら自然と 身につきました はあこんなに素晴らしい人材を平社員の ままにしておく

なんてねえ三宅さんあなたがよかったら 本社に戻ってこ ない課長こんなやつ本社に呼んだら本社の 品格があなた三宅さんの資料全く理解でき ていなかったじゃないのもしもどちらか 1人と言われたら私は間違い さんを選ぶ けどそう言われて下田はたじたじだっ た大変ありがたいお話なのですが私はご覧 のように本社の空気から遠く離れたところ で9年間も過ごしている人間です本社に 戻っても足でまといなのではないでしょう か何を言ってるんですかむしろ私なんか よりもあなたの方が職にはふさわしいはず よそれから数回押し問答をしたのだが結局 俺は彼女の迫力に負けてしまったのだ俺は 9年ぶりに本社に戻ることになるまるで 浦島太郎の気分だなそう思いながら会議室 を出るすると話を聞いていたらしい同僚や 先輩からはおめでとうの声が上がる本当に いい仲間と出会えた俺は涙が出そうになっ た俺は本社に戻ることになり月曜日なんだ か出社する足が震えるような気持ちになっ たあの時の非常階段が見えるあそこで俺は 松田さんと2人で話しているのを見つけ られて心の奥がぎゅっとした松田さんは どうなっているのだろうか 車内の組織図のようなものは全社員が アクセスできるようになっているので見る ことはできる俺は時々松田さんの乗って いる箇所を確認してしまっていた彼女も もう32歳だ結婚していてもおかしくない そう思っていたが苗字は変わらないまま だった今は結婚後も救世のままで働く人も いるみたいだし あんなに可愛い人だから結婚している だろうなそうでなくてもいい人がいる だろう何を考えているんだろう俺は 立ち止まるそうだ松田さんと俺は別に何も ない中じゃないか何 もみさん背後から声がかかる通に途中 振り向く前から気づいてしまった俺は ゆっくり 振り返る目の前には9年ぶりに見る松田 愛子さんがいたのだすごく大人っぽくなっ たでも変わらず火憐な印象だった彼女は俺 の目の前で涙を流し始めた俺は慌てて彼女 に駆け寄るそして半値を渡したこんな 通用口のような目立つ場所で配属1日目 から女性を泣かせていたら今度こそどんな 目に会うかわから ないどうしよう三宅先輩本物 だ松田さんは涙いっぱいの目を細めて笑う 俺も自然と笑顔になっていた俺たちは大近 後に待ち合わせをすることになったもう

下田の目も怖くはない俺は課長食で本社に 呼ばれていた下田の嫌がらせにも立場を盾 にして立ち向かうことが できる18時過ぎ俺たちは待ち合わせ場所 で合流する寒そうな中で待つ彼女の姿は9 年前と重なった俺は缶コーヒーを持ってい なかったので持っているふりをして彼女に 近寄る はいこれで温めてそして俺は観光費を持っ ている真似をした自分の手を彼女に近づけ たすると彼女はなんと俺の手を握った先輩 の手 温かい俺たちは手をついでレストラン街へ 行ったその間に9年前の事件の真相や9 年間のお互いのの話をたくさんした松田 さんはずっと俺のことが好きだった らしかった私三宅先輩から指導してもらっ ているうちに先輩のことが好きになって しまったみたいでそのせいで先輩に余計な 迷惑をかけましたよね本当に私のせいで 申し訳ありませんでし た松田さんは突然立ち止まって深と頭を 下げた松田さんのせいじゃないよ頭を上げ て俺は優しく言った彼女はおろおろあげ たその時の引け目を引きずって9年間 過ごしていたの彼女が独身なのもそのせい かもしれない彼女は9年間誰とも付き合っ ていないそうだっただったらもうそのこと は忘れていいからさ自由になって ね9年間もごめんねそうじゃないんです私 は確かに9年間誰とも付き合うことが なかったですでもそれって その松田さんはもじもじした先輩すその 言葉をもらう前に俺は言っていた松田さん 好き です松田さんの目が大きく見開かれる そして大粒の涙が流れてき た私も俺と松田さんはこうして両思いに なったのだ9年間で俺はいろんな経験をし たでもそのどれもが今の俺を形成してくれ ている一見ついていない出来事かもしれ ないでも後から考えればいい転換点になっ ているかもしれないのだむしろ自分でつい ていない出来事を味方にしていけると強い のかもしれないそんなことを思いながら その日は眠りに着い た松田さんは本社で今かかり朝食について いるしかも松田係長この資料だけどはい 三宅 課長また松田さんは俺と同じ部署で働ける ことになったのだ当時の人家の面々は今 ほとんど神字にいないそこで過去の事案の 再調査が行われたのだそして松田さんと俺 の面談を実施色々な人の協力もあり晴れて 俺は過去の県において潔白であると証明さ

