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#スカッとする話 #スカッと #朗読 #修羅場
君の一周期だけどさ誰も来ないと思うよ その日私の結婚式だからみんなお祝い事の 方がいいってえどういう こと私の義あき子は私たちの孫が高いし一 周期を迎えるその日にわざと結婚式の 日取りを合わせたのだやだ姉ちゃんたら 優馬君がいなくなっちゃったからってボケ て日本語も分からなくなっちゃったの全く 悪びれないあき子に私はふつふつと怒りが 湧いてき たあき子の人を振り回すような言葉や言動 に壁としていた私だったが夫の教一も 他人事だったそうだな俺にとっては妹の 晴れ姿が大事だから報じはお前1人で 行けよあまりにも冷たい態度のあき子と 今一にある作戦を思いついた 私分かったわあなたが行った方向で考えて みる わ専業主婦になって25年目の私西の息子 は夫からのメールを見て今日も肩を落とし ていたまたそっちに止まるの思わず1人で 呟いた私夫の教一は実の父親の会社で働い ており相当忙しいのか仕事が終わると 我が家ではなく会社近くにある今一の実家 に泊まることが 今日は私の誕生日だから早く帰ってくるか もしれないと期待したのが馬鹿だったわ ねいつもより豪華な夕飯にしようと 張り切って買い揃えた材料を前に私は ため息をついた本当に忙しいだけかもしれ ない し私は自分自身に言い聞かせるように1人 で空に 話しかけるお見合いで出会ったとはいえ教 一は当初から私のことよりも教一の実家を 優先することが多かった旅重なる教一の 実家に泊まるの言葉にまた義父母に何か 言われたのだろうと私の頭をかめた思いを 振り払っ た私だって今一を信じたい気持ちはあるが 教一が自宅にいる数少ない日でさえ決まっ て義の明子から電話があり頻繁に呼び出さ れる始末 京一の妹あき子は今一より17歳も土地下 で目に入れても痛くないほど可愛いんだと 口癖のように呟いてい たそんな今一は私に次の休みは必ず息子 たちと一緒に過ごすからとお決まりの セリフを言いそれが叶うことは一度もなく あき子には家族生活を邪魔されていると 感じてい たすっかり夕飯を作ろうとしていた私の 気力はうせ人参と見つめあっていると息子 のはまから電話がかかってき たお母さん誕生日おめでとう
はま ありがとう息子の何気ない一言に胸が熱く なり涙が溢れそうになるのを私は必死で こらえたお母さんもしかして今日 もアマは23歳の時に結婚して今は嫁のあ さと2人で暮らしているが幼少期より今一 が家に帰ってくる日が少ないことを知って いた今一が帰ってこないと明らかに 落ち込んでいる私の姿を見て育ってきた はまは大きくなった今でも私を心配して くれて電話をかけてきて くくれる寄りによって私の誕生日だという のに今日も家に帰らないと知ったはまは いつになく真剣な声で言っ たお母さん正直お父さんがいなくて寂しい でしょ寂しいわ俺たちそっちで一緒に 暮らそうか え私はハルマの提案は嬉しかったがあずさ が首を縦に振らないだろうと不安に なるこの前あさにそれとなく聞いてみたら 嬉しそうだったよはまは私の不安を察知し たようではっきりとした明るい声を出した あずささん本当にいいのかしらもちろん お母さんが作る料理が好きみたいでさ むしろ毎日食べられるなら喜んでって言っ てたよそれはありがとうじゃああなたたち のお部屋を用意していいかお父さんにも 聞いてみるわね私はいつもなら今一には スルーされると思ったがもしかしたら今回 は聞いてくれるかもしれないとはまから 誕生日プレゼントをもらった気分だっ た先ほどまで暗く沈んでいた私の心に太陽 の光が差し込んだようだっ たそれからしばらくしてはまとあずさが 我が家に引っ越してきた2人が引っ越して きた日ですら今一は家に帰ってこなかった