【スカッと☆厳選5本総集編】臨月の私が倒れて緊急搬送、そのまま出産→単身赴任中で急いで帰ってきた夫に私の両親「お前は孫に会わせない」夫「え?」→実は…【修羅場】
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若林タカツグ/カッパエンタテインメント
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[音楽] 私の名前はゆい子38歳で間もなくウザを 迎える妊婦だ仕事人間で結婚願望がまるで ないまま30代後半に差しかかったが突然 妊娠が発覚しそのまま入籍することになっ た正直に言うと女に生まれた以上出産は 経験してみたか だけどパートナーと1つ屋根の下で共に 生活するということにはまるで興味が持て ない両親の夫婦なはよく結婚に対して特に 大きな負の感情があるわけではないのだが 私はいわゆる資業の職についていて1人で 十分生きていける力がある会いたい時に 会うだけの恋人ならいいがわざわざ貴重な 仕事の時間の一部を削って義務で何かを 共有したり分担することは無駄にしか思え なかっ たそんな竹を割ったような性格だから子供 は遠に諦めていてお1人様の人生を王化 しようと早い段階で心を決めたお付き合い する相手も結婚願望がない相手と決めてい たそのはずだったのだがお腹の子供の父親 である今の彼には実は願望がある彼の名は スバル平成生まれらしいキラっとした名前 であるまだ30歳と若く全と有望な高成年 だ見た目も爽やかでモテそうな容姿だし なぜ特に若く見えるわけでもない8歳も 年上の私を気に入ったのか実は未だによく わからないで いるスバルとは仕事帰りに通っている スポーツクラブで知り合った ランニングマシンで走っているスバルの 靴紐がほけそうだったのを教えてあげた ことがきっかけで少しずつ世間話をする ようになっ たある日定食屋で私が昼休憩を取っている と突然スバルがやってきて相席することに なったスポーツクラブに近いわけでもない 場所なのでなんでだろうと思っていると 偶然にもお互いの職場がハムのビルで驚い た それから彼は子犬のようになついてくる ようになった私は8つも下の男性を異性と して意識することはなかったが向こうは 違ったようだもうプッシュに陥落し1年 ほど前から付き合って いるなぜ結婚願望のある彼と付き合うこと にしたかと言うと一言で言えばそのうち 飽きるだろうと思ったからだ私のことはと いうか8つも年上で仕事にしか興味のない 女男張りに強くて稼いで今までにいない タイプの女甘い言葉にも全然なびかない 不思議な女そんな物珍しさで付き合ってみ たかったのではないかと考えたの だもっと若くて可愛い女の子との出会いが
あれば私のことはすぐに飽きてそちらに 乗り換えるだろうと思い彼に本命の彼女が できるまでの間だと思って付き合うことに したのだっ ただから彼の子を見もってしまうなど まさに想定外晴天の力だっ た妊娠を疑ったのは実はスバルの方が先 だっ たゆいさんゆいさんもしかしてだけどお腹 に赤ちゃんいないと聞かれて私は巨とし ただって今月理でけいて全然言わないから と言われて3週間も遅れていることに 気づくうそそんなに過ぎてるでもまさか 多忙だったし今受けてる案件が結構 ストレスかかってたしあもしかしたら高年 期入ったかなと焦って言う と高年期はさすがに早すぎでしょとにかく 1度調べてみなよ違ったら違ったでいんだ からそう言われて市販の検査役を試すと1 分もまたずしてくっきりと妖精のラインが 浮き上がったのだその瞬間頭が真っ白に なっ た結婚せずにこのままバリバリ働くそう 決めていたのに大きく狂い出した人生設計 に私はどうしていいかわからなくなっ た子供ができたことは嬉しいが38歳で 高齢さんまだまだ人生これからの八つ下の 恋人積み上げてきたキャリアをここまで来 て捨てるのいやいやいやいやいやいや 私はトイレにこもったまま頭を抱え たなかなか出てこない私を心配してドアの 向こうでスバルがゆいさんどうだった 大丈夫 と叫んだ私はトイレから出るとやっぱり ストレスじゃない違ったよとごまかして 笑っ たふーんというスバルはアンドした様子も なければがっかりした様子も ないしばらく1人で考える時間が欲しいと 思ってごまかしたのに全然リアクションが ないとそれはそれで分かりづらい などちらかの表情に動いてくれれば私も 決断がしやすいのに なんて勝手なことを 思うスバルは妖精だったらどうしてたのと 聞くとそりゃ結婚するでしょ他の選択肢 なんてあると 即答本気私高齢出産だよやつも年上のおば ちゃんだよ不安ない の8つ年上じゃなくても妊娠出産は負担が かかるものなんだから不安はあるよ仮に ゆいさんが8歳年下でも心配するし俺が ゆいさんと別れて8年後に同年の人と結婚 したって同じことだよなんでいつも空想の 最上級の条件と比較するんだ
よさらっというその言葉がなんだか無償に 嬉しくて私はトイレに検査キットを取りに 戻るとスバルに見せ たうお騙した なそう言ってスバルは私の髪の毛を ぐしぐしにかき回して笑っ た結婚しよっ かスバルにそう言われて私は 頷く人生のベクトルの向きが大きく変わっ た瞬間だっ た家族に結婚と妊娠の報告をするとやはり 8歳したということに驚かれる特に弟 なんかは自分より年下の義兄ができること にまっていた子供も生まれるとあって あまり悠長には構えていられないが多忙で 時間も ないサクサクと役所に書類を提出し私が 住んでいる賃貸マンションにスバルが 転がり込む形で共に暮らし始めたドキドキ ワクワクといった感情とは無縁で私らしい 実に事務的なスタートだっ た幸いつりはほとんどなく仕事に師匠を きたすことはななかったがスバルはゆい さんはしばらく仕事と赤ちゃんのことだけ 考えて家事は全部俺がするからと言って くれた今だけかもしれないがスバルは私が 想像していたような結婚生活つまりは家事 と水字は交代性だとか選択の欲し方がどう だとかそういう煩わしい取り決めについて 一切提案してこなかっ た新婚なのに一緒にいる時間が少ないだと かそういう不満も言わなかっ た私にはそれがありがたく居心地が良かっ たこれならずっとうまくやっていけるかも しれ ないそう思っていた矢先スバルに事例が出 たのだっ た単身 不妊そうゆいさんが身な時に申し訳ないん だけど今日内事が出て来月から経験の死者 に転勤になっただゆいさんは3級まで仕事 がみっちり詰まっているし慣れない土地で 出産も不安だろうだからこのままここに 住んでもらって俺だけ単身不妊で行こうか と思ってここに1人ってのも不安かもしれ ないけどいざとなれば会社も実家も近いし 俺についてくるよりはいいかと思っ てそう言われて私の生活を1番に考えて くれていることが嬉しく なるうん分かった 私はここに残るね生まれた後のことはまた 大い 考えようそう言うとスバルはにっこりして 膝をついて座ると私のお腹に手を当てて おーいお父さんですよお父さんの声忘れ
ないでくださいねと言って笑っ た思いがけないことばかりが続くけれど私 は幸せ者 だお腹が目立ちめた頃には私はすっかり この生活に慣れていてスバルが不在になる ことに寂しさすら感じるようになっていた 結局私の方がはまってしまったようでそば にいて欲しいのになとスバルの会社の人事 が恨めしく 思う月末スバルは全ての荷物を自分で まとめると私の手を何1つ患わせること なく経験に旅立っていっ た言い忘れていたが私は弁護士である級に 入るまでの期間は残り わずか育休は取らないつもりだったが出産 後は未知の 世界万事を期して長引きそうな案件は同僚 に引き継ぎを頼んだ自分の案件が減って 時間にも少し余裕が生まれ たその日は他の弁護士は全員出払っていて 若手パラリーガルの雪村さんとのんびり 2人で留守をしてい た暇だねこの事務所に長らくいるけど こんなに暇なのは初めてだ わそう言って雪村さんが入れてくれたお茶 とお菓子で一服 する確かに神原先生のそんなのんびりして いる姿初めて見ますと雪村さんも 笑う赤ちゃん楽しみですね と言われそうだねでも本当にどうなるやら だよ出産直後からワンオペスタートだし何 でも1人でできるって思って生きてきた けどいざとなると不安だ ねその時カランカランとドアベルの音がし て誰かが事務所に入ってくる気配がした 雪村さんが対応に出る間に慌ててお茶菓子 を口に放り込んだ 先生新規のご相談者様がお見え ですわかったとりあえず話を聞くから大雪 室にお通しし てお茶で口を流すと私は急いで大雪室へと 向かっ た初めまして弁護士の神原と申し ます初めまして中本 ですテーブルを挟んで挨拶をかわしたさん は周りにお花が散らばっているような ふんわりとした女の人だったお腹が大きい が私よりも少し膨らみが小さいように感じ た何ヶ月ですか7ヶ月になります先生 もはい私は8ヶ月で一緒ですねと言うと 中本さんは寂しそうに笑っ た今日は愛に他の弁護士は出払っており まして私がお話を聞かせていただきますが こんなお腹ですのでご相談の内容によって は他の弁護士に引き継ぐことになります
よろしいでしょう かはい大丈夫ですよろしくお願いし ます産後すぐに復帰できれば引き続き私が 担当させていただきますのでそれでご相談 というの ははい 実は私男に騙されていたん です中本さんはどう話を切り出すかを あらかじめ考えていたのだろう ぽつりぽつりと話し始めるが要点はよく まとまってい たそれでは念のため再確認ですけど中本 さんはお相手の男性が既婚者であることは 本当に知らなかったということでよろしい です ねもちろんですです私と彼は最初から結婚 を前提としてお付き合いをしていましたし 妊娠が分かった時も2人で喜びを 分かち合いましたでもどんどんお腹が 大きくなるのに一向に席を入れようとし ないので疑念が生じたん ですわかりましたちなみにお付き合いを 始めたのはいつ頃 で1年半前です4つ向こうの駅のスポーツ クラブで知り合いました 4つ先サツキ町のスポーツクラブですか ええご存知です か私もそこの会員だったんです妊娠したの で大会したんです けどそうなんですか私はマタニティクラス があるので続けてい ます へえそれでお相手の男性にはどのようにし て確かめたんです か直接聞きました そしたらあっさり白場して私とはもう会わ ないと以降連絡は取っていません関係の 生産はいいんですそれはこちらも望む ところです からでも私は騙されていた上に妊娠までし て7ヶ月じゃもう産むしかないじゃない ですかあの人は無傷で逃げたんですそれが 許せ ないそう言って中本さんは拳を握りしめ涙 を泣かし たお相手の情報を教えて くださいはい名前はかいかいスバル です男の名前を聞き私は固まったその名は 紛れもなく私の夫の名前だったの だ私は結婚してからも救世の神原で仕事を している中本さんは目の前で話を聞いて いる私こそがカスバの妻であるとは知る よしもなかっ た年齢は31 歳知っ
てるこのビルのハ迎のハウスメーカーの 本社で働いているそう です知っ てる私と付き合い始めた頃は独身で二また 状態だったようですが8ヶ月前に本命の方 と入籍をされたと聞きました知ってるわよ と私は心の中で叫ん だあの先生他には何をお伝えすれば よろしいでしょう かいいえもう結構です中本さんのケース ですと低層権の侵害を理由に慰謝料を 求めれば認められるケースがありますまず は内容証明を送りましょう相手の自宅の 住所が分かります か いえでは職場のハウスメーカーの方へ送り ましょうまずはその準備を始め ますもちろん私はスバルの自宅住所を知っ ているだけどそれを中本さんに伝えること はできなかっ た私は中本さんに冷静に対応したと 思うだけどこれからどうすればいいのか 中本さんがこれから訴えようとしているの は他でもない私の夫なの だ私は中本さんが座っていた席を見つめ 途方にくれ たその日は家に帰っても自宅にいることが 辛かっ た家にはスバルと赤子のものが溢れて いる食器棚を開ければ茶碗が目に入るし 靴箱を開ければ靴が目に つくリビングには転勤前にスバルが 組み立ててくれたベビーベッドが置いて あった 私は自分の軽率さを呪ったやはり結婚願望 のある若い男など相手にしてはいけなかっ たの だ子供を授かって席を入れて気づけば私の 方が惚れ込んで いる散々私の生活と心に入り込んだくせに この仕打ち だスバルに出会うまでの過去の私が聞いて 呆れる私は家に触れるスバルの私物を 片っ端からかき集めて段ボールに 投げ入れるとスバルの部屋に放り込んだ見 たくない何も見たくないと思っ た悩んだ末に私はこの案件を同僚の荒巻 先生に引き継ぐことにし た内容証明を荒巻先生の名で作成して スバルへ送付 する弁護士事務所の名前を見れば私の職場 だと気づく だろうそれでも私は知らぬ存ぜぬを 押し通そうと決め た本社に送られた内容証明は経験のスバル
に転送され到着には少し時間がかかった よう だそろそろ着いた頃かと思っていた夜 案の定スバルから電話がかかってき たゆいさんの事務所に荒まさんって弁護士 さん いるいるけどどうしていや知り合いの 知り合いみたいで聞いた だけ私に探りを入れたいのだろうが私は知 を切り通し たそっちはどう元気でやってる のうんゆいさん は大丈夫よ来週から3休に入るの仕事は他 の弁護士さんに引き継いだし新規も受けて いないから申し訳ないくらい毎日のんびり 仕事をしている わそうよかっ た新規を受けていないという言葉にほっと した様子で息をつくとスバル は楽しみだね俺たちもうすぐお父さんと お母さんだと言っ たそう ね電話を切って虚しさが込み上げてくる スバルは私にバレることを恐れているよう だ それは愛なのかそれともお金なのかそれ 以外の何かなの かどうであるにせよ私にもアタックをした 数ヶ月後には中本さんとも交際を始め 私たちはほぼ同時期に妊娠したの だ赤ちゃんの順番が逆だったなら私が中本 さんの立場になっていたのだろう か翌日中本さんに連絡を入れが内容証明を 受け取ったことを伝え た3休前に私が弁護士としてできることは ここまでです以後は荒巻に引き継ぎますの でよろしくお願いし ますわかりまし た中本さんここからはプライベートな話に なるのですが一度お会いしてお話をしたい ん です私は意を決して彼女に伝え た続きを引き受けてくれる荒まさんにこと の敬意を伝えると絶していたがうちの事務 所で引き続き受け負うならば正直に話して おくべきだろうと背中を押してくれ た私は3級に入ったその日スポーツクラブ 近くの喫茶店で中本さんと待ち合わせをし た神原 先生先に待っていた中本さんが手を振って くれて釈をする突然呼び出したことを詫び てから私がかいの妻であることを打ち明け た そんな中本さんは驚きを隠さなかったが 静かに頷い
