【感動★総集編】社長令嬢に嫌われクビになった俺。翌日、ライバル会社へ面接に行くと美人社長「ずっと探してました」➡俺の人生が180度変わることに【感動する話】

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※動画内容は創作です。
※全てオリジナルで作成です。
※登場人物は仮名です。

#感動する話 #感動 #朗読

[音楽] あなたはもう首よ明日から来ないで ちょうだい冷たくそう言い放ったのは社長 令嬢である古や金あることがきっかけで俺 は古屋から嫌われ会社を首になった当ても なくフラフラとしていたところライバル 会社が面接をしていることに気づいた俺は すがる思いで面接へと向かういきなり社長 面接を行うという異例の状況に焦りつつも 俺は冷静に受け答えをしていくすると突然 社長である江藤舞がずっと探していました と言い出したのだその時は何のことか 分からなかったのだが後日俺と江藤との 関係が明らかになるのだった俺の名前は社 優馬今年で32歳になる俺は学生の頃から 平凡な少年で大人になってからも特にこれ といった特徴はない日出たものがないから なのか女性からは全く持てず30代に入っ た今も独身だし彼女すらいないのだ結婚し たいと思って婚活をしてみたこともある けれどどこへ行っても惨敗32歳になった 今すでに半ば諦めかけているただ人生は 恋愛だけが全てではないし今の俺には仕事 というやりがいもある 俺は一般企業の営業として働いており順調 に行けば昇進することも可能だ今日もいつ もと変わらない業務をこなしているところ なのだが何やら朝から周囲が慌しい気が するそれに普段なら物で溢れ返っている 社員のデスクが今日はやけに綺麗すぎるの だ隣の社員に理由を聞いてみるとどうやら 夕方頃に社長令嬢がオフィスにやってくる らしいだからみんな慌てているのかと思い 自分も業務を進めながら少しずつデスクの 整理をするそして時間はあっという間に 流れすでに時計は18時予定では17時に 来るという話だったのだが1時間経った今 も社長令嬢現れないうちの会社は18時が 定時なのでそろそろ帰らなければならない がどうしようかと話しているとやっと社長 令嬢がオフィスへとやきた遅くなって ごめんなさいね私は社長の娘の古谷かです 今日は皆さんの状況を把握しにきました 古屋は綺麗に巻かれた髪をかき上げると ちっと周りを見渡したあの18時が大近 時間なのですがどうすればよろしい でしょうか残業はしてはいけない決まりに なっていますあらそうなのそれならまずは タイムカードを切って 話はそれからします古屋の指示により タイムカードを切ってから話を聞くことに なってしまった普通ならタイムカードを 切る必要はないはずなのだが俺が聞いて しまったばかりに無駄に話を聞かなければ ならない他の社員たちから反感を買ってい

なければいいがそんなことを考えていると 古屋の話が始まった話の内容はこれまで やってきた業務や取引の詳細そして仕事に 対する意気込みなども聞かれることとなっ たなぜそんなことを聞くのかわからないが 古屋は社員1人1人に話を聞いて回って いるためとにかく時間がかかる結局話が 終わる頃に時計の針は20時を差していた まさかこんなにも話が長引くと思ってい なかった俺は内心帰りたい気持ちしか なかったしかしそれはこの場にいる全員が 思っていることだろうタイムカードを切っ ていなければまだ良かったのだが要するに サービス残業を3時間も行ったことになる はいでは皆さんに話を聞かせていただき ましたありがとうございますそろそろ 終わりに近づいてきたかと思われたがクヤ はさらにとんでもないことを言い出したの だでは次に持ち物検査を始めさせて いただきますえこれからですか あまりに衝撃的だったので自然とそんな 言葉が口から飛び出ていたそれは俺だけで はないようだ他の社員たちも口々に何かを 言っているそりゃ今日する予定でしたから 持ち物検査も行いますよ見られてはいけ ないものでもあるんですかいえそういう わけではないですがもう20時ですよそれ がどうしたんですか私には関係のないこと です古ははそう言うとまた1人1人の デスクを見て回り始めたデスクの引き出し を確認するだけなのでそれほど時間は かからなかったが俺のデスクを調べ始めた 途端大きな声を出したのだなんですかこれ はそう言いながら引き出しから取り出した のは俺が普段休憩中に食べているお菓子だ 実はこのお菓子ライバル会社で販売されて いるもので車内で堂々と食べるのは少し 抵抗がある ただ当分を補給するのに最適な大きさで味 も好みなのでいつもデスクに入れておき 疲れた時に口に入れるのが習慣になって いるいつもは目立たないように食べている のだがまさかデスクの中まで調べられると は思っていなかったため盲点だった ライバル会社の商品をデスクに入れている なんて私への先生不と捉えてもいいんです かいえこれには訳がありましてそれって 言い訳のことですかそれなら聞きたくあり ませんもう今日は解散にします古屋は相当 怒っているようで残りのデスクチェックを 終えぬまま解散することになった次の日 いつも通りに出社するとそこには見慣れ ない光景が広がっていたなんと俺のデスク と椅子がなくなっていたのだずらっと並ん でいるうちの真ん中だけくり抜かれたよう

に空間ができており囲の社員もそこを見 ながらひそひそと話していた周りを見渡し てもどこにも俺のデスクはなくこのままで は仕事を始められない仕方がないので余っ ているデスクを借りようとしたのだがなぜ か貸し出してもらえなかったデスクがない どころかパソコンもなくなっているので 仕事にならない今日する予定だった業務は 必ずパソコンが必要になるためこのままで は何もできないのだパソコンだけでもも 貸してほしいと管理部に伝えたのだがそれ すらも許してもらえなかった貸し出せない 事情も教えてもらえず俺は途方にくれてい たこれからどうしようかと廊下で佇んで いると後ろから突然声をかけられるこんな ところに釣ったってどうしたんですか後ろ から声をかけてきたのは古屋だった昨日 あんなことがあったのに話しかけてくる なんて意外と気にしていないのかと思が それは間違いだったと後悔した後ろを 振り返ると古屋はニヤニヤとした表情を 浮かべながらこちらを見ているもしかして 自分のデスクとパソコンがなくなって困っ てるんですかどうしてそのことをご存知で それはもちろん私が撤去したからですよ何 の悪びれもなくそう言い放つ古屋は俺の ことをあざ笑っているようだなぜそんな ことをしたのかと聞いてみるととんでも ない言葉が帰ってきたそれはあなたがこの 会社に必要ないからですライバル会社の 商品を隠し持ってるだなんて非常識です 確かにあれは軽率でしたけどそれだけで ここまでの周知をするなんてあなたはもう 首よ明日から来ないでちょうだいデスクと パソコンを返してもらおうと話をしようと した途端古は冷たくそう言い放った突然の ことに俺は思考路が 自分が今何を言われたのかさえわからなく なってしまう何も言い返せずにいると古谷 は手をしっしっと払うような仕草をし始め たあなたがいたらこの会社が汚れてしまう 早く出ていってくださいねそれだけ言うと 古屋はどこかへスタスタと歩いていくどう することもできなくなった俺は荷物を まとめて家に帰るしかなかった正に首に わけではないけれど社長令嬢である古屋 からそう言われたのだから実質首だと判断 してもいいだろう正直そろそろ転職をし たいと思っていたところだしちょうど タイミングが良かったと思えばいいのだ ただこのまま黙っている俺ではない家に 帰る前にコンビニで履歴書を購入し次の日 俺はある場所へと向かうことにしたのだっ た俺が向かったのは職場のライバルに 当たる会社だ首にされた翌日に面接だ

なんておかしいと思われるかもしれないが 実は前に転職するのなら是非うちに来て ほしいと声をかけられていたきっかけは 転職のためのセミナーに行ったことだった のだがそこにいたのがライバル会社の社長 江藤舞田江藤は俺の経歴や歴を見るなり 突然名刺を渡してきたあの転職を希望して いるのなら是非うちに来てくださいいつで も面接は受け付けているのでその場で江藤 から名刺を渡されたのは俺だけでなぜ そんなことをされたのか分からなかった実 は俺だけ名刺を渡された理由は今でも 分かっていないただいつでも面接をして くれるとのことだったので俺はこうして ライバル会社へと向かっているのだ受付に 事情を伝えるといきなり社長面接を行うと 言われた普通こういうのは書類先行があっ て面接館との面接があるはずだそんな礼な 状況に焦りつつも俺は冷静をよいながら 促されるまま社長室へと入った社長室の ドアを開けた途端江藤は笑顔で俺を 迎え入れてくれたやっと来てくれたんです ねあれからずっと待っていたんですよ ずっと探していました転職セミナーが開か れたのは1年前前だったので俺のこと なんて忘れたと思っていたがどうやら覚え てくれていたらしいなぜそこまでして俺の ことを探していたのか理解できなかったが まずは面接が先だすがる思いで江藤の元を 尋ねたものの面接はほとんど行われなかっ た1時間ほど話していたのだがその内容は 面接というよりも雑談のようなものだ採用 なのでから来てくださいはいありがとう ございますほとんど座っていただけなのに なぜか俺は採用されることになったそれ どころか江藤が美人すぎて顔をまともに 見れなかったし緊張していて自分が何を 話したのかさえ覚えていないさすがに そんな状態でなぜここまでよくしてくれる のかが気になった俺は最後に聞いてみる ことにしたつかぬことをお伺いしますが なぜをしてくれたんですかそれにほとんど 無条件での採用ですよね江藤は目の前に あった机にほをつくと目を伏せて考える ような表情をし始めるそしてふっと息を 吐いたかと思うとこんなことを言い出した のだ私のこと覚えていませんかえっと転職 のセミナーで名刺を渡してくれましたよね いえそうではありませんこの時俺の頭の中 ははてなでいっぱいだった今の口ぶりから するとそれ以前にも会っていたことになる 俺は必死に思い出そうとしたが何も 思い出すことができなかったのだそうです かではなぜ私があなたに惹かれたのかお 話ししますそう言うと江藤は静かに話し

始めるなんと俺は江藤の命の人だというの だ俺と藤が初めて出会ったのは俺が高校生 江藤が社会人になって数年が経った頃だっ た当時特にこれといった趣味もなく部活に も入っていなかった俺は夜中に近所を散歩 することだけが楽しみになっていた夜中は 誰もいないし該当も少ないから怖いと 感じる人も多いが俺は空気がすめ渡ってい て好きだその日もいつもと同じように近所 を徘徊していると公園のベチに人影を 見つけたこんな時間に誰だもしかして幽霊 なんじゃそんなことを思いながら近くを 通ろうとするとそこにはスーツを着た女性 が座っていたのだ女性はすすり泣きをして おり俺がそばにいるのにも気づいていない らしい服装からして社会人なのは一目瞭然 だったがこんな寒い日に外でずっといたら こえてしまうそう思った俺は自販機で ココアを買うとベンチのある場所まで戻る ことにしたあの今日は特別冷えるので よかったらこれ飲んでくださいいきなり声 をかけられたものだからその女性は勢い よく顔をあげてこちらを見たしかも不審 がってココアを受け取ってくれないえっと 怪しいものではないんですたまたまここを 通りかかった高校生であありがとうござい ます一瞬泣きやんだかと思ったが女性は ココアを受け取るとまた大粒の涙を流して 泣き始めたなんとなく隣に座って一緒に ココアを飲んでいると女性はなぜ泣いて いるなかを話し始める気になっていた会社 に入れたのはいいものの内場は思っていた のとは全く違ったそうだ毎日上司からは 怒鳴られるし他の人よりも仕事ができる からという理由で同期からも避けられてい て何のために毎日会社に行っているのか 分からないという高校生の俺には到底 分からない悩みだったが目の前の女性が かなり参ってしまっているのは分かる本当 に無責任だと思うが当時の俺はこんなこと を言ってしまったそんなに辛いならやめ ましょうよ自分で会社を作ればいいじゃ ないですか会社を立ち上げるなんてそんな 簡単な話じゃないよその通りだでもその時 の俺にはそんな言葉しか出てこなかったの だそれから10年ほど経ちその女性は本当 に会社を立ち上げた俺にお礼をしようと 公園に何度も足を運んだけれど見つから なかったそうだあの時のお礼をしたかった んですでもどうしても見つからなくて名前 しか分からなくて苦労しましただからあの 時真っ先に名刺を渡してくれたんですね あなたが気づいてくれなかったから少し 悲しかったんですよ実はあの時江藤は自暴 時期になってしまっていたらしい1人で

