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【第1話】
元妻と価値観の違いで離婚して20年。定年退職した俺はボロボロの姿の変わり果てた元妻と再会 みすぼらしい姿の元妻に驚愕し声をかけると
【第2話】
母を亡くし父子家庭に。喫茶店を開いた元警察官の父→ある日 ボロボロの親子が来店し母親の話に驚愕して…
【第3話】
結婚前に妊娠した受付嬢の私 相手は借金持ちのホスト 激怒する両親へ結婚の挨拶をすると「あなた…あの時の…」
【第4話】
血の繋がらない息子を育てた兄の再婚相手は姉だけを溺愛。ある日 少年が廃業寸前のラーメン屋に来て
【第5話】
元妻と離婚 浮気してると密告された俺。コンビニの店長として仕事に励んでいると事件が発生→会社をクビに…その後まさかの展開が…
【第6話】
社長令嬢の妻と離婚した。ある日突然一通の手紙が届きその内容に驚愕…再会した元妻の姿は…
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/ @kandoudays
#感動する話
#朗読
#感動デイズ
元妻はアパレルブランドでバリバリと働く デザイナーだっ た次から次に彼女がデザインする服は売れ ていき芸能人のファンもいるちょっとした 有名人だったそんな彼女は俺の自慢の妻 だこれもっと素材が柔らかい方がいいわね うんはもっと深いブルーがいいと思う の俺は定型している工場で生産ラインの 責任者をしてい た俺より10歳も年が若い彼女は工場の おじさん相手にすることなくテキパキと 意見を伝えてき た何回か会ううちにその正直で力強い性格 に惹かれ何度もアプローチをしてついに 付き合うことができた それから数年付き合って俺たちは結婚する ことになっ た結婚してしばらくは一緒に料理を楽しん だり旅行に行ったり2人の時間を楽しん だだがしばらくして美香の仕事が忙しく なっていっ たデザイン原案と企画から始まりデザイン 画を立体化したパターンの制作やする記事 の定商品化するまでの生産ラインの確保や 販売戦略まで幅広く対応し実力主義の大変 な仕事だっ た徐々に毎晩帰りは遅くなっていき展示会 がある月はほとんど家にも帰ってこれ ないそんな状況を俺は理解していたから家 のことはできる限りやっていた もちろん自分も朝早く家を出て残業だって あるそれで家事をこなすのは大変じゃない と言ったら嘘になるそれでも彼女よりも俺 の方が時間に余裕があったし何より家事を 彼女のためにすることは嫌ではなかっ たそんな生活がしばらく続いてい た彼女は日日にを極め ほとんど家に帰ってこなくなっ たごめんね今日も仕事で遅くなってまだ 終わらないの明日も朝から打ち合わせが 入っているから今日もホテルに泊まるわ ねそう か仕方ないな倒れないように無理するな よ彼女が忙しくなるにつれて気になること があっ たに金遣いが荒くなってきたの だ卓球便お届けにあがりまし たまた か玄関には開けていないダンボールの箱が 山積みになって いる俺はミカに電話したもしもしみかまた 買い物したの か今日も何か届いたぞあそう後で見るから 置いといてよ 彼女は仕事柄か洋服や靴やバッグを
どんどん買っていた気に入ったブランドで 新しいデザインが出るとすぐに何でも買っ てしまうでもダンボールも開けずに使わず にずっと置きっぱなしだそれでまた新しい ものを 買う俺は見かねて久しぶりに自宅に帰って きた美香に行っ たファッションが好きなのは分かるけど 使わないものばかり買っても仕方ない だろうそういうお金の使い方はどうかと 思う けど美香は疲れていたのかその日は無きに なって俺の言葉に言い返してきた何よ私が 何を買っても自由でしょ生活費だって あなたより入れているのよあなたは家事を 頑張ってくれいい わその言葉にさすがにカチンと来てしまっ た家のことは2人で協力したいし偉そうに 何なんだ調子に乗るな よその言葉が勘に触ったのか彼女が 言い放っ たあのね私結婚生活より今は仕事に行き たい の妻からそう告げられた時もう無理だなと 離婚の二文字が頭をよぎった価値観が違う んだ 仕方ないそして俺からその言葉を切り出し たそうね私たち一緒にいない方がいいのよ そうかもしれない な俺は妻への気持ちが結婚してから嫉妬に 変わっていたのかもしれ ない10歳も年下なのにバリバリと働き 才能のある彼女に俺よりも何でも持ってい て生き生きと仕事をしている彼女 にじゃあ私が家から出ていくからそれで いいわよね ああと言ってもこの家も妻の名義だこの家 にあるものほとんど全てのものは彼女が 買ったものだった俺の持ち物なんて会社に 来ていく背ぐらいなもん だいややっぱり俺が出ていくここは君の 買った家だしねあなたで もミカに文句を言ったのに俺がもらうのは おかしい だろう俺の言葉に妻は困ったような表情を 浮かべ たそれもそうだ俺が会社からもらっていた 給料はとても 少ないそれでやっていけたのは確かに高級 鳥だった妻のおかげでも あるでもその上から目線とも言える妻の 心配も俺は嫌だった自分の面倒は自分で 見れるわかったわあなたの好きにすれば いい俺は荷物をまとめてを出た行く当て なんてないただ少しばかりの貯金はある
から安アパートぐらいだったら借りられる だろう妻に別れを告げて家を出ると不思議 とほっとしている自分もい た空を見上げると大きな満月が浮かんで いる俺はその満月に微笑んでい たそれから俺は会社を辞めたもう彼女とは 会いたくなかったしちょうど転職を考えて いたからいい機会になっ た妻のいない生活は思いのほが快適で朝も 早く起きろと言われないしあなたの料理は 花がないと文句を言われることも ない余り物を使った料理は貧乏臭いから だめ映画賞も自身のスキルアップになら ないから だめうるさく言われることはないし何より 生き生きと才能を多価する彼女を見て嫉妬 する自分がいなくなっ たそれから数年の月日が流れ た俺は再婚することも元妻に会うことも なく長いこと1人で気楽に生きてき た急にに襲われる時もあるが仕事で忙しく しているうちにそんな気持ちも忘れること ができ たそうして20年が経ち俺は60歳になっ てい た最近考えることは会社を丁年退職した後 に1人でどんな風に過ごすかが悩みの種 だっ たそんなある日のこと昔働いていた アパレル工場の同僚と久しぶりにあった 居酒屋で飲んでいるとその中の1人が こんなことを言い出したの だそういやお前の元奥さん会社をやめた らしいぜデザインしたTシャツの柄に盗作 の疑いがあって訴えられて大変だった らしい よ友人の話では夏のTのデザインが売上も 順調で話題にもなったしかししばらくして から他のアパレルブランドが以前に発表し たデザインと全く同じだと訴えられ裁判座 になった挙句会社を首になったそう だミカも散々叩かれてマスコからも批判さ れる始末で彼女がいくらそのデザインは オリジナルだと主張しても認められない 結果となったそう だ会社も多額の損害を出しミカも責任を 取らされて仕事を首になったと いう仕事とそれに伴うキャリアは彼女に とって生きがいそのものだ無法品なんて 作るわけが ない今まで考えてすら来なかった彼女の ことが急に心配になった 家に帰って彼女の電話番号に電話をかけた が繋がらない携帯電話は使われていないと アナウンスが流れて
いる翌日気になった俺は彼女が住む家に 行ってみることにし たもう引っ越しをしているかもしれないが 一応見に行ってみようそう思っ たしかし20年ぶりに会うのはさすがにに 緊張する喫茶店で一服してから行く か懐かしい街並みを前に俺はまず一旦心を 落ち着かせようとタバコを買うため コンビニに入っ た缶コーヒーを手に取りカウンターに 並ぼうとしていたその 時何やら破れたボロボロのジーンズを履い た女性が売り場をうろうろとして挙動不審 な動きをしてい たなんだろうと思いその女性を目で追って いたするとその女性がポケットウイスキー を自分の手さげ袋にしまおうとしていた あれ万引き か俺はとっさにその女性の横に行き彼女の 手からウイスキー瓶を取り上げ たその女性の体からは酒のが漂って くる何するんです か彼女がこっちを見たその 瞬間俺は頭の中が真っ白になっ た ミカ彼女は驚いたように俺の顔を見ている みはホームレスかと思うほどの薄汚れた ボロボロの服を着ていたがその顔は彼女に 間違いない 彼女もはっとした顔をしていたが目をつっ て俯きながら久しぶりねと小さな声で言っ た変わり果ててしまった彼女の姿にあ然と なりながら俺は彼女と迎いの公園に行って 少し話をすることにした喫茶店に入ろうと したが彼女が嫌そうにしていたので ひとまず公園のベンチに座って話を聞いた その内容は同僚から聞いたことと同じだっ たただ違うのは後輩のデザイナーに騙され たということだっ た後輩のデザイナーが書いてきたデザイン で製品化が決まり仕上げまでの流れに どんどん進んでいったが途中でその後輩が 突然退職した そして販売が決まりしばらくすると無法し ているとの話が出てあっという間に大事に なっていったそう だ最終的に彼女は会社をやめざるを得ない 状況になりお名を着せられデザイナーの 仕事もなくなってしまっ た他の仕事をしたことがない彼女は今は 日雇いで清掃員をして働いているとと言っ てい たその話を聞いて俺は泣いてしまっ たバリバリとデザイナーであることに誇り を持って働いていた彼女がどんなに辛い
