【感動☆厳選5本総集編】ある理由で田舎の診療所で勤務する俺。久しぶりの同窓会で嫌味な同級生「大学病院で勤務する美人女医が妻の俺と違ってお前の嫁ブスだなw」→後日、美人女医が倒れ病状が悪化…泣ける話朗読

【感動☆厳選5本総集編】ある理由で田舎の診療所で勤務する俺。久しぶりの同窓会で嫌味な同級生「大学病院で勤務する美人女医が妻の俺と違ってお前の嫁ブスだなw」→後日、美人女医が倒れ病状が悪化…泣ける話朗読



【感動☆厳選5本総集編】ある理由で田舎の診療所で勤務する俺。久しぶりの同窓会で嫌味な同級生「大学病院で勤務する美人女医が妻の俺と違ってお前の嫁ブスだなw」→後日、美人女医が倒れ病状が悪化…泣ける話朗読

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※登場する人物は仮名です。実在する人物とは一切関係ありません。
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※このストーリーはフィクションです。

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[音楽] 大学病院で勤務する美人ジイが妻の俺と 違ってお前の嫁ブスだ なほんまは同送会の会場に響き渡るような 大きい声で俺に言った隣にいた俺の妻秋は 驚いた顔をして いるなぜにそんなことを言われなければ いけないのか俺はとても腹を立てたしかし 秋は本当のことだものそう言われてしまっ ても仕方ないわよと言って俺をなめたなん でもっと美人をお嫁にしなかったんだ よほんまは秋の前で言いたい放題だしかし ほんまは秋に一生頭が上がらなくなる なんてこの時は何も知らなかったの だ俺の名前はカドゆ35歳田舎の診療所に 勤務して いるそんな俺は同い年の妻秋と結婚して5 年に なる妻はお世辞にも美人とは言えなかった が心がとても優しくて困っている人を放っ てない性格だ俺にも出会った時から優しく してくれて俺はそんな妻を愛して いるそして秋のお腹の中には今俺と秋の愛 の結晶の子供が いる俺が妻と出会ったのは俺が医者として 大学病院に勤めている時だっ た友達に誘われた飲み会に秋も来ていた 秋は積極的に会話に混ざることはなかった が料理を積極的に取り分けてくれたり グラスが開いていたら知らない間に飲み物 を注文してくれていたりととても気遣いが できる女性だっ た俺は不思議と秋のことを目で負うように なったの だ飲み会の後に連絡先の交換をしようと秋 に行ったのだがやんわりと断られてしまっ たしかし俺はどうしても秋の連絡先が知り たくて友達に聞いて秋に連絡をしたの だ最初は乗り気じゃなかった秋も俺の積極 さに負けて俺に会ってくれるようになっ たそこから付き合うようになって結婚した というわけ だ現在秋は専業主婦として働く俺を全力で サポートしてくれている俺はそんな秋と 過ごすことができる毎日に幸せを感じて いるゆうく朝ご飯できてるわ よ朝起きてキッチンに入るといい匂いがし てきた俺の昼の弁当ももう完成していた俺 は思わずフライパンに乗ってた卵焼きを つまみ食いしたもうつまみ食いしないで 朝ご飯食べてよ秋は笑いながら俺に行っ た俺が働く診療所は近くに何もない山の中 の田舎にあるそのため秋は毎朝早起きして 俺の弁当を作ってくれているの だ秋の作る弁当は絶品でいくらでも食べる

ことがができてしまう秋は食いしん坊の俺 のために特大サイズの弁当箱を買ってくれ たそのおかげで俺の体重はだいぶ増えて しまったいわゆる幸せ太りというやつだ じゃあ行ってくるよ俺は秋を抱き寄せた 抱き寄せて行ってきますというのは俺と秋 の日課だった結婚して5年経つが俺と秋は 未だにラブラブだと俺は思っている気を つけて ね秋に見送られて俺は車に乗り込ん だ俺が働く診療所までは車で片道1時間は かかる長い道のりなが都会に住んでいた時 に比べると電車を乗り継ぐ必要もないし俺 には快適だっ た診療所に着くと俺は所の掃除を始めた俺 の務める診療所はとても小さく現在は看護 師もいない秋が妊娠する前は秋も診療所を 手伝ってくれていたが現在は妊娠中で体調 が優れないため家で休んでもらっているの だそのため俺が1人で診療所を切りもりし ているしかしこの小さい診療所は俺1人で も十分に切り盛りできる都会の病院と違っ てそんなに患者が来ることもないから だ9時になり会員時間になったしかし患者 は誰も来ない今日は平和な日なんだな俺は そう思いながら診療室の棚を水拭きしてい たするとこの診療所の常連の患者秦中さん が診療所にやってきた中さんははいつもの ように持ってきたバッグを待ち合い室の 椅子の上に置いたおはよう今日も平和だね 秦中さんは満面の笑みで俺に話しかけてき たおはようございます平和が1番ですね俺 がそう言うと秦中さんは診察室の椅子に 座ったきちんと薬飲んでますか忘れないで 飲まないとだめですよ中さんは下を出して けた表情をしているいつも忘れないように 飲もうと思ってるんだがついにうっかりし てしまうんだ よ秦中さんは現在70歳で糖業病の病が あり週に2日ほどこの診療所に通っている 秦中さんは奥さんを病気でなくしていて 息子夫婦と同居していたが息子夫婦が町に 働きに行ってしまったため現在は 1人暮らしだ 忘れないように僕が毎回電話しましょうか 俺が冗談混じりに言うと秦中さんは笑った あきちゃんが今身で大変な時だろそんな ことしなくてもいいから家の手伝いとかし なきゃいかん よはなさんは持ってきたバッグの中から 大量の野菜を俺に渡してきたこれあき ちゃんに渡して赤ちゃんのために栄養の あるものを食べなければいかんいつも ありがとうございますはさんが作る野菜秋 も俺も大好きなんですよ俺がそう言うとは

さんは嬉しそうにいつでも持ってくると 言ってくれたまた来るよ秦中さんは手を 振って帰っていった診療所は都会の病院と は違い患者との距離が近い初めて診療所に 勤務し始めた時はその距離の近さに驚いた が都会の病院にはない温かさを感じた俺は 都会の病院ほどの金額は稼げなかったが 心療所勤務をとても誇らしく思う秦中さん が帰った後常連の患者が来て俺はいつもの ように診察をしながら会話を楽しんだ そしてあっという間に診療時間が終わった 俺は帰宅の準備をしてすぐに秋が待つ家へ と帰った俺は家に帰るのが楽しみで 仕方なかったなぜなら今日は赤ちゃんの 診察の日でエコの写真を見ることができる からだただいま赤ちゃんどうだった俺は駅 を切らしながら家の中に入ったその様子を 見ていた秋は笑っているそんなに興奮して 大丈夫なのはい今日のエコ写真秋は俺に エコ写真を手渡してきた お腹の赤ちゃんがこちらを見て笑っている ように見えた赤ちゃんこっち見て笑ってる よな可愛いなそう 見える秋は喜ぶ俺を見て嬉しそうだった俺 と秋は5年間小宝に恵まれなかった子供が 大好きな俺と秋は病院に通ってようやく お腹の子供を授かることができたのだだ からまだ生まれもいない赤ちゃんのことが 愛しくて仕方ないの だ俺が赤ちゃんのエコー写真を目を細めて 見ていると秋は一通の手紙を俺に渡してき たこれ今日郵便受けに入っていたの よ俺はエコーの写真を置いて手紙を封筒 から出したそれは同窓会の手紙だった手紙 には家族連れでの参加は大歓迎と書いて ある 5年前にも一度同窓会があったが当時の俺 はバタバタしていて忙しく参加することが できていなかった久しぶりに同級生に会い たいし秋の紹介もしたいと思った俺は変身 用のはがきに迷わず参加すると書いた俺と 秋は同窓会への参加を楽しみにしていたの だしかしそんな同窓会で予想もしてなかっ たことが起きてしまうのだっ た新幹線の時間に遅れてしまう わ紺色のまたぎてィワンピースを着た秋は 走り出した俺は慌てて秋を止めた走ったら だめだよ遅れたら次ので行けばいい から同窓会当日あろうことか2人揃って 寝坊してしまったのだ急いで準備したが新 幹線の時間に間に合いそうもなか それで秋が走り出してしまったのだ案の定 駅に着くと新幹線はもうすでに出発して しまっていた俺と秋は仕方なく次の新幹線 で行くことにしたそのせいで同窓会の開始

時間にも遅れてしまっ た会場は華やかなホテルのレストランだっ た同窓会のために貸し切られたレストラン にはご馳走が並び大きなシャンデリアが 天井から吊り下げられていたレストランの 入り口には太陽中学校同窓会と書かれた 看板が出ている俺は秋と手をついで中に 入ったすでにレストランには同級生が たくさん集まっていた俺たちが辺りを 見渡していると同級生の橋本啓介が俺に 近づいてき たじゃないか元気だったか橋本はワインが 入ったグラスを手に持ちながら俺に 話しかけてきた橋本は俺が中学時代に1番 仲が良かった同級生だ当時は放課後になる と毎日のように橋本と俺は遊んでいたもの だ橋本変わらないな俺は久しぶりに会う 橋元を見て懐かしさが一気に込み上げてき たお前だって全然変わってないよこちらが 奥さんおめでたか初めまして妻の秋です 妊娠6ヶ月です妻は橋元に挨拶をした秋は 少し緊張をしているようだった橋本は秋を 見て笑顔になったみ富がこんないい人と 結婚できるなんて俺も幸せだ よ秋は橋本の言葉のおかげで緊張がしけた ように見えた俺は秋の顔を見てほだみふじ 医者なんだってすごいじゃないか今度俺の ことも見てくれよ橋本は冗談混じりで言っ てきたそんなこと言ってるけどお前はどこ も悪くないだろう俺は笑いながら言った すると1人の男が後ろから声をかけてきた ほんまタヤだった よほんまは高級そうな黒のスーツを着て俺 たちの前に現れた隣には女優のように綺麗 な女性が立っているほんま新婚生活はどう だ橋本はほんまにニヤニヤしながら声を かけた最高だよ俺の妻は美人だし頭も良く て自慢の妻なんだ俺が勤める大学病院で 上位をしているよほんまは自慢元に奥さん のさおりを紹介したそれに便乗するかの ようにさおも挨拶をしたほんまさおりです 夫がいつもお世話になってい ますさおの輝く美貌に俺も橋本も目が 釘付けになったほんまは大学病院で看護師 をしているそこで女優をしているさおと 出会い先日結婚したばかりなのだそう だみ富士は医者なのか俺は職業では皆夫人 に負けたなでもほんまはそう言うと秋の ことをじろじろ見始めたそして一瞬の沈黙 の後に嫁選びは俺の勝ちだなと言ってきた のだ俺はほんまの言葉に顔をしかめた そしてほんまは話を勝手に進めた大学病院 で勤務する美人ジイが妻の俺と違ってお前 の嫁ブスだな 本の言葉は会場中に響いたさおは笑って

いる俺は自分の耳を疑ったなぜほんまに そんなことを言われなければいけないのか 俺には理解できなかった隣りにいる秋も 驚いた顔をしている橋本はすかさずほんま 失礼だぞと言ってほんまを嗜めたが本は 全く気にしていないだって本当のこと だろう俺はほんまの言葉に怒りで手が震え ていた秋はそんな俺を見て小声で本当の ことだものそう言われてしまっても 仕方ないわよと言って俺をなめたが俺は 怒りが収まらないそんな俺を知ってか知ら ずかほんまの話は止まらないせっかく医者 になれたのになんでもっと美人を嫁にし なかったんだよほんまはり勝ち誇った顔を していた俺はいても立ってもいられなく なり秋を連れて違う場所へと移動した ほんまとさおは俺たちの方を見て笑って いる見かねた橋元は俺たちを追いかけてき たおいみ富ほんまの言うことは気にするな よあいつが昔からそういうやなのは知っ てる だろう俺は確かにほんまはそういうやだっ たことを思い出し 中学生だった頃からほんまは負け嫌いで テストで俺よりも点数が悪いと俺のテスト 用紙をビリビリに破って捨ててしまうよう なやだったそして常に俺よりも上に立ち たいというような感じのやつだったほんま は秋と自分の妻を比較しているの か俺には言葉にできない怒りがこみ上げて きた秋はほには関係ないのにどうして こんなひどい言葉を言われなくてはなら ないの か俺は秋の顔を見た秋は俺にとっては最高 の妻であり自慢の妻なのだ惨めな思いをさ せてしまって ごめん俺は怒りで震える声で秋に精一杯の 謝罪をしたしかし秋はいいのよ私のために そんなに怒らないでせっかくの同窓会だ もの楽しみましょうと言って俺のためにお 酒を取りに行った橋本はそんなけなげな秋 を見てお前の奥さんお前にはもったいない くらいいい子だなと呟いた俺は橋元の言葉 に静かに頷いたそれからは本のことは忘れ て久しぶりに会う同級生との会話を楽しん だ料理はどれもおいしくてお酒も おいしかったほんまのことには腹が立った が同級生たちとの楽しい会話のおかげで俺 の怒りも少し収まってきたのだっ たそして同窓会も終わりの時間になった俺 と秋は帰り自宅をして会場のレストラン から出ようとしたその時またほんまが俺に 話しかけてきたのだまたご飯でも行こうぜ また思い出話でもしいよほんまは何事も なかったかのように言っている俺はそんな

ほんまにいけがさしたいややめとくよ俺が そう言うと隣にいた秋が肘で俺をついてき たほんまは驚いたような表情をして俺を見 ているありがとうございます今後も主人を よろしくお願いし ます秋は笑顔でほんまにそう言った俺は 驚いたほんまにひどいことを言われたのに それでも秋はほんまに優しく接している奥 さんよかったらうちの嫁に化粧の仕方を 教わるといいようちの嫁は化粧も得意だ からなじゃあまたほんまはそう言うとさお と一緒にレストランから去って行ったどこ までも失礼なやつだ俺はまた怒りで いっぱいになってきたすると秋は あの人はかわいそうな人よ人と比べること でしか自分の価値が分からないのきっと 友達もいないんだわだから私たちだけでも 友達になってあげましょうと言った秋は俺 が惚れた通り本当に優しくて真のある女性 だこの一見で俺はますます秋のことが好き になっ たそして同窓会から数日経ったある 診療所にいる時に俺の電話に本から連絡が あった明日仕事で美富士が住んでいる ところの近くに行くんだよかったら一緒に 食事でもしないか俺はほんまからの急なお 誘えに何と返事するべきなのか迷い思わず 分かったと返事をしてしまった家に帰って からあの時断れば良かったと思ったのだが 時すでに だった秋にこのことを話すとよかったじゃ ないほんまさんは裕君と仲良くなりたいの よと言ったほんまが俺と仲良くしたいそれ はないと思うが了承してしまった以上行く しかない次の日俺は仕事が終わった後思い 足取りで指定された居酒屋へと向かった 居酒屋にはすでに本がいた 今日はあのブスな嫁はいないんだなほんま はあって早々また秋のことを見下している ほんまの失礼な発言はどうにかならない ものかと 思う妊娠中だから夜はあまり外に出ない ように言ってるんだ俺がそう言うとほんま は笑ったそして本間はどのように美人上位 のさりを痛めたかを俺に話しだしたは秋の ようにさおりもほんまの誘えに乗り気では なかったそうだがしつこく誘って結婚に まで発展することができたそうだほんま らしいと俺は思ったそして俺が黙って ビールを飲んでいるとほんまは急に医者 だったら綺麗な女の子を選び放題だろう なんでまたよりによってあの嫁なんだよと 言ってきたのだ俺はほんまの発言に自分の 耳を疑ったここまで失礼な奴だったのか俺 は心底本馬を軽蔑したおい俺の嫁だぞ

そんな失礼なこと言うなよ俺は思わず 大きな声を出したほんまは一瞬びっくりし た顔をしたがすぐにまた笑い出したのだ俺 は本当のことを言ったまでだ自分だって 本当はそう思ってるん だろうはにみんなが振り向くような美女で はないが俺にとっては魅力的な女性だこれ からもずっと一緒にいたいと思っている俺 はもう我慢ができなかった俺はそんなこと は思ってないよ嫁は飾りじゃないんだ外見 なんて関係 ない俺はそう言うと居酒屋を出たすぐにで も本のそばから離れたかったのだしかし本 は俺をかけてきたおい待てよよかったら 可愛い女の子紹介するぞほんまは俺の腕を 掴んで言い放った俺はほんまの腕を 振り払った俺には秋がいるんだよ失礼な ことを言うのもほどほどにしろよ俺は走っ て本間から離れ急いで家まで帰ってきた もう2度と本馬と会うのはやめようと心に 誓ったのだ家に帰ってきた俺を見た秋は 何かを悟ったのか温かいお茶を入れてくれ た心を落ち着かせるにはお茶が1番ね秋は 俺を抱き寄せて背中をさすってくれた 温かい秋の体温で俺の怒りも消えていった それから数日が経過した外はすっかり秋の 景色になっていた今日はは秋の妊婦検身だ 俺も診療所を求心して秋の産婦人家につい てきた診療所を求心させることには抵抗が あったが秦中さんをはめとする常連の患者 たちにたまには秋の妊婦健診について行っ てあげるように言われたのだなんともお せかだが俺はそんな患者たちの優しい 気持ちをありがたく感じ たかは今回はお言葉に甘えて秋の妊婦検診 についてきたの だ待合室で俺は1人そわそわとしていた なんでそんなに緊張しているの秋は俺に 笑いながら話しかけてきただって今日は 赤ちゃんの性別が分かるかもしれない日 だろうそわそわせずにはいられない よ俺は待望の赤ちゃんの性別を楽しみして いたのだそれを見た秋はますます笑った そして秋の名前が呼ばれ診察室に入った 診察室にはエコーとベッドが置いてある秋 は医者の指示通りベッドに横になった医者 は秋のお腹にエコーの機械を当てたエコの 画面には赤ちゃんが動いているのが はっきりと映っていた俺は食るようにその 映像を見ていた先生赤ちゃんの性別は 分かります か俺の質問に先生はエコの画面に近づいた 先生の答えは予想外のものだっ た角度的に見えないですねまた次回見てみ ましょうね俺は先生の言葉に少しがっかり