た先生が嘘をおっしゃっていないことは 信じますで もそう言うと中本さんは勢いよく 立ち上がって それでも私はあなたが憎いですあなた なんていなければよかったの にと叫び出ていってしまっ た取り残された私はやってしまったと 小さな後悔を感じたがだからと言ってどう しようもないことだと諦めるよりなかっ た職業柄言葉の攻防戦には慣れているこれ くらいどうということはないそう思って 頼んだハーブティーを飲もうとした時に ひどい痛みが腹部を襲った私は必死に耐え ながら店員を呼ぼうとしたけれど痛みに声 も出せず自分のスマホから救急車を呼ぼう と鞄に手を伸ばしただけどそのまま椅子 から転げ落ちそこで記憶は途切れてしまっ た次に気づいたのは病院のベッドの上だっ たくりと意識が戻ってくるとお腹の子が どうなったのかが気になりいきなり覚醒し た赤ちゃん はそう思って目を開くと枕元で父と母が 心配そうにこちらを覗き込んで いるゆい子気がついた かゆい子ああよかっ たほっとした表情になり母が私の頬を撫で た大丈夫何があったか覚え てる赤ちゃんはどうなった の大丈夫よ今保育機に入っている無事に 生まれたわよ元気な男の子だから心配し ない でそう言われて私はほっと胸を撫で下ろし たスバル君も今こっちに向かっている夕方 には着くと思うから安心し なさいだめスバルに子供は合わせない わ私のあまりの剣幕に両親は驚き顔を 見合わせ たスバルが病院に到着したのは15時半前 だったそうだ必死の行走で病院に飛び込ん できたスバルは受付でゆい子はかゆい子は どこでしょうかと心底焦った様子で尋ねて いた らしいロビーでその様子を見ていた私の父 が背後からスバルの肩を叩い たスバル君 こんにちはあお父さんゆいさん は母子共に無事だよ心配 ないほっとしたスバルは目に涙を浮かべて 落ち着きを取り戻したのだと いうそれでゆいさん はスバ君娘はここにはいないよはられない お前は孫に合わせない え父は目に静かに怒りを称え病院の外へ スバルを連れ出し
たお父さんどういうことですかゆいさんが ここにはいないって僕に合わせないっ てスバルはわけがわからないと言いたげに 父に食いつい た何も心当たりがないというのかね あるわけ なと言いかけてスバルは押しまっ たあるんだろうゆい子に言えない秘密が ゆい子は全て知っている ぞ父は風刀を渡す と離婚届けをゆい子から預かっている君に 拒否権はないそれを書いたら私に連絡を 入れなさいゆい子にはコンタクトを取ろう とするなわかった ね父がその場を離れるとどさっという音が 聞こえ振り返るとスバルが足元から 崩れ落ちていたそう だ父から話を聞いた私は頷いた実は私は 病室にいたスバルに会いたくなかったので 父に一芝居打ってもらったの だ父から聞く限りスバルは私のことは本当 に愛しているように思えたスバルの様子を 当たりにした父も同じ考えだっ たならばなぜ中本さんとただならぬ関係に なり引き返せないようなところまで行って しまったの か私にはそのことがどうしても分から なかっ た私は切迫早山でそのまま出産となった ため未熟児で生まれた赤ちゃんを病院に 残したまま退院することになった 喫茶店で倒れて運ばれたので家の様子は気 になるがスバルがいるのではないかと思う と家に戻る勇気も ない私は結局病院から離れた実家で3日 ほど過ごしそこから毎日病院へと足を運ん だ赤ちゃんは特に大きな問題はなくほっと したが神聖地質で保育機に入り周りの子供 より2まりほど小さな体を見ると申しなで 心が 痛む切迫相になったことだって元はといえ ばスバルのせいなの だ10日経ってもスバルから父へは連絡は 入ってこなかったので私は意を決して病院 帰りに自宅に寄ろうと決めた自宅へ戻る 途中スマホが鳴り出ると中本さんだっ た原 先生こんにちは さん今荒巻先生のところに相談に行った 帰りなんです私が店を出た後病院に運ばれ そのままご出産されたとか私のせいですよ ね中本さんの声は顔を見なくてもひどく 落ち込んでいるのが伝わっ た中本さんのせいではありませんよ私たち は被害者同士です中本さんに恨みなどあり
ません でも私が興奮したからでしょう私だって 分かっているんです先生は何も悪くないと なのに赤ちゃんを危険にさらすようなこと をしてしまい本当に申し訳なくてごめん なさい本当に気にしないで周りの赤ちゃん より小さいですけど元気ですからそんなに 気落ちしていると中本さんの赤ちゃんの方 が心配になり ますは笑っ た中本さん私夫と離婚することはもう決め ていますからですから荒巻先生に担当が 変わっても私ができうる協力はさせて もらいますからえ離婚するんです かはい夫からはまだ何も連絡がありません が私はそう決めてい ますそう言って電話を切ると私は首をかげ た [音楽] え離婚するんです か中本さんの声が一瞬だけだがわずかに 上ずった気がしたの だあれは喜びを隠しきれないようなそんな 声だっ た中本さんは私とスバルが破局することを 願っているのだろう か関係を生産するのは本毛だと言っていた がやはり心の中では私と同じにスバルを 見ることができずにいるのだろう か思い返せばあの日アポもなく突然 飛び込みで事務所にやってきた中本さん 弁護士事務所ばかりが入る8階建てのビル の3階にあるうちの事務所に迷いなくやっ てきてスバルの妻である私に相談を 持ちかけ たうちの事務所も私自身も特に離婚弁護に 力を入れているわけではないむしろ花の 法律事務所の方が中本さんの相談内容に 強い弁護士が いるなぜ中本さんはわざわざ空中会のうち の事務所に来たのだろう か全て偶然だったというのだろうか本当は 初めから私がスバルの妻だと知って近づい てきたのではない か急にそんな疑念が湧き上がりいろんな ことが繋がってくる気がして怖くなる だとしたら喫茶店で興奮したのもわざと だったのではないだろう か自宅の玄関扉を開けたが人の気配は なかっ たそりゃそう かスバルがいるかもしれないなどと考えて いたが10日も職場を休めるわけがない 経験に戻ったの だろう私がやりっぱなしのまま出かけた
洗濯物は全て片付けられてあった リビングにはメモ書きが置いてあっ たゆいさん隊員おめでとうこのメモを見 たら連絡が欲しいちゃんと話し たい私はメモを読むとスバルに電話をかけ たゆいさん退院した の4日前に退院したんだけど直接実家に 戻っていたの今日後初めて宅に戻って今 このメモを見た わそうだったのかよかった入院が長引いて いるのかとずっと心配していたんだよ 赤ちゃんは 元気元気よでも早くに生まれたからね病院 の保育機で過ごしている わそっかかわいそうだったなでも元気なら それで十分だ よそう言って声をつまらせ た心配してくれてるのね私のことも 赤ちゃんのこと も当たり前だろ俺たち家族じゃない か中本さんのことを話したい の分かってる会って話したいん だいいわでも約束してちょうだい絶対に もう隠し事や嘘はなしだ とうん全部話す週末に帰る よ電話を切った私はこの後に呼んでまだ スバルに淡い期待を持ってしまっている これ以上傷つきたくはない冷静になら なけれ ば私は決して上に流されないと心を決めて 週末を迎え たお 帰り ただいまお互いどこか遠慮勝ちに よそよそしく挨拶を かわす子供の名前なんだけど出世届けを 出さなければならなかったの今の気持ちの ままであなたの希望を取り入れることは できなかったから私が決めて出した わ構わないよゆいさんが子供を持ってつけ た名前なら異論はない から そう私は子供の名前は明かさないまま コーヒーを入れスバに出し たゆいさんはちょっと合わないうちにママ の顔になった ねそうねでも1人で育てていかなきゃなら ないんだから父親の顔にもならなきゃ ねそう言うとスバルは悲しそうに下を向い たゆいさん信じてもらえないと思うけど俺 中本さんとは何でもない から スバルはごきを強めて真剣なまなざしで 言っ た中本さんとはスポーツクラブで知り合っ
たんだ妙に距離の近い人で俺は最初から 苦手だったでも向こうは行為を持ってくれ ていたようでそれがだんだんエスカレート してきてさプレゼントや弁当を差し入れさ れたり俺の利用時間もリサーチしたのか 待ち伏せされるしボディタッチみたいな こともあったしさ最近では職場まで特定し て変なメールを送りつけてきたり受付で あらぬことを叫んだりってこともあったん だ俺が転勤になった理由だっって中本さん が原因なんだからこういっちゃ悪いんだ けどちょっとストーカー的な感じで参って いたんだ俺はもうゆいさんと付き合ってい たしやしいことは何もない よ一言もそんなこと言わなかったじゃない だってゆいさんがいくら弁護士と言っ たって初めての妊娠中だし俺は潔白だけど 女性関係のことを証明するってなかなか 難しいじゃないか出産前に変にゴタゴタさ せて心を見出したくなかったんだよまあ 結果こんなことになっているわけだ けどスバルは罰が悪そうに言っ たやしいことがないのにし中本さんが妊娠 するの よ知るもんか大体あの内容証明だって意味 が分からない俺が中本さんと浮気をしてい てゆいさんと1ヶ月違いで赤ちゃんを 見守らせたって事務で立ち話しただけで どうして妊娠するんだよゆいさん俺逆に 中本さんのこと訴えるつもりだからな他人 の家庭引っかき回して何が楽しいんだか スバルの中本さんへの言葉は通れで私は 戸惑った邪魔になった相手のことはこうも 無慈悲に切り捨てることができるものなの だろうかそれと もゆいさん訴え返すっていうのはね自分が 潔白じゃなきゃできないことだからね俺は 根ほりはりどこまでだっって調べてもらっ て構わ ない中本さんの子供との前DNA鑑定でも 受けて立つ よそこまで言いきるスバルに心が揺れない はずがなかっ た中本さんはスバルのストーカーだって そういうことでいい のもしDNA鑑定で中本さんのことの親子 関係が証明されたとしたら俺はどんなこと でもしてゆいさんに償う よスバルは自信満々に言っ たわかった荒巻先生に一度相談してみる わスバルを100%信じたわけではなかっ たが私はどうしても中本さんの最後の声が 忘れられなかっ た1度だけ1度だけ信じて みよう荒巻先生に呼び出された中本さんは
出世前DNA鑑定を即座に拒否し た何なんです私を疑ってるんです かいえいえそういうことではなくて先方の かいさんからのご提案なんですよかいさん が父親ならこれほど相手にとって不利な ことはありませんから中本さんにとっても 悪い話ではないと思います がいやよ絶対にしない わなぜです費用はかいさんが負担すると おっしゃってます何かで も赤ちゃんがかわいそうじゃ ない中本さん自身の採決でできることです 赤ちゃんに負担はありませんよそういう ことじゃなく て中本さんはかなり興奮している様子で 隣室に控えている私とスバルのところに までその声が丸声だっ たあなた私の弁護士でしょなんで相手の肩 を持つのよ 私の言った通りにしてちょうだい いや僕は別にかいさんの肩を持っている つもり はもういいわあんたみたいな無能な弁護士 じゃ拉致が開かない他の弁護士にお願い する椅子から立ち上がったのだろうか ごとんと音がしたその次の 瞬間 ぎゃーという仲さんの悲鳴が聞こえ たさすがに何事かと思い私とスバルは隣の 部屋に駆け込ん だそしてそこにあった光景にあ然とし ポカンと口を開いたままその場に 立ち尽くしたのだっ た中本さんの足元には丸くパンパンに タオルが詰め込まれた風呂敷が転がってい て妊娠後期のはずのお腹はペタンコに へこんでい た私とスバルに気づいた中本さんは 違う違うのよと言いながらスカートの下に 風呂敷を 隠すもう誰がどう見ても妊娠が虚言という ことは一目瞭然の状況だっ た荒まさんもやれやれと頭を書いて いるこれはちょっとうちでは弁護しかね ます ねそう言って苦笑いすると資料を机で トントンと整えて部屋を出て行ってしまっ た残された私たち3人はしばらく沈黙して いたが最初に口を切ったのはスバルだっ た中本さん俺にしたつきまといの行為に ついてはさておきゆいさんには謝って くださいゆいさんはあなたのせいで切迫相 になって救急で運ばれたんですあなたは 母体と児を危険にさらしたんだそのことに ついて謝罪してく
中本さんは座り込んで風呂敷を隠したまま 身動き1つし ない中本 さんスバルがごきを強めて問い詰めると ようやく口を開い たあ謝らないわよなんで私が謝らなきゃ ならないの私は被害者なんだから愛する人 を奪われたのよこんな豊島になんで私が こんなやつに負けるのよありえないありえ ないんだ けどそう言って私を睨みつけ た私はスポーツクラブで一目惚れしてから ずっとスバル君のことを見てきたのこの 思いは誰にも負けない自信があるの ちょっと先に出会ったからってなんで こんな女に負けなきゃいけないのよ私の方 が若くて可愛いわ子供だって健康な子が 埋めるそうでし ちょっと何言ってるかわから ないスバルは中本さんのあまりにも狂気 じみた思考回路についていけない様子で 左手で顔を覆っ た俺と中本さんはスポーツクラブで時々 会話をかわすだけの知人だろ俺何か気を 持たせるようなことしたかなだったら謝る けど俺は君に関心がないよ ひどいひどいわ私が新しいスニーカーを 買った時可愛いって褒めてくれたじゃない 私に気を持たせるようなことして騙したの ねそう言って中本さんは泣き崩れ たえそれだけと私とスバルは顔を 見合わせると脱力してしまっ た結局私の切迫相については予想の意を 超えることはないだろうと考え私とスバル はスバルの名誉毀損についてのみ中本さん を訴えることにし た幸いスバルの会社の本社ビルに中本さん が乗り込んでいる防犯カメラの録画が残っ ていて虚偽の妊娠と合わせてスバルの潔白 はすぐに証明され た驚いたことに中本さんは既婚者で長らく 不妊に悩んでいたそうだ夫や姑とから嫌み を言われる日々に心がうつうつとしていた ところたまたまスポーツクラブで出会った 話やいスバルに買ったばかりのスニーカー を褒められ久しぶりに人に優しくされたと 舞い上がって前のめりになっていったと いうことだっ た当然今回のことでリエを申し渡された 中本さんは家を追い出されて縁もゆかりも ない土地に引っ越していったとのこと 気の毒と だが私たち夫婦には何とも迷惑な話であっ たスバルは会社でも名誉挽回ができたよう で白い目で見ていた会社の社員たちもよ
色男とちゃかしてくるそう だ調子がいいんだからとスバルは苦笑いし てい た転勤先でのプロジェクトの見切りがつい たら本社に戻してくれることが決まった そう だ私は退院した一世の育児がスタートし 高齢の肉体に鞭を打ってて夜わやの毎日を 送って いるスバルが本社に戻ってくるまでは育休 を取らせてもらえることになっ たスバルは週末は必ず自宅に戻ってきては 一世との時間を満喫しつつ私をゆっくりと 休ませて くれる目を細めて一世をめでる横顔は すっかり父親の顔だった ねえゆいさん一世ってすごくいい名前だよ ね ありがとうどういたしまし て私は笑っ た父親のスバルという名前はプレアデス 星団という星の集合体だその中で時は強く 輝く星が ある私はスバルから生まれた1つの星と いう意味を込めて子供にに一世と名付け た中本さんに初めて疑念を抱いたあの日 スバルを信じてみようと思い願いを込めて つけた名前でもあっ た私は今回のことでスバルを心から信頼 することができるようになった気が する遅すぎたかもしれないがようやく本当 の家族になれたと 思うこれからは家族3人何があろうとも手 を取り合って生きていく そう誓っ [音楽] た私は 優香児童養護施設で児童指導員として勤務 して いる数多くの仕事がある中でなぜ私がこの 仕事を選んだのかそれは幼少期の経験が きっかけ だ父は私が生まれる前に交通事故にに 巻き込まれそして母は最愛の父を失ったつ さで体調崩しなくなってしまっ た生まれて間もなく保護された私は高校 卒業するまでの間施設で生活していたの だ一般家庭で育った人にとっての家と同じ ように施設は私の実家で故郷でも あると言ってもをふさと思えるようになっ たのは中学生になって から入所した当初は両親と離れ離れになっ た寂しさで胸が苦しかっ たその寂しさを乗り越えることができたの は施設の職員の人たちと一緒に育った仲間