思いをしてきたか想像すると苦しかっ たまだ家は売ってないのそう小さな声で 話す彼女の生活が心配になって彼女の家を 訪れることにした俺たちが住んでいたあの 家に美香は嫌そうにしていたが俺が しつこく行くと言って聞かないので最後は 観念したようにわかったわとだけ言った そしてその家につき玄関を開け部屋の中を 見てあ然とし た彼女と住んでいたあの家は すっかり口はてゴミ屋敷になってい たすごい量のビールの缶やウイスキーの 空き瓶も散乱して いる変わり派手てしまったその様子に言葉 が出なかっ た彼女のみすぼらしい姿と荒れた家には 正直ショックしかなかっ た立ちすくむ俺を見て 彼女がポロポロと涙を [音楽] 流す私あなたと一緒に住んだ思い出が 集まるこの家は売ることができなくてでも ひどい状況よ ねこんなに自分がみじめだと思うことって ないわ よ俺は彼女の顔を見ることができず顔を そらしていった [音楽] とりあえずここは今人の住む場所になって ないから一緒に掃除を しよう賞味期限の切れた弁当何ヶ月も現れ ていないタオルを俺たちはビニール袋に 詰めていくやっと足元が見える頃になると 懐かしいものが目の前に出てき たこれ新婚旅行に行った時の写真だは本当 だ今の君と全然違うなあなたは変わって ないわねいや変わったよこの頃と比べると お腹もだいぶ出てきたしそうねちょっと 太ったか も写真を見て俺たちは笑い合っ た写真に写っていた俺たちもまたお互いに 顔を見合わせ笑ってい た結婚して間もい頃はいつも笑っていたわ よねそうだなお互いに新婚生活も楽しくて 毎日が新鮮だったっ け2人で支え合っていた結婚当初は毎日が 楽しかっ た結局何もなかった頃が1番楽しかったな 何もなかったから逆にいろんなことが できるようになるのが新鮮で嬉しかったん だよ なそう料理のできなかった私があなたの おかげで卵焼きが作れるようになったのは すごい進歩だったの よでも君は仕事が忙しくなってすぐに作る
のをやめちゃったけど なうん あの時やめなければこんなことにはなら なかったのか も彼女は寂しそうにそう言うとそっと笑っ ている2人の写真の顔をなぞっ た卵焼き お腹空いたし食べよう か俺はなんとか片付けを終えたばかりの キッチンを見つめ彼女に尋ねたうん そして2人で卵を買いに行っ た私がやると黒焦げになるのにすごい な君に料理を褒められたのは何十年ぶりか な妻が苦笑 するそっと彼女は箸で卵焼きをつかみ口に 入れ たその 瞬間彼女の目から涙がこぼれた おいしい彼女は涙を流しながらどんどんと 卵焼きを平らげて いくそして食べ終わった後両手で顔を追い 静かに涙を流し続け たその姿を見て俺はたまらなくなり自然と 口から言葉が出 たまた一緒に暮らそう 彼女の肩を抱いていっ たもう十分に苦労を味わってきた彼女を 今更責める気にもなら ない俺たちは再び一緒に生活を共にする ことになっ た毎日がのんびりしてあの時とは全く違う 暮らしは心地よかっ た彼女は俺の作る料理を褒めてくれるし賞 は楽しかっ た彼女は20年前とは随分変わってい た1日1日が感謝で終わるってありがたい こと ねと昔の彼女では想像もできないことを 毎日のように言ってい た行動も前とは違った俺のズボにほれを 見つけては新しいものを買うのはもないと 言って綺麗に縫ってくれ た袖を汚してしまったワイシャツを 捨てようとしたらスパッと切って半袖の シャツにリメイクしてくれた時は正直驚い た彼女は今法制の技術で洋服のお直しや リメイクをする仕事を始め たあんなに新しいファッションが好きだっ た彼女からは想像もできない職業だでも 彼女曰く洋服を新たに再生することは デザインと同じなのよと言っていた彼女の 発言には驚くばかりだ俺はと言うと60代 からの人生もなかなか捨てたもんじゃない と彼女を見つめて幸せな気持ちが日々 溢れるそんな充実した毎日を過ごしている
母が亡くなった 後父は何を思ったのか警察官を退職して 喫茶店を始め た俺が丁年退職したら小さな喫茶店を 開こうとお母さんと話していたんだ よでもお母さんは亡くなってしまったから ねせめてその夢だけでも早めに叶えようと 思っ [音楽] て父は今日も笑顔でお店の閉店準備をして いるでも本当にこんな喫茶店でやって いけるのか なサイフォンで入れたコーヒーを渡して私 はカウンターに座る父に尋ねてい た大事なのは俺たちがが笑顔でお客さんを 迎えてお客さんが笑顔で帰って 行くそんなお店を目指そうなそうすれば 自然と売上もついてくる から うんそう言って父は明日のランチの仕込み の食材を買いに店を出ていっ た私は誰もいないお店の中を見渡しながら ふと昔のことを思い出してい た父は母や私との時間が取れなかったこと を悔やんでいたと 思う警察官の仕事は激務だ事件があったら 家族との時間を捨ててでも現場に着か なければなら ない父は発出所に勤務していたから近所で トラブルがあるたびに現場にすぐさま 駆けつけてい たいつも街の安全のために昼も夜も関係 なく働いてい ただから子供の頃に学校行事に来てもらっ た記憶はないし母が病気になっても父はお 見舞いすらろに足を運ぶことができなかっ たそんな父のことを母は仕方ないのよあの 人には仕事がある からと諦めたように笑ってい たそんなこともあって父は定年後には 小さな喫茶店を開いてそこで家族3人で 時間を共にしたかったんだと 思う母もよく言ってい たお父さんは警察官でしょう仕事では辛い ことが多いから定年後はいつも笑顔で 入れるようにできたらいいわよね 確かにそれはそうだなとカウンターで 物思いにふけっていたその 時カランカランとお店のドアが開く音がし たいらっしゃい ませ高校に入るくらいの女の子を連れた 若い母親が入ってき たいらっしゃいませ2名様です かはいまだお食事できます か母親は弱々しい声で
言う大丈夫ですよこちらのお席に どうぞ私はその親子を席に案内して ぎょっとし た2人の服は薄汚れたボロボロにほれた セターを着てい た髪の毛もボサボサだっ た母親は私に釈をした後少女と一緒に席に 座っ た2人とも寂しそうなどこか暗い表情をし て いる何かあって逃げてきたの か明らかに訳ありだろうと感じ た気になって2人をチラチラと観察してい たが見れば見るほど様子がおかしいように 写っ たすみません注文よろしいでしょうか えっと母親が迷っていると娘が小さな声で 言っ たこのサンドイッチが食べ たい母親がそれを聞いて私の方を見て メニューに乗っていたサンドイッチを 指差してあのサンドイッチセットを1つ いただけますかと注文をするはい かしこまりまし たその様子に不審に思いながらも私は キッチンでサンドイッチセットを作り親子 に差し出し たさ食べましょう母親はお皿を女の子に 渡すと女の子は夢中になってサンドイッチ を頬張り始め たうわ美味しそういただき ま途中で軌道に食べ物が入ったのか女の子 は咳き込ん だほら朝から何も食べてないからって そんなに急がない の女性は急いで女の子の背中をさすっ たごめんなさいお母さんあのお水 ちょうだい 大丈夫ですかはい これ私は新しいお部屋を持って彼女に渡し たすると ありがとうと言って差し出したお水を 女の子は一気に飲み干してい た はあお店のお水は美味しいねもう1杯 もらってもいいですかはい どうぞ私はグラスに水を注ぎながら母親の 方を向いてそっと声をかけたあの何かあり ました か いえ私の問いに女性は 口ごもるんどうしたんだするとそこに 買い出しに行っていた父が戻ってき た お父さんこのお客さん