れたのだった松田さんは9年の間にとても 頼れる係り長に成長していた会社では さすがに戻ってきて間もなく付き合う なんてことはちょっとと思い内緒にして いる交際を隠すような年齢でもないのだが そこはなんとなくそして2人きりの時に 言うの だ私三宅 先輩慶次郎さんの下でまた仕事できると 思ってなかった です2人きりの時には下の名前で呼び合う のだ俺も愛子とまたこうして話ができる ようになるとは思っていなかったよ丁年 まであの死者だと思ってい たでも死者の人たちもいい人が多かったん ですよ ねそうなんだよ ね俺の事案が冤罪だと分かってから俺の 強い希望もありそれぞれに死者で働いて いる人たちの冤罪事件についても再調査さ れたそしてそのほとんどが在だったという ことが分かったのだった神字のミスだと いうことで死者にいる窓際を通達された人 たちにそれぞれふさわしい役職を用意する という話になったのだが本人たちは辞退し たのだという聞に自分たちは死者での ゆったりした仕事があっているのでだそう だ冤罪事件が大量にあったということで 体制についての改革が急がれた そして俺はその流れで部長にまで昇進した のだった部長になって2ヶ月俺はあこに プロポーズをした愛子はまた涙ながらに 受け入れてくれた そしていか ひろみ俺が呼ぶと2階からはーいという声 がする俺と愛子は結婚し翌年に女のが誕生 そしてその2年後に長男の広美が誕生した のだ今は家族4人で仲良く暮らして いるにつの一軒屋を買いそして夫婦共に 同じ会社で働いている毎週休みには絶対に どこかに出かけるようにしている子供の 成長は早いどんどん大きくなっていくのだ 今この瞬間は今にしか訪れない俺はその今 という瞬間を大事にしたいと思うように なったまるで隠居生活のような気分だった 田舎の死者での暮らしが嘘のようだ俺が 結婚できるとは思っていなかった聞けば母 もそう思っていなかったらしい若くして夫 をなくした母に俺は俺たちの家の近くの マンションを購入した ニエルDKの部屋だあまりにもうちに近 すぎると愛子が息苦しいかなと心配してい たがうちの母と愛子はすごく相性がいい ようだ今では本当の親のように仲良くして いる母に孫を抱っこさせることができたの

は本当に良かったと思っている人生は本当 に何が起こるかわからない俺に天気をくれ た高山かえさんも今は部長食につき バリバリ働いている俺も大事な家族のため に一生懸命働いてそして休日には家族と 一緒に時間を大事に過ごしていきたいと [音楽] 思う俺の名前は佐々木蒼介地方銀行で働く 荒沢だ俺はんとなしに教育に進したのだが 進路を決める時になってもなかなかつき たい職業がなくて困っていたそんな時に 地元の中での有名企業を羅列してみて最も 自分にでもできそうだと思った銀行に就職 することにしたのだ大学までは教育学部 だったので本当に全然金融関係の知識など なかったそれどころか新聞もまともに読ん でいなかので世間一般に疎い人間だった そんな人間でも本気を出して就活をすれば 地方銀行に受かるなんて本当に驚いたなぜ 教師にならなかったのかと言われれば教育 実習がきっかけだったせっかく教育学部に 入ったし特に将来の夢もないし教員にでも なろうかななんてなめたことを思っていた のがいけなかった それまで特に大きな挫折もなく生きてきた ので今回もなろうと思えば教師になれると 思っていた教員免許だって特に苦労なく 取得できそうだあとは残る単位と実習と 採用試験さえクリアしてしまえばそう思っ た3年の時のことだ俺は付属学校に教育 実習に行った しかし思うように授業ができないおかしい 俺は授業計画だってきちんと立てているな のにどうして生徒たちは退屈層なのだろう かそれはやがて判明した俺は全部1人 よがりだったのだ授業だって授業計画通り に時間配分も完璧何人に質問をして発表さ せるかどのような回答が想定されるのか などばっちり予想していたと思っていた しかしそれが生徒に丸見えだったのだ まるで台本通りの授業が生徒にとって 面白いわけがない実習生である俺が俺の 思い通りに授業を動かそうとしているのが 生徒視点では見え見えだったのだろう誰も 生徒たちは俺の授業に最後まで真剣に 取り組んではくれなかった他の自習生の 授業を見てもみんなうまく生徒の自主性を 刺激して授業を展開している俺だけだ こんなに1人相撲を取っているのは俺は 典型的な教師的性がない人間だったのだ俺 は何事もある程度は人よりもうまくできる 人間だと思っていたが違った指導担当の 教師の前で1度落ち込んでしまった何せ それまで生きてきてこんなに行き詰まった ことなどなかったのだ俺はどうしたらいい