の存在が 大きい中でも私が頼りにしていたのは 関わりの多かった児童指導員のさち子 だ親に変わって生活に必要なことを時に 厳しく時に優しく教えてくれる姿に救われ たのはきっと私だけではない だろう色々な事情で集まった私たちだから こそ同じように家族と暮らせない人を 支える存在になりたいと絶望していたのか もしれ ない私も将来家族と離れた子供の生活を 助けるこの仕事につき たい児童指導員になる夢を叶えるために まずは情報を集めることにしたのだっ た情報収集といえばうってつけの場所が ある施設の近くには大きな図書館があるの だ私は読書が好きで物心ついた時には施設 にある絵本を橋から読んでいだと思うその うち施設内の本を読み終えてしまいさち子 に図書館を進められたの だ自分の中に知識が蓄えられていく感覚が 好きでジャンルを問わず読んでいるまた1 つ知識を蓄えよう 漠然となりたいと思うよりも仕事の内容 まずしろそう思った私は翌日の放課後図書 館に行くことにした 普段は児童文学の棚に直行するのだが今日 は職業についての本がまとめてある棚に 向かう入り口付近にある検索機で場所は 確認してあるので棚の番号を確認しながら 歩いていると困り顔の女性と出会っ たきっと探している本があるのだろうその 女性はキョロキョロと見回しては 立ち止まるというのを繰り返している 学校や施設の大人以外との関わりが ほとんどないので声をかけた方がいいか私 は一瞬悩ん だ余計なお世話かもしれないし想像は気の せいかもとけれど施設でも困っている人を 見かけたら助けてあげましょうと言われて いる言われたことを守れないようではそこ で働けるわけが ない 一度深呼吸した私は勇気を持って声をかけ たあの何かお困りです かやはり女性は本が見つからなくて困って いたようで一緒に探すこと に孫が看護師を目指していて少しでも力に なれればと本を探しに来たのだと いう言葉の橋に応援したいというが にじみ出ていて素敵なご家族だなと心が 温かくなっ た無事お互い探している本が見つかり受付 で借りた私たちは図書館の前でさようなら を言い合っ
た別れは何度目かのお礼と一緒にあなたの 夢も叶いますようにと応援の言葉を頂い たあったばかりの私の夢まで応援して くれる なんてますます気合いが入り私はその女性 の応援を場に勉強に励む日々を過ごすの だっ た高校3年生になり就職の道を迷わず選ん だ私は真っ先に求人表の確認をし た学校に届く求人表には季節の名前は載っ ておらず帰った後さち子に尋ねてみると 残念ながら今は職員の募集をしていないの だということを知っ た人手不足よりかは足りている方がずっと いいそれでも夢を諦めきれなかった私は他 の施設で働けないかと考え た再び図書館へ行きパソコンで調べている とある施設のホームページにたどり着い た私がいる施設とはまた違った温かさを 感じて最後のページまでじっくり読んで しまうするとお知らせの欄に職員募集の 記載と募集要綱のリンクが貼って ある詳しく見ると未経験か無資格かと記載 がされてい た施設で生活できるのは18歳までで高校 卒業後に出なければいけないご縁があり ますようにと心の中で祈った私は募集要綱 を印刷し応募することを決めたのだっ た数日 後学校経由で面接の案内を受け取った私は 隣の県へと足を運んでい た幸い駅から近く道も複雑ではなかったの で迷わずに施設へつい た門の前で見出し並みの最終確認をし 入り口で名を告げるとすぐに施設長が来て くれ た物越の柔らかい施設町に導かれ大雪 らしき場所で面接が始まっ た緊張のあまり言うつもりだったアピール ポイントがほとんど出てこない何度も練習 したのにさち子にも手伝ってもらったのに これだけは伝えねばといつから立ち 施設長に 訴える私も施設で生活しています辛い思い をしていた私を救ってくれた人たちのよう に私も少しでも多くの子供の力になりたい ん です真剣な顔で合槌を打つ施設長に自分の 気持ちをぶつけるように言葉を重ね た以上で面接は終了です隣の県まで来て くれて本当にありがとう帰りも気をつけて ね本日はお忙しい中ありがとうございます それでは失礼いたし ます見送りに出てくれた笑顔の施設長に 深い辞儀をした私は気づくと帰りの電車に
揺られてい た行く時は長く感じた距離も帰りはあっと いう間で施設に戻ってから中のブレーの 数々を思い出して頭を抱えてしまっ た面接のマナーだと忘れて失礼なやだった だろうきっと不用だろうな素敵な施設だっ たのに な諦めなければと思いながらも施設町の 笑顔にわずかばかりの期待をして しまうポストに郵便物が届くたびに心臓は ドキドキと大きな音を立て た何日も続くと寝る時でさえコトンという 音が聞こえるようになった半ば諦めていた 時に届いた封筒を震える手で開くと採用 通知と書いて ある寝不足が立って都合のいい夢を見て いるのではと頬を軽くつねってみると ちゃんと 痛い何度見ても採用という文字は変わら ないそれでも信じきれずさち子にも通知を 見てもらうとぎゅっと抱きしめられ たゆかちゃん採用だって一緒に働けること を楽しみにしていますだって頑張ったねお めでとう さち子の言葉で採用通知をいだけたという 実感が徐々に湧いて くる努力が実ったこと熱意が伝わったこと に私は涙を流した夢に一歩近くことができ て嬉しいの だポストの音に怯える必要がなくなった その夜はいつもより早く水馬がやってき た私は泥のように眠り久しぶりに休日を ベッドの上で過ごしたのだっ た採用が決まり最初にしたことは荷物の 整理 だ職場になる施設には社員料が完備してい て徒歩で通勤できる距離に ある就職先と住居を探していた私にとって はまさに理想教だっ たサイズアウトした服でまだ切れそうな ものは施設に寄付し思い入れの強い品や 貴重品などを鞄に詰め込む 仲間からもらった手紙も入れてポンと鞄を 軽く 叩くほぼ民1つで入所した私にもこんなに たくさんの宝物ができたこの施設で学んだ ことをこれからの生活に役立てて いこう長い間本当にお世話になりまし たいつでも遊びに来てねここは優香ちゃん の実家なんだから みんなの声援をせに私は社会人の第1歩を 踏み出したのだっ たいわゆるブラック企業というものがどの 業界にも存在していることは聞いていた そして同時にホワイト企業が貴重な存在だ
ということ も私が就職したこの施設は誰がどう見ても 校舎だ 私が生活していた施設のようにこの施設も 多食種が連携して子供の生活を見守って いる勤務年数や資格の有なんて関係なく チーム一眼となって子供たちを支えると いう施設庁の方針を行動で表しているの だ改めて施設長のことを尊敬するとともに 同じチームの一員に入れていただいたこと へのの感謝が尽き ない採用してよかったと思ってもらえる ように毎日働きながら勉強も続けてい た児童指導員の先輩に教えてもらったり他 の職種の先輩にも積極的に質問をし た少しでも知識を増やしたい私を嫌がる ことなく先輩たちは指導してくれて決まっ て最後にあいつにそっくりだと言われる 関心したように言うのでおそらく褒められ ているの だろう先輩たちの言うあいつとは誰なのか 正体を知ったのはある日イ室に質問をしに 行った時だっ たいつものように先輩看護師に質問をして いると扉を開けて中に男性看護師が入って き たその男性を見た先輩が思い出したように あの看護師が前話してたあいつだよと私に 言うこの男性が噂 のじろじろと物質けに見てしまったことに 気づいて慌てて辞儀を する初めまして優香と申し ます初めましてかとです俺に似てる新人が 来たって聞いていたけれどやっと会えた あいつもい男性の名は かず5歳上の看護師で新人の頃同じように 先輩たちに質問していたそう だ昔のことを話されて恥ずかしいのか ほんのり顔を赤くして いるかずとの優しい笑顔を見た時なぜか 初対面なのにそんな気がしない自分に驚い た どこかで見たことがあるようなこの 笑顔先輩とかどが話し始めた会話に混ざっ た私が思い出したのはだいぶ後のことに なる毎日勉強と文字で見ると大変そうに 見えるかもしれないがやはりこの仕事は私 に合ってい た子供たちとの時間で気づける発見もあり 全く苦に思わないの だつ また1つと季節が巡り早くも施設で働き 始めて2年の月日が経ってい た実務経験を2年積んだ私は念願の児童 指導員の任用資格を得ることができ
た全ては施設長や応援してくれた先輩たち のおかげだみんなが自分のことのように 祝ってくれてこの施設と縁が結ばれて よかったと心から 思える私が成人を迎えたことと資格を取得 したことをまとめて祝おうと急遽飲み会を 開催が決定され た施設長の知り合いが経営している居酒屋 が近くにあるので仕事が終わり次第 集まれる人は集まろうということ に実際始まると私をそっちのけで飲んだり 食べたりする姿を見てお腹を抱えて笑って 施設長が言っていたみんな騒がしいから気 をつけてねというのは本当だったのだ目尻 に溜まった涙を拭っていると開いていた隣 の席にかずがやってき た大丈夫気持ち悪くなったりして ない手を止めている私を心配して来てくれ たらしい心配りが嬉しくて思っていること を話す かとさんありがとうございます先輩たちの 仕事中とのギャップ が確かに俺も新人の頃驚いた俺の誕生日祝 にって集まった時もこんな風に端っこで 飲んでた俺主役じゃなかったっけって思っ た よそうなんです ねごめんなさい想像すると面白くて大丈夫 これが一番笑ったからあまだお腹に空が あるならこれこれおすすめはこのメニュー だ よ美味しそうですね頼もうかな俺も食べ たいから一緒に頼むよ他に何か頼む人い ます か注文用のタブレットを手に席を回る数と 私だったら自分の分しか注文しない自信が ある仕事Aの意欲は似ているかもしれない がかとのこの心配りは生まれ持ったもの だろう私は気づかないうちにかとを職場の 先輩としてだけでなく男性としても素敵だ と意識し始めてい た飲み会から数週間後メッセージアプリで 仕事のグループとは別のものから正体が 届い た集まって食べたり飲んだりするのが好き なグループらしく定期的においしいものの 情報交換をしているそうだ今でも思い出す と口元が緩んでしまうくらい初めての 飲み会は楽しかったボタンを押して飲み会 グループに参加すると同時にかとからも 友達申請が 届く飲み会の後連絡先を交換しようと思っ ていたが酔った先輩たちの介護でそれ どころではなかったかとの方から送って くれるだなんて都合が良すぎる展開に胸が
ドキドキ する申請ありがとうございますこちらでも 色々質問しちゃうかもしれないですが よろしくお願いし ますこちらこそありがとう仕事のことでも 個人的な悩みでも俺でよければ聞くから ねアプリでのやり取りが始まると一気に心 の距離が縮んだ休みが会う日にはかとの 借りているマンションに行って一緒に映画 を見たりご飯を食べるようになった今日も 私はかずとの家でソファーに並んで座り 映画を見てい た身分の違う男女が結ばれるまでの家庭を 描いた映画はかととの関係を進展させたい と考える私の背中をしてくれてように思え た仲良くなる上でお互いのことを理解する というのは大切だと私は思って いる隠すようなことではなかったので自ら 施設育ちということをカミングアウトし た職場には面接の段階で伝えていたので 知っていると思うが自分の口からきちんと 伝えたいと思ったの だのことや施設のことを話し終えるとかと は私の頭を優しく慣れ た話してくれて ありがとう俺も優香に話したいことがあっ てかずの父もかずが中学生の頃に亡くなっ てしまったそうだ母子家庭になった途端に 親友だと思っていた同級生に距離を置かれ 辛い学校生活を送った過去があると 打ち明けてくれ たかとの過去はとても人言とは思えなかっ た私も信用できる友人だと思い季節で育っ ていることを話すと両親がいないの かわいそうだねと心ない言葉を言われた ことが ある信じていた人に背を向けられる辛さを 数とも経験していたのだそれでもなお 明るく毎日を過ごしているいつでも笑顔で 優しいかとに危うさを感じ たかとの弱を吐き出せる場所はどこなの だろうおこがましいかもしれないがその 場所私が提供できないだろうかと考え たかとさんも話してくれて ありがとう私たち似ているところが多いん だ ね優香と似ていると言われるのは嬉しいな 本当は優香が職場で噂になっているのを 聞いてずっと会いたいって思ってたんだイ 室で会いた時思わずガッツポーズしそうに なったんだよそんなに私もかとさんと会え たこととても嬉しい よ手が触れてどちらからともなくぎゅっと 握る私たちはそれぞれが愛に飢えていたの だろうかとと見つめ合うともう言葉はいら
なかっ た心から信頼し合える関係になれると瞳で 語ってくれたから だかととの交際が始まり私は前よりも 欲張りになってしまっ た恋という唯一の存在になれただけでも 嬉しいのに家族になりたいと思っしまうの だ家庭を持つことに憧れはあるが自分の子 がひどいことを言われたらと思うともう1 歩が踏み出せ ない私と一緒になったことでかとまで何か 言われたら耐えられないこれは私の わがままだから言わないでおこうと隠して いたがかずにはお見通しだった らしい仕事終わりに家に招かれて悩んで いることを話してほしいとお願いされて しまっ た自分の考えを話して別れた方がいいのか もと言いかけた時にかとが私の言葉を遮 切っ たそんなこと言わないで俺は優香と恋人に なれて嬉しいしその先にも進みたいと思っ てるよ俺も将来のこと考えて落ち込むこと があるから気持ちは分かるでも 実際今どうしようと思っていても仕方が ない考えすぎて視野が狭くなると大切な ものが見えなくなってしまうと俺は 思うそうだよね確かにかとの言う通りだ ごめんね1人で考えすぎちゃってた みたい困った時は一緒に考えていこう家族 として夫婦として2人でならきっと 乗り越えられると思うんだ俺と結婚して くれます か はいかとの手の中で箱に入った指輪が きらりと 光るいつの間に買ったのとかいつから結婚 を意識してくれていたのとか聞きたいこと はたくさんあった驚きよりもうしさが溢れ て私はかずにぎゅっと抱きついたのだっ た結婚が決まった後はかとの家族に挨拶に 伺うことになっ たまずは義母が住む疑実家に伺い結婚の 報告をした義母はおめでとうと言ってくれ たが視線はテキに満ちてい た2人で暮らす場所はもう決まっている の俺が今暮らしているマンションで 暮らそうと思う元々ファミリー世帯向けの マンションだから広さも十分だし そう一緒に暮らしてくれてもいいの よ同居のことはおいおい考えていこうよ 母さんも俺たちもそれぞれの生活リズムが あるんだからすぐに決められない だろそうねそうよ ね義母はかずとと一緒に暮らしたそうに何