どこか知らないところにでも行こうかと 思っていたところ俺が声をかけたようだ そして俺の言葉があったからこそここまで 頑張ってこれたのだという本当に ありがとうあの時あなたに出会ってい なければ今の私はなかったと思います江藤 はそう言いながらに涙を流していた面接 から1ヶ月が経ち俺はやっと研修期間を 終えることができたそしてこれから1人で 仕事へ行くところだ取引先は大手企業で どの食品会社も取引をしたいと思っている のだがなかなか首を縦に振ってくれない ことで有名だ電車をいくつか乗り継いで ビルの前に来たのだが緊張してなかなか足 が進まない前の職場ではこんなことは なかったのだがやはり期待されている分 それだけプレッシャーがかかっていると いうことなのだろうか俺は意を消して受付 場に話しかけたすると突然横から押し倒す ような勢いで誰かに追突されたバランスを 崩したものの転ばなかった俺は体勢を 立て直して追突してきた人物を見たそこに いたのはなんとあの古屋だったあのなぜは アポさえ取ってもらえないんですかどう やら古屋もこの企業に商品を売り込みに来 たらしいただ話を聞く限りアポすら取れず ここにやってきたのだろう受付場も困って いるようだったので助け船を出すつもりで 古屋に話しかけた古屋さん受付の方も困っ ているようなのでお引き取りいただいた方 がいいのではないでしょうか何ようるさい わね害者は黙ってもしもしかして社 優馬名前を覚えていただいて光栄です俺は これからアポがありますので俺がそう言う と古屋は驚いた表情をしながらあ然として いたちょっとどういうことなのよそういえ ば言っていませんでしたねライバル会社に 転職したんですよはあ何よそれありえない んだけどそう言うと古は聞いてもいないの にこんなことを始めた古屋の会社は俺がい なくなってから業績が落ち始めどうにかし て回復させようと必死になりこうして社長 令嬢自ら色々な企業に声をかけているそう だしかも社長からは俺が抱えていた案件が 全てパーになったことでここまで業績が 落ちたと説教されたらしいあんたのせいで こっちは散々なめにあったのよどうして くれるのどって勝手に首にしたのはそっち ですよね俺には何も関係ありません そもそもあんたが会社の半分の案件を抱え てるなんておかしいのよそう実は俺は元い た会社の案件の半分を担当していた自分は 平凡だと思っていたけれど案件を取って くることに関してはひい出ていたのだ しかもほとんどの企業は俺からの提案だ

からという理由で受けていたため退職後は 継続して契約をしないと言ってきたらしい それは大変そうですね頑張ってください俺 はわめき散らしている古屋にそう伝えると 案内された会議室へ向かったのだったその 後俺は無事契約を取ることができたこれは 風の噂で聞いた話なのだが元いた会社は 経営が回復しなかったどころか古屋がアポ なしで押しかけたりわめき散らしたりした ことで評判は落ち継続して契約てくれてい た企業も撤退していき結局は産にまで 追い込まれたそうだ会社がなくなったこと で古屋は社長令嬢ではなくなり今はどこか のコンビニでアルバイトをしているらしい しかも会社を潰した責任を取れと言われ 実家を追い出された挙句これまで好き勝手 に使ってきたお金を社長に返さなければ ならないそうだ古には婚約者がいたような のだが今回のことでされ婚約吐き世の中 どんなことがあるかわからない俺は運よく 転職ができたけれど古屋は全く別の道を 歩んでいるのだ自分のしたことは後から 帰ってくるという言葉があるように悪い ことをすればそれだけ自分が損をする 世の中なのかもしれない転職してから1年 が経ち俺は33歳になったそしてどういう ことか社長である江藤舞と結婚するする ことになったのだ江藤とはプライベートで も食事に行く中だったのだがいつも美味し そうにご飯を食べる表情俺といる時に向け てくれる笑顔に惹かれ気づいた時には告白 していた江藤も俺の告白を受け入れてくれ て交際がスタート社長である江藤は忙しい のであまりデートといったデートはできて いないがちょっとした時間を見つけてはお 互いの愛を深めていったそうしているうち に 俺はどんどんと江藤の魅力に気づく初めは 気づかなかったのだが江藤は仕事ができる が家では少しだらしなくてズボな一面が あるそんな一面を見せてもらえる関係に なったことを俺はとても誇らしく思う そして昨日俺はついに江藤にプロポーズを した40歳までには結婚したいけどもう 無理だよね以前付き合う前にそんなことを 言っていたことを思い出しどうしても江藤 が40歳になる前に告白をしたかったのだ もちろんプロポーズの返事はイエスだった 江藤は俺がプロポーズするとは思ってい なかったようで指輪を受け取ったその場で 泣き崩れてしまった一緒に住む家や結婚式 の時期など正式なことはまだ決まってい ないができるだけ早く婚姻届けを提出して 結婚式をあげたいと思っているあの時公園 で泣いていた女性に声をかけていなければ

ライバル会社の面接へ行っていなければ こんな人生は遅れていなかっただろうこれ まで恋愛なんて縁がなかった俺だがこんな 美人で頭も良くて心優しい人と知り合えて 本当に嬉しいこれから先喧嘩をしたり意見 が食い違ったりすることもあるだろうその 度に俺は思い出そうと思う今の幸せがある のは運だけじゃなくて自分と江藤が努力し てきたたからだということをそして関わっ てよかったと人から思ってもらえるように 行き たいお前らが責任を取って退職したという ことで個々を納めて もらおう俺はずっと疑問だった才能溢れる タヤがなぜ自分を共同経営者に選んだのか 分からなかったとかげのしっぽ切りとして 使うためだったのだとようやく理解する 絶望に襲われたがここで逃げるわけには いかない俺を慕ってくれる後輩ハルトだけ は助けなけれ ばハルトは本当にいい子なんだ 頼む俺の必死の懇願も虚しくタヤは ポケットから10円玉を 取り出すうるさいなあこれをやるから さっさといなくなってくれよ退職金代わり にくれてやる その目には大学生の頃夢を語っていた時の キラキラした輝きは少しも残っていなかっ たもう何を言っても無駄のよう だありがとう助かった よ俺は10円玉を握りしめハルトの元へ 走っ た俺は会社を去った後地元に帰ったカフェ でのんびりを飲んでいるとタヤが駆け込ん で くる無職のお前にいい知らせがあるもう 一度アルバイトとしてうちの会社で働かせ てやってもいい ぞそんなことだろうとは思っていた俺は首 をゆっくりと横に振る俺は今この会社の 社長 だ俺の名前は藤田大輔32歳仕事を覗けば 何の取りえもない平凡な男だだから未だに 自分が年少50億の会社を立ち上げたのだ という実感が湧かずにいる何か夢があった わけでもなければ才能に恵まれたわけでも ない俺が共同経営者として副社長になった きっかけは大学時代の同級生沢本拓也だ 性格は明るく周りに常に人がいるような男 で 俺とは住む世界が違う 存在共同経営に誘われた時は本当に驚いた し自分に勤まるとも思わなかったが憧れの 存在だったタヤに声をかけられたことが 嬉しく俺はすぐに頷い

たタヤがなぜ自分に声をかけたのか俺は 考えようともしなかっ た会社が大きくなるにつれてタヤと俺の 関係は悪化していく 今まで1つの部屋を2人で使っていたけど 新しいオフィスになったら別々でいいよ な物理的に執務室が別になったことから 始まり今ではチャットアプリのやり取り だけで顔を合わさない日である元々ずっと 起業することを夢見ていたタヤと俺とでは スタート地点が違うのだから俺のことが嫌 になっても 仕方ないそう自分に言い聞かせたが憧れて いた人物から心ない言葉を浴びるのはいつ まで立ってもなれ ないまだ終わってないのかよえこれは急ぎ じゃないって言ってたじゃないか急ぎじゃ ないとは言ったけどそんな資料1日もあれ ば作れるだろうもういい俺が やる久々にヤが俺の部屋に来たと思ったら 自分の言いたいことだけを伝え さっさと出ていってしまったこんなことが 続くと嫌でも考えて しまう最初からタヤは何かあった時に俺を 利用するため共同経営を持ちかけたんじゃ ないか とその可能性に気づいてしまってから絶望 する前に一刻も早く会社を去りたいと思う ようになったが俺にはそうできない理由が あった俺になついてくれている営業部の 酒井ハトという子がいるから だ大輔さんだお疲れ様 です食堂に入ると俺を見つけたハルトが犬 のように駆け寄って くる彼は入社してすぐにかなり大きな契約 を取ったそうで期待の新人なんですと飲み の場で営業部長に紹介され た以来妹と同じ25歳ということともあっ て弟のように可愛がって いるお疲れ様最近の調子はどうだ昨日も 部長に褒められまし た俺にも褒められたいと言っているように 聞こえたので頑張ったなと言ってやると 嬉しそうに笑う今日も弁当なのかもちろん ですうちの従業員食堂は格安でおいしいの で弁当を自賛する人は珍しい 前に理由を聞いたら調理師の専門学校を 卒業し料理が好きなのだと教えられ た相変わらず手が混んでるなあ俺の分も 作って欲しいくらいだよじゃあ今度作って きます ね直接指導しているわけではないとはいえ ハルトを置いて行くことになるのかと思う と決心がつかなかった俺がハルトを可い がっていることはにの知るところとなって

いるだろうこの会社から俺がいなくなっ たらきっとハルトは永遠に出世できなく なってしまうまだ副社長の座を降りるわけ にはいかなかっ たおい今度の木曜日に例の社長との解職を セッティングしたから行く ぞ急にタヤの部屋に呼び出されたと思っ たら一方的に決定事故を伝えられ たと違って顔が広いのでこんな風に勝手に 予定を入れられることは珍しくないが直接 言われたのは久しぶりだいつもはチャット アプリで済ませるのに何かが おかしいそうだお前が可いがっているハル トってやつも連れて行って やろう俺の前でタヤがハルトの名前を出し たのはその時が初めてだった急に呼び出し たことといい絶対に何か企んでいるなんで ハルトまで連れて行くんだ俺だけでいい だろう豪華な解析料理をただで食べられる んだぞ25歳の若者にとったらこんなに 嬉しい話はない だろうタヤは質問に答える気はないらしい 俺はハルトを連れて行かなくて済む言い訳 を必死に考えたでもまだ25歳だぞ亭 なんて緊するだろう若いうちに経験を積ん でおいた方が後々楽 だそれからもずっと話は平行戦ついには ハルトに直接内戦されてしまい3人で行く ことが決定し た快食当日緊張でガチガチになっている ハルトを連れ社用者で両手に 向かうはあ緊張する大丈夫だ 俺がいるから安心しろハルトはただ料理を 楽しめば いい本当は自分が一番不安だったが自分に 気合を入れるためにもそう口にし たそういえば沢本社長は一緒じゃないん ですかああああいつは別の場所に行って から向かうそう だハルトはまだ俺とタヤの関係性に気づい ていないようだった 俺たちはもう何年も同じ行き先であっても 同じ車に乗ったことはないお互いに車が あって専属の運転手がいるのだから当然と いえば当然なのだがたえどちらかの車が 壊れたとしても同じ車に乗ることはない だろう両手に到着して中井さんに案内して もらうと30分前なのにヤだけでなく先方 も部屋にい た申し訳ございませんこいつは少し時間に ルーズなもの で俺の代わりに真っ先にタヤが謝罪する 普段はそのプライドの高さから取引先で あっても滅多なことでは頭を下げないと いうのに構わんよ私がせっかちで早く来

すぎるだけだから気にしないで くれ早速謝罪するはめになり料理が運ばれ ても味を感じなかったハルトも同じようで 先ほどから料理が全く進んでい ないお前は気にせず食べていいよでで もこそこそ2人で話していると急にタヤに 話を振ら れるそうだこの子なんですが25歳にして うちの営業部のエースなんですよそれは 頼もしい なあそれからもタヤはハルトを褒め 続ける俺の心配およそにハルトは褒められ たことで緊張が溶けてきたようだ美味し そうに料理を放っているいつ仕掛けてくる のかと俺は気がきでなかったが何も起き ないままタヤは新しいシステムについて 社長に軽く話す 興味を持たれたことが分かると用意してい た資料を渡しそのまま簡単なプレゼンを 始め たさすが準備に4年がないと思ったが俺も ハルトも始まってすぐに顔を見合わせた俺 ですら初見のシステムだったのだしかも 問題なのはその 内容いやさすがだよこんなにすごい システムを作るなんて うちには優秀なエンジニアがたくさんおり ますの で話は順調に進み後日改めて営業担当で あるハルトが会社まで説明に出向くことで 話はまとまっ た社長の車が去っていくのを見送った後俺 はタヤに確認することにし たこんなにすごいシステムができていたん だななんで教えてくれなかったんだ よは何を言っているのかわからないという 顔をしたまだできてない よその言葉に俺もハルトも 青ざめるこんなの既存のシステムの軽い 応用編みたいなものだろう契約が取れて から向こうのニーズに合わせて作ればいい と思っていたんだだから当日は適当に説明 を頼む よ肩に手を乗せられたハルトは震えている さすがにこれはハルトには荷が重すぎる せめて営業部長にプレゼンに行かせたら どうだこいつはお前が目をかけるくらい 優秀なんだろう問題 ない俺は大丈夫だよともう一度自分に言い 聞かせるように言ったたえ何かあった時に 責任を取らせるためにヤが俺に共同経営を 持ちかけたのだとしてもハルトだけは助け て 見せる俺とハルトの心配は的中契約自体は 問題なく成立したが納期が間近に迫っても

