【感動する話】人生をかけた面接で、母の形見のペンダントをつけていた。すると面接官が驚愕しながら私を見て…【いい話】【泣ける話】

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私には両親がい ない父は生まれた時からいなかった パティシエだった母は3年前に交通事故で 多し た1人娘の私は母が大事にしていた ペンダントを片見としてもらったそれは ケーキをモチーフにした可愛いパーツが ついた小さなペンダント 私は今でもそのペンダントを毎日身につけ て いる母からこのペンダントの由来は聞いた ことがなかった父がプレゼントしたものな んだろうか今となってはもうわから ないある日の朝私はいつものように自転車 に2歳の息子を乗せて保育園に預けてから 会社に行ったママバイバイいい子にしてる の よ私ははバイで息子の春夜と2人で暮らし ている元夫とはDVが原因で離婚養育費の 支払いは滞っていた今日も息子のために1 日頑張るか春夜はとても可愛い私の宝物だ 会社に着くと朝礼があった え皆さんに大変残念なお知らせがあり ます部長が深刻な口調で言ったがバオ事業 部は業績不審で解散することになりました つきましては皆さんは来月一杯で解雇と なりますちょっとどうなってんだよそんな 急に言われても なあ社員たちが一斉にざわざわと騒ぎ 出すかこという2文字が私の頭にお重 のしかかっていた子 って息子を育て行かなければならないのに なんとかして来月末までに次の仕事を 見つけ なきゃ私はその日からすぐにネットで 職探しを始めた今より給料が安い会社じゃ だめだあの子を大学まで行かせてあげ られる収入がなけれ ばだけどなかなかいい仕事は見つから なかった書類先行が通ってもいつも面接で 落とされてしまう お子さんがいらっしゃるようですが小さい 子は体調崩しやすいでしょうそういう時は どうされるおつもり でその時は相待させていただくか場合に よってはお休みをもらうこともあるかも しれませ んそうです か面接官は決まって苦い顔をするそんな 社員はどこの会社からも嫌がられる何者も も面接を受けては落ちることの繰り返し2 歳の子持ち女性の就職は想像以上に厳しい ものだったもしもこのまま仕事が見つから なかったらどう しよう私は途方にくれていた絶望という

言葉が私の頭をよぎるそんな時だった仕事 で展示会に行って私はある企業のブースの 前で立ち止まっ たこのモニターが画面に移っている内容私 が担当していたプロジェクトと同じだ もちろん部署はなくなるのでプロジェクト もなくなってしまうせっかく今まで頑張っ てきたのにと思いながら画面を見ていた その時企業のスタッフの男性に声をかけ られ たもしかして同業者の方ですか ええでも実は今月一杯でリストラされるん です かっこつけても仕方ないので私は正直に そう話したするとその男性は私に会社案内 を差し出していった来月うちの部署で中途 採用の入社試験があるんですよもしよかっ たら受けてみて くださいありがとうござい ます私は会社案内を受け取ってそのブース を後にしたその会社は有名な企業だった 入社試験もものすごい倍率だろうきっと また落ちるに決まっているそう思いつつも ダメもで履歴書を送ってみたそうしたら 書類先行を通過しなんとトト拍子に最終 面接までこぎつけてしまった前の会社から はすでに解雇され私にはもう仕事が なくなっていた日雇いのアルバイトをし ながら少ない貯金を切り崩してなんとか 生活をしている状況だった このチャンスを逃したらもう後がない面接 の日の朝いつものように私は母の仏壇に手 を合わせたお母さん今日は大事な面接が ありますどうか見守っていて ください天国の母にそう語りかけてから 息子を抱き上げ たママは今日大事な面接があるのよ頑張れ って言ってちょうだい うん かばえしったらずな言葉で息子が私を 励ましてくれたありがとう しんや私は息子を抱きしめて柔らかい ほっぺたにほりをした面接会場に着くと そこには10人ほどの人がい たこの中で選ばれるのたった2人だけなん だよね私は緊張して順番を待っていた しばらくして名前を呼ばれた私は面接が 行われる部屋へ入って行った面接館は展示 会で私に声をかけてくれた男性と40歳 くらいの女性の2人だ女性の方はなぜか私 の顔ではなく胸のペンダントを見ていた 面接にはまずかったかなそう思い私は少し 後悔した母の片だからお守りのつもりで身 につけてきてしまったけどこのペンダント のせいで落ちてしまったらどう

しようそんな不安が胸に湧いてくるがもう 遅かっ たその後色々な質問を受け面接は滞りなく 終わりそうだった最後にその女性の面接官 が言っ たそのペンダントはどちらで手に入れられ たんですか私はドキリとしたこれは 亡くなった母の片なんです私が答えると 一瞬その女性は寂しそうな顔をしたお母様 のお名前はあみさんですよね彼女の言葉に 私は驚いたそうです母をご存知なんですか ええ古い知り合いですそうですかお 亡くなりに彼女はつぶやくようにそう言っ たそして気を取り直したかのように事務的 な口調に戻った面接は以上で終了ですお 疲れ様でした結果は後日ご連絡し ますそして翌日の土曜日私が家にいると 面接館だった彼女から電話がかかってきた 面接の結果の連絡だと思ったが彼女は私に こう言った今 おタクの近くまで来ていましてお母様の 仏壇にお先行をあげに伺ってもよろしい でしょう か私はもちろんOKしたしばらくして彼女 は家に到着した突然すみません彼女はそう 言ってケーキの箱を差し出したこれお母様 にどうぞありがとうござい ます私はケーキを箱から出しお皿に乗せて 仏壇の前に置い た彼女はおせこをあげ手を合わせて目を 閉じた私はその間に紅茶を入れてきて残り のケーキを皿に乗せテーブルの上に並べ た彼女はしばらくしてから私の方を向くと 頭を下げていったお母様には生前大変お 世話になりました 母とはどのようなご関係だったんでしょう か私が尋ねると彼女は昔のことを話して くれ たあけみさんと出会ったのは私が12歳の 時です今から30年近く前になりますね私 の母はガンでした父親はいません私は嫁 短い母の誕生日に母の好きなケーキを買っ てあげたく てんめているケ屋に行きましたでもお 小遣いを貯めた分では足りませんでした私 が欲しかったのはホールのデコレーション ケーキだったので私はそれなら自分で ケーキを作ろうと思って毎日ケーキ屋を 覗きに行きましたその店は厨房がガラス 張りで外からケーキを作っている様子が 見える作りでし たそこでケーキの作り方を見て真似しよう と考えたのですだけどいくら見てもケーキ の作り方は分かりませんでした私が途方に くれていると厨房から出てきたあけみさん

が声をかけてくれたの です毎日ずっと見に来てるけどケーキの 作り方を覚えたいのか なあのお母さんにケーキをプレゼントし たくてもうすぐ天国に行くから最後の 誕生日なんですでもお金が足りないから 自分で作ろうと思ってだけど何度も見に来 ても作り方が覚えられなく てそうだったのねお母さん大変ねそしたら お金はいらないからお姉さんがただで ケーキを作ってあげるよ えただなんて周りの人に迷惑をかけたらだ めっていつもお母さんに言われてる からそれじゃあ一緒に作ろうか材料費は 出してもらうからそれならただじゃないわ よ ねいいんですかもちろん よお姉さん ありがとうそして母の誕生日の前日に私は あけみさんの家に行きまし たじゃあ早速作ろうか材料は用意してある からねそうそう生クリーム混ぜてうんその 調子その 調子私はあけみさんに教えてもらいながら デコレーションケーキを作りましたあけみ さんはとても優しく丁寧に作り方を教えて くれましたそして出来上がったケーキを私 は母の入院している病院に持っていきまし たお母さんお誕生日おめでとう て プレゼントこのケーキ私が作ったの あらすごいじゃない立派なケーキね上手に できたわ ね母はとても喜んでくれて私の頭を撫でて 褒めてくれまし たそれから私たちは病室でさやかな誕生日 パーティーをしましたケーキは食べれませ んでしたが母ととても嬉しそうでした母の 正しそうな笑顔を見たのはそれが最後 で母はその翌日容態が悪化してそのまま 亡くなりまし た私はショックでなかなかあけみさんにお 礼を言いに行けなかったんですがしばらく して気持ちが落ち着いた頃お店に行ったん ですあら誰かと思ったら久しぶりね お姉さんあの時は ありがとうあのねお母さんケーキをすごく 喜んでくれて本当に作り方教えてもらって よかったあとお姉さんに俺にこれ作ったの 私アクセサリーなら作るの得意なんだ よその時に自作のペンダントをあけみさん に渡しました あみさんはとても喜んでくれまし たそれが今あなたが身につけているその ペンダントなん

