※結構ゆっくりめに読みました。文脈、言葉、情景描写、人物の心理描写などをじっくり楽しみたい方向けです。
※ホワイトノイズ等、音声改善しました!
会話などが立体的に聞こえるように工夫しています
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[音楽] 三也星ざ門残日録 11生門が剣の手解きを受けたかつての 市販大が重い認知症になったと聞くしかし 後日党の本人から会いたいと打さ れ 藤沢修平作三谷星ざ門日録より霧の 夜 1この赤かがうまい な町武行の最は女が運んできた株の漬け物 に早速手をけたわしはこれが鉱物でな しかしよく今頃まであったな赤カブという のは大体これからつつけるものじゃないの かそうですよくご存知ですことおのみさは そうい手早く生材門の前にも赤カブとこの 辺りで口細と呼ぶマレの を配っ た赤カブも何ですけれども口細もおいしい ですよやっと取れる時期になったようで 昨日から入り出したばかりです召し上がっ てくださいな口細かうまそうだ な町武行はそっちにも箸を回し たうんいい味だありがとうございます慈悲 と言えばハタハタがそろそろじゃないの かいやあれはもっと寒くなってからだと 星ざ門が答えたみぞれが降る頃にならんと 海から上がらぬそうです ね和いの神は合槌を打って生材門と左に酒 を継い だはは大国様のお屋の頃から取れる魚です から女がもう1杯ずつ借をして部屋を出て 行くとさは生材門の前にある赤壁を指差し てもうそれは食わんのかと言った自分のは とっくに平らげてしまっているこれが よほど気に入ったらしい な星ざ門はほとんど手をつけていない小鉢 の株付けを左に回してあったこれがあれば 他の魚などはいらぬようなものだとさきは 言っ た桜井孫蔵に聞いた話だがさがい桜井は 知っているなと年号した知っておるとも 鹿沢通りの大だうんその孫蔵に聞いた話だ がこの赤カブと申すものは平の畑で作って もうまくいかんそう だほう鹿沢通りのように焼きはの多い山奥 で作ったものが出来も良く味も良いつまり やせに適し土の越えているところにはきと いういうことに なるなかなか詳しいな星ざ門は言ったお主 が食い物について一加減ある男とは知らな ん だ2人はそれから互いに新しく酒を 継ぎ合わせ 改まったものではな さから最近の反上層部の動きを聞くだけの
ものでその話はお神が厚の酒とスカの魚を 運んできた時には荒ま終わっていたので ある今は双方共にみといったところだろう なとさきはアカの酒をぐいと飲み干した そう言っても これで収まるというわけじゃないいずれ 大騒動になる気配はどうして極めて濃厚だ が麻田がこのところを 大人しい ほう何かを待っているようにわしには 見えるが な待っている何をださあそれはわからんが 麻田は月ほど前に江戸に使いを出した 表向きは紅葉だが中身は違うよう だ金住組の黒田という男を知っておるか 黒田金之助なら知っておると星ざ門は言っ た野村のおみおという子のことで生材門に 同かめいた口を聞いた若い男である黒田は 小さの聞く男でな麻田でちょっと等角を 表しかけている使いは黒だと豪華周りの 村井トタという男だ村は身分は低いが直 神流の使い手 だほうすると護衛つきということか なその通り ということは黒田金之助の役目というもの が軽くない証拠にもなるだろうこの2人が まだ帰国しておら んすると 何かと星ざ門は言った麻田はその2人が 帰るのを待っているというわけだな2人の 帰国というよりも2人がもたらす江戸の 何かのの動きを待っているということ だろう なそれが何かは検討がつかんかそれは無理 だもう少し情勢が動かんことには何も見え わせ んさが今度は調子を持ち上げて生材門と 自分の逆月に酒を満たし たところで遠藤派の集まりには相変わらず 出ているの かたまにはな何枯も山の賑いという程度で な隠居が頑張っているわけじゃ ないそれがいいほどほどにしておけそう いうお主はどうなのだもうどっちかに 決まったかわしは町業だ 星座さ熊田は胸をそらした その途端に月が出て失礼と言っ た公平を胸とすべき庶民の思考だ滅多に 派閥に加担するわけにはいか ぬさは見を切ってから赤壁の最後の一切れ を慎重に口の中に放り込んだそして食い 終わって逆月を取るとひょいと星 に顔を戻したそうそういなことを聞いたが 近頃なる世兵にあったことがあるか いよ星ざ門は首を振った久しくあっておら
