💬ある日突然、作家・三宅文雄のところへ、女の子を連れた女性がやってくる。
そして「この子は、あなたの子です!」と言う。
だが文雄には、そんな記憶が全く無い。
ストーリーはこの突然の “訪問者” が作り出す状況から出発するのだが・・・。
バリエーションに富んだ切り口とテーマでまとめられた本作は、まさに赤川流ユーモアサスペンスの真骨頂!
殺意と悪意の病に罹った「患者」たちに「名医」赤川次郎がおくる―。
劇薬級のブラックユーモアに病みつき注意! 傑作ミステリー短編。
🔷今回は、赤川次郎 の『📍見知らぬ我が子』を朗読します!🔷
【主な登場人物】
三宅文雄 --- 主人公。作家。
良子 ----- 文雄の手伝い(助手?)。
温子 ----- 謎の女。
祐子 ----- 温子の娘。
大島 ----- 文雄の同僚の作家。
📌目次
00:00:00『オープニング』
00:00:28『しおり1』
00:23:22『しおり2』
00:45:15『エンディング』
Correction:
00:00:28 🎵極力除去しましたが、ノイズが有ります。(´・ω・`)
👦🏻赤川次郎(あかがわ じろう)
日本の小説家。福岡県福岡市博多区出身。桐朋高等学校卒業。
「三毛猫ホームズ」シリーズなどユーモア・ミステリーの他、サスペンス小説、恋愛小説まで幅広く活躍。
『セーラー服と機関銃』『ふたり』『いもうと』『一億円もらったら』『無言歌』『天国と地獄』など著書多数。
1948年 福岡生れ。桐朋高校卒。
1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞。
1980年『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞。
2016年『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞。
【関連ワード】
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🖊️赤川次郎
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#朗読 #見知らぬ我が子 #赤川次郎
[音楽] 今回は赤川次郎の見ぬ我が子を朗読します この子はあなたの子供 です全く見知らぬ子連れの女がやってきて いきなりこ告げられたとしたらあなたは どうする だろう私の場合それが現実に起ったそして 彼女のためにキリキリ舞いさせられること になったの だ女は真剣そのものだったごく自然に 当たり前のことのように私に告げ た本当にあなたの子供ですわ [音楽] [音楽] 赤川次郎 原作見知らぬ我が子 [音楽] こたそれは冬の昼下がり だ白く薄められた日差しが斜めに流れ込ん でいる 波道ちょっとした池があってそのほりに 小綺麗な喫茶店が ある彼三宅文男は毎日この時間この道を 散歩するのが習わした途中大底喫茶店に 立ち寄るいらっしゃい [音楽] ませ先生外は寒いでしょそうだね雪でも 降るかもしれませんね近々 そうだ ね別に機嫌が悪いわけではない大体が無口 なので ある物静かで激することもなく動作は のんびりしていて性格的に人と争うことが 嫌いな立ちである昔から若年よりという あだ名をもらっていた学生の頃からで あるそろそろ50に手の届く年齢だという のに1人暮らしである 結婚したくなかったわけではない25録の 結婚寸前まで行ったことがあったのだが 事情があって取りやめとなりその後はこに その気にもなれなかったので ある大体が女性をうまく扱うことのできる タイプではない女嫌いではないのだがその ためにあれこれと面倒なことが起こるのが 嫌なのである妻や子供ができればはそれ だけ心配の種も 食える家のことは若いお手伝いの女の子 よし子がやってくれている今のところ 暮らしに不便も感じていないしこのままで 満足 だお待ちど様でしたコアができまし た池に風が立ってきましたです ねそうだね 紹介が遅れたが彼三宅文男は作家で ある30そこそこで職業作家になりもう 20年近く作家生活を続けていることに なるそう注目を浴びることもないが小説 好きの間には根強いファンを持ってい各 ペースも本の売行きも安定してい た池を見渡せるテーブルに座り店の主人が 話しかけるのにも生返事を 繰り返しココアをゆっくりと するここまではいつもと同じだっ た はい先生ですかおいでになりますよ先生 オタクからですあどう