#青空文庫#朗読#短編小説#女声
*作品紹介*
めたん子はその風貌から友達仲間からは嫌われ、見張り番ばかりをさせられ
ていた。大人からも優しい言葉をかけられる事はなく、いつも道路の片側をひっそり歩くような少年だった。
しかしめたん子には彼独自の世界もあり、かろうじて自身を支えているところがあった。
ある日、そんなめたん子に不幸が起きてしまう・・・。
どうぞお楽しみ下さい。
朗読アラモードの海斗南 です今回お送りしますのは無再生作メタン コデ ですメタコは15歳の 少年いつも仲間物にされていまし たそれでもけなげなめたこにある日突然 不幸が訪れ ますでは早速お話を始め ましょう無再生 作メタン古殿 メタコは自然町の片側に寄り切られ皮紐と か棒切れとかで肩先や手でこづかれ悪い日 は馬糞を蹴飛ばしてぶっかけられていっ たメタコは抵抗する気が全然失せていて 相手をちょっと見えるだけでその目には いつも怒りは封じられていて怒ることが できないの だ皮膚はは熟し色で目はやぶにらみをして いるのが友達仲間から言がられ憎まずにい られないので あるこれは人間に与えられている皮膚の色 では ないメタコはだから朝の投稿時間も早めに 出るのだが生来のグズので歩くのに手間が かかり途中で友達仲間によくぶつかってい た一旦仲間にに捕まると早足で逃げること なぞ気合いを受けてできなくなり一層 おわしになって仲間から十分にからかわれ いじめられるので あるメタコもそんないじめられる嫌な時間 を自分から待ち儲けているようなのくさで 肩をこづかれ背中から押し倒されようとし てもかっておわそ洗いをするくらいで ある1度でも朝のうちにいじめられていた 方がその日1日安楽なような気がし泥でも アナーでもぶっかけられるままにされて いるメタコはそれが当然自分の受ける石間 であって受けない日が友達仲間の手抜かり であり馬忘れしているように思われ ただからメタコは町の片側を歩いて行き どぶ板があればそののどいに行くので あるそれだけでも仲間を恐れることを仲間 に知らせたい媚びであっ たメタコの家は魚屋であるが父親も母親も 育児がないから友達からいじめられるのだ と言って構い ない上がり口にいれば邪魔だと言っておっ れるし店に出ているとおめえが出ていると 魚が上がってしまうと言って表で遊べと 父親は怒鳴っ たメタコは自然公衆電話の箱のある神社の 一作の裏側から第2景品国道の車の列を見 ているより見るものがなかっ た遊ぶ仲間は1人もいないし大人でも メタコの火傷したような顔色を見ただけで
2度と言葉をかけてくれないのである メタコは優しい顔をして話してくれる人間 をまるで知らないまた知ろうとも思わ ない憎まれ続けることがメタコにとって 致し方なく受け取るものに慣れきって しまっているので あるメタコの兄は家業の手伝いをしている がこの兄もまたメタコの顔さえ見れば 怒鳴り散らすか突き飛ばすかして相手にし ないそんな仕打ちにも親父は兄を嗜めると いうことはなく見てみぬ風をして いる兄のたけしはそれほど仕入れには熱心 であって大物よりも雑魚の刻みが刻んだ 利益のあることを知っていて親父の代わり に仕入れに行くくらいであるから気に入っ ているので ある親父はあいつさえいなければくよくよ 腐る気も起きないんだがと言い母親も聖痕 も突きはてたようにあの子さえいなければ 苦労の種がないんだがと つぶやくメタン子はそんな毎日を一体自分 のどこが悪いのだろうと考えてみるが そんな考えに適当な解き明かしを得たこと がないいつも途中で分からなくなって しまう それでもメタコは遊び仲間についていき 仲間外れにされていてもいつも1人離れて 座るか棒立ちになっているかしてたえ遊ん でもらえなくともついてさえいればついて いるだけでこと足りていっ た友達仲間はメタコを使いにやるとか棒 探しとかに使う以外はほとんど眼中に置い てい ないあれほどひどくいじめられても遊び 仲間にはぐれるということはメタコにとっ てはいじめられているよりましなことなの で ある金本という子は東京精子院という医師 の子であるが吉田というのは利発店の子で あり木村はシティの末の息子だっ た再起委員の再起兄弟は 双子2人とも同じ服を着て何でも同じもの を双子であるために持たされてい たこの仲間のうちで家が一等豊かで金遣い の方は最期兄弟の受け持ちであっ た治田という測量師の息子に観音堂のある 寺のの三平を合わせた67人連れは それぞれの家庭に変わる晩に遊び順を持っ ていったそれはその家庭のの父親のいない 時間をあらかじめ知っておいて仲間に来て もらうので ある再起兄弟の家には午後に親父が大信の 時間を見計らっていくとすれば三平の家は 日隠れかけると寺の参りが少なくなるから その時刻に本道で遊ぶことになってい