んがあの人がどうかしたかそれがだ驚く べきことにさは勢いよく坂の酒を煽った そして続け たにわかにボケた らしい何ボケたそう聞い たさきは最近耳にしたというな関兵の急な ロモぶりを語って聞かせたそれによると なせの卑怯な振る舞いが目立つようになっ たのは今年の梅雨の頃からだという第一に ほとんど物を喋らなくなった元々無口な 立ちだったが今度は極端で家のものが 話しかけるのに返事もしなくなったので あるそして終日隠居部屋の縁側に出て呆然 と外を眺めているのだがその姿がこれまで 見たこともない立膝でその上に重ねた手に 顎をのせ一見招き猫の姿形に異なら ないサンドの食事にも興味を示さなくなり 家のものが強制して前の前に座らせなけれ ば飯を食おうともしないそうかと思うと裏 の菜園から抜ききた大根を洗いもせずに かじったり するそして夏の終わりにはもっと驚くべき ことが発見されたなせ兵はよよ家人が 寝静まった頃に家を抜け出し朝帰りする ようになったそれがまたどこを彷徨い歩い てくるのか手足もつけているものもだけで 本人は疲労を交配して倒れるように家に たどり着くのだと いう信じがい話 だ星ざ門は呟いた事実とすれば痛ましい話 だっ たなる瀬兵は長くお感情めけを務めて千年 隠居した人物だが助といた若い頃は無外の 中根道場で市販台をしていた星沢門たちの 剣の先輩である鬼の木介と呼ばれたアゲ子 で有名だったとても今からボケるような 人間には思え ないあの人はいくつだったか な年かとさは言った我々より4つか5つ上 のはず だすると59か 60星ざ門はにわかに神辺が薄ら寒くなっ たような気がした 人間そのぐらいで早やぼけるものかの人に もよるが珍しいわけでも なかろうと佐木は言ったそして佐木は さらに続けた我々もそろそろそういう年配 に来たということだお互い気をつけぬとな 気をつけろと言ってもボケというやは突然 に来るんじゃないのかそうには違いないが よく体を動かし気持ちに張持って暮らして おればいきなりボケるということも なかろうでそう か大体はばと隠居するなどというのがいか ん俺を見ろ早速明日にもボケるようには
見えんだろうが最は現役をこじしたなせも 家を譲るのがちと早すぎたのではないか なのおかす田遊の引きがあってついこの間 までバリバリ働いていたの だほうあの人は浅田かなんだ知らなかった かとさは言ったそうだよその男が隠居して 3年にもなるとこの有様 だ嫌なことを聞いたな日が めいると星ざ門は言ったどうだ豆腐汁でも もらって扱かんでもう少しやるかそう言う と生材門は手を叩い た 2ところがそれから数日してみや生門は ボケのな兵について全く別の話を聞いたの である生門にその話をしたのは無外の道場 主中根安郎だったこの間なるのご隠居が 参られましてな星ざ門を重の今にいった 中根はそこで声を落とした三様に号残し ていかれまし た 伝言星ざ門は中根の顔を探るように見ただ が中根は少しも同じない表情で続けたそう です内密に三谷様にお会いしたいという ことでしたただし急がぬゆえ三谷様が来 られた時に伝えてもらえばよいと ほう三谷様は小町につ屋という小料理屋が あるのをご存知ですかな入ったことはない が家は知っておる都合のついた時につに 行かれて島という尺取を呼び名前を おっしゃればまもなく成瀬様がそこに参ら れるそう です瀬の家があるカギ町は小町と背中 あわせの町だ理には叶っていると星ざ門は 思っただがこの前佐木熊田にああいう話を 