【感動★総集編】大手取引先の新任部長が放った衝撃の言葉!50億の発注キャンセルが導く絶望と戦い。穏やかな美人後輩の激怒が始まる!会社の運命はいかに?【2ch】【朗読】【修羅場】

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#感動する話 #スカッとする話 #朗読 #スカッと

ゆかさんのお料理はなんかちょっと物足り ないのよ ねすみません関東の味付けがまだ ちょっと今日も私は義母から家事について あれこれと口出しをされている結婚して まだ半年家事も料理も勉強中の私に義母は 容赦がないこんな感じでうちの大事なあと 息子を任せられるのか心配だ なんてことを言ってくる 義母そんな毎日に私はすでにけがさしてい た私の名前はゆか夫のユトとは半年前に 結婚したばかりユトの実家は大手ホテル チェーンを運営している将来後を継ぐ予定 のゆうとは今は修行として他のホテルで ホテルマンとして働いている大学生だった 時に宿泊したホテルで働いていたゆに 一目惚れした私は宿泊中に猛アタックをし なんとか連絡先の交換に成功したそれから 私は毎日のように連絡をしたやっとのこと で2人で会う約束をこぎつけ会うたびに 思いを伝えた1年にわる猛アタックの末 めでたくゆうとと付き合うことになったと いうわけだ喜ぶ私にゆとは自分が大手 ホテルチーのあとり息子だということを 真剣な顔で教えてくれた もし結婚することになったら大変なことも あると思うけどそれでも いいもちろんユトさんと一緒に入れるなら 何でも大丈夫 この時の私はユトと付き合えるようになっ たことと結婚のことまで考えてくれている ということが嬉しくてあまり深く考えずに 返事をしたゆとは無邪気に返事をした私に 向かって本当に分かってんのかなと笑い ながら優しく頭を撫でてくれたあああ じゃあ私の実家のことも教えないとかな今 までのテンションが嘘のように私ははれ 悪く言う不思議そうに私を見返す優人に 向かって私は口を開いた私の実家は100 年続く京都の死に亭なのだ一元さんお断り の京都では結構名通った亭であるそれを 聞いたユトはそれはすごいね俺となんか 付き合ってった大丈夫なのと恐る恐ると いった感じで聞いてくる付き合うの嫌に なっちゃった実家のことを言うと大抵の 男性はみんな知り込みしたいや嫌にはなら ないけど親が決めた婚約者とかいるんじゃ ないのああお姉ちゃんたちにはいたけど私 は全然末っ子でお姉ちゃんたちとも年が 離れてるから親にはゆは好きなようにし なさいって言われててだから東京の大学に も通わせてもらえてるし私は3姉妹の 末っ子で1番上のお姉ちゃんとは白個2番 目のお姉ちゃんとも6個離れて いるそっかじゃあまあめどくさい実家を

持つも同士力を合わせて仲良くやって いこうかそう言いユトは私に笑顔で手を 差し出してくれた私はその手をしっかりと 握り返したそれから私たちは順調に交を 重ね結婚することになった滞りなくと言い たいところだけれど両家顔合せの時は少し だけヒヤヒヤした両家顔合わせはお互いの 両親と私とユトで行われたお姉ちゃんたち はそれぞれ結婚していて都合が合わずゆと にも8個離れた妹がいるのだが海外留学中 ということでこちらも出席はできなかっ たことが起こったのはそろそろお開きと いった時で無事に終わりそうだと安心した 矢のことだっ たお酒も入り気分が良くなった義母 がせっかくのご縁ですから是非うちの ホテルにそちらのお店の姉妹店を知って いただけると嬉しいですわと言ったそれを 聞いた母の動きが一瞬止まり眉がピクッと 動くのを私は見逃せなかったこれはまずい かもそう思った時にはもう遅かった うちが出展しているのはうちと同じくらい の死にと呼ばれるホテルや旅館ばかりです のでそちらのホテルにというのは ちょっとまあ検討はさせていただき ます母は笑顔でそう言い放ったそうですか 是非ご検討のほどよろしくお願いし ますそういった義母の笑顔は引きつってい たお母さんしてよ私は心の中で盛大に ため息をついたそんなことがありつつも 結婚の話は滞りなく進み私は晴れてゆとと 夫婦になったユトの新生活に胸を踊らせた のもつのま新居に引っ越して1週間ほど 経った頃義母が突然うちにやってきたのだ ゆかさん新しいお家はどう片付けは終わっ たかしらおお母さんどうしたんですか突然 いやね息子夫婦の神経を見に来たんじゃ ないのそれにしても全然片付いてないじゃ ないゆかさんあなた専業主婦で1日中家に いるのに何してたの死にしり予定の娘さ んって言うから色々手際よくこなすのかと 期待してたんだけど末っ子だとこんなもん なのかしらね木母はずかずかと家の中に 入ってきたと思ったそんなことを言ってき たまだ引っ越して1週間ですしそれに生活 に必要な最低限のものはもう出してしまっ てありますからゆさんも休みの日に一緒に 片付けるから無理しなくていいって言って くれてますしそうやってどこででも 甘やかされてていいわねとにかくまた来 ますからちゃんと片付けておくようにああ 今度は夕飯でもごちになりに来ようかしら じゃ言いたいことを言うだけ言って義母は 嵐のように去っていったそして言葉の通り 義母は2日後の夜うちに訪れたなんで突然

来るんだよこっちの迷惑も少しは考えろよ というとははっきりと言ってくれるものの あら優香さんには夕食をご馳走になりに来 るって言っておきましたよ ねえと全く気にしていないをしたさらに私 の出した夕飯を一口食べた瞬間なんかけ ないわね強風ってやつかしらでもそれにし たってゆうとあなたもう少し濃い味が好み でしょなどと言ってくるゆとはもちろん 十分おいしいよと言ってくれて私をかって くれるものの義母の態度が改まることは なかったほぼ毎日のように家にやってくる 義母にうんざりしていたある日私は久し ぶりに1番上の姉に電話で愚痴をこぼして いた長女である姉は数年前に結婚した旦那 さんには無用紙になってもらい両手の後 とりとして日々頑張っているお姉ちゃん ギリの母親ってこんなに毎日のように息子 夫婦の家に来るものな のコーヒーを一口のみ私は言う両家 顔合わせの後お母さんに言われたんでしょ なかなか手そうなお姑さんだからやめる ならチャンスよってその時にやめておけば よかったんじゃないスマホから聞こえる姉 の声はどこか楽しそう だゆとから実家がホテルチェーンを運営し ている会社だと聞きプロポーズ間のような ことを言われた時は浮き足だって返事をし たものの私だってその後色々と考えたゆと の実家にも何度もお邪魔してそれなりに 義母と交流しめどくさそうというのは覚悟 していたつもりだったし義母に何か言わ れるたびにゆがかってくれるので大丈夫だ と思っ たそれに私たちの新居と疑実家はそれなり の距離があるためこんなに頻繁に訪ねて くるとは思ってもいなかったのだしかし私 の考えが甘かったことをすぐに実感したゆ とは今日も遅番だしはあ つねえお父さんてどうしてるのよお母さん がそんなに頻繁に息子夫婦の家に行ってて 何も言わない わけた行混じりに行った私に姉は不思議 そうに聞いてくるお父さんは忙しくて家に いることが少ない みたい義父は1台で会社を大きくした やり手社長だ還暦を過ぎた今でも勢力的に 事業を拡大するため日々忙しく働いている そっか唯一のより所だった息子を取られた んじゃ嫌みにも力が入るわけだ まあそれが1番の理由だろうけどあとは 顔合わせの時のお母さんの言葉を根に持っ てるみたいなんだよ ね私の言葉に姉はああと納得の声を出した 結婚自体に反対してこなかったことを

考えると義母は今回の結婚にどこか攻略 結婚的な思惑もあったんだと思うそれが うちの実家としてはそのつもりは全くない というような母の言葉に義母はプライドを 傷つけられたんだろうあの場でビジネスの 話を軽々しく口にする義母もどうかとは 思ったけれど何もあんな言い方をしなくて もと母に対して思ってしまう顔合せの前と 後だと明らかに後の方が当たりが強い気が するのだそんな憂鬱な日々を過ごしていた ある日まさかの事態が起こっ たごめんゆかお母さんの従来もなくゆとも 早く帰ってきて穏やかな夕飯の時間を 過ごしていた時のことだっ たユトが突然目の前で手を合わせて謝って きた何どうしたの嫌な予感がしつつ私は 恐る恐るゆとに聞き返した実は妹が3日後 に日本に戻ってくることになったらしくて 優菜ちゃんがあれ年越しを向こうでして年 開けてから帰国するんじゃなかったのそう だったんだけど彼氏と喧嘩して別れたら らしくてさ泣きながら母さんに電話があっ たみたいなんだよで帰ってくるってそうな んだえでなんで言うとが謝るわけ私の 問いかけにげんなりした様子で説明して くれた昨日義母から夫に義が帰ってくると 電話がありなんと義はあろうことかうちに しばらく住みたいと言っているらしいえ なんで実家に自分の部屋あるよねなんで うちなの俺もそう言ったんだけどうちから だと遊びに行くのに便利だからとかなんと か母さんとユナからしつこく言われて ごめん押し切られたあのお母さんと義に 言われたらさすがのゆともそりゃ無理 だろうな私はテーブルに頭をこすりつけん ばかりに頭を下げるゆとを見て攻めるより も同情する気持ちが先に立った今はがが 強いなど義母によく似ているあとはユトが 大好きなところ もとは海外留学中ということもあり結婚式 の時に会っただけで今まであまり交流は ないけれど結婚式の時に私に向けていた テーとも嫉妬とも取れる視線は今でも忘れ られ ない正直なところ義には苦手意識があるの でできれば一緒に暮らすのは遠慮したい ところだ私の思いも虚しく3日後ぎがうち にやってきたゆかさんお久しぶりてか ほとんど初めましてかきはお邪魔しますも お世話になりますもなくヘラヘラと笑い ながらずかずかと家に入ってきたねえねえ お母さんから聞いたんだけどゆかさんの 料理って恐怖ってやつなんでしょ久しぶり にザ日本食っての食べたいから作ってよえ あの気前の突然のお願いに戸惑って言葉が