のか分からず連日の睡眠不足も相まって 教師に僕は先生に向いていないんですかね だなんて言ってしまった先生は最初から 何事もうまくできる人なんていないよと 励ましてくれたけれど他の自習生を見たら 俺なんかよりもずっと生徒を生き生きとさ せることができているのだ俺が一番ダメだ と思った他の人もそれぞれに悩んでいたの かもしれないが俺から見れば俺が最下だっ たのだそれで俺はもう教師はダメだと思い ある意味逃げた銀行員である親戚からは お前銀行員なめんなよだなんて冗談めかし て言われたが俺は銀行員をなめていたわけ ではないだがあくまで俺の持つステータス では教師よりも銀行員の方がまだ適正が あるように思えたのだったそれで俺は銀行 員になった入社してすぐに俺は本部に配属 されたきっと筆記試験などが良かったの だろうそういう一般的な学力はある方だと 思っているしかし俺はなかなか営業成績が 良くなかったどうやら勉強などの対人の もの以外はうまくできるが対人のもの 例えば授業をしたりとかお客さんに物を 進めたりとかそういう部分が苦手なよう だったどうも臨機応変にできない最初から 想定された問答しかできないマニュアル 人間というのだろうマニュアル通りの問答 ではなかなか人よりもうまい営業などでき ないそれに気づいてからはマニュアルを 一度忘れてみようと思ったしかしアドリブ は聞かない全くと言っていいほど喋れなく て焦った俺は営業に向いていないそう思っ て逃げそうになる俺は何でもこれまで うまくできていたので壁に激突した時の 体勢がないのだ 教師を諦めた時のようにまた諦めそうに なっているけれどこれから生きていく中で 壁にぶつかるごとに逃げようとしていては 俺は何もできない最後には家に閉じこもる しかなくなるそう思って毎日少しずつ他の 人から学んだりして勉強していた俺の先輩 に女性で営業成績ナンバーワの先輩がいた 名前をたのしこさんという彼女はクールで 結構ズバズバもを言うとってもできる女と いう感じのオーラが出ている人 だ佐々木君はさ優秀なんだけどどこか硬い んだよ ね硬いですかそう緊張してるでしょうまく やらなきゃってでしょ あそうなんですよ ねたのさんは俺の弱点を見事に言い当てた すごい人だたのさんはまずその美貌が すでに才能だと思うその上最上であり営業 成績までいいなんて前世でどんな得を積ん だらそうなるんだろうと俺から見れば