度も同居という言葉を出してはチラチラと 私を見ていた同居したいと言えという圧な のか眼光が 鋭いしかし私はかとの意見に賛成なので かとの隣で無言を貫い た水面家はともかく比較的穏やかに義母へ の挨拶が終わっ たこれからの予定をどうするか話している と義母から木母にも挨拶に行くようにと 言わ れるくれぐれも失礼のないようにね お母さん礼儀知らずは嫌いなのよ怒らせ たら怖いんだ からおばあちゃんが怒ることなんて滅多に ないよ母さん変なことを言って優香を怖 がらせないで くれかとは笑って返したが義母の言うよう に怒らせたらどうしようそう思いながら 恐る恐る伺うとリビングで椅子に座ってい たのはかつて図書館であった女性だっ たばあちゃん紹介したい人がいるんだ彼女 は優香 さんあなた優香さんというの ね2度目ましてかしら可愛いお嬢ちゃんが 素敵な女性になったのねおお久しぶり ですあれ知り合いな の脳内で全てがつがった女性の言っていた 孫というのがかどのことだったのだ通りで かとを見た時に騎士感があったはずだ木曾 とかずは目元がよく似て いるかずの祖母ですあの時は一緒に本を 探してくれて ありがとう私こそ応援していただいてあの 言葉がどんなに励みになったかおかげ様で 夢を叶えて毎日頑張ってい ます本を探してくれた女の子って優香の ことだったんだばあちゃん俺と優香は今 同じ職場で働いているんだ よ一緒に働いているの職場恋愛いいわね 素敵最初は義母と会う時よりも緊張してい たがすぐに打ち解けた木母は上品なよいと 佇まいなのにおちゃめな性格なのだ人生の 大先輩に言うことは失礼かもしれないが とても可愛らしくてつい時間を忘れて 話し込んでしまっ たお昼過ぎに伺ったのにもう日が落ちよう として いる長いしてしまったことを謝罪すると 木母は懐からスマホを取り出した 楽しい時間はあっという間ねよかったら 優香さんの連絡先を入れてもらえない もっとお話がしたい わ喜んで私も話し足りないと思っていまし た嬉しさで居酒屋のような返事をして しまった私は木母のスマホを借りて自分の
連絡先を登録し たそれから木母とスマホの練習相手として メッセージアプリでやり取りをするように なったの だ社員料を出てかとの借りたマンションで の生活が始まり最初は順調そのものだった もちろん今も夫婦の中は良好で一緒に 暮らし始めたことで絆が深まっている木母 とのやり取りも続いていて買い物に行っ たり可愛がってもらって いる私の頭をを悩ませているのは義母の 存在だ最初は気実家に1人住む義母と 仲良くなろうと休みの日には3人で過ごす 時間を設けてい た木母との時間も大切だが親子の時間も 同じくらい作った方がいいと思ったから だ有効的に思えた義母だが挨拶の時に感じ た敵意は気のせいではなかった らしいだんだんとかとの目を盗んで私に 冷たい言葉を言うようになった曰く反抗的 な態度を取る私が嫌いなのだと いう長男である義父の妻になった私は偉い なので私の言葉に従っていれば可愛がって やるのにと義母は常々義父は偉くて同じ くらい母さんも偉いのよとかとに 言い聞かせていたそうだなので義父が なくなった後も義父の親戚との関わりを 立たずにいるらしい私はカが好きで夫婦に なったが長なだからとかそういう理由で 結婚する義母の考えがわからないそれに 反抗的と義母は言うが失礼な態度を取った つもりは ない言われたことに対して疑問があれば 訪ねているそれだけ だうちのルールとおっしゃっていましたが このルールはどうしてできたのです か念のためかずにもどう見えるか尋ねると 気になったことを質問しているだけで失礼 だとは思わないよと言ってくれた私として は夫に意見を求めただけでも義母からする と息子を取られたと解釈してしまう らしい言葉のトは鋭くなりひどい言葉を 平然と言うようになっ た孤児のくせに家事もできない女が偉そう にかずにはもっと素敵な女性がいるのよ 早く別れ てアポなしでマンションに来ては家事に 文句を言っている 規模施設で身の回りのことはある程度 できるようになったが料理は苦手なのだ 食材を済みにしたことがある私にとっては 人が食べられる程度の料理を作るだけでも せ ぱ苦手意識を克服しなければと思いながら も料理上手なかとに甘えてしまうの
だ右から左に受け流している私に気づかず に言うだけ言って満足した義母は手のひら を差し出し た教えてやったんだから授業料をよせとお 金をせがんでいるの だ説法を解く僧侶だってもっと謙虚に言う だろうにいきなり来た義母を追い返さず 黙って聞いていた私の方がもらいたい くらいながわざわざやをつくようなことは し ないお金は渡せませんごめんなさい家計は かとさんが管理してくださっていて お母さんに渡さないでと止められているん ですかがそんなこと言うはずないわあなた がかずの給料を盗んでに入れているん でしょかとを騙せても私は騙されないから ね必ず見つけてやるんだからと不穏な言葉 を言い残して義母は帰っていった胸騒ぎが した私はかずに相談して通販サイトである 商品を購入したのだっ た数ヶ月後まとまった休みを取った私たち 夫婦は泊まりで旅行へ行くことにになっ た新婚は過ぎているが仕事の都合で行け なかった分ゆっくり観光しようとかずが 計画を立ててくれたのだ素敵な景色と 美味しい食事かずの優しさに癒されて帰宅 すると普段と家具の配置が変わって いるあすに入られてしまったのかもと玄関 にあった傘を構えて2人で家の中を確認し てと怖くなり動けなくなってしまっ たかさん中にまだ誰かいたらどう しようとりあえず警察を呼ぼうその前に 母さんが何か知ってるか聞いてみる よかずが電話すると慌てた義母がやってき た警察を呼ぶってどういうことなの かと家具の配置が変わっていたりいつもと 違う感がして不気味なんだよ中を警察に 確認してもらおうと思っ てなんだそんなことかずが旅行中私が掃除 しに来ていただけよ数日でも掃除をしてい ないと誇りがたまる でしょお母さんちなみにどうやって入った んですか相かは渡していないと思うのです が全くこんなことで設に電話したら迷惑 でしょ ブツブツと文句を言う規模は私の質問を 無視し た重ねて質問をしようとした私をかとが目 で静止する意図をさした私は規模の対応を かに任せ寝室に設置してあるカメラの映像 の確認準備を始めたこのカメラは旅行前に 購入したもの だ義母の発言に嫌な予感がした私は貴重品 が入っているクローゼットの中に設置して いたの
だゆかさっきは遮切ってごめん何を言って も母さんはごまかすだろうから大丈夫 分かってるよ私の安全を考えての行動だっ たって こと義母の性格上私が質問を繰り返せば 逆上する可能性もあったそうならないよう にかとは間に入ってくれたの 映像は真っ暗で始まり別室の物音を拾って いた義母がリビングで引き出しを荒らして いるの だろう私が何度止めても化粧品や私物を 持ち出そうとしていた別にいいでしょうと 自分勝手な言い訳をしていた義母は数とも 止めたのに諦めていなかった らしい私のいない間に勝手に持ってって しまったのだ現にお気に入りのスキンケア 用品がごっそりなくなって いるこの時点でならまだ義母のことを許す ことができた減った化粧品はまた買い直せ ばいいし部屋の中を汚したわけではない から だしかし義母は私の地雷を踏み抜い たジュエリーボックスをひっくり返して母 の片のネックレスを壊したのだ慶長両方に 使えるその片は使い込まれていて母の残し た日記には父からもらったものと書いて あった両親の思い出の品を大切にしたくて たまに眺める以外はしまっておいたのに ネックレスを落とした義母は一瞬焦った顔 をしたが何食わぬ顔でジュエリーボックス に戻し たこんなボロいの置いておく本が悪いのよ と言い ながら体中の血液が沸騰したようだっ た人生で初めて私は誰かに対して強い怒り を覚えたのだっ た一緒に映像を見ていたかとは静かに泣い ている私を抱きしめてごめんねと繰り返し たかとは悪くないよ普段は言えるはずの 言葉もこの時ばかりは出てこなかっ た義母が不法侵入したあの日から私はイス を使ったり義母との接触を限りなく少なく し た人のものを盗んだり壊すような人と同じ 空間にいたくないと思ったの だマンションの管理人に事情を軽く伝える と私たちのルスの間に巡回して義母の侵入 を阻止してくれた 第3者の目があるところではさすがの義母 も侵入を諦めたようでアポなし訪問は 落ち着いたしかしその時点で私の精神状態 はすでに限界に近かった次また侵入され たらどうしよう他の貴重品まで壊されたら 義母と仲良くなろうと自分なりに頑張って いたがもう頑張れないこのままではかずと
一緒にいることさえ嫌になってしまいそう だった耐え切れず私はかずに相談すること にし たアポなしで来た時の発言は全てスマホの 録音機能で取って あるかずに録音を聞いてもらうと悔しそう な顔でかずが土下座をし た優香がこんなに辛い目に合っていたのに 気づけなかったことが 悔しい母さんがひどいことをして本当に 申し [音楽] 負担をかけたくなくて言わなかった私も 悪いのだから謝らない でまさかこんなことまでしていたらなんて これ以上優香が傷つけられるのを黙って見 ているわけにはいかない母さんをこらしめ ようこらしめるってどうやっ て映像や録音だけではきっと義母は反省し ないとが洗脳されてかわいそうと言って 終わるだろうそれはかとも承知してい た今まで義母に振り回されたかとも限界を 迎えていたよう だかとの提案で私たち夫婦はとある人物に 協力をお願いすることになったのだっ たそれからさらに数週間後仕事から帰ると 誰かが侵入した形跡が あるカメラを確認した私はかずに連絡し 明日義実家へ行くことを決意し たかずは出勤日だったので休むと言って くれたが1人で行くから大丈夫と返した その代わり週末に休みを合わせて欲しいと 言うとかとは深く頷いてくれ た翌日疑実家へ行くと忙しそうに居作を する義母 が幸せオラに包まれている義母は見るから に嫌だっ たお母さん嬉しそうですね何かあったの です かタワマンを購入したの都内のに比べたら 小さいけれどタワマンには変わりないわ こんな狭い家とはもうおさばよタワマン お母さんマンションを購入するお金はどこ から決まっているでしょうあなたの通帳 から よ イロのように突き出された通帳は昨日金庫 から亡くなったものだカメラで確認して 全て知っている私は作戦通り演技をする ことにし たそそんな一生懸命貯めていたのにどうし てこんな ことあなたには親がいないから私に校させ てあげようと思ったの校できてせでしょ あなたのお金は私のもの
よニヤニヤと嫌な笑顔で言い放つ規模に タオルで隠した口元がピクピク動きそうに なる盗んだことを暴露しているのにどうし て自慢げなのだろう私の質問の意図も全く 気づいていないみたいでかわいそうになっ てき た少しでも罪悪感があるようなら教えて あげようと思ったがもなさなのでヒント だけ伝えて 帰ろうお母さんあなたにはがっかりですよ 通帳の名義見まし た自分勝手な規模につい口調が荒くなって しまう大金が手に入ったことで浮かれて いる義母が気づかなかったのは不幸中の 幸いだ えあなたの金庫に入っていたのだから あなた名義の通帳でしょタワマンを購入 する前にしっかり確認すればよかったのに 私もう知りませんから ねそう言い残して気実家を後に する言葉通り規模にはがっかりだった私の 金庫に入っているのが全て私のものだと 勘違いしていなければあんなことにはなら なかったの に数日後義母から鬼のような着信で私の スマホは朝から鳴り響いてい たようやく気づいたのかという呆れから 無視しているとマンションに義母がやって き たちょっとあの通帳騙したわ ねもう知りませんって言ったじゃないです かいきなり来て騒ぐなんて近所迷惑です よどうしてお母さんの通帳があなたの金庫 に入っているのよ 義母の言う通りあの通帳は私のものでは ない確かに私の金庫に入ってはいたが通帳 の名義は 義母協力をお願いしたある人物とは通帳の 持ち主である木母だっ たかととの話し合いの後に家に伺い規模の ことを相談すると諦めと悲しみが混ざった ような顔をした 義母実は義母が嫁いできた時にも家の中で お金のトラブルが多発していたそう だ財布からお金が減っていたり貴重品が なくなっていたりとうちと全く一緒のこと が起きていたようだしかしその時は今回と 違い証拠もなくきちんとした解決に至ら なかった らしい義母は疑われたことを坂手にとって 近所中に嫁されたと言い回ったそう だいくら偽とご近所さんが仲が良くても 義母が騒ぎ立てたせいで付き合いも難しく なる同居が気まずくなった結果義母は義父 が亡くなった後に鬼実家を出たらしい
マンションで1人暮らしをしている理由が 分かりますます義母のことが理解できなく なっ た息子の選んだ女性を疑いたくなかった から逃げたのその結果かずや優香さんに 迷惑をかけてしまったこの際はっきりさせ ないといけないわ ね孫夫婦に手を出すなんて信じられない 是非協力させてほしいと木母は怒りを滲ま せていった通帳は今回のためにわざわざ 作ったそうだ通常に臨場が挟まれていて 手続きがスムーズに終わってしまったから こそ名義に疑問を抱かなかったのだろう 義母はよほどお金が欲しかった らしい普通通帳の名義は最初に確認すると 思うのですがま普通は息子の家だとしても 勝手に侵入して盗んだりしませんよね うるさい孤児のくせに嫁の分際で口応え するな私が1番偉いんだ 義母が私に掴みかかろうとした瞬間廊下へ つがるドアが開い た義母とかずが入ってきた瞬間義母はさっ と顔色を失ったおお母さんどうしてここに あら孫夫婦の顔を見に来てはいけない一番 偉いあなたに毎回許可を取らないといけ ないのかしらそそんなことあります 行ってもらえればおいしいお茶菓子を用意 できたのにと思っただけでお茶菓子は結構 それよりも私の通帳を知っているかしら 優香さんに預けたのだけど金庫から 亡くなったらしくて ねあのそのこれは完全に窃盗事件よねまた 孫夫婦が被害にあったら怖いから警察を 呼ぼうと思うの 警察それは大げさなんじゃ大げさだなんて とんでもないほら昔うちでもお金が なくなったりトラブルがあったでしょう私 がその時に動いていれば今回のようなこと は起きなかったかもしれないと思うともう いても立ってもいられなく てお母さんすみませんどうか警察だけは 勘弁して ください義母の前で土下座をしながら以前 盗んだのも自分だと告白した義母優しい 義母も義母のことを許すことはできなかっ た通帳の中身を手切れ金に金属関係終了 届けを提出してほしいと義母に言ったの だそんな 母さんあなたが私を嫌っていたのは知って いたわだからと言って何でもやっていいと 思ったら大町がよ被害届けは出さないで あげるから代わりに縁を切ってあの家から 出ていっ て謝ったのに許してくれないなんてひどい 喜んで縁を切らせてもらうわよ捨てゼリフ
のようなことを言って義母は疑実家を 飛び出したチラチラと私を見て引き止めて 欲しい素ぶりをしていたがもちろん 引き止めはしないそれよりも心配だったの は偽の貯金についてだ決して少なくはない 額をあの通帳には入れていたはず前に盗ま れたお金も返してもらわないなんて大丈夫 だろうかと気になってしまった不安そうな 私の顔を見てさしたのか元々あの通帳は 帰ってこないことを見越して作ったものな ので懐は痛くないのだと木母は教えてくれ た何より本人がすっきりしているようなの で結果的には良かったの だろう書類を提出して義母との縁が切れた と喜んだ義母もタワマンでの暮らしを 楽しめたのは数週間ほどだっ た義母は私よりも家事が苦手で外食ばかり の生活に根をあげたの だ変わらない浪費により貯金もどんどん 減っていき弱った義母は実家へ帰って 来ようとし たそれ私ではない義母から届いた大きな 荷物は受け取り拒否をして相かで侵入 しようとしたところを確保し たかずとどうしてそんな目で母さんを見る の私たち家族でしょちょっとくらい優しく してくれてもいいじゃ ないその家族に対して今までひどいことを してきたのはあなただ俺の大切な妻を泣か せた人を母と呼びたくない距離 おこうあなたはもうこの家の仕をまたが ないで くれなんなのその態度は私の家でもあるの よいい加減にしてくればあちゃんから強引 に奪ったくせに偉そうに言うなよこれ以上 ここにとまるなら警察を呼ぶから なかつてないかとの怒りに義母も大人しく 立ち去った実家の鍵を全て変えたので勝手 に侵入することもないだろう風の噂では 義母はどうにか1人頑張っているらしい 思いこしを上げて働き始めたようだしかし 性格は以前と変わらないスーパーで働く 義母にばったりあった時にも申し訳ないと 口で言いながらも限外にお金を最速してい た優香さには申し訳ないことをしたわよね 私も確かに投げなかったと思う心を 入れ替えたから人助けだと思って恵んで ちょうだい 嫌 です私が笑顔で行った時の義母は写真に 残しておけばよかったと思うくらいすごい 表情だっ た今まで言われてばかりだった私の最初で 最後の反抗壊したり盗んだりと色々 やらかした義母とは違い要求を拒否した