出ないおい何勝手なこと言ってるんだよ いい加減にしろよ えーお兄ちゃん怖い可愛い妹が久しぶりに 帰ってきたんだからもっと歓迎してくれて もいいじゃん結婚前は私にああだったくせ に結婚したら奥さんの尻に敷かれてるんだ お母さんが言ってたよなんでもかでもゆか さんのいいなりだってあのな お前作る作りますざ2本職ユナちゃんは 疲れてると思うから座ってて私はゆとの 言葉を遮切って笑顔で言うこんな感じが しばらく続くのかと思うと気が重くなり ながら私はキッチに向かったしかも作った 料理を食べた義は笑いながらやばいほとに お母さんの言う通りなんか物足りない 味と笑いながら言われたのにはさすがに顔 が引きつったそんな日々の中ユトが後とり として専務に就任することが決まった正式 な就任発表はもう少し避けだけれどまずは 親族だけの就任披露パーティーがホテルの ホールで催されることとなったパーティー が決まってからの私とユトはとにかく 忙しかった何よりの張り切り用はすごく ああそれはそこじゃなくてこっちよ本当何 やってもダメねなどと私にあれこれと指示 を出しては文句を言いつつ楽しそうだった 体を動かして文句を言われ続ける私は地獄 のようだったけれどそしてなんとか準備を 終え当日を迎えた順調にパーティーは進み 歓談タイムとなり各々料理を楽しみつつ 久々にあった親戚たちと会話を楽しんで いる私と言うとははそんな親族の人たちに 挨拶をして回った一通り回りを終えて 私たちは義両親の元へ行くとそこには夫の おじ夫婦もいたああおじさんここにいたん だおおゆと専務就任おめでとう ゆかさん準備とか大変だったでしょうご 苦労様あらでもそんなに大変じゃなかった わよねほとんど私が指示を出して言われた ことをいただけですしお料理だって何1つ ゆかさんは作ってないんですからおじ夫婦 とやかに話していると義母が横からそんな ことを言ったえ俺より作った方が良かった んですか義母からはそんなこと一言も聞い ていない言われなくてもちょっと考えれば 分かるでしょまあ今回はあなたの顔を立て て私も作りませんでしたけど までもゆかさんのお料理はちょっと ね義母はそう言うと近くにいたぎと 目くばせをし合って馬鹿にしたように クスクスと 笑うあらじゃあ来月のお正月の集まりの時 に何か作ってもらったらいいじゃない今回 は色々買っても分からなかったでしょう から仕方ないわよおが優しくかうように

言ってくくれるこの嫁になんて作れないわ よああでもずっと作れないじゃ通らない から練習させてあげるわお正月の時の おせち1人で作りなさい義母はニヤニヤと 嫌な笑いを浮かべながら言っ たそして正月の親族の集まりの日がやって きたゆかさんあなたおせちは大丈夫なん でしょうねお粗末なおせちを出したら承知 しませんからねえ会場に着くなり義母が 言ってきた心配なさらなくてもちゃんと 作ってきましたから私は笑顔で言った岐阜 の挨拶から始まり次々と進行しついに料理 が運ばれてきたすると木母がマイクを手に 今日のおせちはうちの嫁のゆかさんが作り ましたの京都で100年続く死亭のお嬢 さんですから是非皆さん期待してご賞味 くださいねとわざわざハードルを上げる ようなことを言うすると親戚の皆さんはお それは楽しみですね強風おせですかねなど と口口に言いながらおせ料理を皿に持って 食べ始めたするとみんなの手が止まりざけ 始めたその様子を見て義母が北読むのが 見えたあすみませんうちの嫁が皆さんのお 口に会わないお出しして今すぐ代わりの ものこんなに美味しいおせを食べたのは 初めてかもしれ ない義母の声を遮って誰かがそう叫んだ その声に釣られるようにこの巻きふわふわ で甘さとお出しの感じがちょうど良くて 本当に美味しいわ黒豆もふっくらと上品な 甘さでまさに両の味だななどと次々と小さ の声が上がっ それを見て義母は呆然としているどういう ことゆかさんの料理がおいしいはず義母は 我に帰るとそう言い私の作ったおせち料理 を一口食べたそんな はずお口に会えましたか私は呆然として いる義母に声をかけたあなたこれは一体 どういうこと手作りしろって言ったわよね どうせ作れないからってどどこかで買って きたものを詰め替えたんでしょ私の手作り だって証明してくれる人たちはいますよ 聞いてきます私は料理を運び込んでくれた シェフたちを示しながら笑顔で言うだって あなた料理はゆかさんどれもすごく おいしいわ感動しちゃったいいお嫁さんが 来てくれてよかったわ ねそそうね義母は顔を引きつらせながら なんとかそう返事をした皆さんお母さんも おせを作ってくれているのでそちらもご 賞味 くださいそんな義母をよめに私は皆の前に 出て行ったちょ何よ慌てる義母をよそに 親戚の面々はお嫁姑対決ってやつですか 対決なんてそんな言い方ダメですよなどと

盛り上がっているそして義母のおせ料理が 運ばれてきた義母の料理を口にした親族は そうですねまあ人それぞれ味の好みって ものがありますからねゆかさんのお料理と 比べるとちょっと大味ですかねこりゃお嫁 さんの家事だななどと正直な感想を口にし ているそれを聞きながら義母の顔が みるみる赤くなっていった集まりがお開き になり会場には私と言うと義母と義だけが 残ったゆかさんあなたよくも私に恥を書か せてくれたわね木母は怒りのこもった目で 私を睨みながら言うお母さんにおせちを 作れと言われたから作ったんですよそれに 最初に恥を欠かせようとしたのはお母さん ですよね私のおせが不評であろうと 決めつけてご自分もこっそりおせを作って いたんですから義母は私のおせ料理を 引き立て役にして自分の株をあげようとし ていたのだ 自分は嫁の失敗をフォローするできる姑と いう印象を与えて私には死に亭の娘のくせ におせも作れないだめ嫁のレッテルを貼り たかったのだろう結局私のおせが好評だっ たためその計画は破綻した けれど今まで夕食に出していた料理は手を 抜いていたってこと怒りで顔を真っ赤にし ている義母に私は説明した今まで義に食べ てもらっていた料理は決して手を抜いてい たわけではないむしろ私なりに関東風の 味付けにしようと努力した結果微妙な味に なってしまっていただけなのだ今回の おせちは自分の好きなように作っただけの 話だでも私が作ったおせが美味しいって 感じてくれたのなら最初から無理して 合わせようとしないで自分の味付けにすれ ばよかったですね料理ができるなんて おかしいじゃない顔合せの時あなたは山女 で甘やかして育ってたから何もできない娘 に育ってしまってってあなたの母親は言っ てたわよねそりはお姉ちゃんたちに比べ たら甘いですよお姉ちゃんたちは何でも 市販大クラスですから私は足元にも及び ませんでも私は言葉を切り義母をまっすぐ 見る京都で100年続く死に亭の娘をなめ てもらったら困ります義母は悔しそうに唇 を噛みしめ私から目をそらすとその場を後 にしたその後義母はうちに頻繁に来ること はなくなりひまも疑実家に引っ越していっ た死に両亭の娘ということで窮屈な思いを することもあったでも今回のことで自分が 生まれ育だった環境に初めて心から感謝を したこれでやっと穏やかで幸せな新婚生活 が遅れるだろう私はこれからの日々を想像 し胸を踊らせ [音楽]

た私の名前は地下夫のひかと一緒に2歳と 1歳の息子を子育て中 です2歳のあとはやんちゃでとにかく 走り回るのが大好きな 子1歳のタとはそんなお兄ちゃんを必死で 追いかけて回っている私たち夫婦の可愛い 子供たち ですそんな宝物のように大切な2人の子供 ですが都子を育てることがここまで大変だ とは知りませんでし た毎日目の回るような忙しさをひかと一緒 に乗り越えていた私たちの元に衝撃の連絡 が来たのは突然のことでした えお母さんが転ん だ義母は義父が亡くなって以来のである エリナさんと2人で暮らしてい ます義母はシャキシャキとした元気な人で 転ぶなんて想像もしたことがありません でし た義母から連絡をもらったひかが言うには 義母は家の中でつまづいて転んでしまった そう です義母は必死に携帯を取りに行って救急 車を要請病院で見てもらった結果複数箇所 を骨折していることが分かったのだとか 母さんは元気な人だったから転んだだけで そんなことになるなんて思ってもなかった よそうねびっくりだけどまずはお見舞いに 行ってあげようエリナさんが色々してくれ ているだろうけど心細いかもしれない から戸惑っているひかに冷静に今後のこと を話すとひかはそうだなと頷いてくれまし た私の実家にあとタを預けて病院へ向かう といつも豪快に笑っている元気な義母が しょんぼりとベッドに横になっていまし た折れた足は釣られており腕にも痛々しい ギプスが巻かれてい ます母さん大丈夫か驚いたよ転ぶだなんて ああひかずちかさんも来てくれたのね 恥ずかしいわよね転んだだけで骨折だ なんて私ももう年だ わ義母はもう70近い年齢 です元気いっぱいに自分のことは何でも やっていた義母ですがやはり年を重ねて いるのだということを実感しまし たお母さん無理なさらずに入院中は ゆっくりされてくださいねありがとう近 さん2人が来てくれたならちょうどいいわ ずにも話してきたいんだけどね私は今後 あの家で暮らすのは厳しいって言われて しまった の義母は医者から骨折は治るでしょうが 好意症は残るかもしれないと言われたのだ そう です1人で暮らすのは危ないって言われ

ちゃってね施設に入ろうと思っているのよ えでも母さんはエリナと暮らしてるだろ エリナは ね困ったように眉を寄せた義母は視線を 落とし ますエリナさんは学生時代に教室で本を 読んで過ごしていた私とは正反対の性格で 成人した今でも友達と遊び歩いているよう な人 です短大卒業後に1度は就職したそうなの ですが私には合わないと言って半月でやめ てしまったのだと かそのその後は色々なバイトをしたり友人 の働いているガールズバーで働いてみたり と仕事を渡り歩いていることは知ってい ましたが義母にこんな顔をさせるほどの 人物だとは知りませんでし たひかは兄としてエリナさんの性格をよく 分かっているのか渋い表情をしてい ます嫁である私がいては義母も話しづらい かと思い私は義母に必要なものを聞いて 1人で疑実家へと取りに行くことにしまし た何これ 疑実家の前に着くと道路には路上注射され ている車が何台も並んでいました疑実家の 中からはクラブかと思うほどの重低音の リズムが響いてい ます義母から借りた鍵で玄関を開けると耳 が痛いほどの音楽が家中に響き渡ってい ましたそして疑実家にはは知らない人が 何人も入り込んでいたの ですエリナ誰か来たっぽい よたまたま目があった女性がエリナさんを 呼ぶとへえとめんどくさそうに言いながら エリナさんが玄関へとやってきまし たあれちかさんじゃん久しぶりお母さん ならいないよああパーティーやってく みんな超いっぱいお酒持ってきてくれた からガンガン飲んじゃってよ ケラケラと笑うエリナさんは相当酔っ払っ ているようで酒臭さに私は思わず顔を しかめてしまいまし たお母さんのとろに行かなくていいんです か転んで骨折したことは知ってますよね 知ってるよ私と友達が飲んでた時に目の前 で転んだから笑ったもんいきなり救急車 呼んでとか言うから大げさすぎしょって 思ってたら骨折なんて受けるよねババーに なるとああなるんだと思うと無理だわって 思っ たエリナさんの発言は耳を疑うようなもの でしたどうして自分の親にそんなことが 言えるの でしょう義母がエリナさんの名前を聞いた 瞬間に暗い表情を見せた理由が分かった気