ですその話を聞きながら私は思わず胸元の ペンダントを握りしめてい たそして彼女は話を続けた私はその後親戚 に引き取られて遠くに引っ越しましたので あみさんにはそれっりお会いしていません でし たそれがあんなところであみさんの娘さん にお会いできるなんてこんな偶然ってある んです ね彼女は微笑んで言った私は何を言えば いいのか分からなかったそれから彼女は鞄 から1枚の写真を取り出し たこれが母の写真ですそこには痩せ細った 姿の女性と女の子がデコレーションケーキ を囲んで移っていた女性は幸せそうな とてもいい笑顔だっ たあけみさんのおかげで最後に母との良い 思い出ができましたあけみさんにはとても 感謝しています私は今までずっと彼女の ことを忘れたことはありませんでし た今度は私が彼女にをする番 です是非我が者にいらしてくださいあなた のキャリアは優秀で申し分ありませんお子 さんの体調が悪い日は私たちがサポートし ます休んでいただいても構いません私は その手を取って固く握手をかわし たありがとうございますせ一杯務めさせて いただき ます私はとても不思議な気持ちだった就職 が決まった嬉しさとほっとした気持ち そして30年前に母が幼い女の子へ与えた 優しさへの 感動母への尊敬の気持ちとそれからこの人 と私を巡り合わせてくれた運命への感謝の 気持ちいろんな思いが入り混じって私は 少し泣いてしまったすると息子がママ どっちたのと歩み寄ってきて頭を撫でて くれ たよっちよっち泣かないでねと息子に慰め られて私はますます涙が止まらなくなっ たあのねママはね嬉しくて泣いてるのよ私 は息子を抱きしめてそう言ったその後彼女 の会社に最就職した私は今までに培った 知識と経験を生かしとてもやりがいのある 仕事を任されて いる給料も前の会社より上がったこれで 春夜の学費も貯金できる私は今朝もいつも のように母の写真の前にケーキを置いて手 を合わせたお母さんいつも見守っていて くれて ありがとうその時春夜が横に来て母の写真 に向かっていっ たママのことよろしくね僕も頑張るねあら 頼もしい私は息子の柔らかい体をぎゅっと 抱きしめ

た本当に使えない人ね一体何年会社めし てるのすすみません今日で何度目の場だ 恐る恐る顔をあげると目を怒らせた野崎 部長がそこには いる本当にもっと使える人が欲しかったわ これ直しといて ねはい後時脱が多いとお叱りを受けた書類 を渡され俺はその場を後にし たクスクスと笑う同僚たちの声を聞いて俺 はびくりと肩を振るわせていた会社に勤め て15年突然やってきた左川戦国に戸惑う ことしかできなかったが自分を納得させ 受け入れた左川先の上司は自分より年下の 女性だったが特定の部下に対しては とにかく口が悪かっ たターゲットを決めた社員に対していびり とも嫌がらせとも思えることを日常的にし てくるタイプだそれに感情の気腹が 激しいそんなやが毎日顔を合わせる会社の 上司になる なんてこれほど不幸なことは ないそしてゴジが多いと言われた書類を見 てもそれらしき文字は全くと言っていい ほど見当たら ないもしかしたら 会社ぐるみの嫌がらせかな俺はため息を ついてい たうちの会社ではこのところの景気の悪化 を受けて早期退職者を募って いるそれだけでなく俺のようにやめさせ たい社員を左遷させたり会社ぐるみで 嫌がらせを働いてやめさせるケースが増え ているの だ本当にやり方が汚いよな デスクに書類を置きため息をつい た俺の視線の先には愛さである優香の写真 があっ たキラキラと眩しい笑顔を振りまく優香の 写真を見てさらにまたため息を漏らし たあいつはなんでこんな俺と一緒になって くれたんだ か妻の優香は高卒の俺と違って大卒の バリバリのエリートだっ た仕事でも順調にキャリアアップを重ねて いたそれなのになぜか彼女は会社をやめて 左遷された俺についてきてくれたの だ仕事にちょっと疲れちゃったの前から 退職を考えていたからちょうど良かった わいいじゃない出行先は観光地でも有名な 場所だし田舎でのんびりするのもありだと 思うわ よこっちに来てからは俺も積極的に家の ことはしているが優香はスーパーのパート 勤めをしながらも多くの家事を率先して やってくれて

いるしかも俺が会社での出来事を毎日毎日 愚痴っても嫌な顔1つせずうんうんと真剣 なまなざしで話を聞いてくれ た時には何よ それと言って横暴な女上司のことを俺の話 に共感してひどい最低だと言ってくれた私 が正社員で働いていた時は妻として最低限 のことしかできなかったからこれからは できることは全部やるわ 彼女は思いやりがあって優しさに満ちた 尊敬できる自慢の妻だっ たでも俺は正直そんな彼女に対し引け目を 感じてい た奥さんもこんな旦那さを持って不幸 ねはっと我に帰って俺は後ろを 見つめる野崎部長ですに写真まで飾っ ちゃってすごく愛さかさんねしかも噂じゃ あなたより仕事のできる人だったって言う じゃないもったいないわよ ね仕事もやめさせられてしかもこんな地方 まで一緒にこさせられ てニヤニヤといやらしい笑を浮かべて野崎 部長は優香の写真を見つめてい 本当に奥さんがかわいそう ね離婚した方が奥さんのためなんじゃない の野崎部長の言葉に俺は唇を噛みしめてい た確かに俺は妻に迷惑をかけているかも しれないだが他人である部長にそこまで 言われる筋合いは ないそもそもとも俺だけがなんだかんだ 言われるなら耐えられただけど妻のこと まで言われるのは我慢できなかっ たそこまで言われたくねえよ俺はこのまま 怒りに身を任せたいと思っ たこの女上司に向かって怒鳴ってしまい たいそんな衝動に駆られていただけどそれ で会社での立場が悪くなって 首にでもなってしまったら結局のところ妻 に迷惑をかけて しまうそれでもやはり上司の言動をこの まま許したくないと手に拳を握りながら 思って息を吸い込んだその時 プルルルルと車内電話が鳴った俺は慌てて 電話を取っていたはい金田です あなた今受付にいるんだけどそっちに行っ てもいいかしら えゆかなんでお前がここにいるんだその 電話に俺は驚いた家にいるはずの優香が 電話口に出ていたあなた今日家にお弁当 忘れてたでしょうだから届けに来たの よいや忘れたのは確かだけど 適当に買うってメールで伝えたよなそうな んだけど買い物で会社の近くに行くから どうせならお弁当届けようかなって思った のよそうかありがとうなでも仕事で忙しい