思うストレート部屋がとても綺麗でお客 さんも何度もたさんとすれ違う度に 振り返っているのを見たことが あるなあ佐々木たのさんとの飲み会 セッティングしてくれ た背後から声がかかる彼は須藤 正道彼は俺の大学時代の同級生なのだが 飲み会やコンパにはまった結果留年をして 俺よりも1年遅れて銀行に入しただから 同じ年だが後輩だ後輩なのに俺のことは 呼び捨てだそれはいい別に社会人になれば 業績が全てだしかし須藤の厄介なところは 俺のことを先輩にも関わらず引き立て役に しようとするところだ須藤は飲み会や コンパが好きなことからも分かる通り喋り 好きだというか社交的で話上手なのだ だらしないのでなかなか単位が取れずに 留年したがそのコミ力でなんとかクリアし てきているという感じの人だ俺からすれば 羨ましい限りだ試験の時も友人関係が広い から先輩や同級生からノートを借りたり 先輩から教授ごとのテストの傾向や過去を もらったりして容量よく生きていた今も そうなのだ営業は口がうまければそれで いいという風に考えている節があって商品 のリスクなどを一切説明しないまま メリットばかりを強調して半ば騙したよう な状態でお客さんに商品を売り付けている ように見える俺はそういうところは潔癖だ からリスク部分まで説明してしまうのだ 社会人としてそれはいけないだろうと上司 からは出席される売るためにお前はいるの だといい部分ばかりを強調しろとでも俺は それで本当に必要なお客さん以外例えば 商品を購入することにより損をするような 人にまで売るのが嫌なのだ昔からそうだっ た他人からどう思われるだろうということ を気にしすぎなのだ大人になってからもお 客さんから少しでも嫌そうな顔をされると そこから先を強引に進めるということが できなくなる本当に自分の性格が嫌になる というもの だたのさん忙しそうでそれどころじゃない よ自分で言って よ俺は言ったたのさんを食事に誘うなんて そんな高度なことを 営業が苦手で口べたな俺ができるわけが ないだろうと正直思うというか俺は いわゆる口べたな部類なのでこの陽キャ 代表のような須藤のことが俺は苦手という か嫌いだった陽キャなだけならいいのだが どうにも調子がいいのだ留年をした理由も 女性や飲み会にはまりすぎたという理由 からもあまり尊敬でるものではない誰しも ダメな部分はあるし欠点だってあるそれは

分かるが断るごとにあの客マジで可愛いな とかあそこにいる客とあっちの客どっちが 好みだとか聞いてくるので俺は嫌になる 女性に対して失礼だと思うのだ俺が須藤を 嫌っていることはおそらく須藤にも伝わっ ているだろう しかし須藤はそれでも俺に絡んでくる きっと引き立て役としてちょうどいいの だろうそれもまた腹が立つの だ俺忙しいからまたな俺は逃げるように 言っ た本当にお前使えねえ なそういった捨てゼリフが聞こえてきた俺 はそれを聞こえないふりをし た次の日のことだ俺は営業部長と人事部長 に呼び出されたなんだろういい話かと思っ たが部長室に着いた時の様子で分かるこれ は良くない方 だ何でしょうか俺はかしこまっていっ た昨日発覚したことなんだがね身に覚えが あるんじゃないかえ 人事部長は俺を試すように言った困って俺 は営業部長の目を見るしかし営業部長も俺 をすごい厳しい目で見ている え営業成績が悪い件でしょうか俺がまず 思い浮かんだのは俺の営業成績が悪すぎる のでどこかの地に飛ばされるのではないか ということだっ たされるとのならばまだ分かるしかしそう ではないらしい営業部長があうようにふ ははとこぼす何言ってんだこいつという ような態度だっ たとぼけているのかね俺は本当にわけが 分からなくて戸惑したななんでしょうか君 横領した でしょうは [音楽] 横領横領って銀行のお金を自分のものに することだよな何 をそんな顔をしても無駄だよ君のPCから 記録が出ているんだから借金でもあるのか ね本当に君は営業成績こそ良くないが 真面目で努力家だと評価していたのだがね 最悪な形で裏切られてしまったよま待って ください私はそんなそんなことしていませ んごまかすのか ね人事部長は大声で俺に一括したそんな 大声で怒鳴られたことがなかったので俺は 心臓が凍るような思いだっ た証拠は上がっているんだからとけても 無駄 だ部長はの中でも見るようなニニしそうな 目で見 た処分はもう決まっているから初回だから 見逃されるだろうという甘い考えは