した楽しみが増えていいじゃない 秋の言葉にそれもそうだなと納得した俺と 秋は待ち合い室に戻り俺は会計をするため に秋をソファーに座らせて受付へと向かっ たそして会計が終わり秋のとに戻ると秋は 見覚えのある人と話をしていたのだその 見覚えのある人とはさりだった俺はまた 嫌味を言われているのではないかと思い 急いで秋のとに向かったするとちょうど さおりの名前が呼ばれてさおは診察室へと 入って行ってしまったの だ大丈夫何か言われた俺は心配して秋に 話しかけたすると秋は笑いながら大丈夫よ さおさん子宮の辺りが痛むらしいのよ何と もないといいのだけれど 秋は心配そうな表情をした秋のことを悪く 言うような人の嫁のことなんて気にする 必要はないと言いたかったがそんなことを 言っても秋は心配するだろう俺はそうだな としか言えなかっ た次の日俺は診療所に出勤した今日は秋も 一緒に来ている家に1人でいるのはつまら そうで診療所の掃除がしたいそうだ もちろん俺は反対したしかし秋は診療所が 汚くなると患者に迷惑がかかると言って俺 の反対を押し切って俺についてきたのだや だ汚いところだらけじゃない裕君本当に 掃除してる の秋は怒りながら俺に行ってきたああ毎朝 きちんとやってる よ秋は俺の話を聞かずに必死に床の掃除を 始めた俺は秋が掃除しているのを見て内心 穏やかではなかったもし万が一にでもお腹 の赤ちゃんに影響したらどうしようと思っ たから だ私が掃除をしているところなんて見てい なくても大丈夫だからあなたは自分の仕事 に集中し ては少し怒り気味に俺にそう言ったが今 患者はいないしどうしても秋の方に目が 行ってしまうの だ俺は仕方がないからカルテの整理を 始めようとしたその時診療所の扉が勢い よく開いた秦中さんだった秦中さんは何 やら焦った表情で汗をだらだら流している そして息を切らしながら俺に必死に何かを 伝えようとしているせせ先生あああそこに ちょ女性がパニックに陥っている秦中さん は何を話しているのかまるでわからない ただとんでもないことが起こっていること は伝わってき た俺は秋に留守を頼んで中さんの誘導で 現場まで急いだ現場は診療所からは目と鼻 の先だったそこには腹を抑えて倒れ込んで いる女性がいた俺は自分の目を疑った倒れ

ている女性はさおりだったのだそばには パニック状態のほんまの姿もあったおい さおり大丈夫か本はさおりに必死に 話しかけているがさおはお腹を抑えながら 苦しい声を出すだけで本の言葉は届いてい ないようだったほんまは俺に気がつくと 驚いた表情をしたなんでお前がここにいる んだよそこの診療所で働いているんだよ そんなことはいいから何があったのか説明 して くれ俺は冷静にほんまに何が起きたのか 聞いた俺たちはただの紅葉を見るために車 を止めて歩いてたんだそしたら急にさおが 腹を抑えて痛み出したん だほんまは倒れているさおりのそばで 弱々しく言った俺は産婦人家での秋の言葉 を思い出していた子宮あたりが痛む婦人家 系の病気は俺の専門外だ俺は嫌な予感がし たみなんとかしてくれよお前医者だろ とりあえず救急車を呼ぶか俺はパニックに なっている2人を横目に急いである人に 電話をしたその人に聞けば婦人家系の病気 のことは何でも分かると思ったのだ俺は 状況を細かく報告した裕君急いで診療所に さおさんを連れてき て秋は電話越しに大きな声を出したそう ある人というのは秋のことだ俺は本馬と 秦中さんに手伝ってもらいさおりを診療所 まで運んだそしてベッドに横になって 苦しむさおりを見て秋の表情は青ざめて いったさおりさん少し前から家福部が痛む のよね秋は大きな声でさおに聞いたさおは 首を小さ盾に降った俺は静かに秋を見てい た秋はしばらく考えた後に大きく深呼吸を し たささんは一刻を争う状況だわ手術室が ある病院に運ぶ時間もないここで私が緊急 手術をするわ秋の言葉にほんまは正気か石 免許がない君にさりの手術ができるわけ ない だろう本は大きな声を出して秋を止めよう としたすると秦中さんはそんな本番を 抑えつけたあきちゃんなら大丈夫だよあき ちゃんは有名な産婦人家の医者だからね ほんまは驚いた表情で秋を見た秋は診療所 にあった白に着替えた秋は大学病院で産 婦人会をしていたんだ心配しなくても秋 だったらさおさんのことを助けることが できると思う よほんまは秋の手を握りどうかさおりを 救ってくださいと言った秋はそんなほんま の手を握り返したさおりさんは私が必ず 助けますでも助手が必要だわ裕君入れる ああ行くよ俺と秋は診察室へ入った本馬と 秦中さんは診察室の外で祈ることしかでき

なかったそう秋は俺と結婚するまでは俺と 同じ大学病院で産婦人会をしていたのだ秋 は敏腕意思として多くの女性から信頼され ていたその腕は病院長にも認められていて 部長にならないかとの打があったほどだ しかし俺と結婚して俺をえるために秋は きっぱりと大学病院を辞めてしまったのだ 俺は秋に仕事を辞めなくてもいいと言った のだが裕君を全力でサポートしたいという 秋の強い思いがあった俺はそんな秋の 気持ちが嬉しかったそして俺と秋には夢が あったそれは病院過疎地で診療所を開く ことだっ ただったら秋と2人で仕事をすることが できるし患者の要望などを深く聞いたり することが できる何よりも患者に寄り添うことが できる医療が俺と秋の理想だっただから俺 たちは診療所で働く機会を伺っていたのだ そんな時この診療所を手放す意志がいると 聞き俺たちが引き継ぐことになったの だ産婦人家がないこの地域で秋の存在は 大事だったある時秦中さんの息子の嫁が3 気づいてしまいこの診療所で出産すること になったしかしいくら生きんでも赤ちゃん は生まれてこないなんと赤ちゃんは魚子 だったのだ秋は慌てて緊急手術をして 赤ちゃんは大きなうぶ声をあげた秦中さん は孫の誕生を涙を流しながら喜んでい たそれからは秋の噂が広まりこの地域では 有名な産婦人家になったの だ俺たちが診察室でさおりの手術を始めて からどのくらいの時間が経過しただろう秋 はメスを手に取って手際よくさりの手術を している俺は秋の指示通りに動いたそして 手術は終了したさおりさん頑張ったわね 手術は大成功よ秋はそう言うと診察室の外 に出ていったほんまは秋の姿を見ると秋の とこに駆け寄った先生さおりは大丈夫なん ですかほんまは秋が何か言う前から涙を 流していたさおりさんはもう大丈夫です これから大きな病院に救急車で搬送して 入院してもらい ます秋の言葉に本間の表情は明るくなった ほんまは緊張が溶けたのかその場に 座り込んでしまっ たその後診療所の前には救急車が到着し さおを救急車に乗せ た診療所の周りには気づかなかったが たくさんの地域の人たちが集まっていた みんな秋の方を見て拍手をしているほんま は俺たちにふぶかと頭を下げてさおと一緒 に救急車に乗り込んで病院へと向かって いった俺と秋は診療所に集まったみんなに お辞儀をして診療所の中に入ったさおりが

助かってよかったと心から思っ た秋も同じ気持ちのようだっ た人を助ける仕事ってがあっていいわ ね秋はそう言うと待合室のソファーに横に なった久しぶりの手術で疲れてしまったの だろう秋はそのまま眠り始めてしまっ た俺は秋にそっと毛布をかけて可愛らしく 眠る秋をしばらく眺めていた次の日ほんま は1人で俺と秋が住む自宅を訪れてきた いつもの本とは違いかしこまった雰囲気で 自宅の玄関に立ってい た今までの俺の失礼な発言や態度は本当に 愚かだった今はとても反省しているし そんなことをした自分が今では信じられ ないよ本当に申し訳なかったほんまはそう 言って俺と秋に土下座をしてきたのだ秋は 慌ててほんまに土下座をやめるように言っ たがやめようとしない 俺は今までずっと負けすらで人に勝つこと ばかり考えていたでもみ富と奥さんを見て いて人に勝つことばかりが大事なことでは ないと気づいたよそれ以上に大事なものが あるって今回の件で分かったんだほんまは 震える声で一生懸命俺たちに思いを伝えて くれた秋は分かってくれたら私たちはそれ でいいんですよ中に入ってコーヒーでも 飲みませんかと言って本馬を立ち上がらせ たほんまはようやく家の中に入った秋が 入れてくれたコーヒーを飲みながらほんま は思い口を開いた俺には俺よりも出来の いい兄がいるん です本間は俺たちに過去の話をしてくれた ほんまは2人兄弟の末っ子で出来のいい兄 といつも比べ育ってきたそうだ本の両親は 人の外見やテストの点数で勝敗を決める ような人たちだった らしいそんな両親を喜ばせるためにも ほんまは外見や職業にこだわって生きてき たのだほんまが勝ち負けにこだわる 負けず嫌いになってしまったのも両親の 影響が大きいだろう俺はほんまに道場した 俺変わるからずっと俺と友達でいてくれる かほんまは俺の顔をまっすぐ見ている俺 たちはもう友達 だろ俺の言葉にほんまの目からは涙が溢れ ていたそれを見ていた秋も泣いていた俺と ほんまは握手をしたその後本馬は回復した さおりと一緒に度々俺のとろに遊びに来 たり一緒に食事をするようになった今まで の失礼な態度が嘘だったかのように俺と本 は仲良くなった秋とさおもプライベートで 会っているようだこれからも本馬とさおと は良好な関係を続けていきたいと思って いるそれからしばらくして寒い冬がやって きた俺は産婦人家の分娩室に急いでいた秋

に陣痛が来たのだ俺が分娩室に到着すると もうすでにさおと本馬が分娩室の前の ソファーに座っていたみな富士遅いぞ本馬 とさおはそわそわしている俺は母子共に 健康に出産を終えることができるように ひたすら祈っていたその時分娩室から 赤ちゃんの大きな鳴き声が響いてきた そして赤ちゃんを抱えた助産師が出てきて 赤ちゃんを見せてくれた元気な女の子です よ母子ともに健康です 俺は赤ちゃんの顔を見て安心して涙が出て きた2人とも無事でよかったさおは本馬と 抱き合って喜んでいる俺は分娩室にいる秋 に可愛い赤ちゃんを産んでくれて ありがとうと言った秋は笑顔でピース サインをした俺と秋は生まれてきた 赤ちゃんに俺たちの名前の一文字を取って 勇気と名付けた それからまた月日が流れた今日は診療所の お祭りの日だ日頃の感謝を込めて俺と秋で 企画した常連の患者たちがたくさん集まっ てくれた祭りは正教ね大きくなったお腹を さおりは撫でながら本番に行った とりあえずさおりは絵にでも座ってろよ お腹の赤ちゃんに何かあったらどうするん だよほんまはすっかりパパになっている お祭りなんて久しぶりだなゆきちゃんおじ ちゃんと一緒に金魚救いでもやるかゆきは 喜んで秦中さんについていったこれからも 俺は秋とゆきと一緒にこの診療所を守って いこうと [音楽] 思う な何よこれどうなってるのえ 何冷静沈着な霧谷課長が動揺し大声をあげ て戸惑っている時点で異常事態だと分かる ここに来て数ヶ月の俺でも分かったのだ から他の行員たちの間にも緊張が走っ たみんな顔を見合わせて一瞬の沈黙が流れ た後急いで霧谷課長のデスク近くに 集まるすると霧谷課長は口をパクパクさせ たままパソコン画面を凝視し心なしか体が 震えているようにも見えたまさかうちの 銀行でこんな被害が出てしまうとは思いも しなかった俺は自分の経歴を隠してここに いるので出る幕はないだろうそれでも数 ヶ月の暗を共にした仲間たちのピンチに 立ち上がらないわけにはかなかっ た俺の名前は岡本 武明銀行のリスク管理部信用リスク管理家 に所属している39歳の一般行員だメガ バンクではなく地方銀行の視点 勤務現在は独身で彼女もいない1度は結婚 に憧れを抱いていたもののこの年になると もういいのではないかと思い出しただから

無理に相手を作る気はないしこのまま仕事 1本でもいいと考えて いるさて普通の人がイメージする銀行員と いえば窓口で作業をしている姿ではない だろうかそれは間違っていないが俺はそこ の担当ではないいわゆる 裏方縁の下の力持ちといった表現が妥当 だろう銀行はお金を取り扱う以上最新の 注意を払う必要が あるお金の管理はもちろんのこと顧客管理 も重要な業務だ万が一にも個人情報などが 漏洩することは許されることでは ない俺たちリスク管理部の人間はそういっ たリスク対策を主な業務内容としているの だ特に信用リスクは銀行の本業である融資 業務から派生するリスクであるがゆえに 銀行の存続を揺らす事態に発展しかねない だからより重要な管理と高い専門知識が 求められるの だ俺は現在この銀行において役職がない 一般行員であると言ったが決して39歳 までフラフラ適当なことをしていたわけで はない前職ではきちんと定職についていて 課長も任せられてい ただからこの銀行にやってきた時もポスト を用意すると言われていたそれを俺は断っ たの だ俺はこれまで銀行勤めをした経験はなく 能力を買われてここにやってきたので ずっと銀行勤めのエリートたちからしたら 面白くない話だろうと思った からそれだけにとどまらず役職まで与え られてい たら俺は争い事を好まないし他者が 言い争う様を見るのも嫌いだなるべく平穏 な毎日を過ごしたいだから一般行員という 当たり障りのない立ち位置でスタートする ことに決め た前の会社でも卑劣な派閥争いや出世 レースにはどうも気乗りしなかったし周り が結婚する中独身の俺には深夜残業や出張 の命令が下された別に家庭を持った人に 対して嫌味を言いたいわけでは ないその辺の管理は上司がやる仕事なのだ がそれを放っておいて社員同士を争わせる そのやり方にけがさし た俺が転職を考えた大きなきっかけで あるそんな時にこのリスク管理部が人員 募集をかけていると知りダメもで自分を 売り込んだら採用してもらえた偶然なのだ 俺がここにいられるの は波風立てたくないし2度と前の職場の ようなギスギスした雰囲気を味わいたく ないその一心だっ た俺がこの銀行にやってきて早や数ヶ月が

経過したある時やはりリスク管理をする 部門なだけあって忙しさには目が回る思い だったが前の会社と比べると大したことは ない無理な残業は強いられないし仕事が 終われば定時で 帰れるこの普通のことが今まで普通で なかった分俺は充実した日々を遅れてい た前の会社では仕事ができる人間であれば あるほど仕事料がどんどん増えていたから やりがい搾取もいいところだと思っていた 俺にとってこの環境は願ってもなかった こと全ては俺の直属の上司である信用 リスク家の課長霧谷さやかのおかげ だ霧谷課長は女性で36歳という若さなの にその有能さを買われて課長の座について いる俺から見ても彼女はかなりのやり手で 火の打ち所がないそれに加えて容姿鍛錬と 来たら叶うものなどいない だろう自分の仕事はは自分で片付けるこれ は基本 よこれが霧谷課長の口癖だっ た自分のタスクもこなせないでどうすると いう 感じ俺は嫌いではないこの考え方はだが 当然霧谷課長に異を唱えるものはいた27 歳と俺より一回り年下の同僚である林正は 休憩中によく霧谷課長への愚痴をこぼして い た霧谷課長ってさ強調性のかけらもない鉄 の女ですよねチームでやる以上みんなで 手分けした方が早く終わるのに岡本さんも そう思いますよ ね返答に困った俺はひとまず苦笑いを 浮かべる霧谷課長の言っていることは 間違って ないどちらかと言えば正論なので他の公演 たちも思うところはあるがはっきりとは 言えないという雰囲気だったただ林の言っ ていることもまた 正しい俺たちはチームだ誰かがサボって いるとかなら話は違ってくるが少なくとも この信用管理家の人間はみんな気真面目な 性格の人が多くサボるという概念すらない のかもしれない だからこそみんなで手分けした方が早いと いうのも正しい こと誰かを庇うなんてことはできず俺は コーヒーを口に含んだ後でそうだねとしか 言えなかっ たその後も林は休憩時間になるたび俺を 誘い一緒にコーヒーを飲むその時に霧谷 課長への苦言を呈すことがお決まりとなっ ていた どうやら林は霧谷課長があまり好きでは ない

