薔薇415140214144101

薔薇415140214144101



レックス

いるこれで2ヶ月分滞納していることに なる吉永さんがこの時和に引っ越してきて 6ヶ月になるが家賃を月末にまともに 振り込んでくれたことはない毎月遅れれで 振り込みがあるそれでも俺は最速したこと はなかったしかし今回は2ヶ月連続で 振り込みがなくこれ以上能が続くと吉永 さん本人も大変だろうと 速することにした夜になり部屋の明りが ついていることを確認して俺はチャイムを 鳴らした返事があり坊やですと言うとドア を開けてくれた居申し込み書には45歳と 書かれていたが見た目はもっと若く 見えるとても綺麗な女性だ吉永さんどうし ました今月も家賃が振り込まれていない ようですが 近日中にお振り込みしますお仕事の方が 大変なのです かすみませんちょっとした事情でお金が なくなってしまったので生活はできてい ます かそれはなんとか遅れている分は1万円 ずつでも5000円ずつでも構いませんの で少しずつ払ってもらえばいいですでも あまり金額が大きくなるとさんも大変 でしょうから今月末分はちゃんとお 振り込みいただけます かはいちゃんとお振り込みするようにし ます大変でしょうが頑張って ください俺はそれだけ言うと吉永さんの 部屋を離れ た俺の名前は藤島元春今年53歳になった この時和の大家だ時という名前からボロ アパートを想像されるかもしれないが2年 前に親父から譲り受けた木造の古い アパートを立て直して鉄筋コンクリートの 5階建てマンションにしたもちろんバス トイレ急とシャワー完備で1dkの単身者 向けのマンションだ立て直した時に名前を 変えようかとも思ったが手塚おのファン だった親父がつけた名前時和を変るのは 忍びなくてそのまま時にしている俺は3年 前まで会社の社長をしていた業績はよく 全国展開していて社員も500名ほどいる 元々は親父が起こした会社を引き継いだの だが俺の台になって会社を大きくした ところが4年前に長年連れ添った妻に 先立たれ俺は仕事の意欲をなくしてしまっ たこのままだと会社経営に 関わる従業員に迷惑をかけることになると 思い専務をしている弟と大学を卒業して うちの会社で働いていた息子の幼児に会社 を 任せ俺は引退した家は息子夫婦に譲り俺は 時はを立て直し最上会に4LDKの部屋を

作って住んで時の大け理人をしている 1人暮らしでLDKは広すぎるが将来孫が 遊びに来ても止まれるようにと思っての ことだ社長職は知りといたが社外取締り役 では名前をつねていて月に1回の役員会に は顔を出すようにしている役員報酬と株主 の配当があるので生活に困ることはなく時 はそは道楽でやっているようなもので家賃 収入はどちらかといえばどうでもいい23 区から外れた古代らしという立地条件とは いえ家賃4万円は破格の賃料だと思う しかも礼金し基金はなしだその代わり居 条件を厳しくしている第1の条件は収入が 乏しい人だ俺は家賃を支払うと生活が 苦しくなると言った人の助けになりたいと 思っているそして第2の条件は居の契約は 普通の賃貸借契約ではなく定期借家契約と しており契約期間は3年とし期間満了で 入居者は退去しなければならないという ことだ定期借家契約の場合入居者は居住権 を主張することはできず期間が満了すれば 退去しなければならないよほどの事情が ある場合は再契約をするつもりでいるが まだ機関満了になった入居者はいない定期 借契約は途中解約できない契約が多いが居 者が希望すれば1ヶ月前予告で途中解約 できる特約を入れている俺としては3年の 間に生活を安定させてもっと良いところへ 引っ越して欲しいという願いがあるそんな 条件なので入居者は色々分けありの人が 多い若い人の中にはミュージシャンを 目指している人や売れない芸人もいる年配 の人で多いのは離婚者だ離婚して住む ところがなくなってとりあえずここに来た という人が何人かいる吉永良子さんもその 1人だ元々宮崎県で暮らしていたようだが 離婚して上京しお兄さんの家に居ろしてい たがいづらくなって時はに引っ越してきた 現在は小さな会社で働いていると言ってい た翌月もんの家賃は振り込まれなかった これで3ヶ月分の家賃が滞納したことに なる家賃収入は当てにしていないが何か あったのかと心配になり俺は夕方に吉永 さんの部屋を尋ねたイスを使われるかと 思ったが吉永さんは素直にドアを開けて くれたその顔を見て驚いた先月見た時と 比べてかなりやれて いるさん申し訳ありません家賃は必ずお 支払いしますからもう少し待っていただけ ますかそんなことより何かありました か いえとにかく事情を聞きましょう30分後 に5回の私の部屋に来てもらえますか吉永 さんは力なく頷い た30分後きっかりに吉永さんはやってき