システムのバグが修正できず納品できる ような状態では ないなんでこんなものも作れないんだよ いつからうちのシステムエンジニアの室は 落ちたん だ様子を聞きにの部屋に向かうと怒に震え てい ただから言っただろう先方に行って納期を 伸ばしてもらえないのかいつ完成するか 分かりませんが伸ばしてくださいって そんなの契約事態を切られるに決まって いる だろうそして俺の顔を見るなりそうだと 言い 出す元々このシステムはハルトが企画した システムでお前らはその責任を取って退た ということで保を収めて もらおうタヤの目は本気だったやはりこう いう時便利に使うために共同経営を誘われ たのかと絶望するすぐにでもこの場から 去りたかったがハルトまで巻き込むわけに はいかないという一心で俺はその場に 踏みとどまっ ただったら俺だけにしろハとは関係ない いやも一緒にやめてもらわないと困る媚を 売るような社員には先がないだろう媚 なんか売っていないハルトは本当にいい子 なんだ頼むあの子だけは残してやって くれタはポケットから10円玉を取り出し 俺に見せたうるさいなあこれをやるから さっさといなくなってくれよこれは自販機 で飲み物を買ったのお釣りだよ退職金 代わりにくれて やるその目には大学生の頃夢を語っていた 時のキラキラした輝きは少しも残ってい なかったもう何を言っても無駄のようだ俺 はその10円玉を受け取りにこりと 笑うありがとう助かった よあまりの態度の変わり用にタヤはポカン としている 俺はすぐにハルトの元へ走っ た田舎の暮らしも悪くない なそれから少しして俺は借りていた マンションを引き払って地元に帰っ た3ヶ月が経った頃地元のカフェで のんびりコーヒーを飲んでいるとタヤが 駆け込んでくるおい平日の昼間からカフェ でコーヒーとは無職のやつは気楽でいい なあそろそろ来るだろうとは思っていたが 間が悪い焼きたての新作マフィンが席に 届いたばかりだというのに食べる頃には 冷めてしまっていること だろうわざわざ俺の地元まで来てどうした ん だ無職のお前にいい知らせがある今

人手不足で困っているんだもう一度 アルバイトとしてうちの会社で働かせて やってもいい ぞそんなことだろうとは思っていた俺は首 をゆっくりと横に 振る俺は今この会社の社長だ俺のキャパ じゃここだけで精一杯でお前の会社は 手伝えそうにないよ悪い なはあ仕事が見つからなさすぎて変な妄想 までするようになったのかお前に社長が 勤まるわけがないだろう副社長の時ですら 肩書きだけで実質は何もしていないの に俺はスマホで自社のホームページを開き タヤに 見せる社長挨拶のページに俺の顔写真が 載っておりさすがのこいつも信じないわけ にはいかなくなっ たここは元々俺の妹の会社だったんだ よお菓子作りが好きだった7歳下の妹は俺 がタヤと会社を立ち上げたのをきっかけに 自分も店を持ちたいと考えるようになった 専門学校卒業後洋画視点で修行し22歳で 独立マフィンの専門店をオープンした3年 経った今夕方のローカル番組で頻繁に 取り上げられるような県内ではかなりの 有名点になって いるお前から教わった経営のノウハウを妹 に教えた結果うまくいったんだ感謝してる よ悔しいのかタヤは顔を真っ赤にさせて いるただお客さんからの要望に答えるため に店を増やしたはいいが妹はお菓子作りに 専念したいと思うようになってしまったん だそれで経営を手伝ってくれないかと言わ れていた頃に会社を去ることになったから ここの社長になったん だ悩んでいたにとかのしっぽ切りをされた のでショックではあったがちょうどいいと 思ったの だそそうだお前が戻ってくるならハルトは 社員として今まで通りのポジションに戻し てやってもいいお前はともかくあいつは うちみたいな素晴らしい会社で働き続け たかったに決まっているんだから な全く現実の見えていないタヤに俺は厨房 を 指さすこのカフェはマフィンが焼ける様子 を見せるために厨房がガラス張りになって いるその中にいるのは俺の妹ともう 1人ななんであいつがそうハルトだハルト は元々料理人死望で調理免許も持っている ん だ専門学校卒業後は料理人の道に進む予定 だったが学生時代にアルバイトした飲食が かなり上下関係に厳しいところだったそう で夢を諦めたのだっ

た妹はカフェで出す食事を作れる人を ずっと探していてちょうどいいという話に なったんだ よ通常の店舗はテイクアウトのみなのだが 焼きたてのマフィンを食べてもらうカフェ をオープンさせたいと妹はずっと言ってい たハルトにとっても俺の妹の店なら関係を 気にしなくて済む営業マとして非常に優秀 なので今でも料理人になりたいと思って いるのか疑問だったが提案すると是非と 言ってくれ たそこで妹はマフィンを担当オムライスや カレーなどの料理をハルトが担当すること に決まっ たというわけでみんな幸せだからタヤの 頼みは聞けない悪かったな これで諦めて帰るかと思ったがあの プライドの塊のタヤにしては珍しく深と頭 を下げた頼むこの通り だ俺たちに責任を押し付けたはいいが先方 の社長はすぐにタヤの浅はかな考えを 見抜いた らしいこのまま契約を継続するのは自分 たちのためにならないと今回の話は 立ち消えに一連の話は業界内にすぐに 広まり俺たちが作った会社は信用をなくし たこれまで取引していた相手が次々に他者 へ乗り換えていき経営が危いそうだ自分が 巻いた種だろうと追い返しても良かったが 少し昔の話をしたくなっ たこのカフェがオープンする前妹もハルト も夢が叶うって子供のようにワクワクして いたんだそれを見て俺が何を思い出したと 思う昔のタヤだ よ学園祭の実行委員会で一緒になったタヤ は俺に夢を教えてくれた俺いつか会社を 立ち上げたいんだ自分の手で未来が変え られたらすごくないか未来を 変える俺の頭では某アニメの未来へ行く 乗り物を想像するで精一杯だったタヤは 難しい顔をしているであろう俺を見て 笑う何か変なことを考えてるだろう未来を 変えるって猫の形のロボットを発明する みたいな大きな話じゃなくて例えば飲食店 のオーダーがタブレットからできる店が 増えて店員の負担を減らすことができる ようになっただろうそういうことをしたい んだ よヤの説明はは30分近く続いた俺には 大半が理解できなかったがタヤの目が キラキラと輝いていたことだけは今も覚え て いる今からそんなことを考えてるなんて タヤはすごい な恋愛でもないのにこの人のことをもっと

知りたい仲良くなりたいとここまで強く 思ったのは生まれて初めてのことだっ た人生なんてよであっという間だからな やりたいことはできるうちにやっておか ない と宣言した通りタは在学中に飲食店向けの システムを開発する会社を立ち上げること になったシステム自体はゼミの教授を通じ て知り合ったという数名のSEに委託する そうでしばらくは自分だけで運営すると 説明さ れるおめでとうお祝いしないとだね そう口にするとタヤにじっと見られた何か 気に触るようなことを口にしてしまったの だろう かお前も一緒にやらない か俺は尊敬するタヤに誘われたことが 嬉しくてすぐに頷いたでもいいのか経理と かをさせるつもりなのかもしれないけど俺 あんまり頭が良くないから自信がないよ ケリ何を言ってるんだ タヤは不敵に笑うまあ経理をやってもらう こともあるかもしれないけどさお前も俺と 一緒に経営者になるんだよそれは無理だと 店長に断ろうとしたが一度承諾しただろう とタヤは撤回を受け入れてくれ ないこうして俺はタヤと会社を立ち上げる ことになったのだっ たまずは経営の勉強からだったので苦労し たことはくあったがが一緒だと何でも 乗り越えられ たずっとこんな生活が続くのだと当時の俺 は信じていたそれがどうしてこんな風に なってしまったん だろう俺はアルバイトのスタッフにお願い してテイクアウト用のマフィンを箱に詰め てもらっ たこれを食べて思い出して ほしいヤは渡された髪袋を見てか言いたげ だったが結局何も言わずに早足に店を出て いっ た後日ハルトの同期から会社がどうなった のか情報を仕入れたタヤは失った信頼を 取り戻すべく寝間を死んで働いているそう だ特に営業に関しては社名を聞いただけで アポを取ることすらできない会社が多いの で自ら飛び込みで新規営業先を開拓して いるという飛び込みできたことで冷たく あわれても資料だけでもご覧くださいと くらいつくのだと聞き俺は胸が熱くなった 少しは昔のあいつに戻ってくれたのかも しれ ないその数ヶ月後タヤが再びカフェにやっ てきた今度は事前に連絡をもらっていたの で俺は席でタヤを

待つ久しぶり すっかり痩せていたがタヤの目には俺が 好きだった輝きが戻ってい た今日は謝りに来た俺は会社が大きくなっ てどんどん売上が伸びていくうちにこんな に簡単に大金が稼げるんだって調子に乗っ ていったんだ自分が何をしたかったのか すっかり見失っていた よ昔のタヤに戻ってくれたんだと俺は 嬉しくなる 大学生の頃みんな俺の話を笑ったのにお前 だけは心から俺の夢を応援してくれたな夢 の話をするタヤの目はすごくキラキラして てさかっこいいって思ったん だタヤは悲しげに目を伏せ たそういうお前だから一緒に仕事したいっ て思ったのにこんな形で終わらせて悪かっ た なの言葉に俺は涙が溢れそうに なるもし許されるなら共同経営者では なくなったけど親友としてこれからも会っ て ほしい俺はタヤの親友だったのだとかの しっぽ切りの役目を果たすために選ばれた わけではなくちゃんと相棒として選ばれて い たもちろんだ よ俺たちは涙を拭いながら握手をかわした カフェがオープンしてから1年後1周年 記念に閉店後にみんなでお祝をしようと いう話になった俺も張り切って料理や酒を 用意しようと思っていたのになぜかハルト に何もしなくていいと言われて しまうこれはもしかして社長である俺に サプライズで何かプレゼントがあるという ことだろうか期待に胸を膨らませる俺を 待っていたのはは別の方向からの サプライズだっ た妹さんと結婚させて ください俺の知らないところでハルトと妹 は交際していたらしい全く気づいてい なかった入ったばかりのアルバイトですら 2人の雰囲気に付き合っているんだろうな と察していたそうで俺は鈍すぎるとみんな から笑われ た妹をよろしく頼むよずっと仲良くするん だぞ 2人には俺たちのようにならずにずっと仲 むつまじいてほしいと 思う慰安旅行当日空港を訪れた俺は上司の みから信じられない言葉を告げられた航空 券お前の分忘れてた わ岩美はニタニタと嫌な笑を浮かべて 大きな声で言い放つその言葉に周りにいた 有名大卒社員たちも揃ってゲラゲラと笑い

出した今までにも岩美には細かい嫌がらせ をいくつもされてきただが会社のイベント である慰安旅行で上司がこれほどの 嫌がらせをしてくるなんて我慢の限界を 迎えた俺は積み重なった怒りを ぶつける航空券を用意していただけないの で俺は旅行をキャンセルします俺の言葉に 岩美たちはゲラゲラと笑うばかりだが直後 彼らは自分の行動の責任を取ることに なる俺の名前は袴田翔平ビール メンテナンスの会社に務める38歳だこの 会社には5年前に転職してきて今まで順調 に仕事してきた この会社は設立50年の歴史を持っていて 実績が豊富だオフィスビルやリゾート型 ホテルから複合商業施設などの大規模な 清掃まで一手に受けよう中堅の会社で高級 リゾートホテルで培った高い清掃技術と マナーを誇りにして いる俺もその優ある会社の一員として誰 よりも熱心に仕事に励もうと心がけていた だが俺の平穏な日々は新しく上司になった 岩美ゆによってあっさりと覆されることに なる岩美は俺より年下の35歳ながら有名 大学を卒業したエリート社員ですでに部長 の肩書きを持っているのだがそんなみから なぜか俺は日々嫌がらせを受けて だフラフラ転職するなんて無責任だと思わ ないか一体何をして前の会社を追い出され たんだ よ岩美は肩書きを重視しているようで年上 でも役職が下の俺に対して容赦なくひどい 態度を取ってき た俺を三流大学卒だと見下すのは岩美だけ ではなく彼の取巻きも 同じ同じくらい有名な大学を卒業した部下 たちも同じように俺を馬鹿にしていた岩美 は大量の仕事を定時間際に押し付けたり 会議の開始時間変更を教えてくれなかっ たりと小さな嫌がらせを毎日のように実行 して くるそれでも俺がこの会社をやめずに出社 し続けたのにはもちろん理由があるその 理由の1つが俺の祖母 だごめんねあなたに迷惑をかけ てそんなことないよ俺を今まで育ててくれ たのはばあちゃんじゃない か一緒に住んでいる祖母は俺の唯一の肉身 だ幼い頃に両親は事故で多して俺は祖父母 に引き取られたまだ小学生だった俺の世話 をして大学までしっかり進学させてくれた のが祖父母だったの だ社会人になって1人暮らしを始め ようやく世話になった恩を返していけると 思った矢先に祖父が病気でよを去って

しまうそこで俺は1人残された祖母と同居 しようと決めて懐かしい祖父母の家に戻っ てき たたった数年家を離れている間に祖母は すっかり膝を悪くしていて動き回るのが 困難になっていたようだ俺は日中は ヘルパーさんを頼み連絡を取り合いながら 祖母との暮らしをうまくやっていこうと 努力してい た俺が仕事を辞めるわけにはいかないので どうしても祖母を1人にする時間が増えて しまうだが祖母本人はヘルパーさんとも 仲良くしながら楽しく過ごしているよう だった俺に心配をかけまいと元気に 振る舞っている部分もあるのだろうが祖母 の明るい笑顔を見ているだけで俺は仕事を 頑張る気力が湧いてくるの だそんなある日朝礼で岩美が社員皆に 問いかけ た3ヶ月後に社員全員で慰安旅行を予定し ているんだが誰か幹事をやってくれないか 誰かと言いながらも岩美は俺にじっと視線 を向けているただでさえ忙しい職場だ慰安 旅行の幹事となれば色々と面倒な手続きが 増えて本業を圧迫するのは目に見えてい たそのため誰も立候補しなかったようで ついに部長である岩美が時々に挙手を募っ ているようだっ た他の社員たちは申し訳なさそうな表情で 俺と岩美を見比べているその間も岩美は俺 からの返答を待っているようにずっと視線 を外さなかっ たここまでくれば 仕方ない俺は腹をくって慰安旅行の幹事を 引き受けることにし たみんなで集まって親睦を深めるば絆も 深くなるかもしれない これは岩美との関係を改善するチャンスで も あるそう考えて俺は積極的にプランを作成 し始め たその数日後岩美が薄ら笑いながら俺の デスクへ来て尋ねた慰安旅行計画の進捗は どうだ順調です幸い予定地として提示され た地方には俺も何度かは行ったことがあり ますので皆さんが楽しめる旅行になるよ 頑張りますそう言って俺は宿泊する予定の ホテルやそこまでの軽度を岩美に提示する だが俺の答えに岩美は不快層に眉を潜め た言ったことがあるってあの辺りは有名な 別荘地だぞそれにここは高級ホテルじゃ ない か俺は数年前にここに宿泊したことがある んですよとてもいいホテルなので是非皆 さんにも利用していただきたいと思った