たち私は耳した見るからにちょっと様子が おかしいの よすると父はちらっと彼女たちを見るなり 真剣な表情を浮かべ たあのもしよろしければお話を聞かせて いただけます か父が母親の席のところまで 行き声をかけた私ね各方面に交流が深くて ね お力になれるかもしれませんよそう言うと え あの はい彼女は初め躊躇していたが父の改まっ た言葉にかしこまった様子で頷い た実は旦那がお酒を飲んで家で暴れるん ですこの間はあまりにも酔い方がひどくて 食器を投げたり私にも手を出そうとするの でもう危なく てその母親と女の子は叫びたりになった 旦那さんから逃げるように家を飛び出して 市街を渡り歩いて数日間彷徨っていた らしい警察にも行こうとは思ったんですが 家に連れ戻されても困りますしどうすべき か考えがまとまらなく てそうですかそんなこと が女性から話を聞いた父は深いため息を つい た私もまた彼女たちの話には驚くことしか できなかっ た私の両親は早くに亡くなっていますし 頼れるし親戚もなくて途方にくれていたん ですシェルターへの入居は考えませんでし た か考えましたが色々と制約があると聞き ましてどうしようかと考えているうちに 時間だけが過ぎてしまっ て彼女は涙目になり喉を詰まらせながら 話してい たそれは大変でしたね もう今日はこんな時間ですしよかったら うちに泊まりません か父が突拍子もないことを言うので私は 驚いてしまっ たちょっと お父さん私は肘で父の脇腹をこづきながら 行った父は私の耳元で仕方ないだろう困っ た時はお互い様だと小さ声で言っ た女の子の母親はすぐに首を振ってみず 知らずの方のオタにお世話になることは できませ んそう言うと母親の隣に座った女の子 がえ何お 泊りと言って父はその声にしばらくお 泊まり会するかと笑顔で答えてい すると母親がでもそんなご迷惑をと言い
ながら下を向いてしまっ たそれを見た父は少し考えた後にそうだと 言って母親に提案を持ちかけたしばらく うちで住み込みで働くってのはどう でしょうかねそれならお給料から家賃して も引きできますし人手が足りないうちも 助かりますがどうです か迷う母親を前に父は続け た行くところあります かお子さんを連れてこれ以上市内を移動 するのは無理があると思います が母親の目を父はじっと 見つめる彼女はごくりと唾を飲み込んで 小さく頷き頭を下げていっ たそれではお言葉に甘えてしばらくの間 よろしくお願いし ます佐内さん3番テーブルにお水お願いし ます はいみきちゃんは5番テーブルに カルボナーラねはい それから数日後父の提案により親子はうで 住み込みで働くことになっ た彼女は早苗さんという高校生の娘の名前 はミキちゃん だ仕事がうまくいかず叫びたりの旦那に 暴言を吐かれたり嫌がらせをされたりする 毎日にけがさして2人は家を飛び出しその 後結局うちで住み込みで働いてくれるよう になっ たお姉ちゃんカルボナーラ運んだよ次は何 を運べばいいみきちゃんもうお昼休みに しよっ か時間は午後2時お昼目当てにやってきた お客様もはけてくる頃だ私はカウンター席 に座ったみきちゃんにサンドイッチセット を渡し た今日の賄ないのサンドイッチよ わーいやったあ前みたいに急いで食べない でねまた喉につまらせちゃううん分かっ てる よミキちゃんは力強く頷いてサンドイッチ をほっ た彼女の髪の毛はすっかり綺麗な黒髪 ストレートになり怯えていた顔には笑顔が 常に浮かぶようになった 本当にここに来てよかっ たささんがそんなみきちゃんを見て微笑ん でい た痩せ細っていたさえさんもすっかり ふっくらとして見違えるほどの美事になっ てい たただいま店はどうだった買い出しに行っ ていた父が笑顔で戻って くるお帰りなさい忙しかったわそうささん が言うと父は驚いたように目を見開いて
優しく彼女に微笑ん だその様子を見て私は ああもしかしてと思った父はどうも早苗 さんが気になるみたいだっ た元警察官だった職業柄もあって彼女たち に何かをしなくてはという使命感が働いて いるのかもしれ ない早苗さんもまた父をじっと見つめて いることが あるお父さん買い出しの品物冷蔵庫に入れ てきちゃってね おお私も 手伝うそしてみきちゃんも父のことを とても慕っているのが わかる うおが亡くなってまだそれほど立ってはい ないけれどもしかして新しい家族ができ ちゃうのか なそれはそれでどうなのと思いつつ早苗 さんとミキちゃんがもしも家族になったら と想像しても違和感がないのが不思議だっ た2人がいてくれることで毎日が楽しかっ たお姉ちゃんちゃんとみきちゃんが私の ことを呼んでくれてお母さんと呼びかける ば早苗さんが私に優しく語りかけて くれるうんそれも悪くないかもなんて1人 で想像して しまうそんな未来をこのところついつい 想像してしまうの だその時突然ドアのとで大きな声が超えた おいここに緑川あって女はいる か私は祖母な男の声で我に帰った店の扉へ と目を向けると顔を赤くさせた男がカビる 片手に店に入って くるその人物が誰なのかすぐに分かったさ さんの旦那さん だなんですかあなた すかさず父が旦那さんの前に 立ちふさがる おい俺の女房がそこにいるじゃねえかよ さっさとこっちによし やがれ男はそう叫ぶなりなんと父に 殴りかかってきたの だもちろん父はそのパンチをなんなく 受け止めるおじさん すごいそんなの姿を見てみきちゃんはそう 呟いてい たこれは正当防衛になりますよねいて てて父は旦那さんを組み伏せてその腕を ひねるあのもういいです大丈夫です からその時早苗さんが慌てて父のそばへと 駆け寄っ ただめですよこいつは大切なな家族を 傷つけたんですよそれ相応の報いは受ける べきですそれはそうです
けど痛い痛い分かったよもう分かったから 話して くれこの人たちに嫌なことはしないかし ないしないから許してくれ よそっと父は旦那さんを解放し たなんなんだよこいつ は旦那さんは怯えた様子で喫茶店から 逃げ出していっ たそれからの父の行動は早かっ た殴られそうになったとすぐさま百当番を し警察時代の仲間に何が起きたかを連絡し たそうして数日もしないうちに旦那さんは 暴行剤で逮捕された その後早苗さんと旦那さんの離婚も無事に 成立しみきちゃんは当然ながら早苗さんに 引き取られることになっ た本当にありがとうございまし たそう言って早苗さんは父に向かって頭を 下げる無事に離婚が成立し彼女のせいは 緑川からのになったみきちゃんもまた苗 さんに引き取られ長川のせいを名乗って いるすみません本当に色々と何から何まで 早さんはふぶかと父に頭を下げていっ たいえいえお役に立ててよかったですよ父 はちょっと照れたように頭をかきながら 笑っていた それであのもうしばらくうちにいますよ ねはい行くところもありませんしもし よろしければいいです かそう話す早苗さんの方はほんのりと赤く 染まってい たそれから あの今度奥様のお墓参りに連れてって もらえませんか ええもちろん喜んで早苗さんの言葉に父が 苦笑 する天国の母がどんな返答をするのかは 分からない けれど娘の私としては新しい母となる人が 早苗さんなら大歓迎 だお姉ちゃんお客さんが来たよはい はいそして私は霧の妹になるであろう 女の子にはんだ声をかけてい たきっとお母さんはみんなが笑顔でいる この喫茶店を微笑みながら見守ってくれて いるそんな気がし た1人暮らしをしているマンションの一室 で私は1人頭を抱えていた妊娠検査役に 妖精反応が出たの だどう しよう私の名前はレイカ社会人2年目の 23歳で父が持つ会社のグループ企業で 受付場をして いる父の会社は有名な大手電気メーカー だ付き合っている彼氏の名前は真冬
さん彼は1つ年上で職業はホスト まゆさんとは大学時代に合コンで知り合っ た彼も私も同じ東京育で実家が近いことが 判明し話が盛り上がったのがきっかけで 仲良くなっ た彼は見た目もイケメンだが人柄もとても よく気遣いのできる優しい人だっ た話が上手で彼といると私はいつも笑顔で いられ 私の話すことも真剣な顔で聞いてくれるの で何でも話すことができ た私が彼を本気で好きになるのにそう時間 はかからなかっ た告白したのは私の方から だするとまゆさんも私のことを好きだと 言ってくれ たそれから私たちは交際を始め た私たちの交際はで結婚もできるだけ早く したいねといつも話してい ただが真冬さんが大学を卒業する 直前彼のお父さんが経営する会社が倒産し てしまったの だ真冬さんは大学を辞めてお父さんの抱え た多額の借金を返済するためホストとして 夜の町で働き始め た当時まさんと同じ大学だった友人の紹介 で新人だが破格の給料で雇ってもらえる ことになったそう だその後も私とまゆさんの交際は続いてい た彼の状況が変わっても私は真冬さんと 早く結婚したい気持ちは変わらなかっ たただ彼がちゃんと就職をしていないこの 状況では両親に結婚を認めてもらうのは 難しいだろうならば規制事実を作って しまおうとそういう計画だっ たかなり突拍子もないことを考えたと後に なって思ったがその時はそうまでしても 早く彼と一緒になりたかっ ただから妊娠は計画通りではあったがただ こんなに順調に進むとは思っていなかった 彼驚かないか な今日はこれから真冬さんに会う約束をし てい た夜の仕事をしている真冬さんと私とでは 一見生活がすれ違いそうだがそんなことは なく私の仕事が休みの日は彼が起きてから 出勤するまでの夕方の時間にデートをして い た私は足りも どう報告をしようか考えながらまさんが 1人暮らしをしているアパートに向かっ た おはよう彼が眠そうな目をこすりながら ドアを開け た家に入ってソファーに腰かけるとすぐに