が私は2人が来てれたことが嬉しくて さほど気にならなかっ た私が腕によをかけてご飯を作るとはまは もちろんあずさも喜んでくれておかげで 食卓はいつも賑やかで楽しかった相変わら ず今一はなかなか家に帰ってこなかったが 私は2人のおかげで寂しい思いをしないで 穏やかな日々を遅れてい たそんなある日さはは体調が優れないと 言って病院に行くことになった2人が 我が家に来て早いことで4ヶ月今まで 大きな怪我や病気もなかったので私は不安 な気持ちでいっぱいだっ たあずさを病院へ連れて行くとはまが家を 出た時の大丈夫だよと言う割に引きつって いた顔が頭から離れない私は嫌な予感をり 払うようにいつもより家事に力を入れて 黙々とこなしていっ たしかし私の不安はすぐに吹き飛んでいく
ことになった お母さん私がベランダで洗濯物を干して いると家に向かって帰ってくるはまが私に 向かって大きく手を振りながら満点の笑顔 を浮かべていた2人ともお帰りなさいどう だっ たあずさもはにかみながら私に向かって 可愛らしくピースサインを送ってきてその 手で自分のお腹を撫でたえもしかし てはい私赤ちゃんができましたあお めでとう 私は体の全細胞が換気で震えるんじゃない かというほど温かい気持ちで心が満ち溢れ てき た私はまだ途中の洗濯物をそのままに家を 出ると2人の元に向かっていっ たお母さんわざわざ出てきたの当然よ 私たちの初孫ができたって想像しただけで 嬉しいもの私赤ちゃんができにくい体だと 言われていたのですごく嬉しい ですあずさは愛しそうにお腹に手を当てて いるあずささん本におめでとう私には どんどん甘えてねありがとうござい ますその日からは怒涛のような毎日だった あずさや生まれてくる赤ちゃんのために 必要なものを揃えたり家の中を整理したり やることはたくさんあっ た今一もごく稀に買い物に付き合って くれることはあったがやっっぱりあき子に 呼ばれたらどこにいようがが言い訳しつつ 教室の実家へと帰っていったあれよあれよ という間にあずさのお腹はどんどん目立つ ようになっていったが予定日よりも3ヶ月 も早くあずさに異変が起きた うわあさ大丈夫 かはまは必死に呼ぶがあまりにも苦しそう な暑さの様子に救急車を呼ぶことにし た間もなく救急車が到着しあずさは単価で 運ばれて いく俺があずさにつき添うから申し訳ない けどお母さんは後から来てくれるもちろん よ必要なものを揃えたらタクシーで向かう わはまは軽く頷くと救急車に乗り込み あずさと共に病院へと向かっ たさて私も急がなく ちゃこれから出産に入るあずさのために 必要なをに詰めていく俺お父さんに電話し て今日は会社休んでいいか聞いて みる2人の様子をハラハラしながら つったっていた今一は相当気になるのか 珍しいことを言った本当そんなこと言える の ああ俺たちの初孫の緊急事態なんだ働い てる場合じゃないだろうそう言うと一は すぐに電話をかけすんなりと許され
た今一が電話している間に私はタクシーを 手配し戸締まりを済ませた私たちは病院に 着き春間の元へ向かうと暑さは帝王切開に なると聞いたどうしよう俺すごく不安だよ はまがしっかりしてないとあずささんにも 不安が伝わってしまうわそうか俺も お父さんになるんだもん な暑さが手術室に入ってからどのくらいの 時間が経ったの だろう赤く光る手術中の文字を何時間も見 ている気分だ遅いなわざわざ会社を休んで あげたのにと言わんばかりに今一は激しく 貧乏譲りを始めたはずさは頑張ってるんだ そうよあなたがそんな顔をしていたら 生まれてくる赤ちゃんもびっくりして しまう わ眉間にしを寄せたまま今一は一層むっと した表情を浮かべると無言でどこかへ行っ てしまった電話しに行ったねそう ね今一は仕事を返上してまで付き添いに来 たのに思い通りに進まないことにイライラ してあき子に電話しに行ったのだとすぐに 