たこの順番はかなりに義務の履行をしいる ものであり自分の晩に当たる時に家庭の 都合が悪いとその晩のものは歌詞とか果物 を黙って店にけにしてもらって仲間に届け て食うことにしてい たしかしメタコはどこの家庭にも入ること はできないいくらついていってもそこの家 の前でメタコは突っぱねられてい た毎度のことで慣れていながらも底の家の 前で20分や30分は待っていて猿は 心残りがして往来を眺めいってうちの様子 を伺うごとき有り様を続けてい たその挙句には23人家から飛び出してき てメタコを追い立てることは毎度のことで あるメタコは突き飛ばされながら肩を 落として去って しまうしかしうに戻れば邪魔者扱いにさ れるしうっかりしておれば大人までが汚い ずらしてやがるという言葉を叩きつけて いくメタコの遊ぶ時間はどれだけたっぷり あってもどこも行き止まりであって戻って もまた行き止まりまで行かねばなら ないメタコはこんな行ったり来たりを続け てそこで1人の友達を見つけるどころか 年下のほんの赤ん坊のお化けのようなもの からも避けられのしられてい ただから自然にみんなの戻る時刻まで みんなのいる家の近くをうろちょろして いるの だメタコは友達仲間がどういう遊びを遊び よのない退屈な時間にあえてその遊びを 行うかを知ってい た元池だった屋敷後の空地ではすすや草が たくさん生しげって友達仲間がどんな遊び をしていてもたえ空地に入っていっても すぐには見分けられない雑草と地盤に深さ があっ た見張り役を言いつけられたメタコは すすきの長い派やかじ草が触る薄がゆく じりじりと太ももの間深く刺される触りを 感じてい た彼は単なる見張り役であ いくら待っても自分の順番が回ってくる ことがないの だ長い歯がれ合う草村の間から白いお尻が 見え熱い日差しはムンムンする空地一体に 何のものとも表すことがなかっ たメタコは長い間そこで前を抑えながら 根気よく仲間が草村から出てくるのを待っ た街の中で人に嫌がられながらぶらつく よりここで友達の張り番をしている方が 面白かっ た普段はすぐいる癖を持つ彼もここでは 草村がそれぞれ森のようになって散在して いるその森の仲間の遊びを見ている方が楽
であっ たいりどころではなく彼は表から妊婦とか 通行人とかが不に入って来る警戒もし なければなら ない彼は見張の忠実な心に決めて役を勤め ていっ たさて友達仲間は遊びが住んで起き上がる と一所に集まってタバを吸い始め た彼らはいくらか青みをかき混ぜた顔つき だがわずかな時間の時に何をしていたかと いうことをほとんど懸念していない何もし ていなかった平気さが皆が皆に生き渡って い た驚くべきこの平気さが彼らの時から学ば れていたの だそのような事柄がそれの観光後には すでに問題になっていないし気にもしてい ない大人の世界のそれと少しの変わりが ないので あるやを得ない生理のために彼らも薄がい 雑草の人音についていたとしか思われ なかっ たメタコはいつもこの事柄の後にはいつも いじめられている仲間らに言葉の荒さや 行為の相棒をうまく溶かしてくれる優柔さ のあることを無理にも知るようになり ほっとした気で仲の吸うタバコの煙を眺め てい た友達仲間はそんな時間には決して不意に 殴るとか蹴るという手荒なことはしなかっ た包めて言えばそんな日の仲間は優しかっ たとはいえメタコの相手になり彼も楽しく させることなぞ絶対にありえ ないメタコは皆の顔色を眺めてやがて皮膚 の包みを持ってきたことに気がつきみんな の前に差し出した 