んだからすぐに帰ってくれよ分かってるわ よそう言って妻は電話を切っ たじきを置き顔をあげるときよっとした 様子でこちらを見つめる野崎部長と目が あっ た奥さん会社に来るのわざわざ弁当届けに 来させるなんてありえないじゃ ない私も来るとは思わなかったのですが はあ出世もできない妻を小遣いのように 扱う本当にダメな男ね 耳元でそうさいて野崎部長は去っていった 俺は自分の耳をとっさに抑え自身のデスク へと向かっていく彼女を睨みつけてい たこんにちは金田の妻です倉庫をしている うちにオフィスに優香がやってきたその姿 を見て俺は驚きに言葉を失ったて服は不着 なのだが明らかに外出することを意識した 美しいパステルカラーの色合いのワン ピースをまとっていたの だ優香はスタイルが良いワンピースがその 美しい体の曲線をうまい具合に引き立てて くれてい た化粧も控えめそうに見えて淡い色合いで ばっちりと作りの良いの顔を彩って いる金田さんの奥さん美人だなめっちゃ スタイルいいじゃん目立つ なあひそひそと話し合う男子社員に優香は 微笑みを送り一目さんに俺の元へとやって きた何よ随分綺麗な奥さんだことそう声が 聞こえてそちらに目をやると野崎部長がは 驚いた様子で優香を見つめていた同じ女と して彼女も優香の美しさは無視できない らしいあなたこれ忘れてったお弁当よ あなたの好きなものばっかり作ってきた からねそう言ってやかな笑顔で俺に弁当を 手渡してき たおいおいいつもは夕飯の残り物だって 平気入れてるだろ俺の嫌いな椎茸だって 普段なら容赦なく弁当に入ってる ぞやたらと会いそうの良い優香の今日の 様子にどうしたのかと不思議に思っていた するとほんちょっと奥さんと野崎部長の 言葉が聞こえた彼女は大またでこちらに 近づき不機嫌そうに俺たちの前でで腕を 組ん なこういった行為は困りますね仕事の邪魔 ですえそんな私は夫のためにお弁当を届け に来ただけですよあよかったらこれ皆さん で食べてください私の手作り ですて 手作り妻が美しく放送したクッキーを野崎 部長に渡し た妻の言葉に彼女は甲殻をつかせていた 野崎部長は大の味音痴の上に料理が下手だ と社員の間では有名な話だった彼女と密か

に付き合っていた社員がそのことを理由に 彼女を振ったことは社内でも大きな話題に なったそして俺は見逃さな 野崎部長に笑を浮かべる優香の瞳が意地悪 な光を放っていること をこいつ野崎部長の嫌がることを知らない ふりしてわざとやって やがる皆さんにも手作りクッキーがあり ますからよろしかったら どうぞいつも主人が大変お世話になって ありがとうござい ますとかを返して優香は社員たちに クッキーを配り始めただが俺はそんな優香 を見て冷や汗を大量に書いてい たこれは野崎係町に向けられた彼女の 嫌がらせに違いないとそう思っ た確かに普段から部長の愚痴を彼女には 話していた けれどまさか優香自らが報復にやってくる とは思わなかっ たふふざけるんじゃないわよそうやって 尻尾を振れば自分の夫が少しはまともな 扱いを受けられるとでも思ってる の優香から受け取ったクッキーを床に 投げ捨て野崎部長が優香を 怒鳴りつけるその様子を見ていた男子の 社員が苦い顔をしたちょっとやりすぎです よ社員の1人が彼女をなめるが部長の怒り は増ばかりだそしてツカツカと優香に 近づき突然怒鳴りつけてき たここは仕事をする場所なの何が入って いるかもわからないそんなクッキーを社員 に配るのはやめ出て くださるそんななんですか急にひどい わ部長に隣りられ優香が涙を浮かべた けれど明らかに嘘泣きのような気も する優香は理不尽なことで怒鳴られたら すかさず怒鳴り返すタイプだから だちょっとひどいじゃないですか部長 いくらなんでもやりすぎです よ妻の元に社員たちが駆け寄り次々に部長 に避難の言葉を浴びせて いく金田さんの奥さんは俺たちに気を使っ てクッキーを配っていただけです よそれを投げ捨てた挙げ句に奥さんを 怒鳴りつけるなんて えちょっとあなたたち何 よその時 大雪室から専務の声が聞こえたちょっと何 があったんだい騒ぎを聞きつけたようだっ た今日は相談で本社から来ていた専務が俺 たちの元へやってきたあのこれ は野崎部長は顔面蒼白になっていたすると 若い社員たちが口を揃えて状況を話しだし たせ

ひどいんですよ金田さんの奥さんを部長が 怒鳴りつけたんです奥さんは金田さんにお 弁当を届けに来たついでに俺たちに クッキーをくれただけなの に男子社員たちは目を見合わせただから それが問題だって言っているじゃ ない必要に起こる部長に専務が言っ た何が問題なんだ ちょっとあっちの会議室で理由を聞かせて くれないかいは はい弱々しく 頷き部長は専務と共にフロアの横にある 会議室へと向かっていっ たざまあないわねあの 女ア然とする俺のそばでぽつりと優香が 呟いたそれから間もなくして部長が違う 部署に移動になることが決定した事実上の 降格だっ たこの前の優香のこともあるが色々と社員 たちに嫌がらせをしていたことが今回の件 で明るみになり処罰を受けることになった そうだと言っても彼女が上の指示を受けて 俺たちのような辞めさせたい社員に 嫌がらせを行っていたのは明白だっ たねえやめちゃいなさいよあんな 会社俺が部長のことを人切り話すと優香は そう言って微笑ん だでもそしたらどうするんだお前はパート 社員だし俺が辞めたら生活できるかどう か大丈夫よもう新しい就職先の目星はつけ てある から私が前に勤めていた会社が中途社員を 募集してるの隣町に死者があるのよあなた のことを先輩に話したら是非とも来て欲し いって話になったのまあまずは面接からだ けどそれはありがたいなでもお前前の会社 は疲れたからやめたいって言ってたよな これから先のことを考えて子供ができたら 育児とキャリアを積みながら勤めを両立さ せるのって難しいでしょだから子供が欲し いってことを考えると前の会社にはいられ ないって思ってそれで上司と話し合って 代謝させてもらった のこっちに来た時にはまだ妊娠してなかっ たわよでもここののところ具合が良くない からもしかしてって病院に行っ たらできてたのかうん3ヶ月だっ てそっと声を潜めて優香は照れくそうに 微笑ん だ私も子供を保育園に預けられるように なったら前の会社から戻ってこないかって 言われてるのその時までに子供がいる女性 も働きやすい環境を作ってくれるって上司 が約束してくれたの よそう話す彼女は嬉しそうだっただから

あなたも前向きに今の会社はぽいし ちゃい社員に嫌がらせを働く会社なんて そのうち潰れちゃうわよ俺は一瞬考えたが 物事には勢いが切な時もあるとそう思っ た確かにそうだなぽいする かお前の会社の面接受けてみるよ長年勤め ていた会社を辞める決心はそう簡単には できないでも彼女がぽいという言葉で面白 おかしく表現してくれたおかげで重く考え ずに済んだ清々しい彼女の笑顔を見て俺も また笑顔が顔に浮かん だしかしあれだけ嫌だと思っていた現状が 優香のおかげでこうも好転するとは思って も見なかったそれに優香のお腹の中には俺 たちの新しい家族がいるその子のためにも 前に進まないとじゃあ先輩に連絡しておく ねよろしく頼む優の言葉に俺は力強く頷い てい たなんだか彼女の強さに改めて気づかされ た気が するこれからは俺ももっと努力して家族の ために頑張ろうと気合いを入れ た今日は新しい職場への出社 初日この年で転職 なんて妻には申し訳ないと思いながら もあなたの好きなようにしていいの よそういった妻の言葉に甘えさせてもらっ た私の名前は神野 正友先月 50歳になったばかり だ転職した理由はリストラでも倒産でも ない一言で言うとし たら私の心の弱さ転職に至った経緯は今 なら冷静に話せる だろうその日は私たち夫婦の 一人娘 ことの二十歳の誕生日だっ た私は以前から用意していた誕生日 プレゼントを持っ て会社を早々に代謝し家に帰ろうとしてい たそうだせっかく今日で二十歳になったん だ軽めの酒でも買って帰ってやる かそって駅前のコンビニに立ち寄っ た妻もあまりアルコールは強い方ではない から ななどと考えながら何本かの缶入りの カクテルやチハを選びレジに 並ぶ今日は珍しくレジが混んでる なと思った時だっ た 大きな音と衝撃に飛び上がりそうに なるなん と1台の車が店のドアを破壊して突っ込ん できたの だ