がしまし たお母さんに必要なものを取りに来たん ですああそうなの好きに持ってき なヘラヘラ笑ったエリナさんはお酒を取り に部屋の奥へと戻っていき ますあんなに優しい義母に対して全く愛情 が感じられないエリナさんに怒りが湧き ましたが私は黙々と入院に必要なものを 書き進めまし た綺麗好きだった義母は義父の生前は疑 実家をとても綺麗に片付けていましたです が今はゴミ まみれ空缶やお菓子の袋が放ているだけで はなく誰がこぼしたのかわからない酒が そのままにしてある場所もありまし た掃除しようかとも思いましたが パーティーを開いているこの状況で私1人 が片付けをしたところで意味はない でしょうそれにエリナさんがあのババは お兄ちゃんの奥さんなのと友人に紹介して いる声もとても耳障りでし たばばあがババの入院の取りに来てるん だってと言いながらケラケラ笑っている エリナさんにふつふつと怒りが湧いてき ましたが一緒に笑っている友人たちの前で 戦ったところで勝ち目はありませ んあんなブスと結婚するとかお兄ちゃんも 見る目ないよねと言って爆笑をさらって いるエリナさんにお邪魔しましたと告げる とババーのお世話よろしくねとだけ言われ ました 病院への道中だいぶイライラしていた私が 義母の病室に帰るとひかは怒りの表情を 浮かべており義母は反発で涙を拭ってい まし た何事かと聞くと怒りに震える声でひかが 教えてくれまし たエリナさんは毎日のようにあの パーティーを疑実家で開いており義母は 自分の家であるにも関わらず居場所が なかったのだそうです転んだのも捨ておか れていた空缶を踏んでしまったことが原因 だと聞き私もエリナさんへの怒りで唇を 噛みしめまし たあの家にはもう帰れないわ施設に入ろう と思っているのもうお医者さんにも相談し てあっていくつか教えてもらっているから 退院できたら見学に行ってみるわ ね涙をってそういう義母にナさんへの怒り はでしたですが今は何もすることができ ないと判断した私とひかは義母をねらって から秋とタクトと共に家に帰りまし [音楽] たエリナは許せないなと言っているひかに 同意しながら秋とタトを寝かしつけた夜

遅くインターホンがなりまし た お兄ちゃんとインターの向こうから声に私 とが玄関に向かうとドアの向こうから現れ たのはベロベロによったエリナさんでし たこんな夜中に来るなよ大体お前母さんが 転んで大変な目に会ってるのになんで助け てやらなかったんだよだって骨折してる なんて思わないじゃんていうか私より お兄ちゃんと地下さんの方がひどくない お母さんのこと施設にぶち込むって聞いた から来たんだけど 義母は今後のことをエリナさんにも連絡し たのでしょうそれを聞いてここに来た らしいエリナさんは不満そうに私とひかを 睨みまし た最低じゃない普通は長男夫婦の お兄ちゃんとちかさんが引き取るべきなん じゃないのお母さんマジかわいそうじゃん 親不幸だ わ酒臭い口が発した言葉に私はずっと抑え てきた怒りが胸の中で爆発したのをまし た最低なのはエリナさんですよねは最低な のはエリナさんです実の母親が目の前で 転んで苦しんでいるのにどうして助けて あげなかったんですかあんなに家もつかし て友達だか知りませんけど大勢人を呼んで お母さんの居場所を奪ったのはエリナさん じゃないですかお母さんにもお酒あげてた わよそのお酒は誰のお金で買っていたん ですかかそりゃお母さんのお金だよ私お金 ない もんケロッとした表情で当然のように言う エリナさんにひかがお前なと怒鳴りました しかしエリナさんに反省の色はなく ヘラヘラととんでもないことを言い出し ましたあのさお母さんはやっぱりここで 引き取ってよそしたら私もここに一緒に 住むからお兄ちゃん稼いでるんでしょちか さん専業主婦だもんねこれからは お兄ちゃんのお金でお酒飲むから よろしくそんなの許すわけないじゃない です か叫ぶ私を無視してエリナさんはバイバイ と言って家の前に止めていた車に乗りまし たあれ飲酒運転だろというひかずに私は あるお願いをしてエリナさんの車の窓 ガラスを叩きまし た通しそうに窓を開けたエリナさんが私を 睨み ますなにまだなんか よお母さんが望んでくださるならお母さん はうちで暮らしてもらいますですがエリナ さんを家にあげることだけはしませんなん でよ私は可愛い義の妹じゃないうちには

まだ小さい子供が2人いるんですエリナ さんのようなダメな大人の霊をうちに置き たくありません何を大人の霊ってダメな 大人の代表みたいなものじゃないですか エリナさん は私はあわうように言ってわざとエリナ さんを挑発しまし た30近いっていうのに母親のお金でお酒 を飲みまくって大音量で音楽をかけて近所 に大迷惑をかけるなんてダメな大人の 詰め合わせセットみたいなものですよ反面 教師にもなりません絶対にうちの子たちに は近づかないでくださいねバカが映ると嫌 なのではあんたなんてドブスなくせに何 言ってんの よその後数分私とエリナさんは言い合いを 続けそこにひかも 参戦口喧嘩をしている現場に現れたのは パトカーでし たお兄ちゃんとちかさんがババーの世話し なさいよ私はお酒飲んで友達と楽しく 暮らせればそれでいいんだからはいはい ちょっとすみませんね パトカーから出てきた警察官に私とひかは すっと道を譲りますへとポカンとしている エリナさんに警察官はお酒飲んでますよね と声をかけまし た私がエリナさんを挑発し始める前にひか ずにお願いしたことは警察への通報だった の ですエリナさんを挑発し続けていたのは 警察が来るまでの時間稼ぎでしかありませ んでし たあれだけお酒を飲んでいる様子だったの に車でうちまで来たらしいエリナさんは まず飲酒運転の上州犯で間違いないと思っ ていまし た警察から注意されたら少しはビビる だろうという考えもあったのですが警察を 呼んだのはもう1つ通報できる理由があっ たから ですお酒飲んでるけどでも私今運転して ないじゃん座ってるだけそうですねでも ここ駐車禁止なんです よ警察官の言葉にエリナさんがポカンと口 を開けますそう我が家の前の道路は駐車 禁止なのです車に誰かが乗っていようが 駐車禁止の場所に車を止めていると違反に なりますちょっと給を据えてやろうという 考えだったのですがエリナさんは余計な ことを言ってしまいました運転してて ちょっと停車してただけよ運転してたん ですねしてたそれなら飲酒運転での 取り締まりになります ねはっとした様子のエリナさんでしたが

もう遅いです飲酒運転の切符を切られる ために車から下ろされたエリナさんでした が酔っていたために大暴れ 自分で掘ったボケをさらに掘り進めた エリナさんは警察の車に乗せられて連れて 行かれてしまいました 妹があんな人間で情けないとため息を こぼすひかを励ましてその晩は寝ることに なりまし た 翌日私とひかは義母にうちで暮らさないか と提案しに行きました施設に行くと聞いた 時から私たちは夫婦で話し合って義母を 受け入れるつもりでいたの です義母は私とひかの言葉に涙を流して 喜び 本当にいいのと何度も聞いていまし たそんなほっこりとした温かい現場に ボロボロになったエリナさんがやってき ましたちょっとふざけんじゃないわよ昨日 私警察署で過ごしたのよ罰金もすっごいし お兄ちゃんとエリナさんのせい よ病院だというのに大声で騒ぐエリナさん は缶ビールを握っていてリナさんが全くて いないことを思い知らされまし たいり浸透で私たちにめえたエリナさんは どきなさいと私を押しのけて義母の前に 立ちまし たお母さん警察にお金払わなきゃいけない からお金ちょうだい 手のひらを差し出してお金を請求する エリナさんにひかがお前いい加減にしろと 怒鳴りましたが義母が エリナと冷たい声で名前を呼んだことで場 は静まり帰りまし たあなたを娘だと思うのはもうやめたわは 何言ってんのエリナのことを私は一生懸命 育てたつもりだけどこんな人間になって しまったことは本当に申し訳ないと思っ てるでも転んで痛みに苦しんでいる時に手 を差し伸べもせずに笑っいるエリナを見て もう親子として関わることはできないと 思った のエリナさんは義母の言葉にだんだん青く なっていきながらもそんなこといいからお 金ちょうだいよとせびり ます義母はその手をぴしゃりと叩き落とし まし ただからあんたはもう娘でも何でもないっ て言ってんのよあんたにくれるお金は1円 たりともないわ 家も売るからあんたの居場所はどこにも ないわよ出て行きなさい嘘でしょ家売 るってどういうことよそのままの意味を とっとと出てっ

て規模に追い払われたエリナさんは突然 泣きだしそんなこと言わないでと義母に すがり助けてよと私たち夫婦にすがりと 大騒ぎしていましたが取りつく島もない ことを悟ると逃げるように病室を出ていき まし たそして缶ビールを飲んだまままた車に 乗ったせいでまた飲酒運転の罪を重ねたの でし たその後エリナさんはお見舞いに来ること もなく義母は隊員の日を迎え我が家に来る ことになりまし た秋斗とタトは大好きなおばあちゃんと 暮らせることに 大喜び私も家事を手伝ってもらえるので 助かってい ます疑実家はエリナさんに宣言した通り 売りに出すことになりまし たエリナさんは疑実家でまたお酒を飲んで いたのですがひかずに追い出され友人の家 を点々としていたところまでは知っている のですがその後の行方は分かりませ んお金のなかったエリナさんは色々な ところから借金を重ねており借金取りに 追われて行方をくらましてしまいました 義母は我が家で暮らすようになってから すっかり元気を取り戻し体がうまく動か ない時もあるようですがあととタクトと よく遊んでくれてい ますエリナと縁を切ろうと思えたのはひか とちかさんのおかげだわ助けてくれて ありがとうと感謝してくれる義母に私と ひかは微笑み合うのでし た はいこの会社に謝罪に行ってこい上司の ミスで取引先に迷惑をかけたというのに 謝罪はなぜかいつも俺がすることになる 取引先の人たちにも上司の応募さは伝わっ ており大変ですねと逆に登場されてしまう 始末こんな生活もう だ取引先からの帰り道俺は心の中で叫んだ そもそも今の上司がうちの会社にこで入社 しなかったら俺が部長になる予定だった それなのに昇進もできず上司にはコ使われ 仕事料は山のような状態なのだ俺は長年 勤め上げてきたこの会社を退職しようかと 考え始めてい た俺はた都内で働く会社員だ家族は妻と 息子の3人俺は順風満々な人生を送ってい たあの上司が会社にやってくるまで はお前今中にこの仕事よろしく終わったら 帰っていいぞあもちろん残業台なんて出 ないからな上司はそう言って大量な資料を どさっと俺の机に置いたこの仕事料では 今中に終わるわけがないもうすぐ定時に