た リビングで向き合い事情を聞くことにした 実は会社が倒産して給与が支払われてい ないのですそれは大変でしたねそれで給与 はいつから支払われていないのです かもう4ヶ月もらっていません4ヶ月全く ですか時々3万円とか2万円とかもらって いますがトータルすると3ヶ月分以上 もらってないのです なるほどそれで家賃が払えなかったのか それでこれからどうするつもりなのですか 新しい職を探されているのです かとりあえずハローワークに行っているの ですが雇用保険の加入期間が短いので失業 保険ももらえないしどうすればいいのか 失業保険は離職した非以前の2年間の中で 12ヶ月以上雇用保険に加入していなけれ ばもらうことはで 吉永さんは今の会社に入社してまだ1年 経っておらずそれ以前はパートだったので 雇用保険に加入していなかったとのことだ 会社が倒産した時などは離職前1年間の 保険者期間が通算して6ヶ月以上あれば 受給資格があるが吉永さんの場合使用機関 の関係でわずかに足らなかったそうだまず は未払い賃金払の手続きをしてください それで未払い給与の8割は国が立て替えて くれますそんな制度があるのです かえ動産した会社は従業員に対して見い 給与があることが多いですのでその救済 制度です俺は手続きの仕方を説明してあげ た吉永さんは一生懸命目していた説明が 終わったタイミングでチャイムが鳴った 頼んでいた出前が届いたようだ玄関に手前 の寿司を取りに行きリビングのテーブルに 置いた吉中さんお腹空いているでしょう 寿司を取りましたので一緒に食べ ましょう吉永さんは驚いて遠慮していたが 生物なので残ったら捨てるしかないので 食べましょうと言ったらテーブルに移動し てきた1人で食べるとけないですが今日は 永さんがいるので楽しいです1人暮らしは 長いのです か吉永さんに聞かれ俺は時はの大家になっ た経緯を話した奥様を愛されていたのです ねそうですねあいつがいなくなって魂の 抜け殻になりました吉中さんはどうして 離婚したのです かそれから吉永さんは離婚の経緯を話して くれ た吉永さんの旦那さんは20年ほど前に 宮崎県でIT関連の事業を起こし吉永さん はその会社でジムとして働いていたそうだ ほどなく旦那さんに口説かれて結婚した 当初は幸せな結婚生活だったそうだが元々

遊び人だった旦那さんは家に帰らないこと が多かったそう だ1人息子の太君が大学進学で家を出て家 に旦那さんと2人きりの生活になったが 旦那さんは家に帰ってこない1日誰とも 話さない日が多くなった吉中さんは週に4 日1日4時間のジムのパートに出ることに した久しぶりに外で働いて人と接すると何 年ぶりかに自分を取り戻したようだった 職場の課長さんが吉永さんのことを気に かけてくれ時々食事に誘ってくれるように なった家の事情などを話すうち課長さんは 食事だけでなく飲みに誘ってくれるように なり週に1回はカラオケに行くようになっ た少しずつ課長さんに惹かれていく自分を 意識し始めた頃にカラオケボックスを出た ところで偶然にも旦那さんに遭遇した吉永 さんとしてはやしいことは何もないのだが 家に帰ってから旦那さんは浮気を疑って 吉永さんを攻め立てた吉永さんとしては 旦那さんの方こそ昔から浮気をしていた くせにという思いがあったのでかなり強い 言い合いになったとのことだその言い合い がきっかけで吉永さんは今までの不満が 一気に爆発して離婚を切り出したところ 旦那さんはあけなく承諾したということだ 同じ離婚するなら旦那さんの浮気の証拠を 掴んで慰謝料をふだに取ればよかったのに その時はとにかくこの人と別れたいの一心 でしたからでもそのために今は苦しい生活 を強いられているの でしょう確かに生活は苦しいですけどあの 頃と違って自由に生きているって気がし ますその後課長さんとはどうなったのです か向こうも最大謝でしたので触らぬ神に 祟りなしで私とは距離を置くようになり ました離婚して家を出ていかなければなら なくなり頼れるのが東京にいる兄だけでし たからパートもやめてそれっりです息子 さんはどこの大学へ進んだのです か吉永さんは福岡県にある国立大学の名前 を言った優秀ですね経済学部ですか息子 さんが入れ福岡へ行くことは考えなかった のです か実は離婚したことをメールしたのですが 全然返事がって ですそれに学生アパートに住んでいました から一緒に住むことはできませんし当時は 仕事もない状態でアパートを借りることも できませんでしたからとりあえず兄の ところにお世話になって仕事を探そうと 思ったのですそうですかその後息子さんと は連絡は取れているのです かいくらメールしてもほとんど返事はない ですやっと春にに職がまと連絡がありまし