危ない私はとっさに前に並んでいた親子を かばっ た母親は赤ちゃんをし ながら幼稚園児ぐらいの子を隣に並ばせて いたの だ私がかった小さな女の子はびっくりして 泣いてい た母親は震え ながらすみませんありがとうござい ますと礼を言った ぎうわ何やった という悲鳴とともにおいじじアクセル踏む な止まれ止まれ よという怒号が 飛ぶ店内に突っ込んできた車には真っ青な 顔をした恒例ドライバーが乗ってい た彼自身驚いて固まってしまっているの だろう おそらくブレーキと間違えてアクセルを 踏んだのだろう か車はレジに並んでいた我々の真横の 陳列棚を投げ倒してやっと止まっ た店長らしき男性が車に 駆け寄り運転席のドアを開けてエンジンを 切るレジにいたスタッフが 皆さんお怪我ございません かと叫んで いる恒例の男性はまだハンドルを持った ままガタガタと震えてい た私は店員に向かっ て警察を呼びましょうかと声をかけ たお客様申し訳ございませんお願いして よろしいでしょうか そう言いながら店員は店内で床に倒れたり 座り込んでしまっている何人かの人たちの 怪我の様子を確認してい た店は駅前ということもあり駅前の交番 からすぐに警察官が2名 駆けつけあまりの参上に応援を呼んだの だろう少し遅れてさらに2名の警察官が 到着し た車が突っ込んできた衝撃で転倒した人が 救急車で運ばれ たドライバーの高齢男性は警察に何を聞か れても話せずに震えて いる店内にいた店長と スタッフ私の他に4名の男女が事故の状況 を説明し たあは店に設置されている防犯カメラの 映像で分かるだろうということで私を含め 店に残っていたお客さんたちは帰ることに なっ たその時私は自分の足元に転がる紙袋を見 て 青ざめてい

たまずいことになっ た足元に転がっていたのは何日も前から 用意していた娘への誕生日プレゼントだっ た紙袋の持ち手は ちぎれ袋もあちこち汚れて破けてしまい ボロボロだっ たプレゼントの箱も完全に潰れて変形して いる急いで店の外に出て中を確認し た箱の中身は娘が前から欲しがっていた クリーム色の ハンドバッグ幸い頑丈な箱に守られバッグ には傷1つついていなかっ たはあ よかっ たこのバッグは私が勤める会社で作って いる比較製品の1つ だ娘が小学生の頃誕生日プレゼントに花柄 のポシェットをプレゼントして からことは川製品が気にいったようで毎年 彼女の誕生日には川製品のもをプレゼント して いる中身は無事だったとは言っても なせっかくの誕生日プレゼントの見た目 がこんな汚れてボロボロじゃ なあとりあえず家に帰ってから妻の香りに 相談しようと家に向かって歩き出した時 だっ た鞄の中からスマホが鳴る音が聞こえ た香りか なちょっと遅くなったから早く帰って来 いって電話 かそう思って電話に出ると泣き声の妻が とんでもないことを言っ た あなたこ が爆発事故に巻き込まれて病院に運ばれた の どうしようこが え完全に取り乱している妻がその後も泣き ながら何か話していたがよく聞き取れ ない分かったすぐ 帰る5分で帰るから一緒に病院に 行こうそう言って電話を切り駅前に止まっ ているタクシーを捕まえた タクシーを家の前で待たせたまま玄関を 開ける と香りが座り込んで泣いてい たあなたどう しようまずは病院に 行こうと震える妻に声を かけ香りをタクシーにのせ病院の名前を 告げ たICUのベッドに寝かされているこは 全身を包帯で覆われわずかに見えている目 は閉じたまま

だ複数のくにつがれたこを前に私たち は言葉をなくしてい たこが巻き込まれたトンネル内の爆発 事故テレビのニュースにも上がるぐらい 大きな事故だっ た娘の状態は担当医師の説明で は今夜が山場だということだっ たできる限りの手は尽くしたと説明され 私たち夫婦はこの生命力を信じて祈る以外 何もできなかっ た朝になっては個室に移され たしかしまだ意識は戻ら ない あなたことはもう目を覚ましてくれないの かしら力なくつぶやく香りの言葉が心に 突き刺さる 信じようこは頑張ってるんだ私たちが諦め ちゃいけ ないそう答えるのが精一杯だっ た数時間後担当の看護師さんがことの様子 を見に来た時だっ たこのまぶが動いたかと思ったらうっすら と目を開け た ことかのさんカのことさん分かります か看護師さんが声をかけるとことが瞬きを した担当意志を呼んできますのでお父さん とお母さんはこのまま声をかけ続けてあげ て くださいそう言って看護師さんが病室を出 ていっ た私と香はの名前を呼び続け た ことお母さんよ わかること こと妻と一緒に何度も何度も名前を呼ん だ間もなくして担当医と先ほどの看護師 さんが病室に入ってきてことの診察が 始まっ た担当 の少しずつではありますが意識は戻ってき ています ねお嬢さん頑張りました ねという言葉に私も香りも涙を流して喜ん だ ただしことは爆発による火災で重度の火傷 を追っていた ためこれから何度か皮膚の移植手術が必要 だと言われ た意識を取り戻したこみはあちこち痛むの だろう時折り顔をしかめる仕草を見せ たしばらくの 間このベッドの傍に座っていた私 は大事なことを思い出し たそうだ

こと1日遅くなった けど二十歳の誕生日おめでとう そう声をかける とことの目が笑った気がし た実は昨日立ち寄ったコンビニでちょっと した事故があって なラッピングはボロボロになっちゃった けどほら中身はこの通り無事だったん だそう言って誕生日プレゼントの ハンドバッグを見せ たすると妻がこれことが欲しがってた ハンドバッグだ わよかったわね ことと一生懸命に明るく声をかけ たその時 小さな囁くような声でこと が ありがとう 嬉しいと言ったの だその後ことはまた眠ってしまったが 私たちは徹夜の眠気も吹っ飛ぶぐらい喜ん でい た目も覚めたしこれで人安心だな そう ねでも皮膚の移植手術もあるし彼のことも ある からこれからも大変よ ねこの前では話せなかったが車を運転して いた娘のボイフレドはトンネル内ですでに 高してしまってい た聞かれた時にはなんと答えればいいのか と心苦しく なる翌日もことは少しだけ話すことができ たこのバッグ持って友達と出かけるの 楽しみだ な弱々しい声ではあるが話もできるように なり少しずつ回復しているように思え た私は明日からまた出勤しようと思うんだ けど大丈夫 かそうねこの容態も落ち着いてきたしいつ までも休めないもん ね次の日から私はできる限り定時で会社を 出てごとが入院している病院によって帰る 日々が続いた そしてことが入院して15日目のことだっ た病院で付き添っている妻から電話が入っ た あなたこがまたICUに入ったの よ背決勝かもしれないってどう しよう電話の向こうで妻が泣きっているの が わかるすぐにそっちに行くから香り しっかりするん だ大丈夫だ から嘘