次第です俺は丁寧に説明したが岩美は不 機嫌な表情を隠そうとし ない見えを張るんじゃねえよ三流大卒の 平社員がお前に泊まれるようなホテルじゃ ないだろういえ見えじゃないですそぼうと 言ったんですよ 岩美の人を見下す態度には本当に腹が立つ が俺は慎重に説明を繰り返すだが岩美は 納得するどころか俺の答えを聞いて笑い 始め たおばあちゃんに連れて行ってもらいまし たって言ってんのかまあ転職しまくって 未だに平社員のお前の給料じゃこんな高級 ホテルに泊まれないだろうな 岩美は俺の転職の理由を知るつもりもなく 勝手な自分の思い込みで馬鹿にして くる出世することだけが人間の価値では ないと思うのだが岩美は俺の上司なので 言い返すのもはかられた結局その後も散々 いじられてから俺はようやく仕事に戻れた のだが気分はいいものでは ない ただいまあら大丈夫なんだか元気がない みたいだ けどむしゃくしゃした気分のまま帰宅した 俺をいつものように祖母が笑顔で迎えて くれただが顔が暗い俺の様子を心配して くれているよう だ岩美に言われたことも気が重い原因の1 つだったが慰安旅行そのものも祖母にどう やって伝えようかと悩んで しまうそれというのも慰安旅行に参加すれ ば祖母を1人で家に置いて行くことになる 昼間はヘルパーさんにお願いできるが今 まで夜は俺が面倒を見ていただから俺が家 を開けるなら代わりの人を探さなければ いけないの だ普通の家庭なら親族に頼むのだろうが俺 と祖母には俺たち以外の身がいないいつも は考えないようにしているのだがこういう 非常時には頼れる人がいない事実が重く のしかかる実は会社で旅行に行くことに なってあらいいわね楽しんでいっ てらっしゃいよ祖母があまりにも気軽に 言うので俺は表し抜けしてしまったすると 祖母は俺が心配しているのが分かったのか 軽い笑い声をあげて言葉を続け たいいのよ私のことは心配しなくても親戚 はいないけどお隣の吉田さんとは仲良くし てるじゃない のばあ ちゃん気軽な調子で俺をなめる祖母の言葉 に俺はほっと救われるような思いがし ただから私の心配はしないでいいから安 旅行を楽しんで

いらっしゃい吉田さんというのは祖母より 少し年下のおばあさんで普段から生きして 仲良くして いる当日はその人の家に泊まってもいいか と祖母が聞いてみる らしいありがとうばあ ちゃんいいのよいつもお仕事頑張っている んだからたまには気軽に遊んで いらっしゃい祖母のおかげで俺はすっかり 気が楽になり慰安旅行について祖母と 楽しく語り合ってその世はふけていっ たその後俺の計画は順調に手配が進み俺が 推薦した高級ホテルに2泊3日で宿泊する 予定が決まった地元の観光地も回ることに なりいつも会社に貢献している社員を労う のに十分な質とボリュームのある内容に なって いる俺が配った資料を見て社員のみんなが 目を輝かせているのを見ていると俺も 頑張った会があったと嬉しくなって くる自分が手配した旅行で会社の役に 立てるなんて光栄なことこの上なかっ たその時ちょうどオフィスに来ていた専務 が俺を呼ん だ慰安旅行の手配ごの様航空券の手配もし ているかい旅行の計画に必死で生き返りの チケット購入を忘れてましたなんて事態に なったら大変だぞはいすでに慰安旅行に 参加する社員全員の航空券とホテル予約は 住んでいますそう言って予約の確認メール を専務に見せたのだがおや航空券の数が 合わないぞ1人分足りないんじゃないかえ 参加者の皆さん全員分を購入したんですが すぐに調べ ます慌ててパソコンの画面に向き直って 購入履歴を調べて いく資料を横に置いて1人ずつ確かめて いくうちにとあることに気がついて俺は顔 が真っ赤になったすみません自身の航空券 の予約を忘れていまし た俺の返答に専務がプっと吹き出した周り で心配していた他の社員もつられたように どっと笑い 出すあれだけ一生懸命企画してたのに自分 を数え忘れていたのかね他の社員を優先 するのは立派だが自分も仲間に入れてやり なさい天にわれてオフィスの中は温かい 笑いに包ま れるしかし中にはニコリともしていない 社員もいた岩美と彼の取巻きである有名 大学卒の社員たちだおいおい気をつけろよ 専務が気づいてくださったからよかったが 当日お前のせいで混乱するところだった じゃねえ かそれはおっしゃる通りで

すみませ ん岩美の前でうざれてしまう俺に専務が 取り出すように声をかけて くるまあまあ岩美部長もその辺で勘弁して やり なさい事前に気づいたからよかったじゃ ないか岩美は納得いかなそうに戸の口をし ていたが天はさらに言葉を 続けるこれで予約は全部だな次は航空券の 購入だが今度は岩美部長にお願いしようと 思うのだがどうか ね専務直々に問われて岩美は相変わらず 不服そうな表情ではあるが素直に頭を 下げる岩美は俺から予約の資料をもぎ取る ようにして受け取るとすぐにオフィスを出 て行ってしまったこの時なぜか嫌な予感が したが俺は首をブルブルと振って不吉な 予想を 振り落とすまさかいくら嫌みでも慰安旅行 という会社のイベントでまでわざわざ嫌 がらせしないだろうと考えたの だだがそれは完全に俺の油断だったと後で 身を持って知ることに なる慰安旅行当日俺はきっちり荷作りした キャリーケースを片手に祖母に別れを告げ た気をつけて行ってらっしゃい慰安旅行 楽しんで ねありがとうおばあちゃん吉田さんおばあ ちゃんのことをどうぞよろしくお願いし ます心よく祖母を引き受けてくれた吉田 さんに辞儀すると俺は急いで空港へ 向かう企画した慰安旅行をみんなに楽しん でもらおうとこれまで頑張ってき た今日から2泊3日は自分をねいながら 楽しもうと考えると気分が高まって くるタクシーで空港にたどり着いた時には すでに何人かの社員が到着してい た航空券を岩美部長が配っている よ墓でももらってきたらいいんじゃない かありがとうそうするよ他の社員から教え てもらい俺は岩美の姿を 探すすると少し離れたところで取巻きの 有名大卒社員たちと一緒にいるのが目に 入った彼らは何やら楽しそうに断捨し ながら愉快そうに笑い声をあげているすぐ にそちらへ向かうと彼らは近づく俺に気が ついてぴたりと口をつんだおはようござい ます岩美部長俺も航空券をいいてよろしい でしょうか彼らの視線が痛いほど俺の顔に 突き刺さるなぜ黙っているのだろうと 不思議に思っていたのだが次の瞬間信じ られない言葉を耳にしたの だ航空券かああお前の分忘れてた わ岩美はニタニタと嫌な笑をを浮かべて 大きな声で

言い放つその言葉に周りにいた有名大卒 社員たちも揃ってゲラゲラと笑い出した中 には笑いすぎて目に涙が浮かんでいるもの まで いる岩美も彼らに混じって腹を抱えて 笑い転げていたああ笑えるわいやあごめん ごめんうっかり買い忘れちゃってさでも お前も予約リストに入れてなかったし そんなに旅行が楽しみじゃなかったん だろう何も問題ねえよ な岩美は俺のミスを持ち出して自分は悪く ないとでも言いたそうに主張 するだが全く悪びれないところを見ると 岩美はうっかり買い忘れたのではなく わざと最初から俺の分の航空券を入してい なかったのだろう会社のイベントである 慰安旅行でまで上司がこれほど嫌がらせし てくるなんて俺はその事実にショックを 通り越してどうしようもないほどの怒りを 覚えてい た今までにも岩美には細かい嫌がらせを いくつもされてき たその場では我慢できていたつもりだった のだが自分で思うよりも忍耐力の限界が来 ていた らしいこんな場合にも嫌がらせしてくる 岩美に俺はとうと積み重なった怒りを ぶつけたの だわかりました航空券をご用意して いただけないようですので俺は旅行を キャンセルします キャンセル子供のわがままみたいなこと 言ってんじゃねえよ今日から慰安旅行なん だぞカウンターで空をを買ってくればいい だろう が岩美は腕を組んで偉そうに言い放って くるが俺は怒りを込めて睨み返し 航空券は会社負担で購入しているのに わざわざ実費で買い直しやがどこにいると いうの だろうそれに今ここで当日券を買い直して 飛行機に乗ったとしてもその先もだ慰安 旅行は 続く初日にこれだけのことをしてきたのだ 岩美たちはきっと旅行の間中俺に嫌がらせ をしてくるつもりに違いないこの旅行を 楽しみにしていた俺が失敗したりうまく いかなかったりして焦る様子を見て今の ように馬鹿笑いしようと計画しているの だろう実際に今も館にだった顔をしている 岩美はきっとそういう考えで俺に声をかけ ているのだそれなら俺にできる最善の行動 は慰安旅行に参加しないこと だろうなぜ俺がこの選択をしたのかは きっとすぐに分かる状況に

なる俺は岩美への反撃を諦めたのではなく そう見せかけて岩美を油断させようと考え ていたのだ 同日に航空券を買ってまで慰安旅行に参加 するつもりはありませんこれほど岩美部長 たちに嫌われていると分かったので きっぱりと身を引こうと思い ます俺が静かに宣言すると岩美たちは ポカンと俺を見つめていたおそらく彼らは 俺が慌てふめいて旅行に行きたいと ジタバタすると予想していたのだろう お前は慰安旅行を楽しみにしてたと思った が意外と平気なんだなだが安心しろよお前 の分まで俺たちがしっかり楽しんできて やるから さ岩美の言葉にそれまで呆然としていた 取巻きの社員たちが息を吹き返したかの ように笑い 出すお前は大人しく家に帰って大事な大事 なおばあちゃんのお世話でもしてろよ俺 たちが旅行している間にそのまま介護の 仕事に転職すればいいんじゃねえ の岩美がそう言い放つと再び爆笑の渦が 沸き起こった大の大人が何人も集まって 笑い転げるやかましさに空港内にいた他の 利用客が眉を潜めてこちらを見ている だが岩美たちは迷惑そうな視線に気づか ないのか全く笑いを収めようとし ないあまりにも無様な岩美たちの行動に俺 はその場にこれ以上1秒だって痛くなかっ た専務はまだお見えになっていないような ので俺はキャンセルしたと伝えてください それでは失礼します残念だったなさっさと 帰れ再びゲラゲラと笑い始める岩美たちを 置いて俺は空港を後にし た俺はそのままキャリーケースを引いて 自宅に戻ると荷物を置いて隣の吉田さんの 家を 尋ねるすぐに戻ってきた俺に吉田さんは かなり驚いた後に心配そうな視線を向け たあれあなた安旅行に出発したんじゃない のそれが具合が悪くなってしまって 聞き返しました具合が悪いと言った途端に 吉田さんはすごく心配し始めてそりゃ大変 だすぐに横になった方がいいわよと真味に なって気を使って くれる祖母も同じように俺の体調を 気づかってあらあらそれは大変だわのいい 食事を用意しようかおかゆなら食べられる と看病の準備をし始めた祖母と吉田さん から心配されてようやく固まっていた心が ほぐれて いくこんなに優しい人たちが身近にいると 思うと部長から受けた仕打ちの記憶が薄れ ていくようだっただがだからこそ祖母たち