聞かされた後では中根の伝える伝言という ものも無条件には信用しがたかったこれも ボケの一種ではあるまいかと思いながら生 もは言ったそのナルセのご隠居だが何か 変わった様子は見えなかったかな変わった 様子いやいや 中根は首を振ったがしかし途中で生材門の 言葉でふと思い当たったという風に ちょっと顔をしかめたまあ言われてみます と以前に比べてていくらか痩せて吹けられ たかもしれませんなそれに髭なども伸びて 多少むさ苦しい感じではありましたが しかしお勤めがあるわけではありません し病気のようには見えなかったかいやいや とんでもありません中根は微傷をした至っ て丈夫のようですぶりに行って教えて やろうなどと冗談のようにおっしゃるので 道場に出てしないを合わせましたがいやお 強いあの年で未だに少年の立ち筋とさほど 変わりない力強い市内を使われるのには 驚きまし
た鬼の木かまさにその通りです中三郎は 懐かしそうに言った中根はナルセが家督を 継ぐ1年前に入門して鬼の木にたっぷりと 絞られた記憶を持っているはずだっ た 3中根やの話は生材門を混乱させたがその 翌日のよ星門はとりあえず小町の津屋まで 行ってみたなる瀬騎兵は中根に星ざ門への 連絡を頼むと他には一切多言無用と つけ加えたと聞いては知らぬふりをする わけにいかないことは地名のことだっ た何事か内密の話があるのかもしれないと 星ざ門は思っ たしかしつ屋について奥の一部屋に上がる まではまだ半神半疑だったと言うべき だろうところが中根の言う通り尺取の島は 実在した色はやや浅黒いが目立ちの整った 20半ばので生門が要件を切り出すと急い で頷いたそのお話なら聞いておりますこの ままお酒を召し上がりながら待っていて くださいましとおしは言った言葉遣いもタ の礼儀作法も心得ている女だったおは 手早く守行の支度をするともう一度 しばらく待つようにと年号して姿を消し たしかしおしはそれから一刻経っても部屋 に戻ってこなかっ たさほど部屋数があるとも思えない店だっ たがつは結構繁盛しているらしく1人で 逆月を舐めている星ざ門の耳に酔った人声 や女の歌う声などがきれぎれに聞こえて くるそして店に入る時は気づかなかったが 2階にも客を入れる部屋があるらしく時々 頭上でみしみしと人が動き回る物音が 聞こえたりし た逆月を口に運んでなせを待っている間に 星ざ門は自分の胸にそれまではなかった 奇妙に不安な気分が入り込んでくるのを 感じていた不安の元はなる関平が浅田の 人間だということだった星ざ門は戦闘に 立って働いているわけでないとしても 動かせない遠道派である島が部屋を出て いってからとっくに一刻は過ぎている だろうとすると時刻はおよそ5つ半を回っ たはずである遠藤派の人間が深夜に明白な 浅田派の人間とあって何らかの差し障りは ないものだろう か [音楽] 無論わしはそんな大物ではないと星ざ門は 思った 元用人という経歴は軽かららざるものだが 仕えたのは全半種で今の身分は隠居である 派閥に何かの影響を与えるような人間では ないしかし誰かがけしからぬ罠を仕掛け 麻田のなる石平にあったことが生材門本人
あるいは三明さらには面倒派という派閥に 不利な結果をもたらすということが全く ないとも言え まい少し軽率だったか なと星ざ門は思ったどうもさに聞いた ナルセがボケたという話が頭の隅にあって なせにいざる道場心を抱いたのがまずかっ たようだと思っ た生材門は調子を傾けたが酒はもうなかっ たほんの一口ずつ逆月を含んだつもりだが 一刻も立てば酒もなくなるもう十分に待っ た来なければ来ないでそれでも良いと星ざ 門は思っ た手を叩いてお島を呼ぼうとした時 まるでその気配を察したように襖が開いて 島が入ってきた島の顔に慌しい色がある 申し訳ありませんこんなにお待たせしてと おしは詫びたなる瀬殿が参られた かそれが ちょっと島はひりと体を動かすと生材門の そばに来て耳打ちしたあすみませんが2階 まで癒らしていただけません