も手伝の娘よし子はなかなかのしっかり者 でどんなしつこいセールや押し売りでも ちゃんと撃退してしまうそんな娘だその よし子がこんな風にして電話してくると いうのはよほどのことに違い ない僕 だすみません電話なんかしていや構わない よなんだ いあのお客様が誰だ約束してあったかな いえそうじゃないよ です出版社の人うんです女の人です女え 子供連れて何のようなのかなそれがああの 先生の奥さんだと言ってるんですけど [音楽] [音楽] お久しぶりですどう も全く見覚えのない顔である356という ところか色白で特別美人というわけでは ないがまずまずの顔立ちをしている なのは目だった子供のような住んだ目でみ を見つめている脇に歳の女の子がちょこん と座っているなかなか可愛いと三宅は思っ たもも1人っこで子供の扱いに慣れてい ないが三宅は子供は嫌いな方では ない母親も子供も小綺麗な格好をしてい たえ えっとつまりその女の子が僕の子だという んですねええしかしね残念ながら僕には何 の心当たりもないんですよでも本当なん ですこの子は本当にあなたの子供ですわ しかしそう言われても ね失礼します先生お電話ですああそう 先生電話はどこからだね電話がかかってき たっていうのは嘘ですよね先生警察へ知ら せましょうかああいう人の話をいちいち 聞いてたら大変ですよいやまあ待ちなさい で も先生覚えがあるんですかそうなんですか いやないよだったら うんそれは分かるけどねこのも他の作家の 方のうちにああいう女が押しかけてき たっていうじゃありませんしかし金を 取ろうとかそんなこと考えているのなら もっとあれこれヒステリックに まくし立てるはずだと思うんだよちょっと おかしいんじゃないんですかあの人うん もう少し話を聞いてみようと思うんだもし かしたら誰かが僕の名を語ったのかもしれ ないしそれだったらすぐ警察というのも 気の毒じゃないかたくも 先生は人がいいんだ から えっとこしていてもどうにもなりません ね何か この何でしょうかつまり何かこのああ そうそうまだ名前も聞いてませんでしたね あことしますこの子は裕子 です ママ何ママお腹空いたよ待ってなさい食事 をしてないのかないえ駅の近くで先ほど 軽く食べては来ましたから待ってて くださいよし子さんあこんなところにいた の [音楽] かて悪かったですかいや何何かそばか うどんでも取ってやってくれよ そんな親切にしてやれば付け上がるだけ ですよ子供に罪はないよお腹をすかして ちゃかわいそう だわかりました先生も食べますかよかっ たらお願いしたいね私もいただきます [音楽] 入れてくれったってあんたね今日は劇場は 休刊ですよな分かってるんだがそこをなん とかちょっと仲を見せてもらえないかね ああ頼むよちょっと劇場の中を見たいんだ よまあいいでしょうすまないねこれほんの 気持ち取っといてくれたまおいやどうも いやあの今日はどうせ掃除に来る日なんで 今から中の照明をつけようと思ってたん ですよロビーにちょっと座らせてくれれば それでいいさあ 入ろう現場検証と言ってはなんだが ともかくあこが三宅に初めてあったという 都心の劇場に向かったのだっ た三宅にはもちろんそんな記憶はないし この劇場にしたところで今までに23°足 を運んだに過ぎないの だここであったというんだねええそうです よく覚えていますわここであなたにお会い した夜のことはもう8年前のことになり ます わ8年前 ねあなたはソファーのその辺りに座っ てらして私以前から5本で先生のお顔は 存じてましたでもそこに本当のお顔を 見かけるなんて思いもしなかったので しばらくは声もかけませんでし たロビーは人で込み合っていて私で気持ち が悪くなりそうでし たその時あなたの隣の人が立ち上がって ソファーが開いたん です私はここに座りまし たあなたは私の顔を覗き込むようにして 気分でも悪いのっておっしゃいまし た私すっかりのぼせてしまって何を話した のかよく覚えていませんでもともかく あなたがここでお芝居のこととてくださっ たん ですその後芝居が終わったら食事でも一緒 にしないかって誘ってくださったん です女の話には嘘とは思えない妙な臨場感 が あ8年前ならまだこの女も278だった はず だしかしそんな若い女に声をかけた記憶は なかった それに芝居は見るには見るが三宅は人に 話して聞かせるほど詳しくは ない僕が君を食事にね嘘をついてるんじゃ ありませんわだとしても僕は君を食事に 誘ったりしないよ僕は1人で食事をするの