た就職が決まって安心しましたそれでも まだ学生時代のアパートに住んでいるそう ですけど連絡が来たのはそれだけです息子 さんに無視されているのは辛いだろうなと 道場したそれより当面の生活が大変 でしょう教えていただいた未払い沈金 立替払い制度でお金が入ってくるまでは 耐えるしかないですとりあえずのとして これを使ってください俺はそう言って用意 していた封筒を渡した中には10万円入っ ているそんな家賃を滞納している上に そんなことしてもらうわけにはいきません 差し上げるわけではないです就職先が 見つかって生活が安定したら少しずつ返し てくださいそれに吉中さんが上地にしたら 滞納している家賃は未回収のまま終わって しまいますのでまずは吉永さんが元気に 暮らしてくれることが大家としての優先 事項です俺は笑いながらそう言った吉永 さんは背腹は変えられないと思ったのか 素直に受け取っ た俺はそれ以来吉永さんのことが気に かかっていた10日ほどしてスーパーで パート勤めを始めたと聞いた未払い沈金 建替え払い制度でお金が入ったので借りて いたお金を返すと言ってきたがとりあえず 家賃として1ヶ月分だけ受け取り貸して いるお金は生活が安定してからで良いと 受け取らなかっ た12月に入ると広島の友人から牡が送ら れてきた俺は自分で料理はできないので 吉長さんに持っていった毎年広島の友人が この時期に送ってくるのです 妻が生きていた時は妻が料理してくれてい ましたが妻がいなくなってからは誰かに あげています今年は吉中さんに差し上げ ますのでよかったら食べて くださいそんなもったいないですじゃあ私 が料理しますので一緒に食べましょう吉永 さんは俺の部屋に上がり台所で料理を始め た俺はリビングで吉永さんが料理する姿を 見てい 奥さんはどんな料理が得意だったのです か吉永さんが聞いてきた妻が得意だった 料理をいくつかあげついでに料理に まつわる思い出を話してしまった良い奥 さんだったのですね幸せそうな光景が目に 浮かびます俺は余計なことまで喋って しまったと後悔した吉永さんが作ってくれ たのはフライとかき鍋だった久しぶりに手 料理を食べてこういうのはやっぱりいいな と思ってしまっ た吉永さんに台所を貸したのを気に2人の 距離はかなり縮まったような気がした俺は お聖母に牛肉が送られてくると一緒に

すき焼きを食べましょうと吉永さんを誘っ た吉さんは素直に喜んでくれ たすき焼きを食べながら罪の話や好きな 映画や好きな作家の話をした吉永さんとは 好みが似通っていて話がはんだ俺は純粋に 楽しいと思った妻がいなくなってこういう 気持ちになったのは初めてだった吉永さん は話上手で聞き上手だった相手から話を 引き出すのもうまい俺は吉永さんの誘導で 気がつくと妻のことや息子のことなど色々 話していたお腹が落ち着いたところでお酒 の酔いも手伝って俺は思い切って吉永さん に言った吉永さんよかったらクリスマスを 一緒に過ごしませんか吉永さんは驚いた ように俺を見た他に予定があったり私と 過ごすのが嫌なら断っていただいても全然 構いませ ん断ったからと言って私は今までと態度を 変えることはないですからお金のことで ひめを感じていやいや付き合うことはし ないで くださいそんなことは思ってもないです けど私でいいのですか大家さんなら他に クリスマスを過ごす素敵な女性がいるので はないです かそんな女性はいませんよ妻がいなくなっ てからクリスマスに女性を誘ったのは吉永 さんが初めてですありがとうございます私 でよければご一緒させて くださいクリスマスは今夜にしている ホテルの支配人に頼み込みレストランを 予約した通常の席はかなり前に予約で 埋まっているとのことで秋スペースに テーブルを置いてパーテーションで仕切っ てくれたこんなホテルでディナーを食べ られるとは思っていませんでした支配人に 無理を言って席を作ってもらいました ありがとうございますシャンパンで乾杯を し運ばれてくる料理に下を打ったどの料理 を食べても吉永さんはおいしいと言って 嬉しそうだったこの合を見計らって俺は 用意していたプレゼントを渡したトップに 小さなダイヤが埋め込まれている ネックレスだ箱を開けた吉永さんはじっと ネックレスを見つめながら目をうるませて きた もうこんなプレゼントをもらうことはない と思っていた吉永さんはまだまだ若いし 女性としても魅力的だから男としては プレゼントをしたくなり ますこれからもそういう機会はいくらでも あると思い ますできることであればその機会は私が 独占したいと思っていますけど吉長さんは 目に涙を貯めて俺を見た私はまだ女でいて