店のガラス箱に売り物としてあったフグの 干物は若い歯の仲間にジリジリ噛みしめ られ た激しい塩分と甘い異様な干物の肉は 今し方まで不足していた仲間の肉体に 激しく答えて甚うまいものであっ た彼らはそれを繊維になるまで噛みしめた 後天でに寝転びまもなく再び彼らがさっき いた草村にそれぞれに何のくっく遠慮も なくお互いにうんとか行こうよとか言って また入っていっ たただ彼らはわけのわからない笑い声を 立ててその笑い声に人を馬鹿にしたような それをうっぱなしていっ た自分らのすることを笑っているのだ そしてメタコはまた往来を警戒しながら 仲間が草村から出てくるのを待っ たメタコの肉体も精神状態にも新鮮の 度合いがキビキビしていて少しも緩んでい
なかっ た彼はさっき眺めたと同じ白いお尻を浅い 緑の長い歯の間に眺め た友達に対する親愛の兆しがいつもちっと も感じていないのに彼はその親愛が胸に 行くことをむしろ当たり前に感じてい た彼らが再び草村から出て町に戻っていく のだがメタコも機嫌よく後についていっ た坂下のアパートの前は空地で空地に共同 の賢者があっ たそこのむく犬はメたこと仲良しだだっ たアパートはほとんどが女ばかりの部屋 がりで女の人たちは言い合わせたように 太ったのばかり住んでい たもう1つはこれらの女はことごとく重心 で派手でこぼれるようなものをいっぱい身 につけてい たいっぱい身につけていたということは すぐ目に立つといういわばどこも色気とか 生々しいものでぱだということであっ たメタコは賢者のそばに座って午後の帰り の女たちが洗面機を抱え頬をつやつやさせ て戻る姿を惚れ惚れと見惚れてい たメタコはその中でも赤池の女をすいてい た赤毛の女をメタコは見た度数を数えてみ たりし た彼は赤毛の女ばかりでなく同じ女の顔を 何度見たかという度数を数えることが好き で数多く見たということはそれほど彼女 たちへの信頼度を増やすものであっ た数多く見たことはそれほど彼女たちを 知ったことにもなるの だ赤毛の女は夕方早くに出かけるが出かけ ないでアパートの中にじっとしている肩幅 の広い女はお湯の他は滅多に顔を見せ ない肩幅の広いということは大柄な女を 意味していたがメタン子はその肩車に乗る ことを欲しいままに考え彼のまたぐのに肩 は広すぎるくらいであっ たメタコはアパートの入り口の天井に 使えるようなその他の女をもすいていた 妙に女ばかりのアパートには大抵好きそう な顔ばかりが揃っていてどの女もメタコが 吉で彼女たちを見ていることを知ってい ないこんなに影に隠れて見守られていては 女の顔が減りはしないかというメタコの 不安はあっ た店に魚を買いにくる女たちのために メタコは出前に行くことを望んでいたが 兄はどういうものか自分で出かけていって 目だこに手伝わせなかっ た女ばかりのアパートはその部屋の中まで 入って行けるし調理台の上に置いて帰る霊 になっていたが兄はそこで女たちから近所 の使いまで頼まれその用向きをしてやって
い たメタコは昼の食事の時間に双子の兄弟の 弁当から湯気が立っているのを見 たそれはたいてすぐに作られた弁当であっ て寒い日にはいかにも温かさでほかほかし てい た弁当棚は廊下の外にあるから授業中に 最近の家の女中がそっとおいていったもの らしく教師から佐木兄弟は注意されたこと も度々だったがその後もやはり駆けの弁当 を食べていてもガツガツしてみんなが急い で食べているので気づかないの だメタン子はすぐ隣の席にいるためその 温かい湯気の立った景色が見られ たメタン子はそれを教師に告げ口をする ほど気の聞いた子では ないただ彼はその温かい弁当の内容を通じ て最近の家が意であり彼の家庭とは比べ物 にならない富裕なことを知ってい た最近の家に友達仲間が集まると必ず歌詞 が盆の上に盛られて出てみんなはあっと いう間に食べてしまっ た果物が出ることもあったそしてそれを みんなの前に運んでくるのは最近の姉の たまさんであってさきと同じデブちゃんで あっ たどんな弟たちの無理難題でも聞き入れ 歌詞のお代わりもしてくれるし麦湯の熱い のも沸かしてくれていっ たさきは姉のたまさんに言う言葉遣いは いつも命令みたいなものでしり飛ばし 