だろうことは意識も戻って少しずつ回復し ていたじゃない か1回目の食手術も成功だったはず だ今更背決勝 ってなんでだよ ICUについた私は何度も娘に呼びかけ たしかしこのまぶは閉じたままびくりとも し ない担当医師が1人の看護師に指示をした 後私たちは別室に呼ばれ た今娘さんは最近感染による背決勝を 起こしショック状態でし て非常に危険な状況 ですその説明を聞いて私 は最近感染ってどういうことです かことはこの病室からも病院からも一歩も 出たことがなかったんですよなのにそんな のおかしいじゃないか 先生を責めるようなことを言っても 仕方ないことは分かってい たでもこが既得状態であることを認める ことはできなかっ た そして娘は私と妻が見守る中で息を 引き取っ た香りは何度もなもとの包帯だらけの体を 撫で ながら こ痛かったね辛かった ねで もよく頑張った ねと泣きながら娘に話しかけてい たそれからこの葬儀が終わっても何もする 気が起こらなかった 会社に行けば嫌でも川製品が目に入っ た ポシェットペン ケースブックカバーに 財布それらは全て娘にプレゼントをした ものだっ た そして二十歳の誕生日に用意した ハンドバッグどれを見てももこの嬉しそう な笑顔が思い浮かんで しまう私は次第に仕事に身が入らなくなっ ていることに気づい た川の自社生品を見るたび涙をこらえるの が精 一杯そんな毎日 だドラマや映画 なら天国の娘にできるような製品を作る ために立ち直ろうとするのだろう が私は弱い人間だっ [音楽] た前向きに頑張ろうなどというポジティブ

な気持ちなど無人も開いてこ ないこのままでは同僚たちや会社にも迷惑 をかけてしまうだろう もうこの会社を辞めるしかない な私は退職を決め社長に話をし たそうです か我が者としては君のような優秀な人材を 失うのは非常に心苦しいのです がかの君のお気持ちを考えると無理に 引き止めることは できません ね社長はしぶしぶではあったが了承して くれ たそうして会社は辞めたものの生活費は なんとかして稼がなければなら ない2週間 後私は街外れの工場に転職し た従業員は30ほどの小さな工場 だ1週間ほど働いているうちに気になる ことがあっ た見た目は高校生ぐらいだろう かいつも1人でポツンと仕事をしている 青年が いる通勤も昼休みも全く人と関わろうとし ないし誰も彼に話しかけもしなかっ た彼の名は水原徹と言っ た時々話しかけるようにしてみたのだ がとにかく彼は無口だっ たある日の昼休み 水原君昼飯一緒に食べないかと声をかける と他の従業員の何人かがこっちを見 たかのさん俺に構わないで ください彼はそれだけ言い残して外に出て しまっ たすると1人の従業員が私の前にやってき た水原には構わない方がいいですよあいつ の親やばい問題起こしてるん で どういうことだいと聞き返すと彼はこんな ことを言っ たちょっと前にトンネルでの爆発事故が あった でしょうあの事故を起こしたトラックの 運転手あいつの親父なんです よ えなんだっ てことが巻き込まれた事故 だその言葉に衝撃を 受けあの時のことを 思い出し全身の震えが止まら ない言葉をなくしてつったっている私に彼 はさらにこんなことを言っ たあいつの親父も亡くなってしまったん ですけどあいつの母親は賠償金が払えずに 挑発してあいつは高校で級生と喧嘩して

相手に怪我させて 退学親子揃って問題事なんです よだから関わらない方がいいです よ私は今でも事故を起こしたトラックの 運転手を許せないと思って いるでも彼の父親が起こした事故のせい で彼が職場で孤立させられるの はちょっと違うんじゃない かそうも思っ たその日家に帰って妻に今日のことを話し た香り はその男の子は毎日辛い思いをしてるの ね突然お父さんをなくしてお母さんにも出 て行かれて 職場では問題時って色メガで見られ てその子は何も悪くないの に気のく ねそう言って涙を浮かべ た ありがとう香りに話してすっきりした よそうだよ な私だけでもまた明日からも声をかけて みる よ彼は何も悪いことはしていないんだ から翌朝香りは笑顔 で昨日あなたが話してた水原君にも渡して ちょうだい と言って2つの弁当を手渡してくれ た ありがとう私は弁当受け取り家を出 た彼のあの何もかも諦めてしまった表情 がちょっとやそっとでは晴れることはない だろうでもいつか心から笑顔になって くれる日が来ることを信じ て長い時間をかけて彼と付き合ってみたい と うその時には きっと私も心から笑えるようになって いるそんな気がするの [音楽] だ駐車場で車から降り石畳の上を歩いて いくとどこからか桜の花びらがチラチラと 舞い落ちてきているのが見え た桶に水をたっぷり組んで途中で買ってき た花束と共に墓の前に持って いく1ヶ月ぶりだね ゆ俺は母石に向かって 話しかける妻の弓は5年前に胃がんで 亡くなった今日は 彼女の月命日 だいつも墓参りに来る時には彼女が大好き だったバラの花束を備えて いるそして墓石の前にあを描いて1ヶ月間 の出来事を報告 する俺の名前は市川

裕二今年で34歳に なるとある企業で営業職をやっていて今年 で11年目 だ一生懸命努力してはいるが元々の そそっかしい性格のせいか些細なミス ばかりしてしまいなかなか昇級はせず平 社員のまま今に 至るそんな俺の日々の奮闘や失敗の話を ちょっとした愚痴まじりに母を通して あの世の妻に話して聞か せるそして彼女が残してくれた1人息子の 翔太のことも翔太は今7歳の小学2年生 だ小学校の後は学童保育に預けお迎えは 近所に住んでいる俺の母に行ってもらって いる翔太は病気もしないで 元気に学校へ行っているよ仲のいい友達も できてすごく楽しそうだよそれと最近A 会話教室に通わせ始めたん だ来月は翔太もここに連れてくる よ話していると頭の中に嬉しそうな妻の 笑顔が 浮かぶこの時間が俺にとってはは私服の 一時 だ亡くなって5年経った今でも彼女は俺の 心の中で鮮やかに存在し続けて いる彼女は俺の癒しであり心の支え だ墓参りが終わると俺は両親が住む実家に 息子を迎えに行っ たただいま相でを開けて中に入っていくと バタバタと騒がしい足音が奥のリビング から聞こえてくるパパお帰りなさい見て見 てじじとバーマに買ってもらったんだ よ翔太の手には人気のゲーム機が握られて いる おお良かったじゃないかちゃんと俺行った かうん行った よ お帰り夕ご飯食べていく でしょキッチンから母が顔を覗かせるうん もちろん答えながらキッチンに入っていき 料理を作っている母の後ろから 話しかけるゲーム機買ってくれたんだって あんな高いもの大丈夫 大丈夫よ気にしないで正太におねだりされ たの来月誕生日なんだから少し待ってろて 言えばよかったの にいいのよ誕生日はもちろんまた別に ちゃんとプレゼントするからね全く母さん は正太を甘やかしすぎだよ気持ちは ありがたいけど さそんなことより今夜はあんたの好きな エビフライだよおやっ たそれからリビングに行くと父が翔太と 一緒にゲームに熱中していたけ翔太よし そこだ