いいのでしょうか当然ですもう母親として の役目はほとんど終わっていますしこれ からは女としての人生を満喫して くださいもうこんな年ですけど男もそう ですけど女性は一生女であるべきです私も 自分が男であるということを忘れそうに なっていましたが吉永さんに出会って男で あるということを思い出させてもらいまし たレストランを出て1階までエレベーター で降りたところで吉永さんに行った支配人 に聞いたらキャンセルが出て部屋が1部屋 空いているということですがよかったら 部屋に上がりません か吉永さんは俺を見上げて静かに頷いた俺 はフロントへ行きチェックインの手続きを し たクリスマス以来吉永さんはに回か2回俺 の部屋に来て料理を作りそして泊まって いくようになった俺はベッドの中で吉中 さんに行ってみた子さんもうこの部屋に 荷物を移して一緒に暮らしません かだめですお借りしているお金をちゃんと 返してからでないとそういうことは考え られませんお金のことはもういいですよ それはだめですお金をりのは元春さんと こういう中になる前のこと ですそれをこういう関係になったからと 言ってチラにしたら私は借金をチャラに するためにこういう関係になったという ことになっちゃうじゃないですか俺は そんなこと思いませんよ私が気にするん ですそれでなくてもそれでなくても何 ですまあそれはいいです俺は吉中さんが何 を言いたかったのか気になったが吉中さん はそれ以上何も言おうとしなかっ た妻が多してから俺は魂の抜け殻のように 生きてきたしかし吉永良子さんと出会って から再び生きていく喜びを感じていた週に 1回か2回の大世だが同じマンションに 住んでいていつでも会えるという環境に俺 は幸せを感じてい たところが寒さが緩む日が多くなり春のお れを感じ始めた頃になると吉中さんが俺の 部屋に来る頻度が減ってきた仕事が忙しい のかと思っていたがある日吉永さんが話が あると言ってきたリビングで向かい合うと 吉永さんは封筒を差し出したこれでお借り していたお金は全てを始したことになり ます封筒の中身を確認すると確かに残金額 が入っていた長い間ありがとうございまし た元春さんにお金を貸してもらわなかっ たら私はどうなっていたか分かりません私 はこの時和に来て本当に良かったです そして元春さんに出会いて本当に幸せでし た俺は何か嫌な予感がしたそれで大家さん