なるというのにこのように上司はいつも ありえない量の仕事を押し付けてくるこの 男が上司になってからというもの俺が帰宅 するのは毎日レジを回っているのだしかも この上司は社長のお行こに当たるので扱い に 困るこの上司は別の会社で何度もトラブル を起こして首になりうちの社長がこの会社 で面倒を見ることになった らしいそして社長のおっこというだけで いきなり部長として俺の上司になったの だしかし部長というのはなばかりで仕事に 対して全くやる気が感じられずさらに仕事 も遅い上にミスを連発するのだったそれな のに他の社員への態度はとても王兵で パワハラモハは当たり前といった様子だ そんなどうしようもない上司だが社長の 身内なので誰も逆らえず本人もそれをいい ことにやりたい放題なのだ俺は社長から 時々にこいつの世話を任されており自分の 仕事に加えて上司のミスの知りや上司が 押し付けてくる大量の仕事を必死にこなし ているという状況だ しかしそんな俺の苦労も知らずに上司は 毎日俺を見下してくるのだっ たそんなある日のことなんだお前はげて いるじゃないか上司が俺の頭を指さした すぐに鏡で見てみると確かに後頭部に 10円玉ほどのハゲがあるストレスによる 円形脱毛症だこれからお前のことげって 呼ぶことにするから上司はニヤニヤして 嬉しそうだった誰のせいでハゲたと思って いるんだよ俺は悔しさでいっぱいになった がまともに相手をするほど暇ではないので やめてくださいよとだけ言って仕事をその まま続けたしかしその日から上司は円形 脱毛症について何かといじってくるように なったのだ毎日いじりをする上司だったが 俺はなるべく関わらないように心を無にし て淡々と仕事をこなしていたしかし ストレスは日に日に積もり10円玉ほどの ハゲは500円玉ほどの大きさになって しまったのだそんな俺の唯一の癒しは家族 だった妻は俺のことを常に気遣って サポートをしてくれるよくできた妻だ息子 も高校でとても頼もしく育ってくれている そんな息子から先日嬉しい報告があった 今年結婚するというのだ相手は以前からお 付き合いしている幼馴染みのあみちゃん しかもあみちゃんの父親である譲ると俺は 昔からの親友なのだその報告を聞いて俺は すぐにゆに電話をしたゆもの結婚をとても 喜んでいた俺たちが親戚になるなんて こんな珍しいこともあるんだなこんな めでたい話はないな今度うちでお祝い

しよう俺と譲るはそんな話をして電話を 切った息子の結婚が決まってからという もの我が家は結婚式の話題で持ち切りだっ た休日になると譲る夫婦が家に来てはみん でいんことを話し合ったある時俺が上司の 口をこぼすと譲は自分のことのように怒っ てくれた何かあったら俺が力になるから 言ってくれよ譲るは昔から頼もしい男だ俺 はそんな親友に感謝の気持ちでいっぱい だった家庭内ではそんな嬉しい出来事が あったが会社では相変わらず上司の パワハラがひどかった以前は仕事が大好き な俺だったがあの上司が来てからは会社に 行くのが空になっていたそもそも今の上司 がうちの会社にコで入社しなかったら俺が 部長になる予定だったのだそれなのに昇進 もできず上司には呼使われ仕事料は山の ような状態なのだ俺は長年勤め上げてきた この会社を退職しようかと考え始めていた しかし社長には学力のなかった俺を拾って くれたという恩があるそれに何十年もこの 会社に尽くしてきた俺は誰よりもこの会社 を熟地しているという自信があった今俺が 辞めてしまうときっとこの会社はうまく 回らない だろうそんなことを考えるとなかなか退職 すると言い出せなかっ たしばらくして息子の結婚式の日が近づい てきた式はあみちゃんの希望で大人気の 結婚式上で取り行うことにしたらしい日程 については希望通りの予約ができず平日に 行うことになってしまったそのため俺は 結婚式に出席するために有給を申請した しかし上司に有給の申請書を渡すと有給 だってふざけているのか休んでいいわけ ないだろ上司はそう言って申請書を俺の目 の前でビリビリと破いた息子の結婚式なん です1日でいいので休ませて くださいそんなことは知らん結婚式より 会社の方が大事だろうが上司は意地悪く 言ったおそらく俺がいないと自分の仕事を 押し付ける人がいないから困るのだろう そんな理由だけで俺を休ませないようにし ているのだ俺はこんな上司にこれ以上何を 言っても無駄だと思い社長へ直接話をする ことにし たすまないね君には苦労をかけてもちろん 息子さんの結婚式の日は休んでくれた前 それに有給は社員の権利なのだから どんどん使ってくれおいには2度とこんな ことがないように私からきちんと話してお よ社長はそう言ってすぐに有給を許可して くれたしかし上司は社長から注意を受けた のが気に入らなかった様子俺への風当たり はさらに悪化してしまったハゲの分で結婚

式に参加なんてこの恥知らずが結婚式で 会社を休むようなやは首にしてやるぞ式 だけ参加したらすぐに会社に戻ってこい 披露宴は参加するなよ と結婚式までの何日間顔を合わせるたびに 言われ続けた俺はそんな上司からの罵声に 悔しい思いをしながらもじっと耐えていた そして結婚式当日もちろん俺は披露宴まで しっかりと堪能した息子とあみちゃんの 晴れ姿を見た俺は感動でずっと泣いていた それほど素晴らしい結婚式だったのだ しかし次の日に出勤すると感動をぶち壊す かのように上司が俺に掴みかかってきた おいハゲ俺の命令を無視したないい度胸だ これからもっと雑用を押し付けてやるよ 休日出勤でただ働きさせて やる事前にちゃんと有給申請していました よねそんなことをされる筋合いはありませ んがなんだ口応えかそもそも身内の結婚式 ぐで休むな考えが甘いんだよ俺がその根性 を叩き直してやる上司のあまりにもひどい 言いがかりに俺はついに堪忍袋の尾が切れ たでは本日で会社をやめますねこれ以上 あなたと仕事なんてやってられないので今 までお世話になりました俺はそう言って デスクの荷物を片付け始めた当然社内は然 としているやめられたら困るあの人がい ないとこの会社は終わりだという声や あんな扱いを受けたらやめたくなって当然 という声同僚たちから様々な声が聞こえた が俺を避難するような声はなかった上司は 慌てながらも俺を引き止めるのはプライド が許さないようでなんだとふお前なんか ここをやめたら路に迷うだけだそんな年で 雇ってくれるところなんてどこにもない どうせまた戻って泣きついてくるんだろう 後悔しても知らないからなと俺の隣で ブツブツ言いながら真っ青な顔であたふた していたそんな上司を無視して俺は会社を さっさと後にし たその後上司から鬼のように着信があった が全て無視社長からも戻ってきてほしいと 懇願されたが長にお断りした後妻に辞職し たことを話すとよかったあの会社にいたら あなたの体が壊れてしまうわよこれからの ことは一緒にゆっくり考えましょうと言っ てくれた本当によくできた妻 だそれに社長が今まで会社に尽くしてくれ たのだから退職金は受け取ってくれと退職 金を出してくれたので当分の生活には困ら ないだろう俺は妻の言う通りこれからの ことをのんびりと考えようと思っていた ところが俺が退職したことを譲りに話すと お前俺のところで働いてくれないかと言っ てきたのだゆは会社を経営しており以前

から俺を自分の会社に来ないかと誘って くれていたしかも譲るの会社は俺の元会社 の大切な取引先なのだゆさんのところなら あなたの実力が発揮できるんじゃないと いう妻からの勧めもあり俺は譲るの会社で 働かせてもらうことにした譲るありがとう お世話になります俺もお前がいてくれたら 本当に助かるよ ありがとうゆるも俺の決断に心から喜んで くれているようだったこうして俺は譲るの 会社に入社し毎日とても充実した生活を 送っていたこの会社は変な上司もいないし 譲るらしいアットホームな雰囲気の職場だ しかし俺を悩ませることが1つだけあった それは例の元上司から毎日のように電話が かかってくることだもう俺には関係がない 人だから無視してもいいのだが簡単に無視 ができない理由があったそれは譲るに迷惑 をかけたくなかったからだ俺の元いた会社 の業務が滞りば取引先である譲の会社にも 影響が出る元上司は今まで自分の仕事を 全部俺に押し付けていたのだから自分だけ でやるにも俺に確認しなければ仕事を 進めることができないらしいそんなわけで 俺は元上司から連絡が来るたび丁寧に説明 してやっていたしかし元上司はそれを感謝 するどころかどうせお前なんかを雇う ところはないだろう仕事もしない暇じめと 相変わらず見下してくるしかもこっちの 都合も考えず昼夜問わずに電話をかけてき てすごく迷惑だったちなみに元上司には俺 が取引先の会社の役員になったなんて話は していない元上司に知られると面倒くさい ことになると思ったからだしかし譲るに元 上司の話をすると もうあいつからの電話は無視しろよ実は お前がいた会社との取引はやめようと考え ているんだと話してくれた何でも俺が退職 した後から取引の際に何度も納期が遅れ たりミスが発覚したりしており信頼関係が 崩れてしまった らしい譲るからその話を聞いた俺はすぐに 元職場の社長に連絡したすると社長はいつ になく弱々しい声で電話に出た君がいなく なった後次々に社員が辞めてしまったんだ よそれに君に任せていた仕事を代わりに こなせる人材もいない今うちの会社は ガタガタの状態だその上取引を辞められ たらもうこの会社はおしまいだよお願いだ たみ君一度私と会って話をしてくれない か社長に必死で懇願された俺は会社に 出向くことにした社長には昔からお世話に なった恩があるそう簡単に見捨てることは できなかっ た久しぶりに元職場に到着した俺はすぐに

社長室に通されたしばらく見ない間に社長 はすっかり操れてしまったようだ俺は社長 にある提案を持ちかけたそれはあの元を首 にするということだった元上司は仕事も できないどうしようもない人だそれにこの 会社を辞めていった元同僚たちの話を聞く と元上司のパワハラやモハが原因で辞めた 人がほとんどだった俺がいなくなった後元 上司はさらに荒れていたらしい俺は今まで 受けたパワハラの数々を社長に説明した そして人がいる限りこの会社は悪くなる 一方ですあの人がいなくなるのであれば 譲るに取引のことを考え直すように説得し ますよと力戦したのだ社長はおいがそこ までひどかったとは君にも社員にも申し訳 ないことをしたとショックを受けていたが すぐに元上司を社長室に呼び出した久し ぶりにあった元上司は相変わらず意地悪 そうな顔をしている そして俺の顔を見るなりこのハゲよく のこのこと来れたものだなまた雇ってくれ と泣きつきに来たのかお前の居場所はもう ないぞと言ってきたしかし社長がここに 場所がないのは君の方だよ今まで自分の おっこだからと甘やかしすぎたみたいだ このままだと君のせいでこの会社は潰れて しまう本日付けで君は首だと言うと元上司 は急に慌て始めたなんだっておじさん こいつに何か吹き込まれたのか無職の戯事 なんて信じるなよ違う君がやりたい放題し ているという噂はいろんな方面から届いて いるぞもううちでは面倒見きれないそれに 今た君はうちの1番の取引先である スカット商事の部長だぞう嘘だろお前 スカット商事で働いているのか そうですよこの卑怯者お前ごきがあんな 会社に入れるなんて元上司は悔しそうに顔 を歪ませた何を言っているんだた君は君 よりもずっと有能だよ君は明日から来なく ていいから今中に荷物をまとめ なさい社長の言葉を聞いた元上司は泣き そうになりながらちくし俺はこれからどう やって生きていけばいいんだよ と絶叫絶望的な表情を浮かべ頭を抱えて いる元上司の姿には哀れみすら感じる しかし自業自得だ道場の余地は ないすると突然そうだお前俺のことを スカット商事で雇ってくれ頼むそう言って 元上司は俺の膝にすがりついてきたどこ までも厚かましいやだ今まで俺にしてきた 仕を忘れたのかしかし俺は少し考えた後 そうですねスカット商事のオフィス内で 働くことはできますよただしどんな業務で も文句を言わずに真面目に仕事をすると 約束できますかと尋ねたすると泣き顔から