捨てろさすがにうちの銀行員が横領なんて 警察沙汰にするのも恥なんでな首という形 になっているが君の出方第では訴えるぞ 裁判沙汰になるぞいいのか 分かったらさっさと荷物をまとめるんだ な俺は2人の年の男性の迫力に負け 泣く泣くその場を後にした横領なんてして いない何のことだそう思いながら目の前が 真っ暗になりそうなのを必死に 歩くそんな俺を遠くから見て北えんでいる 人物がいた須藤だ あれ は俺ははっと気づき 追いかけるもしかしてあいつが俺に濡れを 着せたのかそう思いながらあいつがいたと おき廊下の奥まで追いかけたしかしあいつ はい ない何しているんだ早く出て行けもうお前 には信用など1mmもないんだこの建物の 中にいるだけでも疑ってしまうんだからな わかるか早くいなく なれその声を聞いた社員たちが俺を見て ひそひそと噂する俺は後期の目嫌悪の目を 受けながら会社を後にしたのだ家に帰った ものの悔しくて眠れないそもそもまっすぐ 歩けていたのかすらわからないような俺 だったのでどうやって帰宅したのかの記憶 もない悔しくて俺は家でずっと天井を見て ぼんやりしていた目尻からはダラダラと涙 が 流れる分かるのだがそれを拭うような元気 もない食事も風呂も元気がない水も飲まず に俺はただ天井を見つめているような状態 だった家族にはなんて言おうか友人やにも 広がるだろうどこかから噂は広がるだろう 怖い犯罪者になってしまったのだ俺は人生 もう終わり だそんな最悪な考えばかりが頭にぐるぐる と回るそうしてぼんやりしたまま朝になっ てい た玄関のインターホンが なる知ら んは寝てイスを決め込むことにした警察 だったらどうしようそう思いながらももう 体が動く気がしなかったのだしかし インターホンの相手はしつこいようだ次第 に玄関をどんどんどんどんと叩き始めた 近所迷惑になるからそれだけはやめて ほしいそう思ってドアに手をかけた はいひどい声だ昨日から飲まず食わずなの だから仕方がないだろうドアを開けた俺の 前には美しい黒髪ロング ストレートシャンプーのいい匂い そしてたの さん目の前にはたけのさんがいたそして俺

に 言う今からうちに来て は俺はア然としてしまったどんな冗談だ うちに来てだと俺は断ろうとしたあそんな 無理その時だ俺のお腹が豪快な音を立て たお腹減っているんでしょうちに来なさ いっ てそして俺はなぜかたのさんの家にいた そしてたのさんは家にあった材料で おいしい焼き飯を作ってくれた俺は ありがたくそれを 食べる最初は遠慮していたのだが俺のため に作ってくれたものを断るのもなあと思っ てお言葉に甘えることにしたのだその 焼き飯は絶品だったお腹が減っていたんだ 俺は食べながら涙が出ているのを 感じる おいしい私会社辞めてきたのよ えその言葉に俺は驚愕するやめ たやめたのよ自評を叩きつけてきたの はあとどういうことですかえっとね 私が部長室に呼ばれた時ちょうど近くにい たのよねするとね彼がいたのよ須藤君それ であなたの方を見て北園で走り去ったのも 見たのよそれで何かがおかしいと思ってね 防犯カメラあるでしょ銀行だからあちこち にそれを集英室に行って見せてもらったの よするとあなたが離しているタイミングで 何度か あなたの社員症に触れているのよねあなた 社員症がなくなったことあった でしょう確かにありましたそれは半年ほど 前のことだった俺の社員症が1日ほど消え たのだ俺はこっぴどく叱られた再発行する のに始末書のようなものも欠かされた そして書いて再発するす直前に俺のデスク の下で見つかったのだった大事にはなら なかったものの俺の中ではすごくショック な事件だった俺は自分を真面目できちんと した人間だと思っていたのでまさかそんな 社員症のような大事なものを落とすなんて そんなだらしないことを自分がすると思え なかったの だそれでね彼の実家がそういうカードキー とかに詳しい会社らしいのね彼あなたの 社員症がなくなって見つかる前後にあなた のデスクを何度も通ったりしゃがんだりし ていたのよだ から須藤が俺の社員症を不正にコピーして 俺の社員症のコピーを使って俺のPCから ログインしたように偽ったってことですか えそうだとったからきちんと警察に操作し てもらってシステムなんかも本当に アクセスした時間帯に間違いなく佐々木君 が佐々木君のPCの前に座っているという