蹴散らすよう真似までしていても決して たまさんは怒るということがなかっ たメタコが遊び仲間に紛れ込むとすぐ最か 他の友達につまみ出されてしまうがメタコ は裏口に皆の目につかないところにかがん で邪魔にならないようにしてい ただから姉のたまさんはメタコのために1 人前分の歌詞を持ってきてくれたが決して 皆のいる座敷に上がれとは1度も言った ことが ないもし座敷にあげれば再起が起こるし ないないたまさんもメタコをうの中に 入れることが汚らしいように思われ たそれはメタコの邪推であろうが実際は メタコの着ているものは皆のものとは違い 赤と魚臭い匂いがあって着替えることが ないから異様な顔形と愛調和して汚いもの であっ ただからたまさんも彼を座敷にあげること はすかないらしい これはメタコも習慣とはいえちゃんと知っ てそれを守ってい たメタコはあらゆる年上もずっと年上の女 が好きなようにたまさんの予想いが
アパートの女たちのようにどこかにただれ たようなところのないのをごにすいてい たメタコは品の高さは知らないがよその女 に見られない変わったものを見ているし 言葉遣いも 甘ったるく体つきもへなへなしているが へなへなの仕方がよその女とは違ってい たそのへなへなしたものはすぐにきちんと 同じ体にまとめられるものを持っていた から だメタコはだからその温かい弁当を女中に 持たせるのもたまさんであり授業中にに人 の目につかないように棚の上に乗せさせる のもたさんの指しであると思っ たその原因は双子であることと双子の兄弟 の間に行われる情愛の深さであることが メタコに分かってい た情愛という難しい言葉はこのさ変である が彼は双子だからかわいそうに思うのだと 思った よその家では出ない歌詞や果物が出るのも やはり友達から馬鹿にされないためのたま さんの心遣いだろうということであっ た心遣いなどという洒落た言葉ではなく やはりかわいそうだと思うためで あろう秋が来て雨の日があると最近の家に 集まった友達仲間が霊の遊びをする時に 限ってメタコを 呼び小屋と離れの間のどに立たせて立番を させることにしてい た彼らは離れにいるのであるから家人は 滅多にやってこないことを知って いるもしやってくるとすれば姉のたまさん の他には誰も来ないはずで あるそれもおやつ時の出物が住んでしまえ ば無人安楽の境だっ たは命ぜられたままどにかみんで誰かが 来れば大声で怒なるか足音を聞いて即刻 みんなに知らせるので ある大概今までにしくじったこともないの で あるメタコは異常に静まり返った離れの 生じに注ぐ雨足を眺めてみんながガヤガヤ 話し声を立てる時間まで霊によって辛抱 強くい たそんな不幸な時間を彼は不幸とも悲しい とも感じていないまた時間の長さを覚え ないので ある彼は毛の赤い女と天井に突発の使える 女とスカートをやたら膨らす実長さんと例 の肩の真っ白い幅の広いよとが何十度その 顔を見入ったかについて計算を始めるか それらの女たちがどれも皆同様に好きで あってどの女が一等賞に値する女であるか 二等しに値するかの判断が容易になし
にくかっ た苦心散々をしながらメタコは誰に一等書 を与えるかにうつつを抜かして考え込んで いるの だそれらは所詮毛の赤い女にいつの間にか 惹かれていくのがは不思議な惹かれ用で あっ たそれの気持ちを尋ねてみるまでもなく毛 の赤い女はどこも一切赤い毛を生やして いることにあっ たメタコはそれを確かに見たから だだから頭の中で美人比べをしてみて 一等賞をやろうと考えても脇からもぎ取る ように一等賞はいつも赤池の女に当てられ ていた 彼自身も幸愛を感じて赤毛の女に一等書を さけることになってい た彼は頭にきして一等賞は赤さんと印し 甘い系統の黒ずむ庭を見ていた 時突然小屋の渡り廊下を来るたまさんの姿 を目に入れ たメタコは離れへの通路に立ちすくんで たまさんを通す前としたがたまさんは むしろ不思議そうにどうして私の通るのを 邪魔するのかと尋ね たメタコは懸命になってただ訳も言わずに 通すまいとするだけだっ たたまさんは変な子どうして離れに行っ ちゃ悪いのとメタコを押しのけ た彼はたまさんの前の方に立ちふい