一点元上司は目をパッと輝かせておう何で もするぞスカット商事で働けるならこんな ところさっさとやめてやるわと嬉しそうに 笑い出した俺と社長は真底呆れて顔を 見合わせたのだったそして現在俺は スカット商事で元上司と毎日顔を合わせて いるただし俺はスカット商事の役員として 元上司はオフィスビルの清掃員としてだ ここのオフィスの清掃はスカット商事が 依頼している清掃会社が受け取ってくれて いる清掃員はみんなプロ意識が高く有能な 人材ばかり特にリーダー的存在の清掃員で ある山田さんは元ラグビー選手で対格も よく迫力があり新人指導が厳しいことで 有名だ俺は山田さんに頼めばこの男の腐っ た少年を叩き直してもらえると考えたの だったそして案の定元上司は山田さんに 毎日厳しくしごかれながら清掃員の仕事を している 最初清掃員の仕事だと知った元上司は騙し たなと怒り狂っていたがそれが山田さんの 激に触れとても厳しい指導を受けたのだ それ以来山田さんが本当に怖いのか反せず に素直に従っている様子ちなみに俺が 見かける時はいつも山田さんに叱られて 涙目になっている山田さんの指導の効果は 抜群のようだそれにあのプライドの高い元 上司がへこへこと頭を下げているのを見る と俺も晴れやかな気分になるのだった元 上司にはこれを気に心を入れ替え誠意を 込めて仕事に取り組んで欲しいと思う一方 俺は最近息子夫婦から嬉しい知らせを受け たなんと息子の嫁のあみちゃんが妊娠した というのだ俺も妻も譲る夫婦も大喜びだっ たこれからま の顔を見るのを楽しみに今日も仕事を 頑張りたいと 思う私はゆ私には息子と娘がいる夫は会社 員で子供は2人とも小学生だ私自身も保険 の外交員として働いていて忙しい毎日を 送っていると言ってもそれは平日の話週末 は休みだし末は長い休みもあるただ私は その休みが怖いのだ週末の休みは夫や子供 の相手をするだけなので特に問題はない 問題なのは年末年始の休暇 だ年末年始の過ごし方はそれぞれだと思う 旅行へ行く人もいるだろうし規制する人も いるだろうそれぞれの自由だと思うけれど 私は半ば強制的に夫の実家へ帰省すること になる別に夫の実家へ行くこと自体は嫌 じゃない嫌なのは夫の実家へ帰ると夫と 義父がお酒を飲みながら愚痴ることだ そして義母から色々と用事を言いつけ られることそれが大嫌いなのだだから私は 夫の実家へ行きたくないでも子供はお年玉

がもらえるから行きたいというそれにに義 両親は地元で発店を経営しているから まとまった休みは年末年始くらいだ要する に色々なことを考えると疑実家へ行かない とは言いづらい状況なのだそれで私は今年 も夫の実家へ行くことになったのだっ た夫の実家に着くなりすぐに義母が私に 用事を言いつけて くるさんの準備だってはいわかりました私 が返事すると義母はにやりとしたそして私 が食事の用意を始めると義母は夫やギフト を飲み始めたのだあのお母さん食事の用意 はゆかさんお願いね私1人でですかあら嫌 なの いえ例年通りに私に全てが押し付けられた あは義両親と夫子供たちの団欒が 始まる私だけが茅屋の外それでも子供たち が楽しそうにしていることがせめてもの 救いだっ たそれがお正月の間ずっと 続く私だけが我慢すればいい今年もそんな 年末年始だと思っていたけれど今年は少し ってい たお酒を飲み始めた夫が妙なことを言い 始めたのだ ああ毎日毎日会社と家の多くばっくり家で は子供の世話でこれでいいのかなって思う ねその気持ち男の俺は分かるぞ同じように 酔った義父が口を挟むすると夫はため まじりに続け [音楽] たつ考えるんだよなこんな人生でいいの かって男なら自分のために生きることも 大切だぞだよな親父なら分かってくれると 思ったよそんな感じで盛り上がっていた私 には何が言いたいのかよくわからないでも 所詮は酔っ払いの愚痴だ意味が分からない ことなんて山のようにあるそれに勝手に 盛り上がってくれればその分だけ私の仕事 は減るというもの私は北星見ながら義母に 落ち着けられた家事をこなしてい たそして忙しいお正月が過ぎ家に帰ろうと した時のこと帰り自宅をする私のところに 夫がやってきたあのさゆか話があるんだ けど明日から仕事だから早く帰りたいんだ けどそれって帰ってからじゃダメなのああ 神妙なお持ちの夫私は手を止めて夫に 向き合った話って何実はさ俺自由になり たいんだだから俺と離婚してくれは 一瞬夫の言っていることが分からなかった いや正確に言えば言葉の意味は分かるけど どうして離婚したいのかがわからない そもそも夫がじゃないという理由もわから ない夫は同僚と飲んで帰ってくることも ある休日に出かけると夫が言えば私は素直

に送り出しているつもりだつまり私として は夫の自由を奪っているつもりはないそれ なのに自由になりたいというのはどういう ことなのか私はそんな風に混乱しながらも 夫には強く言い返していた子供が2人も いるのよそれなのに何言ってる でも俺は自由が欲しいんだどういうことよ もっと自由に自分の生き方を探したいんだ よまるで子供のわがままを聞いているよう な気分どうやって説得すればいいのか私は 考え込んでしまったそんな時私たちの 言い合いを聞いた義両親が慌てて奥の部屋 から出てきたのだ何を言いあらぞっている んだ義父が私たちを怒るように言う一の義 はだけに注意するゆかさん見ともない でしょすみません実は私は義両親に事情を 説明したさすがに息子が離婚するとなれば 止めるに違いない私はそんな淡い期待を 抱いていたけれどそんな期待とは裏腹に 義父は私を一方的に攻め立てたのだ事情は 分かったでも男が自分のために生きて何が 悪いんだだって私たちには子供もいますし 子供がいる夫婦は離婚してはいけない そんな法律でもあるのかいやありません けど私はますます混乱したもしかすると私 の方が間違っているのだろうかそんな感覚 に陥ってしまう困惑しながら義母を見ると 義母は呆れた様子て私に苦を呈したあなた に悪いところがからよ私に悪いところそれ しか考えられないじゃないじゃないと急に 離婚って話にはならないわよどうして私が 責められているのかが分からない先に離婚 を言い出したのは夫の方だそれなのに義 両親は私ばかりを責める私は今にも泣き 出しそうだったその時騒ぎを聞きつけた 息子と娘が現れたのだ子供の顔見た途端私 ははっとしたここで私がしっかりしなけれ ば子供たちがどうなるかわからない私は夫 と義両親に言い返すとしたけれど義母が先 に子供にこんなことをさいたのだお父さん たちが離婚することになったのよ 離婚息子と娘は絶する小学生と言っても 2人とも高学年だ離婚の意味くらいは理解 している そんな風にショックを受けている子供たち に義父はさらに悪い顔でさいた2人はじい ちゃんのうちに来ないかお母さんがいなく なったら大変だろそうねそうしましょうお ばあちゃんたちと一緒の方が楽しいわよね そんなことを義両親は子供に語りかけて いる私は慌てて割り込んだ余計なこと 吹き込まないでくださいまだ離婚するって 決めていないんですから私の発言に迷を ひめる義量師このままでは拉致が開かない と思った私はまず家に帰りましょうここで

話していても意味がないし悪いけど俺は 帰らないどうしてよとにかく話し合いをし ないと解決しないでしょやだ話し合いなら 電話でもできる だろう結局夫との話は平行戦のまま夫は 実家にいる家に帰らないと繰り返す ばかり仕方なく私は子供たちだけを連れて 家に帰った家に帰ってからも子供たちは 不安そうにしていた大丈夫だから安心して 口で言っても安心できるはずがないそれは 分かるけれど私にはそう言ってやること しかできなかっ たそれから子供たちが寝ついた後私は夫と 電話で話をしたけれどやっぱり話は まとまらない夫は離婚したいというだけ 明日は仕事だから続きは明日の夜に話し ましょうそう言ってその日は電話を切った のだっ た1日経てば夫も落ち着くに違いないそう したらちゃんと話もできるだろうそう思い ながらその日は休むことにし た翌日晩ゆっくりと考えたけれ色々なこと が気になって仕事に身が入らない夫が本気 で離婚したいのか気になって仕方がないの だ説得できなかったらどうしようそう 考えると不安でならないそうやって1日が 過ぎた頃のことだった仕事中なのに息子 から電話がかかってきたのである私は急い でオフィスを抜け出したもしもし仕事中は 電話しちゃうお母さんお父さんが帰ってき たよけどすぐに出ていっちゃったえ 本当息子の話はこうだった明日が資業式の 息子たちは2人で留守番をしていたすると 急に夫が家に戻ってきたというのだけれど 夫は自分の部屋で荷物をまとめるとすぐに 出ていったとのことしかも夫は息子たちと 話もしなかったそう だそんなことを息子は冷静に私に訴えたの だすぐに帰るから私は仕事を相待して家に 帰った家に着くと夫の書斎の扉が開きっ ぱなし 中を覗くと夫の私物が何もなかった お父さん自分のものだけ持って行ったの 息子に尋ねると息子は うんなんか探してた探す何をわかんない とりあえず私は息子の話を聞きながら夫が 矢探しをしたという場所を確認して回った 夫が探し回ったのはリビングや私たちの 寝室まさか私は寝室に置いていた通帳を 確認したないわローンのために貯めたお金 が入ってる通帳が寝室のタスに入れていた 通帳がなくなっていたただ私の給料が入る 通帳は本の隙間に挟んで隠していたから 無事だったとはいえロ用の通帳がないのは 痛手だ互いの給料から一定額を毎月入れて

