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#感動する話,#朗読,#スカッと感動,#泣ける話,#ほっこりする話,#猫,#スカッとする話
うるせえよ雑用は黙っ てろうちのレストランに某有名料理評論家 が来店すると分かった 日僕にも何かできることはないかと気合い を入れていたところそんな言葉が飛んでき たそうは言っても料理長であるコックの腕 は誰が見ても一なの だ今回料理評論家には標を受ける可能性が 高と思われ たしかしそんなことはつとも知らぬ料理長 たち彼らは自分の力を過信しているのだ もう少ししたら彼らは真実に直面すること になる だろう見下してきた人に自分より腕があっ たとしたら彼はどんな表情をするのだろう か都会から少し離れた場所にある完成な 住宅街数々の名がをるレストラン街まで車 を15分くらい走らせたところにあるこの 土地で僕は生活して いるそのレストラン外はと言うとテレビ 番組でしょっちゅう たしの死砲店などどのお店を取っても文句 の付がないくらい上品で落ち着いた佇まい であるこれらの洗練された空間は来るもの を癒す効果があるよう だしたたちは皆おいしい食事と有意義な 空間に腹と心の両方を満たして帰っていく のだっ たそんな名だたる名店たちから少し離れた ところに個人経営のフレンチレストランが 1 件白を貴重しながらもどこか温かい印象を 与えるこの建物が僕の職場 だ僕原智はフレンチレストランで働く料理 人であると言ってもも正確には料理人の 見習い少し前から新人としてこのお店で 働くことになったのだっ た初めまして今日から働かせていただき ますときですよろしくお願いし ます出勤当日僕はそう言いながら大きな声 で挨拶をし た初出勤ということもあり少し緊張して いるのが自分でもわかっ たそんなを店のオーナーが改めて先輩料理 人たちに紹介 する新しく入ったアプランディ だアプランディというのは見習いという 意味の言葉である日本語ではなくあえて フランス語を使うところが僕はなんだか かっこよくて好きだっ たその言葉を筆頭に次々と挨拶が行われて いくフレンドリーサが魅力であるこの職場 ではみ苗字ではなくで呼び合うのだ次々に 飛び交う名前を聞きながら僕はなるべく 早く覚えようと思っ
たそんな中ひきは目立つ大きな音でちっと いう舌打ちが辺りに響き渡っ た何事だとっさにそう思い音のした方を 見るすると生活を務めるやんちゃそうな 若手の男性と目があっ たどうやらうの出所はこのけだるそうな顔 した彼のようださらに彼ははあとため息を つきながら素人かよ減らねえなと小言を こぼし たおいおい蒼太 君オーナーはそんな生家値を 痛める蒼太と呼ばれた彼は注意を受けた ことにもう一度ため息をつきながら改めて 軽く挨拶をしてきたそして一息つく間も なく今度は少し偉そうに自分のすごさを 語り始め たなんでも常に周りからは天才と呼ばれて いるとか専門学校では先生に高く評価され ていたとか大体そんな感じのことだっ た僕はとりあえずそれらの言葉を聞き ながら合槌を打ち続けた若干めどくさいな と感じていたのも事実だが初日ということ もあって先輩からの言葉は全部ありがたい 言葉として受け取ろうと思ったの だそんな気持ちの僕をよそに成課長の蒼太 さんは言葉を 続けるまあ俺を見習って生ぜ戦力になれる くらいまでには成長してくれよなこれから は特別に俺の女子にしてやる から高らかにそういう顔は僕のことを 見下したように半笑いだっ たそれに続いて今度は若い料理長の自己 紹介が 始まる見た目は落ち着いており随分と 真面目そうな印象を持つ男性しかしいざ 喋ってみると彼もなかなか上から目線な 態度 だ軽くこちらを一別した後冷徹そうに口を 開くまあその年だから体力的にしんどい だろうけどせいぜい頑張ん な目線を合せないで発生これらの言葉は とても冷たく感じた僕は身しながら頑張り ますというしかなかっ たこんな感じで横暴なもいの成家長と料理 長に驚いたもののなんとか無事初日の挨拶 が終了した新人である僕に同情するように 周りのコックたちは苦笑いを浮かべていた のだっ たそれからというもの人気点なので忙しく なるだろうなは想像していた が僕の想像は大きく覆っ たなんと想像のはか上を行く大変な日々が 始まったの だあの日から僕は料理長と成華長に こき使われるようになっ