かお見せしたいものがありますとおは言っ たお島が案内したのははしごの入り口通り に面している無人の部屋だった部屋に入る とお島は素早く襖を閉めてしまったので 部屋は暗くなっ ただがすぐに別の光が生じから差し込んで いるのに生材門は気づいた小町は勾配長の ような茶町というわけではなく町のほんの 一宮に1軒の料理者や数剣の小料理屋が 固まっているだけであるしかしそれでも波 の町屋が並ぶ場所とは異なる賑いがあって 夜は遅くまでのき丼が通りを照らす生子を 染めているのは外から刺すその光だったお 島は忍び足に部屋を横切ると生子を少し ずつ少しずつ開けた冷たい焼が部屋に 入り込んできたお島はおよそ一寸ほども 開いた生子の橋からじっと外を眺めおろし ていたがやがて手真似で生材門に覗いて みるようにと合図した星ざ門は生子の隙間 に目を当てたのきアドに照らされた前の 通りが見えた目の下の一際明るい場所はつ のノキアドが照らしているのだと検討が ついたがノキアドそのものは屋根に遮られ て見えなかっ たその光の中を時折りゆっくりと人影が 通りすぎる数人の男たち商人風の男1人 中年の男女が通り過ぎたそしてその後は ぱったりと人がえたが無論島は通行人を 眺めると言ったわけではない だろう星ざ門にもその人影が見え たつ屋の安土の光がようやく届く道の 向かい側に松前昆布という大きな看板を 掲げている店がある無論店はもう通しめて
いるが家の端に置いてある天水桶のそばに 男が2人立っていた2人ともにけだっ た2人は身動きもせず顔をつの方に向けて いる見 た星ざ門が振り向いて言うとそばに寄って きたお島が慎重な手つきで生じを閉めた 化粧のが門の鼻先で匂っ た下の部屋に戻ると島が熱い酒を運んでき たそして成瀬騎兵は今夜は来ないと言った 見張られている時は店に入れないから三谷 様にお詫びを言いゆっくりお酒を 召し上がって引き上げてもらうようにと いうことでした 出かけてきたとしてももうお家に戻られた と思い ますそう かお感情はなせのご隠形様がお持ちになり ますのでどうぞお気遣い なくいやその新釈は無用だがしかしさっき の男たちは何者だろう なさあわかりませ ん島は詳しい事情は知らされていない様子 だっ た時々ああいうことがあるの かはい夏頃 から星ざ門は首をひねったそれと佐木熊田 に聞いたナルセのボケとは関係があるの だろう かナルセ殿にはそなたが知らせに行ったの かはい よほど親しい付き合いと見えるな5年前 まであの家に方向していましたもの でなんだそれでは親しいわけだ星ざ門は島 の尺を受けたさっきから1人で飲んで少し 酔いが出てきたようでもあるつい砕けた 苦情になっ たそれで 次にアに方向するとは 珍しい一度は嫁に参りましたの です島は顔を赤くした生材門がさした逆を 受けながらはじるような笑いを顔に浮かべ ていったでもこの通りの画もで不になり ましたそれで少しは世の中のことを 見習おうかとここに来たのですこの店は 叔母の家ですのでお島の言葉で星ざ門は なる瀬がこの娘とこの店を頼りにしている 理由が分かっ たこの店を使えなくなったのはナルセに とっていに違いない少し相談があると門は おに行った花町の意を知っているか な 4生材門が湧いに行くと成瀬騎兵が先にき ていたしばらくぶりに見るナルセは髪が 薄くなり頬の肉が落ちて全体に年寄り臭く 見えて生門を驚かせた2人は休の挨拶を