に本当は具合なんて悪くないと言い出せ なかったただ上司の岩見部長から受けた 嫌がらせが我慢できなくて帰ってしまった のだと祖母の前で削除したくなかっ ただが1番の理由は祖母たちに余計な心配 をかけたくなかったのが 大きいその時俺はふと気がついて腕時計を 確かめた時刻はそろそろ慰安旅行の面々が ホテルに到着する時間だ今頃岩美たちは どうなっているだろうそんなことを考え ながら俺は祖母と一緒に自宅へ 戻るそして俺を心配してくれる祖母と吉田 さんに隠れてこっそりと笑った今頃岩美 たちはどうしているのだろうと思うと自然 と笑が浮かんで しまうその後のことは後から同僚に教えて もらった話だ俺が帰宅してからしばらくし て空港に到着した専務は辺りを キョロキョロ見回して赤君はどうしたなぜ 力に参加しないのかねと尋ねたが岩美は そしらの顔で平然と言ってのけ た墓なら突然体調が悪くなったと言って 帰りました あれほど楽しみにしていたのに体調不良と はかわいそうに大丈夫だといいんだがねだ がこれで全員揃った な専務は人数を確認して専務の指示で次々 と飛行機に登場 する飛行機は予定通りに目的地に 到着1度は観光地を巡って楽しんだ後に いよいよ ホテルに移動することになった立派な建物 の存在感に圧倒されながら社員たちは ホテルのビルを 見上げる昼間に観光地の魅力を満喫してき ただけに豪華な宿泊先への期待はますます 高まってい たこの高級ホテルを予約したのは袴田だっ たな彼の名前を出せば話は通る だろうはそう言うと岩美を連れて一緒に 受付へ 向かう岩美が会社名を告げるとフロント がかりは少し考え込んでから顔をあげ た予約の確認をいたしますので会員症をお 持ちのお客様はご提示をお願いいたし ます会員症一体何のこと だ専務と岩美が首をひねっていると フロントがかりが説明をし 始める当ホテルは会員様に限りご予約を 賜っております団体様でしたら代表者様が 会員書をご提示いただければ皆様宿泊可能 なのです が予約したやは体調が悪くなって参加して いないんだ袴田という名前で予約を入れて 部屋は用意できているはずだ

ぞ岩美は俺が用意した宿泊チケットを フロントに提示 するだがフロントがかりは困ったように マヨネを寄せる とご予約は賜っておりますが袴様ご本人は どちらにいらっしゃいますか会員書を提示 していただけないと党ホテルをご利用 いただけませんと繰り返すばかりこのまま では宿泊できないと焦ったみが声を大きく した時社長がちょうどロビーに現れ たいやあようやく来たね私も一足先に来て いたんだよこのホテルで日頃の疲れを癒し ていき なさいそれが予約はしたのですが会員所が ないと止まれないと言われまして天がすぐ に現状報告をすると社長は驚いたようにを げ なぜそんなことになっておる予約ができた ということは会員書はあるはず だろうそれが予約を担当した社員が体調を 崩して欠席したんです よその答えに社長はぐっと厳しい顔付きに なったそして社員一同を自撮りと睨みまし て口を 開くそういえばあいつの顔が見えない 新社長はどこへ行ったん だちょうどその頃自宅でくいでいた俺の 携帯がなり始めた予想通りの展開に笑いを こらえながら通話ボタンを押すと焦った 弱みの大声が 流れ出すお前これはどういうことだよなん でお前が新社長なん だそしてその後ろでは社長がをめている ようだっ た君は袴田君の上司だろ袴田君から普段の 君の行いについてはよく聞いて知っている よ君からも詳しく話をしてもらおうじゃ ないか えっとこれには事情がありまし てもごもごと岩美は言葉を濁そとしたが 社長は鋭く追求し た君は武将という立場を利用して特定の 部下に仕事を過剰に押し付けていたそうだ ねそして今回は航空券をわざと購入しない で袴田君に嫌がらせをしたん だろう違います俺は袴田に仕事教えて やろうとしてあいつは中途半端な奴なん ですフラフラ仕事を転職するような根性が ないやなので私は鍛えてやろうとしただけ なん です岩美は期待に汗を浮かべて言い訳した がそれはさらに社長の怒りを買うだけ だ墓君は中途半端な人間などではない転職 したのも幅広い知識を獲得してこの会社を 経営する実力を育てるためだったん

だ会社を系じゃあ本当にが新社長なんです か真っ青な顔で訪ねる岩美に社長は しっかりと 頷く実は俺の亡くなった父親はこの会社の 仙台社長だったそして今日の慰安旅行の場 で新社長として就任する挨拶が行われる 予定だったの だ急に俺の父である社長がいなくなった ことで当時の副社長が 臨時に社長を引き継いで現在に至って いる俺が成長して他業種など様々な会社で 経験を積んだ今のタイミングで社長交代を 決断していたのださらに今回予約した高級 ホテルは元々支配人と祖母が友人で昔から 親しくしていただが最近は祖母もすっかり 膝を悪くして出歩けななくなりしばらく ホテルを利用しに行けなかっただから俺が 会社の慰安旅行で使いたいと言うと心よく 部屋を準備してくれていたそうなのだが 結局こんな結果になってしまい申し訳 ない電話の向こうではまだ岩美が言葉に ならない言葉でごちゃごちゃと言い訳を 繰り返しているだが俺はすでに 職場での意味の横暴な振舞や自分勝手な 仕事ぶりをすでに社長に報告していたその ためいくら言い訳を言っても嘘をつこうと しても社長は全く騙されなかったそう だ結局その場では電話で俺に確認を取って 一向はホテルに宿泊することができた今回 の騒動を知らなかったその他の社員は その後も慰安旅行を楽しめた らしいだが岩美はその後社長と専務から かなり強い出席を受けたそうだ他の社員の 航空券をわざと買わなかったことや俺に 対して必要に嫌がらせをしていたことが 明るみに出て岩美には処分が下されること になっ た岩美は課長に攻殻の上地方の死者へ移動 移動先の支店長はとても厳しい人だそうで 岩美は毎日しごかれているという最後の 出勤日に岩美は俺のデスクに来て深深と頭 を下げ た今までお前に奴あたりのような嫌がらせ をして済まなかっ た俺は年が若い部長としてプレッシャーを 感じていたのに年上のあんたが楽しそうに 仕事をしている姿に腹が立ったん だどうやらあれほど自信満々に見えた岩美 も心の中では部長という重石に必死で耐え ていた らしい部署の成績を上げようと必死に仕事 をするのが辛かったが有名大卒という プライドがあり周りの人間に助けを求め られなかったと いうそんな苦しい日々を過ごしていた中で

目についたのが楽しそうに仕事に励む俺 だったそう だ自分はこんなに苦しんでいるのに年長者 であり部下でもある俺が岩美を助けなかっ たのが悔しかったと かそのため次から次へと仕事を言いつけて 俺を潰そうとしたがその課題を俺が軽々と こなして相変わらず楽しそうに仕事してい たので さらに怒りが増したそう だそのうちに仕事の苦しさから逃げるため じゃなくてどうやってお前を苦しめるかと いうことに目的がすり替わっていた謝って 許されることではないが本当に今まで 申し訳なかっ たそれだけ言い残して岩美は会社を去って いっ た今回のことで十分反省して これからは立場や学歴で人を見下して嫌 がらせすることがなくなればいいと 思うそして岩美と一緒になって俺に 嫌がらせをしていた取巻きたちにも それぞれ厳重注意の上言及処分が下された 岩美というリーダーを失ってしまえば 取巻きたちの結束はもろくあっという間に まるで砂のように崩れ去っ た今では取巻きたちの誰もが当時の 軽はずみな行動を反省しながら真面目に 仕事に取り組んで いる一方俺はその後会社の新社長として 正式に就任し毎日奮闘している俺は会社の 理念として社員同士の協力を提唱したどの ような難しい仕事でも1人では手に負え なくも仲間と協力すれば必ず公明は訪れる だろう今ではその考え方に社員たちも賛同 してお互いに助け合いながら全力で働いて いるその結果社長が交代したばかりであり ながら顧客からの信頼を集めて今では業界 内でも高い評価を受けるまでになっ た俺は今まで祖母や社長など様々な人に 助けられてここまで成長してきた今度は俺 が恩返しするばんだこれからの会社の成長 を願って俺は新しい書類に目を 通すこれからも成長続けて来年もまたあの ホテルへと社員たちをイワ旅行に連れて 行ってやりたいと思い ながら中卒は呼ばれてないぞ え聞こえなかったのかなめでたい責に中卒 なんて演技が悪いだから赤地を提出する時 に外しておいたそれだけのこと だなるほど俺の席がなかったのはそういう 理由か企画営業部の人間がざわざわして いると部長がそちらに向かってこう言っ たこうなりたくなかったら諸君も今の間に 心を改め俺に中性を誓うんだなそうしたら

学歴が多少低くてもそれなりに扱ってやる 中卒なんてのは論外だが な社員たちが黙っていると部長はさらに 続け た俺と一緒に新しい企画営業部を作る そんな志しのある人間だけを残してやる卒 の味方をするものも中卒と同じ扱い だ分かりました俺が出ていけばそれでいい です か何人かが部長に何か言おうとしたが俺が 止めた止めないとこのまま何人かは席を 立って会場を出ていく だろうではお先に失礼いたします お望み通りに帰った 結果俺の名前は佐義31歳だとある中堅 文具メーカー本社の企画営業部に務めて いる企画営業部とは色々な製品の開発に 参加しその商品をあちこちに売り込む ところまでをやる部署だタコは個性的な 文具が次々に誕生し日本の文具は海外から も注目をされているうちの会社もいくつか のヒット作を出しているが油断をしている といくらでも後追いの商品が出て追い越さ れるちょっとした工夫ちょっとした アイデアでヒット作が生まれるの だ俺たちは日々検算を重ねて いるそんな企画営業部に新しい部長が就任 したある支部の営業部で業績を上げ本社に 点してきたという話だ部長は日本で1番の 国立大学を卒業しており海外留学経験も あるらしい大変優秀な人間だと聞いて俺 たちは新しい部長の主人を心待ちにし た部長は有能なだけではなく見た目もいい 男だっ た43歳の若さで本社部長に抜擢され その上かっこいい背が高くスラっとして顔 も俳優のような作りだ女子社員なんか見て おっとため息をついているなんとも 羨ましい男だったらこうなりたいよなと俺 も同僚たちと話すことがあっ た今度この企画営業部部長に就任した松田 だ私が来たからにはこの会社をきっと日本 一の文具メーカーにしてみせる諸君もその ために力を貸してほしい企画営業部からわ 拍手が湧き上がるきっとこれから忙しく なるぞ俺たちは嬉しい予感に心を踊らせて い た新しい部長が企画営業部に来て1週間 ほど最初のうちは期待に満て仕事をしてい た社員たちだが次第にその気持ちは薄れて いっ た新しい部長は最初の挨拶の時と全く違っ て仕事のやる気が全く見えないから だ毎日出勤したら座ってパソコンの画面を 見つめているだけ仕事についての質問や

指示をしても帰ってくるのはいつも同じ 返事だけだああ任せるよ君には君のやり方 がある だろうそれは確かにそうなんだが反対に 仕事に対する質問もしてこない一体何をし ているのか気になるが雰囲気だけは厳しい ので声をかけにくいと思っていた社員たち は戸惑うばかり だそんな日がしばらく続いたある日突然 部長がこんなことを言い出したよし今から 面談をする呼ばれた順に面会室へ来るよう に面会室は来客があった時などに使う部屋 だ部長はそこに社員を1人ずつ呼び出して 色々質問をしていっ た質問の内容は1人ずつ違うから決して その内容については多言しないよう に前もってそう言われていたので何を聞か れたか言うものはいない そんなに難しい質問をされるのだろうか誰 もが不安になりながら面談に向かうそして 帰ってきた時にはなんだか複雑な顔になっ ているの だ一体何を聞かれるのだろうそして一体何 の順番に呼ばれているの だろうそのうち誰かが気がついたもしかし たら学歴の順ではないかと 1番最初に呼ばれたのは部長と同じ国立 大学卒業の社員だった次はそこと同じ くらいの国立大学で次がその次ぐらいの 大学確かに言われてみればそんな感じだっ たと 思うそして思った通り俺が呼ばれたのは 1番最後だっ た琢磨君てさ中卒なんだっ て面会室に入った途端そう言われ たはいそうです が確かに俺は中卒だしかしこれは理由が あってのこと高校に進学したかったが行け なかったのだ特に中卒であることを隠して はいないし無の人間もその事情を含めて 全員が知って いるんだよねそういうの部長はため息を つきながらそう言った困るんですか ああ部長はもう一度ため息を つく年は俺の一回り下の32歳俺が視点の 営業部のホープとして走り回ってた頃だな だけど君はどうだい今でもひしいんだまあ 中卒なら仕方ないけど さ俺は返答に困ってしまった確かに俺は いらしゃいんだがそのことも俺の学歴も 部長には関係のないことに 思える部長は俺が黙っているとイライラし てきた らしい俺の部下に中卒はらないんだよな君 会社やめてくれない

は思わず声が出て しまう俺はいつも優秀な部下だけを持ち たいわけそこに中卒はいらないそういう ことなんてむちゃくちゃなことを言うんだ そんなことできるはずも ないでもやめてと言ってもやめるはずない よな部長は横目でちらりと俺を見 ただからまあいていいよいていだけいて いい君にははその権利があるもんなだけど 底辺の中卒は俺の下にいる限り出世はない それだけは覚えておいてじゃあ面談 終り部長は言いたいことを言うととっとと 先に面会室を出ていってしまっ た一体何が起こったのだろう俺は困惑して 1人面会室に取り残され た翌日部長は言った通り俺に辛く当たる ようになっ たちょっとそこの中卒君シュレッダーの ゴミ捨てといて見たら分かるだろう いっぱいになってるの全く他のことができ ないんだからそのぐらいのことやっといて よ ね部長は俺のことを中卒君と呼ぶように なり雑用がかりに決めたようだ俺と一緒に 仕事をしている同僚たちが抗議してくれた が部長は全く取り合ってくれ ない中卒を中卒と呼んでどこが悪いんだ 大卒を中卒と呼んだらそれは失礼だが事実 じゃないかそう言って鼻で笑ってい た部長が来て半月ほどの間に分かったこと だがこいつはとても性格が 悪いめ頭脳そんなものはいいのだろうが その中に入っている小根は腐っている社員 のほとんどがそう認識してい たただその一方一部の社員は部長の取巻き になっていっ た高学歴一流大学を出ている社員 だ部長が自分と一緒に上を目指そうそう 言って自分の派閥に入るよにと誘った らしい一流大学でだがそれをよしとはし なかった社員が教えてくれたの だだから言われたことを多言しないように そう言って面接をしていったわけだ な部長はそうやって自分の仲間になる人間 を探していたということ だろうさっきの一流大学でだが部長の 申し出を断った人間が教えてくれた 部長は自分の理想の企画営業部を作るため に自分にふさわしい人間だけを残していく そんなことを言ったそう だ部長は自分の言うことを聞く人間とそう ではない人間の2つに部を分けた自分の 言うことを聞く一流大卒はAグループそう でない人間がいる方はBグループだ これからは2つのグループが売上競争をさ