た例えば毎朝早くから仕込みの作業をさせ られたりひたすら皿洗いをしたり1日中 掃除させられたり見習いとはいえいわゆる 雑用ばかりを押し付けられる日々になっ たとはいえこれも無理やり修行の一環と 思えば耐えられないことも ないしかし2人はこういった肉体的な 嫌がらせ以外にも精神的な苦痛まで与えて きたの だ断るごとに文句を言ってきたりするのは 日常左半時普通のスピードで業務を行って いてもトロトロするな早く終わらせろと 怒鳴られるのもただった必要以上に最速を かけられている僕は他のコックたちよりも 明らかに多くの小言を言われているのだっ たそんなある日のことこの日のディナーの 仕込みをえた後で料理長と成果長は休憩の ために厨房を離れることとなっ た2人がいなくなったことでふうと一息を ついていた僕ちょうどその時周りの若い コックたちに声をかけられ た 心配そうな顔でこちらの様子を伺う先輩 コックたち僕はため息混じりに頷いたする と彼らは僕の方に歩みおりながら続けて あの2人あんなんだから精神的に辛くなっ たら無理しないようにねと言っ た予想外の優しいセリフに目が丸くなる ばかりで声は出ないそんな僕を見て隣のの 男性も俺たちもフォローするから頑張れる ところまで一緒に頑張ろうと言ってくれ たこの職場に就職してからは冷たく当たっ てくる上司2人のせいでしんどいことが 多い日々だったが僕のことをちゃんと見て くれている人はいる らしい2人以外はみんな優しくて今の僕の 状況に同情してくれているのだ励まされた ことで少し元気が出た瞬間だった こういう感じで大変なことが多いこの職場 だが働き始めておよそ半年が経過した相 変わらず激務であることは間違いないが そういった大変さにもなれつつある状況 だっ たそんな中毎日の勤務をする上で気づいた ことがいくつかあるそれはこの店のコック たちの大半はまだ経験が浅い人たちばかり だということそれに加えてみな今の料理長 と成果長に対してかなり不満を募らせて いることも感じ取れ たどうしてベテランと言われるコックが 少ないのだろうか素朴な疑問を感じた僕は その理由をオーナーに訪ねてみ たすると彼は気まずそうな顔をした後 人手不足でと答え始めた詳しく聞いてみる とどうやら急な人手不足を解消するために
急いではコを雇入れてしまった らしいその時はなんとかなるかと思った そうだけど実際はそんなにうまくはいかず ベテランがいなくなったことで店の味も 落ちてしまったことを痛感しているとの ことだっ たそのせいで最近は客足もどんどん減って いってるんだ本当にどうしたもんかとの 悩みをしみじみ打ち明ける オーナー大きなため息をもらす彼の前で僕 も店の将来が心配だなとうれいをつぶやく しかなかっ たそんなある日のこと僕たちのレストラン にあるビッグチャンスが飛び込んできたと いうのも急に珍しいお客さんが予約を入れ てくれたのだそれはと言うと今巷で有名に なっている料理評論家の夏田子 先生小説家でもあり料理研究家でもある 彼女は職の世界に対する造形が深かっ たそんな人がやってくると知って厨房内は 大 盛り上がり若手コックたちは皆頑張ろうと 張り切って調理代の前に立っていた中には いつにも増してやる気満々な様子て手伝い ますと積極性を見せる人もいた僕が就職し てからというものこんなに覇気のある厨房 は初めてだっ たしかし2人の料理長はそれらを全て否定 し た何かできることはないかと気合いを入れ ている若手コックの前でお前たちの手を 借りる必要はないと2人揃っていったのだ そればかりではない料理長たちはお前らは 実力不足だから帰って足手まといだとまで 言い出す 始末ニタニタと小にしたような様子の口調 にははっきりと嫌みがこもってい ただかと言って若手ここたちが何もしない わけにはいかないなんと言ってもこれは 失敗することが許されない大チャンスなの だ経営が傾きかけているこのレストランに とっては失敗が許されない予約に思われ たでもと僕は口を 開く当日は予約も多くて忙しくなるかと 思います皆で協力した方が良いので はしかし料理長たちは僕のセリフにはは 聞く耳を持たない挙句の果てにはうるせえ よ雑用は黙ってろと言われたのだっ たそうして訪れた予約当日なつめ先生は 女性を1人連れて来店していたなつめ先生 たち2人にはまず来店時間に合わせて用意 してあったアミューズが提供されたちなみ にアミューズは前のこと だこうした1台イベントを前に厨房では 2人の料理長がナメ先生たちに出すフル