かわしたこの度は突然にご迷惑な騒ぎを 持ち込み申し訳もござらん成瀬は手長な口 を聞いた昔と変わりない木とな口調である 他に頼るものもおらぬのでおしたがさぞ 勝手な男と思われたことでござりましょう ないよいよ 生材門は手を振った軽も身分も生材門の方 が上なのでなる瀬は丁寧な言葉を使って いるが目の前にいる老人はよく見れば目の 光声の響きが紛れもないかつての 瀬之である星門は聞いていてなんとなく 落ち着かない気持ちになったお互いに今は 隠居の身分これからのお話は元中根道場の 童門ということでザックパランに願いたい もので ござるさ様 か 最も道場といえばそちらは鬼の木 のすこちらは一方的に殴られた方でぐっ部 が悪くなるようではある がナルセは苦ししたしかし固かった表情が 緩んでナルセはいくらかくつろいだように 見えたで今夜はうまくいきましたかな星ざ 門の方が先輩に物言う苦情になったなる瀬 が頷いたお手配のおかげで何事もなく こちらに入れもし た生神門はつの島とここの神に言い含めて 一旦つに入った成瀬がすぐに裏口から出て 花町の裏通りを伝って 枠の大所から入るように手配したのである うまくいけばたえなせをつけ回している 人間がいたとしてもまだつのそばで見張り を続けているはずだっ た見張はつ屋の表におっ たあれは何者ですか麻田の若いもでござる ナルセがそう言った時お女将のみさが尺取 と一緒に思考を運んできたしかし様子で 密談と察しをつけていたらしく魚を並べて 1杯だけ尺をすると女たちはそのまま 引き上げていっ たここは初めてだ が成瀬は逆月を含むと部屋を見回した なかなか小綺麗な店ですなつ屋とは雲泥の 装いだ魚のうまい店ですごひきに願いたい ものですしかし何せ陰居のみそう度々 小料理屋で飲むというわけにもまりません ご同様ですと生門も笑っ た嫁が気を使って外で飲むほどの金は持た せてくれるものの度々というわけにはき ません な さてなる瀬は不に逆月を置いて形を改めた 先に願い事を申し上げてしまいましょう かどうぞなんなりと 星ざ門も言って逆月を置いたがナルセの
願い事とは何かと気持ちが引き締まるのを 感じた遠藤派のをしるべき頭かぶどなたで も結構だが気候の好意な方がおったらお 引き合わせいただけまいか ほうどなたかのもんにまっすぐに駆け込む かと思ったのだがそれがしは人も知る朝田 直家に物申しても相手が信用せぬ懸念が あるそこで気候を頼ることを考えついた わけだがいかがであろう頼まれてはもらえ まか浅田派のなる瀬殿が遠藤派の頭株に 会いたいと言われるそのわけを聞かせて もらえますかなそれが一口には言いがい しかしこれこれれのよというおよその輪郭 も聞かずに取り継ぐことはちと難しかろう と存ずる しかしながら緊急のようで ござるそれでも星ざ門が無言でいるとなる は顔を伏せて考え込んだそして次に顔を あげた時は声を潜め た一口に言えば家の大事が出退いたし た多言無用でござる ぞまだ生材門が納得していないと見た らしくナルセはそう言っ ためるような目で生材門を見ながら梅雨の 頃に番頭のおか田遊屋敷で行われた朝田の 会合に出た時にならぬ密談を聞いてしまっ たのだと言った密談の主は屋敷のあじモゆ と浅田郎であったわしはその頃冷えを病ん でいてその日も葉刈りを借りるために買っ てしったる奥に行ったのだがその帰りに 偶然に2人の密を耳にいしたのだ無論 聞こうと思っって聞いたわけでは ないところが間の悪いことに密山も耳にし たちょうどそのところを人に認められ申し たはっきり聞いたと断定したわけではない にしても彼らはわしが密談を聞いたのでは ないかと疑った今も疑っておる ははあそれであの見張りですか 夜も昼も だなる瀬は鼻の付けのあたりを指で揉んだ かなり疲れているように見えた外に出れば 人がついて参るよがあって出かけると要所 要所には人が配ってあるという具合 だわしは耳にしたことを誰かに伝えねば ならぬと思ったが初めに誰に話したらいい のかわからなかった本来は殿に直に 申し上げるべきものだろうがわしにはその つてがないようやく反対派の誰かに話せば 良いと気づいたが見回してみると申した ような有り様だ例えば遠藤様のお屋敷に 駆け込むとしようか駆け込む前に切り合い があるのはとしてさっきも申したごとく 果たして先方がわしの申すことを信じて くださるかどうかは甚疑問だそこで それがしを思い出されたのですのと星ざ門