せていく互いをライバルとして競い合う ことで成績が上がるはずだどっちも頑張っ てくれ よ部長はそうして無ないを2つに割ること で社員を差別し対立を煽っていっ た工学歴の人間がいるAグループに売行き 商品の担当を任せ今1つ売れが良くない 商品をそうじゃないBグループに割り当て た 当然工学歴のAグループの業績は良くなり そうじゃないBグループの営業成績は落ち ていくそれを定学歴の社員のせつまり主に 中卒の俺のせだと上に報告しているよう だ全く中卒ってのは使えないな 見てみろよこっちの売上成績の悪いこと 程度の低い人間がいくら頑張っても所詮は 工学歴の一流の人間には叶わないってこと だ部長がそう言って笑うと今ではA グループになった社員も一緒に笑っ たもうAグループとBグループっていうの も面倒だなBグループはじゃない方って呼 俺たちBグループの人間は部長とA グループの人間に激しい怒りを感じていた の だそんなことが続きすっかり企画営業部の 半分の人間がやる気をなくした頃会社で 大きな出来事があっ た社長が引退し息子に社長職を譲って会長 になる少し前から決まっていたことだが いよいよその日が来たの だ問題は色々あるが会社のめでたい出来事 だこの日ばかりは日頃のモヤモヤを忘れて みんなで祝おうという話になっていた2代 目社長の就任パーティーがあるホテルの 大間で開催されることになった社外からも たくさんの人を招待しもちろん社員は全員 参加の盛大な だ俺は企画営業部の同じグループ部長から 定学歴と認定されたBグループの仲間と 一緒に会場に 到着舞台に1番近い場所には招待客の席の あるテーブルが並んでいる次の列からは 社員のテーブルが順番に 並ぶその中でも俺たち企画営業部のB グループは1番後ろの 1番端っこだっ た工学歴のAグループは前の方だ同じ企画 営業部でなんだろうこの扱いの差はその 待遇の差に同僚たちはイラっとしていたが それでも黙って席につこうとしてあること に気がつい た俺の席がない同僚たちも一緒になって見 てくれたがどこを見てもない 一体どういうことなのかとホテル側に聞い てみるがホテルは聞いた通りに設置した

だけと困って いるその時に部長がニコニコしながら 近づいてき た中卒は呼ばれてないぞ え聞こえなかったのかなめでたい席に中卒 なんて演技が悪いだから赤地を提出する時 に外しておいたそれだけのこと だなるほど俺の席がなかったのはそういう 理由か企画営業部の人間がざわざわして いると部長がこちらに向かってこう言っ たこうなりたくなかったら諸君も今の間に 心を改め俺に中性を誓うんだなそうしたら 学歴が多少低くてもそれなりに扱って やるなんてのは論外だが な社員たちが黙っていると部長はさらに 続け た俺と一緒に新しい企画営業部を作る そんな心ざしのある人間だけを残してやる 中卒の見方をするものも中卒と同じ扱い だ部長はどうやら俺を瞳悟空にして自分に 従うかどうかをにるつもり らしい分かりました俺が出ていけばそれで いいんです か何人かが部長に何か言おうとしたが俺が 止めた止めないとこのまま何人かは席を 立って会場を出ていく だろうではお先に失礼いたし ます俺がそう言って出ていくのを部長は 満足そうに笑ってみてい たおそらくこの後は大騒ぎになるだろうが 俺は知らないその時のためにも企画営業部 の社員たちには残ってもらっておいた方が いい だろう俺はその時のことを想像してさっき の部長よりも満足した笑顔を浮かべ た思った通りそれから30分後俺のスマホ が激しくなり始め たもしもしうさくま君じゃなくてさまさん ちょっと色々あってねすぐに戻ってきて くれできるだけ早く頼んだよこれは部長が 事実を知った証拠なの だろう底辺の中卒で演技が悪くめでたい日 に席も用意されない部長の下にいる限り 出世の見込みがない雑用がかりの俺に何か ご用でしょうか 電話の向こうで部長がありがとうござい ますという声がしたさらにその向こうから 誰かの声がしてその声に向かって部長が 必死に何か言い訳をして いる誰かが部長から電話を受け取ったの だろう俺に話しかけてき たもしもし磨君か今日父親である全社長 から社長を継いだ新社長だああ社長ですか いえ今の俺は部長の部下の底辺の中卒で 社長のお祝いの席も用意されない平社員な

んですだから会場から出て行きました電話 の向こうで部長が悲鳴をあげた気がするが 多分勘違いだろう日本一の大学を出た エリートの部長がまさかそんな下品な声を をあげることなんてあるはずがないそう 考えていると電話の向こうから部長の声が 聞こえてき たち違うんですいえそういうわけではなく ですねええですからさまさんの勘違いなん ですわざとなどでは ええどうやら俺の席がなかったことについ て説明をさせられているようだっ たとにかく今すぐ戻ってくれ今どこにいる んだ実はホテルのロビーにいますだったら すぐに戻ってこい社長の命令では仕方が ない俺は大人しく会場に戻ることにし た俺が会場に入るとホテルの従業員が急い で俺を案内しに来た会場の席ではなく舞台 の上に設けられた席にだ 俺が案内されるままに舞台の上に上がると 企画営業部の社員たちが驚いた顔をした 部長の後ろのすみっこに追いやられていた Bグループの社員も前の方に大きな顔で 座っているAグループの工学歴の社員も 全員が発見に取られたように俺を見て いる前の方の席を確認すると部長がいない どこにいるのかと思ったら壁際で俯くよう にして立っているとても自分の席に戻る ことができなかったの だろう俺が知らない顔で案内された席に 座ると司会者が急いで式次第を再開させ た紹介されるべき副社長がいないために 一時中断されていたよう だ俺は司会者に促されてマイクの前に進み 出ると名乗っ たこの度副社長に就任いたしましたサです これまでの所属は企画営業部でしたどうぞ よろしくお願いいたし ます舞台場からちらりと見るとどうも部長 は震えているように 見える無理もない自分が馬鹿にして 追い出した人間が副社長だ想像もしなかっ たんだろう なその後は特に何事もなく無事に就任 パーティーの挨拶は終わったこの後は フリータイムだ立食パーティーなので みんな好きにご馳走を楽しめば いい俺も社長と一緒に色々なものを乗せた 皿を持って戻り同じテーブルで食事をして いたが俺たちのとこに挨拶に来る人たちも 多いこういう時純粋に料理を楽しもうと 思ったらヒラ社員の方がいいな俺はそんな こと思いながらみんなが集まっている方を 見てい たローストビーフにスモークサーモン

キャビアにホワグラシュリンプカクテルに 握り寿司焼きたてのステーキもある ぞデザートも何種類も並んでいる焼きたて のワッフルやパンケーキ数種類のアイス クリーム女子社員たちはキャーキャー言い ながらチョコレートファウンテンに マシュマロをくぐらせて いる俺も挨拶を終わらせたら甘いものに 走る かその間ずっと部長は同じ場所でただ俯い てじっと立っているしかなかったの だろうパーティーが終わった後俺は企画 営業部の社員たちに謝ことにし たこれまで副社長になることを黙っていて 驚かせて済まなかった と会場の片隅に部の全員が集められ俺は どういうことかを説明し た実は俺と社長は社長が高校の頃に 知り合った親友だうちの会社に入ったのも その関係から だそう説明していると黙って聞いていた 部長がいきなり大声を出した武野全員なの でもちろん部長もその場に いるなんだよ それいきなり部長がぼそっと言った結局 エコかよこねじゃないかそりゃそうだよ なそうじゃなきゃ中卒がなんで副社長に なんてこの場には社長もいるし他にも数人 の上役がいるそんな中でいきなりそんな ことを言い出したのだから驚い た社長考え直してくださいこいつは社長を 騙しているんですこいつがいるBグループ は営業成績も悪く優秀な工学歴の社員の いるAグループの足を引っ張ってい ます部長は必死に社長に 訴えるこんな中卒を副社長になんて会社が 馬鹿にされますそれよりは私のような優秀 な人間を副社長にした方がよっぽど会社の ためになり ます驚いたことに部長は自分を副社長に しろと言い出し た見た目だってそうです私は自分で言うの も何ですがなかなかの容姿をしていると 思いますどうでしょうか大概的にもいい 宣伝になると思います が部長はそう言うと背筋を伸ばしまるで グラビア雑誌の教師のようにポーズを取っ た確かに君は見た目がいいなありがとう ござい ます部長の表情がパーっと明るく輝いただ が中身は最悪だ社長が不快そうにそう言う と部長は信じられないという顔になった 本社部長になるぐらいだから死者でそれ なりに業績を上げているんだろうがとても 人の上に立つ人間性ではないと

思う社長は厳しい顔で続け た君は私が友人であるというだけでさ君を 区社長に任命したと言っただけではなく 自分を副社長にしとまで行ってきたあまり にもブレだ しばらく謹慎した前そ そんな部長は謹慎を命じられその場に 座り込んでしまっ たその後社長が改めて部長のことを調べる ととんでもないことが分かってきた部長が 死者であげていた業績は大部分が他人から 盗んだものだっ た部長は見た目がいいそれで営業部の女性 社員に手を出してうまく言いくるめてその 業績を自分のものにしていたのだとか他に も企画営業部に仕掛けたように自分の部下 たちを対立させ成績が悪いグループから 罰金を払わせたりもしていた小さな死者の 営業部長だったことから本者にはバレず かなり好き勝手をやっていたよう だ偶然その死者が担当していた会社の業績 が上がりその分死者の売上も上がった数字 を見た本社の人事部が目を止めて空ができ た企画営業部の部長に抜擢されたという わけ だ人事部の人間も学歴とその見た目に騙さ れたと落ち込んでいた らしい人間というものは見た目で他人を 判断すするところがあるその点では部長は 確かに完璧に見えるかっこよくて信頼 できる上司まさにそんな人間 だあくまで見た目だけはだが人事部の人間 が騙されたのも無理はない部長が手を出し た女性は1人だけではなかった部長が本社 に移動になった後その女性たちがお互いに 部長との仲を知りされたと知っ た部長は本社勤務になった後で落ち着い たら奥さんと別れて結婚すると全員と約束 をしていた らしい目が覚めた女性たちはみんなで奥 さんにあったことを報告し離婚の時に有利 になるように証言すると約束をし た奥さんも部長の見た目に騙されて結婚を したと後悔していたががいいので離婚し たいと言っても自分の不利になるだけそう 思って我慢してい たおかげで有利に離婚できると女性たちに は慰謝料の請求をしないそう約束して証言 をしてもらうことになっ たおかげで工学の慰謝料と子供の養育費を 手に入れて部長をその身1つで家から 追い出したのだとか 女性たちは部長に損害賠償を請求した部長 に利用され騙された結婚詐欺で訴えるそう 言ってみんなで部長を追い詰めた結果高額

ではないがいくらかずつは表せた らしい部長はこれまでの悪事が次々ばれ とても会社にはいられなくなっ た職を失い自主退職で受け取った退職金は 奥さんや女性たちに支払ってすっからかん になってしまった今度のことですっかり 人証が悪くなりあってもすぐには分から ないほど一気に吹き込んでしまったそうだ あれだけのイケメンをもったいないことだ が自業自得しょうがない今はどこかで 住み込みで働いているらしいがはっきりし たことはわからない 部長は社長が俺を友人と言うだけで小で副 社長にしたと言ったがそうではないそれに は色々と理由が ある俺が社長と知り合ったのは中学3年の 時ある病気にかかって入院をしていた病院 だ進学を諦めることになったのはそのため だっ た志望校に合格しあは入学式を待つだけの 時の突然の 出来事さらにはその後の長い入院生活 苦しい 治療俺は体だけではなく心もすっかり弱っ てしまっ たそんな時社長が同じ病院に入院してきた の だ社長は俺より2つ年上の高校3年生陸上 をやっていて将来を有望止された選手だっ た 高校生活最後の引退杯に代表として選ばれ て必死に練習をしていたのに思わぬ事故で 足を骨折したそう だ突然の出来事に輝いていた未来を奪われ たそう感じて傷ついていた者同士だった からだろうか俺たちはすぐに仲良くなった の だ当時俺は少し状態が安定し一般病棟に 戻っていたそして同じ大部屋に入ってきた のが社長だったの だベッドが隣同士だったのでなんとなく話 をするようになっていっ た最初は同じアニメが好きだったそんな ことからだったと 思う他にも同じバンドが好きだったり 不思議なほど共通点があり自然に話が弾ん でいった感じだ 俺の沈んでいた心は社長と仲良くなること で晴れそのおかげか体調も良くなり少し ずつだが元気になっていっ た社長は怪我が治って俺より先に退院した がその後もよく見舞いに来てくれたそして 俺に勉強を教えてくれるようになり高校に 行かなくても大学に行く方法がある大学 検定を受けてみないかと進めてくれたの