コースの調理にばかり集中していたしかし フロアにいるお客様は何も夏先生だけでは ない何組かのお客様がそれぞれメニューを 頼んでいるのが現状 だつまり本来は料理長の2人が中心となっ て厨房を回さなければいけない状況なのだ それなのに2人はこっちのことは完全に 無視そうするとおのずと若手国人の連携 プレイにも支障をきたし始めた 司令塔が不在であるせいでうえたり慌て たりするコックたちも出始めたのだ厨房は まさしく天やんやな状況だった何かできる ことはないだろうか僕は見習いなりにも頭 を振る稼働をさせながら彼らのフォローに 入った皿の用意をしたり盛り付けをしたり 出来上がったものをウェイトレスに渡し たり見れば見るほどしなくちゃいけない ことはたくさんあった僕は大きな仕事は できないので全体を見渡し厨房の流れを 良くすることに専念することにした少しの 変化でつまりかけていた厨房の回転が少し ずつスムーズになっていくのが わかる若いコックたちの業務が円滑に行わ れるように僕は僕なりに仕事に性を出した のだっ たこちらがそろそろ落ち着きそうだなと皆 が思い始める頃料理長と成果長はついに コース全体の仕上げの段階にに入っ た順番に出せる状態になるといよいよ提供 へ初めにスープそして魚料理ソルベ肉料理 と次々と料理が提供されて いく一品一品出されるたびに僕たちは緊張 の渦を大きくさせてい た僕たちのレストランでは構造上厨房から 彼女たちのテーブルは見えないなので どんな評価をもらっているかは正直では ないしかしなんとなくあまり良い評価を 受けていないのだろうなとの予想ができ たというのも提供が終わったウエイトレス たちの表情があまり芳ばしくなかったの だっ たその反応を見て僕は心臓が縮み上がる 気持ちになっ たしかしその反面厨房では料理長と下長が 自信たっぷりな様子で調理を続けて いるもうここまでたら僕たちも料理長たち を信じるしか道はなかっ たそんなこんなでコースも終盤に 差し掛かり作業も落ち着き始めたところで やっと余裕が生まれた厨房では料理長たち による雑談が始まっ た内容はおよそ2人の自慢話合戦それに 加えていつものように僕たちへの嫌味も 交えられてい た今のこの店にいる連中はだめ
だばっかりだ使い物にならないセンスも 悪いなどといったひどい言いよこれに対し て若いコックたちは表情を歪めており イライラしているのは火を見るより明らか だっった僕は彼らをなめたり落ち着かせ たりしながらやりきれなさを感じてい たそうして最後まで提供しを得ると今度は ウエイトレスが顔色を悪くしながら厨房に 入ってきた何事だと思って要件を聞いて みると彼女は震える声で今日の料理担当を 呼んでくるようにとのことですと言った僕 たちは皆で視線を交える個人的には嫌な 予感に拍車がかかっていたしかしそんな ことは全く感じていない様子の料理長たち 2人揃ってシさんの言葉に違いないとご 機嫌な様子でテーブルへと向かっていった のだった 2人が厨房を離れた後ずっと我慢していた コックたちがぽつりぽつりと2人の愚痴を こぼし始め た俺たちと大して技術も変わらないのに 傲慢すぎると思うよあの2人がシェフに なってから明らかに店の客足が落ちたもん だクオリティの低下は経営がダメだからと 責任を全部オーナーに投げつけるような ことを言ってたよなどなどみはあり口にし ないが積もる不満を抱えている 様子あの2人のせいで店の味が悪い方に 変わったと嘆く人の後にはこの店を やめようかと考えている人もいるくらい だっ たこんな不満続出な現場を見た僕はため息 