が言ったそれは良い試案と存じますぞで その密談とはそれは聞かれぬ方が恩のため ではあるかいや乗りかかった船触りだけで も伺っておきたい毒を買おうと申しておっ たどなたに驚愕して生材門はナルセを見た 殿にそれとも御聖子 にナル兵は首を振ったくぼんだ方に くっきりと深い が浮かび出てこれ以上は一言も喋らぬと いう顔つきに見え た生材門は調子を取り上げてなせに酒を 継いだご安心ください明日にでも真島様に 取り次ぎ ましょう吉名にお頼みします ぞしかしさをおしかったことでしょう な生はなめこ汁をすすった酒もなめこ汁も すっかり冷たくなっていたボケを真られた のもそのためです かあれは失敗だったとなる瀬は言った家の ものは騙されたがあの男たちは信じなかっ たようだご安心くだされもう丈です ぞ生門は受け合い酒もなめこ汁も暑いのに 変えてもらいましょうと言っ た 5なる瀬騎兵を真島かろの屋敷に残して 星ざ門とひら汚をは外に出た生暖かいよう な夜だった季節は初島というのに道にはや にも白く霧が張っている日暮れにさっと 降った雨の名残り だろう何にも出なかったなと星ざ門が言っ たきっと出るだろうと思ったのだ が出なくて幸いですと平松が言った真島 野平と連絡をつけると星ざ門は平松横を 鳴瀬騎兵の護衛につけたナルセが真島屋敷 に入るのを必ず邪魔立てするものが現れる だろうと思ったので あるしかし平松と堂々してナルセを迎えに 行きさらに3人で真島過労の屋敷に着く までにそれらしい男は1人も現れなかった のであるいや1人も現れなかったという 言い方には語弊があるナルセの家の近くに 見張が1人いた若い男だっ たしかし男は2人がナルセを呼び出して外 に出てきた時には姿を消していた誰かが後 をつけてくる様子もなくそれっだったので ある平松が一緒なのを見て恐れをなしたか ないやそんなこともない でしょう2人は暗い屋敷町を通りすぎて貸 の方に歩いていっただが貸の道に出る前に 生材門は平松に袖を引かれ途中の路地に 折れた 平松が持っていた鳥鎮の火を吹き消した どうした な星ざ門が驚いて言うと平松はしっと言っ た待ち伏せがいましたほうどこに牧原様の
お屋敷の横です気なんだ な引き返し ましょうとひらまは行った2人は元の道に 戻ると待ち伏せがいる側とは反対側の兵の 下を足音をしんで真島太郎の家の近くまで 戻ったそのまま路地の端に身を潜めて待っ た目が次第に闇に慣れてゆっくりと道を はう霧の動きが見え た市販時も立たないうちに真島屋敷の平の うちに日の色が動いたすぐに潜り戸が開い て超人を持った鳴瀬騎兵が出てきた夜の せいか肩が尖ってひどく痩せて見える姿 だっ たスタスタとなる瀬は貸の道の方に歩き 出したかなりの距離を置いて星ざ門と平松 も後をったすると途中からナルセと生材門 たちの間に黒い人影が割り込んできた人影 は3つである後ろから生材門たちに見られ ているとは気づかないらしく平下をはう ようにしてなるせをってく少し魔を詰めた 方が良くはないか星ざ門が囁くと平松は このままこのままと言ったそして付け加え た大丈夫ですナルセのご隠居はもう気づい てい ますナルセ兵は貸の道に出た広いその道に 出るのを待っていたのだろう後ろの人影が 一斉に走ってナルセに追いつくと切り かかっ ナルセが投げ捨てたちが燃える間に白人が きらめき無言の激しい切り合いが行われた なる瀬騎兵の姿が血をするようにして走っ たかと思うと次には高く跳躍しキビキビと 刀を振るうのが生材門の目にはっきりと 見えた襲撃をかけた男たちの2人が倒れ 1人が足を引きずりながら過じて逃げた 驚きました全て峰打ちですと平松が囁いた 出番がなかった なはあ出番なしです飛んだボケ老人 だ星座門は深刻な顔でナルセがボケたと 言ったさを思い出して笑いを噛み殺したが 事情を知らない平松は軽減そうに言った えどなたのことでしょう か貸の一角に船場の常夜島がある霧は川底 からも湧いて貸の道を低く生いまっていた その白い霧を蹴散らすように 足早に遠ざかってくなる騎兵の後ろ姿が 見え [音楽] た [音楽] OG