私は妊娠のことを真冬さんに話し たあのさ実は子供ができた の え彼の眠そうだった目がまんまるになり パチクリと瞬きを崇解し たすると真冬さんは私の手を両手で握って いっ た霊かごめん えひやりと冷たいものが背筋を伝っ たもしかして産むなと言われるのだろうか それとも今は責任を取れないと言われるか もけれど暗雲で曇る私の心は真冬さんの 言葉によって明るく照らされ たそうか順番が逆になっちゃってごめんな 先にプロポーズするべきだった ねこんなタイミングであれだけど レカ僕と結婚してください 握られた手の上に私の涙のしくがぽたりと 落ち たはい喜ん でよろしくお願いしますと私が頭を下げる とこちらこそと言ってまゆさんは微笑ん だ今度2人で一緒にご両親に挨拶に 行こうまさんは私を優しく抱きしめてそう 言ってくれたうん分かったうちの親に伝え ておくねその晩私は早速母親に電話をした もしもし お母さんれか久しぶりね元気にしてるの うん元気だよそれでね今日はお母さんに 話したいことがあって何を急に改まって あのね私お父さんとお母さんに紹介したい 人がいるの紹介したい 人母は不思議そうな声で聞い た実は私その人の赤ちゃんを妊娠している の あら本当な の そんな急で驚いた わまあおめでとう 霊 か妊娠したことを告げたら母は怒るかと 思っていたけどそんなことはなく優しく 祝福の言葉をくれ た私は嬉しくて涙ぐん だだけど問題があっ たそれで相手の男性はどんな人な の1つ年上で仕事はホストをやってる のホストですって 母は相手の職業がホストだと知った途端 激怒し 始め水商売の男と結婚なんて絶対に許し ませんよと猛反対し ただけど私は簡単には引き下がらなかっ た真冬さんは会社経営に失敗したお父様の 借金を型変わりしたのそのためにホスト
クラブで働くしかなかったの よもうすぐ借金も返済し終わるし何も問題 ないはず よ今の職業は仕方がないということを母に は分かって欲しかっ たでも母の心配は止まらないホストなんて 仕事一生続けられるものじゃない でしょ将来はどうする気な のまゆさんは将来は自分の店を持って経営 者になる予定だそう よ自分のお店って何をするつもりなの そんなこと言って経営がうまくいかなかっ たらどうする の経営なんて簡単にできることじゃないの よ母はまくし立てるように言ったそんな ことお母さんに言われなくたって分かっ てるわよねえお父さんに電話を変わって お父さんとも話したいのだめよお父さん だって反対するに決まってるわお父さんに は私から話し ます母はそう言って父と電話を変わって くれなかっ たとにかく今度真冬さんを連れて挨拶に 行くから私は強引に通話を切ったそれから 父の携帯電話の番号に連絡をし たれか電話なんて珍しいな一体どうしたん だ私が妊娠したことと彼のことを話すと父 は電話口で大きな声を出し怒鳴られたなん だってそんなホストなんてふだな仕事を やってるやつと結婚前だっていうのに子供 を作ったっていうの か目の前にに私がいたら手が出ていたかも しれないそんな勢いだっ たお父さん聞いて真冬さんはご自分の お父さんの借金を返すために仕方なく ホストをしたのよ闇雲にお金が欲しかった とかそういうことじゃないの彼は何も悪く ない わ私は必死で弁解したが父は聞く耳を持た なかった このままでは結婚は許してもらえそうに ないそうなったら私は両親と縁を切ってで も真冬さんと一緒になりたいそう思ってい たでも真冬さんに話したら彼はこう言っ た霊かの気持ちは嬉しいけど僕はレカの 大事なご両親にちゃんと認めてもらって 祝ってほしい だから許してもらえるまで何度だってお 願いしに行くつもりだ よそれを聞いた私は嬉しくて涙が出て しまっ たそして次の 週末私は真冬さんを連れて自分の実家に 帰っ た家には母だけがいて父はいなかっ
たお母さんただいま お父さん はお父さんはあなたたちに会いたくない そうよ そんなキッチンに立ちこちらに顔も向け ない母に真冬さんは深く頭を 下げる初めまして飯玉ふゆと申しますレカ さんとは真剣にお付き合いさせていただい てますどうかレカさんとの結婚をお許し ください ハキハキと大きな声で言う真冬さんを母は ちらりと横目で見たその時だった母の表情 が変わっ たあなたはあの時 のつく母の顔を見て真冬さんも驚いた顔に なるあれあああの時のお久しぶりです まさか あなたがレカのお母さんだったなんて いやあ驚きましたその後隊長はいかがです かえどういうこと2人は会ったことがある のわけのわからない私に母が説明してくれ たれかこの人はママの命の恩人なの よ以前母が外出中断歩道を渡ろうと信号 待ちをしていた時に激しい頭痛と吐き気で その場で倒れ込んでしまっ た真冬さんはたまたま近くにいて苦しむ母 に声をかけてすぐに救急車を呼んでくれた そう だそれは私が真冬さんと出会うより前の ことでその時のことは私も覚えている病院 から電話で呼び出され父と2人へ向かった の だ当時は心配で心細くて生きた心地がし なかっ た母は幸い継承で済み投薬治療ですぐに 回復したがあと一歩救急半袖が遅ければ 手遅れになっていたそう だまゆさんは救急所を呼んだ後も病院まで 付き添ってくれた らしいでも母が目覚める前に病院から去っ たと いうまさかあの時に助けてくれたのが真冬 さんだった なんておかげ様で再発もなく今はすっかり 元気よ母は真冬さんに向かって微笑ん だあなたのおかげだわあの時は本当に ありがとうそんな僕は大したことしてい ませんよそんなことないわあの時周りにい た他の人は私が倒れても見て見ぬふりをし ていたのにあなただけはすぐに声をかけて くれたわみんな自分のことで精一杯で 厄介事に関わらないようにしようとしてい たのにあなただけは違った わ僕は当然のことをしたまでです褒め られるようなことじゃありませんよでも私
はあなたのおかげで命拾いしたのよもう 1度あなたに会ってお礼が言いたいと ずっと思っていた のまさかこんな風に出会えるなんて ねあなたがまさかレカの彼氏だなんて本当 にびっくりだ わ僕もびっくりですよあなたがレカの お母さんだ なんて世の中広いようで狭いです ねそう言って彼は私の顔をまっすぐ見てい たすると母が大きく首を横に振りながら 言っ たいいえこれはきっと運命なんだわあなた はきっとレかと運命の赤い人で結ばれて いるのよだからレカの母親の私も縁があっ たの ね母はにっこりとほ縁で 言う お母さんそれじゃあ ええあなたたちの結婚を認めますただし 条件があるのまゆさんには夜のお仕事は やめてもらうわ今の仕事をやめるのは構わ ないのですがすぐに新しい就職先が 見つかるかどう かまふゆさんが少し不安げに 言うホストの仕事には未練はない様子だっ た大丈夫よ就職先は主人の会社で面倒を見 ますもちろん主人には私から頼んでおくわ え僕があの大企業の電気メーカーに入れる んですか派遣やバイトじゃなくて当たり前 でしょうもちろん正社員に決まってますあ ありがとうござい ます真冬さんは腰を90°に折り曲げて母 にお礼を言っ た母はその時の宣言通り父を説得してくれ た父は母の話を聞いて私たちの結婚を承諾 してくれさらにさんの職としてすぐに入社 の手配を進めてくれ たそれから3ヶ月が経っ た今日は私と真冬さんの結婚式 だ私のお腹は少し大きくなり始めていて マタニティ専用のお腹の周りがゆったりと したウェディングドレスを着て いるそんな私を見てまさんは 言うでかすごく綺麗だ よまゆさんは白いタキシード姿 だまゆさんもすごく似合ってる わ私たちは見つめ合い微笑みあっ た今日の日までなんだかあっという間だっ たように 思う一時は親に反対されて結婚は無理かと も思ったけれど両親も心よく祝福してくれ て本当によかった それからさらに4ヶ月 後私には可愛い双子の赤ちゃんが生まれた
昔から子供が欲しいと思っていたけれど まさか自分が双子の母親になるとは思って もいなかっ た2人とも男の子で鼻の形が夫にそっくり だ両親もとても喜んでくれ た特に母は息子たちにメロメロで積極的に 育児を手伝ってくれて いる私と夫の真冬さんは私の実家つまり 両親の家に同居している私は結婚後仕事を 辞めて専業主婦になっ た両親と真冬さんの中は良好 だあの後父の会社の営業部門に配属された 真冬さんはホストで培った営業能力で成績 も好調売上にもだいぶ貢献しているそう だ車内でも優秀な人材として認められつつ あると聞い た今では真冬さんは父にとても気に入られ ていて夜はほぼ毎晩晩酌に付き合わされて いるまゆさんもももお酒が好きなので とても楽しそう だそれに元ホストだけあって人楽しませる 会話が得意でコミュニケーション能力に たけておりそんなところもますます父に 好かれて いる双子の育児は大変だが母と同居して いるおかげでだいぶ楽をさせてもらって いると 思うそれにしてもどこでご縁が訪れるかは 本当に分からないもの だ私は仲良く談話する家族たちと双子の 息子たちを見ながらつくづく思った私たち は今とても幸せ だ私は今両親が残してくれたラーメン屋を 1人で切り盛りして いる私が学生の頃に母が病気でなくなり父 は男で1つでこのお店をやりながら私を 育ててくれ た長年の疲れがが蓄積していたのか父は3 年前に突然心臓発作を起こして多し たそれからは私がラーメン屋を引き継いで いる学生の頃からずっとお店でアルバイト をしていたので仕事内容は一通り分かって いたけれど女性が1人でラーメン屋を 切りもりするのは体力的にとても大変だっ た経営的にも 近くに何件か新しいラーメン屋ができて からはお客さんが減ってしまっていて 苦しい状況だっ たお客さんが1人2人なんて日も ある昔父がいた頃には冗談 でこの店も廃業寸前だなんて笑って話して いたが今は本気で来月もやっていけるか どうかが心配に なるそんなあ お店の閉店時間を迎えて外の看板を室内に