私たちには分かった 今一が戻らないまま私と春間の不安が どんどん大きくなっていく中今一が少し だけすっきりした顔をして帰ってきた今一 はちらりと手術室の方を見たが無言のまま ベンチに座っ た はずさ心配と不安が入り混じった声ではま が つぶやくこんなに長時間あずささんと 赤ちゃんが心配だ なそうね私も帝王切開ではなかったから よくわからないわ心配 ね重苦しい雰囲気が漂う中ようやく手術室 の扉が開いて意思が出てき た大変お待たせしました母子ともに無事 ですまく俺の貴重な時間が無駄になったよ 今一は文句を言いつつもチラチラと中の 様子を気にしているその後助産師さんが出 てきてくれ私たちに話しかけてくれた ガラス越しでもよろしければお2人のご 様子を見ていただけますガラス越し春の いぶかしげな恋に助産主は顔を曇らせ こちらへと私たちを案内した案内された ガラスの向こうであずさはぐったりと眠っ ているようだった そして赤ちゃんはと言うとくにつがれ すっぽりとケースのようなものに覆われて いたあの子が俺たちの 初孫弱々しくも生きようとする小さな 赤ちゃんを見て感動したのか今一の瞳から 涙がこぼれ落ち たあさと赤ちゃんは本当に無事なんですよ
ねはは必死に助産に はいただ赤ちゃんの体重は800gもと 非常に小さくしばらくは果をついでいない と厳しい状況 です赤ちゃんが生まれたことへの喜びもつ のま私たちはまた不安な気持ちで胸を 揺さぶられた私たちがしっかりエールを 送ってあげなくちゃね私は無理やり明るい 声を出すとはま京一の背中に手を添えた そうだよ ね京一も神妙な顔で頷くと静かに病院を後 にし た家に帰ると今一は押入れの中をごそごそ と何かを探し始め た赤ちゃんは男の子だったよなうんそうだ よ何探してるのあれだよ あれようやく目当てのもを見つけのか一は 上期限にあったと自慢気な顔を浮かべ た赤ちゃんが生まれたんだから名前をつけ なくちゃあなたがつける の当然俺の血を引いているんだ からいいと机に初動セットを広げる教一の 横で何を言っても無駄だと諦めモードの春 が黙って立っているそんな春にには気づか ず真剣な顔で半と向き合う教 一ナザを乗り越えたんだゆったりとした 人生を遅れるように優馬という名前に しよう意外にも真面目に名前をつけた教室 は牧に炭を浸すとゆっくりと大きく筆を 動かした優馬と書かれた阪を眺めて今一は 満足そうに言ったどうだいい名前だろう うん ありがとう私は今一の嬉しそうな様子から もしかしたらこれからは家族を帰り見て くれるかもしれないと少しだけ期待してい たしかし1つ大きな問題があった優馬が 退院できるようになるためにはあまりに体 が小さく私たちは当分の間直接会うことは 許されなかっ たらくしてあずさとの面会は許可が降りた ので私たちは赤ちゃんの名前を伝えるため にお見舞いに訪れたあずさ隊長はどう 赤ちゃんの名前はお父さんが決めてくれた よ大丈夫 ありがとうどんな名前にしてくださったん です かあずさは重たそうに首を今一に向けた 優馬だいい名前 だろうのユマと書かれた半を広げながら 自慢気に言う 今一素敵な名前ですねとても嬉しいです ありがとうござい ますそう言いつつもあずさはやけに暗い顔 でひどく沈んでいるように見えた私は病院 生活が疲れたのかもとそっとしておこうか
とも思ったがあまりにも様子がおかしいの であずさに聞くことにした あずささん大丈夫なんだか顔が暗い けれど お母さんあずさは泣きそうな顔で私を 見つめてきたのでやはり何かあったんだと 悟っ たはまとお父さんにもご報告しなくては いけないことがあり ます春と一は2人で顔を見合わせると私の とに近寄ってきた実は優馬に先天性の疾患 と言われてしまったんです えそんなでも疾患と言ってもそんな大した ものではない だろうあずさはついにこらえきれなくなっ た涙を流しながら口をふわせたそれがゆは 長くないみたい で長く ない私はあずさの予想だにしなかった言葉 を思わず繰り返してしまっ たどうしよう 私優馬を育てることへの不安と喜び悲しさ と嬉しさいろんな感情が入り混じり 重苦しい雰囲気の中あずさの瞳からは席を 切ったように涙が溢れてき た あさ つられるようにはまと私も泣き出して しまいしまいにはみんなで涙が枯れるまで 泣き続け た人切り泣いた後お母さんになって少し だけたくましくなったのかあずさが ゆっくりと口を開いた優馬には少しでも 楽しい思い出を作ってあげたいそうだなゆ と1分1秒でも長く時間を 少しだけすっきりしたあずさはこりと頷い て微笑んだそれから半年後あずさと優馬が 退院し我が家に帰ってきたその間今一は今 までに比べたら実の父親の家に泊まる回数 も減りみんなであずさと優馬を迎え入れる 準備を整えてい たあずさとの体調に合わせてあずさと春が きたいと中心にあちこち出かけた今一は 一緒についてくることもあれば明子を優先 することもあったが私たちは優馬のことを 最優先に考えていたので今一がついてき たらラッキー程度に思っていた言葉は かわせなくともだんだんと表情が豊かに なる優馬は可愛らしくて私たちはたくさん 愛情を注い だ優馬の体力が持たず旅行ができなくな からはみんなで散歩したり公園で 日向ぼっこなどして過ごし近所の人にも 可愛がってもらっ たしかし楽しい時間はあっという間で優馬
はわずか3歳にして天国へと旅立って しまったあまりにも明けなく行ってしまっ た息子を見つめるようにあずさは空を眺め ながらぽつりとつぶやい た優馬短い間だったけど楽しかった よはまも大粒の涙をこぼしながら空を 見上げて いる私も悲しい気持ちでいっぱいだったし すぐには切り替えられそうにもなかったが 今一はすぐに以前のように明子最優先の 生活に戻り仕事の後に我が家に帰ってくる 回数も減っていっ た心にぽっかりと穴が開き日常の風景が わせたように見える 日々私たちは優馬に許された時間の最後の 最後までそばにいたから悔いはないとは いえ寂しさはなりのようにずっしりと残っ たそんな気持ちを抱えたままひくり カレンダーのように日々は過ぎていき 気づけばもうすぐ優馬の一周期を迎えよう としてい たもうすぐ優馬の一周期だねあずさはお 先行をあげながら優馬の家に語りかけて いるせっかくだから優馬の思い出話で花を 咲かせたいねそれは明暗ね優馬のことを 可愛がってくれた近所の人たちにも声を かけなくっ ちゃ私たちが話していると休日なのに 珍しく家にいた京内が口を挟んできたいつ やるん だそうだなちょうど来月の14日が明日だ から会場が空いていればその日が第一候補 だなそうかそれだけ確認すると今一はさっ とみたを済ませて家から出ていっ た私たちは顔を見合わせて首をかげたが 結局その日京一はその後帰ってこなかっ た次の日 私は1周期の段取りのためあちこちに連絡 を取っていた会場もしっかり抑え必要な ものを一通り注文しあとは親戚や知人に 電話をするだけというところであき子から 電話がかかってきたあ姉ちゃん優馬君の 一周期だけどさ誰も来ないと思うよその日 私の結婚式だからみんなお祝い事の方が いいって えどういうことやだ姉さんたら優馬君がい なくなっちゃったからってボケて日本語も 分からなくなっちゃった の明らかに私を馬鹿にしてくるあき子だ から私優馬君の1周期の日に結婚式あげる の大体なんで日日知ってるのよ私は必死に 冷静さを保ち聞いたそんなの決まってる でしょ今一お兄ちゃんが教えてくれたんだ よ全く悪びれないあき子に私はふつふつと 怒りが湧いてきたなんでそんなことするの
