新熊野学講座② 伊藤文彦氏講演会「新たな世界遺産登録に向けて」

新熊野学講座② 伊藤文彦氏講演会「新たな世界遺産登録に向けて」



昨年12月、文化審議会は国史跡「熊野参詣道 伊勢路」に、三重県内の候補資産22件のうち、玉城町「石仏庵」、多気町「女鬼峠道」、尾鷲市「八鬼山荒神堂跡及び茶屋跡」の3個所を追加指定するよう文部科学大臣に答申、翌年2月にこれらの遺跡は正式に国史跡に登録され、世界遺産追加登録への第一歩を踏み出しました。
 国史跡に登録された遺跡は、この後、引き続き世界遺産追加登録に向けて審議・推薦され、暫定リストへ登録、そしてICOMOSの調査・勧告を経て、世界遺産委員会で登録決定がなされます。しかしながら、登録までには国史跡としての保護だけでなく、総括的な保存管理計画や細やかなバッファゾーン設定などが求められ、地域住民や関連機関との調整等にも時間を要するといわれています。
 今回の新熊野学講座は、世界遺産追加登録への第一歩を踏み出した3つの資産における今後の動向などについて、イコモス日本国内委員会委員・世界遺産学博士である伊藤氏ならでは視点によりお話し頂きました。