いたからそれがなくなると家のローンが 払えなくなる私はいやいやながら義両親の 家に電話をかけた義母が電話に出たところ で私は義母に状況を説明したのだそう そんなところに入れていたあなたが悪いわ ねそんな言い方はないですよおさんでも あなたが嫁としてしっかりしていないから 悪いんじゃない私はむっしたけれど今は 言い返している場合ではない怒りを抑えて 私は夫の居場所を訪ねたとにかく彼の居 場所私がそう言った途端私の言葉を遮る ように義父の声が聞こえてきた俺たちが 息子の居所なんか知るわけないだろどうし てですか親子なのにあいつもいい大人だ 子供じゃないのに干渉するわけないだろ ピシャリと言われたしかも私が話を 続けようとしているのに義父は勝手に電話 を切ってしまったのだ私が困惑していると 再び電話が鳴ったのである義母がかけ直し てくれたと思った私はすぐに電話に出た お母さんですかこれだよミノだよ電話の 相手は義母ではなく夫のミノだった あなた家に帰ってきたって聞いたんだけど ああさっき帰ったよ俺の荷物を取に帰った んだどういうこと私はまだ離婚に同意して いないのよ悪いけど俺はもう決めたんだ俺 は自分の生き方を探したいそれだけだ勝手 なこと言わないで私は電話の向こうにいる 夫に必死に語りかけた離婚することになれ ば子供にも影響が出るせめて子供が独立 するまでは離婚したくないそん内容の説得 を続けたのだけれど夫の意志は硬い様子夫 は最後に私にこう言ったのだ離婚届けは 置いてあるサインしてるからそっちで提出 しておいてくれちょっと待ってそう言った けれどそれきり電話は切れてしまっ た電話をかけ直したけれど夫は出てくれ ない何度かけても留守電話につがるだけ だった 自分勝手な人なんだ から文句を言いつつもこの時までは私も なんとかなると思っていたなぜなら夫は 会社員だからだ自由になりたいと言っても 何の仕事もしないわけにはいかない収入が なければ生きていけないのは地名の理だだ から夫の会社に連絡すればとりあえずは話 ができると考えていたのだけどには自分の 甘さを痛感することになる夫の会社に連絡 すると夫は退職したと言われてしまったの だ夫とは連絡が取れなくなるし義両親は 相手にしてくれない私は途方にくれたその 後何度も夫の実家に連絡するがいつも知ら ないと言われる だけたまに嫌味を言われることまであった やがて

義両親への連絡をためらうようになったで もここで諦めれば夫と連絡が取れなくなる 仕方なく私は義両親に連絡を続けたけれど ある時急に電話が通じなくなったのである 何度かけても義両親が家の電話に出ないの だ妙だと思いながらも今度は義父のスマホ に電話をしてみたしかしこちらも番電話の ままだし義母のスマホも繋がらないさすが におかしいと思った私は不安になって疑 実家へ行ってみたすると疑実家の玄関に ウリアという看板が張り付けられていたの だえこれってどういうこと理由を聞き たかったけれど義親とは連絡が取れない夫 の親戚の人に連絡してみたものの夫のは 愚か義両親の余計も知らなかった手まり か私の手元に残ったのは離婚届けだけとは いえ小学生の子供に心配はさせられない私 は夫のことはすっぱりと諦めて仕事を 頑張ることにしたそうやって生活を 立て直しながら私はふと考えてみたこの まま離婚届を提出すれば夫の思い通りに なってしまが一方的にいいようにされて それで終わりというのは虫が良すぎないか そうかと言ってこのまま放置しておくこと もできない子供のためにはどうすればいい のかそれを考えて行動することにし た子供のために私ができることはなるべく 不安を取り除いてあげることだそのために はお金がいる父親がいなくても生活が困ら ないと子供に分からせてあげることが大事 だと私は考えたそこで私は仕事にせを出す ことにしたのだそれと並行してどうにかし て夫を探し出すでも子供を不安にさせたく ないから子供に分からないところで探す ことにしたつまり面倒な手続きや捜索は 弁護士に任せて私は子供と一緒にいる時間 を増やしたのだそれがこうそうしたらしい 夫がいなくなっても子供たちはしっかりと 育ってくれたの だそんな生活が続き気が付けば10年が 経過したある日の こと仕事で元夫の家近くへ行くことになっ た懐かしい なふと私が呟いた時だった元夫の実家が あった場所が目に入ったすでに空き地に なっていて今は何もないそんな場所に誰か が佇んでい たぼんやりと空き地を見つめている 男髪はボサボサでえりがよれよれのシャツ を着ている変な人だなと私は思ったその 瞬間その男が私の方を振り返ったのだ私は びっくりして思わずその場から逃げ出し そうになったとその時その男がこう言った のだゆか吐いたかった え私は自分の目を疑ったなんと目の前にい

たのは元夫のミノルだったのだゆか俺だよ 俺忘れてないよな えっともしかして実るあれから10年だっ けあえて良かった よ元夫は涙ながらに行ったけどこちらは 感動できない勝手に出て行っておいて今更 会いたかったというのはどういうことなの か私はそんな風に怒鳴りたい気持ちを抑え て元夫に尋ねてみたねえこの空地で何をし てるのいやここは俺の実家があった場所 だろそうよそれがどうしたのもしかして おつたちは実家を売ってしまったの か は今にも泣きだしそうな顔しているちょ ちょっと場所を変えましょう私は周囲の 視線が気になって元夫を近くの喫茶店へ 連れて行ったすると店に入るなり私が聞い てもいないのに元夫は家を出た後の話を 勝手に始めたの だ元夫の話はこうだった元夫は家を出た後 は通帳のお金を使っていたそうだけれど 通帳のお金は無限じゃないしかも仕事を やめてしまったから収入もないそこで 日雇いの仕事を始めたそうだもちろん 日雇いの仕事でも数日も真剣に働けばある 程度はお金が手に入るそうしてある程度の お金が手に入ったらしばらくは仕事をし ないお金がある間は生き方探すとながら ブラブラするという生活を満喫していた らしいでもそんな生活が長く続くはずが ないとはいえ今更就職できるはずもなく元 夫は様々な仕事を点々としたという 話どの仕事も長続きしないし年齢のせいで 働ける場所も限られてしまう結局半年ほど で生活は行き詰まり両親に助けを求めそう だけれどその頃には両親もかなり困窮して いたらしい実は元夫が家を出た後義両親は 自分の店の客にそれを不調したというのだ しかも元夫と私が離婚したことも話した上 で私に原因があると言っていたらしいでも 元夫が勝手に出ていったこととその理由を 聞けばどちらに火があるかは明らか だが気づかないわけが ない結局義両親の話を聞いた客は義両親の 発点を利用しなくなったそうだそして義 両親の発点は倒さかなりの負債を抱える ことになったという話だそれで急に連絡が 取れなくなったのね夜逃げするって言って たからなるほどねそれであなたは両親を 見捨てたの違う俺も大変だから連絡を取ら なくなっただけでへえそうなんだだから俺 は1人で頑張ってたんだでももうどうにも ならなくなって両親に助けを求めたの本当 はお前に助けを求めたかったんだけど 引っ越してて居場所が分からなくて元夫の

言文によると彼は私たちが住んでいた マンションにも行ったそうだでも私は元夫 が出ていった後すぐにマンションを 引き払っていたそれで私の居場所が分から ずに元夫は困っていたということだった なあどうしてマンション売ったんだよ ローンだって残ってたのに元夫が詰め寄っ てくる言わなきゃわからないのあんたが ローンの通帳を持ち逃げしたからよそれで も私1人で払えるわけないでしょ子供も 2人いるのに今も昔も私は保険の外交員と して働いている正社員だから子供がいても ロくらいはなんとかなったかもしれないで もこういうことになりそうだったから わざわざ引き払ったのだマンションを売っ た代金で残りのローンも払えたし私として はもう何とも思っていないけれど元夫は かなり未練がある様子だった元夫は じっくりと考えてから私に頭を下げる やっぱ昔の方が良かったよやり直してくれ ないかえ無理よ無理そこをなんとか頼むよ ゆかとりあえずあなたが生きてて良かった とは思うわじゃあ俺と最高元夫の目が輝く それを待っていた私は元夫にズバっと 言い放ったまずは弁護士ねそれから裁判所 に行って話はそれからよえ弁護士裁判所 なんだそれはだってやり直すも最高もない わよあなた戸籍がないんだから へ元夫がまけな声を出す実はねあなたがい なくなったから失踪宣告をしたのよ失踪 宣告最後の連絡から7年以上が経過した でしょだからあなたは死んだことになっ てるの元夫が焦った顔で 立ち上がるどうすればいんだよ弁護士に 頼んで失踪宣告を取り消せば そんな元夫はその場に 崩れ落ちるようやく仕返しができたと思っ た私は呆然とする元夫の顔を覗き込んだ それからこう言ってやったのだ弁護士に 相談するならついでに離婚の慰謝料の話も しましょうねあああそれとあなたが持って 行った 貯金も返してねああそそのつもりだ養育費 の話もしたいしそうね面倒だから一緒に 行きましょう かそう言って私は元夫の腕を掴んだ全ては 私の思惑通り 失踪宣告をしておけば元夫は裁判所に行か なければならなくなるさらに色々な手続き をするために 弁護士や司法諸子に依頼する可能性が高く なるのだつまり離婚の話し合いをする チャンスが来るというわけ だ私はそれを狙っていたのだだからもう 絶対に逃せない必ず慰謝料をもらい私の

貯金を返してもらうその一心で私は元夫の 腕を強く握り弁護士事務所へ向かったの だった 小さい頃から俺はシェフに憧れていた近所 にあった老夫婦が経由していた小さな フレンチのお店が俺の原点だと思う家族 全員そのお店が大好きで家族揃っての外食 と言ったらいつもそこに通っていた俺が 高校に進学した頃天主の高齢化を理由に 閉店となった 息子さんが住む町に引っ越して一緒に 暮らすのだと言っていたそれは本当に 喜ばしいことなんだけど俺は2度とあの味 が食べられないかと思うと残念で 仕方なかった両親も妹も同じ気持ちだった らしくしばらくみんな寂しそうな顔をして いたのを覚えている俺はそんな家族を元気 づけたくて将来料理人になると宣言をした のだお調子者に聞こえるかもしれないけど 俺は本気だった父は大学進学を望んでいた ようだったけど大学は妹に譲ることにする と話したら笑ってくれた高校を卒業して 調理士専門学校へ進んだ俺は料理を作る ことの楽しさにのめり込んでいった俺も あの老夫婦のような小さなお店をいつか 持ちたいと夢を見るようになっていた現在 俺は調理学校を卒業して高級レストランで 修行をしている本当はフランス留学の話も あったのだが金銭的な問題もあり断念する こととなっ たおい岡村またサボってる の少し離れた路地の奥から声をかけてきた のは同僚の西原千だった俺が厨房で出た ゴミを1人で片付けているのに パティシエールの小さはニヤニヤしながら 路地の奥で電子タバコを吸っているサボっ てるのはお前の方だろうとと思ったけど 相手は先輩俺よりもいつ年上なので一応 相手を立てて返したやだなどう見ても働い てるでしょう俺がサボってるの見たこと あります俺の返しにさはそれもそっかと 笑うこの店での俺の評価は気真面目真面目 面白みにかける男って感じだお前の料理に は遊びが足りないなと先輩にも言われて いる 学生の頃から真面目だとは言われ続けて いるのだが真面目なのが悪いことなの だろうかと思うこともある俺がこの レストランで働き始めて4年が経った知佐 は俺よりも1年先に入店しているそして 何よりもチサにはフランスで修行したと いう強みがあった彼女は高校を中退し単身 フランスに渡ったという話を噂で聞いて いるなんとなく馬があって一緒に過ごす ことが多いさは友達以上だけど恋人ではな