入れようとしていた時の こと店に向かって中学生くらいの男の子が 歩いてき た最初は暗がりで誰だか分からなかったが よく見るとその顔にはなんとなく見覚えが あっ たあのこんばんはえりさん えあら久しぶり 誰かと思ったら翔太じゃ ない翔太は私の兄の子供だ正確には兄の 前菜の子だっ た兄は前菜と離婚する時に前菜の連れを 引き取っ た兄とは血がつがっていない子だが前菜が 浮気をして子供を置いて出ていったので兄 がその子を育てることになったの だもちろん兄は自分の本当の子のように 愛情をかけて育ててい たその後同じく離婚歴がある子持ちの女性 と再婚したのだが兄は数年前にバイクで 事故を起こしてこの世去ってしまっ たこんなところで何やってるの中に入って 入って翔太は うんと元気なく頷いてお店の扉を開いた こんな時間にどうしたのあそうだ夕食は まだ食べてないんだあら大変まずは食事し ましょうそう言って私はラーメンを1杯 作って正太の目の前に置いたはい特性 ラーメン よのりメンマを入れてチャーシューは5枚 卵は2個入り だのいい香りが店内を 漂ううわあうま そう翔太はものすごい勢いで食べていた どんどん食べなさいねほらご飯もあるから ねよかったらお代わりもあるからじゃあ 遠慮なくご飯のお代わりくださいはい はい食事を置いた太は空腹だったお腹も 落ち着いたようでお水を1杯一気に飲んだ 後ここに来た経緯を話してくれ た翔太の話では兄が高いしてからしばらく すると母親のかなさんが自分の実の娘の 咲子ちゃんだけを出来合いし翔太には きつく当たるようになっていっ た2歳年上の咲子ちゃんは何をするのも 容量が良く母親は逐一翔太と比較してくる んだそうだ かなさんはとんでもない教育ママらしく 毎晩その日の勉強やお稽古について確認を してくると いう今日は1日どうだった の私はピアノのレッスンと宿題をしました そうピアノは明日ママに聞かせてね翔太は えっと今日は部活と塾と学校の宿題は それはまだかなまだかなてもう夜じゃない
の学校から帰ったらすぐにやるようにいつ も言ってるでしょう全くお姉ちゃんは できるのにあなたは何度言ってもだめ ね宿題一応教科書は開いたんだけど難し くっ てそんなこと言ってるからあなたはいつも テストであんなひどい点数しか取れよ子を 見習ってちょうだい なんでも率なくこなす咲子ちゃんとは対象 的に翔太は容量があまり良くなく勉強は 苦手で部活で運動している方が好き らしい男の子なんてそれが普通だと思うの だ けれどしかしかなさんはとにかく勉強させ たいようだった彼女は子供の頃にで育った と昔兄から聞いてい たもしかすると早くから仕事をして勉強や 習い事に専念することができなかったのか もしれ ない将来苦労しないためにもママの言う ことを聞きなさい口癖だそうだもうした もうちょっとちゃんとしてくれるかな あんたがダメなおかげで私まで当たりさ れるから困るな よかなさんに怒られた後には咲子ちゃん からもダメ出しがある そうごめんでもさ人には得意なことが それぞれ違うんだから勉強が全てじゃな いって思うんだ けどとにかくママの言う通りにしてれば 機嫌も悪くならないしゆうこと聞いてれば いいんだ よかなさんは翔太と咲こちゃんが中学に 進学してからはより熱心に自分の理想を 2人に押し付けるようになってい た感情的になる日も多くなっていきその保 先は成績の悪い正太に向けられるように なっ た注意されればされるほど勉強に身が入ら なくなり翔太の成績はどんどん落ちていっ た翔太この成績はは何もう高校受験なのよ こんな成績で一体どこの高校に行くつもり なのその日もかなさんは感情的に正太を 問い詰めた おく高校へは行きたくありませんお母さん 聞いて僕ね料理が好きなんだ将来料理人に なるための専門学校に通い たいそんな日々の中ででたった1つの太の 楽しみは料理だっ たかさんはよく働く人で土日も朝から働い ていたのでそんな日は翔太は昼食や夕食は 自分で食事を作って食べてい た料理をしている間は成績のことも母親の ことも父親がいない寂しさも全部忘れる ことができ
たそれにたまにさこちゃんにも食事を作っ てあげるとおいしいと言って喜ば れる人が笑顔になるのがとても嬉しかった そうだだから翔太は料理の道に進みたいと 思っ たふざけたこと言うんじゃないの お姉ちゃんはしっかり南関高校に入学した のよあんたも同じようにしなくてどうする の僕とお姉ちゃんは違うん だいくら明してもかなさんは翔太の話に耳 を傾けることはなかっ た勉強していい高校に行きなさいお父さん だってそう願ってる わ嫌だよ料理の道に進みたいどうして 分かってくれないんだそうやってわがまま ばかり言うならもういいわ言うこと聞け ないなら出ていき なさい太は学校のをつかむとそのまま家を 出 たそうしてそのまま行く当てもなく街を 徘徊していてふと昔よく兄に連れられてき たこのラーメン屋のことを思い出して足を 運んだそう だ教育ママってやつね私にはさっぱり わからない けどうちには出来のいい姉ちゃんさえいれ ばそれでいいんだ からはイっと顔を背けていっ たそんなこと言わないで今頃きっとすごく 心配してるわ よそんなことはないと思います よ連絡しづらいなら私からするからそう 言って携帯電話を出して翔太に電話番号を 入力してもらったあもしもしかさんですか お久しぶりです実はかから翔太がお店に来 てましてね家から追い出されてたなんて いうもんですからしつけのつもりだと思う んですけど本人も反省しているので そろそろ家に帰らせてあげてもいいです かうちに正太という子はいませ んちょっとかなさんそういう言い方は良く ないんじゃないですか母親がそんな言い方 したら娘さんへの教育にも良くないんじゃ ないですか [音楽] 出来合いする実の子の話をされて腹が立っ たのか逆上するように彼女が言っ たそこまで言うならあなたが育てたらどう 私はもう知りませんそう言い残してガチン と大きな音を立てて電話は切られ た信じられない何よあれしばらくうちに いればいいよ今日から翔太はうちの子 よこうして私はその日から彼の面倒を見る ことになっ たそんな状態にも関わらず翔太は置いて
くれることに感謝だと言いながらラーメン 屋の仕込みや準備を手伝ってくれ た料理が好きだというだけあって熱心に下 準備に取りかかり翔太はとても楽しそう だったまだが高校生になる前だというのに 大きな順動鍋をひょいっと持ち上げる姿を 見て驚いたそしてある時翔太が驚くべき ことを言っ たラーメンって奥が深いなんだかすごく 興味が湧いてきたあのこのままここで修行 させてくれませんかそれに父さんがいつも じいちゃんのラーメンは世界一だって言っ ていましたこのお店がなくなったら父さん もじいちゃんも天国で寂しい気持ちになる と思うんですそんなの悲しいじゃないです かこのお店をグレードアップさせて2人に 笑顔になってもらいましょうよ [音楽] え私はそろそろお店を閉めようと思ってい たくらいだったのに勢いよく前向きに話す 正太を見て分が恥ずかしくなってしまっ た父が残してくれた大切なお店だたえだめ でも最後の日まで精一杯やり たいそう思い翔太と一緒に店の再建に 尽くすことにし たこうして翔太はラーメンの道に足を 踏み入れたのだっ た翔太はラーメン好きな兄に連れられて 各地のラーメンを食べ歩いていたそうだ 優しい性格とは反対に味には厳しくて かなりうるさかっ たでもその下は頼りになるそのおかげで スープや麺の味の改良はどんどん進み先代 の父のラーメンはバージョンアップされ [音楽] た翔太は料理のセンスも抜群でサイド メニューの試作にも取りかかり膨大な レシピが上がった過去にないメニューの 充実ぶりには目を見張るものがあったそれ からラーメンの味だけではなくお店の全般 を見直していっ た薄暗くてふさが強調される店内は明るさ が目立つようにして店頭の外観や看板は DIYを駆使してできるだけお金はかけず に安く回収を進め たやクーポン券を作ってお店や駅の前で 配ったりもし た新しくホームページを立ち上げてSNS を活用し集客にも力を入れたすると次第に 客足が伸び始めたかと思うと日に日に 口コミでお客さんが増えていきお昼には 長打の列ができるようになっ たここまでわずか数ヶ月か太は本当に 頑張ったと 思うそんな忙しい日々を送っていたある日