元春さんではなく大家さんと呼ばれて俺は ドキっとした私今月一杯で時和を出ていく ことにしましたそれは今の部屋を出て俺の 部屋で一緒に暮らすということではなく時 わ自体から出て行くということですかそう です福岡へ行くことにしました息子の太が 広いマンションに引っ越したので一緒に 暮らそうと言ってくれました ちょっと待ってください俺は子さんとの ことを真剣に考えていたのです俺は亮子 さんと一緒に暮らしたいと思っているの ですありがとうございます私も太から連絡 があった時迷いました太と一緒に暮らせる のは本当に嬉しいですでも元春さんとも 離れたくないという気持ちがありました それでも息子さんと一緒に暮らしたいと いう気持ちの方がまさったということです か吉中さんは少し寂しそうな顔をした元春 さんは今も亡くなった奥さんを愛しておら れます俺は微を疲れてドキっとした確かに そうかもしれないがでも妻はもうこの世に いないんです私は今現実に目の前にいる子 さんを愛しているの ですにおられるのでしょうか私には 亡くなった奥さんの代わりを私に求めて いるように思えてならないのです一緒に 食事をしている時も一緒にテレビを見て いる時も昔奥さんとこうしていたなと 懐かしんでいるように思えるのです俺は 反論できなかったそして私を抱いている時 でさえ目をつって奥さんを抱いている つもりでいるのではないかと思ってしまっ たのです俺は何も言えなかったそれでも私 は久しぶりに男性から求められたのです から女として幸せを感じていましたでも ふと思ったのですいつか元春さんは良子と いう女は亡くなった奥さんではないと 気づいてしまう時が来るその時元春さんは 私に対してどのような感情を持つのだろう とそう考えると怖くなってしまいました それでも太から連絡が来る前であれば元春 さんと一緒に暮らすことを迷わなかったと 思いますでも太から連絡が来てどちらを 選ぶかと考えた時私は母親として息子と 一緒に暮らすことを選んでしまいました こんなによくしてもらったのに申し訳ない です短い間でしたが本当に楽しかったです そして今までにない幸せを感じました ありがとうございました俺は何を言えば どう説明すれば吉永さんを引き止めること ができるだろうかと考えたが何も言葉は出 てこず部屋から出ていく吉永さんを黙って 見送ることしかできなかっ た吉永さんが時はから出ていくのを見送っ て以来俺はまた魂の抜け殻のような生活を

送っていた俺は確かに吉永さんに亡くなっ た妻との思い出を重ねていたのかもしれ ない吉永さんが言うように吉永さんを抱き ながら目を積って妻を思い出していたこと も1度や2度ではないでも男なら皆そう いうことはあるのではないか目をつって 綺麗な女優さんを抱いていることを妄想 する男だっているしかしそれは言い訳だ それを相手に悟られては男として失格だと いうことだ ただ吉永さんがいなくなってはっきり 分かったことがあるそれは間違いなく俺は 吉永さんが好きだったということ だ町行く人々に半袖で姿がちらほら見え 始めた頃玄関の掃除をしていると102号 室に入居している大学生の鈴木君が声を かけてくれた大家さんおはようございます ああおはようそういえば大家さん時和の 屋上って上がれるのです か普段は鍵をかけているけど上がれるよ バーベキューとかやったら気持ちいい でしょうねいいね今度みんなで バーベキューやろうか食材は私が無料で 提供するよ本当ですかじゃあ僕がみんなに 声をかけてみます よ君の提案で住人のバーベキュー大会が 実施されることになった落ち込んでいた俺 としては良い気晴らしだと思っ た早速俺はホームセンターでバーベキュー セットを購入した当日俺は奮発して ちょっと高い肉と野菜そしてビールを 買い込んで屋上でバーベキュー大会が模さ れた若い人年配の人町まちの住人だが無料 で飲み食いできるということで時の住人 全員が集まったとても 楽しいもっと早くこういう模しをすれば 良かったと思ったしばらくすると隅の方で ポツンと1人座ってビールを飲んでいる 女性に目が止まった確かこの春に201号 室に入居した岡島さんだ入居申し込み書で は42歳と書いてあった記憶がある座って いるが妙に暗いよ俺も同じ だ上辺だけでニコニコして中身は真っ黒な ん だだから分かる よみおはリクの腕の中で静かに涙をこぼし たリクは妙の頬を伝う涙にそっとキスをし た驚いて顔をあげる身 を マスターリクはミオの頬にそっと手を添え て今度は唇にキスをし たゆっくり離れる 唇今度はそれをつなぎ止めるかのように身 から傷をし た

みおちゃん 起きれる うーんしんどい マスターもうお店閉める よここに止まる動け ない うーん家の住所 言える えっと覚えてないよ具合 悪いレンチで寝て 帰る [音楽] うん俺は リクここのバーでオーナーになって5 年ボイとして拾ってくれた全オーナーは ある日の夜明け にリお前には待 お前ならできるよと店を閉めて翌日から姿 を消し たお店の鍵と 金庫置手紙が添えてあっ たリク全てをお前に 譲るそれを見て泣いたあの日のことは今で も忘れ ないナーには感謝して いる借金だらけで嫁と子供に逃げられた俺 は家族のために借金してまで家を支えてき たのにとひねくれた気持ちや頑張り方を 間違えたのかと後悔の気持ちに押しつぶさ れて毎晩飲み屋を点々としふらついていた しまには朝起きられなくなり会社も首に なっ たそんな俺を拾ってくれたマスターは何 から何まで世話をしてくれ俺を1人前の ボイとして育ててくれ たそろそろお前も店を持ったらどう だそんな話をしてくれていた矢のの出来事 だっ たマスターは女と飛ん だ街中から外れた郊外でコロナの時代にも 負けずこの辺りでは有名な店 だそれなのに人脈も地位も貯金も全て捨て て1人の女と飛んだん だ俺には 理解できなかっ た女なんかにほだされてどうせ裏切られる んだ俺みたい にほらみおちゃんついたよベッドを使って いいから酔いが冷めたら帰りなよ うーん マスター水置いておくから 全オーナーが残してくれた アパート女は客としか見えて ないそれにもう2度とあんな思いはしたく ないだからひっそりと暮らしていたのに