らしい彼は優秀な行員ではあるもののやや 怠け癖があると俺は思っていたサボりでは ないが仕事中にデスク前でぼーっとして いることも ある林からしたらちょっとの休憩のつもり だろうが霧谷課長はそれを厳しく評価して いたため俺嫌われてるんですわと林はよく ぼやいてい たそれからさらに数週間が経過最近融資を してくれという声が多い傾向にあるらしく その分俺たち信用リスク管理家も多忙を 極めてい た貸し付けは慎重に行わなければならない がそれ以上にを回収しているまもしっかり とタを続ける必要が ある万が一融先が倒産でもしたら回収が 困難になるため打ち切りを決める タイミングも大事になってくるのだそう いった事情から銀行外での仕事も多くなり 俺は久しぶりに残業する日々を過ごしてい た正確に言えば自分の仕事自体はほぼ 片付いている残業するにしても1時間あれ ば十分だったそれでも俺が毎日夜遅まで 残業しているのは他の行員のヘルプに入る ため言われたわけではないが俺自らがそれ をやろうと思って いるここに来てから何も分からない俺に 今節丁寧に仕事を教えてくれた仲間たちが 困っているのだ手を差し伸べない理由が ない林もまたその1人であり俺がヘルプに 入ると岡本さん待ってましたよここ最近 迷惑ばかりかけてすみません助かりますと 言って感謝の言葉を述べる悪い気はしない 先ほど彼について人よりプチ休憩が多い から霧谷課長に厳しい目で見られていると 言ったが俺は知っているのだ林が効率家と 言って少しの休憩をを取った後は誰よりも 真面目にそしてスピーディーに仕事を こなしていること をたった数ヶ月しかいない俺だがそれでも 林が仕事熱心な性格であることは分かって いるつもりであるそれに俺のような40代 目前の寂しい独身おじさんにも優しく接し てくれる彼には感謝しているの だ周りの人にもそれは 当てはまるだから自然と手伝いたい 助け合いたいという気持ちが芽生えていた しかしながらここで水を刺す人間が 現れる言わずもが霧谷課長 だはし君それはあなたの仕事じゃないの あなたがちょこちょこサボっているの私 知ってるんだからねあんな休憩をちまちま 取る暇があるなら手を 動かすそれができていたらすに自分の タスクを完了させた岡本さんが手伝うはめ

にはならないはず よその言葉にむっとした表情の林が反論 しようと口を開きかけたそこで俺は慌てて 仲裁に 入る霧谷課長違うんですよこれは僕が 好き好んでやっていることです僕は見ての 通り妻も子供もいませんし身軽なんです やりたいからみんの仕事をうのはいけない ことでしょう か俺がそう言うと霧谷課長は黙り込んだ 何か言いたげにはしていたものの俺が言い なら構わないと言って自分のデスクに戻っ て いくほっと胸を撫で下ろすと案の定林が 文句を口にし たなんなんですかね霧谷課長は俺別にボっ てるわけじゃないしちょっと目が疲れた から5分休憩しただけで文句言うとかあり えないです よまあまあ落ち着いて霧谷課長にも悪気は ないんだあの人はなるべくみんなを定時で 返したい一心でああ言っているんだよ わざわざ嫌われ役を買ってでも ねなめるようにしてそう言うと林もそれ 以上は何も言わなくなった彼なりにも谷 課長が何をいるのかは分かっているよう だっ たさてもうすぐで18時になるし急いで 仕事を片付けよう そう思って林の仕事を少しもらって自分の デスクに移動しようとすると珍しく霧谷 課長が大声をあげ たな何よこれどうなってるのえ 何冷静な課長が動揺し大声をあげて戸惑っ ている時点で異常事態だと 分かるここに来て数ヶ月の俺でも分かった のだから他の行員たちの間にも緊張が走っ たみんな顔合わせて一瞬の沈黙が流れたが 急いで霧谷課長のデスク近くに 集まるすると霧谷課長は口をパクパクさせ たままパソコン画面を凝視し心なしか体が 震えているようにも見え た何があったのだろうそう思って俺はこの 異常自体の現況であろうパソコン画面を 見ると画面にはウイルスに感染しましたと いうウンドウが表示されていたよくある やつだ例えばスマホを使って何かサイトを 見ているといきなりこのデバイスに脅威を 知しましたみたいな表示が出ることが あるこれらが表示されて本当にウイルス 感染している確率はごく わずかあくまでも使用者の同様を招いて 判断力を鈍らせる罠であるためこの基本が 分かっていたら焦ることもない だろう大体はソフトやアプリを

インストールするような誘導文があるはず 目線をウウの下にやると やはりそこにはウイルスソフトを導入する という文字とボタンがあっ た俺は霧谷課長にそれを押してはいけない と言おうとしたがそれより早く霧谷課長は ボタンをクリックしてしまった途端に 真っ黒になったパソコン画面どうやら 再起動したよう だみんなは治ったのかと言っているが俺に は最悪の事態が起こってしまったことが 分かり硬直状態に なるだめだ今のはマルウェア だその言葉に全員の視線が俺に 集まる林が何ですかそれと聞いてきたため ITに詳しくない人でも分かるように説明 しようと言葉を選ん だ えっと要は有害に動作させる目的で作成さ れたソフトウェアやソースコードの総称 ですウイルスもその1つでおそらく今のは ユーザにとって最悪の状況を作り上げそれ を解決する手段として有効ソフトの ダウンロードを迫ったトロイの木場かな いや相手によってはもっと最悪 の分かりやすく言ったつもりがかなり専門 用語を出してしまいさらにみんなは険しい 顔をした俺は咳払いをした後に不正 アクセスですと答えるとざわつき出すそれ もそうだろう俺たちにとって顧客情報が 漏洩することはあってはならないこと不正 アクセスといえば企業が悪意のある人間に やられてしまって個人情報が流出し謝罪 会見を行っているのを見たことがある人も いるだろうそれを想像したに違い ない銀行にとって信用問題は切っては 切り離せない重要なものだそれがたった今 脅威にさらされている 状況先ほど切谷課長の画面に現れたウウは あくまでも第一挙動でユーザの誘導を目的 とした罠だったことは間違い ないソフトをインストールするという ボタンをクリックしてパソコンが急に 再起動したということは間違いなく犯人は このパソコンに不正アクセスをしている 相当腕の立つ相手 だ犯人はかなりの専門知識を有している クラッカーに違いありません不正アクセス ができるようになった以上バックドアを 仕掛けている可能性もありますこれ以上は うちで対応するのは不可能なのですぐ専門 企業にフォレンジック調査を依頼し ましょうもはや一刻の猶予も許されない 状況その1分1秒が過ぎ去っていく間に 犯人は何らかの個人情報を抜き取っている

かもしれないの だそれでもここは銀行なのでそういった 反抗に対してのセキュリティ強化を行って いる重要な個人情報であればあるほど強力 なロックをかけているため相手がよほどの 手だれでない限一瞬で突破されることは まずない だろう個人情報留出という現実をしばらく はみんな受け入れられないでいたものの さすがはエリートたち林が部長に報告して きますという言葉を皮切りにみんな一斉に 動き出し た焦りは滲んでいるものの各々自分が できる最善を尽くそうと懸命に動いている 本店の責任者に連絡をするものや地天長へ 急ぎで電話をするものセキュリティ会社に フォレンジック調査がすぐできないか打 する もの一般行員たちがそうやって動いている 中霧谷課長は目を白黒させたまま硬直して いた理解が追いついていないの かどどうしようどうしよう とブツブツ呟いている だけ混乱してはいるが再度説明している暇 なんてなかっ た俺はなんとか霧谷に課長を励まそうと声 を出そうとしたがそんな言葉をかけた ところで意味がないと悟ったならばする ことは1つしかない俺は心を鬼にして叫ん だあんたはその程度でくっす人間じゃない だろう [音楽] その言葉に霧谷課長ははっとしたような 表情になった俺の一括で我を取り戻したの か目の焦点が会いハイライトが戻ってくる 霧谷 課長自身の頬をバシっと叩いて気合いを 入れたのか先ほどの焦りの表情はどこかへ と吹き飛んだように見え たそうだわ私がこんな状態でどうするのよ やらなきゃいけないことがあるじゃない しっかりし なきゃそれでこそいつもの理り霧谷課長だ だがここで問題が起こった部長に連絡を 入れた林と別の講員はフォレンジック調査 を依頼しようとセキュリティ会社に連絡を したそうだだが愛に営業時間を回っている ので対応できる社員が少ないらしい もちろん24時間体制で動けるようにはし ているそうなので調査自体は無理ではない が物理的な問題があっ たここは地方銀行の視点田舎なので セキュリティ会社から急ぎ担当者が派遣さ れたとしても片道30分は かかる本来であれば担当者が到着するまで

パソコンには触らないでいるのがいいが そんな悠長なことは言っていられない俺は 頭をフル回転させた何のために俺が自分の 過去を捨ててまでこの銀行にやってきて再 スタートを切ったのか時間で言えば数秒 程度だが俺は長い時間考え込んだかのよう な感覚だったそして決意を 固める俺は何も言わずに霧谷課長のデスク 前に腰を下ろすとキーボードに手をかけ たちょっと岡本さん何やってるの何も触ら ず置いといてって言われたじゃ ないそんな言葉にかせるようにして俺は 冷静な声で答えた銀行のピンチなんです僕 にできることはやらせてください黙って指 を加えたまま見ているわけにはいかないん です俺の言葉に霧谷課長の瞳が揺れたどう するのが正解なのかもはや誰にも分から ない状況だからこそ正解に導けるものが いるのであれば正しく導いてやらなければ ならないの だランサムウェアのフォレンジック調査で は高度なログ解析技術と専門技能それから ノウハウが要求されるつまり波大抵の セキュリティエンジニアでは歯 そのため社内の担当者がそういったことを 自力で行うことは困難を極めるため今回の ような場合は早急にセキュリティ会社など に専門家を派遣してもらうことに なる大きな会社であればそういった エンジニアが常駐しているかもしれないが コストの関係もあるしうちのような田舎の 銀行視点にそんな人がいるはずもない それは俺のような人間からしたら常識の ことだっただからこそ犯人もあえてうちの ような視点を狙ったの だろう1度ハッキングに成功したら後は芋 式で本店の重要データベースにまで侵入 できるかもしれない犯人は思っていた以上 の強敵 だ俺は唾を飲み込み呼吸をしでから キーボードを打ち始め た慌てて止に入る霧谷課長を止めて林が首 を横に 振るみんな心配そうな表情を浮かべながら 俺のことを見守るしかできないの だより一層緊張が高まるがそんな中でも俺 はアドレナリンが出ていたからか キーボードを打つ速度がどんどん上がっ たそれからしばらくの格闘の末ため息を つきながら顔をあげる途端に質問攻めに あっ たどどうなったんですか何をやっているの かさっぱりだけど一段落ついた の俺はにこっと笑い現状を説明したなんと か重要な個人情報の保護には成功しました

安全なサーバに移動させているのでそこは 大丈夫でしょうただ相手もなかなか行動が 早くて過去の契約については情報を抜かれ た可能性があり ます過去の契約と言ってもこの銀行でどう いった契約があったのかという触りの部分 で顧客情報などは漏れてい ない一部漏洩はあったものの顧客たちに土 下座して詫びるほどの被害には至らなかっ たの だそれを聞いたみんなは力が抜けたのか その場にへたれこんだり換気の声をあげ たりするものもいるそんな中霧谷課長だけ は神妙な持ちで俺のことをじっと見つめて いたの だその後セキュリティ会社の担当者が到着 俺がことの次第を説明し再度確認して 欲しいとお願いした担当者は驚きの表情を 浮かべつつも確認をしてくれたが 途端にこれはすごいと呟い た説明されていた通りウイルスの脅威は もうないと思われますバックドアの検地も しませんでしたただ再度クラッキングさ れる可能性を考慮していや僕の出る幕は なさそうですね驚きましたよ岡本さん こんなところにいたんですかえええまあ ごしておりますお元気でした かこの担当者とはちょっとした顔見知り だったためみんな不思議そうに俺たちの 会話を聞いていたその後騒ぎを聞きつけた 遠や執行役員たちが到着しどうなったのか 焦りながら担当者を質問攻めにして いる担当者は大丈夫だったと伝え後のこと を簡単に説明してから帰っていったとり たちも暇な人ではないので今回のことの 処分についてはおって説明するとだけ言っ て去って いく時刻はすでに21時を回っていたする とマをじして林が疑問をぶつけて くるでこれはどういうことですかね とりあえず邪魔したらまずいと思って黙っ ていましたけどやっぱ本さんただ者じゃ ないですよ ね勘の鋭い林は俺がここに来た時から普通 の人ではないとなんとなく分かっていた そう だいやおかしいとは思ってたんですよ39 歳で前職もしっかりしている人が平から スタートって時点であれって思ってさっき の担当者とも知り合いだったみたいだし 岡本さんの前職はずばりセキュリティ エンジニア でしょう自信たっぷりに言う林の姿に俺は 先ほどまでの緊張が解けたのかどっと笑っ てしまっ

たごめ とそう言って俺は林に自分の過去を 打ち明け た言うつもりはなかったのだが林やここの かの人たちになら行ってもいいかと思っ てみんな仕事がまだ残っているというのに 俺のどうでもいい昔話に数分間付き合って くれ たこんなにみんなでワイワイ話すことが なかったので気づかなかったがこの輪に 霧谷課長の姿はなかっ たその翌日俺が出勤するといきなり霧谷 課長に呼び出された内容は分かるような気 がしたので何も聞かず彼女の後を 負う季節は秋肌寒くなってきてホットの缶 コーヒーが番おいしく感じる時期 だ銀行の裏にある公園のベンチに腰かける と霧谷課長は何も言わずにブラック コーヒーを 差し出す霧谷課長は確か甘いものが好きで ブラックコーヒーは苦手と言っていたが俺 がブラックばかり飲んでいるの知っている よう だきっと林のことも厳しい口調で注意し ながらも本当はよく見てあげているの だろう現に林には小心の話が上がっている からそんなことをぼんやり考えながら頂い た缶コーヒーを開けて口に含むと同時に 霧谷課長が口を開い たちらっと聞いたけど岡本さんあ前職は ハッカーなんですっ て一般の人はホワイトハッカーって言い ますよね本来ハッカーというのは悪い意味 ではなくそっちの意味ならクラッカーって 言うんですがおっとすみませ んついうっかり専門的な用語解説を 始めようとしたので口をつむと霧谷課長は 今までに見たこともないような柔らかい笑 をを浮かべながら続けてと言っ たどうしようかとは思ったがまだ修行時間 までだいぶあるし本人がいいと言うなら 少し 話そう昨日俺が放った専門用語の解説をし つつ林たちに話した過去を打ち明け たハッカーといえば悪いイメージを 浮かべる人もいるだろうが本来はそうで ない分かりやすく噛み砕いて言うと コンピューターに関してものすごく詳しく て色々できる人の総称だそれを悪用する人 のことをクラッカーと言い昨日の犯人が 行った不正アクセスなどをクラッキングと いう一般人では区別ができていない人が 多いので正義のハッカーをホワイト ハッカーと呼ぶようになったそう だ自慢じゃないですが昔は天才ホワイト

ハッカーだって言われてモテはやされてい たんです よ俺は小さい頃から数学と物理が大好きで 小学生の頃に好きな有名人はアイザック ニュートンとか言ったくらいにフェルマー の最終定理を卒論テーマにしたくらいに 理系にのめり込んでいまし た思い出すと若い頃は何だってできたから 本当に楽しかっ た自分の知識を生かして人のためになる 仕事ができる自分が誇らしかっただから セキュリティエンジニアになる道を心ざし たのだフリーで活躍できるくらい実力を つけ たい20代の頃はそう思ってセキュリティ システムの企画や実装運用や保守後輩への 教育などを全ての業務に熱を入れていた 米国暴走省も採用しているサイバー セキュリティの資格や日本でも災難間と 呼ばれる資格も有しており30代半ばまで 俺の人生は順調そのものこういった実績を 買われて本来であれば俺は本店の重要 ポストに着く予定だっただが俺はそれを 断る時にこう言ったの だ田舎の視点こそすぐセキリティに対応 できる人がいた方がいいと思います僕の 経験上本社よりも死者が狙われてそこの なんてことない社用PCから多くの情報が 抜き取られた事件がありますクラッカーは セキュリティホールをつくのがうまいので 企業の人手不足やコスト削減などについて も詳しいんです よそういうことから俺はこの田舎の視点に 配属されのだただ理由はそれだけでない俺 が仲間たちに華々しい経歴を隠してまで今 の視点にやってきたのにはとある心残り からだったの だ霧谷課長いや長嶺さやさん僕のこと覚え ていません か自分の急性を言い当てられた霧谷課長は 驚きの表情を浮かべただがすぐ にやっぱりあなただったのねあの時の エンジニアさんはと言って目を細め たしばらくの沈黙で俺は過去に思いを はせる俺がこの銀行にやってくる数年前の ことだ当時勤めていた会社にある依頼が 入った長嶺さんという男性が社長していた 会社からセキリティ教化についての相談が あり手が開いていた俺が担当することに なっただが相談をする直前に長嶺さんは急 病でなくなり後継者教育を施されていた 霧谷課長が後を継いだそう俺に過去がある ように霧谷課長にも過去が ある彼女は以前課長ではなく社長と呼ばれ ていたの