の ことまさかの人物が現れ た こんばんは お母さんやってきたのは翔太の母親 だ久しぶりに会ったけれどもこんなに貧相 な顔だっただろう かさあ翔太家に帰り ましょうこのラーメン屋を立て直したそう じゃないのこのお店今代表版らしいわね 素晴らしいわ自慢の息子だわお母さんと 一緒に新しくお店をやりましょう ねかなさんはうろな目で正太を見つめ ながら話し たあなた何なんですか今までほったらかし ておい て私の声など耳に入らない様子で彼女は 続け 私気がついたのよ本当に優秀な子はお金 儲けができる子だって勉強ができるだけ じゃダメなのさあお母さんと一緒に行き ましょう今更なんだよ行かないよ私は たまらなくなってかなさんに言っ [音楽] たあなたが欲しかったのは望み通りになる お人形でしょう翔太もお姉さんの咲子 ちゃんも1人の人間なんですあなたの 思い通りになんてなりません よそう言い放つと母親はブツブツ言い ながらラーメ屋を出ていってしまっ たその後かなさんは娘の咲子ちゃんに つぎ込んだ借金が膨れ上がり返済ができず 会社のお金を横領したのが見つかり捕まっ てしまった姉の咲子ちゃんはメンタル的に 不調になり病院に入院していたが母親と 離れて心の健康を少しずつ取り戻していっ たそして両用後は翔太と一緒にラーメン屋 のお店で従業員として働くことになっ たいらっしゃい ませうーんどうしようか な醤油ラーメン1つくださいはい醤油 ラーメン喜ん でこの餃子も美味しそうニンニク入って ないんだなら仕事中でも大丈夫ねこの餃子 もお願いしますはい餃子1つ喜んであ こっちの餃子は私が焼きます今日も店内は お客さんでいっぱいで活気に溢れて いる翔太も今ではすっかり貫禄ある店長に なっている 咲子ちゃんはだいぶ接客にも慣れてきた よう だ私たちは今3人で暮らしていて私は翔太 と咲子ちゃんの面倒を見て いるお店はあれからずっと高長で翔太と 咲子ちゃんのおかげで若いお客さんも随分
増え た父さんも兄さんもお店がこんなに繁盛 するようになったことに驚いているかも しれない そしてきっと喜んでいるはずだ今年中には 2店舗目もオープンの予定が決まったこれ からも3人で力を合わせてラーメ屋を 大きくしていきたいと思って [音楽] いる昨日俺は妻と離婚した ここ数ヶ月間はずっと毎日行論が続いてい て正直もうほとほと疲れてい た離婚に至った経緯はこう だある日仕事から帰ると軽減そうな顔で妻 が言っ たあなた浮気してる のえ何のことだよ俺には全く身覚えが なかっ た話を聞いてみるとその日の夕方妻が 買い物から帰ると家の電話が鳴った もしもし奥さんあなたの旦那さんうきして ますよ えちょっとあなた誰ですかポスト見て くださいちょっと待ってくださいあ切られ た その後すぐに妻が郵便ポストを見に行くと 送り主の書いてない茶が入っていたその中 には俺が女性を抱き抱えてタクシーに 乗り込む写真と2人で一緒にホテルのよう なところに入っていく写真もあっ た看板は映っていなかったどういうことよ これ誰なのよこの人そののことはよく覚え てい た飲み会で酔いつぶれた同僚をタクシーに 乗せ具合が悪く家まで帰れないという彼女 をビジネスホテルまで送り届けたただそれ だけだっ た一体誰がそんな写真を撮りわざわざ 送り届けてきたのか家にまで電話してくる なんて背筋がぞっとし たも互い深いところがある彼女は俺の説明 を聞いてしぶしぶ納得はしたようだがその 日から仕事で帰りが遅くなったり休日出勤 をしたりすると何かにつけて浮気している のではないかと疑うようになってしまっ たその度に口喧嘩をするようになりさすが に疲れた俺はそんなに俺のことが信じられ ないなら別れた方がいいんじゃないかな と言ってしまったすると妻はそうねと呟い て翌日サインした離婚届けを俺に渡してき た私これ以上言いあらそうのはもう嫌よ あなたが浮気していないっていうのなら それは信じ たいでもやっぱり疑ってしまうことにもう 疲れた
のこの家はあなたの会社の社宅だから出て いってとも言えないし私が出ていく [音楽] わそうして彼女は荷物をまとめて実家に 帰ってしまっ た疲れたのは俺の方だ よそれからはこの出来事をもう考えたく なくて仕事に専念する日々を送ってい た俺は大学を出てから大手コンビニチェに 就職し今は直営店の店長を任せられて いる会社からはかなり期待されていて店で の店長業務をしばらく経験し運営を学んだ 後は複数店舗のマネジメントをリーダーと なって任せると言われていたコンビニの 経営はきつい仕事と言われているけど バイトやパートの店員に恵まれていたので 店の運営は順調だった みんながそれぞれ積極的に意見を出し合っ て店を発展させてい た中でも一番古株の田川はよく気が聞き 積極的に動いてくれる田川は高校を出て から家の事情で大学には進まずに就職 しようとしたがこの不景でうまくいかず うちの店でアルバイトとして働いてい た彼は自分の夢をよく語ってい た俺いつか自分の店を持ちたいんですその ためにも経営のこと勉強したくてそう話す 彼の瞳はいつも輝いてい [音楽] た店員との関係は気づけていたが気がかり なことが1つだけあったそれはエリア マネージャーの木崎のこと だ木崎はいわゆる口だけの人間で自分に 甘く他人に厳しい何かと言うと売上を 伸ばせノルマを達成しろと俺や店員の みんなにいつも威圧的に接してき たそんなことだけ偉そうに言いながら実際 に売上をあげるための具体的な指針は一切 伝えてこ ないだから店員のほとんどが気を避けてい た俺もできることなら避たが店長という 手前それはできずとりあえず話だけは聞い ていたそれに奴は役員の友人の息子で会社 内でその立場を利用して権力を持してい た俺は売上を伸ばすことで木崎の気を 紛らしていたがある時事件は起きてしまっ た節分の日を控え発注したの数が明らかに 少ない数で届いたあれ随分少ないな店長 これじゃ転倒に置く分が少なくなって しまいます よ田川からそう言われ不思議に思ったえ おかしいな数間違えたかな慌てて本部に 確認の電話をしたしかし担当の人から出た 言葉は耳を疑うものだっ たこの間発注数を変えませんでしたかいや
そんなことはないはずですけど去年は発注 数が多くてかなりの数を廃棄したと聞いて いたので今年は数を減らしたのかと思って いましたよそれにしてもこれじゃ少なすぎ でしょ怒り気味な口調で言う とマネージャーの木崎さんからも何も連絡 がなかったのでそのままの数でとましたと 電話口の担当者も困ったように答えていた そんなとにかく今から発注するので子宮 届けてください俺はそう言い電話を切り パソコンに向かった発注履歴を確認すると 直前で数が書き換えられている誰がこんな ミスしたんだろ俺みんなに確認してみ ます田川がそう言って確認してくれたが誰 も心当たりがないというそして追加の発注 をしたが恵方巻きが届いた頃にはもう すでに遅く販売ピークの時間を過ぎてい た結局販売目標数を達成できるほどの数は 売れず追加発注した分はほとんどが廃棄 処分となっ た一体この失態をどうしてくれるんです かが店に来た途端詰め寄ってき たうちの会社は今年から食品ロスを減らし ていくことを全面的に掲げているんですよ 目標の販売数に達さないばかりかこんなに 大量の廃気分を出し て本当に申し訳ありません頭を下げること しかできなかっ た誰ですかえ発注数を変えたのは誰ですか と聞いているんですよそそれが分からなく て店員の誰かの仕業だったらその人に責任 を取ってもらうしかないです ねやめてもらうように促せってことですか 彼は俺の目を見てにやりと笑った木崎さん いくらなんでもそれはみんなこの日のため に色々準備してくれていたん です俺は困惑していっ ただからこそそんな迷惑なスタッフはこの 店にいない方がいいんじゃないですかね 犯人が分かり次第ちゃんと報告をして くださいよもちろん店長も責任を追求され ますから ねだったら俺が全責任を追い ます今回のことは監督の甘さが招いたこと です俺が責任を追いますそう言うと木崎は やれやれと呆れた顔で言い放ったそうです かでしたら本部にはそう伝えておき ます木崎はそう言い残し店を後にし た 店長木崎とのやり取りを見ていた田川が俺 に駆け寄ってきたなんであんなこと言った んです か俺はは笑いながら答えた犯人探しをして も仕方ないだろうまあなんとかなるさその 後犯人追求をしなかったことで俺の立場が