が止まらない思いだっ た料理という最高に楽しい 仕事それでどうしてこんなにやせない思い を味わうことになるのだろう か僕は何も言えず黙って調理場に立っ たげんなりした表情のみんなの前で包丁を 握るここに就職して初めての行動に若い コックたちは何をするんですかとポカンと してい た今日のお客さんもほとんど帰ったことだ し特別な賄ないを作るんだみんなにも是非 食べて欲しいんです どんよりとしている空気を和すために勤め て明るく答えたそんな僕をコックたちは 温かな目で見守ってくれたのだっ た一方ナ先生のテーブルまで呼び出された 2人の シェフ自信満々な予想とは裏腹に彼らは 驚くほど国表されてい た絶対に褒められると思い危機とした様子 で先生たちに感想を尋ねたところひたすら にダメ出しをされたである構成がなって ないし味の調和も取れていないそれ以前に
全てにおいて調理の技術が未熟でおいしく ないとまで言われていた挙句の果てに彼女 は以前までここにあったあの優しい味は 完全に失われていたと悲しそうな表情を荒 にしてい たそんな先生の言葉に対して受け入れる ことができない料理長たち 2人のシフはあろうことか寄ってたかって 彼女に文句を言い始めた俺たちの料理が 美味しくないはずがないだろうそうだただ の好みの問題だ他人のせいにするなと言っ て土星まで浴びせる 始末そんな2人を見て夏目先生は呆れた ようにため息をつい たこうした土星などの異常に気がついた オーナー彼は急いで先生たちのテーブルへ と向かった どうされましたかその時は初めて料理長 たちがなつめ先生に声をあげていることを 悟ったおなみるみる顔色の悪くなる彼はそ 草となつめ先生と付き添いの女性に対して 頭を下げて謝罪を始め たこの様子は僕は遠目からある程度見てい たなんだかまずいことになってきたこの ままではこの店は潰れてしまうかもしれ ないそう思った僕はいても立ってもいられ なくなったそして胃を消して近くの ウェイトレスを厨房の方へと手招きしたの だっ た僕の行動に気がついたウェイトレスが 駆け足てこちらの方へと 向かうそこで僕は彼女に料理を渡して提供 するように伝えたえ今ですかと困惑する ウエイトレス 僕が大きく頷いててもまだ迷って様だった しかしこれ以外にできることはないと考え たのか彼女はこちらを向いてしっかりと 頷き 返すそして3人分の料理をそくさと テーブルへと運んでいっ たこうして料理を運ぶまでの間夏目先生は オーナーと少しだけ会話をしてい た君の祖父の台からの味が失われるなんて 悲しいことだ わ申し訳ございません 私は仙台料理長の頃からの常連なのよでも まあその頃の私はまだ無名だった わデビューを果たした後は仕事が一気に 増えてなかなか店に来れなくなってしまっ て ねそれで今何年かぶりだけど久しぶりに 時間ができたからまた来ようと思ったのだ けどどうやら昔常連だった彼女は先代の 料理長が倒れたことを知らなかったようだ その上店の味が悪い方へと変わった挙句前
まであったお気に入りのメニューが なくなっていたことに深く胸を痛めている ようだっ たこうした言葉に対して思い当たる節の あるオーナーは返す言葉がないのだっ たこの気まずい沈黙の後胃を消した ウエイトレスが彼らの前に料理を運んで いっ たなんだと思っているオーナーたちをよそ にに目を大きく見開くナ 先生そしてただ 一言 キッシュとぽつりと呟い た先生はそのまま無言でキッシュを 受け取り一口そっと口に運んだそして今度 は目を閉じゆっくりと咀嚼を行っ た味わうこと以外何もない時間そんな無音 の時間が少し経ってから目を開けた先生の 目尻から いるの涙がこぼれ たそうこれよこの味なの よと言いもう一口さらにもう一口と みるみるうちに食べるなつめ先生残り2皿 は先生の付き添いとオーナーに渡され た若干緊張した持ちでシを受け取った オーナー彼は恐る恐るそれを口に入れ そして目をて驚いたそれもそのはずその 機種こそが店のメニューから姿を消して しまった幻の一品だったの だ先代の料理長が病に倒れ代替わりしたの をきっかけに食べられなくなった ものなつめ先生は仙台料理長の頃からいつ もこのキシを頼んでいたのだっ たもう食べられないと思っていた料理を もう一度食べられたことで激する 先生さっきまでの重く暗い空気はどこへ やら幸せそうな表情を浮かべエミが溢れて い たそんなところへ先生たちの元へさらに もう1品の料理が提供されるこれは僕が2 品目に作ったオリジナル料理いわゆる僕の スペシャリティだっ たこれを食べた先生は全てを理解した様子 でさらに満面の笑を 浮かべるそしてまたウェイトレスを招き 料理を作った人を呼んでくるようにと言っ たこうして皆が揃うテーブルに呼び出され た僕なつめ先生は僕の顔を穏やかな表情で 見ながら2品目を食べてすぐにあなただと 分かったわと言っ たやはりバレてしまいましたか思わず こちらも笑が 溢れる僕のことをよく知っているな先生の ことだからといえば当然だっ たというのも実は僕はこの店の仙台料理長
の息子でありオーナーの兄なの だ父の背中を見て育った僕は順調にコクへ の道に進んだが実家の店の味をさらによく したい一心で単身でフランスのパリに渡っ て修行を積んだ修行先はパリでも有名な 三つ星 レストランそこで僕は10年ほど修行を 積んだのだ料理人としてやっと1人前に なったかと思った矢先父の病のことを聞い て急いで帰国してきたということだっ たこの経緯を僕は全て夏目先生にお話し する久しぶりに会った人たちに近況報告を 話すかのごく自然な会話だっ たしかしそれを聞いて顔面蒼白になった 人物が約2名いたそう料理長たちだ彼らは 僕の言葉に驚きまさしく会いた口も塞がら ない様子だっ たそんな2人はさておき先生はあなたが 帰ってきたのならこの店の味も失われずに 住むわねとアンドの表情を 見せる僕はただ黙って微笑むしかなかっ たちなみに先生と一緒にいた人は先生専属 の編集者であるこれは僕も知らなかった から出る際に名刺を渡されて判明したの だっ た夏目先生たちが帰った後この事情の全て を知ったコックたちは全員業転してい たしかしただ驚いているだけではない彼ら は口口に本物の技術を持った人にこの店を 導いてほしいと言い出したの だそんなそんなと謙遜しようとした僕を オーナーも止めるどうやらオーナーである 弟も同意見とのことだったみんなのために も俺たちのレストランのためにも頼むと 全力で頭を下げて頼まれたらもう断ること はできない だろう僕はこの日から新料理長として厨房 に立つことになったのだっ たしかしこの時の僕には正直言ってまだ 不安があったそれはフランスに修行に行っ たもののスペシャリティが完成する前に 帰国してしまったからだ実力に対して ほんの少し不安があるのが正直なところ だっ たその上元料理長の2人は僕が新料理長と なることには大いに不服のようだ親の七光 と野されることもしばしばだっ たしかし特に気に止めなかった僕は彼らの 前でおしげもなく高度なテクニックを披露 してみせたまた時にはオリジナリティ 溢れるシナジを何度も作り出したり た僕のこういった姿は彼らにとってかなり の衝撃をもたらしたようで あるいつしか自分たちの実力のなさを知っ た2人は謙虚な姿勢で僕の元に来てそして
見習いからやり直したいと申し出たのだっ たもちろん僕は彼らの言葉を受け入れる つもりだしかしこれから一緒に頑張ろうと 伝える前に一度2人の過去について聞いて みるにし た彼らは語りにくそうにしながらも ゆっくりと自身の過去を振り返り始め たどうやら2人のシェフが上から目線に なってしまったのは前の職場の影響のよう だその店はまだレストランとして軌道に 乗り始めて浅い店舗で圧倒的に全体の実力 が足りなかったそう だそこで2人のシェフは若くしていい立場 についた らしい卒数年ので副料理長といった地位を 得たためにこの時点で思い上がってしまっ たということだっ たそこで通年の経験値を獲得した2人だが ある時からかもうこの店でできることは何 もないと思い至るようになったようだ2人 してさらに給料のいい店に移ろうとのこと で転職をしたのだっ たしかし今の店も色々あってベテランや腕 のいい料理人がかけていたタイミングだっ た彼らは働き始めて周りの経験の浅さに 驚きなんだ料理の世界にはまともな人間が