称号ができているのかとか調べて欲しいっ て私直訴したのよなの にたのさんはがっかりしたような表情に なる人事部長も営業部長も警察沙汰にする と外部への信用問題につながるから内部で 処理できるならそっちの方がいいのだとか 営業の社員として須藤に辞められるよりも 佐々に辞められる方がいいとか えそうだ人事部長と営業部長は営業成績の 悪い俺よりも営業成績のいい須藤に残って 欲しいということなの だろうそれはひどすぎ ます悔しすぎて涙が出そうに なるたけのさんは悲しそうに俺を見て肩を 撫でてくれた うんうん悔しいよね私もねそれを聞いて こんな会社いられるかと思ってすぐに辞め てきたのよ有給は残っているから残りの日 は全部有にしてくれって ってたの さん俺はボロボロの精神状態だったけれど たのさんの存在があって良かったと心から 思ったこれで味方ゼロの状態だったら俺は どうにかなりそうだっ たそれでね私が法学部出身で弁護士の資格 を持っていることは知っているかしら えそれは初耳だった そそれはすごすぎます知らなかった です会社には入社の時に履歴書に書いた くらいしかしてないからね誰にも話して ないし知らなくて当然なんだけど私弁護士 事務所を立ち上げようと思うのよ はい普通新人弁護士は大手の弁護士事務所 で下働きをするものなのかもしれないけど この際知らないわあいつらに復讐してやる のよ訴えてあげましょう ええでもたのさんは弁護士の資格があるの でそれでいいとしても俺は何もありません よ教員免許士かあなたは事務員いい でしょういいんですかいいわよ最初は事務 所を構える時間がないから私の家が事務所 県2人の家ということであなたは毎朝朝8 時にこの部屋に出勤ねいいわねどどどうし て同棲ですかあらだって私もあなたも しばらくは給料がないのよやちがもったい ないじゃない ええ俺はそうしてたのさんと同棲しつつ 法律事務所に入社することになったのだ それからという たさんは法律の知識と弁護士の資格を使っ てあれこれと銀行の中の不正の証拠を集め た俺は事務員としてその集めた証拠を資料 にすることをしたそうして俺たちは根気 強く銀行の不正の証拠を地道に集めたのだ そうすると須藤のこともはっきりと証拠が

集まった防犯カメラの刻とPCのログイン 時間がスノがPCに向かっていた時間に 一致したのだ他にもそもそものシステム部 の部長が横領している記録まで出てきた おそらくシステム部の部長と須藤はグルな のだ組んでいて須藤に不利な部分はこれ 以上は車内のシステムでは無理ですなどと 言ってごまかしたのだろうそして都合の いい部分だけシステム記録を提出して俺に 濡れを着せたその記録もあったそして 何より もさて鈴木君本番は明日だけど大丈夫 かしらもちろん です明日は俺たちが務めていた銀行の新 店舗のオープニング式典の日だ地元の テレビ局は来るだろうそので俺たちはある 計画を練っていたオープニングセレモニー には幹部に加え長人も揃ってい たそれでは どうぞテープカットが終わりテレビカメラ が新店舗に入るそのタイミングで俺たちは 新店舗に入っ たシステム部部長須藤さんお2人の横領 疑惑の件はどうなったんでしょうか 俺は大声で言った後ろにはたのさんもいる 俺の顔を見て人事部長はつまみ出せと言っ たしかしたのさんの背後には私服警官がい たのだ警察ですテレビカメラはスクープだ スクープと慌てて いるこの銀行のシステム部長と須藤正道 行員は横領を行っているわそしてそれを ある社員に濡れを着せて打撃で処理したの よ何を言っているんだ ねバが然と する本当のことよ警察にももう証拠は全て 提出しているんだから人事部長と営業部長 が私に言った言葉は録音しているわ観念し なさいそう言われてシステム部長はうれる 彼の周囲には応援に来た警官がたくさんい たのだそして執務室の方では同じく待機し ていた警察が須藤を逮捕したのだという この事件はまたたく間に世間を賑わした 信用はしいそして銀行は2年後には大手に 統合されてしまったのだ一方俺としこさん は付き合った結果半年前に結婚し たそれにしても信用なんてもろいものね あれだけ県内では幅を聞かせていた銀行 だったのに ねそうです ね職を失った元同僚たちもいるのではない か彼らはどうなったのだろうそう思い ながら俺は少し胸が痛むのを感じるまあ 内部の不祥事を隠蔽しようとするシステム があったのだからなるべくして解体したの だと思うしかないの