だ俺は社長に助けてもらいながら勉強をし て大学検定に合格した社長は自分のことの ように喜んでくれ俺も嬉しかっ たそしてさらに嬉しいことがあった社長は 俺と勉強する時に自分の親の会社の文具を 色々持ってきたのだが俺がその文具に色々 と手を加えたことをとても面白かっ たそれを家に持って帰って父親に見せた ところ父親である仙台社長もいいアイデア だと発売したところ思わぬ大ヒットだ発売 前に俺はそのアイデアの発案者として利益 を分配する契約をしていたので思わぬ収入 を得ることになるそしてで仙台社長にうち の会社に来ないかと誘われ18歳の時高校 卒業と同じ年に入社し た社長はせっかく大学検定を取ったのだ から進学してはどうかと言ってくれたが その頃には俺は仕事が面白くなっていた 大学に行くより1日も早く仕事をしたい そう思ったそんな俺のために仙台社長が 作ってくれたのが今いる企画営業部という わけ だ仙台社長は俺をそこの部長にと言って くれたがさすがに若すぎるしそんな役職が ついたら好きな仕事ができなくなるそれで 今までずっと平社員で置いてもらっていた の だ部内の人間にはそんな社長との関係は 黙っていた知られると妙に気を使わせる ことになる だろう病気で進学ができず知人の会社に 入ったこと18歳からこの部署にいること だけは皆知って いるあの部長が来るまでは皆俺のやってき た仕事だけを見てそれだけで評価してくれ ていたので学歴なんか全く関係がなかった の だ今まではお前のわがままを聞いて一社員 として扱ってきたが俺も覚悟を決めて社長 を継いだそろそろお前も覚悟してもいいん じゃない か社長はそう言って俺を説得 し俺もそれじゃあと副社長を受けることに したそれもあって企画営業部には新しい 部長が必要になり死者からいい人間はい ないかと脱進したらあんな外れくじを引い てしまったというわけだつまり部長が来た 時にはすでに俺が副社長になることは 決まっていたことだから何をされても何を 言われても問題があるならそれを発表して から改善すればいいそう思って黙っていた のだが全く思わぬことになってしまっ たそうやって自分から正体を暴露してくれ のだからそれも簡単に処理できてよかった けど

な企画営業部のAグループにいた一部の 社員については部長にくっついて色々問題 になったものを地方の下に行かせることに し た部長の口車に乗ってBグループの人間を 馬鹿にしたり仕事を取り上げようとしたの だ全く処分なしというわけにはいかない 少し補給をすれるから頭を冷やしてくると いい態度を見てまた本社に戻すことも考え て いる社長はそう言ってい た俺も彼らが反省しより成長して戻って くると信じて いる新しい企画営業部の部長にはA グループに誘われても部長についていか なかったあの社員が抜擢されたその時の 一連の行動が評価されたの だ最初は自分が部長なんてと孤児していた が社長と一緒に俺も是非にと説得し部長に なってもらったこれで企画営業部も安泰 だろう彼のような人物こそ人の上に立つ べきだと 思う俺は副社長になり社長を助ける立場に なっただがは文具の開発は今も続けており 元の部署の人間とも交流が あるたまに新製品について議論になったり もするが元の同僚たちは遠慮なく俺に 厳しい言葉も投げて くれるいい製品を作りたいという熱意は 一緒そのことをお互いに分かっているから こそ だだが副社長の仕事には覚えることも 忙しくなかなか新製品の開発をする時間が 取れない俺がそう愚痴をこぼすと社長に 叱られ た忙しいって言うけどなお前はこれまでも 役職を断って好き勝ってしすぎだったんだ よもういい年になるしこれからは結婚もし て嫁さんや子供も持たないとだろうが親父 になったらもっと自分の時間はなくなると 覚悟し とけよそう言って社長はいくつかの見合い 写真を取り出し たどうせ仕事が好きすぎて恋愛もサボって たん だろ俺が適当に見作ろっておいたからいい 子を選べさて副社長にふさわしいお嫁さん はどの子か なそう言って社長は俺の手にどっさりと 見合い写真を載せた明る未来が待ってるぞ 社長ににやりと笑ってそう言われた俺は 明るい未来に照らされて顔が真っ赤になる ような気がし た僕は38歳にしてようやくスマホ首の 子供のための強制ベルトネックネックを

開発し特許を取得し たそこに30億円分の発注をしてくれた LM者の部長が 突然全部いらないからキャンセルでと いうすでに30億円分の商品が完成して おりあは納品するだけだったの にでは30億円 はキャンセルなんだから払わないに決まっ てるだろ結局キャンセルされてしまった 30億円分の商品は自社工場に運んだ 商品の材料費人件費莫大なコストが無駄 に僕のせいで会社にたな迷惑をかけて しまっ たオフィスで頭を抱え悩んでいるとスマホ が鳴ったアメリカで働いている親友のナギ からだっ た30億円の受注がなくなったこと話すの 恥ずかしいなごめん実は俺 200億親友はまさかの救世主だった僕は 佐藤達也38歳どこにでもいる普通の会社 員 だ僕には同い年の妻と中学1年生になる娘 の舞が いる最近の舞はメイクやおしゃれに興味 津々毎週末は必ず親友のつちゃんと 出かける愛しくて命に変えても守りたい 存在である 家族しかし実はマと僕たちは血がつがって い ない妻と妊活を続けていたがなかなかでき ず容姿に迎えたのが 舞田両親や親戚からは厳しい言葉を色々 言われ た前が8歳だったこともあり本人も家に来 た時から容姿ということを認識して いる1番辛いのは舞なのに反抗的な態度を 見せることは一切なくいつも優しく接して くれる舞衣が家族になった時僕は郵便局員 だっ た子供1人いても不自由しないお給料だっ たが近年ポストや郵便局を利用する人が 減り郵便局は不興 に冬のボーナスがなくなったかと思えばも 減り苦しい 状況そんな時前の小学校の職業見学で子供 用品メーカーワンダフルキッズを訪れ た親子参加だったので忙しい妻に変わり僕 が 参加最近の技術を活用した教育ロボットや 子供向けの画期的な生活用品を開発して いる会社だあまり物事に興味を示す様子の ない舞だったが珍しく熱心に見学をしてい た半年後僕はワンダフルキッズに転職した 郵便局員より給料も良く新しいことに チャレンジしたい気持ちでいっぱいだっ

た開発部は毎日が会議いつ考えているんだ と思うほどみんな次々とアイデアを出して いく僕は今まで郵便物の仕分けやポストの チェックなど 作業的な仕事をしていなかったんだなと 自分の頭の硬さを憎くん だ入社から1年後僕はようやく商品の開発 に成功したその名もネック ネックこれはスマホ首の子供のための強制 ベルト だニュースで最近は早くからスマホや タブレットを持つ子供がスマホ首になって いることが問題されてい たそこで思いついた商品で あるネックネックは僕個人の特許を取得さ せてもらっ たというのもワンダフルキッズの商品の 特許は1つ1つ開発した人の個人取得が 決まりとなって いる片山社長はいつも社員はみんな独立 自分のビジネスを立ち上げることを目標に 働きなさいという会社のためだけでなく 自分のためにスキルアップして会社で得た ノウハウをどんどん生かして いけ僕はそんな片山社長をとても尊敬して いるだから特許を取得した時に片山社長 から直接おめでとうと言われた時はすごく 嬉しかっ た僕はまだまだ未熟者で独立なんて ほど遠いそれに家族を養わないといけない 状態で毎月安定した給料じゃなくなるのも 怖いネックネックはクラウド ファンディングで人気を集めて話題 に小児家や接骨員の先生からもたくさん 受注をもらっ たそんなある日小学生向けの教材を 取り扱うLM社から取引したいと依頼が あっ たマの火曜塾でも使用しているのでどこか 真金感が湧いてすぐにOKした 打ち合わせ 当日LM社に行くと部長の須藤かさんが 迎えて くれあなたが噂の佐藤さんと意味な発言を し たよろしくお願いします噂と は須藤部長は別にと鼻で笑いながら席に つい たうちの社長が興味あるって言うから連絡 してみたけど強制ベルトって本当に効果 ある の依頼の時の丁寧なメールが嘘かのように 商品を疑わ れる効果はあります1年の実験で200人 の子供に試してもらった結果がこちら

です僕は資料を見せ説明をするするとふと 須藤部長の左手薬指に結婚指輪が見えたの で ちなみにお子さんはいらっしゃいますかと 聞いてみると須藤部長は下打ちをし たいないけど今時そういう質問も良くない から ねすみませ んどうやら失礼な質問をしてしまったよう だ1個3万だよねとりあえず30億円分 発注するからえそんなにLM社はは全国に 教材点や塾を展開しておりそこに置いて くれるそうだ大口の契約はとてもあり がたいそして短期間で商品を制作しないと いけないためLM社の工場の一部を使って いいと言われ た社長のお願いだからそこまでする けど打ち合わせが終わり挨拶をしようと 思った時須藤部長が口を開いた お前みたいな偽善者嫌いだから えインタビュー記事に日本の子供や自分の 娘のためとか書いてたけどいい人ぶってる だけだろトのある言葉に胸が痛くなる そんなつもりはないけれどそう見えている のか納品期限ちゃんと 守れよじゃあ次の会議あるんで早く帰って ください突然またビジネススマルを浮かべ た須藤部長が怖かった僕は親友の清水ナに 電話をしたナは用事向け教育タブレットの 開発で成功しアメリカでビジネス展開して いる学生時代からの付き合いだがナギは 20代前半で大きな成功を成し遂げ遠い 存在だった実はネックネックが30億で受 を受けたん だやったな俺はフラファン見た時から絶対 成功できるって思ってたよ僕はナギとは 違い平凡な人生を送ってきただから電話を しても自分の話はしなかったしナギの仕事 の話を聞くたび自信をなくしてい たでもやっと自慢できることが1つできて 嬉しいナギはいつか一緒にビジネスやり たいなと言ってくれた夢のまた夢だろう けど仕事に対するモチベーションが上がっ たそれから僕はLM社の工場を訪れ スタッフにレクチャーをしたり検品業務を 行っ たとある日の 昼間須藤部長と打ち合わせの約束をしてい たが時間になっても連絡が ないLM社のオフィスに電話をすると不在 ですとしか言われなかっ た仕事が終わった夜突然須藤部長から電話 が来てごめんごめん忘れてたと言われ た僕にとっては30億円の大きな案件だが 須藤部長にとってはどうでもいいのかと

悲しい気持ちに なるネックネックの制作は依頼の半分まで 到達し折り返しを迎えた 頃突然須藤部長が工場に顔を出しランチに 誘わ れるランチをしながら 俺たってネックネックみたいなのつけずに 普通に育ってますけど本当に必要なんです か ねと尋ねる須藤部長はまだこの商品につい て半身半疑のようだっ たはい今小学生からスマホを持つ子も増え てい て熱心に説明をするが須藤部長には響いて いないよう だスマホ首の危険性について話すが俺には わかんないなと笑わ れる子供がいないって言ってたし仕方ない かもしれないこんだけ作って売れなかっ たら佐藤さんの責任ですから ねどうすれば須藤さんみたいな人にも魅力 が伝わるん だろうあああ早くこの案件を終わらせたい わネックネックを開発してからここまで 言われたのは初めて だが有名になれば批判する人が出てくる ことは覚悟してい たでも取引先に言われると想像以上に 傷つく夜僕がどうすれば須藤部長にネック ネックを気に入ってもらえるか考えている とイベントやっ たらと娘の前が提案してくれ たその部長さんに魅力が分からなくても 実際に使って喜んで親子の顔を見たら納得 する でしょうそう か須藤部長は実際に使っている様子を見た ことがないから効果があるか疑っているの かでも商品単体だと人来ないからゲスト 呼んでライブとかトークショーし たら中一とは思えない見事な企画力に驚く さすが僕の 娘前は日頃からSNSで行きたいイベント を見つけたら保存しているらしく色々情報 を教えてもらっ たいつも週末は友達と出かけたり家で テレビを見てることが多い 舞でもその週末は僕をいくつものイベント に誘ってくれ た若者が集まるのはこういう場所かと 新しい刺激をたくさん 受けるよし今度須藤部長に会った時に提案 してみようそれから2週間 後打ち合わせをしたいと須藤部長に何度 メールをしてもスルーされていたもう