だ父親の救世後トップに立たされてなんと か切りもりしていた霧谷課長だったがそう うまくはかなかったそうだやはり社長の娘 というだけで反発が出たのだろうどうやら そこはダソン女SHOWの考え方が根強く 残る地域でもあったがゆえに女性が社長に なるなんてありえないと昔から務めている 社員に言われたそう だ銀行との合いがつかなくなって子を 打ち切られてしまい経営はどんどん赤字に 傾いて しまうそれでも霧谷課長は父親から 受け継いだ会社をなんとか存続させたい 一心で何事にも前向きに取り組んでい た実際に彼女が社長だった頃先代の頃に かわした談話をしようと1度だけ会社を 訪問したことがある 俺が出向いたところ何やら霧谷課長と社員 が揉めている光景を目撃し た霧谷課長は一生懸命セキュリティ教化の 重要性を語り保守点検には力を入れた方が いいと言ってい たそれに聞く耳を持たない社員たちそんな ものに金をかけるなら給料上げろと言って いたのをよく覚えている結果として契約は 拍に戻り俺と霧谷課長がその後直接会う ようなことはなかっ たただまた聞きでその会社が倒産したこと を知った俺その時にあの霧谷課長の懸命な 横顔がノりに焼きつき離れなくなってい たたった1度会っただけの他人だったはず なのに何度も頭を下げてみんなを納得さ せようとする そのけなげな姿が強烈なインパクトを与え たのだろうだが会社が倒産してしまい父親 のせいである長嶺を捨てて母親の救世で ある霧谷を語る彼女に何があったのか知り たかっ たそれから数年して俺は転職を考えていた ところここの遠に食事へ誘われ た俺が転職先を探していると聞きつけ ヘッドハンティングしてきたのだまあその 前に俺がそれなりにアプローチをして 売り込んだからみんなが想像するような ヘッドハンティングとは少し違うかもしれ ない が元々俺は本店勤務の話を飲むつもりでは いたがとりがこぼした言葉で180度考え 方が変わっ たうちもそろそろ視点のセキュリティ教化 に力を入れなければならなくてねそこに君 が来てくれたら助かるよ色々アドバイスを してほしいねそうだね最初はあの視点が いい長峰じゃないね今は切谷か霧谷さんが そういった話を積極的に押し進めている

からあそこから手を つけよう長嶺さんという人なんて全国を 探せばれなりにいるだろうだから確信は 持てなかったがある意味で賭けだったのだ あの時の長嶺という女社長が今は霧谷と いう苗字を名乗っているまた会えるかも しれないその一心で俺はこの視点への配属 を希望したの だ前職を伏せていたのは最初に俺が言った 通り波風を立てたくないからただそれだけ だった これまでの話をしてちらっと霧谷課長の方 を向くと俺の方をじっと見たまま涙を流し た何かまずいことでも言っただろうか過去 の話を出したのがいけなかったのかもしれ ない俺は女性と付き合った経験が乏しいの でどう慰めたらいいのかわからなくなり 年がもなくおろおろし始め たすすみません女性からしたら嫌でしたよ ねこんな風に後を追われるの は俺がそう言って頭を下げると切谷課長は 顔をあげてと言ったとても優しい小穴で俺 はほっとしながら顔を あげる霧谷課長は加藤コーヒーの缶を 握りしめたまましばらく考え込む様子で ういたそして再び顔をあげると俺の目を じっと見つめる 漆黒の瞳に捉えられた俺が動けず硬直して いると霧谷課長はこう言っ たしがない心マ女社長のことを覚えていた なんて嬉しいわあなたからしたら当時の私 なんて経営のイハも分からないペーペに 見えたでしょうそれなのに偉そうに セキュリティがどうのこの言ってて笑っ ちゃうもっとやるべきことあったはずなの にね結局あの後経営不審とセキュリティの 穴をつかれて個人情報が流出し責任を取っ て会社を畳んだの よ思わぬ真相に俺は片を飲んだそれと同時 に昨日霧谷課長があのように取り乱して いる様にも打点が行ったきっと当時の トラウマを思い出していたの だろう小さな会社ですら個人情報の留に よって倒産したり時には多額の借金を抱え たりしてしまうどうやら霧谷課長が長峰の せを語らなくなったのは借金が関係して いる らしい父親が生前経営不信をごまかそうと 怪しいところからお金を借りていたそうで 借金取りの追跡から逃れるために母親の休 を名乗るようになったそうだするとここで 谷に課長は思わぬ真実を明かし た実は私もあなたのことを覚えていたの 以前とは随分痩せて髪の毛も短く揃えて いるから気がつかなかったけど他の人から

は倒産間近の会社だって後ろ指刺されて 借金取りに追われる私たち家族に見向きも しなかったそれでも岡本さんはちゃんと私 との相談に来てくれたそれがさちょっと だけ嬉しく てその後も霧谷課長はどのような経緯で ここの課長になったのか教えてくれた実は ここの店長とは親戚関係だそうで心配した 店長が霧谷課長の真面目さを買って入れて くれたそうだだがコと言われるのが嫌で 霧谷課長は鉄の女を演じてとに厳しく接し ていた らしいみんなに認めてもらいたいが故に 本当の自分を隠していたの だ私が店長の親戚だから何も言う人はい なかったのよでも昨日岡本さんはそんなの 関係なしに私を一括したでしょうあれでさ いろんな意味で目が覚めたのよ ありがとうそう言って頬をあめる霧谷課長 に俺は心臓をわしづかみされたような気分 になっ たどうやら俺たちはたった1度の出会い だったのに総子相愛だったよう だまるで磁石の対局です ね分かりにくい例えやめて くれるそう言いながらも霧谷課長は今まで 見たこともないほどの満面の笑を浮かべて い たいつも自分がんとかしなきゃならないと いう焦りの表情は綺麗さっぱり 流れ落ち霧谷課長本来の姿がそこにあった の だその後犯人は逮捕されたが霧谷課長は 今回の県について責任を取ると言って退職 を申し出ただがそれは全員から止められた 霧谷課長が過去に自身の会社が クラッキングで倒産したトラウマから焦っ てボタンを押してしまったことは紛れも ない事実であるだがその後の迅速な動きや 俺の対応で最悪の事態は免れていただから 一般行員となって再スタートするという ことで本人と上層部で話がまとまったよう だみんなその知らせを聞いてほっとアンド のため息をついた林もそれは同じだった 霧谷課長がいなくなったらここはもう 終わりだ よそんな冗談を添え てその霧谷課長の公人に選ばれたのがなぜ か俺だった林 曰本来本店勤務だった人が視点の課長って だけでも異常なんだからこれくらい 受け入れてくださいとのこと周りからの 後押しや霧谷課長本人からもそう言われた ので俺に受け入れる以外の選択肢はなかっ た課長という役職やリスク管理部門という

特殊な環境家で仕事をしているので決して 楽ではないし時には残業しなければなら ない仕事も多いそれでも臨機応変に俺たち は協力し合えるいい関係性を気づいてい た最初は霧谷課長のやり方に苦を呈してい た も確かに自分の割り当てられた仕事を こなすことが第一目標だよなと言って霧谷 課長の考え方に納得したそうだ同じく霧谷 課長も時には手を取り合ってみんなで仕事 をする方が早い場合もあるわねと つぶやきこれまで林に強く当たってしまっ たことについて謝罪してい た下げる頭があるだけ彼女は心の綺麗な人 だということが 分かる林もこれからは勝手にふらっとい なくなったりデスク前でぼーっととしたり しないよう気をつつけると言ってい たこうやってお互いの価値観や考えを尊重 し合える空間となり俺は自分の思い描いて いた平穏な毎日を遅れて [音楽] なんだこんなところでもパソコンを使って 遊んでいるのかさすがは無能なシステム 開発化の人間だな仕事もしないでパソコン ばっかりしてるやつは 首2代目として就任した田島社長から 突拍子もない首宣言を受けて俺は思わず 固まってしまったどうしていきなりそんな ことをと聞くと後ろからま社長の息子で ある勇気が顔を出したなるほどそういう こと かわかりました来月末で退職しようと思い ますだがこの直後の事件で止まっていた 運命の歯車が大きく動くことになっ たあることに気づいた勇気はとんでもない 行動を 起こし俺の名前は月原直42歳のがない サラリーマンだ家族は37歳の妻と小学生 の娘と3人で暮らしており平凡な毎日を 過ごしてい た俺はシステム開発を担当する部署に配属 されているため顧客と直接関わるような 仕事はしてい ない基本的に営業が仕事を取ってきて俺 たちが実際のシステム開発をする運用に 関してはシステム運用家の方が担当して いるのでシステムの全てを網羅している わけではないだからお互いの家や部署が 協力し合わないといけないがうちは営業部 との相性が最悪だったいや以前までは そんなことなかったのだがあることが きっかけで会社全体の雰囲気が大きく 変わってしまったの だ俺たちは日々パソコンと向き合って

システム開発をするのが仕事だというのに 営業部の奴らはパソコンにしか相手にされ ない根暗どもと言ってあざ笑ってくる自分 たちが仕事を取ってこないと俺たちの仕事 もなくなると思っているのか天狗になって いるのだどれもこれも営業部の部長に抜擢 された2代目社長の息子田島勇気に原因が あった勇気はまだ30代前半と若く前の 職場では管理職の権限もないのにいきなり うちの会社の営業部長の席にコで座ったの だ営業部の奴らはみんな2代目社長である 田島裕介に媚を売ろうと息子である勇気の やり方に同調している2代目である田島 社長はとにかく何もできない人なので余計 に反感を買っており会社の雰囲気は めちゃくちゃだった仙台社長がおられた時 はこんな風ではなかったの に実を言うと俺は2年前の40歳の節目に ここへ転職してきたのでこの会社において は平社員という立位だ前職もIT関係の 仕事をしていたことから仙台社長に部長の 椅子を用意すると言われすでに部署の社員 たちにもそれを説明していたそうだだが俺 は家庭を大切にしたいので平社員でお願い しますそれに現在のシステム部部長の片山 さんはまだまだ現役ですし大り必要もない と思いますと言って1からのスタートを 望ん だとはいえ仙台社長が俺を部長にしようと したことは部署内の社員たちも知っている ことなので課長ですら平社員である俺を 頼ることはよくあった決して悪い気はし ないのだが申し訳なさもあった俺の中では 家庭の方が仕事よりも優先度が高いだから 朝は時間通りに出社し夕方は定時で 切り上げて帰宅してい たそんな俺の勤務状況を見ても他の社員 たちは嫌味を言わず気にかけてくれていた またうちの部に所属する社員の半数以上は 独身だそのためみんな稼ぎたい意欲も強く 残業や時間外作業が発生する場合望んで 残りたいものが残って帰りたいものは帰る というやり方が成立してい たに指示されたわけではなくお互いの ベストな働き方を考えた結果なのだろう俺 としては今の環境が続けば家族への負担も 減るだろうし平社員なので変な重圧もなく のびのびと快適に仕事ができていたので ありがたかっ たいつまでもこの環境が続けばいいだが 現実は残酷だった仙台社長から2代目社長 に代変わりをしてから会社はおかしくなり 風通しも悪くなる真面目な人ほどひどい目 に会い媚を売って楽をしようとするもの ほどおいしい思いをするようになって

しまっ た時を遡り今から4ヶ月前のことまだ仙台 社長が顕在だった頃俺は新しいシステム 開発について相談を受けてい た現在は西日本の一部の顧客を相手にして いるがもう少し規模を大きくしたい とそのためには新システムの導入が欠かせ ないし派遣で臨時の社員たちも補填するの でどうにか期限までにシステムを開発して 欲しいと言われ たシステム部としてはそれが仕事であるの で断ることはできないのだが現在は並行し て別の大きなプロジェクトも動いており 正直難しいところではあっ たそれは今でないといけないのでしょうか うちは大きなプロジェクトを抱えています し社員の負担がどのくらいのものになるの かが不透明です月原さんに入っていただい て助かっているのですが彼1人を頼りにし すぎるのも良くないと思っ て片山部長が仙台社長に総打身したものの 最終的にはライバル企業の動きや最新 トレンドを把握した上で先手を打った方が いいという結論に至ったらしいそのため俺 たちは大プロジェクトと並行しながら別に システム開発をすることになっ た数ヶ月間だけ帰りが遅くなることを妻に 伝えると笑顔で了承してくれ たごめんなまたこんなことになって今度は 一緒にいられる時間を取れるようにな るって言ったの に申し訳なさから妻にはそう言って謝った が妻は首を横に振った 仕事をしている直正さんが一番輝いている のを私は知っています私のことはいいから お仕事頑張ってください ねその言葉に俺は決心を固めメンバーたち と協力してことを進めていくことにし ただがその日から3ヶ月後に事件が起こっ た仙台社長はある朝眠りから冷めずにその まま亡くなった 仙台社長の奥さんは数年前に癌で亡くなっ ており息子とも一緒には暮らしていなかっ たようで1人で生活していたそうだ大体の ことは奥さんから学んで率なくこなしてい た仙台社長健康には人一倍気を使っていた のを周りの人たちは知っていたのでそれが あとなってしまっ た時間になってもやってこない仙台社長を 心配した秘書が仙台社長の様子を見に行く とベッドの上で眠ったように息を引き取っ ていたそうだ原因は 不明頼れるリーダーの急性に社内は然とし みんな最後の別れにはったもののどう反応 をしたらいいのか分からないといった様子

だっ た奥さんに先立たれていたということで主 は息子が勤めるものだと思っていたがなぜ かそれをしたのは親戚だっ たしかたらどうしても主ができない理由が あったのかもしれない俺たちはそんな風に 話していたのだが同時に不穏な何かも 感じ取ってい たその予感は敵中し社長が休されてから1 ヶ月間は秘書が臨時で社長業務をしていた もののある時急に現れた社長の息子が2代 目として就任したのだそれが田島裕介55 歳しかもの息子である31歳の勇気を連れ てきたかと思えば勇気を営業部部長の座に 座らせたのだ前の部長は別の部署へ強制的 に移動となりこれまた車内に波紋を呼んだ この2代目社長が就任してから会社の歯車 が狂ってしまっ た田島社長は様々な部署の社員を勝手に 移動させ自分のお気に入りが自分に近い ポジションにつつけるよういじったのだ どんどん優秀な社員は消えていき社長に媚 を売る人が上に立つという地獄エズが誕生 営業部が変わってしまったのも息子の勇気 が部長に就任してから だ俺たちシステム部は片山部長と仙台社長 の繋がりが強かったため田島社長は手を 出せずにいたさらに勇気が勝手なことをし て営業部から無理な依頼が舞い込んだとし ても片山部長がそれはを跳ねのけて俺たち を守ってくれていたのだだが俺はここでも 嫌な予感がしていたこの状態も長くは続か ない だろうきっと田島社長はどんな手を使って でも片山部長を部長の座から知りとけよと する はずみんなそのことを懸念していて常に 緊張感がシステム部全体を支配してい た今までは仕事が大変ながらもわあいとし た雰囲気でやっていたのに今は誰も言葉を 発しようとしない何かいらないことを言っ て田島社長の目の敵にされても困るから だがしかし仙台社長の救世から半年後の 今日思っていた通りのことが起こって しまっ た今月を持って退職することになった私は 別のとこに行くがみんなのこれからを願っ て いる 突然片山部長が自主退職すると言い出した ので部署内は前とした頼もしい上司がい なくなることにみんな不安を覚えていたが 別の懸念点もあるそれが会いた部長の席に は誰が座るのかということ順調に行けば 次長がそのまま昇進することになると

みんな考えていたが予想は外れてしまっ たなんと営業部部長の勇がすことになった のだまた県人と言ったがそれは期間限定の ことでしばらくしたら部署も営業部に吸収 されてしまっただから俺たちは営業部の下 に着く形になったの だそれから数週間が経過した頃案の定 システム開発家の社員たちは口々に不満を こぼしてい たどうなってんだよ営業の奴らこんな無理 な案件ててできるわけねえ だろそれ言ったらさお前らが仕事できない のが悪いって怒なられたのよしかもその後 お前たちは馬車馬のように働けだって意味 わかん ない以前までこんな口を言い合う場面 なんてほとんどなかったあったとしても 繁忙機に疲れたとか明日はゆっっくり しようとかその程度のこと ばかり勇気がトップになってからという もの余計に営業の奴らの発言が強くなり俺 たちは予定にない作業や残業を強いられる ようになってしまったのだそれでも仙台 社長と進めていた案件とプロジェクトは なんとか遂行しようと努力していたのだが それすら水の泡になってしまっ た営業部に吸収されてからしばらくして 田島社長は大手企業から何か優秀な プログラマーとシステムエンジニアを 引き抜いたのだ そして俺たちはそのエリートたちの手足と なって行動し成果は全てそのエリートたち に捧げなければならなくなった俺たちが 一生懸命構築してあともう少しで完成と いうシステムの全てを入ってきたばかりの 大手のエリートたちに奪われるこれには たまらず抗議したものもいたこんなの人の することではないとしかし抗議をしたもの は1ヶ月もしないうちにシステムとは関係 ない部署に移動させられたり退職したり するようになってしまったもうシステム 開発化はぐちゃぐちゃだ人員が減れば他の 人にしわ寄せが来てそれを嫌がりまた退職 という負のループに突入それでも田島社長 は大手のエリートたちが数名いれば十分だ からコスト削減にもつがるしやめたいなら 勝手にやめろと言って気にも止めてい なかったそれでも残っていたシステム開発 家や運用家の社員たちは仙台社長への恩 からせめて例のプロジェクトだけでも完 Myしてからやめようと一致団結し日々 業務に慎んでいたたえ大手のエリートたち に顎で使われてもここを乗り切ったらもう 何も思い残すことはないそんな惰性で 頑張っていたのだだから俺も休憩時間も