いって感じの微妙な関係だった今日社長の 予約入ってるよ佐はそう言いながら電子 タバコをケースに 片付ける社長かじゃあ静かさんも一緒だね このレストランを経営している社長は何 店舗も高級点を展開している実業家だその 娘で社長令嬢でもある静さんを連れてこの 店で食事をすることが多い社長の お気に入りであるこのレストランは系列店 の中でも最も高級なのだ毎回社長の予約が 入っている時は厨房も気合いが違うまして や社長令嬢である静かさんに会えるという ことを密かな楽しみにしている店員も多い のだ俺もその 1人初めて静かさんを見た時こんな綺麗な 人が現実にいるのかって呆然とした当期の ようにに真っ白な肌をして真っ黒な長い髪 はいつもつやつやしている切れ長で大きな 瞳は人よりも少し色素が薄くはげに見える そして何より彼女は笑わない人形のように 無表情なのだクールビューティーと言えば そうなのだけど食事は楽しいものだと思っ ている俺には不思議だったいつか笑顔は見 てみたいといつも彼女を見るたびに想像し てしまう自分がいた店の付けをしていると さが話しかけてきたしかさん今日も笑わ なかったねさの言葉に俺は頷く今晩もいつ ものように社長と一緒に現れた静かさんは 肌の白さを引き立てる紺色のワンピースを 着ていた入り口から入ってきた時店内にい た男どは全員彼女に見れていたと思う社長 の後ろを静かに歩き奥の個室へ入っていく 際俺と少しあった気がした慌て釈する俺に 彼女は少しだけ顎を引いて挨拶をしてくれ たのだそれだけで俺は心臓がバクバクして しまった本当は笑いかけて欲しいって思っ たけど無理な相談だなって 思い直すチはいつも彼女が好きそうなデ セールを特別に用意しているいつか彼女に おいしいって微笑んでもらうのだと言って いたそういえばシェフも同じようなことを 言っているのを聞いたことがある彼女に おいしいと言わせることがこの店の目標に なっている感じがした厨房を一眼とさせる 不思議な作用が彼女にはあるのだぼんやり と今日の静かさんに思いを馳せていると 小さが俺の隣でぽつりというま笑えないか あんな結婚話が舞い込んできちゃうえ そんな話があるのか静かさんに自分でも 驚くくらいよ大きな声が出てしまった慌て てさが俺の口を塞ぐちょうどさがデルの サービスをしに行った時社長が話していた らしい彼女がいくつかはっきりは知らない けどまだ21歳くらいだったと思うしかも まだ彼女は在学中のはずだった佐の話では

相手は高級飲食店を何店舗も展開している 競合企業の社長らしいしかもこの社長見た 目はイケメンなのだがすでに が3回あり年齢も46歳だったと思ういつ も派手めの女性を伴って歩いていたので この近辺では有名な社長だった相手の社長 は一緒に授業を始めるにあたり静かさんを 嫁にしたいと申し出たのだという今後共同 事業を立ち上げる予定があり結束を固める ためにという理由らしい最もらしい理由を 言っているが前から静さんを狙っていたの だと俺は思った親の言われるがままにに嫁 に行かなきゃだめなんて一体いつの時代の 話だよって俺はだんだんイライラしてきた 小さが言うには社長が結婚の話をした時 静かさんは黙って頷いたらしいしかも社長 はお前に拒否権はないと彼女に言ったそう だこれには理由があるのを俺たちは噂で 知っている彼女の母親は彼女と同じように 美しい人だったそうだ社長が惚れ込んで 結婚したのだがさんを出産した後静さんの 母親は若い従業員と駆け落ちをしてしまっ たらしい社長の元には駆け落ちをして しまった妻にそっくりな静かさんだけが 残っ た静かさんは母親のことを追いに感じて 社長に逆らうことをしないという噂だった 彼女が笑顔を忘れてしまったのもそれが 原因かもしれ ない静さんの結婚話はその後も順調に進ん でいるようで彼女は結婚のために大学を 中退することになったと聞いた今日の昼 イケメン社長と一緒にランチを食べに来て いたがいつも通りの静かさんだった沈んで いる表情も楽しそうな表情もしないいつも と同じ無表情イケメン社長だけが楽しそう にしていたのが印象的だった俺はぼんやり と静かさんのことを考えながらコンビニに よって買った缶ビールを片手にブラブラと 両まで 歩くの職場には独身料があり俺もそこに 住んでいる独身料は社長宅の横にあり 時折り静かさんとニスすることもあった 静かさんが結婚してしまったらそんな偶然 もなくなってしまうんだろうなって少し 残念に思う社長卓は高い兵に囲まれていて 独身料から仲を確認することはできない 静かさんの結婚話を思い出しなんとなく 気分が沈んでしまったその時社長卓の門の 横にある勝手口らしき小さな扉が開いた出 てきたのはしさんだった彼女はぼーっとと つったっていた俺の姿を見つけてビクッと 肩を振るわせたあすいませんなんか脅かし ちゃってなんとなく焦って謝ってしまう俺 の顔をじっと見てくる静かさんそして打点

が言ったようにああ岡村さんねと言った 初めて彼女の声を聞いた俺は思いの他が 低くて色っぽい声にちょっと驚くもっと 住んだ声を勝手に想像していたそして俺の 名前を覚えてくれているんだって気づいて 嬉しくなっ た岡村さん暇ちょっと付き合ってくれませ んかずっと憧れていた静かさんからの誘い を断るわけもなく俺は必死で頷く彼女は俺 の腕を引いてツカツカと歩き始めたどこに 行くのだろうと思っていると彼女は タクシーを止め町へと指示をしている そして連れてこられたのは赤鳥ちがの先に かかる小さな居酒屋だった入ったことが なくてご一緒してくれませんか赤鳥ちが かかる居酒屋の入り口で俺の顔を見据えて 静さんが言ったこれは非常事態だと思う俺 はもちろんなんて答えながらギと居酒屋の を 賑やかな店内の2席だけ空いていた カウンター席に 腰かける静かさんは何もかもが珍しそうに キョロキョロとしていた俺は静かさんが 店内の様子に気を取られているうちに高速 で佐にLINEを送る居酒屋の場所を GPSで添付し助けを呼んだのだ注文を 取りに来た店員も静さんを見てちょっと ほけたような顔をしていた生ビールと つまみをを適当に注文し終わると彼女は いつもの無表情ではなくなぜだか尊敬の まさしで俺を見てい た何なんか俺変なことした静かさんの視線 に耐切れず俺は動揺してしまったすると 彼女はすごいなと思ってと小さく言っ たそれからぽつりぽつりと喋り始めた静 さんの話を聞きさんの状況にぞっとした静 さんは1人で外出をしたことがないという 父親である社長は彼女が1人で外出する ことを許さなかったらしい学校への 送り迎えは当たり前外出時は必ず誰かが ついてくるのだというそれがめどくさく なってどこにも出歩かなくなったと言った 居酒屋にも入ってみたかったけど機械も 勇気もなくて来れなかったと話してくれた 今日どうやって抜け出してきたのが訪ねる と窓から逃げ出してきた らしい今日から変わろうと思って静かさん はそう言って少しだけ微笑んだその瞬間俺 は心の中でガッツポーズを決めた店の誰も が見たくて見られなかった静かさんの笑顔 を初めて見たのは俺だという感動シェフや 小さに自慢したいと思っ た静かさんは生ビールを一気に飲み干すと 俺が注文したつまみをパクパクと食べて いく

今晩やりたいことがまだ他にもあるという 俺が生ビールを飲み干すのを待って彼女は 立ち上がったすぐにお会計をして居酒屋を 後にする俺が支払う前にさっと彼女は払っ てしまったのだがその財布の中をちらっと 見て驚いたさがこれでもかと詰め込まれて いたのを見てしまったのだあれ本当に静 さんと一緒だ居酒屋の前でこれからどう するのだろうと思っていると遠くからさの 声が聞こえてきた驚いたように静かさんが 小さを見る西原さんちょうどよかった教え てください驚きながらも静かさんは小さに 聞きたいことがあるようだった何やら女性 2人がひそひそと話をしている俺は聞き耳 を立てていたんだけど聞き取れなかった よし任せなさい話がまとまったらしく知佐 が胸を叩きながらそう言ったそして お前も付き合えと俺の腕を引くそこからは 怒涛のようだったまずは美容院で静かさん はあの綺麗で長い黒髪をばっさりと切って しまったしかも思いきりよくベリー ショートに仕上げてもらっていて待ってい た俺は仕上がりに呆然としてしまった続い て夜遅くまで空いているブティックへ移動 しさと一緒にあれやこれやと言いながら服 を選んでいく今まで自分で選んだことが なかったらしい 試着室から出てきた静かさんの姿に俺は また愕然とするスキニーの黒いパンツと パーカー姿の彼女は本当に少年のようで今 までの静かさんとは全く違う人間のよう だった店を出る時静かさんが今まで着てい たワンピースを捨ててくださいと定員に 渡すバックもバックパックに中身を 入れ替えてそのまま捨てていったあれ多分 ブランド品だと思うんだけどもう必要ない からと静さんは言うまるで生まれ変わった ような静かさんは今まで見ていた無表情な 彼女ではなく色々な表情を見せてくれる 目して俺はドキドキしっぱなしだった岡村 さん西原さん色々とありがとうございまし た突然こんなお願いをしたのに心よく 付き合ってくれて本当にありがとうござい ます静さんはそう言って俺たちに頭を 下げるうう気づいていたけけど静かさんは このままいなくなるつもりなのだろう何も かも捨ててどこへ旅立つんだろうって思っ た怖くないのとっさに俺はそう口走ってい た今まで過ごした生活を全て捨てて新しい 世界へ飛び込むつもりの静かさんはこれ からのことが怖くないのだろうかそんな俺 の問いかけに静かさんはにやりと洗った ワクワクしかありませんよ そう言い残して静かさんは駅の方へと消え ていく電車に1人で乗れるか不安だった