悪くなり会社からは店舗を離れて研修 センターでの下働きに回されると告げられ た従わない選択肢は ない店で働けないん じゃこの会社で働く意味はないよ な俺は仕方なくこの会社と店から去る決意 をし た遠回しに自主退職を迫られるような結果 になったわけだ自分で決心して店を去るの に店舗最後の日はどうしても寂しさが 込み上げてき た俺たちのせいでこんなことになって しまって店長 本当にすみませ ん田川たちは申し訳なさそうに伝えてき たお前たちのせいじゃないよ俺がちゃんと 管理しなかったのが問題だったんだから みんなは仕事をせ一ぱいやってくれていた よ ありがとう一通り仕事が終わり店から去っ て行く時は田川たちは店の外に出て俺の ことをずっと見送ってくれたそれから会社 を辞めて数週間後最就職先を探すため複数 の会社に履歴書を送ったしかし40代と いう年齢がネックになりなかなか面接まで たどり着けない面接まで行っても以前の 職場での退職理由のことを聞かれると うまく答えられなくなり言葉につまって しまうそんなことが続き最就職先は なかなか見つからなかっ この不景だから見つからないのも仕方ない わよまだ蓄もあるんでしょあなたの能力を 認めてくれる会社が現れるまで探せばいい わそう母は言ってくれるがどうしても焦る 気持ちが先行して しまうそんな状態が続いたある日目の前が グラングランと揺れ一瞬で暗くなった 気がついた時には病院のベッドで横になっ てい た過労ですね少し休まれた方がいいですよ 医者からはそう言われたが俺は自分への不 ない気持ちが 積み重なりより気分が沈んでいくのを感じ た体調が悪くなって数ヶ月後家にこもって いると懐かしい人物から電話がかかってき た店長お久しぶりです覚えていますか田川 ですもう俺は店長じゃないのに店長と言っ てくれる田川の言葉に思わず目頭が熱く なったでもそんなことは悟られないよう 平成をよったどうしたんだよ田川お前から 電話してくる なんてそう言うと田川は事情説明してき た俺が店を去ってから木崎の応募ぶりに 拍車が かかりほほ焼けがさしたみんなは全員で
一斉に店を辞めたそう だそれであのコンビニで働いていた メンバーで小さな居酒屋を開くことになっ たんです俺がずっと貯めていた貯金と みんなでも出し合って親からも少し借り ましたただまともな面と経験を積んだ人が いなくて今すごく困っているんですそれで 是非店長にマネージャーを引き受けて ほしく てそう田川ははんだ声で伝えてき たその気持ちがとても嬉しかっ たでも俺はミスった人間だぞそう驚けて 言うとあれは店長の責任ではないです田川 はきっぱりと言ったそして俺が去った後で 発覚した衝撃の事実を教えてくれ たあの恵方巻き事件の前日店の棚の 入れ替えのために数時間だけ店を閉めた 時間があったその日は本部の内装担当者が 来るからと言われ俺は休みをもらっていた 実はその時店に木崎がやってきて前年度に 恵方巻きを廃棄した量が多かったから 発注を減らしていたことが分かったそう だ木崎がノルマ以下の量の発注をかけてい たんですよだからあのミスは俺たちでも 店長のミスでもなかったん です田川からそのことを聞き俺は胸に使え でいたものがすっと軽くなった気がし た同時に疑問が残ったなんで木崎はそんな ことをしたんだろうか 店長がいなくなってから木崎が店に入った んですがまともに店が回らなくなりました そのしわ寄せだけがみんなに来てだから俺 たちもう限界だって一斉に地表を叩きつけ てやりましたよなんだかすごい手に出たん だな最後の木崎の顔店長にも見せたかった ですよそう話す田川の声はとても満足げ だっ たそれから俺たちは金を出し合って自分 たちで店を出すことにしたん ですそう かそうなんですだから店長俺たちに力を 貸してくださいお願いし ます田川の声は力強かっ た本当に俺でいいのかそう聞くと店長は どんなに自分が不利になろうとも俺たちに 責任を負わすことはしませんでし たそんな信頼のおける人だからもう一度 一緒に働きたいん です自分のことをそこまで信頼して くれるそのことが嬉しかっ たなんかそこまで言われると断れない な俺で力になれることがあるなら協力する よありがとうござい ますこうして田川たちのおかげで新たな 一歩を踏み出すことができた妻との離婚後
仕事も辞めることになり相当なダメージを 追っていたが前向きな気持ちがやっと持て たそうして俺は田川たちと一緒に居酒屋の 経営に踏み出していっ たそんなある日のこと打ち合わせが終わり みんなで1杯飲んでいた時 店で働いていた1人の子がむに話し始め たそういえば木さんって店長のことかなり 敵視してたらしくて本部では有名だった そうですよだから恵方巻きの件も店長を 入れるためにわざとやったって店長がホム に戻ってくると自分の地が危くなるから ってとにかく嫌がらせのひどい人みたいで もっぱらの噂らしい です彼女は本部から店に配属されていた子 だっ たその話は本当だろうそのことは自分でも うう感じていたそしておそらく妻との離婚 の原因になったあの写真をポストに投函し たのもあいつだ今でこそ確信して いる本当にどうしようもない な田川が吐き捨てるように言った 木崎さん私たちが一斉に店を辞めたことの 責任を追求されたみたいですよ他の店舗で も同じようなことがあったらしくて会社首 になったそうですそれからある中になっ ちゃって今は入院中で自業自得だっって 本部の人が話してまし たじゃあ俺たちの居酒屋でバイトで雇って やる か田川が鼻で笑いながら言った 俺もざあ見ろと内心思っ た俺は今素晴らしい仲間と未来に向けて 歩き出したそれで十分だ新しい店は田川 たちの若い力に満ち溢れていたそんな力に 刺激されて俺は店の経営を勢力的にこなし ていったまさか田川の夢に助けられる なんて夢にも思わなかったな 先に助けてもらったのは自分たちでした からみんなまた一緒に働けて喜んでいます よ田川はにっこり微笑んだこうやって自分 を信頼してくれる仲たちが いるそれは掛け替えのない財産だ新しく できた居酒屋で生き生きと働くみんなを見 て俺は大切なものに改めて気づかされたと しみじみと [音楽] 思どうしてそんな金の使い方をするん だ私のお金なんだからどう使おうと勝手 でしょ結婚して 半年私は心身共に限界を迎えようとしてい た彼女の金遣いの荒さが原因で結婚して からは毎日のように喧嘩がが耐えなかっ た社長令嬢の彼女は結婚祝いと生して親 から莫大なお金をもらってい
たそのお金を使って新居のインテリアや 家具を揃えたり洋服やバッグや靴を買っ たりしてい た食事は作らず百貨点でお惣菜を毎日買っ てい た部屋の掃除も私が昼間仕事で家にいない ことをいいことに勝手にハウスキーパーを 呼んでい たどうして俺の言うことを分かってくれ ないんだよ必要ないものは買わなくても いいだろうと言っているだけだそもそも お前は働いてすらいないじゃない か専業主婦になっていいって言ったのは あなた でしょう私の妻は結婚と同時に専業主婦に なった子供が欲しかった私は彼女がそれを 見込んで仕事を辞めたと思ったのだがどう も違うみたいだっ たそれからしばらくすると私が仕事で 忙しくなり家に帰れない日が続いたすると 彼女は1人で寂しかったのか外出が増えて いっ た何度も注意はしたが彼女は聞く耳を持た なかっ たある 泥酔した彼女が女友達に抱き抱えられ ながら帰ってき たタクシーの領収書を見て驚い たそんな遠いところから乗ってきたのかと 怒るとまた私のお金なんだからいいじゃ ないと いうそのまま喧嘩になりもう我慢ができ なかった私は今まで頭の中で何度も何度も 繰り返されたその言葉をついに口にして しまった離婚 しようえなん で君と素敵な家庭を気づきたいから結婚し たんだよ今のままじゃお互いのためになら ない よじゃあ私はどうすればいいのよもう大人 なんだそんなの自分で考え なさいを怒鳴りつけて私は家を飛び出し たその時はもう彼女と一緒にいることその ものが私にとって苦痛だったから だ私はそのまま実家へと電車に揺られて 向かってい た出会った頃は一緒にいるだけで幸せだっ たのに な外を歩いていると自然とため息が出て くる私は妻と出会った頃のことを思い出し てい た課長コピーできました よそれからお茶のお代わりいります かありがとういつも気が効く ね彼女は短期の派遣社員として私の会社に