なるべく短くして業務にも戻りパソコンと めっこをしてい た時刻はお昼を少し過ぎた頃昼食の弁当を 食べながら納期や案件の詳細を確認して いると俺の目の前に誰かが現れた顔を あげるとそこにいたのは田島 社長ニヤニヤした顔付きでこう言っ たなんだこんなところでもパソコンを使っ て遊んでいるのかさすがは無能なし システム開発化の人間だな仕事もしないで パソコンばっかりしてるやつは 首突拍子もない首宣言に俺は思わず固まっ てしまうどうしていきなりそんなことをと 聞くと後ろから勇気が顔を出したなるほど そういうことか俺たちのことを嫌っている というか下に見ている勇気が田島社長に 行ったのだろうあいつらは食事を取る時間 さえ仕事に当てないと何もできない無能だ ときっと田島社長もそれを鵜呑みにして俺 がパソコンを使って遊んでいると勘違いし ていただから似いたままあんな発言をした の だろう俺は頭をフル回転させてある結論に たどり着いたそれは田島社長の言葉に従う という ことわかりました来月末で退職しようと 思い ますそう言うと俺の言葉に周りの社員たち が驚いていたがもう色々限界だったの だ田島社長は笑いながらそうかならお前に 付与されている権限は全部俺にして去る ようにもちろん息子の勇気にもアクセス 権限を付与しておくようになお前らより俺 がやった方がもっといいシステムになるの は間違い ないと言ったかと思うと俺を鼻で笑って 去っていっ た隣で話を聞いていた社員が身を乗り出し 慌ててこういうつ月原さん勘弁して くださいよあたまでいなくなったらうちは もう終わり です懇願するような目で見て訴えてきたが 俺としては退職するのが自分や家族のため になると考えていただから申し訳なく思い つつも ごめんな俺にとっては家族との時間を潰さ れた上に侮辱までされてもう我慢の限界な んだと本音を伝えると社員はそれ以上何も 言わず悔しそうに目をつって深いため息を ついたのだっ たそれから1ヶ月後これまでの日々で俺は 有給を消化しながら業務をこなし予定通り 田島社長に宣言した翌月末で退職すること にな 社員たちは不安そうにしながら俺を見送っ

てくれ後ろ髪を惹かれる思いでいたまた 当然のように営業の奴らは挨拶にも来 なかったがもう関わりたくもなかったので 気にせず会社を後にしただがそれから1 ヶ月も経たないうちに田島社長から電話が かかってきて怒鳴られ たおい月原お前今すぐ戻って仕事をしろ俺 は退することを許可してないぞと意味の 分からないことを言ってきたそんなこと 言われても俺はすでに退職している身で 引き継ぎもしたし会社のPCは返却して いるのでできることは何もないそれに自分 で辞めさせたも同然の人間にそのような 態度を取るのも気に入らなくてカチンと来 た俺はそれが人に物を頼む態度でしょうか 社長ともあろう人が情けないとため息 混じりに言うと田島社長は驚いたのか急に 黙り込ん だ今まで俺は田島社長に口応えをしたり 反抗的な態度を見せたりしてこなかったの で俺に強く言われたことを意外に思ってい たのだろうそれでも田島社長は我を 取り戻し てお前こそ目上の人間に対する態度じゃ ないだろうがと言い返してきたこのような 幼稚なやり方しかできない田島社長には 呆れたものの俺はひとまず要件を伺って みることにし たすると田島社長はそうだったと呟いたか と思うと先ほどとは打って変わって消え いるような声 でお前天才エンジニアだったんだってな 海外の大学を卒業した後はITメーカーの アメリカ本社で勤務していたんだろうその は日本死者の死者長補佐に抜擢されて多く の人間をまとめていたと聞いた プログラミング言語も全て理解し最新の ものまでモラしているそうだなまさかお前 がそんなにすごい経歴の持ち主だったとは 思わなかったよと言った田島社長が話した 俺の経歴については全て事実だ天才 エンジニアと呼ばれていたことに関しては 恥ずかしかったので呼ばないでくれとと 言ったことはあったが俺の細部に渡るまで 調べたようで間違いはないため否定はし なかったすると社長は急に弱々しい声に なったかと思うと悪かったと謝罪の言葉を 口にしたの だいくらでも謝るから戻ってきてくれ フリーのエンジニアとして契約しよう報酬 は弾むそれとゆきがいじったシステムを 普及させてくれ 予想していたことではあったがアクセス 権限を田島社長と勇気にしたことで問題が 発生した

らしい田島社長は生路プログラミングが できるそうで権限を利用してソースコード をいじろうとしたらそこでおかしな手に 気づいたそうだ慌ててログをたどると息子 の勇気が勝手にいじっていたことが 発覚それがもうめちゃくちゃだったそう だ田島社長はまだしも勇気は高校生時代に 情報の授業でちょろっとプログラミングを かじった程度で何かできるというわけでは ないだがアクセス権限を利用してソース コードを除いてみたところ誤った操作で プログラムを書き換えてしまったそうだ 慌てて元に戻そうとした結果余計 ぐちゃぐちゃになりまるで解けない意の ような状態に陥ってしまったらしいそれで テム運用に大きな影響が出たのだが システム運用家は自分でしたんだから自分 で片付けてくださいと言って相手にし なかったよう だ運用家の社員たちも退職の準備を進めて いるのでどうでも良かったのだろう もちろんシステム開発化の人間も拒否した ので聞くと俺を退職に追い込んだことが 引き金となっていたことを知り田島社長は 慌てて俺の経歴を探った そして先ほど言った思わぬ事実を知って 驚愕したそうだだから戻ってきてくれと 懇願しているが都合が良 すぎる戻る気はありませんご自身で 引き抜いた王手のエリートさんたちに任せ たらどうですあなたの信 でしょうはっきりとそう言い電話を切った だがそれでも俺はかつて共に働いた仲間 たちのことがをよぎって迷ってい た田島社長の思惑通りになるのは嫌だが今 も残っている仲間たちが苦労しているのを 見ているだけというのも 心苦しい彼らにも家庭だったり プライベートだったりがあって田島親子の せいでみんな苦労しているはず俺は逃げた 形で自分だけ楽をしていいのだろうかと 考えているとまたしても妻が出てきてこう 言っ た迷っいるなんて直さんらしくありません よ私はいつもまっすぐみんなを導いて くれるあなたが好きで結婚しましたどうか 後悔しないで くださいそういう妻の手には弁当箱があっ た俺は力強く頷き妻に礼を言って弁当箱を 受け取ると玄関の塔をゆっくりと押した そして電車とバスに揺られること数分後 システム開発家のオフィスの塔を開くと俺 の元に視線が集中し た社員たちは突然のことに驚いていたもの の俺がいじられた部分を直して元通りに

すれば大丈夫かと聞くと全員頷い たエリート君たちはと言うと自分たちの手 には負えないことになってしまって直せず 悔しいのか壁際で俺のことを睨みつけてい た俺が急に現れて鬱陶しいと思っているの だろうそれと同時に自分たちが何もできず にいること悔しがっているようにも見え た改めて俺がソースコードを確認すると 思わず頭痛がしてコカを 抑える確かにこれでは大手にいたという エリートたちでも復元するのは難しい だろう熟練のプログラマーだとしても大変 な作業になることは明確だった 一体何をしたらこんなことができるの だろうか勇気はある意味で天才だもちろん 悪い意味 でそんな皮肉を言っているような暇はない ので俺はすぐさま作業に取りかかり適宜 社員たちへ指示を出した片山部長が去り その他中間管理職の人たちもみんない なくなっているだからこの中では一番経験 があるかもしれない俺がみをまめなければ ならなかっ た時計は称号を少し過ぎた頃俺はこの時間 に何か因縁でもあるのだろうかとにかく 日付が変わる前に戻れればと思いながら全 集中しパソコンの画面を睨みつけ たそうして数時間以上みんなと協力し合っ てなんとかある程度の復元はできた俺は 極度の緊張感から解放されたと同時に疲労 がどっと押し寄せてため息を つくふと視線をやるとみんな何か決心した ような顔で一点を見つめていたそこへ復元 の知らせを聞いた田島社長が現れ て治ったんだなよくやったお前たちには 特別手当てを出そうそうだ月原お前は2 ヶ月分の給料に該当する報酬を出してやる それでいい なとかれでそんなことを言っていたバカに するのもいい加減にしてほしい俺は椅子 から立ち上がって立島社長の前にずかずか と歩みを進め睨みつけたまま半年と言っ たポカンとする田島社長に追い打ちを かけるすでに辞めた社員の助けを得ても 10時間以上の作業をしなければ治らない 作業ですよ僕はフリーとしてここにいる僕 の価値は僕が決めて当然 でしょうすると田島社長は口をパクパクさ せて顔を真っ赤にしたがそこへ勇気がやっ てきて慌てた様子で言っ た父さんもういいから半年分でも1年分で も払ってやれよそれより命 が田島社長は悔しそうにしていたが分かっ たと言って出ていった その瞬間拍手喝采が

巻き起こるみんな田島社長には言い返せ なかった分俺がはっきり物もしてやったの で気持ちが良かったのだろう俺は笑い ながら今回の件でみんなが頑張ってくれた ことをねらいつつはっきりと断言し たでもあの人はもうこれで終わりだみんな ももう決めたんだろ俺たちが何かしなくて もあの人たにはるべきが下されるはず だそれを聞いた社員の1人が頷いて自分の 思いを語ってくれ たあの日月原さんがやめると言った時から みんな気持ちは決まっていたんです僕らが ついていくべき人間は道しべはずっと前 から決まっているなみんなもそう だろう全員の決意が固まった瞬間だっ たそして会社を出る頃にははバスの終電は なくなっていた電車はまだ動いているので 歩きでもタクシーでもひとまず駅に 向かおうと歩みを進めようとした 時スマホが鳴ったので画面を見ると妻が 通っている病院からの着信だった妻が 先ほど病院に搬送されたらしく俺はさーっ と顔色が悪くなって立ちくらみがし たこんなところでぼーっとしている暇は ない俺は迷わずタクシーを呼びすぐさま 病院に駆けつけた看護師に案内されながら 妻の元に急いでいると緊迫する空気を 切り裂くように妻の悲鳴のような叫び声が 聞こえてきたドアを開けて妻が横たわって いる真横に立つと顔面蒼白で口には酸素 マスクを当てられた妻がゆっくりとこちら を向いた妻も怖いのだろう俺は妻の手を 握って大丈夫だからと言って励ますと妻は 落ち着きを取り戻し たそれから1時間もしないうちにうぶ声が 聞こえ第2死の男の子が誕生し たありがとうありがとう今度は立ち会えて 本当に良かっ た柄にもなく涙を流していると妻は 柔らかい笑を浮かべ たすぐさま我が子が妻の胸元に置かれ俺は ぎゅっと2人を 抱きしめるそれと同時に隣の分娩室でも 子供が生まれたのか声がしてほっこりした 気持ちになっ た産後の処置も終わり妻は喉が乾いたと 言ったのでお茶を会に分娩室を出 た小学生の娘は参加病棟に入れないので今 は義両親がうちに来て面倒を見てくれて いる らしい弟の誕生も伝えないとななんて思い ながら自販機を探していると田島親子と 待ち合わせた俺もだがあちらも体操驚いた 様子で俺を見て数秒間沈黙が 流れるどうやら隣の分娩室で出産していた

のは勇気の妻のようだっ た俺を見て硬直している2人にゆっくりと 近づくと2人は身構えたきっと俺が先ほど のことで文句を言うとでも思っている だろうしかし俺は放つ言葉を決めてい た同じ誕生日ですねおめでとうございます 初めての子供です かなんてことない普通の問いかけだった からか勇気はぎょっとしながらもゆっくり 頷いたそれを見た俺は節目がちに言葉を 続けるそうです か産子の奥さんはしっかりわってあげて ください 僕はこれまでの人生で仕事は優先に生きて きたせいで妻が長女を出産した後ひどい ことをしてしまいました仕事優先で家の ことは妻に丸投げしていた女性は妊娠した 瞬間から母親になるけど男性は自覚し なければいつまで立っても父親になれない どうか奥様のこと第一に考えて くださいそう言いながら自販機でお茶を 買い2人に背を向けたゆきは何か言いたげ にあのと言ったが俺はあえて振り返らない それとやられたからやり返すつもりも一切 なかった田島親子が俺たちにしてきた 仕打ちは最低なものだと今でも思っている 今回の件だって許されることではないだが 見下していたやが余裕そうな態度をして 幸せになっていく様の方がきっと悔しい だろう直接俺が何かするより自分で気づい て後悔した方が彼らのためにもなると思い 俺はあえて2人に仕事のことは何も触れ なかったこんなところで張り合うつもりは ない妻にお茶を渡し一旦娘の様子を見に 行こうと病室を出た頃には田島親子の姿は どこにもなかっ たプログラムのバグ事件と妻の出産から ちょうど半年後息子は寝つきが良くて あまり夜泣きもなかったこともあり妻も だいぶ楽だと言ってい たそろそろ時期的にもちょうどいいと思い 転職の準備でもしようかと思い腰をあげた 長女が誕生した頃俺は休みなく働いていて 妻がSOSを隠していることにすら気づか なかった皮肉にもその時稼いでいたお金が たんまりあったので数ヶ月俺が働かなくて も問題ないくらいの貯金があったのだだ からここ半年は家族との時間をたっぷり 取れたし運転免許を持っていない妻の両親 も連れて近場の日帰り旅行をすることが できた愛にうちの両親はすでに多していた が家族水いらずの時間は幸せそのものだっ たそうして転職活動を始めてから2ヶ月後 あっという間に次の仕事が決まったそれと 同時に前の会社の仲間たちから連絡が来

た月原さんが働いているところもし席が 空いていたら教えてください転職を考えて いるの でどうしたのか聞くと今あの会社は倒産 寸前の状態なのでみんな完全に見放して いるのだそうだゆきは当然営業ができない のでこれまで適当にやってきたことのけが 回ってきて取引先からどんどん契約終了を 言い渡されて焦っている らしいまた俺がいなくなってからシステム 開発化の基盤が崩れてしまい次々辞めて いく人間が今も続出しているそうだそれで 焦った田島社長は給料を上げるとか手当て をつつけるとか今更なことを言って 引き止めようとしただが衰退の一途を たどる会社に未練はないとみんなそれを 跳ねのけたのだまた俺が退職するギリギリ の日まで例の大プロジェクトや案件はきり のいいところまで進めていたため先日 そちらも無事に終了したと言われただから これで仙台社長との約束を完遂した社員 たちも万をじして転職に踏み切る決心が できたと言っ たお前たちなら引手あただろうにわざわざ 俺の元に来る必要はないだろう独立して フリーでもやっていける実力を持っている と思うが 俺がぼそっとそんなことを口にすると社員 はふふっと笑いをこぼしながらこう言っ た知ってるんですよ今月原さんがいる会社 って片山部長が死者長をやっているところ なんでしょう僕らにとってフリーよりも あなた方お2人の元で働く方が光栄なこと なん ですそんなことを言われたら不にも涙が出 そうになってじんときた実は以前システム 部部長していた片山さんだがこの社員が 言う通り現在はとある外企業日本死者の 死者長として働いている2代目の田島社長 に不審感を抱き早急に手を引いた方がいい と思って自主退職をした後とあるご縁で今 のポジションを手に入れたそうだただなら ぬ人だとは思っていたが全力も広く信頼も 熱い人だった俺も片山さんから落ち着い たらうに来てくれと言われていたので転職 先は決まっていたようなものだしマをじし て入社したのだもちろんレイの会社に残っ ていた社員たちもそれを有益情報として 掴んでいたらしく俺が言ったのをきっかけ に自分たちもという感じだったみんなあの 時何か決めたような顔付きをしていたが そういうことだったのか俺は笑顔でお前 たちならみんな大歓迎だよと言っ たそれから1年後田島社長が2代目として 就任してからわずかな期間であの会社は

後方もなく消えてしまったしかも負債を 抱えたまま登したことで多島社長は顔面 蒼白になって泣き叫んでいたらしいやはり 基盤であるシステム開発家が崩壊したこと が大きかったが別の問題も浮上してきた 田島社長がから引き抜いたというエリート エンジニアたちだが彼らは自分たちの意思 でやってきたというよりかは田島社長がお 金で釣って無断で引き抜いたようだった それが大手企業にバレて営業妨害だと圧を かけられていたらしい取引先が契約 打ち切りを言い出したのはそれをきっかけ とするのだろうが元をたどればみんな仙台 社長を信頼して取引をしていたに過ぎない だから傲慢な2代目と取引する必要はない と思っていたのだろうましてや父親との 最後の別れもせずに相続の場だけ顔を出し た田島社長の言い訳なんて誰も当てにして いなかった結果として社員がどんどん辞め ていき収集がつかなくなってもなお 悪あがきをした田島社長は順調に借金を 膨らませていっただが皮肉なことにとどめ をさしたのは息子の勇気だったのだ奥さん が出産したあの日俺が2人を責めることを せず子供の誕生を素直に祝福したことに 何か思うことがあったの だろう会社が倒産したと聞いた日から数日 後勇気からショートメッセージにて連絡が あっ た月原さん今まで僕がしてきたことは みんなに迷惑をかけ不快感を与えていたの で許されることじゃないと自覚しています だけどあの時の月原さんの大人の対応には 感銘を受けたというかこのままじゃダメ だって思ったんです妻を守ることは もちろん子供のためにも真面目に働いて 父親の力を頼らず自分で何とかすることに しまし たその後衝撃的なニュースが地元を騒がせ たなんと田島社長が会社のお金を横領して いたことが匿名での通報で発覚し経理に 確定申告で売上をちょろようにも言ってい たことが分かったそれに伴い警察沙汰に なり最終的には脱税と業務上横領剤の容疑 で逮捕されてしまった匿名だと言われて いるがきっと勇気だったの だろう彼も一部父親の指示に従って横領の 片を担いでいたことを自白したらしく猛し ていたそうだそれを裁判官たちも感じ取っ たのか勇は有罪であるものの がついたもちろん田島社長は実だ勇は奥 さんと何度も真剣に話し合いこれからは 全頭に生きることを約束して離婚せずに 住んだ らしい田島社長は習慣されているので服役