だ何をするのよお離れに用事があるのよ 通してとたまさんは行き憤って本気になっ てメタコを突きのけて離れの商事動を いきなりさっと開け たその時メタコは突然わけのわからない声 をあげてみんなを呼び続け ただがたまさんはその時少年たちが2人 ずつお金を感情しているように寄り添って いる姿を見受け 寝転んでお金を数えている風に見える遊び はたまさんが初めて見るものだったがたま さんがそれに目をやると同時にみんなは 起き上がり照れ隠しに庭土に出て見張役の メタコに一撃をくらわすと次々へと役に 立たない彼の横つらを殴っ たメタコは黙って殴られてい たられるだけの失敗を重ねたから だたまさんは押入れから必要な気を 取り出そうとしやっと非常に早いある考え が少年たちのしていたことのわけの分から ないものを次第に分かるような時間に 出会わせ たそしてたまさんはさっきこの離れに入る 前とは違った顔色になり取り出す着物が 見定められない風でであれもこれも
引き出したが肝心の探す物がしまい方を 違えてあったようにまるで検討が分から なかっ たたまさんは焦ってかき回し頬が燃えてき たそしてやっと離れを出た時に少年たちは み暑そうな方を雨のしぶくまで覚まして いる風に見え たたまさんはみんのを見ないで廊下を渡っ ていき彼らもたまさんの方に顔を向け なかっ たそれから10分も経たない間にみんなは そこにいまれなくなって佐伯の家から出て 行っ たたまさんは急にみんなの帰る姿を見ると むやみに腹立たしくなり真っ赤な方を ほてらせた弟がみんなの後からついて 行こうとするのを呼び認め たたまさんは22になり兄弟とは7つも 違い呼び止められると高一は素早く外に出 ていった弟をわざと大声に呼んでみて 気持ちをごまかそうと焦っ たもういぺ呼び止めすぐ外に出ようとする 弟をたまさんはしっかりと片手で当せんし たが高一はそれを突き抜けよとしは手を 引いたために高一は帰って出足をくじかれ てつったったままだっ た少しあんたにお話があるんだ けれど話なんかないよそこどいて よあんたねさっき何をしていた何もして ないよ遊んでいただけなんだ よ姉のたまさんの顔はブルブルしていて 高一ははまだこれほど激しい顔のそうの 違った姉を見たことがなかったのでその ことだけでもいつもと異なった姉が感じ られ たお父様に言わないというお約束をして あげるからそれでも言わない の知らないよそんな ことあんたあれがお父様に知れたらどんな ことになるか分かっ てる言えないわね 言えないことをしていたわ ね姉の熱い手が高一の手の甲を掴ん だどこにそんな力があるかわからないそれ が振り離そうともがいても掴んで離さない 大きな手であっ た燃えた姉の顔の生きれがふつふつと 生きれたってい たもうしないわ ねしないってことをそれだけ言えばなんで もないの よなんだか知らないけどしない よお約束したわ ね姉の手が話され一生懸命に掴まれていた のでこんなに赤くなったじゃないかと高一
は手の子をさすって姉の顔を睨ん だ痛かったらごめんなさいと突然高一は 普段の小に変わった姉の顔にもうガクガク しているものがなくなっているので唾を 飲み込ん だこの普段の顔に戻った姉にさっきからと は別な真面目さが現れそれが帰って高一に は怖いような気がしてき たたまさんの背後から兄がついていきたま さんはいつも通りの顔に帰っ た高一は姉があんなに怒っていたが姉が あんな短時間に何もかも見とってしまった のであろうかと1人になると頬がカットし た瞬時が戻ってくると彼は姉の怒っていた ことを話しながら何も分かりはしないんだ ただ怒っているだけなんだと簡単に片付け たので高一はいくらか気が楽になっ たけれどもは姉が口元をワクワクさせてい たこと今まで見たことのない適さで 詰め寄ったこと手まで掴まれたことを話し て家であんなことをするのは皆にそう言っ てこれからはやめようと言っ た弟も同じ口調でやめようと言っ た自分たちの秘密を見られたことではそれ を心の中に打っちゃっておけないものが 初めてこの兄弟を反省させ た女である姉にそれを見られたことに恥と も決まり悪さとも言えないものが人間への 