こんなことになると はリクはめどくさかっ た閉店時間になってもつれて帰れなくなっ たみおちゃんはおそらくこの辺りの飲み屋 の 女だが珍しくリの知らない名前だしどこの 店で働いているかも知ら ないみおちゃんはたまにフラッと 現れる少し上品なキャバドレスを着ていて 大体深夜2時3時に訪れて 梅酒をロックで12杯飲んで 帰るしその匂いが漂う甘みが少なめな 梅酒これがみおちゃんのお気に入り だ口数が少なくフラッと現れてフラッと 立ち去るそんなみおちゃんが酔いつぶれる のは 珍しい 仕方なくに連れてきたばいいものの所詮は 飲み屋の 女男に媚を売って稼ぐしか脳のない 生き物 はあこんなこと思ってしまうくらいに俺は ひねくれた人間なんだ なそんなことを考えている と マスターごめんね面倒かけ てとみおちゃんが呟い たいいよ少しは酔い冷め た うん私さ離婚して子供抱えて家を出て昼も 夜も仕事して さ 時々何のために働いているかわかんなく なるの 元旦那は養育費を払うどころかお金を貸し てって言いにくる しシングルマザーの行末は飲み屋だとか 言われて さそんなこと言われてむかつくんだけど私 より稼いでないくせに何言ってんのって 思っちゃう しお客さんにだってだ金を女についで上辺 だけでちやほやされて喜んでるおっさん たちって思っちゃう のすっごい性格悪いことって分かってる けどこんなこと思ってる自分が1番嫌いな の黙って聞いていたリは頷くことしかでき なかっ たと同じ だリクはミオの奥に自分が見え た自分と重ねてはがゆい葛藤の中で苦しむ みおの気持ちが誰よりも痛いほど分かっ た気がついたらリグはミを抱きしめてい た マスターわかるよ俺も同じ

だ上辺だけでニコニコして中身は真っ黒な ん だだから分かる よみおはリクの腕の中で静かに涙をこぼし たリクは妙の頬を伝う涙にそっとキスをし た驚いて顔を上げる身を マスターリクはミオの頬にそっと手を添え て今度は唇にキスをし たゆっくり離れる 口今度はそれを繋ぎ止めるかのようにミ からキスをし たまだ日が開けない 早朝2人ははリクの部屋で静かに結ばれ たたまに美央の頬からそっと流れる涙を 包み込むかのようにリクは何度もキスをし たどこにもやり場のない気持ちを ぶつけ合うかのように激しく愛し合っ たそれからもみおはたまに現れてフラッと 立ち去るそのスタイルは変わらなかっ ただが今までと変わったことも あるみおが閉店までいる時は陸の家へ寄っ て帰る時 だ相変わらず静かに涙を流しながら陸に 抱か れる陸はその涙を必死にかき消そうと何度 も何度もキスを重ね愛し たそれからしばらく経ったある日の 明け方みおはリクの腕の中でつぶやい た マスター私 ね私のことを誰も知らないところで 子供たちと一緒にやり直そうと思うん だ え ねえ一緒に来 ない 見よ えだよねごめんね急に忘れて 全部そう言って 立ち去るみをリクは追いかけることはでき なかっ たあの時ミを追いかけてたらどうなった だろう全オーナーの気持ちが今なら分かる 気が [音楽] するあれから 半年たまに俺の腕の中でかに涙を流す身を 思い出すはなく今にも消えてしまいそうで 必死で抱いたん だだからゴリゴリだったんだ女 は俺は今日もそんなことを考えながら薄 ぐらい店内で客に酒を作り感情のない笑顔 を振り巻いてグラス越しに妙を思い出すん

コメントを残す