しているのは分かるが勇気に関しては最終 的に噂すら聞かなくなったので今どこで何 をしているのかは分からないそれでも自分 の罪と向き合いしているもに水を刺す人は 誰もいなかった俺はこれで良かったのだと 思って いるそれから月日が流れた転職先で片山 部長改め片山死社長のおかげで俺は今も 家庭優先で仕事ができている息子も 走り回り最近はちょっとずつ言葉も出始め 長女もお姉ちゃんになれて嬉しそうだった 収入は少し減ったものの俺としてはお金で 買うことができない家族との時間を取れて 幸せだそして妻は今も昔も変わらずにこう 言っていた私はいつでも直正さんを信じて い ます俺は長いことお金よりも価値のある 家族の絆に気づくことができなかったが まだまだ子供たちとの長い人生を充実した ものにしていき [音楽] たい [音楽] 俺の名前は桜田慎太郎とある食品関係のA 社という会社に務めるサラリーマンで今年 で31歳になる俺はいつも通り少し早く 出勤して会社でその日のスケジュールや 資料などを何度も確認しておくが ルーティンだったそれは俺が真面目でいい やつだけどちょっと抜けていると新人時代 散々からかわれていたからだったしかし ここは仕事の場だそんな天然を理由にした ミスは到底許されるものではないそのため 俺を必要以上に移植させないよう明るく ちゃかしてくれる先輩には感謝しつつも 繰り返すなよときちと最後は注意されてい たため俺は絶対に同じミスをしないように とこの習慣を始めたのだった営業は成果を 出すのが難しいとか人付き合いが大変そう なイメージがあるかもしれないもちろん そんな一面も大いにあるものの俺はこの 仕事にやりがいを感じていたたくさん人と 会って話していくと中には優しく人格者で 出会って良かったと思える人だっている俺 はそんな人たちと関わるたびに営業をして いて良かったと思えるのだったしかし最近 は時代の煽りを受け食品業界もだんだんと 窮地に立たされてきていた俺たちの会社は 主に食材や加工食品を飲食店やスーパー などに下ろしてもらうために営業をかけて いたがどこも経費削減しようとしていた ためなかなか新しいものを買おうとはし なかったそんな中で開発部が守行を凝らし て作り出した新商品を売り込んだり他の メーカーから同じような食材をうちの商品

に乗り換えてもらうことは至難の技だった うーんオタクの商品の方が安く作って言ん なら乗り換えるんだけどねもし品質がいと 言われても高かったらうちの商品自体を 値上げしなきゃいけなくなるしねそうし たらますますお客さんは気づらくなるそう なったら困るし今はそちらの製品に買える 気はないか なそんなことを言われることがほとんど だったそう最近の値上げラッシュで原材料 の価格は高騰しているにもかわらず消費者 の収入が上がるわけでではないのでそう いう店が格段に増えていたのだそのため 我が者の業績はここ12年ほどで驚くほど 低迷しており同じ部署内で稼ぎ頭と言われ ていた同僚も先輩もなかなか苦戦していた そしてうちはあまり大きくない会社だった ことからリストラが行われるのではという 噂も立つほどで皆ピリピリしていたのだ そんな中マイペースでどン臭いとよく言わ れてしまう俺はもしかしたらリストラさ れるかもと怯えているうちの1人だった そのため俺はミスしないようにといつも みんなより早く行って書類やその日の スケジュールなんかを入念にチェックする のも日課にするようにしていたんだ朝の 気持ちいい風に吹かれ俺がいつもの道を 歩き最寄駅に到着したそしてホームへ 向かって階段を登っているとサラリーマン がゆっくりと階段を登っていたその途中お 年寄りにぶつかったにも関わらず何事も なかったかのようにスタスタと歩いていっ てしまったの だちょっとあなた待ってくださいよあ 大丈夫ですか俺はサラリーマンに声をかけ つつ慌ててうまる男性に駆け寄ったしかし 低い位置からとはいえ階段から転げ落ちて 体を打ってしまっているその人物からの 反応はないもしもしどこか痛いですかあ ちょっと俺が呼びかけを続けながら彼を 揺さぶったものの一向に返事がなく俺は どうしようと途方にくれていたしかし彼は 顔をあげると ああすまんな ちょっと体を打ってしもうて具合が悪く なっ てとしわがれた声で返すのみだったくそ あの人あんなに強くぶつかっておいてあり えないちょっと追いかけてき ます俺は人を突き飛ばしておいてその後 振り向きもしないサラリーマンにいかにが 込み上げてきて止まらなくなりすぐに遠く に歩いていって姿が小さくなっている彼を 追いかけようとしたしかし ああいいよどうせ言った人は言ってもきか

んそれに嫌そうにしながら謝られてもな むしろ恨みを買うかもしれんからいいんだ よというがそれでも3段目という高さでは あったものの階段から落ちてほぼ全身を 打っているこのおじいさんに何かあった 責任を取らないとダメだろうそう思い俺は 駆け出そとしたああ本当に本当にいいん じゃわしは自分で治療費くらい出せるから 変に揉める体力もないという俺は内心不満 でいっぱいだったがならと引き下がるしか なかったそれからその老人は体がというに 少し胸が苦しいと言っていたので俺は救急 者を呼び念のため付き添ってから会社に 行くことにした救急車に乗っている間も 普通に意識はあるもののかなり勢いよく ぶつかられて体を打っていたので心配で ハラハラしながら彼の様子を見守っていた しかし病院に着くとそのご老人は笑顔で ありがととと何度も言っていた俺はその くらいの元気があることに安心しつつ一応 警察に電話をしてその状況を伝え急いで 会社に向かうことにし たまずい今日はかなり重要な相談がある日 だったのにとりあえず急いで会社に電話し なく ちゃ俺はそう思い携帯を開くとやはり上司 からの着信が大量に溜まっていた 俺は今日ある大事な相談をすっぽかした ことの重大さに改めてさっと血のけが引い てきたのだったいくら人助けをしたからっ てあの会社はうちの1番のお得意様だそう 考えると全身の血の気が引くようだったが とりあえず遅刻した理由を説明しておか ないとと思い上司からの着信に折り返した おいお前自分が何をしたのか分かっている のか ああ案の定かなりのご立腹だそれは俺が すっぽかした相手が我が者にとって大きな 存在だったことそしてもちろん社会人とし てあるまじき行為をしてしまったことから も当たり前のことだろうしかし俺は一生 懸命具合の悪そうにしていたお年寄りの ことを説明したしかし前川ははあ人助けだ お前そんな言い訳して自分が遅刻してこの 重要なアを突っかかってのかお前なそれで も遅刻しないようにするのが社会人って もん だろと大きな声で怒鳴ってくるでもと俺が 反論しようとするとでもじゃないどうせ どんくいお前のことだ時間のことも考えず その年寄りにグダグダと付き添っていたん だろそんなことをしても何の役にも立た ないだろうでも俺が離れていいかはすぐに は判断できなくてかなり胸が痛いと苦し そうだったので心臓に病があるみたいでし

たとにかくとても具合が悪そうだったん ですそれで心配 でそう俺がいつもより強気に出るとそれ じゃ担当者をせて不快にさせるのはいいん だなお前のせいでうちのイメージはだだ 下がりだよ俺と佐々木さんでどれだけ謝っ たかわからないぞというか何も連絡もなし にすっぽかすなんてありえないだろう確か に俺は心配なあまり社会人として絶対に 遅れてはいけないことが頭から抜けていた それに俺が乗る必要はどこにもなかった それを必死にになっておじいさんを見守っ ていただけなんて確かに待っている側から したら迷惑この上ない だろ俺は自分の至らなさに黙って俯くしか なかったすると前川は得意げにほらな俺 ならすぐにタクシー呼んで会社に向かう けどなそうできない時点でお前はやっぱり 愚鈍すぎるんだよ救急者が到着した後お前 がいて何になるまあ普通なら救急車を呼ん ですぐに飛んでくるくらいするよなうん 学生までなら責任は自分だけに振りかかっ てくるからまだいいもののお前はもう 社会人だぞ周りが被る影響ってものを考え て 動けよ前川の言うことも最もだでもその時 は必死で乗り込んでいたからもうどう しようもない俺が隣にいたところで病院に 着くのが早まることだってできることだっ てないそれに取引き先の人や前川たちから してみればこの話自体本当かどうかも わからないなんなら俺が寝坊か何かで苦肉 の柵として嘘をついたと思っているだろう ただ心配だという感情だけで団を すっぽかしてしまったことに俺はもう何も 反論できなくなっい た会社に着くと前川は社長と一緒に仁王 立ちで俺を待ってい たよう嘘つきあんな証拠もないストーリー をでっち上げといてよくのこのこと会社に 来れたもんだ な周りでは同僚たちが心配そうに俺のこと を見ているそう前川は入社当初からなぜか 俺のことを気に入らないらしくことごとく 俺につっかかってきていたそれは俺が入社 して間もい頃当時俺たちの部署をまとめて いた佐々木さんが社内のことを説明して いる時偶然前川は俺のデスクの近くにいた する とおい何お前そんなたるい姿勢で話聞い てんのなんかだるそうな顔してさああ人の 説明を聞くの立ち方も知らないのね本社に 採用してもらっといてそれはないんじゃ ないちょっと佐々木さんこんな人やとって 大丈夫

と言って心底驚いた顔をしたんだ俺は実は 幼い頃に親にゆりかごに置いて行かれたと いう過去があるだから施設育ちで元々容量 や地頭もあまり良くなかったことから高校 で成績も思うようにが 大学も出られていなかったそのことを上の 人間は全て知っていてそれはなぜか前川の 耳にも入っていただから前川は俺のこと だけを密かに笑い物にしていたのだと後に 聞かされたそのため前川はいつも入力系の 仕事や過去の資料を使って作るような資料 作りなど自分が雑用と思っているような 仕事はいつもに振ってくる最初は俺が一番 下っぱだから従わなくてはいけないものだ と思い言いなりになっていたものの徐々に 俺にばかりそういういわゆる地味でめんど くさい雑務を押し付けて自分は上司に褒め られそうなものや自分がこれは上の人の 仕事だと思っているものばかりこなしては 佐々木さんや部長に褒められに行くという 何ともいすかない働き方をするやつだと 分かってきたすると徐々になんで俺 ばっかりそんな不満が首をもたげてきたの だ次第に俺も責任ある仕事を任されるよう になり自分の業務で追われるようになると 前川の頼みを断るようになったするとはあ これはいつもお前に頼んでただろうもうA 社内ではこれはお前の仕事って認識になっ てるんだよ俺はお前を当てにしてやってる んだぞ昔は俺だって先輩を助けながら自分 の仕事をこなしていたんだそんな甘えた こと言ってないで黙ってやれよって怒鳴っ てきたんだそれでも私はそれをする義務が ないと佐々木さんから確認済みです今まで は入社したてで何もできないしたっぱだっ たからお手伝いしていましたがそれは本来 あなたの業務ですよねそれを仕事が増えて きた今私が受けよう必要はないはずですと 返すと前川はものすごい見幕であのなあだ から自分の仕事をしつつ有能な社員の脱を 手伝うのも仕事だって言ってるだろ全く今 の悟り世代は犯人前のくせに自分のこと ばかりだないいからいつも通りやっておく んだ分かったな いえ無理ですそれに有能な前川さんには できても私にはできません俺が内心怯え ながらも必死でそう返すと なそう言って俺にさらに怒鳴ってこようと したのをそこに偶然外回りから帰ってきて いた佐々木さんが止めてくれたんだっけ しかしここで社長が来ていたら俺はこの ままこの仕事をさせられるはめになってい ただろうそう社長も前川にこびられ奴を気 に入っておりまた仕事などのストレスを俺 で発散する人間だったからだだから同僚

たちは前川のあまりの気象の荒さと社長に 目をつけられるのが怖いからとこういう時 何も言えずに見守っているだけだっただ からいつもそういう時は司のさが仲して くれていたんだ佐々木さんが来てくれない と絶対その場は収まらなかっただろうから 本当に助かった佐々木さんがいない時は その場を収めるために言いなりになるしか なかった からそれからも前川はその仕事が触れなく なったら別の仕事そして佐々木さんがい ない時はやっぱり仕事をしつこく押し付け てこようとしてきたそして俺がはと言う までネチネチネチネチ説教してくるのだ それでもはとなかなか言わなかった時は 前川からの風当たりはさらに強くなりしま には社長にそんなことを言うならお前は首 だと怒鳴られるところまでがセットだある 日俺はそんな工房に疲れはて残業をして までその仕事を終わらせていた時もあった が なんでみんなと給料も変わらないのに俺 だけこんなにやれているんだろうちょっと 弱そうなだけで言い返さなさそうなだけで 目をつけられてこんな目に合っている そしてそれは佐々木さんの目が届かない時 に行われるから事後報告できない時は あいつのやりたい放題になってしまう こんな環境はおかしいもうやめるしかない のかなそう思ったが学歴もなく次の仕事が すぐには見つかりそうにないことそして 毎日自分の仕事と奴の相手追加の仕事で ヘトヘトだった俺は転職先を探す元気も ないまま奴の対策も出せないままそんな 日々を過ごしてい た佐々木さんも後から相談は受けてくれて いたものの近年の著しい業績悪から自分の 業務だけで精一杯だと言っていてまたその 性格からも自分の立場を危うくしてまで 何かを上に提言するということをして くれる人ではなかったそう彼はこなれ主義 だったんだていうかそこで押し問答をして いる間に自分でやればいいのにと思ったが そう言うと前川と社長がさらにわけが 分からなくなるくらい怒り狂うとさすの俺 も分かっていたから仕事を断る返事以外 余計なことは考えなかっただから俺はあの 時着信を確認してすぐに折り返すという ことが頭から抜けていたことについて何度 も自分を責めていたしかしそんなことをし ていても何も解決はし ないお前なこの責任どう取ってくれるわけ 桜田ごがやめたところでこ取引がおじに なってしかも1番のお得意様の信用を失う ことになったんだぞその採算が取れないと

思わないかなあなんとか言ってみろよ なあごきは荒いものの前川の言っている ことは間違っていない俺が全員でしたこと は会社のみんなに迷惑をかけるということ になるとすぐに思えなかった俺は社会人と して失格だでも片方を取ればもう片方を 失うことは避けられないどうすればよかっ たのか俺は自分の中で答えが出なくて黙っ て前川の嵐のようなバリ雑言に耐えている と社長 がお前最近うちがかなり状況悪いの知っ てるよななのにこんなことしてもうお前は 首だ明日荷物を持って出ていけあとは自宅 謹慎して いろと怒鳴られ俺はすごすごと家に帰る しかなかっ た翌朝俺が荷物をまとめに来ると慌てた 様子で部長が走ってき たおい桜だ健康フーズグループの会長から 君を呼んでくれと連絡があったんだすぐ 向かう ぞ部長は俺を怒る暇もないくらい慌てて 出かけ用意をし始めたそして俺は部長と共 に車に乗り込みすぐにB社に向かっ た会長というのはB社の所属する健康 フーズグループの会長だったかなり重要な 相談を初めて任せてもらうとあって俺も かなり気を張っていたはずなのにこんな ことになって俺は自分のしたことは間違い だったのかでもあのまま見捨ててたら そんな思いをかけ巡らせながら俺は汗 びっしょりで ガチゴルと受付の人はもう俺たちのことを 知らされていたらしく俺たちは エントランスに着くなりすぐに会長のいる 部屋に通された俺は部屋に通されるなり頭 を勢いよく下げ てこ旅は大事な相談で大変失礼なことをし てしまいと謝ろうとすると会長は落ち着い た声でいやいいんだというそこで部長が いえそういうわけにはいきませんと言った ものの会長は首を振って俺の方に 向き直りそんなことよりも桜田君君私の顔 に見覚えはないかね という俺が顔をあげ会長の顔を見るとあ あなたはあの時のおおやっとこっちを見て くれたかあの時は本当に助かったよ君の 助けがなかったらもしかしたら最悪の事態 になっていたかもしれなかっ たと言うんだその言葉を聞いた時俺はので 涙が後から後から溢れ出てきてしまった隣 で部長が心底安した顔をして今にも 崩れ落ちそうになりながら会長の体調を 気遣う言葉をかけた俺も会長もうお体は よろしいのですかと聞くと会長はああわし

も昔からあまり体が強くなかったんだがね この会社を立ち上げて大きくしようと日々 無理を重ねていたらいつの間にか取り返し のつんほどボロボロになってしまっとった と笑っていたんだ会長は若い頃人間の基本 となる職を充実させようとB社を 設立その後どんどん系列会社を増やして いき今に至ると話したしかしその間に無理 ががたり心臓を病んでしまったのだと そして年を重ねた今は発作を繰り返した ことでさらに全身が弱っており少し風を 引いたりショックを受けたりするだけで命 を落としかねない状態になることもあると 意から言われていたようだそしてぶつから れたあの日会長はもも体調が思わしく なかったところにどうしてもなばならず駅 をゆっくり歩いていたところ急いだ様子の サラリーマンが邪魔と言んばかりに ぶつかってきて激しく全身を打ってしまっ たショックもあってか突然胸が苦しくなっ てきたというわけだっ たあの時君がついていてくれなかったら私 はいつ倒れていたかわからなかった君が すぐタクシーを呼んでくれたからすぐに また病院に行けると安心することができて 落ち着くことができたんだあのまま1人 だったら電話できなかったと思う君がいて くれて本当に良かった よ会長はそう優しいまなざしをしていった それに対しありがとうございますと必死で お礼を言う部長俺はそそれならよかった ですと言ったきり涙で何も話せなくなって しまっ たここで会長はぎらりと目を光らせで ちょっと小耳に挟んだんだが桜田君をやめ させるって話が出ているっていうのは本当 かなと鋭い声で訪ねてきた部長がヒっと 怯えたように飛び上がるとそれから会長は どこから調べ上げたのかというか今まで この業界で滅法評判の悪い人間が1人いて ねどうやらその人物はそちらの会社の人間 みたいじゃないかそして今回色々A社の 評判を調べさせてもらったがねどうもその 人物を皆忙しさにかけて黙認しているとか 聞いたが本当かねと部長を睨んでいる部長 はアアしながらああいえそれは違うんです その度々注意はしていたのですが改善され ずと答えているがそれでも会長のまなざし は当然厳しいままだ君はそういう人間が 取引先に赴くことについて何とも思わない のかなうちの社員たちに話を聞いてみたが ねあん口が悪くて横暴な人間が何の処分も ないまま働いているなんて驚いた よそんな人間を会社の顔である営業食に つかせるなんて君たちは何を考えているん