じじちょっと黙ってて よ親父の方が夢中になっちゃってるんじゃ ないかよ俺は少し呆れてため息をつき ながらソファーに腰を下ろし膝の上に乗っ てきた飼猫のミクを撫で た父も母もも翔太をとても可愛がってくれ て いる翔太も両親によくなついて いる家族の関係は良好 だ妻が亡くなった時翔太はまだ2歳で状況 をよく理解できていなかっただがしばらく して妻がいないことに気づくとママどこ ママ と言って泣いてい たそんな翔太を見ているとかわいそうに なって正太を抱きしめて俺も一緒になって 号泣したっ けそんなあいつが今では小学生か早いもん だなと 思う今では翔太は妻のことを覚えてはい ないパパも一緒にやろうああいい ぞ振り返って俺を見ている翔太に向かって 微笑ん だ翌週大規模な展示会があってうちの会社 も出店するので説明スタッフとして会場に 行ってい た会場内はたくさんのスーツを着た サラリーマンで賑わって いるそんな中俺は自社の展示ブースの前を 通りかかる人々に声をかけ呼び込みを 行う興味を持ってくれた人には商品の サンプルを試してもらいアンケートに記入 してもらって名刺を交換しパンフレットを 手渡す朝から夕方まで立ちっぱなしなので 結構疲れる仕事だ腕時計を見るともうすぐ にな展示ブースが無人にならないように昼 休憩は交代で取ることになっているその時 展示ブースの前にうちの会社の社長が現れ た一川君どうだね調子は社長お疲れ様です 全長ですよ俺は社長にアンケートの記入者 数を報告し たそうかまずまずといったところだ なところで一川昼飯はまだかはいまだです がじゃあ一緒に食べに行こうちょっと話し たいことがあるんで ね社長が俺なんかに話したいことって何 だろうまさか転勤とか解雇とかの話じゃ ないよ なでも 会社に不利益を与えるほどの大きなミスは していないはず だまさか営業成績が悪いからと かそう思いドキドキしながら俺は社長に ついていっ た展示会場から外に出てすぐ近くの

ちょっとしれたイタリアンレストランに 社長は俺を連れて行っ た店に入ると社長は店員さんに待ち合わせ をしているんですがと言った 待ち合わせ聞いてないぞ一体誰とだろうと 不思議に思っていると社長は店内にその 待ち合わせ相手を見つけたよう だいやあひこ久しぶりおじさんお久しぶり です社長がひなと呼んだ相手は座っていた 椅子から立ち上がっ た長くてまっすぐの黒髪が綺麗な細身の女 の人だ年は20代後半ぐらいだろう かダークブラウンの膝丈のスカートを履き ベージュ色の清楚なニットを着て いる大きな目が印象的な美人 だ社長がおじさんということはこの女性は 社長の名なの だろう社長は彼女のいるテーブルの向かい の椅子を俺に進め たさあ市川君はここに座ってくれ はあ俺は言われるがままに彼女の真向に 腰かける市川君彼女は私の名の北沢ひなだ 社長が彼女を紹介する俺は軽く釈をした 市川裕二です社長にはいつも大変お世話に なってい ます北沢日子です市川さんのことは叔父 からよく聞いてい ます彼女はそう言って微笑んだ社長が俺の ことをめっこさんに話しているって一体 ことを話しているのだろうそれにどうして こんなところにめっこさんが来ているのか なんだか違和感を覚え俺は社長の顔を伺い み たすると社長は言っ た市川君君は奥さんをなくしてもう5年 経ったよな辛かっただろうけどもう そろそろ新しい人生を歩み始めでもいい頃 なんじゃない か一瞬何を言われているのか分からなかっ た畳みかけるように社長は 話す田子は来年30になるんだが全くと 言っていいほど男っ気がなくて ね結婚的礼儀だというのに本人になかなか その気がないようで困っているんだよああ そういうことかとピンとき たこれは仕組まれたお見合いなの だなんだか社長に騙されてお見合いをさせ られた気分に なる田子は1人暮らしをしていて家事も 一通りできるし優しい性格で子供好きだ きっと翔太君ともうまくやっていける よ社長お言葉ですが自分は再婚する気は ありませんこういうのは困り ます俺がそう言っても社長は聞く耳を持た なかっ

たまあまあ市川君以前はそう言っていた けどもう5年も経ってもうそろそろいいん じゃない かきっと天国の奥さんも君のの幸せを願っ ている よその言葉を聞いて俺の腹の底から怒りが ガッと湧き上がっ た妻のことなんて何も知らないくせに知っ たような口を聞きやがっ てゆはむちゃくちゃ焼きもち焼きだったん だぞ俺が再婚なんてしてあいつが喜ぶわけ がない だろうが相手は社長なので何も言い返せ ないすると社長は危機として続け た奥さんのことなかなか忘れられないん だろうけど翔太君もお母さんがいた方が いいんじゃないかねどうだい翔太君のため に も新しい家族を受け入れてみる気はないか あろうことか社長は翔太の気持ちまで勝手 に決めつけ たあの年頃の子はまだまだ母親が恋しい はずだ よ翔太のことなんて何も知らないくせに よくそんなしったかぶりをできるもの だ翔太は母親が欲しいなんて一言も言った こと はむしろ人知で知らない人が急に家族に なんてなったらストレスになるに決まって いる俺が口をつんでいると社長はメニュー 表を俺に手渡してき たまあまあ今日は私のおりだから好きな ものを頼み なさい 仕方なく俺は適当なパスタのセットを注文 たするとひこさんも俺と同じものを注文 するそれじゃあ私は席を外すからあと2人 で話し なさい社長は伝票を持って立ち上がると レジの方へと去っていっ た俺たち2人の間にしばらく気まずい沈黙 が 続く社長に腹が立ってい たこのまま店を出てしまおうかとも思っ ただが目の前のこの女性に罪はないし注文 した料理も食べないともったい ない仕方なく料理が来るのを待っていると ひこさんがおずおずと口を開い たあの急にこんなことになってすみま おじさんきっとあなたに今日のこと言って なかったん でしょそうですね急だったのでびっくりし てい ます実は私もただ食事をしようとだけ言わ れて出てきたん

です彼女は困ったように眉を下げてい たそうだったんです か俺ははほんの少しほっとした彼女も仲間 だったということ かおじさんが会社にお前にぴったりのやが いるから1度会ってみてくれって しつこかったんですけど私はずっと断って たん ですおじさん市川さんのことすごく褒めて ましたよ思いやりがあって明るいムード メーカーで会社に必要な大事な人だっ てそうなんです か社長が俺のことをそんな風に言ってくれ てたなんて意外だったし嬉しかっただけど それとこれとは話が別 だひこさんあなたはとても素敵な女性だと 思い ますでも俺は妻を一生忘れるつもりはない し 結婚ももう2度とする気はないん です俺はきっぱりと彼女に言っ たすると彼女はにっこり笑っていっ たいいんです私も結婚する気はありません からここには叔父に騙されて連れて来られ ただけなの でそれを聞いて俺は安心 するそれじゃお互い様ってことです ねすると彼女はくすっと 笑うそうですね叔父には私から言っておき ますそれからしばらくして注文したパスタ が運ばれてきて俺たちはお互いに自分の 境遇を語り合っ た私恋人がいるんです よ彼女がそういうので俺は不思議に思っ たその人とは結婚しないんです か俺が尋ねると彼女は少し俯いて口 こもりしばらくしてから言っ た私の恋人は女性なんですよだから結婚は できないん です俺は驚いたそうなんです ねだけど両親も親戚も職場の人たちまで 早く結婚した方がいいってうるさく て本人の気持ちなんてお構いなしでわかり ますよ気にかけてくれているのは ありがたいのですがこちらにも事情がね ええ私のことを心配してそう言ってくれ てることは分かるんです けどありがと迷惑ってやつですよね俺と ひこさんはすっかり息投合し た大体社長も周りの人たちも結婚イコール 幸せだと決めつけすぎですよ ね結婚できないと不幸だと思ってるんだ から失礼ですよ ねそうですよね人それぞれいろんな幸せの 方があって必ずしも異性と結婚することが