ネックネックの納品が迫っているのに だ商品制作は順調に進んでいたがその期間 須藤部長が顔を出すことはほぼなかっ た僕は迷惑かもしれないと不安な気持ちを を抱えながらもどうしても話したかったの でアポなしでLM社にやってきたオフィス に須藤部長の姿 が横の席の人とお菓子を食べながら大きな 声で話して いる今なら話せるかもと思い事情を説明し 車内に通してもらっ たこっちだって忙しいんだよ事前に連絡し てくれ よ何度メールしても返していただけないの で 30分お時間 ください大きなため息をつきながら会議室 に案内する須藤 部長僕は前がくれたアイデアを元にネック ネックの体験イベントを提案し たえうちにもっとお金出せってこといえ 共産という形で 無理その一言で却下され た提案だと思ったけどだめなら 仕方ないワンダフルキッズでも定期的に イベントをやっているからその時にまた 自社で提案して みよう俺は気持ちを切り替えてLM社を後 にし たそして数日後ついに30億円分のネック ネックが完成し た全国一斉に販売するためその日が楽しみ だ 納品前日検品作業をしていると須藤部長 から電話が来 た全部いらないからキャンセルでえどう いうことですかもう完成しまし た工場のは全て撤収してくれどうせ自社で も売れるん だろう一生懸命検品作業をしている スタッフのみんなにどう伝えればいいん だろうワンダフルキッズの社員も片山社長 も喜んでくれていたの にでは30億円 はキャンセルなんだから払わないに決まっ てる だろこればかりは僕だけで処理しきれない と思い急いでワンダフルキッズオフィスに 戻ったそして開発部のみんなに相談すると そんなのルール違反だ常識がないと怒って い たしかしが取り消しになることはなく商品 を撤収しろと須藤部長から最速の連絡 が僕は翌朝LM社の工場に行きスタッフの みんなに謝罪して荷物の撤収を開始し

た僕の作業する様子を須藤部長が見て いるなんかすみません ねキャンセルって社長のご意行なんです かま まあ口数が少なくなる須藤部長そこに ワンダフルキッズの片山社長が突然現れた もうこの取引は終わってしまったの に初めまして ワンダフルキッズ社長の片山と申し ます工場にいるスタッフのみんなの背筋が 伸びるのを感じたやっぱり片山社長は オーラがある あなたが須藤さんです か はい突然商品をキャンセルしたと聞いてき ました参考までに理由を聞かせてもらえ ます か須藤さんは困った様子で答えられないと 言ったきっと30億の取引がなくなって 片山社長もがっかりしている だろう片山社長はそうですかと返事をする と僕に近づい た怖い気持ちと申し訳ない気持ちで いっぱいだ撤収する商品は全て佐藤君の 工場に運べ よ僕の 工場一体何のこと だ年に1度の独立支援プログラムに佐藤君 を選んだだから君の独立応援として工場を プレゼント する まだ頭が追いつかない確かワンダフル キッズでは独立支援プログラムという年に 1度応募した社員から選ばれた人に社長 から多額の支援が あるその支援を受けた人は1年間会社に 在籍しながら自分のビジネスをメインに 仕事ができプログラム終了後はほぼ 100%の確率で起業 するけれど僕は応募していない開発部の みんが佐藤君を推薦したんだネックネック は素晴らしい商品だ と みんな僕が感動していると須藤部長は悔し そうな表情であれが大げさなと言った小崎 社長には私から直接言いますよ今後とも よろしくお願いいたしますってああそこ までしなくてもいいです よよく飲みに君ですよネックネックのこと を話したら反応良かったんですけどねなん でキャンセルなんかしたん でしょう片山社長が微笑みながら須藤部長 の顔を 覗き込む須藤部長は半地で汗を吹きながら 次の仕事があるんでと出ていっ

たその後片山社長から独立支援プログラム の説明を受け た工場は最新の設備が整っており僕専用の オフィスまで ある僕はあと1年会社に在籍しながら自分 の会社を立ち上げることに なる30億の取引に失敗した僕にそんな 資格なんてないの に複雑な感情が顔に出ていたのか片山社長 が僕の方を優しく 叩き 乗り越えろ未来を作るのは須藤部長では なくネックネックをつけた子供たちだ と背中を押してくれ たそうだ大きな案件で須藤部長の顔色 ばかり伺っていたけどそもそもネック ネックは須藤部長のためではなく子供たち のために開発した商品 だ撤収した大量のネックネックをどう販売 しようか悩ん だ新しいオフィスに残り 考えるまさかいきなり自社工場を構える ことになる なんて人生は何が起きるかわから ないするとそこにナギから電話が 鳴るまだ30億円分の受注がなくなった ことを話してい ないごめん実は 俺 200億 えネックネック買う よはLM社との取引が落ち着いたら元々 ネックネックを買うつもりだった らしい海外でもスマホの問題は大きく スマホ首は子供たちの精神面にも悪影響が あるだから世界に向けてタブレットを展開 すると同時にタブレットを見る子供たちへ のネックネック配布も行いたいそう実は LM社の受注はキャンセルになったんだ あんな喜んで電話したのに恥ずかしいよ 落ち込むなってってことは30億円分作っ たのは手元にあるんだよねすぐに送って よナギは僕の救世主ださらにナギは翌日 200億円を先払いしてくれたので僕は すぐに工場スタッフを募集しネックネック を大量生産し たなんとか30億円分の巻き返しはでき そうだ そして独立支援プログラムに選ばれた以上 企業で成功するための行動もしていかない といけない須藤部長からは評判が悪かった が前が提案してくれたイベントを開催する ことにし た200億円から出た利益で豪華な イベントを企画できそうだ家で毎と

ミーティングを 開くまずはスマホ首検査を無料であろう なるほど 自分でおしゃれな強制ベルトデザイン できるのもいいか も次々にアイデアを出していく 前この間イベントの話をした後から気に なって自分で思いついたアイデアを メモ書きしていた らしい僕よりずっと仕事ができる大人に なりそう だSNSに投稿したくなるような コンテンツも必要だよね 前はスマホを開き次々とこれどうと事例を 見せて くれるミーティングが終わり前が寝た頃僕 は再びパソコンに向かって資料作りをし たイベント 当日たった2週間しかなかったがなんとか 形になっ たショッピングモールの広場を借りスマホ 首検査マイベルトデザインの ワークショップステージでの子育てトーク ショーなど盛り沢 さんアメリカからナギも来てくれた会うの は久しり だまいちゃん達也に似てきた ね前が容姿だと知っているナギだがいつも 話し方や仕草が似ていると言って くれるイベントの手伝いで来てくれた前は 親友を待っているようだあいたつ 前が走っていくそういえば親友にも会った ことなかったな挨拶をしようと思い舞衣の 後をついていくと須藤部長がい たまい今日はパパとママと来 た買い物袋をたくさん肩にかけた須藤 部長ここに来るなんて聞いてない ぞ買い物終わったたら1人で来るつもり だった もん須藤部長子供はいないんじゃなかっ たっけ親戚の娘友達の 子するとつむちゃんが僕にお辞儀 し須藤つですマと仲良くさせてもらって ますどうやら須藤部長と僕が知り合いと いうことを知らないみたいだ前から親が イベントするから来てとしか聞いていない らしいせっかくだしパパとママも見て いこうよえ待ってとも君来る のとも君とは最近女子学生に人気の動画 クリエイター前に絶対呼んでと言われチェ 撮影イベントを入れたネックネックの WEBCMにも出演予定 だつきが大好きだからお父さんに頼んだん だマのお父さんすご すぎつむぎちゃんが目をキラキラさせ

ながら僕にお礼を 言うつむぎちゃんのお母さんもネック ネックの販売コーナーを見て興味津々 だ須藤部長は居心地が悪そうだっ たレディースブランドのショッピング バッグを大量に持っていて重そうにして いるあれ帰るからえやだネックネック買っ たらともくんのサイもらえるってねえ買っ てLM社がキャンセルした商品を自分の 財布から出すのは嫌 だろう金の無駄遣い だパパ最低 ああマのお父さんみたいに優しくて素敵な パパが良かった なするとす部長が荷物を床に 投げ捨て親と血が繋がってない友達って こいつのことだろう似てないもん なと納得したような口ぶりで 言う血が繋がってないから優しいんだよ 本当の親子はもっと厳しくするもん だ舞のい前でひどいこと をイベントに参加したファミリーが僕たち を見ている 須藤部長には関係ありません周りの迷惑に なるのでお引き取り ください逆にそんな態度でいいのか よヒートアップする須藤部長そこにつむぎ ちゃんのお母さんがネックネックの 買い物袋を持って機嫌よく来る買っちゃっ たと2つも購入してくれてい たこれで参しててもらえるママ ありがとう須藤部長の怒りそっちのけで テンションが高い2人須藤部長は家での 立場が悪いから外で発散しているのだろう かこんな詐欺商品すぐに売れなくなる さと毒を吐いて帰ろうとする須藤 部長つむぎちゃんがまだ帰りたくないと ぐずる須藤部長が家族を置いて会場を 出ようとした時高級なスーツを身にまとっ た男性が2人近づいてきた須藤君じゃない かLM社の小崎社長と片山社長 だ最初小崎社長がネックネックを気に入っ ていると聞いたのでずっと会ってみたかっ たスラっとした身長雰囲気のある口ひげ 色気のある低い 声こんな憧れのの詰まった社長に認められ なかったのかと少し落ち込んだでもどうし てLM社の社長がここ にLM社と仕事をしている時は1度も挨拶 をしたことがなかっ た疑問を感じている僕をよそに片山社長が 小崎社長に僕を紹介 する小崎さんこちら佐藤 ですあえて嬉しいよダク崎社長ネック ネックをキャンセルしたのにどうしてここ

にいるのだろうおい須藤急にドスの聞いた 声で須藤部長を 呼ぶお前なんてことをしてくれたんだ ネックネックを勝手にキャンセルする なんて小崎社長によると須藤部長が独断で ネックネックをキャンセルした らしい納品日になっても小崎社長の手元に 届かないから車内でで確認したところ勝手 な判断が分かったそうだなんで勝手に取引 をやめ たそれ はネックネックをLM社の製品にしようと 思ったから ですと驚きの発言をし た須藤部長は工場でネックネックの作り方 を記載した極秘の資料を 入手少し設計やデザインを変えてLM社が 開発したものにしようとしていたのだ なぜならネックネックは工場での制作費に 対して販売価格が低く利益が少ない からどんな家庭でも取り入れられる価格 設定にしており販売者に大きく利益が出る わけでは ないだから須藤部長はLM社で新たに ネックネックを作り高額販売しようと考え たの だLM社が経営する塾には富裕層の子供が 集まるそこに向けて高く振りたかったの だろう似た商品を作るなら問題ないか とそれなら損害賠償を請求するよ へ須藤部長はネックネックで僕が特許を 取得していることを知らない知ってても 真似するのはアウトだ けどけれどそんな悪徳なビジネスを考えて いたなんてショックが大きい まあもういいよお前はもうLM社の人間 じゃ ない首ってことですか当たり前 だろそれだけはどうかと泣きながら土下座 をする須藤部長そこで小崎社長が条件が あると言っ た今中にうちの教材で200億売り上げ たら考えて やる100億そんな大金無理 です30億の大金をかけた取引を勝手に キャンセルしたのはどこの誰だ佐藤君は 自社工場ができて1日目で200億の受注 を受けたそうじゃない か須藤部長が200億と驚いて腰を 抜かす小崎部長は切れてため息をついた 須藤部長は個人的にネックネックは気に 入らなくてで30億をパンにしたどれだけ の人がこの商品に携わり期待してくれてい たかも知らず須藤部長はLM社をやめます と言って去っていっ

たつむぎちゃんたちの前でひどいことをし たかなと視線を向けるととも君とのチェキ 撮影に夢中のようだごめんねつむぎ ちゃんパパが悪いしとも君と撮影できて 幸せすぎこれ現実 最近の女子高生はこんなに大人なのかと 驚かさ れる小崎社長はもう一度取引してくれない かと頭を下げ た頭を上げてください是非よろしくお願い し ます結果的にLM社はネックネックに 50億円分もの発注をしてくれた小崎社長 が直接やり取りをしてくれるみたいなので だ無事イベントは大成功で 終了マのアイデアのおかげでたくさんの ファミリーが集まってくれ た須藤部長と出会ってから目し日々が続い てい た帰宅すると僕はベッドに吸い込まれる ように寝転がり 爆睡目が覚めるとお疲れ様と妻が豪華な ご飯を用意してくれていた最高のお父さん だだ よマこそ最高の娘だよキャリアウーマンに なっちゃう な私の将来の夢はお父さんと一緒に仕事 する こと涙が溢れてご飯が しょっぱその日の夜久しぶりに家族みんな で映画を見たあれから1年 後前の運動会で久しぶりに須藤部長いや 須藤さんと再 相変わらず思い荷物を持たされ眉間にしが 寄って いるLM社代謝後はウォーターサーバーの 水を運ぶ仕事をしているらしい須藤さんお 元気です か30億円の受注キャンセルで地獄を見た のは僕ではなく須藤さん だあ佐藤さんあの時はすみませんでし た僕と目を合わせずに頭をペコペコする 須藤 さん爪木がネックネックの効果すごいって 喜んでましたよ頭の中は須藤さんへの文句 でいっぱいだがそう言われると口にはでき ないそんなことより娘の運動会に集中し なく ちゃ運動会の最後で父親のリレ対決があっ た僕は選ばれなかったが須藤さんが選ばれ 全力失踪で転び足を捻挫してい た須藤さんには悪いがそれでちょっと すっきりしたワンダフルキッズを退職した 僕は自社工場でネックネックを作りながら 新しい製品を開発して

いる半年に1度はアメリカへ行きナギと ビジネスの話を するそこには旅行がてら舞衣と妻もついて きて いるきっと独立しなけれ ばしながら家族と過ごす時間も確保する ことなんてできなかった だろうでも僕1人の力でできることなんて 1つもない周りの支えがあったからこそ ネックネックはここまで認知を広げること ができ た片山社長開発部のみんなの期待に答え られるよう夢にまっすぐに生きて いこう

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