だすると部長はただ冷汗をダラダラと流し ながらははあ会長のおっしゃる通りで ござい ますと答えるしかなくなっていた しかも聞いたところによるとその前田と いう社員は部下に仕事を押し付けまくって 自分は営業ばかり行っているっていくら 年数が上だからってそんなことをしても いいとそちらの社長は考えているという ことか ねそう言って会長は部長を冷たい目で睨む と部長は声にならない悲鳴をあげて縮み 上がり何も反論できなくなってしまっ たもし君たちがその体制を変えないという のならうちはA者との取引をやめさせて いただくよえしかしそれでは桜田君がまた 責められることになるだろうだから彼には うちに来てもらうことにするよだから安心 してやめてくれた 前俺はまさかの会長の言葉に驚いた しかし会社に帰ってもこの内場が大になっ たのは俺のせいだと片が狭くなるのは 間違いないだろう今まで前川は仕事が できるからと彼の応募を全て黙認していた のだB社との取引と天秤にかけられ前川に 何らかの処分が下るのは明らかだったが それでも俺の部が悪くなることも容易に 想像ができたしかしそこまでしてもらうの も悪いと 思い会長実は私も我が者の実態については 入社当初から疑問を持ち続けてきました それを調べ上げそこまでおっしゃって いただけたことはとてもありがたくまた 光栄なことですしかし私は会長のご行為に 甘いすぎてしまうのも良くないと思うの ですもし内で私の風当たりが強くなったと してもそれに立ち向かって車内をよく変え ていくそう努力してみたいのですもしそれ でもどうしても変えられないとなったら そちらに転職させていただいてもよろしい でしょう か俺がそう言うと会長は 微笑みそうか分かったよまた何か困った ことがあったら何でも言ってくれ検討を 祈って と言ってくれたんだそれからすぐに車内 調査が入り今まで前川がしてきたことの 実態がつまびらかにされたのだったその 結果前川は業務の押し付け以外にも部下へ の態度取引先での態度にもかなり大きな 問題があったと公にされ前川はしばらくの 謹慎処分となったその後かなり地のにさせ かやめさせられると言われているが多分 校舎だろうと噂されているその後前川を 辞めさせられると決まると俺は車内に残る

ことに決めたこれからは前川のような人間 を作らずそのような人間が入ってきた場合 すぐに改善させるように体制を整えていき たいと思ったから だ偶然駅で具合の悪い老人に付き添った それだけで俺の人生は大きく変わった しかしそれは俺の力ではないただ助けた 相手が力を持った人間で幸運だっただけ だそれから俺はそのことを部長と社長に 提言すると2人は今まで会社のことばかり 考えて数字をあげるために前川の実態を 放置していたことそして社長と部長は仕事 を無理やり押し付けられ暴言を図れること に耐えなければならない実態を黙認し続け てしまったことを謝罪してくれたしかし 謝罪だけではこの会社は変わらない俺は また今後このような性質の人間が入ってい た時にすぐに部下が訴えられるそんな制度 を作りたいと提案したするとそれは社長や の可能なスケジュールに合わせる形とは なるものの必ず実行してくれると約束して くれたこれは前の俺が言ったところでと いうか佐々木さんが言っても通ったかどう かわからないこれは明らかに会長のおかげ だ俺はその後すぐ会長に電話をかけて会う 約束をしてもらうと車内での出来事を全て 話したすると会長はほっほと笑いながら そうか桜田君が車内で嫌な目に会ってい ないか心配していたんだけどねこんな おいぼれでも君のような素晴らしい若者の 役に立ててよかったよ全くこの世の中は ああいう気だけが強いようなもんの言分が 通って君みたいな人のいい若者がそのにな るってことが大王にしてあるから困った ものだよと言っていたそれから会長はいつ でも我が者に来ていいということとまた 困ったことがあったらすぐに言うよう何度 も念して帰っていった会長はそれからも俺 のことを痛く気に入ってくれたみたいで 今度礼も兼ねて一緒に食事に行く予定だ なんでもの木なところが孫みたいで可愛く 思えるのだとかあとはやっぱり何かして あげても礼も言えない若者もいる中俺 みたいな若者はなかなかいないと色々な 人間を見て会長は俺という人間をとても 見込んでくれていると話してくれた今まで なんとなくどん臭く気が弱そうだからと 意地悪な上司にいじめられていたと思って い そしてそんないじめられやすい自分の人間 としてのくいが他の同僚たちよりも下だと 俺はいつも心のどこかで自分のことをひげ していただからどれだけポカをしても絶対 に諦めずに対策し続けてきたし仕事も誰 よりも真面目に量もこなそうとしたその

結果ずるい前川に目をつけられてしまっの だ真面目にやってもその努力が必ず報わ れるわけではない努力は報われるという 言葉はいつしかそのような考え方に形を 変えてきた俺は今この現実を生きていて それをひしひしと感じてきていたでも俺の そんな愚直さを容量のよくなさをただいい やだということで評価してくれる人がいる ただ努力化で人がいいそのことを気に入っ て褒めてくれる人がいるそのことが今回の 出来事で俺が一番嬉しかったことだ もちろん嫌な上司がやめさせられたことも 嬉しいけど ねなんで営業食で態度が悪いにも関わらず 営業成績が良かったのかということだが 前川が態度が悪かったのは取引金額が 小さいまた相手が人の良さそうで反抗して こなさそうな相手の時だけだったからだと いう前川は金で人を見ており相手によって 態度を変えていたのだその結果大口取引が 増え小さな取引先は切り捨てていかなく なり他の社員に任せることでどんどん数字 は上がっていったということだったそして 新規開拓と口のうまい前川を会社もやめ させられなかったというわけだったのだ それを聞いて俺はそりゃそうなるよなと 思った世の中綺麗事だけでは回らない前川 がいなかったら会社はもしかしたら潰れて いたのかもしれないとすら思うそれくらい うちの会社はカツカツだとしたっぱの俺で すら知っているほどだったからだしかし そういった問題のある人物はいつか敗さ れるそうわかり俺はもう少し俺のままで 頑張ってみようと思えたんだ一見世の中は 口がうまくて容量のいいやが特をしている ように見える前川みたいに権威ある相手や 金になる相手には気に入られるのがうまく 数字を上げられる人間が必要なのも確かな ことだしかしどこかで前川のの態度や言動 でとても嫌な目に合っている人がいる そしてそのことはいつしか業界内で噂に なるものだ大口取引先の耳にも前川の評判 は知れ渡っていたらしいそのため突然 ポツポツと契約を切られるようなことが あったのだと いうやはり最後は相手を尊重する気持ち 丁寧に経緯を持って接することが長く相手 と付き合い続ける上で基本となるのだと 思う口がうまくても軽薄な人間と思われる だけだ最初はうまくいくかもしれんがいつ か必ずこいつは違うそうばれる時が来る もんじゃよだから桜田君君には営業をやめ ないでほしい君が嫌にならない限りは ない俺は会長のこの言葉を胸にもしまた 軽んじられることがあっても堂々とその

相手とわり合いおかしいところはおかしい と言える人間でいたいそして会長はもし俺 が助けたのが会長でなかったとしても一度 話を聞いてから怒るつもりだったらしい やはりその社員1人1人の人格はそれなり に噂として流れてくるものらしく 俺はそんなことをする人間ではないと 佐々木さんが一生懸命フォローしてくれて いたと後から聞いたこなれ主義と思ってい た佐々木さんが俺のためにそこまで強く 主張してくれたことも俺の人望あっての ことだろうと会長は笑ってい たそれを聞いて俺はますます自分の信念に 従って行動してきたことにそう今までの 自分のの生き方というものに誇りを持つ ことができたんだ長いもので分かれること もこの日本社会では必要なことも 多いそれに会長みたいなかなりの人格者で なければ俺は簡単に嘘つきで軽薄な人間と して淘汰されていたことだろうでも遅かれ 早かれ俺はあの環境で根をあげていた気が する俺は底自分の身にった出来事に感謝し てこれからも自分がいいと思った道を貫い ていきたいそう強く思っている世の中 まだまだ捨てたもんじゃない会長のおかげ でそう思えた [音楽] から 俺の名前は藤原翔太俺は別に何の変哲も ない普通の家庭に生まれ育った朝早くから 働きに出る父さんと俺が学校から帰るのを 料理を作りながら待ってくれる 母さん兄弟はいないが別にどこにでもある ような普通の家族だったただだんだん年を 重ねる中でようやくもしかしたらうちはお 金持ちなのかもしれないなんて思い始め た俺たちが住んでいたマンションは都心の 方のすごく大きなマンションでオート ロックの扉を開いた先にはエントランスが 広がるようなマンションだった エレベーターに乗って自分の家に帰ると そこには石のおしゃれな玄関が待っていて 必ずいつも鮮やかな成果が飾られてい た家具やテレビはどれも大きくまだ小学生 の俺でもきっと高級なものなんだろうな なんて感じてい たこんな話をするとそれは全然普通の家庭 なんかじゃないって思われるかもしれない ただその当時の俺はそんな環境で毎日生活 しながらも自分が金持ちであることに確信 は持てなかったなぜなら親は俺に全然贅沢 をさせなかったからだ例えば誕生日 プレゼント普通のお金持ちは欲しいものは 何だって買ってもらえるものだしいろんな 人からたくさんの贈り物があったりするの

だろうだけど俺はそんなことなかった1年 に1回のその誕生日に買ってもらえるのは 小学の頃は5000円までだった クリスマスだってそうだサンタがくれる はずなのになぜか金額の指定が入っ た毎月のお小遣いだって1000円まで だったから俺は毎年1月にもらったお年玉 を切り崩しながら友達との交際費に当てて いたものだ夕飯だって毎日母さんの手料理 だし外食の機会なんてそう多くはなかった 確かにいざ外食するぞとなったらシャツを 着せられ何がなんだかわからない合成な 料理を食べたものだがそれでもそんな機会 はそもそもほとんどなかっ たこんな風な生活を送っていたから俺は 自分のことを金持ちなのかどうか判断し かねてい たただ別に俺は元々物欲がそんなにあった わけではないしその生活自体に何も不満を 感じたことはないむしろいざ必要なものが あればいつだってすんなりお金を出して くれたし俺の経験になりそうなことには 積極的にお金を使ってくれてい たそんな風におそらく金持ちであろうに 息子に贅沢をさせないそんな中で俺は た小学校を卒業して中学に進むことになっ たがそれも別に私立というわけでなくその まま公立中学に進んだ俺はもも頭の出来が それほど悪いわけではないようで基本的に 勉強で苦労したことはないただそもそも俺 も勉強をすること自体が好きだったという のもあるんだろうゲームを買い与えては もらえなかったからか俺は小さい頃から本 を読むことが好きだった自分の日常には ないようないろんな知識を吸収することが 楽しかったし自分自身の幅が広がっていく 感覚が気持ちよかったから だそして中学に入ってからもそれは続い た勉強はやった分だけ結果として現れる から俺にとっての一種のゲームみたいな ものだったんだろう敵を倒して経験値を 上げてレベルアップするようなそういう 体験を俺は勉強でしていたんだだから 気づいた時には成績は学年で1番になって いたただ別に俺はそれにこだわっていた わけではないでも1番になったことを話せ ば父さんも母さんも褒めてくれる単純に それは嬉しかっ ただけどそんな俺をあまり心よく思ってい なかった奴がいるそいつは真田という男で 何かと俺をライバルししてくるやつだった 俺は初め真田のことなんて知りもしなかっ たのだが急に真田の方から話しかけてき たお前が藤原か うんそうだけどどうかした君は

誰俺は真田って言うんだ学年で一番できる やつがどんなやつか気になって来てみた けどなんだ思ったより大したことなさそう だなこれなら次の試験では俺が勝てそう だ急に失礼だなどうしたの田君は1番に なりたいのなりたいとかじじゃなくてな 1番じゃなきゃだめなんだよお前がいる せいで俺はお父さんに認めてもらえないん だ真田君の家は厳しいんだね大変そうだ俺 のお父さんは弁護士だからな頭もいいし お前んとは違うんだまあいいやじゃあ せいぜい 頑張れよそう言って真田は去っていった第 1象は最悪だったがそれから3年間ずっと 真田はしつこく俺に突っかかってきた試験 の旅に俺に勝手に勝負を挑んできてば負け て悪態をついていたその時の言葉は汚い 言葉ばかりで驚いたのを覚えてる俺に不正 してるだろと言いがかりをつけてきたり1 教化でも勝ったら鬼の首でも取ったかの ように自慢してきた 全然関係のない球技で競ってきたりそれで 真田が勝てば散々罵倒してきた自分の家が 多少裕福だからだろう かいつも人を見下しがちなやつで俺に対し ても何度も貧乏人と あけっぴろげ 正直関わるのも面倒だから放っておいた ただそんな風に俺を悪く言う真田のことを いつも止めてくれる同級生もいたその中で 一番俺の前に立って真田を止めてくれたの が女子学級員を務めていた森木さやかだっ たさやかは中学1年生の頃から同じクラス で彼女も勉強が得意だったそそれどころか 運動も得意でピアノまで引ける除だったで もそれを真田のようにひけらかすこともし ないし誰に対しても優しく思いやりを持っ て接していただから学級委員を決めると なった時は圧倒的な得票数で他の追随は 許さなかっ た俺は別にそんな風に田に癖つけられる ことをちょっと面倒だなくらいに思ってい ただけだっただがそうやって人を見下し たり汚い言葉を使う真田のことがさやかは 許せなかったの だろう真田が俺に何か言いに来るたびに間 に割って入ってきては俺の側に立ち真田を 言いくるめていたそんな俺のことを田は男 らしくないとなじっていたが男らしくない のはあなたといつもさやかは言い返してい た俺はそんな風に言い返すさやかを見る たびに強い女だなと思っていたそれは言葉 や態度が強いという意味ではない自分には 何も関係のない俺のことなのにそうやって 誰かが嫌な思いをすることが許せないだ

からそれをたすために行動するという信念 を持った姿に強さを感じていた逆にさやか はさやかでそんな風にのらりくらりと かわす俺のことを決して否定的には見てい なかった らしいそれが分かったのは中学3年生の時 だ中学3年生になった俺たちはそれぞれに 進路を考え始めた両親からは何1つ要求 なんてされなかった別にお前がやりたい ことのできる場所を自分で探して自分で その道に進めと言われただけだその時にお 金がかかっても構わないとも言われたが別 に今更高い金を払ってまで行きたい学校が あったわけじゃないだから俺は通える範囲 内にある公立の学校に進むことにしたとは 言っても地元1番の新学校ではあったが俺 の学力ではそれほど難しいものではなかっ たし実際に無事合格することができ たそして聞いてもいないのにわざわざ真田 も俺に進路の報告をしてきたどうやら真田 は親のように弁護士になりたいらしいだ からその進路に向けて後々楽できるように 付属大学のある私立に進む らしい何の興味もないのにわざわざ自慢を してきたうちは金があるからどこの私立 だって構わないけど藤原はそうじゃなくて かわいそうだなとか効率なんかじゃお前の 力もそれ以上は伸びないから将来ある頃に は大きく差が開いてそうだなとかなんか 言いたい放題言っていたただの不愉快な 言葉の数々も卒業しちゃえばこれまでだな なんて思うとほんのわずかながら寂しくも 思っ たただそれ以上に寂しかったのはこれで さやかともお別れになってしまうからだ俺 は自分の気持ちに鈍感な方だから卒業を前 にして初めて自分がさやかに恋心を抱いて いたことを知ったとは言っても今更なんて 言えばいいのかもその時の俺には分から なかっただからただ別れの日が来るのを そわそわしながら待つことしかできなかっ たそんな時さやかから放課後近くの公園に 呼び出されたごめんね忙しい時期なのに こんな風に呼び出しちゃって全然平気だよ でも急にどうかした いや私たちももう少しで卒業でしょお互い 高校も別だからもう会うこともないのか なって思うと悲しくなっちゃって ありがとうさやかもそんな風に思ってくれ てたんだねってことは藤原君もうん卒業 時代は寂しいなんて1つも思わないんだ けどさあでもさやかともう会えないって 考えると 最近なんだか苦しくてそれってどうしてか なな何なんだろうね俺勉強得意で分から