成長の途上でこの兄弟をひどく諭してくる ものがあっ たメタコは愚鈍でのろのろしているが時と 場合によるとびっくりするくらいす早い ことがあっ た滅多にそんな気合いを見せないが例えば 町で行き合うやや遠くから見えている場合 はすっと小道にそれて しまう近くでとても逃げられない時は ノロノロしているがこさにそうやっている としか思われないバカが一層バカに化ける 術をえているとも思わ れる空たちの深いしりの中の黄色い身を 取るためにみんなは石を投げつけるが空 たちの細かい居のある枝の間に石は止まっ て黄色い身は落とすことができ ないメタコはわけもない風で枝の少ない 隙間から棒切れを差し込んで根気よく長い 間かかってついて落とすのだがそんななん でもない所作で美しい空たちの身を取る ことを知っているの メタコは家にいる時でも不意にどこにも姿 を見せない時があっ たメタコはそんな時は老人のように裏町を ぶらつくので あるただぶらつくにすぎないそして急に 戻ってきたかと思うとまたどこかに姿を
隠してしまうので あるそんな時は大抵裏口からはごをかけ 下屋を伝って屋上に登って反対側の下屋に そっと降りるので あるメタコはその晩も屋根伝いに向こうに ある浴場のガラス窓の位置がやや低めに 見える屋上に腹ばいになって見入ってい た雨は上がっていたが河が滑りカが しっかり掴んだ河の目が何枚も剥がれた メタコはザクロの身を2つに割った中に いる変な頭の作用がいつものように グラグラしてくるのを感じまた足を滑らせ た魚屋の屋上ではメタコがどんな忍び足に なっても屋根はミシミシ音を立てるので そんなことに気のつくメタコは自分自身が 怖くなって降りていっ たいつもはただ登ってみるだけで霊の 恐ろしさのために降りてしまうの だこんな目炭鉱を兄も父も知ら ないいくつも並行している真っ黒な屋根が 重なり合って狩を脅かすの だ脅かされると縮み上がって一時に乱れた 頭を駆け回るものだけをちょっと見ただけ で彼は何者かに救われなら墜落しないで 降りることができ たバカはバカ並みに秘密を守ることに出 がたくできていて誰にもこのことは喋ら なかっ たあまりに恐ろしいことはそのまま友達 仲間にも話さずに置くことで安心があっ た彼は屋上からいつかは墜落するので あろうという考えをしばらくも頭から離さ なかった そのためにメタコはほとんど登ると同時に 降りるようになり登ろうと考えると登る ことでやっと落ち着いてすぐ降りるように してい たどんなに友達仲間からいじめられても この屋根に登る時ほどの怖さは ない彼が降りて茶の間に入ると父の造兵は メタコの顔や胸や足元を見入りどこに今 まで言っていたんだと軽減そうに裏に回っ たかと見れば裏口にもいないじゃないかと わずかな時間の間をどう使っているかに 不思議なっ たしかしメタコはそれには答えずに店の間 の寝床に入ってしまうので あるバカかと見れば本物のバカでもないし と言って履行かと思えば何1つ履行にも 見えない 今いるかと気づいた自分にはもういなく なっていて突然またどこからか現れてくる 変なやつ だああいう子供は一体大きくなると何に なるのだろうと造兵はむやみメたこの追い
たちをあんでい たのさが消える時にはすぐ消えてしまう やつだと兵はどこに痕があるようにも 思える彼を十分に見届けることができ なかっ たメタコは父造兵よりも兄のたけしを怖 がってい た彼とは3つ違いでメタコとほぼ同じ 通り道を歩いているから だたけしの机の引き出しにはたくさんの女 の顔があっ た写真切り抜きの類いがそのその方に何十 となく包んだ小袋の中に入っていてそこで も声とも騒がしさとも区別しがいものが髪 というものの間に不沈してい たメタコはそれをたけしのいない時に広げ てみるのであるがかつてそのことで疑われ たことはないがいつも重ねた順序を間違え がちであるのにたけしはそれには気づか ない風だとすれば馬鹿である気がついて いるならもっと別な場所に隠すはずで あろうただメタコはこれもいつかは見つけ られひどくひっぱたかれることがあろうと 恐れてい た彼は自分のすることで発覚されない事件 はなくいつかは見つけられることを先に 