いないのかと周囲に絶望してしまったので あるその結果がこれ だ自分たちこそ優れた料理人だと 思い上がった2人は若くして周囲の料理人 をすぐ見下すようになってしまったの だだから僕も新人の料理人として入ってき た瞬間から見下されていたのか普通はこれ までの経歴とかを聞いてもいいもののと 不思議だったのだがこの話を聞いて納得 する気持ちだったけど俺たちあなたの調理 技術と式を見て感動を覚えたん です今までの高圧的な態度はどこへやら 2人は精神誠意といった様子で働くための 熱量を伝えてき たここ数ヶ月で料理人の中にもちゃんと 素晴らしい技術を持つ人がいることを知っ たんですようやく自分たちが心から尊敬 できる人と出会うことができましただから これから見習いからでもいいからやり直さ せて くださいそう言って2人揃って深く頭を 下げてくるのだっ たこうして新しいチームとして 生まれ変わったこのレストラン失われた味 も徐々に戻りそこへさらに磨きがかかった ことで お客さんたちの反応もがらりと変わったの がわかっ たそして後日また来店した夏目先生とあの
時の付き添いの女性が書いたグルメガイド のおかげで致命度も一気に上がっていった のだっ たこの明日ともに有名となった今の現状を 僕はものすごく嬉しく思う思えば10年前 のこと僕たちのレストランはまだ無名の 状態だったのだそこに変革をもたらすため にも僕はフランスに渡り料理修行する決意 をし たもちろんフランスで生活するためには 言語も必要だだから僕はフランス料理の 勉強するついでにフランス語も習得してい たしかしいざここだと決めていた修行場所 に何度も電話をかけてもなかなか受け入れ てくれなかっ たようやく見習いとして入れてやると返事 が来たのは修行の決意をしてから1年後の ことだっ た思えば現地での生活はなんなくスタート させることができたと 思うしかし修行先の三つ星レストランでは 毎日のようにボロカに言われてしまっ た普通だったらそくさと逃げ出していても おかしくはない評価だったはずだだがネっ からの料理人である僕の精神はずく へこたれなかった何より料理人の世界の センタを走る人たちの覇気に触れたことで 自分が胃の中のかずであったことを身を 持って体験する日々だったのだようやく手 に入れたこのチャンス絶対に無駄にはし たくなかっ たおかげで追いついてやろうとやる気が 湧き上がったの だろう僕はその後自分でも断言できるほど メキメキと成長していったのだいつしか店 のメニュー開発に参加できるまでに成長し 店の主力を担うようにと言っても過言では なかっ たしかし優れた技術や味に触れ続けた僕は いつしか自分の理想を見失ってしまった俗 に言うスランプである正解を見い出せない 中で辛い日々を過ごしていたそんな時の ことだ実家から仕送りが届いた中身は僕が 大好きな駄菓子の 数々スランプで落ち込み悩んでいる中で それを食べていとだんだん昔のことを 思い出していっ たそこで何より色こく思い出されたのが キッシュだった僕はその昔父親が作る キッシュが大好きだったのだ父もこの キッシュには誇りを持っていたようだこの 味が自慢で店を始めたと語っていた姿が 印象的だったそれからというもの学校の テスト期間や高校入試の時の勉強で夜遅く まで起きているも父親はシを持って応援し
に来てくれ た母さんも弁当に気合いを入れてくれたり お守りを持たせてくれたものだ母の愛と父 の 真心2人揃って僕の心を温め続けてくれた おかげで僕はどんな時も頑張れたのだ中で も何度も食べたキッシュの味とレシピは脳 と手のどちらもが覚えたの だまた僕が高校生にになる頃弟は中学生に 上がったばかりだったその頃になると店も 繁盛するようになり父は忙しくなっていっ たそんな彼に変わって僕は弟が勉強で大変 な時にキッシュを作ってあげていたの だこうして徐々に母親と一緒にキッチンに 立つことが増えてこれは親子の味だねと 言い合ったりもした思えば弟が美味しそう に食べてくれているのを見て料理人を志す ようになったのかもしれ ない立派な料理人になるためにフランスに 行くと父に伝えた時に父は満面の笑みで 