ないことあんまりないんだけどさでもこれ はよくわかんないんだそっかそれは私と 離れたくないって心が言ってるからじゃ ないかなでも心なんて存在しないのはさや もだろ人間は脳で考える生き物だよ何を 感じ悪いわねじゃあこれから一緒にいる中 でちゃんと藤原君も心で感じて生きて るって教えてあげるそれじゃ卒業してから もうんお願いし ますこうして俺とさやかは中学卒業を前に して交際することになった高校は別にに なってしまったが放課後の時間に会うこと はいくらでも可能だったし休日になれば デートに行ったりもしたそんな風に交際は その後も順調に進んでいったちなみに後 から聞いたことだが実は卒業の前に真田は さやかに告白していたらしいだがさやかは 他に好きな人がいると断ったらしい 俺は鈍感だからさやかの気持ちに気づか なかったが真田はもしかすると気づいてい たのかもしれないだから必要以上に俺に つっかかってきたのだろうそう思うと多少 は可愛くも見えてくるから不思議だそんな 風にさやかと2人で笑ったりし た高校生活は中学の頃の生活と正直ほど 変わり映えしないものだった相変わらず俺 は勉強が楽しかったし好きだったそんな こともあってそこそこ有名な新学校だった がその中でも常に上位に名をつねることが できただけど皆そうやって勉強に励むこと が当たり前だったしそれを鼻にかける人 なんていなかっただから田みたいに俺に つっかかってくるやはおらずなかなか快適 な学校生活を送っていたただ俺にも少し ずつ興味の枠分野が出てきたそれが経済学 だ別にお金持ちになりたかったわけでも ないし何かそれを活用して成し遂げたいと 思ったわけでもない単純にお金と人の思考 との関わりが見えてきた時それを面白いと 思ったんだ だから俺はアルバイトを始め た高校生になっても俺の小遣いは大して 増えなかった一般的な高校生のそれと大佐 なく何か欲しいものがあればお年玉を 切り崩すような生活を送っていたさすがに その頃には俺も自分の家がかなりの金持ち ということが分かってい たそりゃそうだろういわゆるタワー マンションと呼ばれるような建物の上層会 に住み高級車と呼ばれる車を何台も保有し ている父の持っている時計はネットで 調べればすごい高額ということも分かるし 母が何気なく身につけている装飾品には何 やら宝石のようなものが散っているのだ からでもわざわざ改めてうちの経済状況が

どんなものなかなんて気にならなかったし 父親の仕事が一体何なのかも聞こうとも 思わなかった俺は俺で今の生活に満足して いるしそんな俺に贅沢をさせないようにし ていることも感じ取れた俺もそれを話題に 出さないようにしていただからこそ高校に 入って手元にお金が欲しくなった俺は アルバイトを始めることにした ありがたいことに通っていた高校は そこそこ有名な新学校であったが学生の 自主性を尊重するためアルバイトも禁止で はなかっただから俺は家の近くにある ラーメン屋でバイトを始めたなぜラーメン 屋かとさやかに聞かれたりもしたがそこに 特に理由はなかったもっと稼げるところを 探せばいいのになんてさやかは笑ったがが そんなことを言いながらよく店に来ては ラーメンを食べてい た学生のアルバイトだからそんなに大した 額なんて稼げはしないじゃあそうまでして 稼いだビビたるお金を使って俺がしたかっ たことは何かと言うと株式投資だった いわゆる株のトレーダーというやつだ さっきも言ったみたいに俺はだんだんと 経済というものに興味が湧いていたんだ 株価というものは面白いものでそれぞれの 会社の個性や社会の潮流いろんな事象が 入り混じって上がったり下がったりする 初めてそれを見た時テレビゲームの経験が ない俺にはそれがとても面白そうなゲーム に思えたんだそしていろんな会社の株価の 値動きをなんとなく見ているうちにそれら の変動を予測することが面白くなっていっ たそしてその値動きでお金を稼いでいる人 たちがいると知った俺は驚いた世の中には そんな職業もあるのかと俺からすれば1番 リアルに経済について学ぶことができて ついでにお金稼ぎができるなんて最高に 思えたそして俺も高校生にして株式投資に 挑戦してみようと思ったんだただそんな ことで親にお金を出してもらうのも違うと 思ったから自分でバイトして貯めた金を 軍資金にして株のトレードを始めることに してみ た実際に始めてみると俺はあっという間に その世界にのめり込んでいった株の世界は 本当に奥が 深い根が上がる株は上がるべして上がって いくしでも時々予想もしないような下がり 方をすることもある俺はいろんな会社の 財政状況やそれらの利益の上げ方なんかを 研究した暇つぶしのように式法を眺めたり 決算が出た時なんかは細かくそれらを 読み取ったそんな俺の様子を父さんは半分 呆れたように見ていたし母さんは

微笑ましく眺めていたさやかは大丈夫なの 借金とかしないでねなんて言ってきた当然 負けることもあったがそもそもそんな地 みたいな買い方はしていなかったし月事で 見たら勝ち越すことの方が多かっ たただ別に俺はお金が増えることが 嬉しかったわけではない単純に株を通して 世界の経済を見ることが好きだっただけ だだから資金が増えることはただいろんな 会社に投資できて嬉しいくらいにしか思っ ていなかっただからだろうか気がついた時 には普通の高校生が手にすることがない ような金額に膨れ上がっていたでも別に俺 はそれを現金にするつもりもなかったし ラーメ屋のバイトは続けた何百万もの資金 を持っているのにラーメ屋でバイトしてる のなんてさやかは驚いていたけどそんな ところが俺らしいと言ってまた笑った俺の 前でさやかはいつも笑っている気がするで もさやかのそんな笑顔を見て俺もまた笑う のだっ たそんなことを続けるうちに気づけば大学 を選択する時期になっていた多分大学 なんて行かずにこま業トレーダーとして やっていくことのできるくらいの実績は 気づいていただが俺が興味のあるのは あくまで経済学だからそれを専門的に学び たいと考えていたので俺は有名大学の経済 学部に進むことにしたその大学では俺と 同じように高校時代から投資をしていた 友人もできたがのまでの成績を聞くと みんな目を丸くしていた大学に入ってから は忙しくなってしまったからバイトはやめ てしまったのだが今度は客としてよく食い に行ったりもしたさやかとは大学に行って も相変わらずの関係で休日の旅にいろんな 場所にデートに出かけたさやは音楽の道を 心ざしていて音楽大学に進みを行している 時々コンサートなんかに呼んでくれるのだ が遺戦芸術には縁のない俺にはちんぷカプ だっただから終わって感想を聞かれるた まとはれなことを言う俺のことを見てその 度にやっぱりさやかは笑っ たそんな風に株で稼いでいることを覗けば 普通の大学生としての生活を送るにある時 父さんが急に話しかけてきた何やら2人で 飯でも行こうと急に言い始めたので何事か と思ってついていったのだがそこで初めて 父さんの仕事の話が聞けた連れて行かれた お店は雰囲気のいいフレンチレストランで 父さんと何度か来たことのあるお店だった 席につき食前を飲み 父さんはゆっくりと自分の話を始めた やはり父さんはただ者ではなかった現状 父さんはいくつもの店を経営するいわゆる

オーナーなんだそうだ別に父さんからの 成り上がりではなくいくつかのお店はお じいちゃんから引き受けたもの らしい今では飲食店を5つ職関係を2つ 経営していてそれ以外にもいろんな ベンチャー企業にも出資したりしている らしいどこも軌道には乗っていてそれらの 年間売上は数百億にも登るし父さん自身の 年収も10億はくだらないとのことだまあ 父さんの働き方や身の回りのものを 踏まえるとそんなようなところだとは思っ ていたがさすがにその動かしている金額の きさには驚かされ たやっぱりな父さん持ってる時計とか車俺 は興味ないけどなんか高級なやつばっかり みたいだしちなみにどうして俺には贅沢さ せなかった のお前ももう分かっていると思うけどな お前にお金の価値をちゃんと学ばせたかっ たからだ欲しいものは何でも与えられる そんな生活を手にしてしまうとな人間は 向上心を持たなくなってしまうんだ自分が 手にしているものが少ない方がそれらを 大切にしようと思えるし本当に必要なもの だけど手にしようと 考える正太にはそういうものの大切さが 分かる人間になって欲しかったんだよまあ そんなところだと思ってたよ全く1年お 年玉でやりくりしたりラーメン屋でバイト するの大変だったんだぞまあまあお父さん も昔お前のじいちゃんにそうやって育て られたんだでもなだからこそその時に 知り合った人や友人は今でも付き合いの ある大切な人ばかりだお前の母さんも俺が 学生の頃に出会ったんだ俺が金持ちの息子 だなんてしないのに俺に行為を寄せてくれ ただからこそ本当の俺のことを愛してくれ ていると思えたものだお前にも今そういう 人がいるみたいだから気持ちは分かる だろうそうだなさやかは俺が金持ちの息子 かどうかなんて気にもしてないだろうな 何せラーメン屋でバイトする俺を見ても何 も言わないんだ からそういう人を大切にしないといけない ぞ分かってるなうるさいな父さんに言われ なくても分かってるよそんなことそれで 父さんの仕事の話するのが今日の目的 まさかさやかのことを話したかったわけ じゃないだろうああ実はなお前に少しお 願いしたいことがあってななんだよ珍しい な父さんが頼み事なんて何をお願いしたい んだよ実はなこのお店をお願いできないか そう言って父さんは両手を広げ店全体を 仰ぎみた えっとこの店って今俺たちが飯を食ってる

このフレンチレストランのことまあその 通りだもう分かったと思うがこの店は俺が 経営する店の1つだまってこともあるが それよりもお前にそろそろ本格的に仕事の ことを任せようと思い始めてな えなんだって急に俺まだ大学生だぜさすが に店のオーナーってのは無理があるんじゃ ないか何も今日から全てを任せたりする ようなつもりはないただ今後はこの店の 経営に関しては太が窓口となって俺によう にしなさいその都度太のする判断に対して 俺が意見する形で経営を進めていくなあ口 では無理と言いながら自分自身では一体 どういう風に思ってるんだ本当は経営に 興味があるんじゃないのか うんまあ正直こんな機会をもらえるのは ありがたいよ俺自身今経営について学んで いるし将来的にもそういう仕事をしていき たいと思っていたからでもさ父さんは心配 じゃないの店潰しちゃうかもしれないぜ そんなものは全然構わないよ別にこの店が ダメになってもちゃんと従業員の次の 働き口は探してやれるしなそれにお前が 高校生の頃から株で投資の勉強をしてきた ことを知ってるちゃんと通算で勝ち越して 学生とは思えないほどの額を稼いでいる こともな少なからず経営についてはお前の 中にビジョンがあるものだと思っているだ から俺はそれを信じただけだ何も息子だ からと無条件にこの店を任せようと思った わけでは ない曲がりなりにも経営者として成功して いる父さんにそんな風に言ってもらえるの は正直嬉しかったしかも元々大学を出たら いずれ株で稼いだ金をもでに何かしらの 経営には乗り出すつもりだっただから こんな風に機械が降って湧いたことも俺に とってはありがたいことだっただから そんな父さんのお願いを俺は聞き入れその 日から俺はフレンチレストランのオーナー となったその後 料理長や支配人とは顔合わせをして翌日 以降実務が始まっていっ た実際にあるお店を経営するというのは 大学の授業でするような シュミュレーションや株の投資の時に見る 決算内容から経営を考えたりするのとは 全然違うものだった原に対する利益の上げ 方であったりそのためにどのような付加 価値を与える 父さんがもうすでにその店のブランド力を 高めてくれていたからこれと言って何かを 変える必要なんて何もなかったが自分は 自分なりにより良い経営案を模索していっ たその中で経営をする上で1番大切なこと

を自然と知っていったそれは人だ特に俺が 扱っているのが飲食ということもあるがの 経営には本当に多くの人が関わっていた 当然お客様がその筆頭に来るのだがそれ 以外にもシェフや支配に総合的コンサルや 経営戦略を共に考えるスタッフ調度品や 食材を下ろしてくれる業者の方々のように ただ食事をするだけでは見えてこない多く の人の存在がいることを知ったそしてそう いったそれぞれの人を大切にすることが 何より大切だと感じ た今まで株のトレードをしていて株を保有 している会社の決算が悪かったりしたら ちゃんと人件費の整理をしろよなんて 当たり前に思っていたそれが1番コスト カットしやすいと思ったからだでも実際に 経営を始め多くの人と関わるとそんな考え は吹き飛んだ1人1人にはその人の人生が ちゃんとあり血の通った人間であると実感 したんだそして経営がうまくいけば関わっ てくれる人に還元できたらいいし逆に うまくいかなかった場合でもその人たちに どうにか迷惑をかけないように心がけた するとそれに反応してくれるように それぞれのパフォーマンスはより良いもに なっていっ たただ自分の頭の中だけで経営案を考えて いるだけとは全く異なる実店舗の経営は俺 にとって楽しくて仕方のないものだっただ から気づけば大学の勉強もそっちの気で そのレストランの経営にのめり込んでいっ たそしてあまりに多忙になったこともあり さやかとなかなか会える時間が作れな さやかはさやかでその間ウィンに留学に 行ったり学生ながらコンサートで国内の いろんなところを回ったりしていたただ それでもたまに会う機会があればちゃんと デートもしたし昔バイトしてたラーメン屋 に行ったりもしたなんだか最近忙しそうだ ねなんてさやは心配していたがまだ俺が 父さんから引き継いでを経営していること はその時は伝えなかった別に玉の腰なんて 狙っていないことは十々承知だ単純に もっと店がうまくいってから伝えたかった からだだから大学の卒論に追われてさ なんて言ったら昔より頭悪くなったのかな なんてさやかは笑ってい たもちろん実際に俺は卒論なんて書いてい なかった実を言えば俺は大学を退学してい たんだ父さんの店の経営も忙しかったし相 変わらず続けていた株のトレードも調子が 良かったから正直大学に通う意味がなかっ ただからやめて自分のしたいことに専念 することにしたの だそんなおりさやかから連絡が来た内容と

しては中学の時の同窓会をやらないかと いうことだったさやは学級委員だったこと もありちょうど俺たちを卒業させてくれた 担任の先生が今年退職するらしいことを 聞いたそうだ社会人になってからだと みんな忙しいだろうからまだギリギリ 忙しくない人が多いであろうこの タイミングで同窓会を実施しようと考えた みたいだまあ俺自身たまにはそういう抜き もと思っていたからできることは協力する よと伝えたするとさやかは俺に同窓会の 会場を抑えて欲しいとお願いしてきた他に たくさん雑務があって少しでもそういう風 に手伝ってくれるとありがたいそうさやか に言われては協力しないわけにはいか なかったそこでどこのお店にしようか考え 始めたのだが自分の店を使えばいいじゃ ないかという考えに至った店の予約も抑え やすいし料理のコース設定だって楽だ担任 の先生にはお世話になったしさやかのメツ も立つそう思うとできる限りのサービスを しようと考えその日に向けて準備も始めた その胸を伝えると支配人も料理長も心よく 手を貸してくれることになったのであは日 が来るのを待っ たそして同窓会当日になって店に来た同級 生たちはみんな驚いていたこんな素敵なお 店誰が予約したのかとか料金は大丈夫なの かなんて心配の声も上がった俺はさやには 1人6000円でいいと伝えてあった当然 俺の店だから割引を聞かせているが普通に 頼めば4万円はコースだったさやかもまだ 俺の店なんて知りもしないから本当にこの お店大丈夫なのなんていぶかしげに俺に 尋ねてきた俺は知り合いがやってる店だ から平気だよなんて言ったがさやかはそれ でも不審そうに俺のことを見ていただが それ以上追求してこなかっ た同窓会はとても楽しい時間が流れていた がそんな雰囲気を台無しにする男がいた そう真田だ真田は有限実行でちゃんと弁護 士になったようだったしかしそれを鼻に かけてなんともまあ偉そうに振る舞ってい た同級生の年収を聞いてはこばにして笑い 自分の時計やスーツがいかに高級かを語っ ていたそして当然その矢は俺にも飛んでき た久しぶりだな藤原今何してるんだお前 は本当のことを説明するのも面倒だった俺 は流して答えたうーん大学もやめたしカブ やりながら家にいるか ななんだお前ニートなのかよ学年1位も 落ちぶれたもんだなそうだな田はちゃんと 弁護士になってすなお前とは頭の出来が 違うんだ稼ぎもあるから実はこの店だって 初めてじゃない何度も来ているが高級感の

あるいい店 だそうなんだな確かに高そうだもん なそうだよだからお前みたいな貧乏人が 来るところじゃないんだよ悪いこと言わ ないからさ底辺は今すぐ帰れよ支払いは俺 がしといてやるから さあとは森木だってお前にはふさわしく ないそっちも俺が面倒見るからお前は 消えろ よさすがにのらりくらりかわしていた俺も 腹が立ち支配人のところに向かったそして この状況を伝え帰ろうとすると一旦待って くださいと止められ支配人は真田の元へ 歩いていっ た真田様でございますかおほほわざわざ 挨拶に来てくれたのかいいえお支払いの ことで少々お話がありまして藤原様のご 負担文を真田様がお支払いいただけるの でしょうかああ6000円な全然構わない やいえ100万円でございますはあ何言っ てんだ1人6000円って聞いてるぞそれ は藤原様が当店のオーナーででありその ため割引きをさせていただいたお値段に なります本来であればお1人4万円はする コースですのでその差額3万2000円を 人数分いただきますので総額100万円に なりますいやそんな金払えるわけねえだろ そうおっしゃられましても真田様がお帰り になるようオーナーにおっしゃったわけ ですからそんな悪かったすまなかった よそして真田は俺に泣きついてきたなんだ かそんな風に変わらない真田を見て俺も 怒りが収まったそしてそのままみんなで 同窓会を楽しんだだがこのやり取りを見て 一番驚いていたのはさやかだっ たここのオーナーってどういう ことそう聞かれた俺はそこで初めて父さん の仕事や大学をやめて店の経営に専念し てることなどを伝えた初めは驚いていた さやかだったが話を聞き終わると珍しく 笑わず泣きそうな顔で俺に行っ たなんだか雲の上の人みたいになっちゃっ たね私なんかが隣にいるのはふさわしく ないかもそう言って俺から離れて行こうと したただ俺はその時ちゃんとさやかの手を 取って伝え たそんなこと言わないでくれ俺には君が 必要だよこれは俺の脳みそじゃなくて心が 言っているんだだからお願いしますこれ からも一緒にいて ください振り返ったさやかの顔は泣き ながら笑っていたただそれから俺はさやか を泣かせたはない結婚式の時も子供が 生まれた時もそれからの俺たちはいつだっ て笑顔で過ごしていったの

[音楽] だ

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