よ嫁だか孫だか知らないけどさ私の お兄ちゃんを取ったバツだよお兄ちゃんは いつも私を甘やかしてくれない としれとあき子は言い切ると一方的に電話 を切っ た私は呆れてしばらく電話を持って 立ち尽くしてい たそこへちょうどはまとあずさがやってき たお母さんすごい顔してるけどどうした のはまの言葉に我に帰った私は電話を戻し ながら秋子のことを伝えていいものなのか 悩んでしまった今日もお父さん 私の顔を覗き込みながらはまが追求してき たその時タイミングよく今一が帰ってきた これは問い詰めなくてはと使命感に駆られ た私はすかさず今一を呼び止めたあなた今 すぐに大事な話があるのなんだよ全く俺の 自由はないの か文句を言う教を無視して私は担当直入 りした優馬の一周期の日あこさんの結婚式 なんだって え嘘 でしょ驚くはまと困惑しているあずさを前 に今一は淡々と答えたそうだな俺にとって は妹の晴れ姿が大事だから奉じはお前1人 で 行けよお父さんそれ本気かよをはないの か怒りに震えるはまとショックのあまりに 泣き出した あずさ父親に向かって随分生生な口だな 大体もう生き返らない子供の話で慰め合う より可愛いあき子をお祝いしたいと思うの は兄として当然だろう今一はとんでもない ことを言い始めたがある考えが浮かんだ私 は必死に感情を押し殺してで2人の会話に 割って入った分かったわあなたが言った 方向で考えてみる わはまとあずさは顎が外れるのではという くらい口を開けて私を凝視してきたが 大丈夫と頷いて見せると察してくれたよう だっ た結婚式当日私たちは会場ホテルにやって きたあの日以降法の話は抜きで行っていた ため結婚式に参列するのは当然自分1人だ と思い込んでいた教一は先に神父側の席に 座ってい た私たちは黒のスーツを着ていたので周り からは少し浮いていたが結婚式のルールを 破っているわけではないので偽善とした 態度でいた あれ私たちが来たことに不思議そうな顔を する 今一実は私たちもあき子さんの晴れ姿が見 たくて招待状はもらいそびれていたからご 両親にお願いしたのなんだよ結局そうなる
だろう言葉とは裏腹に今一は満足そうに ニヤニヤとしているそして結婚式が始まり 真っ白なウエディングドレスに身を包んだ 明子が式場に入ってくるなり私たちを 見つけて驚た顔をしたしかし式を中断する わけにもいかずさらには多くのお客さんが いる手前何か言うこともできず支新婦には 似つかわしくない目でこちらを睨みつけて い た式自体は至って平和に終わり最後の新郎 神父とその家族が出席者の見送る際も 私たちが行っ たに見送っていき最後にいたある人物が アルマとあずさを見て優馬君のご両親です よねと声をかけてきた田中 先生声をかけてきた人物は優馬の主人をし てくれていた人でもちろん今日が優馬の 命日であることも知っていたその説は大変 お世話になりましたあずさと春に合わせて 私も田中に向かってふぶかとお辞儀をする いえいえ優馬君は小さいのに最後まで立派 でしたよ今日でちょうど1年経ちます ね田中は含みのある言い方をしてきたが 言わんとすることはすぐに分かった最後の 出席者がなかなか動かないことに気づいた 新郎の酒太が駆け寄ってきた先輩どうした んですか酒君君田中は困った顔で酒と 私たちの顔を交互に見比べているお2人は お知り合いなんですかはい酒は私の後輩 です田中は頬をかけながらどうしようと 言わんばかりの顔をしている先ほどから 不思議だったのですがあなた方はあき子と どういった関係なんです か神父側に座っていたにも関わらず今日が 初対面だったこととスーツであることに 疑問を抱いていた酒が私たちに尋ねてき たあき子さんは私の夫の妹でこちらが私の 息子のはまと奥さんのあずささん ですなるほどそれで先田中先生とはどの ようにお知り合いになったんですか純粋な 疑問を投げかけてくる 酒実は私 子供がいたんですけど先天性の疾患があり まして田中先生にずっと見ていただいてい たん ですあずさが答えると田中も硬い顔で頷い た優馬うちの子は去年天国へと旅立ちまし たそうだったんです ね今日が優馬君の命日ですよね大切な日が 重しまったのです ね田中の言うことは最もだと私は思い ながらきっぱりと答え た神父が優馬の命日だと知っていながら わざと結婚式のひりをかせてきたん ですそんなあき子はどうしてもこの日が