満たされた皿は客を幸せに食べて殻になっ た皿は俺たちを幸せにして くれるだからお前も客が最後まで食べきり たいと思える優しい人皿を目指すといいと 言ったその顔は父親の顔でもありそして僕 が目指すべき料理人の顔でもあっ たとこんな具合に自分の原点と父の言葉を 思い出した僕は一気に今までの悩みを 吹き飛ばすことができた全て料理という ものの前にしてみたら小さな悩みに感じた の だそのおかげで僕はスランプを抜け出す ことに成功自分らしい料理を見つけること ができたおかげで修行先のレストランに メニューを提案する夢も叶ったのだ ちょうどその時期だろう偶然にもなつ先生 がフランスに来ていたのは彼女は現地の 料理に触れ今後の著書の参考にするために ぶしていたのだこの時に僕の料理を食べ 感激を受けてくれたということで あるこの頃は僕も波に乗っていたのだ自分 だけの料理すなわちスペシャリティが あと一歩で組み上がるとしていたほどだっ たしかしその 日本から連絡が入っ た父が倒れたこの知らせにより僕は主業先 に事情を説明し急いで日本に飛んで帰って きたのだっ たそして今に至るというわけだが僕たちの レストランはもうすっかり有名だ倒れた 父親も復帰し今では厨房で副理長として僕 らを支えて いる母も母で経営を担っている弟のイザー として運営を手伝ってくれているのだっ たそんなある日僕の携帯に1本の電話が
入ったそれは驚くことに修行時代にお世話 になったシェフからだっ たちょうど日本に来ているから是非とも お前の店に行きたいとのことそこで僕たち は急いでシェフたちのために席を用意する ことにし たそして当日シェフたちが来店 僕は自分の両親と兄弟を彼らに紹介し たそんなわきあいあいとしたフロアとは 対象的に厨房では緊張が走っていたようだ みんなあの人がシェフの師匠かほっかねと その貫禄ある見た目にビビっていたのだっ たいくらか会話をした後早速シェフたちに 僕の料理で組んだフルコースが提供されて いく運ばれていくに従って僕は自分でも 分かるほどに緊張して表情がこってい た今までの僕の全てをかけて作ったコース だっただけに思い入れも半端ではなかった のだ冷汗が全身を駆け巡る頃全ての提供が 終わりシェフは口元を拭いながらこちらに 向き直った僕はごくりと生つばを飲み込み ながらいかがでしたかと聞い たすると彼はゆっくりと頷きながら 素晴らしかったと言っ たたった一言されどその一言に全てが 詰まっていた僕は真底アドを覚えながら ほっと息をついたのだっ た最後に修行先のシェフは次も楽しみにし ていると言い残して店を出ていっ たそれからというもの僕たちの店は名の うちの1つに数えられるようになっ ここで1つの疑問が浮かぶのだが修行先の シェフたちはなぜ日本にやってきたの だろう か基本あの人たちは店が忙しくてなかなか 海外に行くことができないはずそれでも 日本に来て自分の店に来てくれた理由は何 なのだろう か色々考えて導き出した結論なのだが彼は 僕が自分の料理をスペシャリテと自信を 持って呼ぶことができていなかったことを のではと 思うもしそうだとしたらやっぱり僕はあの 人たちには頭が上がらないなと思う関心 するばかり だ自分もいつかあんなすごい人たちと同じ 境地にたどり着けるだろう かきっと道のりは遠いだろうけどこれから も努力を怠らない姿勢を固める僕なので あっ た僕も最初は自分の経験と実力ならば 忙しい店でもついけるだろうと考えていた しかしそれは甘かったトップレベルのライ で勝負し続ける人たちの厨房には忙しさ だけでは感じることのできない熱があっ
たもしずっと実家の店にこもってしまって いたらきっと僕はぬるい料理人のまま成長 することができなかったに違いないどんな 世界でも本気で上を目指すのならば1度 苦しくなるほど苦しい場所に飛び込んで 見るのも大事だと気づかされたこれからは 自分の店がそういう場所であれるように 自分が持てる全ての情熱を限らせて料理に 挑もうと思うのだっ たいかがでしたかチャンネル登録をして いただくことで今後の動画の制作の励みに なりますまた次の動画でお会いし [音楽] ましょう