幸せの最高峰ではないと私は思い ますそうなんですよ俺は周りからそんなに も不幸に見えてるの かって俺も息子も今の生活に満足してるん です よもちろん妻がいないのは寂しいし悲しい ですでもだからと言って他の女性を家族に 迎え入れるのは違うと思うんですよ俺は これから先もずっと妻以外を愛するつもり はありませんし妻以上の女性とは出会え ないと思って ます俺は目の前に運ばれてきたパスタに手 をつつけるのも忘れて会話に夢中になっ た市川さんは奥様をとても愛してらしん です ねお亡くなりになってからもそんなに思わ れて奥様は幸せ者です ねそう言っていただけると照れますが 嬉しい です社長も周りの人たちもみんな天国の妻 は俺が他の女性と再婚することを願って いるなんてわけのわからないことを言うん ですよそんなわけないですよねだってそう なったら俺があの世に行った時妻と再開 できないじゃないですか妻と御歳を同じ墓 に入れるのだって俺は納得いかないんです よそう言われてみればそうですよ ね奥様はいつかい母さんと再開するのを 楽しみに待っているかもしれないのにその 時市川さんに別の奥さんがいたらきっと 悲しいですよ ね俺はこんなにも話の合う人と初めて 出会っ た嬉しくて相手が女性じゃなかったら手を 握りたくなったほど だ分かってくれますそうなんですよ俺に とっては妻を忘れて他の女性と再婚すると いうことは妻とは別れるのと同じことなん ですよだけど今でも俺はたえそばにいられ なくても妻を愛してるんで別れる気なんて ないんです分かりますよ私ももしも恋人が なくなったら同じように考えると思います 他の人と一緒になるなんて考えられません それに例えば恋人や愛している人がいなく ても趣味や仕事で充実した人生を過ごして いて幸せな人もいますよ ね何が幸せかなんて人それぞれ違うのに 異性との恋愛や結婚だけが幸せの形だと 決めつける人はまだまだ世の中に多いです よ ね私ももうすぐ30になるのに見込だと 言うと早くいい人見つけて結婚できると いいねなんてよく言われますからああ わかります俺の友人にも恋愛にも結婚にも 興味ないやがいるんですけどそいつは仕事

で成功しててめちゃくちゃ金持ってるし 友達も大勢いるししょっちゅう旅行や キャンプに行ったりして幸せそうです よ結婚できなきゃ幸せじゃないなんていう のはとんでもない偏見ですよ ねにも幸せの形は色々あるの に俺は昼休憩の1時間明一ぱいひこさんと 話し たそして彼女とLINEの交換をして別れ た今度彼女の恋人も紹介してもらい一緒に のみにでも行こうという話になっ た霊の結婚に興味のない友人も誘って みようと思うきっと話が合うはず だ社長には後でどうだったと聞かれたので 正直に自分の気持ちを話し たそれを聞いた社長はようやく諦めてくれ たその後俺は友人たちとのバーベキュー パーティーにひこさんと彼女の恋人を誘っ た俺の友人たちは上の世代の人たちみたに 偏見がない奴らばかりでひこさんたちは 居心地が良さそうだっ たひこさんは恋人がいることを両親と社長 にカミングアウトするつもりだと いう理解してくれればいいです ねはい幸せの形は様々だその人らしく幸せ な日が遅れたらそれが1番だと思う [音楽] お前またコンビニ弁当かよ横田部長の 笑い声がありに響き 渡る俺はさっき買ってきたコンビニ弁当を 手にあ然と彼を見つめてい た俺の名前は野崎 哲夫どこにでもいる平凡な会社員 だ今ははちょっとした上司からの嫌がらせ に合っている最中 だ あのコンビニ弁当の何がいけないん でしょう か一流企業に勤めてるのにコンビニ弁当 なんて貧相なものよくお前は食えるよ な部長は弁当を取り上げておかずを まじまじと見ながら行ったその時わああ はあやっちまっ た俺の弁当は見事に床にぶちまけられ たちょっと何するんですかふんわざとじゃ ないからな大体お前みたいな貧乏人がいる と困るんだよ なここは一流企業だぞ見合ったものを 食べるのがとしての務めだろう が はああの俺昼飯はいいんでこのまま仕事し ますわそこは後で片付けておきますんで 部長も仕事に戻って くださいおいお前俺の話はまだ終わって ない

ぞいや部長今年で何歳になり ます部下のコンビニベトを笑った挙げそれ を床に投げ捨てるって中学生のいじめです よなんだとお前は何を言ってるんだ俺は 一流企業に勤めるものとして当然のことを だ なじゃあ部長のお弁当はどうなんです かまるで子供のような部長に反撃をする つもりで行ったすると部長はいやらしい笑 を浮かべ俺に豪華そうな重箱を見せつけて きたのだ見ろこれが俺の弁当だ立派な重箱 の中にはおせち料理なのかと勘違いして しまいそうなほど豪華な料理が並んでいた 俺たちの様子を見守っていた同僚たちも これには驚いてじっと部長のの弁当を眺め て いる俺は高級亭の息子だから なこのくらい板前がパパッと作ってくれる んだ よでも部長それって板前さんにとっては 迷惑じゃないです かどういうことだ よだって仕事が忙しい中で高らか会社に 持っていくためにこんな合成な弁当作る ように言われるん でしょう俺だったら嫌ですよおお前な え何か気に触ること言いまし たその言葉に部長の顔が赤くなって いくそんな部長を見て引いてしまっ たこの非常式 もめは 部長が俺を怒鳴りつけてくるその姿に驚い てしまっ たいやいや どっちが非常識なんだよと内心思いながら 仕事に戻っ たその 翌日俺は有給休暇をもらって公園で ぼーっととしてい たお腹が痛いと嘘をついてこの休日を手に 入れたのだがそんなことで休むなと部長が 電話の向こうで叫んでい たでも本来有給休暇は取りたい時に取得 できるもの だそれにしても平和だよ なあ日中ということもあって公園は親子 連れで溢れて いる育休中なのかは小さな赤ちゃんを連れ た両親の姿もちらほらと見受けられた はあ気がつけば俺も35歳 か職場にはそれなりに仲のいい女子もいた し付き合っていた子もいたでもそれら全て を高級料亭の息子だというあの部長に ぶち壊され た付き合っている女の子たちとの中をを

冷やかされ最終的には彼女の方からお断り をされるパターン だ仕事では毎日がパワハラの嵐だっ た当たり前のように日々不要な残業を命じ られしまには同僚たちにも見捨てられて 部長の嫌がらせに耐える日々を送ってい たと言っても 部長の嫌がらせは中学生レベルなので 大きなダメージは受けていないのだ が はあ子供みたいな大人の面倒を見るのは 疲れる わ俺が思っていたことをそばにいる女性が 代弁してくれる え今 なんて あら聞こえちゃってます まし見ると俺と年の近そうな女性だった 控えめな服装をしているがなかなかの美人 な女性 だ少しばかりこんな綺麗な人が横にいる なんてラッキーと思いつつ彼女に声をかけ てみ た自分も大きい子供の重りで疲れちゃっ てるんですよね会社の上司なんです けどそうだよかったら愚痴を言い合いませ ん かえ今日会ったばかりの人に愚痴っ て困惑した表情を浮かべながらも彼女は俺 が座るベンチに 腰かけるいいじゃないですか大きな子供の 重りに疲れたもの同士語り合い ましょう俺は 昔から誰とでもすぐに打ち解けるのが得意 だったそれが今や営業の仕事にも生かされ ているのだ があなたって面白い人 ね彼女が笑顔を見せてくれたその笑顔が 幼いように見えて 可愛らしいそして彼女は愚痴を 始める 私から父が経営する会社に転職することが 決まって配属先が人事部で今は入社前だ けど頻繁に打ち合わせをして会社の内場を 確認している のそれで実は父が親戚から嫌なおじさんを 預かっていて困ってて言うこともやること もまるで子供で仕事も全然できないから 本当に大人なのかかって疑っている くらい苦笑いをしながら彼女が言ったその 言葉に俺は騎士官を抱いてい たその親戚のおじさんってまるで横田部長 と一緒じゃない か奇遇ですね実は自分も低レベルな上司に 困ってるん

