先月、札幌の人気店
「SOUP CURRY KING」が京都にオープン!
沖縄や広島、さらに台湾まで拡大し、反響を呼んでいる。
一方、札幌の店では・・・
調査員
「いました!いました!店の前には行列ができています」
こちらの「Suage」は、道外7店舗、海外11店舗に出店。
いまや世界的に大人気の札幌名物「スープカレー」だが、
一体いつ、どのように生まれたのか?
調査員「スープカレーの発祥は知ってる?」
札幌から「いいえ、ぜんぜん」
岩見沢から「わからない」
札幌から「インドじゃないんですか?」
そこで調査員が向かったのは、札幌でも長い歴史を持つ
「アジャンタ インドカリ店」の伝統を受け継ぐ店。
スープカレーの発祥は、どこにあるのか?
アジャンタ インドカリ店 店主 千葉健太郎さん
「自分の身内に体を壊した人がいて、その人の体を治すために、この薬膳スープを作った。店で出したら評判が良かったのでメニューになった。」
こちらは、創業店を取材した時の貴重な映像だ。
創業者の辰尻宗男(たつじり・むねお)さんが、
1971年に、病に伏した父親を元気にするため、
頼ったのが30種類のスパイスと15種類の漢方だった。
アジャンタ インドカリ店 創業者 故・辰尻宗男さん
「200年前から続いた家伝の養生食がベース」
当時は具のない「薬膳カリィ」というスープだったが、
1975年頃に転機を迎えた。
アジャンタ インドカリ店 千葉健太郎さん
「当時は鶏を全部捨てていた。常連客が『捨てるなら食べたい』と言って、今の形になった」
ダシ殻だった骨付き肉や野菜が主役に躍り出る。
これがスープカレーの「原型」になったという。
アジャンタ インドカリ店 創業者 故・辰尻宗男さん(2001年)
「きっとカレーも、こうやって進化していくんだろうな」
だが、私たちが今、目にしているスープカレーとどこか違う・・・
皿に盛り付けられたゴロゴロの野菜は、揚げられていないのだ。
1985年、今や当たり前となった「野菜の素揚げ」を
初めて入れたのが当時オープンしたばかりの
『スープカリー木多郎』だった。
木多郎 店主 木下雅夫さん
「素揚げは『脱水』なのですよね。瞬間的に野菜の旨味を封じ込めて、食感もそのまま生かす」
このスタイルを確立したことで、
薬膳スープは、野菜を美味しく食べる料理へと進化したのだ。
しかし、まだ完成はしていなかった。この料理に名前がなかったのだ。
この料理は店名で呼ばれ、決まった呼び名が存在していなかったのだ。
名付け親が、マジックスパイス・店主の下村泰山さんなのだ!
マジックスパイス ママ 下村恵子さん
「辛いからカレーでしょ。スープ状だし、よしスープカレーと名付けたのが最初」
1993年、東南アジアを旅していた下村さんが、
インドネシアの「ソトアヤム」という料理に出会い、
日本人向けにアレンジした料理に「スープカレー」と名づけた。
では、なぜスープカレーが札幌名物として独自の発展を遂げたのか?
「北海道スープカレー読本」の作者で精神科医の樺沢紫苑さんは、
札幌に根付いていた「ある食文化」が関係していると指摘する。
精神科医 樺沢紫苑さん
「当時はラーメン文化。観光客も札幌ラーメンだし、札幌の人もラーメン文化があった。そのスープ文化が関係していると思う」
日常的にスープに親しむ文化があったからこそ、
すんなりと受け入れられたのだ。
さらに、独自の発展を加速させた、最大の要因が「自由度」だという。
精神科医 樺沢紫苑さん
「B級グルメだと定義とか作るじゃないですか。それがないんです。」
自由度が高いので、個性を出しやすく、
「北海道の食材を、一つのお皿で全部楽しめる』という魅力もあって、
札幌の名物になったと考察している。
さらに、日本スープカレー協会の井手さんは・・・
札幌らっきょ オーナー 井手剛さん
「皆さんが色々なカレー本などを見て回り始めたというのが広がっていった要因だと思います」
こうしてスープカレーは、
北海道を代表する食文化へと定着していったのだ。
堀内大輝(HBCアナウンサー)
「調査結果です。現在のスープカレーの原型は、1971年に誕生した「薬膳スープ」だと分かりました。樺沢(かばさわ)さんによると、北海道の野菜の美味しさも、スープカレーの人気に火を付けたということです。」
世永聖奈(HBCアナウンサー)
「ここで速報です!嬉しいニュースが飛び込んできました。札幌名物のスープカレーが、きょう文化庁が定める「100年フード」に認定されました。」
堀内大輝(HBCアナウンサー)
「この100年フードというのは、地域で世代を超えて愛され、未来へ受け継いでいきたい日本の多様な食文化を、国が認定する制度で、ジンギスカンや石狩鍋、豚丼などが認定されています。」
堀内大輝(HBCアナウンサー)
「誕生から半世紀、独自の進化を遂げてきたスープカレーが、ついに国から「100年続く日本の食文化」として、認められたことになります。」
調査依頼はこちら↓
http://lin.ee/pYvxEEm
https://www.hbc.co.jp/news/chousatai/
だって世界商品だから時間の問題だったな┐(゚~゚)┌
4:08 1992〜3年ごろだったと思う、今では考えられない自分以外に客がいないマジックスパイスでスープカレーを食べたのを今でも覚えてる。
アジャンタなど90年代に既にあったお店によく行ってて、2000年以降道外に出てたので逆にマジスパとかは道外で知ったんだよなぁ。
今は札幌戻ってるけど、結構いい値段するのでそんなしょっちゅー食べられるもんでもないのが…
(らっきょもマジスパ本店も近いんだけどw
大阪のスパイスカレーも薬膳がベースになっているお店がある。
共通のキーワードがあって興味深いです。
発祥はアジャンタ、名付けはマジスパは知っていたけど、素揚げは木多郎だったとは!!