いいって言い張ってたんだそれってわざと 子供好きって言ってたの に酒井は信じられないといった表情を 浮かべ今一と楽しそうに話していたあき子 に何か伝えたようであき子と今一が酒と共 にこちらへやってき た何よせっかくお兄ちゃんにこの綺麗な姿 を褒めてもらってたのに私たちの間に漂う 不穏な空気に気づくこともなくあき子は酒 に噛みつくように言っ たお前どうしても今日式をあげたいって だったよなそれに子供が好きって言ってな のにお母さんのお孫さんの命日だと分かっ てて式のひりかせたんだっ てあき子は途端に顔が青ざめたが必死に 取り繕うし知らないわよそんなこと たまたまかぶったかそっちが嘘ついてるの よ明らかに挙動不審なあき子に頷く今一 一方で首を振る田中と私たちを見た酒井は 唇を強く噛みしめると大きな声を出した それが人としてやることか何が大切か 分からないのか結婚も考え直させて もらう酒井の宣言にあき子の顔はますます 青ざめ化けの顔が剥れたかのようにわめき 始めた大体なんであんたがここにいるのよ あんたのせいでむちゃくちゃよ寂しく一 周期してたんじゃなかった の私に掴みかかってくるのではという くらいの勢いであき子は詰め寄ってきて さらに 続ける私は幸せな神父なのよ新規臭い あんたたちなんて呼んでもいないのにここ にいる方がおかしい わあき子の大きい声が広い式場に響き渡り それを聞きつけた明子との父かと母の洋子 が慌ててやってき たムツ子さんたちを会場に入れたのは私だ 愚かな娘と息子を詫びる意味で3列もお 願いしたん だお父さんなんでよそんなのあんまりだ わ激しく燃えさかる炎のようにあき子は 叫び 続ける理由が分からないなら私たちはお前 と縁を切るよ もちろん今一もはあ私なんかした何もして ないわよねそうだよそれになんで俺も縁切 られるん だ自分の子供がまるで細胞具のように心が ないことを悟ったらしいかは深いため息を つい たお前たちは前から1人で生きていきた いって言ってたよな全部リセットして 新しい1人の人間として出直し なさい実の父親にミステル宣言をされた教 一とあき子は言い返す気力を失ったようで
地面にがっくりと膝を落とした実は明子が 結婚式を行ったホテルは息子たちが優馬と の旅行で行った思い出のホテルだっ た私は段取りの段階からホテルには伝えて いたしまっにかたちに事情を説明していた かたちの了解と協力もあり明子の結婚式後 知人たちを招いて同じ場所で一周期を行う ことで結婚式一周期どちらの出席も可能に したのだっ た私がかに説明した時は信じてもらえるか 不安だったがかや親戚たちは明子の 振る舞いと今一の情けなさに失望していた らしく心よく協力してくれたその後あき子 は離婚しほなく今一と私との離婚も成立し 今一は家を出ていっ た2人はかとも縁を切ったので職も住む ところも失い慰謝料にまみれ今はどうして いるかわからない優馬だけでなく春と あずさの気持ちを踏みにじったこと私の 暴言や今までの振る舞いを考えたらバチが 当たったのだと素直に 思う私とはまとあずさは嵐が過ぎ去ったか のように笑顔の優馬に見守られながら 穏やかに暮らせるようになったそして悪縁 が断ち切れたことで両院が舞い込んだ お母さん今日お腹に違和感があると病院で 見てもらった暑さと付き添いのはまが満面 の笑を浮かべて帰ってきた実は私たち2人 目の赤ちゃんを授かりまし た両手をあげて喜ぶ私と感慨深い表情で 見つめ合うはまとあずさそしてもうすぐ 優馬に弟ができる予定 だ