けど静かさんと別れた後さと一緒に ファミレスに入ったさすがに一晩中 歩き回ったので疲れていたのだ知佐が教え てくれたのだが静かさんは北海道へ行く つもりらしい競馬を引退した馬たちが 過ごす牧場に身を潜めるとのことだった 手引きをしてくれたのはなんとあのの イケメン社長だと聞いて俺は驚きのあまり コーヒーを吹き出すかと思った一体どう いうことなのだろうと驚く俺に知佐は静か さんが教えてくれた秘密を俺にも話して くれるあのイケメン社長実はささんの お母さんが駆け落ちをした相手のいに 当たるらしい結婚相手と2人で過ごすと 言えば社長の監視家から外れることが できる無理に結婚話を持ち込んだのも全て イケメン社長の略というわけだ最初しか さんも驚いたそうだイケメン社長は自分の いがしたことに対する罪滅ぼしのつもりで 静かさんに手を差し伸べたのかもしれ ないすごいよな女ってさも静かさんもさ 大きなため息と一緒にこぼれた言葉に佐は 眉を釣り上げたふざけないでよ女がすごい んじゃないのよ私やさん行動できる人間が すごい 岡村みたいにグズグズしてたらあっという 間にあの世だよなんでフランス行かないの さに言われて俺はドキリとする実はシェフ からフランスの店に修行に行かないかと 脱進されていたのだ俺は以前と同じように 金銭的なことを理由に断るつもりだった ビビってんじゃないわよだか1万じゃない やりたいことがあるなら言い訳する前にし なさいよ真剣な差しでそう言われ俺は ちゃかすこともできなくなった俺は怖かっ たんだ1人で日本を旅立って言葉の通じ ない国で生活するのが怖いし寂しい留学を 断り続ける理由はこれだったのだ人が聞い たらそんなことかと思われるかもしれない けど俺にとっては死活 問題行ってきなさいよダメだったら帰って きたらいいじゃん私は待ってるからさ小さ がぷいっと横を向いてそう言ったちょっと 耳の先が赤くなっているあれこれって俺は 彼女ができたってことでいいのかな俺の 言葉に知佐がおしりを投げつけてくる静か さんや小さが勇気を出して進もうとして いるのに俺だけぐずぐず立ち止まるのは かっこ悪いって心底思った 知佐が待っててくれるなら行ってくるよ俺 の言葉に知佐は少しだけ寂しそうに笑う 勇気を出して俺を送り出そうとしている 小さに俺も答えなきゃって思う帰ってくる まで待ってて ち俺の言葉に小さの顔が真っ赤に染まっ

た将来俺がシェフでさがパティシエールの 小さなフレンチのお店を持つことが今後の の俺の目標となるまだまだ時間はかかる けど絶対に実現させるつもり だ大学生になってすぐ高校時代から 付き合っていた彼と別れることになった彼 から一方的に別れを切り出され理由も言っ てはくれなかった突然のことで呆然となり しばらくは舞枕を涙で濡らしていた大学で は新しい友人もできその友人に彼と別れた ことを話すと男はこの世の中にごまといる んだから次の男を見つけなよと励まされた 私はサバサバしているこの友人と結構馬が 合うようだ私の性格がちょっと引っ込み 事案なのでプラスマイナス0になるようで きついことを言われても傷つかないし笑い の壺も同じようで居心地がいい今はまだ次 の男を探す気持ちが湧いてこないので ポジティブな友人と一緒にいることにした 今日も授業終わりに友人と買い物に出かけ たうじうじと家にこもっているよりは外の 空気吸ってる方が体にいいんだから今日は 夏用の服を見に行こうと理由をつけて私を 引っ張り出す私は断る理由もないので友人 のゆがまま後をついていく彼女は ショッピングセンターへと入って行った ウィンドウショッピングで店を冷やかし ながら歩いているとあねえねえそこの お姉さんちょっとちょっとと私の後ろから そんな声が聞こえてきたので振り向くと 化粧がばっちし決まっている化粧品販売店 の店員さんが手招きして いるそうあなた振り向いてくれて ありがとうなんだかない顔してるわ ね店員さんにそう言われ大きなお世話と心 で思ったけどうちきな私の口から出た言葉 はあの何でしょうかだっただめよせっかく 友人とショッピングに来たんでしょそれ だったらもっと明るく楽しい顔しなくっ ちゃあれ目が腫れぼったいけどああ失恋で もしたの失恋しても失恋しましたって顔し てちゃ男性が逃げちゃうよあなたの顔を 明るい顔にしてあげよう か店員さんは気がついたことを次から次へ と喋る私はまたしても大きなお世話と思っ たがそこへ友人が横やりしてきたそうなん ですよ彼女最近大きな失恋しちゃって 落ち込んでいるので無理に私が外へ出よう と誘ってきたん ですちょっと余計なこと言わなくていいよ と思い彼女の方を向いたがやっぱりそう だったの化粧には不思議な力があって どんなに落ち込んでいても顔は笑っている なんてことができちゃうのよ今のあなたに は化粧の力が必要なんじゃないかな騙され

たと思ってちょっと化粧してみないと店員 さんは真剣な顔で私に話しかけて くるいえいいです と私は断るが友人のためでもあるのよ えだって彼女かわいそうじゃないあなたを 元気つけようとオーバーなほどはしで 頑張っているんだもん明るくできない 気持ちは分かるけどさと店員さんに言われ 友人を見るが友人はいつも通りひひとした 顔してすましていて本音が見え ない私はういてしったやっぱり友人は私を 明るくするため無理してるんだよな私は 友人に申し訳ない気持ちになり店員さんに あのではお願いしてもいいですかとお願い し たもちろん目元だけになるけど化粧して あげる店員さんはニっと笑い私を化粧台の 方へ案内してくれ た私は大学生になっても化粧をし 化粧の仕方を誰も教えてくれなかったし 化粧する必要なんてなかったから外出する 時だってすっぴんで平気化粧道具さえ持っ ていなかった腫れぼったい目をして街を 歩いても平気だったそんな私が今日初めて 化粧ってものを体験することになろうとは 店員さんの手にかかること約10 分さあおしまい遠く自分の顔鏡で見てみて 言われるまま鏡を覗くとそこには全くの 別人となった私がいたこれが私こんなに目 って大きかったっけ晴れぼったかった目が 魅力のある目に変わっていた鏡の中の私の 後ろにいる店員さんが化粧したってあなた はあなた化粧って自分を美しく見せるため にちょっと化けるための道具欠点を化粧で 補えば欠点を気にしないで済むじゃない 違うことに目を向けることができるそう 思えば楽しくない今日は目を強調させて みようとか化粧っていろんなことができる から楽しいもの よそう言って私の肩を叩い たちょっと綺麗だよ化粧売する顔だったん だ ね友人が私の顔を見て褒めった私はもう 一度鏡を見るそうだよね振られたってこと は何か私に落ち度があったからなんだよね いつまでもこのままじゃ何も変わらないか 目元を少し化粧しただけでこんなにも自分 の顔が変わり周りの見目も違うなんて私 化粧を通して自分変えられるかなうじうじ した自分から脱皮できるかな心ので呪文を 繰り返し た気がつくと店員さんが私の顔をじっと 見つめている何か不満あれば直すわよあ いえ自分でない自分に驚いてしまっ てまだ慣れないからかしらでも似合って

いるありがとうございます勉強になりまし たお姉さん初めての化粧道具ここで買わせ ていきますバイト台入ったら必ず来ます から待っててください ね私は生まれて初めてくらいにテンション が高く声を張り上げて店員さんにそう言っ た待ってますよそう言って店員さんは店の 出口で見送ってくれた友人はなんだか今 までのあなたと全く違うんだけど化粧する 前のあなたと顔つきまで変わっているよ 何か吹っ切れたって感じがするいい方にね と言って笑った1週間後私は約束通り化粧 品を買いそれから毎日店員さんに聞いた ことのメモを頼りに化粧するのが日韓に なったそしてどうしてもうまくできない時 はお店に出向き店員さんに再抗議をして もらっていただんだんと化粧することに 慣れてくると同時に私も自分の感情を外へ 出すことができるようになていった友人と は相変わらずいろんなところへ出かけ遊ん でいた月日が流れ就職先も決まり大学の 卒業式を迎えた 日卒業式の始まる前に私は久しぶりにあの 化粧品ショップへ出かけ たこんにちはと言って私が店に入ると店員 さんはいらっしゃいませ久しぶりですねお 元気でしたかと挨拶を返してくれたはい 今日は大学の卒業式なんですそれで お姉さんにお願いがあってきました私に 何かしら 今日もう一度私にお化粧していただけませ んかと私は店員さんに頼み込んだあら今の 顔十分上手に化粧できてるわよそれなのに どうして店員さんは不思議なっ た1年の時お姉さんが化粧を教えてくれた おかげで私の大学時代はとても楽しい 思い出がたくさんできたんですあの時 お姉さんが私を呼び止めてくれなかったら いつまでも私はうじうじしたままだったと 思いますお姉さんの化粧で卒業したいん ですよろしくお願いしますと私は胸のうを 明かした店員さんは真剣なまなざしで答え た私の顔をしばらく見つめた後分かった 綺麗にしてあげる誰よりも素敵にして あげるこう言って私を化粧台の椅子に座ら せた無言のままお姉さんは私に化粧を施し 続けた30分後そこにはいつもより綺麗に なった私がいたお姉さん私のわがまま聞い てくれてありがとうございますさあ行って きなさいこう言って店員さんは私に化粧と いうエーを送ってくれた午後卒業式の式典 が始まった学長やその他来賓の挨拶などが あり長い式も無事終了したその後はホテル で卒業パーティーがあるようで私も友人と 一緒に参加するべくホテルに向かったその

ホテルへ向かう道で偶然元彼の姿が目に 入ってき たすれ違う直前に私から声をかけた久し ぶり 元気そう声をかけたが彼は不思議そうな顔 をしている私が誰だか分からないのだろう か私のこと覚えていないのそう言うと同時 に彼の顔つきが変わった え分からなかったよお前変わったなって いうか化粧してるんだ綺麗じゃんあなたに 振られて化粧を覚えたんだでも綺麗って 言われて嬉しいありがとうと私は素直に 喜んだ化粧のせいかわからないけど明るく もなった男でもできたの元彼はそう聞いて きた彼氏なんていないよこの4年間は ずっとこの子と一緒にいただけだよ彼女が 私を支えていてくれたんだと私は友人を見 て微笑んだそっかあの時は悪かったと思よ 理由も言わずに別れるなんてさ大学生に なって周り見たら綺麗な大人の女性が たくさんいてそっちについつい吸い寄せ られちゃったんだやっぱりそうじゃないか と思っていたよ私暗かったもんねごめんね いや俺の方こそごめんそれにしてもお前 から声かけてくるとは思わなかった やっぱり変わったようん化粧すること覚え たたらなんだか自分を出せるようになった みたい元気にやっているよじゃあねと私は 会話を終わりにしたよかったじゃあなと彼 も手を振り去っていったようやくだけど いい別れができたね友人がそう言ったそう だね社会人になったら新しい恋人 見つけようかな私は化粧をしたことで 新しい自分になれたようだと何でもできる と強い心も持てただからこんな言葉が自然 と出てきたのかな友人と2人急いでホテル へと向かっ た

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