かそういえば人事部長と営業部長は朝会 免職になったらしいわね2人とも今頃どう なっているのかしら ねそうなのだ俺のことをぬれぎぬだと知り ながら営業成績的に残すべきなのは須藤の 方だと言った発言が世に出てしまったせい で営業部長と人事部長は処分されていたの だその考え方そのものが社員つまり俺の ことを人間だと思っていないようなものな ので仕方ない だろう営業成績と罪の有というものは全く の別物だというの に俺のことを無罪だと知りながら表沙汰に したくないからだとか営業成績的には都合 がいいからとかいう理由で罪を着せてきた そのことで俺の人生はどうなる俺の心は どう なるそんなことを度しするような人間は 少しくらい痛い目を見て反省する必要が あると思うそして須藤とシステム部長は まだ牢屋の中にいるようだ彼らは本当に信 犯で計画班なのでかいよが ないそれからさらに1年が経ち俺は父親に なったしこさんが可愛い女の子を産んで くれたのだ俺も出産には立ち合ったのだが 本当に大変な思いをして子供は生まれて くるのだということを実感して泣きそうに なったそして俺はしこさんを尊敬したり娘 の誕生を祝ったりそうした後で母に電話を かけた何よりも母も自分を産む時に同じ くらいに大変な思いをしたのだろうという 風に思ったからだそういうことを考えると とても黙ってはいられなかっ た母さん俺を産んでくれてありがとう なそう言うと母は少し涙でようだっ たどうしたの急 にそうすあんた父親になったのよねお めでとう あの小さかったソスがもう父親なのか早い わ ね初めて抱いた娘は本当に小さくて赤くて ふにゃふにゃしていてこんな立派な子供が しこさんのお腹の中にいたんだと思うと 信じられなかっ た俺は本当にずっと号給していて出産直後 で疲れているはずのしこさんに苦笑いされ たのだったでも本当に嬉しかったの だ俺は濡れを着せられた時には正直人生 終わったと思ったのだこれからの人生を 犯罪者として生きるのだと思っていた結婚 なんてできないし最終職もできないそう なるとどうやって生きていけばいいの だろうと思ってい たそんな時に助けてくれたのがしこさん だったの

だしこさんは本当に俺の恩人なのだしこ さんがいなければ俺はあのまま泣き入りを していた俺は入院しているしこさんの顔を 見に行った時に泣きながらしこさんに何度 もお礼を言ったしこ さあなたに出会えてよかっ た何よ赤ちゃんみたいに最近ずっと泣いて いるじゃないの私もすに会えてよかったわ よあなたには最悪の事件だったけれどあれ をきっかけに自分のいた組織の闇に気づく ことができて新しい人生を歩むことができ たんだし私とあなたには最悪だけれど運命 というかきっかけだったのかしらねなんて 最近は思うようにしているわねえひま ちゃんひりとは俺としこさんの娘の名前だ 2人ともひわの花が好きだからひりと 名付けたのだいつも明るい太陽を追いかけ ていてほしい綺麗な花を咲かせてほしい そう思っているの だそれからしこさんとひりは母子共に健康 に退院家に帰ってきて俺たち3人の生活が 始まっ たたの法律事務所についてはしこさんの 苗字が結婚により佐々になってからも名前 はたの法律事務所のままだそれで名前が 通ってしまったのだから仕方が ないあの一見で会社の闇に立ち向かった 新人弁護士がいるという噂になっていたの だそれからは途切れずに客が来るように なっている今は事務所は育児休暇として いるのだがそれもまたニュースになった 夫婦で営む法律事務所を夫婦で育児休業 するということはの育児のモデルケースに なるかもしれないなどと書かれてしまって 俺たちは少し照れ臭い思いもしたとはいえ 俺1人では法律の知識も資格もないので どうしようもないということもあるでも それより何より貴重な子育ての時間や 思い出を大好きな尊敬する子さんと共有し たいという部分が大きかっ たしこさんはクールな女性だと思っていた が母親になったしこさんはかっこいい中に も優しさが見えて最高にかっこよかっ た俺は本当にしこさんにベタ惚れだった いつもしこさんの後ろをついて回っている 日取りのようだ告白もプロポーズもしこ さんからだったし普通そういうのって男性 の方からするでしょうたなんて子さんは 笑っていた けれど俺たちの場合はそれがらしいという 感じが するひりはスクスク育ったいたずらっ子な のでダメと言うと面白がって逆にいたずら をしてしまうという困った部分もあったが それすらも