です嫌がらせがことごとく中学生の発想で 本当に困惑します よやだどこの会社にもいるんですねそう いう困ったおじ さん盛り上がって話していると次第にお腹 が減り始めてきたそれと同時になんだか イライラしてくるのを感じたあんな会社 やめようと思ってます中学レベルの上司に サービス産業させられるだけだし 同僚たちは自分に飛び火が来るのを避けて 助けてくれないしもうやってられません よまあそんなこと言わない であなたがいなくなって困る人も会社には いる でしょうナーバスな俺を彼女が慰めて くれるお腹もすいてきたわねよかったら 美味しいまなでも食べに行かない私 いいお店の常連なのよね えまなを食べに行くんですかそうよなな いって料理人さんたちのご飯だけど残り物 があると食べさせてもらえることがあるの よ休日にお腹が空いたらよくそこに食べに 行くの へえそれって俺が言っても迷惑じゃない です か 全然お母さんの実家だから大丈夫 よそう言って彼女は刃を見せて得意げに 笑っ た こりゃ立派な両だ ななんと勤めている会社のすぐそばにその 両手はあった彼女に連れられ立派な門構の 中に案内されてい たん亭のお孫さんだというのだからきっと ものすごいお嬢様なの だろう立派なもの中へと躊躇せずに入って いく彼女の後を 負う両手の裏手に行くと皿や調理器具を 片付ける料理人たちが台所で働いている姿 が見え た独特の緊張感があってますます自分が 場違いに思えてしまう 俺なんかがこんな両手に来てもいいん でしょうか ねいいのよまな食べに来ただけだからお じいちゃんいるおお桜来とったのか彼女が 声をかけると料理長らしき人が俺たちに 笑顔を向けてくれ たそうか彼女の名前はさっていうのか名前 すら聞いていなかったことに 驚く愚痴を言い合うばかりで俺たちちっと もお互いのことを話さなかった なおじいちゃん今日は巻かない2つ頼める 公園で友達ができちゃって

さ友達って隣にいるお兄ちゃんかい一瞬 お前の恋人かと思った ぞやだそれはないない私たち今日会った ばっかりなのよ ええ会ったばかりの男をお前は母親の実家 に連れ込むの かだってお腹空いちゃったのよこの人もね お腹空い たってあれそういえばまだ名前聞いて なかっ たあ野崎哲夫 です哲夫か珍しい名前ねそうかなうんなん だかあなたにぴったりな 感じそう彼女に言われて俺は少しばかり胸 のときめきを感じていたそういえばこう やって女性と話し合うのも久しぶりだ な哲夫さん生魚は大丈夫 かはい魚は大好きですそりゃよかった最近 の若者は魚を毛嫌いして食べないやつも いるから なそう言って料理長はまな板の上に置いて あった魚の切り身を切り始め たそれをどんぶりに襲ったご飯に乗せて俺 たちに差し出し た2人で休憩室で食べてきなくれぐれも他 の従業員の邪魔にならように なはいありがとうござい ます俺と彼女は料理長が作った即席の海鮮 丼を手に休憩室へと向かって いく畳の匂いが濃いその部屋で俺は彼女と 遅い昼飯を食べることになっ たなんか付き合わせちゃってごめんねいえ 俺こそこんなによくしてもらって あさく来てたのかその瞬間ささんの発言を 品のない大声が遮ったこの声には聞き覚え があるえ嘘だろなんとそれは横田部長の声 だったなんで部長がここ に海鮮丼を手に持った部長が 彼女の元にやってくるあおじさん仕事じゃ なかった の今日は弁当を忘れたからここの賄ないを 食いに来たんだよ他の店もどこも昼の時間 は終わっているしなコンビニ弁当なんて まずくて食えんしなあほらお前にこの前 話したコンビニ野郎が今日は勇気を取り上 がってな 本当に頭に来るやつ だそこまで話を聞いて俺は部長の背後から 声をかけたあどうも横田部長と目が 合う うえ部長は俺を見るなり相当驚いたのか 大声を張り上げていたななんでお前がここ にいるんだよ 公園にいたらささんと一期統合しまして それでここに連れてきてもらったんですが

えちょっと2人って知り合いだった の知り合いも何もこいつがいつも話して いるコンビニ野郎だよコンビニ飯しか食わ ない味覚のない野郎 だひどい言いよですね横田部長のこと そんな風に言ってたんですねんということ はささんが転職する父親の会社ってうちの 会社の ことそうなるわ ねじゃあ2人で愚痴を言い合った中学 レベルのおじさんは目の前にいるわ ね俺たちは部長へ顔を 向けるこんな中学レベルの人のために会社 を辞めることないわよこの人のことは私が なんとかするからこれからも父の会社の ために尽力してくれないかしらおいさお前 何を言い出すんだそのやり取りを聞いて 横田部長は慌てて いるおじさん私もうおじさんを庇うの限界 なの よおじさんの過剰なスキンシップのせいで 女子社員はやめていくし男性社員はおじ さんのパワハラでボロボロになってるの 人事部にもたくさん苦情が来ているのよ もしないけど父の会社をやめてもらえない かしらちょっと待て俺がいなくなったら 会社をどうやって回すつもり だだっておじさんほとんど仕事してないわ よね えむしろいない方が仕事がはるって苦情 すら来ている よそんなバカ なおじさんの部下の社員のほとんど全員 から苦情が出てるのこんなこと創業以来 ないことだってお父さんも呆れてる わささんの容赦ない言葉の嵐に部長は ショックを受けているようだっ た確かに俺だってあんなに自分がダメな やつだと力説されたら立ち直れるかどうか わから ないしかし彼女の言葉に嘘はない だろう本当のことだ 仕方ない実家でそんなこと言わなくても いいじゃないか え泣いてる の部長の反応に俺はア然と する確かに自分の嫌な部分を言われて ショックなのは分かるけど泣くほどのこと かそのまま部長は休憩室から去っていっ たあの大丈夫です か俺は部長のその様子に驚いてしまっ たいやあの人って結構ナブなのよねほら心 は未だに中学生だ から確かに平気で人に嫌がらせはするくせ に自分が指摘されるのは嫌なの

かどこまでも自己中な人 だでもこれで少しはせ長してくくれると いいんだけど ねそれなりに私のことは小さい頃から可愛 がってくれていたしいいところもあるんだ けどこうして俺のドタバタとした休日は幕 を閉じたその後部長は今ではその根性を 叩き直してやると父親の料理長の元で 下働きのようなことをさせられている らしい そして俺はと言う と あの俺なんかが係り長でいいんです かもちろん適正な人事評価の結果よあなた ならつまる わなんと俺は平社員から係長に昇格し た人事部に配属となったささんの調査に より今までは部長の嫌がらせで評価を低く つけられていたことが分かったの だあなたはこの会社で活躍すべき人材よ あんなろでもないおじさんのせいで退職 なんてしないで本当に良かった わ大切な人材を失うところだっ たそう言って彼女は俺の目を見てにっこり と笑っ た横田部長がいなくなってからはすっかり ストレスもなくなり仕事がはって いるもうこれで彼女とは愚痴を言い合う こともないだろうけどこれからは楽しい話 ができるといいなと思いつつ仕事中に彼女 の方ばかり見ている自分に気がついてはっ し た近いうちに彼女を誘って昼飯でも食べに 行こう 俺はやかに計画を立てて [音楽] いる

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