が好きなんだ若い女性と一緒だったら食べ た気がしないだろう ね私のことにしいらっしゃるんですねそう じゃない正直なところを言ってるのさ あなたはその晩私を食事に連れて行って くださったんですどこへ行ったか覚えて いるかね ええあなたのお気に入りの店だということ でした店の名はコンセールフランス料理の お店でしたご存知のお店でしょうんよく 知っ てるどうかなせっかくここまで出てきたん だその店で食事をしてから帰ろうか え 裕子ま嫌だわ裕子ったらこんなところで 眠り込んで裕子寝かしておくといい疲れた んだよ きっと三宅はソファーの上に長々と 寝そべっている女の子のあけない寝顔に 握っているうちにこれまで味わったことの ない干渉にとらわれ始めてい た自分にもこんな子供がいれば今の単調な 毎日も少しは違ってくるかもしれない単調 でしかし平和な毎日 がそれにあつ子というこの女の話も作り話 にしてはあまりにもありふれていておよそ 知能班とは思えないそれが逆に三宅の興味 を珍しくそっ た ママ寝ちゃったのね ここ どこさあそれじゃあブラブラ歩きながら その店に行ってみようか [音楽] EN [音楽] [拍手] [音楽] N [音楽] JA [音楽] いらっしゃいませ珍しいですね先生あまり こっちへ来ないものだからねこちらはうん ちょっとした知り合いなんだメニーは 任せるかしこまりました鹿のいいのが入っ ておりますからそちらのお嬢さんには ハンバーグでもお作りしましそうして くれるか いしかし来るのが少し早すぎたかない構い ませんよ帰って空いてていいでしょでは 少々お 待ちこのフランス料理店は確かによく来る 店の1つであるしかし三宅はいわゆる食通 ではなかったうまい料理の店があると聞い てわざわざ出向いていくような食通では なかった 時々都心の方へ出てきて立ち寄るのに何元 か決まった店があった方がいいその程度の 気持ちの店であっ たこの店のことを女が知っているの は以前にある雑誌にこの店を推薦する文を 書いたことがあるきっとそれを読んでいた のに違い ないしかし彼女が知らないことがあっ たこの店はできてからまだ3年ぐらいしか 経っていないので あ8年前にここで食事をしたんだねええ8 年前でした君はどうして今頃になって僕の とこへ来たの妊娠したと分かったらすぐ 来るべきじゃないかでもそんなことれた ことで許されないって思ったんですどうし てどうせあたにとって私は1度の遊び相手 です もの私も子供じゃなかったしこうなること は承知であなたに抱かれたんですからその ことであなたを責めるようなそんなことを したくなかったんですしかし子供を1人 産んで育てるというのは大変なことじゃ なかったのかね ええその頃両親があついで亡くなっていて 多少お金も残してくれましたしこの子で しばらくはそれで活して それからどうしたんだね勤めに出まし たでも体が弱いもんですからあまり長続き せずいくつか仕事を変わりましたその間 この子は保育園に預けてましたそう かで今になってどうし て小学校に入ってやはり何かと子供には 辛いことがあるんです戸籍の上でも父親が 死んでいるとかそんなことならばともかく それで僕のとこへ来る気になったんだね はいおいしいかいうん学校は 楽しいどうしてあんまり行かないのそう かこの子君に似てるねそうでしょうか目の あたりがそっくりだな大きな目をしてる私 はあなたに似てると思ってましたけどそう か な女の嘘を証明するのは意も優しいことだ しかしその嘘が不器用なだけ三宅は奇妙な 哀れみを覚え た懸命に嘘を押し通そうとしている女に 正面切って嘘だと言ってしまうのは残酷な ようなそんな気がした こうして食事をさせてやり少しお金を渡し て帰ら せようよ三宅さんじゃないかあどうもごし ましてこっちもですよ珍しいですな すっかり出武将になりましてねたまにはバ にもいらっしゃい飲みましょうそうです ねその人 は 一瞬めたのを宅は見逃さなかっ たその男は大島という三宅と同業の作家 だった彼もまた上の空という感じで女の顔 をじっと見つめて いるまたそのうちにじゃあ失礼どう も食べないのかいえ ええ出るええじゃあ行こう ああそこで待ってて支払いを済ませる から三宅さんいや先ほどはどうも先に失礼 します宮宅さんあの女はいやちょっとした 知り合いで僕のとろへあなたのですと言っ て押しかけてきたことがあるんですよあの 女に間違いない気をつけた方がいいですよ そうしましょうそっちへも同じ話をええ 