考える癖があっ た何事につけても隠したことがないから だ隠しを得ることはよほどの履行もで なければそうはできないとメタコは考えて いるこのいつかは発見されるという戦慄前 のメタコの恐怖は全て今までに当たら なかったことはなかったの だその点で彼は彼自身に対する予言者の ごときものであるかもしれ ぬ メタコはア続きの挙に玉川に出水があると 彼は平然と濁流に飛び込んで下流まで泳い でいって鮮やかにかがに生い上がって ニヤニヤ笑ったりしてい た他の少年たちは水が濁って泡立つと 決して泳がないし濁流を怖がっていっ たメタコはいつもとは23尺くらいしか 増水してていないから深さはほとんど背丈 しかないことを知ってい た上辺は濁流満々として異性は良いが実際 は火眼沿いに泳いでいくことはたって水中 を歩いていくようなものであっ た彼はこの秘密をみんなの前で喋ったこと はなく増水すると潔よく濁流に飛び込んで みんなをわっと言わせるので あるそして彼は水星の早いこと深いことを 少年たちの質問に任せてただふふと答える だけで あるメタコは10人の友達仲間のバカ面を
この時ほど小気味よく見守る時は ないもう1つ例をあげると街外れの随願寺 にもう3年ほど前から人間の頭ほどある 赤蜂の土の巣が胴裏に下がっていて1年 ごとに外側から灰色の土が塗り込められ いつも毛の吐いた大赤bothが素に 出入りしたりぶら下がったりして羽音の 唸りがゴブのタコ糸のようになってい た赤星の中でもお尻にしめのある濃い大熱 色をしたやつで体はけって見るからに いさましい蜂だっ た友達仲間はこの水眼寺の兄弟に入ると まず赤星をからかわずにはいられ ない高さは10mくらいある胴裏に彼らは 石を投げつけ起こりやすい恥を怒らせるの で ある最初の石の1つがつめに当たろうもの ならその瞬間から赤蜂は起って羽をふわせ て巣の上を 取り巻く怒ると羽ならせのある蜂は巣の 周りから1匹ずつ少年たちをめがけて 叩きつけるように落下して いくそれは一文字形の地区であって決して 曲がり道をし ないぶんと来ると誰かの頭にカーンと ぶつからざるを得ないだから少年たちは首 を 縮める赤は勢いやって地上に墜落するやつ もいるし小浪の石垣にぶつかるやつもい たこの激しい体当たりは絶間なく繰り返さ れ童貞のけることができなくなると仲間は それぞれ逃げ場を見つけて影にかこむの だだが何百匹いるかわからないアバは 不思議に1度にはかかってこないで2匹3 匹4匹というように即のように歓談なく 体当たりしてき た赤蜂もこの大赤bothに刺された大変 なうきを与える火の串の先でつつかれる 痛みを持っているから少年たちは白の歯の 絵の長いやつで叩き落とすとするのだが蜂 の方の数が優勢であるから勢い慌てて しまう慌てると叩きそなってしまうの だに半身の蜂が白い砂地に起って古いたす 頃少年たちは力が尽きて小狼裏に隠れるの だがそんな時のメタコは霊のぼやっとした 顔付きで巣から一直線に降りてくる蜂を じっと見つめていて長い三々幅の板切れで カーンと狙い打ちにし1匹ずつ 叩き落とすちっとも慌てずにつったって いるので蜂の方が頭とすれすれに買ってき たり肩先を超えたりして帰って刺されない ので ある逃げると蜂は輪を描く輪が縮められ てると目先が危なくなりうたえて輪から外 に出ようとすると輪の鎖に引っかかって
刺されるの だ落ち着いて輪を描くやつを叩き落として 逃げないと追いかけられたらと背中か首筋 を刺されるので あるメタコ逃げろよバカだなと言われても メタン子はニヤニヤしながらカンといきれ に蜂を叩く音を立て た蜂は怒っているから栗のみのように硬い 体をしち誇らせていてカーンとやましい音 を立て叩き落とされ たそんな時のメタコの顔は他の少年たちの ように決して興奮していないクソ真面目な 顔をしていてヤの目はいつもと同じ目屋が 滲んでいるし変わった様子も見え ない他の少年たちが刺されてもメタコは 滅多に刺されないで異性よくかんかちりと 叩き落とす彼は巣から降りてくる時にもう すでに狙いを決めていて自分の顔のすぐ前 で叩き落とすの だ町でいじめられている育児なしのメタコ とは別人の落ち着きと親友があっ た彼の足元の白い砂地には一撃の元に 叩き落とされてやっと入るくらいの赤蜂が 痛手に苦しみながらうじゃうじゃしてい たメタコは檻を見て蜂の輪から抜けて友達 仲間がかみんでいる方に優先と行くので あるそこにはメタコのグズのの状態が少し もなく木を見るに敏なるそう明者のこなし があっ たメタコの父の造兵の言うようにキャツは 真からのバカなのか世間が無理やりにバカ にしてしまったのかさっぱりわから ない学校の成績は中くであって復讐という ものをしたことがなくただ教室で一を耳に 入れるだけなの だこの点から言って全頭のバカではないの だろうだがこの年も迫った寒い甘のある アルバンメタコは霊によって屋根伝に反対 側の下に降りようとした時足を 滑らし1枚のを抱いたまま地べたに 転がり落ち たちょうどその真下はシ意地になっていた ので普通よりも大きい頭を打ち父の造兵が 駆けつけた時はもう動かなくなってい たただ不思議な屋根からの墜落は何のため に屋上に登っていたかがやはり不可解だっ た兄のもメタコが屋根に登ったことを 初めて知ったくらいで原因は分から ない2日の後に小さい鳥村があって佐伯 兄弟や金本なぞいつも彼をいじめていた 友達仲間も神妙に参列したがこの仲間に 問題になっている墜落の死因は依然わから なかっ た彼らとも友達仲間はメタコというやは 1人でいる時は何をしても大胆で勇気が
あったが仲間の中にいるとしけていると 言いあいつはバカとバカでないものとを 半分ずつ持ち合わせていたんだと友達仲間 は批評し合っ た戸村は苦アパートの前を通っていき アパートの女たちはこの小さい村を偶然に 見送るようになってい た霊の赤毛の女もいたし天井に使える くらいの背丈のある女も混じり1人の少年 が不幸にも何の理由もなくまた原因不明の 墜落を遂げたことを口々に噂しながら 見送っ たしかも女たちはこのメタコというあけた 顔の少年を 皆が皆で町のどこかで見覚えがあっ たいつもいじめられていたし霊に漏れず町 の片側を人をよけて通っていたことを知っ てい たメタン子は1度でも安心をして町を歩い ていたことはないのだろうという説も自然 みんなの噂に登っ た最近の姉のたまさんも自宅の前でメたこ こと林菊松の霊者が急ぎ足で過ぎるのを見 てたまさんは頭を下げて愛刀の胃を表し た生前にちっとも少年らしくもないひねた 顔のメタン子はそんなひねた顔を少しも 想像させないで普通の顔立ちをした少年 並みの感覚でたまさんの胸に哀れを感じ させ たことにこの日の好転機はたまさんに いくらかの晴ればれした気で霊宮者を 見送らせ たなんだかメタコがひどく今日はいいして いるような気になったので ある四十いじめられてばかりいて誰にも 愛されたことのない彼がこんな死に方をし たのはひどく哀れになる半分には幸せが あるとも思うた 友達仲間やアパートの女たちは言い合わせ たようになぜメタコという名前がついてい たかについておかしがって原因を探ろうと したがそれはついに1つの解き明かしが つかなかっ たメタコはついに最後までメタコであった ので ある OG
こんばんは😊
今見つけました。
⤴️ホヤホヤでしょうか?
10時に床に入ります。
おやすみ朗読をありがとうございます。
みなみさま室生犀星著「めたん子傳」朗読ありがとうございます。いま目覚めて気づきました。拝聴させて頂きます。感謝です。
哀れな子の話しで気が滅入るなと思いつつ、みなみさまの朗読に引き込まれて行きました。一人の味方もなく疎外だけの子めたん子。犀星氏は何を書きたかったのかな。多摩川増水に飛び込む姿。赤バチと闘う姿。ふり返りのない者への手向けやったのかな。みなみさまの朗読のお陰でまた新しい作品に出会えました。感謝です。気候の変動が激しいです。お大事になさってくださいませ。明日は涅槃会で須磨寺にお参りに行きます。
「あれほど酷く虐められても遊び仲間にはぐれるといふことは、めたん子にとつては虐められてゐるより増しな事なのである」この部分は室生犀星の書き間違いかもしれませんね。いじめられていても仲間にくっついていたのですから、「いじめられても、仲間に『はぐれずに』いたほうがまし」なのでしょう。