入社してきた若いのに驚くほど気が効いて 10歳以上も年が違うはずの私はすっかり 彼女の魅力に取り憑かれていた その私みたいなおじさんが君を食事に誘っ たらやっぱりおかしいかな えお食事ですか課長 と嫌なら断ってくれ [音楽] いえ誘ってくれてありがとうござい ます彼女は明るく微笑んで私の誘いを了承 してくれ たありがと とそその課長とお食事なんてちょっと緊張 します私も緊張している よそれから私たちは食事に何度か行っ たお支払いはしなくてもいいんですかいい よ私が誘ったんだ から彼女はいつもそう言って私のことを 気遣ってくれてい たいつもありがとうござい ますそしてちょっとしたプレゼントも私に くれ たいいのかいネクタイなんてもらっちゃっ て勘違いしちゃいそうだなっておじさんが 何言ってるんだって感じだなすまない冗談 だよいえあの勘違いじゃありませんから えそれから私と妻は正式に付き合い出し たそして私たちは急速に惹かれ席を入れた の だけれどその後に彼女の実家の会社の仕事 が大当たりしたこともあり役員で名を連ね ていた彼女にもかなりのお金が入ってき たそこから妻の浪費癖が顔を出してき た彼女の金に対する執着のなさは凄まじい ものがあって その価値観の違いに納得ができなかっ たそうして離婚はあっさりと決まって彼女 は実家へと帰って行っ た彼女は私と結婚して何を求めていたん だろう問いかけてもここにいない彼女が 答えてくれることは ない見つからない答えを考えても仕方が ないそれから私は何度か両親の進めで 見合いもした何人かの女性とデートもした がその旅に別れた妻のことが頭をよぎるの だ初めて肉じゃが作ってみたんだけどどう かなうんすごくおいしい よ彼女の笑顔が頭の中にこびりついて いるどんな女性と一緒にいても頭を巡るの は別れた妻のこと ばかりどうしてこれほどまでに私は彼女の ことを忘れられないのだろうかあんなに 最悪な別れ方をしたの にそうねなんでかしら ね常連のスナックのママが水割りを作り
ながら首を かしげるいい思い出もあったからじゃない のはいどう 目の前に出されたウイスキーをごくりと 一口飲ん だそれから数 年間誰とも再婚することなく私は独身の まま過ごし たなかなかこの年になると女性との出会い もそうあるわけでは ないそんなある日のことその日は私の 誕生日だっ た妻からバースデーカードがいたの だお誕生日おめでとう あの頃は本当にごめんなさいそして本当に ありがとうあなたからもらった掛け替えの ないものは大切にし ますかけがえのない もの一体何のこと だ思い出 か私は別れた時に妻にわずかばかりのの 貯金を渡しただけで彼女には何も送ってい ない尋ねようにも手紙の封筒には送り主の 住所すら記載されてい ない彼女の知人や実家の連絡先はもう わから ないあいつも年を取って今更のように反省 でもしたのだろう かそんなことを思ってその手紙を書斎の机 の中に入れたままにしていた その日はいつものように仕事の帰りに スナックに寄っ た こんばんはするとママがカウンターの奥 から駆け寄ってきたいらっしゃいあねえ 昨日お客さんから聞いたんだけど別れた奥 さんのお父さんの会社って倒産したみたい ねAB商事だったわよね え本当か 彼女のことが気になったあんな世間知らず の彼女がお金に苦労したことのない彼女が どうなってしまっているんだと気になっ たそれから3年後のことだった私の元に ある手紙が送られてきたのだそれは 差し出し人の書かれていない真っ白な封筒 に入ってい た私は妙な騎士官を覚え妻の手紙のことを 思い出したそしてその手紙を読んで驚愕し た初めまして 突然のお手紙申し訳ありません私はあなた の息子 です私の息子だっ てその文字を何度も読んでしまっ た私と彼女の間には子供はいないはず だ一体どういうことなのだろう
か手紙を読み進めるにつれ私は驚きの事実 を知った母はあなたと離婚してすぐに僕を 見守っていることに気がつきましたでも あなたにそのことを打ち上げる勇気がなく 今日まで来てしまったの です母は病気にかかってい ます命に関わるかもしれないと今日から話 がありまし たどうか一目でいいので会ってあげて くださいそして手紙にはとある病院の住所 と部屋番号が記載されたメモが入ってい たここに妻が入院しているということ だろう か私は導かれるようにその病院へと向かっ ていっ たその病院は彼女の実家から近く 大きな総合病院だっ た受付で入院島がある場所を聞いてメモに ある病室を 探すここだ な私は緊張しながらもドアに手をかけた するとベッドに横たわる彼女がびっくりし た様子で言っ たどうしてあなたがここ にその姿をて私は心底を驚い た元妻はげっそりと痩せてしまって白髪も シも増えて別人のようだっ た昔のおかはまるでなかっ た君の息子から手紙をもらった よ賢二が まさか彼女は大きく目を 見開き私をじっと見つめてくる 再婚したわけではないみたいだ ね はい賢二はあなたの子 です彼女は私と別れた後何があったのかを 話してくれ た離婚してすぐ彼女は自分が妊娠している ことに気がついた らしいでも彼女は別れた後で子供ができた ことを私に知らせることはなかった 生活費は親が面倒を見てくれていたから 問題なかったのもちろん子供には父親が 必要だとも思った わでもあなたがお見合いをしたって人づて に聞いていた からどうしていいか分からなくなって しまったのよ彼女はわっと涙を流して両手 でその顔を追っ た驚いたけれど もういいよ今は体調が悪いんだからそれ 以上考え込まないで くれ現実が飲み込めないままそういうのが 精一杯だっ た彼は元気なのか
ええ私のために進学も諦めて働いてくれて いるわでもそれがとても不便に感じられて 彼女はまた顔をくしゃくしゃにして泣いて いる私にバースデーカードを送ってきたの は私が不思議に思って聞く と本当にどうかしてたわあなたに迷惑を かけるつもりはなかったのよ ただあの子を私に授けてくれてありがとう って突然伝えたくなったの よ彼女は父親の会社が倒産してからは一気 に貧乏になり借金も作ってしまって相当 生活も苦しかったそう だ仕事もなかなか決まらずにファミレスで アルバイトをしながら生活費を稼いでいた らしいファミレスなんて彼女は言ったこと もなかったんじゃないだろう か実家が倒産した後は女で1つでおそらく そう苦労したのだろうと思うそのやれた姿 は決して病気のためだけではない だろう私は彼女がかわいそうに思えてきて そっと彼女を抱きしめてい た見た目ではそこまで分からなかったが 彼女の体はガリガリで少し力を入れると 折れてしまいそうだっ たそんなきしな体で息子を 母親として生きてきたの か俺 も健二に父親として何かしてやり たいごめん なさいあなたに今まで頼ることができなく て君はわがままだけどこと決めたら堅くに 譲らない人だったから ね本当はもっと素直になればよかったとし てい ます彼女は俯いたまま小さな声で言っ た賢二に会えるか なもちろんよもうすぐあの子もここに来る の私の胸は緊張して張り裂けそうだっ た存在も知らなかった息子との初対面 だ彼は私のことを受け入れてくれるだろう かそそしてその時はあっさりとやってき た母さん大丈夫 病室のドアを開けてやってきたのは私と よく似た若者だっ たいや口元あたりは彼女にだろうか父さん です か彼も私と同じことを思ったようでじっと 私の顔を驚いた様子で見つめていた [音楽] はい君の父親 です私は微笑んでい た彼もまた私に微笑んでくれ たそれから私たちは妻を間に挟んでこの十 数年間お互いに何があったのかを語り合っ た私はずっと彼女のことを忘れられなかっ
たのは確かだしできたことと息子に会えた ことには感謝してい たどうやら息子は俺のことは以前から彼女 に聞いてはいた らしいただ貧乏になった今連絡したら虫が 良すぎると思われるのが嫌だったそう だでも母親が病気になり命に関わると聞い て母親がこの世からいなくなる前にどうし ても3人で会いたかったと言ってい たそれから家で母のパジャマやタオルを 部屋で探していたら箱が出てきてその中に 2人の写真がたくさんあったんです母も 未だに父さんのことが忘れられないんだっ て思ってそれで手紙を書く決心がつきまし たそう話す息子のことを彼女はまっすぐ 見つめてい た私ねお金がなくなって大切なものに気が ついた の本当に大切なものはお金じゃ買えないっ て当たり前のこと に彼女はそう言って大粒の涙をこぼし たあなたとも本当はただ幸せに暮らし たかっただけなの よ気がつけただけでも十分だ私は彼女の ことを抱きしめ たそれからは病院に毎日のように通って 様子を見に行っ た息子とも会えるのが楽しみだっ た彼女はしばらく病生活を続けて手術を 繰り返し奇跡的に回復しついに退院する ことになったあなたそんなに緊張しない でそうだよお父さん 顔も体もカチコチだ よ家族写真なんて撮るのは初めてだから なあそう言って背筋を伸ばしてまっすぐ 立ったはいそれじゃあ取りますよ皆さん いい笑顔です [音楽] ね私はその後再婚し式はあげていないが まずは3人で家族写真を撮ることにした 息子と妻とは離れていた時間が長かった けれどこれからはゆっくりとその時間の 隙間を埋めていきたいと思って [音楽] いる
世の中、嫌なお話し、事件ばかりが多いですが、感動のお話は当たり前ですが心が潤います。
ありがとう😂
どの話もなかなか心温まリ良かったです😊