呆れたもんだ少しあの手の女厳しくガーン と言ってやる必要がありますなそうですね じゃあ 失礼 あれ君 僕と一緒だった女の人と子供はあご存知 なかったんですかあの先にお帰りになり ましたよ [音楽] ごの皆 毎おはようございます夕は先生の帰りが 遅いんでよっぽどしようかと思いまし た相手は女と子供じゃないかだって先生 おしなんですもん でも子供をそう簡単に引き受けられないよ 朝のくテーブルに出ています夕ご飯はあの そうか今日は休みだったねやすまん気が つかなかった夜は外で適当に食べるよすみ ませんじゃ行ってきます気をつけて ゆっくりしといであ先生うん夕べあの人と どこ行ったんですかどこ へ食事をってやったださお金を払って出て みると姿が消えてたってわけだそうですか それならなんだねいえ別にあの女がまた来 ても中に入れちゃいけませんよああ分かっ た100登板するんですいいですかはい はい怖いね先生は底抜けの人よしなんです もの心配です よそれじゃ出かけてきます行っといで [音楽] よし子が出かけてしまうと三宅はふと心配 になった よし子がいなくなったらきっと困って しまうだろうそのうちに彼女も結婚して やめて いくあんないい娘の代わりが見つかる だろう [音楽] [音楽] かさんのタバコのの末と見られてい ますに の島さんが路上で何者かに襲われて背中を 刺されました幸い傷は急恐れて命に別は ありませんが前地1か月の重賞です大島 さんは昨夜8時頃レストランで食事を済ま せて店を出たところいきなり襲われたもの で犯人の顔は見 なかまさかあの女が 自分の顔を知っている大島を喋られては 困ると思ってさしたのではないか三宅は とっさにそう思っ た夕べ大島に顔を見られた直後あの女は姿 をくらませてしまったその後で大島は刺さ れている偶然にしてはできすぎ てどうすればいい だ登板するんですいいですか 先生だがこれは単なる推測だ証拠は ない女はともかくあの子供のことを考える といい加減なことで警察へ連絡すべきでは ない三宅は考え込んだ [音楽] ああ三宅です あの君は昨日はすみませんでした今日お 会いできませんかしかしねお願い ですよしでは昨日の店で会おう必ず行く 厄介なことには関われたくはなかった しかし追っておいてもいいものかあの大島 という作家が刺されたのがもし自分のせい だったとし たら三宅はタクシーを拾って昨日のあの レストランへ向かった [音楽] K [音楽] [音楽] やれやれ休みかまあ仕方がないだろう夕べ あんな障害事件があったんだ から夕べはすいませんでしたやあ来た ねどうしたの夕べは 裕子は急にお腹が痛いって言い出して あんなに夢中になって食べたからですわ [音楽] きっと 昨日店であった友達を覚えてるか い作家の方なんですか うんあの後で刺された刺されたうん店を出 たところを刺されたんだ まあ彼は僕に耳打ちしてくれたよ君のこと を知っている とあの男のところにも行ったそうだ ね何かの間違いですそうかなえ [音楽] 女の固くな言い方に三宅は笑えなくなって い たもう遊びではなかっ たどうなんだえ君がさしたのか口を塞ぐ ため に あ 私私 はいや分かった取り消すよ 私昨日のお題がいくらだったのか聞こうと 思って電話をどうして私たちの分お返しし たいんですそんなことはいいんだでも そんなことは気にしなくてもいいん だ残念だな食事でもしようと思ったんだが 今日は店は休み [音楽] だ私じゃありませ 分かった嘘だと思ってらっしゃるん でしょう僕にもわからないよどうして人の 嘘を見抜く力はない作家なんでしょ作家だ からそんな能力があると思うのか いさあ僕もどうせ夕食を食べるんだどこか へ行こう さあどんどん食べてお友達の毛が軽くて 良かったですわね別に友達ってわけじゃ ないただの顔見知りさそうですか女関係も かなり派手な男だからね恨まれても相手が 誰だか分からないんじゃないか なあの後はどこへ行ったんだいえ あのレストランからさ8年前の番だよ ああホテルですホテル ええ僕が誘ってはいいわゆるその手の ホテルかねええそのようでし た宅はいわゆるその手のホテルにまで1度 も足を踏み入れたことはなかったなのに どうしてこの女 はうん眠い よもう寝る時間なのかなお腹がいっぱいに なったからだと思いますもうちょっと我慢 しなさい ゆこゆこっ たらもう困ったわいいじゃないか子供は どこででも眠れるんだで もは今どこに住んでるのアパートです