角谷浩一×神保哲生:豹変した岸田政権の独断専行を支えているもの

角谷浩一×神保哲生:豹変した岸田政権の独断専行を支えているもの



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永田町ポリティコ 第3回(2023年1月19日)
司会:角谷浩一(政治ジャーナリスト)、神保哲生(ジャーナリスト)

 岸田首相が豹変している。4閣僚辞任ドミノの影響もあり、相変わらず支持率は低いままだが、ここに来て戦後の防衛政策の大転換に踏み切ったかと思えば、原発の稼働期間延長と新規増設だの異次元の少子化対策だのと、党内根回しや国会での審議も経ないまま矢継ぎ早に大きな政策を打ち出しているではないか。

 党内基盤が必ずしも盤石とはいえない岸田政権は、発足から約1年間、安倍元首相を始めとする党の「長老」に配慮した政権運営を行うことを強いられてきた。ところが昨年、一昨年と衆参の選挙を乗り切ったことに加え、後ろ盾でもあり重石でもあった安倍元首相が死亡するという誰もが予想しなかった展開によって、岸田首相は事実上のフリーハンドを得ることとなった。さらに年明け早々、欧州経由でワシントンを訪れ、バイデン大統領との緊密な関係をアピールしたのも、権力基盤を強化する狙いがなかったかと言えば嘘になるだろう。今の日本政界の常識では、アメリカ大統領と蜜月関係にある首相をそう簡単に引きずり下ろすことはできないと考えられているからだ。

 こうなると、自民党内に岸田首相に取って代われるような候補者が見当たらないことや、野党が相変わらず本気で政権と戦う体制ができていない体たらくにある以上、政権にとって恐い物は何もない。

 しかし、そうして得たフリーハンドを岸田首相が何を実現するために使おうとしているのかは、依然として見えてこない。

 確かに岸田首相は、衆参両院が任期を迎える2025年夏までは国政選挙の洗礼を受ける必要がない。そのため支持率がどんなに下がろうが、本人が政権を投げ出さない限りは、容易に政権を維持できる立ち場にあることは確かだ。しかし、たまたま3年間国政選挙がないというだけの理由で、とりたててビジョンを持たない首相をトップにいただいたままの状態は、日本にとって決して好ましいものではない。

 また、そうは言っても、4月には統一地方選挙と少なくとも衆参4つの選挙区で補欠選挙が待ち受けている。特に政権にプラスの要素がないなかで、政局が無風のまま3年間が過ぎるほど日本の政治は活力を失ってしまったのか。

 そうこうしている間も日本の国際的な競争力は落ち続けている。このままでは日本が先進国の座から転落するのも時間の問題という危機的な状況の下で、べた凪の政局と何をしたいのかわからない首相の独断政権運営が続くようなことで本当にいいのか。政治ジャーナリストの角谷浩一とジャーナリストの神保哲生が議論した。

【プロフィール】
角谷 浩一(かくたに こういち)
政治ジャーナリスト
1961年神奈川県生まれ。85年日本大学法学部新聞学科卒業。東京タイムズ記者、「週刊ポスト」、「SAPIO」編集部、テレビ朝日報道局などを経て1995年より現職。

神保 哲生(じんぼう てつお)
ジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表 ・編集主幹
1961年東京都生まれ。87年コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。クリスチャン・サイエンス・モニター、AP通信など米国報道機関の記者を経て99年ニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を開局し代表に就任。著書に『地雷リポート』、『ツバル 地球温暖化に沈む国』、『PC遠隔操作事件』、訳書に『食の終焉』、『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』など。

【ビデオニュース・ドットコムについて】
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(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)

#角谷浩一 #神保哲生 #永田町

18 comments
  1. 議論するだけ結局ね、ずっとずっと変わらなかったしこれからもかわらない。でもありがとうございます。勉強になります

  2. 優柔不断てみんなが言うからピキッちゃった🤍

  3. 岸田政権の中枢にいる木原誠二が統一教会と政策協定を結んでること、今の軍拡路線に影響あるのでは。自民党政治は統一教会と関係を断つと言いながら、全く方針は変わっていない、そのことを絡めて話してほしいです。

  4. 元首相が最高顧問に引き下がらないのは、総理やってる間に大した成果を出せなかったから。
    つまり、そのこと自体が能力の無さを表している。

  5. 岸田首相は宏池会なので平和路線で経済成長を目指すと思っていたけど、ウクライナ戦争で国際環境が激変したので、超清和会に変節したと見てます。軍事費を捻出するために増税と非正規雇用で労働者を搾取する構造はさらに強化されるでしょう。戦前に寄生地主制が軍国主義を支えて、日本人は終戦まで自力で農地改革できなかったのとパラレルな展開です。

  6. 『国民ナメすぎ』詞曲:ごんだわら進一

    国民をナメすぎじゃありませんか

    防衛費倍増必要なし

    緊張を高め逆効果

    アメリカ様に言われて買う

    相場の二倍の高値で買う

    この国は便利なATMか

    この国の主権はどこにあるのか

    ★新曲「国民ナメすぎ」軍拡反対の歌です。聴いてくだ

    さい。

    ←「赤い歌のアイコン」をクリックしてください。

  7. 脱亜入欧の名誉白人…
    ひたすら低支持率の地位を死守するために、アングロサクソンの対中最前線基地として国を売った、憎むべき岸田文雄一党…

  8. 野党の支持率の低さが際立っていますね 絶望的な低さです 野党の支持率の低さは日本国民の健全性を表していると思います

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