だけなので許してほしい義母と交流を立っ て1年う直接を経て相続や手続き関連が 落ち着いたその買あって前から検討してい た気実家の階層が終わりようやく住める 状態になっ た家族との時間と同じくらいプライベート の時間も大切にできる素晴らしい間取りの 家となっ た改装した1番の理由は偽との同居する ためだサプライズでで報告した私は泣いて 喜ぶ義母の姿を見て釣られて泣いてしまっ たティッシュを差し出してくれた数とも目 がうるんでいるこんなに喜んでもらえると は思っていなかっ た前から一緒に暮らしたいと言ってくれて いたが急なことは自覚していたため断られ ても仕方がないと半ば思っていたのだそれ でいつから東京予定なのもう家は完成して いるのよねうんついこないだ回送が終わっ てもう住めるよマンションの解約や 引っ越しの手続きもあるから今年中に同居 できればいいなって思ってる今年中そんな に待てないわ早く一緒に暮らしたいもの 明日早速管理会社行ってくる わ木母は宣言通り次の日マンションの解約 手続きをしていた荷物のまとめや掃除を 踏まえて1ヶ月後の退去が決定し た木母が荷物をまとめ休みの日に私たち 夫婦が搬入するという作業は効率が良く 余裕を持って退去することができた マンションの退去日には同居記念として スーパーのお惣菜を色々買ってさやかなお 祝いをしたもしこの場に義母がいたなら 文句が最低でも二言みこ飛び出していた だろう しかし義母は木母とかとから出禁を 言い渡された今後は2度と嫁いびりに頭を 悩ませる必要もない悔し涙で枕を濡らさ なくても良くなったのだ同居記念日と同時 に私にとっては安らげる場所ができた大切 な日になったのだっ た諸々の決め事を守りつつお互いの生活 リズムを崩さないようにしている私たち 同居が始まって1ヶ月が経ったが想像以上 に快適だった本人の希望で家事は義母 メインで行うことになった私たち夫婦も 甘えすぎずに力仕事やできるところは行う という前提でだ休日の楽しみはみんなで 行く買い物だ食材の鮮度の 見分けでも勉強になるので義母との外出が 私夫婦は好きなのだ義母がほぼ毎日のよう に来ていたあの頃はあまりに言われるので 私の家事能力が皆無なのだと自信を失って いたしかし義母と同居して失った自信を 取り戻すことができた苦手ながらも家事を
する私に義母は感謝を告げてくれる優香 さん忙しいのに掃除してくれたのね綺麗に なって使いやすいわありがとう ありがとうと言ってもらえるともっと 頑張ろうと 思える私の頑張りを見つけてくれた義母が また褒めてくれて私の意欲がさらに増すと いういい連鎖が生まれたのだ対応が違う だけでモチベーションにかなりの差が出る のだと木母はその態度で教えてくれ たあのマンショに比べて部屋が多く家事は 負担になっていないかと1度尋ねことが ある私たち夫婦が楽してばかりで辛い思い をさせていないだろうかとしかし義母は むしろ1人の時よりやりがいがあると言い 実質のDIYをしたりと義母での暮らしを 満喫しているよう だ最近は調理家電を上手に使って時短料理 を作ることに熱中して いるかずとの料理がおいしいのは義母直伝 だったよよで木母の料理はみんな絶品だっ た今までは規模のことを考えると憂鬱で 帰宅したくない時もあったが仕事が終わる とすぐにでも帰りたくなるなぜなら掃除の 行き届いた綺麗な家で大好きな義母が 美味しい料理を作って待ってくれている からだ図書館で背中を押してくれたこと かととの結婚を祝福してくれたこと規模の 件で協力してくれたことなど義母には何度 感謝しても足りないくらいだ与えてもらっ てばっかりで申し訳ないと思っていたのに 木母は私に隠れてかずとと2人で サプライズを計画してくれていた誕生日で もないのに渡された箱の中には見覚えの あるネックレスが規模に壊された母の片を 木母の知り合いがリメイクして使える状態 にしてくれたそうだメイクしてもらえた ことも嬉しいが片身を直してあげたいと 思ってくれた2人の心が何よりも 嬉しい普段使いしやすいデザインになった ネックレスを私は毎日身につけている タンスの奥に大切にしまっているよりも きっと母も喜んでくれている だろう次の休みにはお墓参りに行き両親に 近況を報告するつもりだ木母とかずと3人 で暮らす私はとても幸せだということ そしてこれからも安心して空から見守って いてほしいという ことお父さんたちは単なるケチ夫婦だと 思ってましたけど毎日うちの店で半額に なった惣菜を買ってるのを見てそうじゃな いって確信しましたそんなに家計苦しいん ですか長男の嫁がためらいなく問いかける その瞬間凍りつく長男の顔目を白黒させる 私江莉香さんあなた何か誤解してるんじゃ
ない夫の答えをさえぎるように嫁は侮辱を 含んだ口調でこう言い放った貧乏人ですね また働きに出たらどうです か嫁の言葉に一瞬にしてりリビング静寂を 破るように長男が小声で言いかけるえ2人 はしかし嫁は長男の発言に耳をかさず 大きな顔をしてさらに 続けるお父さんてまだ70歳でしょ隠居 するには早すぎませんやっぱり今の世の中 年金だけじゃ食べていけないですよね 貧乏だって思ってるならどうして働かない んですかお母さんだってパートに出る くらいできるでしょ嫁は上から目線で八早 にそう言うとゲラゲラ笑い始めた彼女は 私たちにお金がないと信じ込んでいるよう だったが私は稽古65歳専業主婦をして いる東京の郊外の古い一軒屋で3年前に 現役を知りといた夫と2人で暮らしている 共働きで接戦に務め堅実な生活をしていた 両親の背中を見て育った私親に苦労をかけ まいと思い地元の商業高校に進み簿記2級 を取得卒業後は東京日本社のあるア グループに就職し昨年まで経理の仕事をし ていた私は私生活でも貯金が趣味で決して 贅沢はせず契約して暮らしてきたI グループの関西死者から転勤してきた営業 部の5歳年上の夫と出会ったのは22歳の 時である夫はいつも笑顔で明るく前向きで 正義感も強く冗談を言って笑わせてくれる ような人だ一方で仕事になると朝早くから 夜遅くまで顧客のために1倍汗を流す行動 的な面もを持ち合わせていたやがてどんな に仕事が忙しくても電話してくれる真な 性格の彼と正式にお付き合いをすることに 私たちはお金に対する価値観が似ており 一緒にいると楽しくて居心地が良かったの で2年間の交際期間を経て結婚した私たち 夫婦はお互いに約を心がけ無駄のない生活 を続けてきた例えばお米は米のの叔父夫婦 から市場の半額程度で売ってもらっている し家庭菜園で作れる野菜はそれで賄って いる私は以前から仕事を辞めたら趣味の 家庭菜園をしながら夫婦で穏やかに暮らし ていきたいと思っていたが今はそれが叶っ て夫と2人様々な野菜の判を楽しむ毎日だ 私たち夫婦は長男と長女を授かった長男は どちらかというと神経質で物事に慎重に 取り組むタイプだ彼は高校を卒業した後 グループ参加のSスーパーマーケットに 就職し現在は店長を任されているインドア 派で休みの日には家で読書やゲームをして 過ごしていた長男はは女性と知り合う機会 がなかなかないまま40歳を過ぎていた そんな長男の将来を心配した夫は2年前 知り合いに紹介された山口江莉香という
女性との見合いを彼に進めた無事に結婚し た2人は今長男の務める店の近くにある 賃貸マンションで暮らしている私たちの家 に2人が寄生してくるのは月に1度ぐらい だが長男はスーパーの業務が忙しいことも あって嫁が1人で来る方が多い両家のお嬢 様育ちである彼女は主婦とはいえ家事には それほど慣れていないようでおせかかも しれないと思いながらも私は彼女が来る たびに少しずつ家事を教えてあげていた ところがある朝自宅の台所での出来事私と 長男の嫁は一緒に朝食の準備をしていたの だがもうちょっとでお味そがなくなりそう だから夫の店に行って新しいのを買ってき ましょうか彼女はそう言い冷蔵庫から味そ の容器を取り出して私に見せたしかしうち では調味料は最後まで使うのが当たり前の ことなので私は彼女にこう 教える何言ってるのまだお味そがそんなに 残ってるじゃないもったいないからこう いう時は容器をハサミで切って絞り出して 残りは水を入れて最後まで使うのよすると 彼女は顔を歪めながらこんな風に言い放っ たのだ えそうなんですかなんだかしみったれて ますねけち臭く感じますようちのママなら こんなのとくの昔にて ます今までそういう言い方をされたことが なかったので私は思わず言葉を失ったア然 としている私に嫁の言葉はさらに 続くそれに冷蔵庫見てたら消費期限が過ぎ てる調味料結構あるみたいなんでこの際 まとめてすっきり捨てちゃいましょうよね 知らないんですかお母さん非期限は賞味 期限と違うんですからそんなの使ったら体 壊しちゃいます よそして何のためらいもなくまだ残って いる味噌やソースわさびなどを片っ端から ゴミ箱に放り込んでいく彼女彼女の様子を 見ているうちに私は大事にしていたものを 取り上げられるような感覚がして直視でき なくなり思わず手で顔をていた彼女はどう して平然とひどいことができるのかと思う となんだか無償に悲しくなってくるその時 ポストから持ってきた長官を手に夫がのれ をくぐって台所に入ってきた母さんどうし て青い顔してるん だ夫は私の顔を覗き込みながら尋ねてくる 落ち込んだ私が何も言えないのいいこと にお父さん大したことじゃないんですよ もう使えない調味料を処分しただけです から嫁はニヤニヤしながらそう答えた 気持ちを察してくれた夫が私の背中を軽く 叩いて話題を 変えるそれにしても今朝のおかずいつも
より合成じゃない かその日の献立は酒の切り身の塩焼きにお 味噌汁ほれ草のおひし出し巻き卵えこれで 成って他の家庭と比べて品数が多いわけで もないごく普通のメニューなので何が合成 なのか分からないのだろう嫁は夫の言葉に きょとんとした顔をしていたフォローして くれた夫の隣で気を取り直しニと自然な笑 を浮かべる私他方10年前に嫁いだ長女に は保育園に通う可愛い盛りの翔太とみと いう孫がいる孫たちが自宅に遊びに来ると 家の中が途端に賑やかになるので今では それを何よりの楽しみにしている少女は 長男とは対象的に行動的なアウトドア派で 思っていることをすぐに口に出すタイプ 先月の夏休みに私たち夫婦と嫁長女孫たち の6人で海水浴に行った時のことだ海は 長女宅のワゴン車で行く予定になっていた が当日の朝になって長女から私のスマート フォンに着信が入ったのでスピーカーにし て通話した母さんごめんねちょっとうちの 旦那が急な出張で車を使うことになっ ちゃったの今日は私が戦なんだからって 言ったんだけどうん海に行くのはまた今度 にしようかマイペースで話す長女の張の ある大きな声が響く電話越しに海に行き たいと孫たちの騒ぎ声が聞こえてくるでも 翔太とみは今日海に行くの楽しみにしてた んでしょ私はなんとか孫たちの気持ちに 答えたかった だけど車がないんじゃさすがに電車で行く わけにもいかないだろう し少女がそう言った時だじゃあ今日はやめ ましょう電車なんて冗談じゃない わ会話をそばで聞いていた長男の嫁が口を 挟んできたうちには愛に所有者はないする と私たちのやり取りを聞いていた夫が スマートフォンの向こうにいる長女へ 話す大丈夫だここは私に任せておきなさい すぐに迎えに行くからお前たちは準備をし て家で待っていなさい私がどうするのと 尋ねたのもどこ吹く風で夫は急いでどこか へ出かけていったそれから30分後夫は 黒塗りの高級車に乗って戻ってき たお父さんそのリムジン 一体どうしたんですかあ然とした顔で夫を 見ている嫁ちょっと知り合いに借りてきた ん だ夫はそう言うと満面の笑みを浮かべた 知り合いてまさかその筋の人とかじゃない ですよ ね嫁はいぶかしげな表情で私を見る私は嫁 の言葉に耳を疑ったこれまでも何度となく 思っていたが本当に無神経なものいい私は 鼓動が早くなるのを感じた悔しくなって
彼女に言い返すとした私を夫が 制するまあ何でもいいからとにかく車に 乗り なさい夫に促されて私たちは車に乗り込む そのまま長女の家まで車で迎えに行くと お父さんさんまたあの人に車借りたの そんなことなら私がレンタカーを借りても よかったの に彼女は呆れ顔で言ってきた何を言ってる んだレンタカーなんてお金かかるじゃない かさあ海に行くぞみんな早く乗り なさい浮輪を抱えた孫たちがはしゃぎ ながら車に乗り込んだ孫たちの笑顔は私の 心の中にできつつあった長男の嫁に対する 屈辱感をかき消してくれた海水浴の帰り道 私は遊びつかれて車の後部座席で眠って いる孫たちの願を見ているだけで幸せな 気分に なるエリカさん帰りにちょっとだけ寄り道 をしてもいいかい夫は助手席で仏面をして 座っている長男の嫁に話しかけていた別に 構いませんけど一体どこに行かれるんです か駅前のディスカウントショップだよ長官 の折り込みチラシにトイレットペーパーが 安いって出ていたのを思い出したん だ特売品がないか長官のチラシをチェック するのが夫の二科になっている確か今日は 砂糖も安かったはずよたまたま長のチラシ をチェックしていた私もそう言うとそんな の夫のスーパーで買ってもほんの数円高い だけで大して変わらないんじゃないですか そのためにわざわざ遠くの店まで行く なんて私には理解できないわ長男の嫁は 私たちの会話に反発心を抱いたのか即を 挟んできたのだったまたその翌月に長男の 嫁が1人で寄生してきた日のこと私は彼女 に家庭菜園の野菜の収穫の手伝いをお願い した家庭菜園には鹿の侵入を防ぐための 囲いがしてあり金属性の柱に支えられて いるトマトがたくさん身をつけていたこの トマトは大きさもちょうどいいし赤くなっ てきたからそろそろ収穫してもいいんじゃ ない かしらトマトを枝から切り離したわ私は鼻 につんとくるトマトのつるの匂いを感じ ながら彼女に 言うこないだ実家に帰った時パパに聞いて 初めて知ったんですけど家庭三円って種 だけじゃなくて土や肥料も揃えなきゃいけ ないからお金も手間もかかってあまり効率 的じゃないと思うんですよ ねしかし彼女は面倒だと思っているのか こちらを睨みつけて文句をつけてくる私は 彼女の挑発的な態度に反応するなと自分に 言い聞かせながら答え
た確かにあなたの言ってることは正しいか もしれないけど自分で作って育てるのが 楽しいのよだけどここは不便な田舎じゃ ないわ山直市場などで新鮮な野菜を買う ことだってできるんだしなんで手間暇かけ て家再演する必要があるのか全く意味不明 だ わ私が気に入らないのか次第に王兵な 言葉遣いになる嫁彼女のトゲトゲしい態度 に耐えきれなくなり私は苛立ちを感じ 始めるそこへ麦わら帽子をかぶった夫が 草取用のクを持ってやってきたトマトの 収穫は進んでるかい状況を知らない夫は ニコニコしながら彼女に問いかけた私 こないだ実家に帰った時パパにお父さん たちの暮らし方についてどう思うか聞いて みたんですよこれまで親元で何不自由なく 育った彼女にはおそらく私たちの生活は何 もかもがしそに移り驚くようなことばかり なの だろうお父さんになんて言われたのかね ちょっとお父さんたちのやることなすこと 貧乏臭いんじゃない かって夫に聞かれた彼女は長承しながら そう名言したなるほど 貧乏臭い か夫と嫁のやり取りを見ていて私は だんだん顔が好調してくるのを感じた夫は そんな私の顔を見てもう日がくれるので家 に入ろうとう その日夕食の一品として家庭菜園で取れた 野菜を使ったサラダを作ることにしたいつ ものように調味料をテーブルの上に並べて 自製のドレッシングを作ろうとする私に嫁 は呆れ顔でこい かけるまさかドレッシングも直家性な のそうよ我が家ではドレッシングも手作り することにわいるの よ私の言葉を遮るように嫁はあ然とした顔 で口を 挟む嘘でしょドレッシングなんてスーパー 行けばすぐ買えるじゃ ない嫁は早口でまくし立てると軽減そうに 私を見た市販のドレッシングは種類も豊富 で味も美味しいかもしれないけど色々と よくわからない化合物が入っているものも あって私は体に優しくないと考えてるのよ そう自論を言うと私は嫁を無視して調味料 を調合し始めた両方をすめてリビングへ 行く嫁そのやり取りを聞いていたのか夫は 私に気にするなというそぶりを 見せる次の日のお昼過ぎ長男から久しぶり に電話があった母さんちょっと聞きたいん だけど昨日そっちでなんかあっ た心配そうな長男の声私は理由を尋ねた
なぜかわからないけど江莉香がこっちに 帰ってきてからずっと不機嫌なんだよ 母さんたちと何かあったのかって聞いても 別にって言うだけなん だ心配しな長男はいつも人の顔色を伺う癖 があるだからきっと嫁にも気を使っている のだろう私は1つため息をついて元気の ない締めっぽい声を出し たエリカさんも私たちの暮らしぶりを見て 色々と思うところがあるんでしょうまあ 価値観なんて住人とだし私の言葉に今度は 私たを心配してくる 長男まさか江莉香のや母さんたちに何か ひどいこと言ったんじゃない かそんなことないわよそれよりお店忙しい んでしょいらない気は使わなくていいから ね私は長男に心配させたくなかったので さっさと話を切り上げ たそれから2ヶ月が過ぎた長男のに務めて いた品出し担当の従業員が家庭の事情で急 に辞めることになったらしい代わりの従業 員を雇うまでの間長男の嫁が手伝うことに なったそうだ結婚前はジップの会社で秘書 していた嫁当然ながら彼女はスーパーで 働いた経験はないという私たち夫婦は運動 がてら家から歩いて10分距離にある長男 の店を利用するこの店では雨の日と夕方 閉店真に商品の値段を下げるのだが私たち は惣菜が半額になる夕方に足を運ぶことが 多かっ た母さんこんばんは何の惣にしようかね夫 はいつものように私に 問いかける最近はげが続いてるから魚か 海藻類が食べたいわ ねこうして私たちはいつも半額シールの 貼られた惣菜を買い物かごに入れレジに 向かう惣菜を選んでいる私たちを嫁は 品出しをしながら見ていたようだ翌日の 夕方私たちは再びこの店にやってきた もちろん目当ては半音の惣菜 私たちは散歩の旅に息子の店へ寄っていた 翌月長男は久しぶりに連休が取れたという ので夫婦揃って規制してきた夕食が終わり 私たち夫婦がいつものように男子している とちょっとお父さんたちに聞きたいことが あるんです が真剣な表情をした嫁が少し冷やかな目を しなが 話を切り出し たなんだい改まっ てお父さんたちはこれまでただのケチだと 思ってましたけど毎日うちの店で半額に なったお世辞にも美味しいとは言えない ような惣菜を買っているのを見てそうじゃ ないんだと確信しましたそんなに家計が
苦しいんです か微笑む夫に彼女は容赦なくまくし立てる それを聞いている長男の顔が徐々に 凍りついていく私は彼女の遠慮ないもの 言いに目を白黒させ たエリカさん君何か誤解してるんじゃ ない夫が嫁に訪ねようとした時彼女は侮辱 を含んだ口調でこう言い放ったのだ貧乏人 ですねまた先に出たらどう です彼女の一方的な言葉に一瞬にして 静まり返るリビング静寂を破るように長男 が小声で言いかけた え2人 はしかし嫁は長男の発言に耳をかさず 大きな顔をしてさらに 続けるお父さんてまだ70歳でしょ居する にはすぎませんやっぱり今の世の中年金 だけじゃ食べていけないですよね貧乏だっ て思ってるならどうして働かないんですか お母さんだってパートに出るくらいできる でしょう彼女は上から目線でそう言うと 1人でゲラゲラ笑い始めた彼女は私たちに お金がないと信じて疑わないようだった どちらかといえば意見をするのが苦手な 長男も今回はさすがにイだったらしく嫁を 見据えて鋭い声を出したエリカいい加減に しろ2人は貧乏人なんかじゃないよって いうか逆だよえ逆ってどういう意味な の長男の言っている意味が分からず目が天 になる嫁私たちの代わりに長男は淡々と 説明をめ エリカも知ってるだろア グループIグループとはこの辺りでは有名 な企業グループで長男が店長を務める スーパーも参加に入っているアイグループ 知ってるも何も去年パパの会社もそこに 入ったばかりよそれがどうした の長男の話す意がつめず首をかげる嫁そこ で彼はこ続けた実は父さん今は一戦を知り といたけどアグループの全会長なんだよ え長男の言葉に衝撃を受けたのか私たちに 振り返った嫁の目は大きく見開いていた そして何かを思い出したらしく突然声を あげるそれじゃあの時の高級者って まさかオーナーの嫁の顔が青ざめていく あれは愛紗の現会長に許可をもらって運転 手から借りた草原専用の車よ私は呆れ顔押 しながら少し声を張り上げた母さんも定年 までの47年間愛紗の本社で経理として 働いていたんだ成長期の会社を支えた伝説 の金庫版とまで言われていたらしいよ彼女 は長男の説明に愕然としてその場に膝を つきわなわなと震え出し た私とんでもない勘違いを両手で髪を かき上げその場にうられる嫁その時玄関の
インターフォンが鳴ったあらこんな時間に 誰 かしら玄関のドアを開けると嫁のジップで ある山口まやが立っていた彼はアグループ の子会社食品おろし社の専務であるどうも 娘がいつも厄介になって ます何も知らない彼はそういうと中に入っ てきたパパどうしてここ に立ち上がった彼女は戸惑いの表情を 浮かべながら声をあげたああ私がお呼びし たんだよ夫がそう言うと嫁は嫌な胸騒ぎが したのかそわそわした目つきになっ た山口さんお忙しいところすまないね今日 はオタクの会社から仕入れている商品に ついてちょっとお話があるんだ よ山口をリビングのソファーまで案内する とすぐに夫は本題を切り出したうちの商品 どうしてあなたみたいな貧乏人がそんな ことを聞くんだ娘から聞いたけどくうにも 困ってるらしいじゃない か山口は夫の正体を知らないのだろう 私たちを露骨に見下しているようだ嫁は 父親に口パしながら違う違うと首を横に 振っている私にはがこれから何を話そうと しているのかおよそ検討がついていた夫 自身が現地に何度も足を運んで確かめた ことなのでそれはゆな事実だと思っていた パパお父さんはアイグループの全会長さん なの よ彼女は山口のそばに歩みより小声でそう 言ったえなんだってグループの全 会長 まさか私はもう会社の人間ではないから 言うべきか迷ったんだ が控えめに言う夫の言葉を聞くうち山口の 顔色が変わり低姿勢になっていった彼は石 のように固まり唾をごくりと飲ん だしかしうちのグループのポリシーに 反することなので見過ごせなくてね来て もらったんだよ珍しく夫は険しい表情で テーブルのお茶に手を 伸ばす何か不手際でもございましたか今に も消え入りそうな声を出して夫を覗き込む 山口Sスーパーに下ろしているオタクの 食材だがラベルには国内さんの肉や魚を 使用していると書かれているね 私は何度もその惣菜を買って食べてみたの だがあれは本当に国内さんの食材なのかね 夫は厳しい顔で山口を見ている彼は夫の 視線に耐え切れず視線を外したよく見ると 目が泳いでいるようだ えじゃまさか そんな長男はの思わぬ話に頭が混乱して いるようだ嫁は借りてきた猫のように青い 顔をして黙り込んでしまっているうちの
グループは精神誠意をもに消費者へ商品を お届けするのがポリシーなんですよだから オタクの不誠実な姿勢は断固として許さ れることでは ない温厚な夫がこんなに声をあげるのは 珍しいグループの会長になる前には商品 製造部や海外事業部に属していたため国内 さんの食品かどうかを見極めるのは夫に とってたやすいことだった観念したように 声を絞り出す 山口おっしゃる通りです申し訳ありません でした利益を出すために海外から安く 仕入れた食材を国内さんと偽って売って しまいまし た私も山口に経理だった立場から一言告げ たこれだけ現在料費が上がってしまうと 迫りになるので山口さんの気持ちは理解 できますだからと言って不正をしていいと いうわけではありません ね私も倒産していく子会社をいくつも見て きたがその度に何もできない無力さを感じ てきた山口は私の言葉に頷きながらこう 言っ た私の会社がした不正は許されないことだ と思いますですが今愛グループに見限られ たらうのような小さな会社は潰れてしまい ます今後はこのようなことは一切いたし ませんのでどうかお許し ください彼は言い逃れはできないと思った のかソファーから床にひき土座をした実の 父親の信じられない不正行為の告白を間の あたりにした嫁はガクガクと震え涙を流し 始め た私はもう会長ではなく今は1人の年寄り だあなたに土下座される立場ではないから どうか頭を上げてくれただ一消費者として この不正を知った以上このことは会社に 報告しなければならないん だ夫は気前とした態度でそう言った山口は 諦めがつかないのか何度も土下座を 繰り返していたいつの間にか顔が涙で ぐしょぐしょになった嫁もも一緒になって 夫に土下座をしてごめんなさいを呪文の ように繰り返し呟いていたその翌日夫は 愛紗にワ食品下ろし社の偽装行為を告発し たそれから半年後アグループの子会社から 外された話者は誰かのマスコミへのリーク もあり会えなく倒産したただリークされた 情報はY社の独断で行われたという内容 だったためそれを販売したSスーパーは 被害者ということになりSスーパーへの 世間の風当たりは最小限にとまったらしい 嫁は署名夏院済みの離婚届けと探さないで くださいという書き置きを残し長男の家 から姿を消したらしい長男の話では姿を
くらす前には私たち夫婦に合わせる顔が ないと自責の念に駆られていたようで彼に も謝ってばかりいたそうだその3ヶ月後元 嫁から私たちに当てた手紙が届いた風を 開けてみると筆で書かれた文字が並んでい たその手紙には私たちに浴びせた数々の 暴言を詫びる言葉ととにマスコミに情報を 流したのは自分であるという実も書かれて いた今は残のために東北の山中にある寺に 身を寄せているようだ毎朝3きで精神を 叩き直すために寺の住職に厳しく鍛えられ ているらしい山口は倒産後は専務という 立場場会社の後始末をさせられたようだ妻 から離婚を言い渡されれた上に家もいれた らしい世間からば後ろ指を刺されて最就職 もできずに工事現場のアルバイトをし ながら安いアパートに住み毎日ビクビクし て暮らしているようだ長男はSスーパーの 店長として新たな目玉商品を作るために日 や放送しているそして私たち夫婦は自宅 から車で30分のところに貯金をはいで 田作りの別荘を立てたその別荘の隣に1r ほどの広さの畑を作り夫と野菜作りを 始めることにした家庭菜園ほどの知識しか ないのでこれから勉強することも多いが 好きで始めることなので大いに楽しみたい この別荘海も山も近くってすごくいい ところに立てたね今度お肉買ってくるから もぎたての野菜使ってバーベキューも やろうよその時はうちのスーパーの肉買っ てくれよな夏休みになると長女夫婦や孫も 別荘に遊びに来て孫2人はドロンコになり ながら野菜作りを手伝ってくれている他人 にはしそな暮らしをしているように見える かもしれないが私にとっては苦しいことで はなく好きなことができる時間こそが最高 の贅沢だと思うやがてそこで作った勇気 栽培の野菜が長男の店に並びそれを買って くれた消費者の笑顔につがることを目標に これからも自分の信念を貫き生きていき たいと思って いる旦那の口座にはもう金はないからお前 らは残った小銭でもどうぞもらえるだけ ありがたいと思えご自由に どうぞ母と弟も口に出さずとも同じ気持ち だ見事に兄の言う通りになったマンマと罠 にはまった兄嫁に家族一度大爆笑 だ私の名前は さ去年兄が亡くなっ た半年前から入院していたが早朝眠るよう に息を引き取ったまだ35歳だっ た私は3人兄弟で兄私弟とそれぞれ2歳 ずつ離れている結婚は兄だけで私と弟は まだ独身 だ兄が当時彼女だった兄嫁を初めて家に
連れてきた時私はものすごく彼女を嫌いに なった初めは男兄弟しかいない私に お姉さんができるかもとワクワクしながら 期待していたでも第一印象から最悪だった 初めまして 家族が揃う今で兄の隣に座る兄嫁ニコニコ して可愛い系の彼女は兄の5歳上で アパレル関係の仕事をしているという 共通の友人を通して知り合った らしい正直彼女のことを見る兄の閉まりの ない顔は微妙だったけど初めてできた彼女 で浮かれているのだから仕方がない かそんな兄のことをニヤニヤ見ていたら 兄嫁がむに聞いてきたこの家って百屋です か え今なんて言った 一瞬耳を疑ったこの家が尺やかって聞いた のなんでそんなこと聞くんだろうそう思っ ていたら母が笑いながら答え たこの家は亡くなったお父さんが立てて くれたのよえよなんでそんなことを聞く のやっぱり聞き間違いじゃなかったなんだ か言い知れぬモヤモヤしたものが心の中で 広がっていっ たよかったお父さんが亡くなっているのは 聞いてたんだけど母子家庭ってことでしょ 貧乏なのかなって思っ てカチンと来た確かに母子家庭だと経済的 に困っていそうな印象を持たれがちだけど うちは母がバリバリ働いているのと父が 少なくない遺産を残してくれたおかげで そこまでお金には困ってい ない父は働き盛りの40代で病気でこのよ 去った兄は高校生私は中学生弟はまだ小学 生だった母とまだ学校に通う年齢の子供を 残して天国に行くのはとても心残りだった と 思うでも父は私たちが大学までのに必要な お金とこの家を残してくれたの だなんだか父の思いを怪我されたような気 がして一気に嫌いになっ た変なこと気にするんだな父さんは保険で 人財産残してくれたし母さんは会社じゃ 部長なんだぜ俺たち兄弟もみんな社会人だ からお金の心配はしなくっても大丈夫だよ 兄よ彼女は非常識なこと言っているんだぞ 気にならないのか恋は盲目とはよく言った もん だだって結婚したらあなたと家族になるの よ旦那様の実家が貧乏だと苦労しちゃう じゃない私そんなの嫌だもんうわあ結婚を 視野に入れてるんだそりゃそうだよな家に 連れてくるくらいなんだから でもこんなのが義姉になるのかちょっと兄 との付き合いを考え直さないとな兄が帰る