可愛い何何度か注意すると本当にダメな ことはしなくなったしそして一切を過ぎる 頃にはパパママと呼んでくれるようになっ ていた最初パパと呼ばれた時にはやはり 感動で涙が出た俺はこんなに泣く人間じゃ なかったんだけどなそう 思う俺いつからこんな涙もろくなったん だろうそうすあなた私と一緒に仕事始めた 頃にはすでに涙 もかもかだったらしこさんが俺を人間 らしくしてくれたんだそう言うとしこさん は何それと微笑んだ俺は自分のことを硬く て真面目なだけの人間で人間身がなくて コミ力もない男だと思っていたのだでも そうじゃなかった甘えん坊で泣き虫で感受 性も豊かだそういう新しい一面に気づかせ てくれたのはしこさんだ俺はそれを伝え たしこさんが俺の本性を引き出してくれた んだ よ私はあなたのことは何事にも硬くなって 緊張して構えているんだろうなと思ってい たわだから緊張が解けたらきっと面白い人 なんだろって思ってどんな人なんだろうか とワクワクしていたのよそうだったんです ねだから緊張でうまく発揮できないのは もったいないと思っていたわでも人を騙す ようなことをして営業成績がいいような人 よりも実直なあなたの方が私は根本的に 好きだったわ営業の面では評価されないの だろうけれど人間的にはすごく 好きそんな風に言ってくれる人いなかった から 嬉しい元々私も金融系の学部じゃなかった から周囲に馴染みづらくてね考えの根本が 違う人が多かったからそうだった の確かにしこさんは周りと違うオーラが出 ていた周囲もしこさんには一目を置いて いる感じだったので悪い意味で浮いている ようには見えていなかったのだが本人的に はしかったよう だだから周囲の営業畑の性格の人に馴染め ない感じだったすのことは私は一方的に シンパシーを感じていたのよそれにあなた 須藤君から私のこと守ってくれてた でしょう えそれは意図していなかった確かにあいつ のことは苦手だったから須藤がさんをみに 誘ってほしいって言ってきていた時には俺 は無視したり断ったりしていたけど ねそれだけでも本当に助かっていたのよ ありがとう ね修子さんは話を聞いてみれば性格が きついと思われがちで雑談が得意ではない という性格だったようだだから飲み会とか も苦手だし女子特有の井戸端会議的な

取り止めもない話なども苦手だった らしいママ友とかどうするの俺は少し笑み を含ませて聞いてみたそうなのよねどうし ましょう ねでもしこさんは俺と違って営業成績は 良かったし雑談が苦手とはいえ下手なわけ じゃないから大丈夫だよそうねそれに保護 者の中にもそういう派閥のようなものが 嫌いだって人もいるはずだからそういう人 たちと仲良くする わしこさんはどこまでも前向きだひりも そんなしこさんに似て自分でどんどん道を 切り開いていけるような人になってほしい なそして俺たちは仕事に復帰ひりは2歳に なっていた俺たちは時短勤務をしながら 保育園の力も借りてりに思いをさせない 程度に働くことにしたそれはぎっちり仕事 を詰め込んだ方が給料はいいが俺たちは それよりも娘との時間を大事にしたいのだ 今は今しかないのだ過ぎて行った後に もっと一緒にいたかったと思っても遅いだ から俺はこれからもこさんとまりともしも 次の子が生まれればその子たも一緒に かけがえのない時間を過ごしていきたいと 思って いる世の中には乗り越えられないと思う ような壁もあるだろうでも諦めずに正しい ことを信じて続けていればどうにかなると いうこともある俺にとってしこさんが現れ たようにだからこれからも俺は前を向いて 生きていこうと 思う [音楽] OG

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