ちょっと遠いんですけど送っていこうか いいえそんな結構 です三宅には女の気持ちが分からないでも なかった劇場のロビーでのことレストラン でのことまたホテルに連れ込まれた こと平気で嘘をつく女の気持ちがなんだか わかるようながし たどこでどうしてこの女の子を産んだのか 三宅には知すべもないが大方小さな古い アパートに住んでいて貧しい暮らしをして いて作家の優雅な暮らしぶりを伝える雑誌 のグラビアなどを見れば少しぐらいのお金 をもらってもいいじゃないかという気に なるのかもしれない はどこか悪いのあのちょっと胸を働いても 大丈夫なのかい無理をしなければ平気です 何か働き口でも探してあげようか えいや君にしてみれば不満かもしれないね 僕は本当なら君たちを引き取る義務がある らしいからしかし現実にそれは不可能だお 金で解決をつけてもいいが君たちが一生 食べていくほどの額はとても出せ ない当座暮らせるぐらいのお金は出して あげてもいいでもその先はどうなるやはり ちゃんとした勤め先を見つけなきゃいけ ない僕に何か要求したいことがあれば言っ てくれできることなら力になるよ [音楽] ここ出ましょう子供は僕が抱いてやろう 大丈夫だよおとしし [音楽] ない全く自然な気持ちで三宅は眠っている 裕を抱え上げていた自分でも不思議な くらいの気持ちだっ たを出てからもは抱たまま夜の道を歩い た女と並んで歩いた [音楽] [音楽] どうしてです か何 がどうして警察へ突き出さないんです かそうして欲しいのか いこんな子供がいるのにそんなことはでき ない よ私が嘘をついてることはご存知なん でしょうん 僕は女と遊び歩くタイプじゃないからね それなのにしかし一緒に食事したりして なかなか楽しかったよずっと1人で食べる のが習慣だったからね顔が変わると味も 良く なるこんな女でもです か君は君なりに一生懸命やってるじゃない か違うかい おい泣くのはやめてくれ弱いんだ よすみませ んねえよかったら本当に仕事を世話して あげてもいいんだ よどうしたすみませんゆこ下ろして ください抱き方が下手なので目が覚めたの かなよいしょあ裕子お いでママママおいどうしたんだ ママ勝手にしてくれ [音楽] まさかあの [笑い] 2人どうするつもりだったんだ え飛び込むつもりだったのかえそうなの かでも入れないですもの楽があってバカ 柵ぐらいあるさ線路なんだ [笑い] もんさあ泣くんじゃないよよいしょ [音楽] [音楽] ただいま先生なんだよ怖い顔して今何時だ と思ってんですか午前2時ぐらいかな先に 休んでいればいいのに冗談じゃありません わもうこっちはどうしたのかと気がきじゃ なくたまには夜遊びぐらいするさ悪かった ね心配かけて いいえでもこの次は入れてあげませんよ はい はいそうそうそういえばさっきニュース でどうしたあのなんとか言う刺された作家 の方ああ大島さんかなんだって犯人が 捕まったそうですよ昔の人てそんなことだ と思ったよ先生も気をつけてくださいな おいおいあの女もう来ないでしょうね ああもう来ないよ本当ですね あきっと来ない よあの後宮はあの女あことホテルへ行った の だ8年前に一緒に行ったことになっている ホテル よ何年ぶりいや何十年ぶりかで女の肌に 触れたのだっ た裕子をソファーに寝かせておいて三宅は 圧子を抱い たこれきりの愛だとお互いに承知し て1度だけの愛に2人は燃え たホテルを出て2人をタクシーに乗せて やったあつ子は涙ぐんでいた走り出した タクシーの中で何度も頭を下げてい [音楽] た裕子も目を覚まして手を振っていたっけ あの女またどこかの作家のところへ行って は繰り返すのだろうかあなたの子ですと [音楽] [音楽] [拍手] 1 [音楽] [拍手] [音楽] いらっしゃいませ先生暑いでしょう散歩も そうだね一雨来るといいんですがねそうだ ね公園の中の喫茶店池の見渡せるテーブル に座り店の主人が話しかけるのにも生返事 を 繰り返しコをゆっくりと する三宅文男は無口で物静かな元の自分に 帰ってい た といらっしゃいませ あおじさんこんにちはここだったのね やっぱり君どうしてここへもういいかなと 思って そうそのお腹は今度こそ本当にあなたの子 よ今8ヶ月やっと妊娠できた [音楽] [音楽] わH [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] [拍手] 今回の朗読はいかがでしたかそれではまた 次回お楽しみ [音楽] にY [音楽]