彼女を送っていくと言って2人が家を出て から私は母と弟にあんな女我慢できないと 言ったあんなのがお兄ちゃんのお嫁さんに なるの私絶対嫌だなんなのあの人あれは ないよな今からおの ちょっと引くわ確かに常識的とは言えない かしらねでも結婚するとなればお金の問題 は大切よ不安に思っていることをごまかさ ずに聞いてくるんならま可愛いもん よさすが母奪還しているわあんな失礼な こと言われたのに可愛いもんだなんて伊達 に営業部長やってないな そんな第一印象だったがま付き合いを 控えればいいかと思い兄たちの結婚を強く 反対することもなかった彼女を家に連れて きてから1年後2人は結婚したそれからは 盆と正月に顔を合わせるくらいで私は兄嫁 と個人的な付き合いもなく特に嫌な思いも せず日々を過ごしていた ある時弟から相談があると連絡を受けた私 は就職を気に家を出ており1人暮らしをし ていたが弟は実家から通る距離の会社に 就職したのでまだ独立していなかった そんな弟に兄嫁から連絡があったというの だその内容はいつまで実家に寄生している のかいい大人なんだから早く実を出て ぐらしをしろというものだった弟が家を出 てしまうと母があの家で1人になって しまうので自分勝手だと分かってはいたが 弟が実家から会社に通うと言ってくれた時 に私はほっと安心したんだ母はそんなこと 気にするなと言っていた けれどしかしなぜ兄嫁は弟にそんなことを 言うのだろうか兄たちは別に今日構えて いるのだから実家に弟がいることに何も 問題はないはずだが私はそんなこと気に するな弟が実家に残ってくれたから私は 安心して家を出ることができたのよ感謝し ているんだよと伝えたすると弟はもしかし てとある仮説を話してくれた最近兄がよく 打ちに来るんだよもっぱら母さんが相手に しているんだけどさあいつ1人で来るんだ ぜそんで母さんが作った晩飯食べて兄貴の 分もタッパーに詰めてもらって帰って行く んだ図々しいだろうこの前さ俺が風呂から 出た時に今で母さんと話してるの聞こえた んだけど俺が独立したら1人でこの家に 住むのは寂しいでしょ私たちが一緒に 暮らしましょうかとか言ってたんだ もしかしたらこの家狙っているんじゃない のかなそんなことになっているなんてこの 前母と電話で話したが兄嫁のことは一言も 聞いていなかった私に心配かけたくなかっ たのかなこれはちょっと嫌な予感がする私 は電話を切ってからすぐに兄に電話をした
そして話したいことがあるから会ってくれ と頼んだ 兄嫁について話がしたいと伝えると兄も 何か思うところがあるのかすぐに会う約束 になっ た会社帰りに兄から指定された居酒屋へ 向かった兄は先についていて枝豆をつまみ にビールを飲んでいた久しぶりに会う兄は なんだか痩せたようだ会うのはこの前の 正月以来だから半年ぶりか 席について私もビールを頼むと兄に向かっ て直球で尋ねたお兄ちゃんお姉さんと うまく行ってるちゃんと2人で会話してる 実家にしょっちゅうてるみたいなんだけど 知ってるのすると兄は苦笑いをしながらさ も知っているのか最近母さんのとろに頻繁 に会いに行っているのは知ってるでもうち では実家に行っていることは言わない じゃあなんで知ってるの晩飯に母さんが 作ったおかずが並んでるんだぞ作り方を 教えてもらうかつったものを持って帰って くるかしなければ食卓に母さんの味は出て こない だろそりゃそうか兄もお袋の味にはさすが に気がつくよねお姉さん言わないのでも 普通旦那の実家に行ったら広告ぐらいする んじゃない聞いたことないな それならお姉さんが母さんに一緒に住も うって持ちかけてるのは知ってる知らない なんだか兄の様子もおかしい眉間にシを 寄せて深く考える様子で返事している そしてむに私にこう言ったあいつ金遣いが 荒いんだは金遣いが荒いまあお姉さんの見 た目からしておしゃれにお金をかけいるの は分かるが私は年に2回ほどしか顔を 合わせないがいつも有名ブランドの服に アクセサリー鞄に靴でやってくる確か兄嫁 は専業主婦だったはず兄はごく普通の サラリーマンだからそこまで贅沢はでき ないと思うのだがまだ子供がいないから 節約して買っているのかなと思っていた 離婚しようかと思っている 俺に黙って借金していたんだそれも 500万円俺の名義で複数のクレジット 会社と消費茶金融から家に特上が来て知っ たそれだけじゃない貯金も使い込んでいた 残高ゼロだぜ笑っちまう よ悲しそうな目をして笑う兄だが私は全く 笑いなかったやっぱり兄嫁は非常で信用 ならない第一印象は間違っていなかった もっと強く結婚に反対すればよかったのか そう思ったが辛そうな兄には何も言え なかった兄によればおそらく兄嫁は母と 同居することによって浮いた家賃分の 小遣いを手に入れたいのではないかという
ことだった確かに実家を持ちいえだから 家賃はかからないそうしたら今払っている 家賃がまま浮くわけだそれに加えて高熱費 や食費などを母に出させればもっと自由に なるお金が増えるあと家事は全くできない らしいちょっと待て専業主婦じゃないのか 働いていない家のこともできない兄嫁は ただ兄の給料を食いつぶすだけの存在だっ たその日は鼓に飲んでお開きとなったまた 離婚が決まったら連絡するよと兄は手を 振りながら帰っていっ たしかし再び兄から連絡があったのは離婚 の報告ではなかっ た兄はガンだったそれも末期のまさかと 思ったが診断書を手に実家を訪れた兄は前 に会った時よりさらに痩せていた 入院の書類を出され家族のサインがいるの だと説明する私たちはそんな兄を前にただ 泣くことしかできなかっ た父を奪った憎い病気も癌だったこんな ところいなくていいのにと母は仏壇の父に 向かっていっ たほどなくして兄は入院した医者によると 嫁は3ヶ月ホスピスへの入院だっ た入院以来兄嫁の姿は全く見なかっ たもうすぐ入院してから3ヶ月医者の行っ た嫁はすぐそこ だしかし兄はまだ頑張ってくれてい た私たちは毎週のように兄を見舞いに行っ た徐々にできなくなることが増えベッド から起き上がれなくなったのは月を過ぎた 頃だったこの間嫁は1度も見舞いに来 なかった看護師さんに聞いても私たち以外 で兄を見舞いに来た人はいなかったこの 病院は面会できるのは家族のみなので 私たち以外の家族は兄嫁しかいないのだ 結局離婚はしないまままもなく兄はこの世 去るだろう私は始め兄に離婚するように 強く言ったが兄の考えを聞いてからは何も 言わなくなっ たそして入院してから半年経った頃兄は 帰らぬ人となっ た泣きがとなった兄を連れて実家へと帰る 久しぶりの実家にきっと兄も喜んでいる だろう母は兄嫁に連絡したらしい葬儀屋 さんと打ち合わせをしていると兄嫁が訪ね てきた 私は思わず出て行けと言ってしまったが兄 と兄嫁は書類上はまだ夫婦私にも見送る 権利はありますと言われて何も言い返せ なかったその後兄と私たちは葬儀屋さんが 手配してくれた最上へと移ったここでつや と葬を行った兄の友人や会社関係者になっ た方たへの連絡と葬儀の準備や打ち合わせ などで悲しむ暇もないほど忙しかっ
たしかしその方が兄を失った悲しみを忘れ られた母にとっては最愛の夫と息子2人を 同じ病気でなくすなんて心痛は測り知れ なかったがもしとして最後まで常に 振る舞っていた私と弟はふってくる悲しみ にぐずぐずと泣いてしまい周りに多大な 心配をかけてしまったそんな葬儀も無事 済んだ頃兄嫁が再び私たちの前に姿を表し たそういえば見送る権利があるだなんて 大層なことを言っていた割にはつやにも 葬儀にも出席していなかったなどこに行っ ていたんだまあいない方が私たちには ありがたかったが服装も服ではなく ブランドもの派手なもの一体何をしに来た んだ兄嫁は私たちに近づくといきなり言っ た公電ってどうなりましたいくらぐらい 集まったんです か私は一瞬にして怒りで頭が真っ白になっ た兄の葬儀で集まった公電を奪いに来たの か公電目当てか今すぐ帰れ2度と顔見せる な何言ってるんですか 私の旦那の葬儀で集まった公電は妻である 私のものでしょ早く渡してくださいよお前 に渡す金なんて一戦もない出ていけ私と弟 は真っ赤になって肩をふわせながら怒鳴っ ていた大体お兄ちゃんが入院している時 だって1度もお見舞いに来なかったじゃ ない何が妻よだって離婚してないんだから 妻に決まってるでしょ 薄ら笑いを浮かべている兄嫁に母が静かに 言った公電はありませんよ葬儀代に全て 消えましたあと50万円ほど足りませんが 妻なら払ってくれるんですかそんなの あなたたちが払いなさいよお父さんの遺産 ってのがあるんでしょそれにしてもあの人 ってあんまりお金持っていなかったわね 現行講座には20万円しかなかった わそう言って手に持つブランドものバッグ から1冊の通帳を取り出したそれは兄の 通帳だったあれは確かホスピスから 引き上げてきた兄の荷物の中にあったはず 葬儀の準備に忙しく荷物は確かそのまま今 に置いてあったまさかそれを勝手に持って 行ったのか現行に行って全部下ろしてきた のATMだったからおさだけね小銭には 下ろせなかったからあなたたちにあげる はい どうぞそう言って兄の通帳を机の上に 叩きつけたそれを引き寄せて見てみると 確かに20万円下ろされていて残高は数 100円悔しくて悲しくて涙がポロポロ こぼれてきた出ていけお前なんか出ていけ すると母が兄嫁に言ったあなたそのお金は 息子のよ勝手に下ろしたらダメじゃない私 は妻ですからね旦那の遺産は相続する権利
がありますからあら私はあの子の母ですよ 私にも相続する権利があるわたった 20万円しかないのに分けろって言うん ですかそうね通帳の中身はたった 20万円それがあの子の財産ねそれは あなたがもらえばいいは私たちは放棄して あげるその代わり私たちには今後一切 関わらないでちょうだいいいわ ねそして兄嫁の腕を掴んでドアの外へと 引っ張っていったそして追い出すとガチン と鍵を閉めたしばらく3人で顔を見合わせ ているとふふふっと誰からともなく笑い 出したそして我慢できずついに大爆笑と なっしまった実はあの通帳は初めから兄嫁 が盗むことを想定してそのまま兄の荷物に 入れっぱなしにしておいたのだこれは全て 兄の考えだった兄は入院した後まだ動く ことができる時に自分の後始末を祝しと 進めていた保険の受け取りを母に書き換え たり父の遺産の兄の文を私と弟の名義に 変更し たりこれらは全部兄嫁に渡さないための 対策だった兄は兄嫁と離婚したがっていた が自分の嫁を知った時とある計画を立てた 借金を兄嫁に払わせる計画だもも兄嫁が 作った借金だ自分で返すのが筋だろう兄嫁 は専業主婦だったので信用がなくお金が 借りられなかっただから兄の名義を使って お金を借りい兄は離婚した後裁判をしてで も借金を兄嫁のものに変更するつもりだっ たのだがそこで病気が発覚してしまった 裁判には時間がかかる自分の命の方が先に 終わってしまうだろうそこで兄はあえて 離婚しないことにした兄嫁に借金を相続さ せるために遺産続とは亡くなった人の財産 を続することだがこれはプラスの遺産 ばかりではないマイナスの遺産だって相続 するのだ兄は兄嫁によってできた 500万円もの借金があるこれを相続さ せようというのだそのために兄はあえて 20万円だけ入れた通帳を用意したそれ 以外は全て手放していたためこの時点で兄 の財産は通帳の20万円と借金 500万円そして兄がくなった兄嫁は必ず 通帳を手に入れようとするそこであえて 取りやすいように鞄の中に入れて放置して おくきっと兄嫁はすぐにこの現金を 引き出すだろうそしてあっという間に使い 切ってしまうだろうと岩はおとの通帳だ そして法律にも明るくない兄嫁はそのまま 放置するだろうその間に私たちは相続放棄 の手続きをしておくこれで兄の財産は全て 兄嫁のものだこれを考えた兄は私たちに何 度も言って聞かせ必ず実行するようにと 遺言を残したその後私たちは相続放棄の
手続きをしたこれで兄の遺言は全て実行し 終えた3ヶ月後には兄の遺産全てが兄嫁の ものとなるはずだその後半年ほど何事も なく過ぎた仏壇には兄と父の家が並んで いる休みの日に実家に帰り2人の前で手を 合わせているとインターフォンが鳴った兄 を目だったちょっといいかしら話があるん だけど私は何も言わずにインターフォンを 切ったすると玄関をどんどんと思いきり 叩く音が聞こえてきた開けなさいよ話があ るって言ってるでしょ早く開けなさいその うちどんどんという音に混じってドカッと いう重たい音まで聞こえてきた頃母がドア を開けに行った勢いよくドアを開けて兄嫁 が入ってきたちょっとお金あるんでしょ お父さんの財産とか遺産とか旦那の取り分 よしなさいよどうやら兄の遺産を続したら 気がついたなの遺産の存在にそんなあり ませんよ息子の貯金はあなたが使って しまったんでしょ残っていたのはあの 20万円だけよ嘘だじゃあこの家をよせ 旦那は長男だっただろ父親の遺産なら長男 がついているんじゃないのかそしたらこの 家は妻である私が相続するもんだろこの家 は私の家ってこと だこの家は私の名義ですよ主人からは私が 続したんです当時まだ子供たちは学生でし たしねだからあなたに相続の権利はあり ませんなんで長男なのに相続していないん だお前らおかしいだろとにかく旦那が もらうはずだったものを よせ何度も言いますがありませんさお帰り ください嫌だこの家は私のものだ誰が出て いくもん かそう言うと玄関にあるもを手当たり次第 払い出した私と母は慌てて玄関から 飛び出し騒動が近所にまで聞こえていたの か様子を見に来たリカのご主人に警察への 電話をお願いしたしばらくするとサイレン を鳴らしながらパトカーがやってきて屈強 な警察官が降りてきた状況を説明した ところ警察官は中へと入っていき何やら 叫び声をなら兄嫁が脇を抱えられて出てき た私たちの姿を見つけると一層場星が ひどくなったが警察官にパトカーの中へ 押し込まれるとそのまま連れて行かれた その後兄嫁は警察署でものすごくきつく 注意されて2度と私たちに近づかないこと を年初に書いたそうだもうすぐ兄の一周期 だ今頃父と兄は仲良くあちらで酒でも飲ん でいるかなお父さん息子と酒を飲むのが夢 だって言ってたからな晴れた空を見ながら ふと父と兄の笑顔が蘇っ たあなたたちそれ本気本気でそう思って いる
の当たり前ですよだって当然じゃないです かお母さんて社員がたくさんいる会社の 社長さんなんですよね普通の人よりもお金 持ってるんですよねそんなお金持ちの人 から見れば高々300万円なんて小銭に 同然じゃないですかそんな小銭にで世話に なるつもりなんかありません からまあなんだかんだ言っても母さんは昔 から結局はお金を出すんだからということ で今回もよろしくねなんてったって俺は 次期社長だよ俺の結婚式がお金払えなくて できませんでしたなんてシレにならない でしょ社内の主だった人の他に主要取引先 の人もたくさん招待してるんだ からそう言って勝は悪びれもせずに堂々と してい たもし何か不があったら俺よりも社長でも ある母さんの方が都合悪い だろう私の名前はなみ世間一般で言 アラフィフと呼ばれる50代の女性で2人 の子供がいる子供と言っても2人とも 二十歳すぎの 社会人昔子供がまだ小さかった時にある 事情から夫と離婚以来女で1つで2人の 子供を育ててきた華やいだ雰囲気はなく どちらかというと地味な印象を持たれる私 だがを経営している離婚当時務めていた 会社の上司が独立して企業したその仕事に 協力する形で会社経営に携わったのが きっかけだったその時の上司も今は会長と なって一戦を知りといたその際公認という 形で後を引き継ぎ私が社長に就任した やがて2人の子供も大学卒業後の会社に 入社家族3人は同じ会社に勤務している ある日結婚を間近に控えた息子勝明から ある相談を受け た頼む母さん急で申し訳ないけど結婚式代 30000万円を貸してほしい後から必ず 返すからこんなことを頼めるのは母さん しかいないんだお願いし ます突然300万円もの大金を貸して 欲しいというお願いだった詳しい話を聞く と克明は婚約者のゆきさんと結婚費用の ために協力してお金を貯めていたがこの 時期にゆきさんの親戚で急病人が出て しまいその手術費用として今まで貯めた 300万円を渡した らしい結婚式近くになって急にこんなこと 言うのが非常だっていうことは十分に 分かっているでも今は母さんしか頼る人が いないんだ結婚式が無事終わったら2人で お金は必ず返すだからお願いします俺たち 2人を助けて ほしいそう言って私に頭を下げる勝明その 隣で一緒になって頭を下げる婚約者のゆ
さん困っている2人を前にして私は断る ことはできなかった私は若い2人のために 300万円を出すことを了承2人に変わっ て結婚費用を用立てた若い2人にはこれ からの生活があるそう思ったからこそこの お金はあげたつもりでいた2人には無理し て返してもらわなくたっていいと思ってい たあの会話を聞くまでは結婚費用の件が 住んだある日所要があって勝明の家を尋ね たこの家は大学入学時を来に1人暮らしを 経験したいという活機のために私が用意し たマンションだった当時は大学生だったの で家賃の他に高熱費など支払い関係は全て 私が負担していた勝明にとって居心地が いいのか大学卒業後社会人になってもその マンションにそのまま住み続けていたこの まま結婚後もそこに住み続けるつもりだと 聞いたこともあった大学生とは違って 社会人となった今では自立した1人の大人 であるこのままマンションに住み続けるの であれば家賃等は全て自分たちで支払って ほしいそれをどのタイミングで勝明に言う か考えていた時でもあった事前に マンションに行くことは明に伝えていた マンションに入るとすでに勝明とゆきさん は家にいるようだった2人は私が帰ってき たことに気づいておらずリビングで会話を していた話を聞くつもりはなかったがそれ でも聞こえてくるのでついつい聞き耳を 立ててしまっ たなあ言った通りうまくいっただろう最も らしい理由を言えばすぐにお金を出して くれるって本当ね最初勝明から話を聞いた 時はそんなうまい話あるわけないって思っ てたのに母さんは昔からそうなんだよ本当 ちょろくて助かるわねこれからも大切に 扱っていこうね大事なお財布なんだから 当然だよ大事な大事な金だからなこれから もずっといや一生スをかじり続けるさ 金持ちの子供に生まれてきてよかったよ これからもずっと利用していかないと なそう言って2人は笑い合っていたその他 にも打出の小槌とかATMとか言っていた がショックでよく覚えてい ない今の話どういうことあなたたち初め からそのつもりだったの全部嘘だったの 2人のの会話に我慢できなくなり思わず口 を出した突然私が登場したことで2人の顔 は一瞬にして真っ青になった2人の様子 から私は会話の内容が2人の本心だと確信 した勝明は会話を聞かれていたことに動揺 したみたいだがそれも一瞬のことですぐに またいつもの様子に戻った話を聞かれて ごまかすことができと判断したのか 開き直った表情だった
あああ母さんに聞かれちゃったかまあ聞か れちゃったのならしょうがない か答えて親戚の病気とか全部嘘だったの ああそうだよ母さんさっきから俺たちの話 聞いてたんだろだったらいちいち俺に聞か なくたってもう分かるよ ねさんの言う通りですよ全部聞いていたん ですよねだったらもう聞かなくたって 分かるんじゃないです かあなたたちのことを思って結婚式代 300万円を用立てたのにその言い方は 一体何なのいやいやそっちこそ何言ってる のさ社長やってる母さんからすれば 300万円なんてはした金でしょだって 実際すぐに用意できたじゃん それなのになんでそんなに怒ってる のそうですよそんな端金でここまで言う なんて温気せがましいです よあなたたちそれ本気本気でそう思って いるの当たり前ですよだって当然じゃない ですかお母さんて社員がたくさんいる会社 の社長さんなんですよね普通の人よりもお 金持ってるんですよ そんなお金持ちの人から見れば高々 300万円なんて小銭に同然じゃないです かそんな小銭で世話になるつもりなんか ありません からまあなんだかんだ言っても母さんは昔 から結局はお金を出すんだからということ で今回もよろしくねなんてったって俺は 次期社長だよ俺の結婚式がお金払えなく できませんでしたなんてシレにならない でしょ社内の主だった人の他に主要取引先 の人もたくさん招待してるんだ からそう言って勝明は悪びれもせずに堂々 としてい たもし何か不があったら俺よりも社長でも ある母さんの方が都合悪い だろ自信たっぷりにそういう勝明には私が どれほど起っているのか全く分かってい なかった今まで片親だからと辛い思いをさ せたくないと甘やかしてきたことは自分で も分かっていた今までならこんな時でも なんだかんだ言っても最後にお金を出して いたと思う克明もそのことは分かっている のだろうだからこそ私を前にしてもその 態度でいられるのだと思う私はの育て方を 間違ったのだろうかわいそうだから辛い 思いをさせたくないからといろんな理由を つけて甘やかしすぎたいつまでもこれでは 克明のためにならないそう思った私はいつ もより強い口調で勝明に言った勝明あなた も二十歳過ぎたいい大なんだから自分の 言動には責任を持ちなさいあなたたち2人 のの本心はよく分かりましたそこまで言わ
れてこれからもお金を出そうとは思えませ ん今日からは全部2人の力であり なさいはいはい母さん分かったわかった口 でそんなこと言っても母さんの方ができ ないんじゃないの今までだって結局はお金 を出してきたん でしょここまで言っても勝明には私の言葉 は届かなかった ていうかなんでここにいるのここに来た 用事って何終わったのならさっさと帰って よっていうかばあさん 帰れそう言うと自分で自分の言葉に受けた のか大笑いする勝明大笑いする勝明に釣ら れて同じように大笑いするユさん私がどれ だけ言っても2人は自分たちのしたことの 意味が分かっていなかったもうこれ以上何 を言っても無駄だと分かったので部屋を後 にした勝明とゆきさんの本心を聞いて しまった日から1ヶ月ちょっとが過ぎた 2人の結婚式まであと10日を切った日の ことだったその日私は社長室で溜まってい た仕事を片付けていたそこに勝明とゆき さんの2人が結束を変えてやってき た母さん一体どういうことだよ式場から 連絡が来てお金が支払われていないって 母さんが俺たちの代わりに支払ったんじゃ ないのああそのことそうよ支払ってなんか いないわよ何やってるんだよこのままじゃ 俺たち結婚式あげられないじゃない か勝明あなた私になんて言ったか忘れたの あんな話を 私が素直にお金を払うとでも思ったの 予想通りの勝明の反応あまりにも予想通り すぎて思わず笑いそうになるのをぐっ こらえた私があまりにも平然としているの で2人とも戸惑っているようだった何か 言いたげだったが2人ともうまく言葉が出 てこないいやそんなことよりいいのかもう 待はいんだぞこのまま結婚式をあげられ なかったら恥を書いて立場が悪くなるのは 母さんなんだ ぞどうしてあなたの結婚式がダメになった としてどうして私が恥を書くの かしら当たり前だろ俺は次期社長だぞ息子 の結婚式のお金も出さずに式がダメになっ たと知られたらどうなる母さんは息子の ためにお金も出さ白な人って周りから思わ れるんだぞそんなのどう考えたって恥を 書くのは母さんじゃないかああそういう ことそれなら大丈夫心配しなくてもいいわ よ私がきちんと事情を説明するから勝明が 心配しなくてもこれまでの付き合いとかの おかげでかなり信用あるのよ私ちゃんと 説明すればみんは勝ってくれるから大丈夫 よ勝明が必死に説得するも私は全然同じ
ないこんなことになるのはあの日すでに 分かっていた式に招待したほとんどの人に はもう説明済みだったしかもその全員が こちらの事情を理解してくれたそれを知ら ないのは当事者の2人だけだったのだお 願いしますあの日のことにつつては謝り ますですからどうかお金を出してください お願いしますゆきさんからもせ詰まった ようにお願いされたそれでも私の気持ちは 変わら ない謝りますまあ謝りたいのならどうぞご 自由にでも謝られたからって私の気持ちは 変わらないわよ私にあれだけのことを言っ たのだから私に頼らず自分たちの力で何と かしようと思わない の母さんなんでそんなひどいこと言うんだ よ息子で次期社長である俺がこんなにも 困っているんだぞ今までだったらお金出し てくれてたじゃないかなんで今回に限っ てそもそもそれが謝りだったの よ失礼します社長よろしいでしょうかご 相談した意見があるのですが そう言って社長室に入ってきたのは私の もう1人の子娘の昭恵だった昭恵は勝明の 3歳年上の姉大学卒業後私の会社に入社し 日々業務に務めていた昭恵は勝明たち2人 を見ると一瞬動きが止まったがすぐに事情 を理解したようだった何もなかったかの ようにいつも通り平然と私のそばに来た 狙ったわけではないのだが私と昭恵が勝明 たち2人と対面するような立ち位置になっ てしまっ た姉ちゃん頼むよ結婚費用の300万貸し てくれこのままじゃ俺たち式をあげられ ないよみんなのいい笑い物になってしまう よお姉さん私からもお願いしますどうかお 金を貸してください助けて くださいこれ以上私に頼んでも無駄だと 悟ったのか今度は姉の昭恵にお願いしてき た2人この2人はどこまでも自分たちで 払う気持ちはないみたいだったそんな2人 を見て私は育て方を間違えたのだと改めて 思い知らされ たどうして私があなたたちのためにお金を 出さなきゃならないの社長いえ母さんから 話は全て聞いているわ私も母さんと同じ 気持ちよ私もあなたたちのためにお金を 出すつもりなんて一切ない から私以上にはっきりと断った昭恵昭恵は 真面目な性格で必要以上に講師の区別を 徹底していた社長の娘という立場を一切 出さず社内では私を社長と呼び他のよりも 上下関係を重視しているそれゆえに社内で の評価は高く私の自慢の娘でもあっ たなんだよなんなんだよ2人していいか俺
は次期社長だぞいずれこの会社は俺のもの になるんだ俺にそんな態度取っていいと 思ってるのか後でどういうことになるか 分かってやっているんだろうな姉のにまで きりと断られた勝明が大声で怒鳴り出した 周りに人がいなかったから良かったものの 聞かれたら面倒なことになるところだった 自分の思い通りにならないことが起きると 大声を出して 怒鳴り散らす勝明の欠点でもあった勝明 あなた何かって言うと時期社長って言っ てるけど私あなたを次期社長にするって 言ったことないわよ それ以前にあなたを次期社長になんて考え たこと1度もないしこれからもそんなこと ないわよは今更何言ってるんだよ俺は息子 で長男だぞ俺以外の誰がこの会社を継ぐん だ よ勝明逆に聞くけどどうして長男が会社を 継ぐの何わけわかんないこと言ってるんだ よ大体社長は男がなるもんだろ長男の俺が 社長に決まってる だろ社長は男がなる勝明この会社の社長は 母さんだけどいつから母さんは男になった の母さんは女性だ けど今の社長は女性なのにどうして社長は 男だなんて話になるの恵が勝明に質問する とはした自分が言っていることが矛盾して いると今更気づいたの だろう勝明あなたはそう簡単に社長に なれると本気で思っているのだとしたら あなたは大学で何を学んできたのそもそも 社長になるには取締り役会で承認され なきゃなれないのよそれに株主の会長も いるしその辺りどう考えていたの仮に社長 である私が次の社長を推薦したからって そうすんなりいかないのよ分かっ てる何も知らずに1人で騒いでいる勝明に も分かるようにできるだけ分かりやすく 説明する 私元々私だって会長からこの会社を 引き継いだ時ですらそれなりに面倒な 手続きをしたのよこの際だからはっきり 言うけどあなたは次期社長どころかその 候補にすらならないわ次期社長候補として 考えるならあなたではなくここにいる昭恵 よ勝明じゃないわ勘違いしないでそこまで はっきり言われて克明は初めて自分の立場 というものが分かったのだろうさっきまで の勢いはなく何か言たげに口をパクパクさ せているだけだっ た時期社長と勝手に勘違いして車内で好き 勝ってしてきたこと各部署から報告が 上がってきています社長としてこれ以上 自分勝手な振る舞いを見過ごすわけには
いきません今は厳重注意としますがまた 同じような報告があった場合車内の罰則 規定に基づいて厳重に処分しますその つもりでいて くださいそそんな嘘だろ俺次期社長じゃ なかったのかよ結婚式は結婚式はどうなる んだよちょうど良い機会でもあったので はっきりと克明に私の考えを伝えたが党の 克明はあまりにも色々ありすぎてちゃんと 理解しているのか微妙な感じだったもう これ以上克明たちと話し合うつもりは なかったので2人を無視して昭恵と共に 仕事の打ち合わせをし始めた存在を無視さ れた克明たちが何事か言ってきたがあまり にうるさく仕事にならなかったので警備員 に連絡して部屋から追い出したその後の 克明たちの行動はもう母親である私の理解 を完全に超えていた社長室から追い出され た2人はその足でゆさんの実家に出向いた そこで今度はさんの父親に結婚式のお金を 出させようとしたのだ信じられないことに 私の時と全く同じ理由でゆきさんの親子 さんは当然のごとくその話に不信感を抱く 会社を経営して金銭的に余裕がある私に その話をしないのはおかしいと親子さんは 2人の目の前で私に電話連絡をもらった私 の口から2人の嘘が全てバレた私の時以上 に親子さんは激怒そのまま2人を家から 追い出した追い詰められた2人はあらゆる ところからお金を借りて結婚費用を支払っ た らしいかなり無理をしたと後になって聞い た300万も借金してまで結婚式をあげ たかったのだろうその努力の買あってどう にか結婚式はげられたが私と昭恵は欠席 先方に至ってはご両親はもちろん親戚1度 全員欠席という有り様だったそんな悲惨な 結婚式は社内でも噂になった今まで散々 好き勝手に振る舞ってきた勝明は噂の的に なった車内の居心地の悪さに耐えられ なかったのだろう結婚式から1ヶ月くらい で逃げるよに退職してしまったそれ以降私 は克明たちとは会っていない連絡もない今 まで住んでいたマンションもいつの間にか 引っ越しており気づいた時には空室になっ ていた会社を辞めて貯金もない2人が借金 返済していくにはマンションの家賃は あまりにも高すぎたのだろう噂では安い アパートに引っ越したらしいがそれも定か ではない克明がいなくなり自分がかなり 無理して克明の世話をしていたことに 改めて気がついたそれまで勝明の面倒に 当てていた時間が全て自分のために使える ようになったからだったそれらは気がつか ないうちに私のストレスとなっていたの
だろうストレスから解放された私は心身共 に好調になった今私は分の継者をげにする ため少しずつ準備をしているいつ勝明が 戻ってきてもトラブルにならないためにだ 昭恵も私の心情を理解しており色々 話し合いをしているそのおかげで前より ずっと昭恵との会話が増えたことが嬉しい 勝明がいなくなり講師とに好調な生活を手 に入れたこれからもそれがずっと続けば いいと思って いる
臨月で未熟児?有り得ない!
自分たちの結婚式ひようも無いのに、結婚式を挙げたいと思う馬鹿な子供達は、育てた母親の責任!
即訴えるよ!かったるくウジウジして、その事で転勤までなったんだから